JPH0512672U - セラミツク軸体と金属筒体との接合体 - Google Patents
セラミツク軸体と金属筒体との接合体Info
- Publication number
- JPH0512672U JPH0512672U JP5974891U JP5974891U JPH0512672U JP H0512672 U JPH0512672 U JP H0512672U JP 5974891 U JP5974891 U JP 5974891U JP 5974891 U JP5974891 U JP 5974891U JP H0512672 U JPH0512672 U JP H0512672U
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- JP
- Japan
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- ceramic
- ceramic shaft
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- adhesive
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- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 丸棒状のセラミック軸体を金属筒体に内嵌め
し、セラミック軸体と金属筒体との間のクリアランスに
接着剤を介在させて接合するセラミック軸体と金属筒体
との接合構造において、セラミック軸体先端に曲げモー
メントが付加されてもセラミック軸体基端では変形を吸
収しやすいように設定してセラミック軸体基端側の破損
を防止する。 【構成】 丸棒状のセラミック軸体を金属筒体に内嵌め
し、これらセラミック軸体と金属筒体との間のクリアラ
ンスに接着剤を介在させて接合するセラミック軸体と金
属筒体との接合体において、前記クリアランスを直径差
で10μm以上に設定すると共に、前記接着剤の弾性率を
6.0×105kgf/cm2以下に設定したことを特徴とするセラ
ミック軸体と金属筒体との接合体である。
し、セラミック軸体と金属筒体との間のクリアランスに
接着剤を介在させて接合するセラミック軸体と金属筒体
との接合構造において、セラミック軸体先端に曲げモー
メントが付加されてもセラミック軸体基端では変形を吸
収しやすいように設定してセラミック軸体基端側の破損
を防止する。 【構成】 丸棒状のセラミック軸体を金属筒体に内嵌め
し、これらセラミック軸体と金属筒体との間のクリアラ
ンスに接着剤を介在させて接合するセラミック軸体と金
属筒体との接合体において、前記クリアランスを直径差
で10μm以上に設定すると共に、前記接着剤の弾性率を
6.0×105kgf/cm2以下に設定したことを特徴とするセラ
ミック軸体と金属筒体との接合体である。
Description
【0001】
本考案は、丸棒状のセラミック軸体を金属筒体に内嵌めし、セラミック軸体と 金属筒体との間のクリアランスに接着剤を介在させて接合するセラミック軸体と 金属筒体との接合構造で、特に、プランジャポンプのプランジャと金属筒体との 接合部に関するものである。
【0002】
丸棒状のセラミック軸体を金属筒体に内嵌めし、セラミック軸体と金属筒体と の間のクリアランスに接着剤を介在させて接合するセラミック軸体と金属筒体と の接合構造の従来例として、プランジャポンプのプランジャと金属筒体との接合 部がある。その具体的な例として実開昭62-97281号「往復動ポンプ用プランジャ 」公報があり、プランジャポンプのプランジャとしては耐磨耗性に主眼をおきセ ラミック材が用いられている。
【0003】 しかし、プランジャポンプの構造上、駆動部からの駆動力を伝達する部材とし てセラミック材を使用することは脆性材料であるため困難であり、摺動部をセラ ミック材で構成させ駆動力の伝達する部位を金属材で構成させ、セラミックプラ ンジャを金属筒体に接着や焼嵌めなどにより接合していた。
【0004】
しかし、このようなセラミックプランジャを金属筒体に内嵌め接合した構造で あると、セラミックプランジャに稼動時の微振動や組み込み時の軸芯のずれがあ ると、セラミックプランジャ先端に曲げモーメントが付加され、それによりセラ ミックプランジャの基端側のセラミックプランジャと金属筒体との接合部に引っ 張り応力が作用し、接合部でセラミックプランジャが破損にいたることが頻繁に 発生していた。
【0005】
そこで、本考案は、上記の事情に鑑み、セラミック軸体先端に曲げモーメント が付加されてもセラミック軸体基端では変形を吸収しやすいように設定してセラ ミック軸体基端側の破損を防止すべく、セラミック軸体と接合される金属筒体の クリアランスを所定の適正な値に設定すると共に、クリアランスに介在する接着 剤の弾性率を適正な値に設定することにより、外部から負荷される荷重に対し作 用するセラミック軸体と金属筒体との接合部の引っ張り応力を緩和し、稼動時の 破損率を低下させるものである。具体的にはセラミック軸体と接合される金属筒 体とのクリアランスは直径差で10μm以上が好ましく、接着剤の弾性率は 6.0× 105kgf/cm2以下が望ましい。
【0006】
以下、本考案を図面に示す具体的実施例に基づいて詳細に説明する。 図1に示すように、丸棒状のセラミックプランジャ1はAl2O3 純度99%のアル ミナセラミックからなり、ステンレス鋼材などの金属筒体2に内嵌めして接着剤 4で接合してある。また、金属筒体2の基端側の孔3はコネクテイングロッドを 枢着するピン孔である。
【0007】 セラミックプランジャ1と金属筒体2との間のクリアランスについて 弾性率 6.0×105kgf/cm2以下である接着剤4を、セラックプランジャ1と金属 筒体2との間のクリアランスを5μm、10μm、20μm、30μm、40μm、50μ mに設定した接合部位に均一に介在し接合させる。そのセラミックプランジャ1 と金属筒体2の接合体の金属筒体2を固定し、セラミックプランジャ1の先端面 付近の外周面にクロスヘッドスピード0.5mm/secで一定静荷重を負荷し、セラミッ クプランジャ1がセラミックプランジャ1と金属筒体2との接合部位に折損にい たる荷重をオートグラフにて測定した。いずれの実験ともサンプル数は5本とし 、その平均値をもって各設定値条件下で折損荷重値とした。なお、ここでいうク リアランスはセラミックプランジャ1の外径と金属筒体2の内径との差をいう。
【0008】 実験結果は表1に示すとおりであった。
【0009】
【表1】
