JPH0512946B2 - - Google Patents

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JPH0512946B2
JPH0512946B2 JP61248214A JP24821486A JPH0512946B2 JP H0512946 B2 JPH0512946 B2 JP H0512946B2 JP 61248214 A JP61248214 A JP 61248214A JP 24821486 A JP24821486 A JP 24821486A JP H0512946 B2 JPH0512946 B2 JP H0512946B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、血液の連続的高張塩処理装置、詳し
くは、担癌個体の血液を連続的に高張塩処理して
当該担癌個体と同種の癌細胞に対して選択的に顕
著な抗癌作用を発現する血漿に変成させることが
できる新装置に関するものであつて、癌患者に対
する治療装置として、また抗癌血漿(又は血清)
の製造装置として利用できるものである。
〔従来技術、および解決すべき技術的課題〕
担癌状態にある個体の血漿(血清)をブドウ球
菌カワン株(Staphylococcus aureus Cowans
I)やその菌体膜成分であるプロテインA
(protein A)に潅流した後、再びその個体に戻
すと、その発現において速やかに、当該腫瘍に対
して選択的にきわめて特異な抗腫瘍作用(腫瘍壊
死)が惹起される事実については、既にBansal.
S.C,Terman D.S,RayP.K,Holohan T.V,
などの研究者諸氏による綿密な研究があり、詳細
に報告されている。
そこで、上記研究報告における腫瘍壊死現象の
原因および血漿潅流の作用機序について検討する
に、腫瘍壊死の発現に要求されるプロテインAの
量が少な過ぎることや、受身注入が有効である事
実などから見て、Bansal氏が最初に考えたよう
な免疫抑制物質などの除去にその作用機序がある
とは言い難く、 また、共有結合など被結合物質の漏出に対し否
定的な方法でプロテインAを固定化したカラムを
使用した場合にも腫瘍壊死が生じたことから、前
記Terman氏が主張するような菌物質の漏出が必
須の要件であるとも言い難く、 結局、前記Holohan氏の研究成果からみて、腫
瘍壊死の発現には担癌状態にある個体の血漿(血
清)が必要であり、この担癌個体血漿とブドウ球
菌ないしプロテインAとの間で行われる反応の結
果が重要な要因を為していると考えるべきであろ
う。もつとも、このHolohan氏らの理論と雖も、
現在のところ蓋然判断の域を出ず、腫瘍壊死発現
の真の作用機序の解明は今後の研究に待つところ
が多い。
ところで、癌治療の実際においては、免疫抑制
物質の除去や何等かの抗癌作用を期待して、しば
しば癌患者の血漿交換などが試みられるが、上記
ブドウ球菌製剤を用いての血漿潅流において観察
される如き劇的な腫瘍壊死の報告は殆ど聞かれ
ず、却つて、急速に発現する腫瘍に対する選択的
な強い壊死作用の現象の認知そのものが疑問視さ
れている状況であり、 しかも、作用機序の解明がなされていないため
に、闇雲にブドウ球菌物質の直接投与が行われた
りして、患者を極めて危険な状況に曝す結果をも
招いており、そのまま放置することは人道的にも
問題である。
このような情況であるから、前述の強い抗腫瘍
作用の機序を解明し、安全な癌制圧の手法・シス
テムを確立することは、人類共通の悲願ともいう
べき差し迫つた課題なのである。
そこで、本発明者は、担癌個体の血漿と抗腫瘍
作用との相関関係、並びに血清が腫瘍壊死を発現
する場合における作用機序について試行錯誤を繰
り返しつつ理論的・実験的研究を行つた結果、 担癌個体血漿に特異的に存在する物質として担
癌状態にあることによつて生じる免疫複合体の変
性・解離が原因し、かつ、 その作用物質として腫瘍関連抗体(抗腫瘍抗
体)が存するとの強い確信を抱くに至つたのであ
る。
しかして、免疫複合体解離の方法については、
従来、様々な提案が為されてきてはいるが、本発
明者は高張塩(例えば:0.5モルの塩化カリウム、
ないし1.5モルの塩化ナトリウム)で担癌個体血
漿を処理することが免疫複合体を変性少なく解離
できることの新知見を得たところから、 この知見を基にして、更に試験を進めた結果、
前記高張塩で約30分間室温(21℃)〜37℃で処理
した担癌個体の自己血漿、ないしは同種の腫瘍を
有する個体の同種血漿を点滴静脈内注射すると、
ブドウ球菌やプロテインAなどの生物製剤を用い
た場合と極めて近似した急性の腫瘍壊死が齎らさ
れる事実を発見した。
云うまでもなく、上記高張塩処理に用いられる
塩は極く生理的な物質であり、安全性は前述した
従来周知の生物製剤を用いる場合とは格段に秀
れ、全然比較にならない。しかし、採択される塩
濃度は極めて非生理的であり生体に投与する前に
は脱塩または希釈の操作を要する。また、一般論
として生体の血漿(血清)量には限りがあるのみ
ならず、担癌状態にある自己または同種の腫瘍を
有する個体の血漿(血清)は実に貴重であるため
に、これを個体に無理な負担を与えることなく効
率的に処理する技術が要求される。
本発明は、上記したように卓抜の抗腫瘍作用を
発現し得る血漿(血清)の高張塩処理を、安全か
つ連続的に効率良く行なえる新装置を提供するこ
とを目的とするものである。
〔課題解決のために採用した技術的手段〕
本発明者は、次のA〜Eに掲げる技術手段をシ
ステマテイツクに巧みに連関させることによつて
「血液の連続的高張塩処理装置」を完成し、上記
技術的課題の解決に成功したのである。
即ち、本発明は、 A 担癌個体より採取され、導管を通じて流送さ
れてきる血液に抗凝固剤を添加する抗凝固剤添
加器; B 抗凝固剤が添加され、所定の液圧で送り込ま
れる血液から血漿を分離抽出する血漿分離器; C この分離器により分離抽出された血漿に高張
塩を混入することによつて、所定の塩濃度に調
整する加塩器; D この高張塩が混入された血漿を緩慢に流動さ
せることにより当該血漿と高張塩とを接触反応
せしめるデイレイ(delay)反応器; E このデイレイ反応手段を経て流出される血漿
塩濃度を等張程度に低下させて回収管へ流送せ
しめる塩濃度低減器; といつた技術手段を包含する血液の連続的高張塩
抗癌処理装置を要旨とするものである。
そこで、本発明を構成する上記技術手段につい
て注釈を加えておきたい。
まず、上記技術手段Aにおいて、「担癌個体」
とは、癌患者、又は自然に癌が発症し若しくは癌
細胞の移植ないし発癌物質の投与によつて癌を発
症させた動物を意味する。この担癌個体から採取
された血液に抗凝固剤を混入せしめる「添加器」
としては、従来輸血法に汎用される周知の器具を
適宜採択する。また「抗凝固剤」としては、凝固
因子のカルシユウムイオンを除去するクエン酸ナ
トリウム、トロンビンと拮抗するヘパリン、プロ
トロンビンを減少させるクマリン誘導体及びイン
ダンジオン誘導体などを使用するものとする。
次に、血漿分離器としては、赤血球、白血球、
血小板などの有形成分を通過させず、しかも分子
量数百万単位の蛋白質(最も重要な『免疫複合
体』)を有効に通過させ得る分離機能が秀要であ
り、かつ、患者にオンライン的に返戻する構成を
採る場合には、体力的に衰弱状態にある患者の負
担を軽減する必要上、血液側の容量および血漿側
の容量を可及的に少量(好ましくは、30ml以下)
に止どめる必要がある。しかして、0.2μ程度の通
孔を有するホロー・フアイバー・ダイアライザー
の如き限外濾過器は、本発明の血漿分離器として
適当と云えよう。
次に、加塩器としては、従来周知の点下器に高
張塩液を充填したもの、ポンプ等の圧送手段を備
えた強制塩溶液注入装置、あるいはアルブミンを
濾過しない膜型血液透析器を利用することができ
る。そして、高張塩液点下器や注入器を用いる場
合には、これを血漿導管に連通接続させて血漿分
離器で分離抽出された血漿の塩濃度を高張液状態
にまで高める(塩化ナトリウムを使用するときの
血漿塩濃度は0.75〜2.0mol、塩化カリウムを使用
するときの血漿塩濃度は0.25〜1.0mol)。また、
加塩器3としてアルブミンを透過しない膜型血液
透析器を採択する場合には、透析液として高張塩
液を使用し、血漿分離器2より分離抽出されてく
る血漿を前記血液透析器に濾通させることにより
当該塩濃度を前記のように調整するものとする。
次にまた、デイレイ反応器としては、直径0.3
〜1.0cmのプラスチイツクチユーブをコイル状な
いしジグザグ状に迂曲させて構成した迂曲管路を
使用したり、あるいはアルブミンを透過しない周
知の模型血液透析器を流用したりすることができ
るけれども、何れのタイプのデイレイ反応器を使
用する場合においても、その内空容積は10〜100
mlあることが理想的である。何んとなれば、室温
(21℃)ないし37℃の場合、血漿成分と高張塩と
の接触反応時間としては少なくとも30分確保され
ることが必要であるためである。なお、このデイ
レイ反応器は、用に臨んで処理血漿の流速を変更
できるよう交換可能に配設しておくのが便利であ
り、その意味でカートリツジ式に構成したデイレ
イ反応器をアタツチメントとして種々準備してお
くのが好ましい。
次に、塩濃度低減器としては、アルブミンを透
過しない模型血液透析器を使用したり、あるいは
希釈液注入器を用いたりすることができる。前者
の透析器を採択する場合には、0〜5%ブドウ糖
液、0〜1%食塩水の如き低張液、あるいは周知
の血液透析液などを用いることにより浸透圧によ
つて脱塩することができる。また、後者の希釈液
注入器を採択する場合には、希釈液として0〜5
%ブドウ糖液、0〜1%食塩水、あるいは蒸留水
を用い、これを高張塩処理された血漿が等張濃度
となる程度に混入せしめるものとする。
なお、本発明を癌治療装置として利用するに際
しては、液粘度の調節のための希釈又は増粘剤の
添加、ないしは昇圧剤・抗生物質などの治療薬剤
添加のために輸液添加器を注入管に介設したり、
上記抗凝固剤の効力を解消するための中和剤を添
加する中和剤添加器を敷設することは自由であ
る。
本発明の構成する基本的手段は以上のとおりで
ある。しかし、本発明を装置として実際に作製す
るにあたつては、血液を所要の速度で圧送する血
液ポンプや定圧器を介在したり、塩濃度センサー
によるセルフコントロール機構を付加したり、あ
るいは塩濃度を低減せしめた上記処理血漿を蓄え
るための貯留パツクを介装したり、更には血漿分
離器にて血漿分が分離された残余の赤血球、白血
球、血小板などの有形成分を回収管に流送し、塩
濃度低減器ないし貯留器より流送される高張塩処
理血漿と合流させて注射器に供給する機構を付加
したりすることは、本発明が当然に予定してい
る。
以上の説明から明らかになつたように、本発明
装置は癌患者の血管に接続させれば癌の治療装置
となり、 また塩濃度低減器から供給される処理血漿を収
集すれば抗腫瘍血漿の製造装置となる。むろん、
本発明装置を抗腫瘍血漿製造装置として利用する
場合の担癌個体は、人間以外の生物が対象となる
ことは云うまでもない。
なお念のため、上記した血漿分離器、加塩器、
およびデイレイ反応器とつて好ましい性能項目を
整理して列挙すると、次のとおりである。
(a) 血漿分離器: 分子量数百万単位の蛋白は自由に漏出させ
るが、赤血球・白血球・血小板は透過させな
いこと。
25〜200ml/hの血漿流量が得られ、かつ、
可及的に死腔が小さいこと。
(b) 加塩器: ホロー・フアイバー・ダイアライザーを採
択する場合には、アルブミンを透過させない
こと。
点下器、注入器、およびダイアライザーの
何れの方式を採択する場合にも、血漿を25〜
200ミリ・リツトル/時の流速で送るとすれ
ば、血漿の塩濃度を塩化ナトリウム処理にあ
つては、0.75〜2.0mol、また、塩化カリウム
処理にあつては、0.25〜1.0molに調整できる
こと。
(c) デイレイ反応器 内空容積が10〜150mlあること。
〔実施例〕
以下、本発明を添附図面に示す実施例に基い
て、更に具体的に説明する。
第1図に開示される装置は、全体として担癌個
体に対し体外循環回路を形成するものとして表わ
してある。
同図面上、符号1で示されるものは、イルリガ
ートル形式の抗凝固剤添加器であり、採血器I1
より担癌個体から連続採取され導管Sを通じて送
られて血液に抗凝固剤を添加する機能を有する。
なお、この添加器1はポンプによる強制圧送手段
を備えた注入器を用いることも当然可能である。
添加器1によつて抗凝固剤が添加混入された血液
は、圧力計付ローラポンプP1により圧送されて、
血漿分離器2に送り込まれる。
符号2で指示されるものは、血漿分離器であ
る。本実施例装置が採択している血漿分離器2
は、最大孔径0.5μ、平均孔径0.3μのポリメチメタ
クリレート系で作製されたホロー・フアイバーを
多数内装した膜型血漿分離器(東レ株式会社製の
製品名:「PLASMAX=プラスマツクスPS−
02」)であり、赤血球・白血球・血小板などの有
形成分はそのまま注入管Tに誘導されて注射器I2
により、後述の高張塩処理血漿と共に担癌個体
(患者)に注入回帰される。
符号3で指示されるものは、点下器タイプの加
塩器であり、塩化ナトリウムまたは塩化カリウム
溶液を直接添加するものである。この塩溶液点下
器は、1.5〜3.0mol乃至それ以上の濃度の塩化ナ
トリウム溶液、あるいは0.50〜1.25mol乃至それ
以上の濃度の塩化カリウム溶液を直接血漿に添加
混和し、 血漿の塩濃度は塩化ナトリウムについては0.75
〜2.0mol、 塩化カリウムについては、0.25〜1molに調整
する。こうして高張塩と平衡調整され、ないしは
高張塩溶液に調整された血漿は、血漿ポンプP2
に圧送されてデイレイ反応器に導かれる。
符号4で指示されるものは、内径0.6cmのプラ
スチツクチユーブをコイル状に迂曲させて内空容
積60mlに設計して構成した迂曲管路タイプのデイ
レイ反応器であつて、21〜37℃の温度を保持でき
るように恒温機構を内蔵している。しかして、高
張塩と接触された血漿は、当該管路内を約30分か
けれ通り抜け、その際に抗腫瘍抗体を生成するこ
とになるのである。かくして、抗腫瘍抗体を生成
した高張塩処理血清は、塩濃度低減器5に送り込
まれることになる。
符号5で指示されるものは塩濃度低減器であ
り、具体的には区画分子量55000でアルブミン
(分子量60000)を逃すことのないポリアクリロニ
トリル・ホロー・フアイバーを多数内装せるダイ
アライザー(旭メデイカル株式会社製の商品名:
「AHFUN」)を採択している。この塩濃度低減
器5においては0〜1%食塩水や、0〜5%ブド
ウ糖溶液などを透析液として使用し上記高張塩処
理血漿を等張液程度に低減せしめる。
こうして塩濃度が低減された上記血漿は、定圧
器7を介してパツク形式の貯留器6に送り込まれ
蓄えられ、さらに注入管Tに誘導されて注射器I2
により、前述の赤血球・白血球・血小板などの有
形成分と共に担癌個体(患者)に注射されること
になる。
なお、図中の符号8で指示されるものは、補充
輸液添加器8であつて、血漿分離器2から 別に
給送される血球成分の濃度が上昇して濃度が高く
なり過ぎた場合にアルブミン含有液または等・電
解質溶液の如き粘度調整液を添加したり、あるい
は昇圧剤・抗生物質・抗癌剤の投与など個体(患
者)の容態の管理維持や抗癌作用の増幅に必要と
される場合に適時所要の液剤を補充添加するもの
である。また、符号9で指示されるものは中和剤
添加器9であり、上記添加器1において添加され
た抗凝固剤の効力を解消するために、先に使用し
た抗凝固剤に対応する拮抗剤ないし中和剤を添加
するものである。
本実施例装置は概ね上記のように構成される
が、本発明は前述の実施例に限定されるものでは
決してなく「特許請求の範囲」の記載内において
種々の変形が可能であることは云うまでもなく、 例えば本発明における血漿分離器2、加塩器
3、デイレイ反応器4、塩濃度低減器5を実施例
に示す以外の他の均等手段・慣用手段に置換する
程度のことは本発明の技術的範囲に属することは
論を俟たない。
〔発明の効果〕
以上実施例をもつて説明したとおり、本発明装
置によれば、担癌個体の血液を連続的に高張塩処
理できるので、当該担癌個体と同種の癌細胞に対
して選択的に顕著な抗癌作用を発現する血漿を容
易に得ることができ、癌の治療装置として画期的
な効力を発揮すると共に、癌の免疫療法を大いに
前進させることができる。
このように本発明は、人類の悲願ともいうべき
癌制圧を大きく前進させるものであり、その有用
性は国際的な注目にも値する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明装置を系統的に表わしたシス
テム説明図である。 1……抗凝固剤添加器、2……血漿分離器、3
……加塩器、4……デイレイ反応器、5……塩濃
度低減器、6……貯留器、G……導管、7……定
圧器、8……補充輸液添加器、9……中和剤添加
器、I1……採血器、I2……注射器、R……回収
管、T……注入管。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 担癌個体より採取され、導管Gを通じて流送
    されてくる血液に抗凝固剤を添加する添加器1
    と;抗凝固剤が添加され、所定の液圧で送り込ま
    れる血液から血漿を分離抽出する血漿分離器2
    と;この分離器2により分離抽出された血漿に高
    張塩を混入することによつて、所定の塩濃度に調
    整する加塩器3と;この高張塩が混入された血漿
    を緩慢に流動させることにより当該血漿と高張塩
    とを接触反応せしめるデイレイ反応器4と;この
    デイレイ反応器4から流出される血漿塩濃度を等
    張程度に低下させて回収管Rへ流送せしめる塩濃
    度低減器5とを包含することを特徴とした血液の
    連続的高張塩処理装置。 2 血漿分離器2として、ポアサイズ0.2μm程度
    のホロー・フアイバー・ダイアライザーを使用す
    る請求項1記載の、血液の連続的高張塩処理装
    置。 3 加塩器3として点下器を使用し、この点下器
    によつて血漿分離器2より分離抽出されてくる血
    漿に高張塩液を混入して、当該血漿塩濃度を0.3
    〜2.0mol/に調整する請求項1又は2記載の、
    血液の連続的高張塩処理装置。 4 加塩器3としてアルブミンを透過しない膜型
    血液透析器を採択する一方、透析液として高張塩
    液を使用し、血漿分離器2より分離抽出されてく
    る血漿を前記血液透析器に濾通させることにより
    当該塩濃度を0.3〜2.0mol/に調整する請求項
    1又は2記載の、血液の連続的高張塩処理装置。 5 デイレイ反応器4として、直径0.3〜1.0cmの
    プラスチツクチユーブをコイル状に迂曲させて構
    成した迂曲管路を使用する請求項1〜4の何れか
    一つに記載の、血液の連続的高張塩処理装置。 6 塩濃度低減器5としてアルブミンを透過しな
    い膜型血液透析器を採択する一方、透析液として
    低張液を使用し、反応器4より流送されてくる血
    漿を等張濃度に低減せしめる請求項1〜5の何れ
    か一つに記載の、血液の連続的高張塩処理装置。 7 塩濃度低減器5として注入器を使用し、反応
    器4より流送されてくる血漿に0.5〜5%ブドウ
    糖液、0〜1%食塩水、蒸留水、その他の注射用
    溶液を添加することによつて当該血漿の塩濃度を
    生体に投与可能な程度に低減せしめる請求項1〜
    5の何れか一つに記載の、血液の連続的高張塩処
    理装置。 8 塩濃度低減器5を経由して塩濃度が等張程度
    に低減された高張塩処理血漿を貯留器6に貯留す
    る請求項1〜7の何れか一つに記載の、血液の連
    続的高張塩処理装置。 9 貯留器6より流送される高張塩処理血漿にア
    ルブミン含有液または糖・電解質溶液の如き調整
    液、ないしは抗生物質・昇圧剤などの治療薬剤を
    添加する補充輸血液添加器8を備える請求項1〜
    8の何れか一つに記載の、血液の連続的高張塩処
    理装置。 10 血漿分離器2において血漿分が分離された
    残余の赤血球、白血球、血小板などの有形成分を
    回収管Rに流送し、塩濃度低減器5ないし貯留器
    6より、又はこれら5若しくは6との間に介在さ
    れた補充輸液添加器8より流送される高張塩処理
    血漿と合流させ中和剤添加器9にて抗凝固剤の効
    力を解消する中和剤を添加して注射器I2に供給す
    る機構を備える請求項1〜9の何れか一つに記載
    の、血液の連続的高張塩処理装置。
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