【0010】 この結果からセラミックプランジャ1と金属筒体2との間のクリアランスと折 損荷重との関係は、クリアランスが5μmで92.5kgf、10μmで127.8kgf、20μm で135.2kgf、30μmで138.6kgf、40μmで135.4kgf、50μmで137.3kgf、60μm で138.1kgfとなっており、クリアランスが10μm以上では若干の差はあるものの ほぼ同じ折損荷重を示し、クリアランスが10μm以下で折損荷重が小さいことを 示している。したがって、クリアランスを10μm以上に設定することにより、大 きな折損強度の向上を図ることが可能となる。ただし、クリアランスは100μm 以下が望ましく、これ以上になると寸法精度が悪く、接着強度が低下する。
【0011】 接着剤4の弾性率について セラミックプランジャ1と金属筒体2との間のクリアランスを10μmに設定し 、弾性率の異なる5種のエポキシ系接着剤にて前記同様の実験を行った。 実験は表2に示すとおりであった。
【0012】
【表2】
【0013】 接着剤4の弾性率が6.0×108kgf/cm2で折損荷重が128.1kgf、6.0×105kgf/cm2 で165.9kgf、 3.0×105kgf/cm2で175.5kgf、6.0×104kgf/cm2で180.2kgf、3.0× 104kgf/cm2で178.8kgfであり、6.0×105kgf/cm2以下の弾性率を有する接着剤4 を介在させることにより、大きな折損強度の向上を図ることが可能になる。これ は6.0×105kgf/cm2以下の弾性率を有する変形しやすい接着剤4により変形を吸 収させ引っ張り応力を緩和し破損率を低下させるためである。
【0014】 また、上記実施例では、セラミックプランジャ1としてアルミナセラミックか らなるものを示したが、この他にジルコニア、炭化珪素、窒化珪素などさまざま なセラミックを用いることができる。
【0015】
本考案は、セラミック軸体と金属筒体との間のクリアランスを適正に設定し、 さらに、クリアランスに介在する接着剤の弾性率を適当な値に設定することによ り、従来のセラミック軸体と金属筒体との接合体の折損強度を向上させ、稼動に よる折損確率を低減させることが可能となった。また、本考案ではセラミック軸 体と金属筒体との間のクリアランス設定と介在する接着剤の弾性率設定は各々単 独で適用してもその効果は期待でき、同時に適用すればその効果は相乗的に反映 される。
【図1】本考案を示す具体的実施例でプランジャポンプ
の要部の縦断面図である。
の要部の縦断面図である。
1…セラミックプランジャ (セラミック軸体の例) 2…金属筒体 4…接着剤
Claims (1)
- 【請求項1】 丸棒状のセラミック軸体を金属筒体に内
嵌めし、これらセラミック軸体と金属筒体との間のクリ
アランスに接着剤を介在させて接合するセラミック軸体
と金属筒体との接合体において、前記クリアランスを直
径差で10μm以上に設定すると共に、前記接着剤の弾性
率を 6.0×105kgf/cm2以下に設定したことを特徴とする
セラミック軸体と金属筒体との接合体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991059748U JP2583445Y2 (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | セラミック軸体と金属筒体との接合体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991059748U JP2583445Y2 (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | セラミック軸体と金属筒体との接合体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0512672U true JPH0512672U (ja) | 1993-02-19 |
| JP2583445Y2 JP2583445Y2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=13122172
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991059748U Expired - Lifetime JP2583445Y2 (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | セラミック軸体と金属筒体との接合体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2583445Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020016579A (ja) * | 2018-07-26 | 2020-01-30 | 京セラ株式会社 | プランジャ、ポンプ、および液体分析装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5842149A (ja) * | 1981-09-04 | 1983-03-11 | Jeol Ltd | セシウムイオン源 |
| JPS63103873A (ja) * | 1986-10-20 | 1988-05-09 | 日産自動車株式会社 | セラミツクスと金属との接合構造 |
-
1991
- 1991-07-30 JP JP1991059748U patent/JP2583445Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5842149A (ja) * | 1981-09-04 | 1983-03-11 | Jeol Ltd | セシウムイオン源 |
| JPS63103873A (ja) * | 1986-10-20 | 1988-05-09 | 日産自動車株式会社 | セラミツクスと金属との接合構造 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020016579A (ja) * | 2018-07-26 | 2020-01-30 | 京セラ株式会社 | プランジャ、ポンプ、および液体分析装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2583445Y2 (ja) | 1998-10-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |