JPH0513636B2 - - Google Patents
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- JPH0513636B2 JPH0513636B2 JP60053188A JP5318885A JPH0513636B2 JP H0513636 B2 JPH0513636 B2 JP H0513636B2 JP 60053188 A JP60053188 A JP 60053188A JP 5318885 A JP5318885 A JP 5318885A JP H0513636 B2 JPH0513636 B2 JP H0513636B2
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- Japan
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- general formula
- optically active
- hydrocarbon group
- same
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、一般式
(式中、Xはハロゲン基、RはC1〜C8の脂肪族
炭化水素基、R′は芳香族炭化水素基又はC1〜C2
の脂肪族炭化水素基を表わす) で表わされるエステル1〜を不斉的に加水分解し
て、一般式 (式中、X、R′は前記と同じ) で表わされる光学活性なアルコール2〜*を生成さ
せる立体選択的エステラーゼ活性を有する微生物
由来の酵素又は動物臓器由来の酵素を作用させる
ことにより、ラセミ体1〜から加水分解物であるア
ルコール2〜*と未反応物である一般式 (式中、X、R、R′は前記と同じ) で表わされるエステル1〜*を生成させ、それぞれ
を採取することを特徴とする光学分割による光学
活性グリセロール誘導体の製造方法に関する。 これら光学活性グリセロール誘導体は、(R)体、
(S)−β−ブロツカー、光学活性な血小板活性化因
子阻害剤等に容易に誘導できるきわめて汎用性の
高い化合物である。 〔従来の技術と問題点〕 これら光学活性なグリセロール誘導体は、D−
マンニトールを出発原料として合成できることが
知られている〔ジエー・ジエー・バルドインら、
ジヤーナル・オルガニツク・ケミストリー、(J.
J.Baldwin et al.、J.Org.Chem.、)43、4876
(1978)〕。 しかし、この方法は工程が長く、また四酢酸鉛
のような重金属を用いなければならないことから
工業的規模の生産には適していなかつた。 従つて、これら光学活性体の簡便な製造方法の
確立が強く望まれていた。 〔問題点を解決するための手段及び作用効果〕 本発明者らは、 で表わされるアルコール体2〜の2位水酸基をエス
テル化し、このエステル体1〜に立体選択的エステ
ラーゼ活性を有する酵素を作用させて、不斉加水
分解を行つて、光学活性体を取得すべく検討を行
つてきた。その結果、アスペルギルス
(Aspergillus)属、ムコール(Mucor)属又はリ
ゾプス(Rhizopus)属に属する微生物由来の酵
素或いは動物臓器由来の酵素がエステル1〜を不斉
的に加水分解し、 一般式 で表わされる未反応のエステル(R)−1〜と、一般式 で表わされるアルコール体(S)−2〜を生成する能力
を有することが判明した。 又、光学活性エステル1〜*は必要に応じて酸性
条件下で加水分解反応を行えば同じ光学活性を有
するアルコール2〜*に誘導できる。 生成した1〜*と2〜*の分離は、シリカゲルカラム
クロマトグラフイー等の操作を行うことにより容
易に分離でき、夫々の光学活性体を採取すること
ができる。以下本発明を詳細に説明する。 本発明の基質として用いられる、一般式 で表わされるエステル1〜の置換基X、R、R′の
組み合せは次の様なものが挙げられる。 Xは例えば、塩素又は臭素等のハロゲン基が挙
げられる。Rは例えばC1〜C8の脂肪族炭化水素
基が挙げられるが、水解速度の観点からC1〜C8
の脂肪族炭化水素基が望ましい。又、脂肪族炭化
水素基の一部がハロゲン基又は水酸基に置換され
ていても差しつかえない。又、R′は例えばトリ
ル、フエニル、ナフタレン等の芳香族炭化水素基
又は例えばメタン、エタン等の脂肪族炭化水素基
が挙げられる。又一部ハロゲン基又は水酸基の置
換基が導入されていても差しつかえない。 原料の1〜は次の様にして得られる。 例えば、等モル量のスルホン酸とエピクロルヒ
ドリンを塩化メチレン、酢酸エチル等の一般有機
溶媒存在下、或いは冷却しながら無溶媒下で反応
させるとほぼ定量的にアルコール体2〜が得られ
る。この得られた2〜の2位の水酸基を、例えばピ
リジン又はトリエチルアミン等の塩基性化合物の
存在下、塩化メチレン又は酢酸エチル等の不活性
溶媒中で、冷却下、酸クロライド物又は酸無水物
と反応させるとエステル1〜が生成し、その後、水
洗、濃縮操作を行うことにより原料である1〜がほ
ぼ定量的に得られる。 ラセミ体1〜を不斉的に加水分解して(R)−1〜及び
(S)−2〜を生成させる立体選択的なエステラーゼを
有する酵素としては、微生物由来の酵素としてア
スペルギルス(Aspergillus)属、ムコール
(Mucor)属、リゾプス(Rhizopus)属に属する
酵素が挙げられる。更に詳しくは、アスペルギル
ス・ニガー・(Aspergillus niger)、リゾプス・
デレマー(Rhizopus delemar)或いはリゾプ
ス・ジヤーポニクス(Rhizopus japonicus)等
が挙げられる。一方、動物臓器由来の酵素として
は牛、豚等の膵臓や肝臓が挙げられる。これら酵
素の市販品としては、夫々リパーゼAP6、リパー
ゼM−AP−10、リパーゼD、リパーゼF−
AP15、膵臓性消化酵素TA(天野製薬(株)製)、サ
イケン100(長瀬産業(株)製)、及びステアプシン
(和光純薬工業(株)製)等があり、利用できる。不
斉加水分解反応は、基質のラセミ体1〜を2〜80%
(w/v)の範囲で反応液にけん濁し、酵素を適
量、例えば、酵素と基質の重量比1:1ないし
1:1000の割合で加え、温度10〜40℃、好ましく
は25〜35℃の範囲で反応を行い、例えば、高速液
体クロマトグラフイー(HPLC)によつて分析を
行い残基質1〜と生成物2〜の量を測定し、反応液中
の1〜*と2〜*のモル比が50%ずつになつた時点で反
応を止めれば良い。 又、加水分解を行う際のpH範囲は4〜8.5であ
れば良いが、加水分解反応が進むに従い、反応液
中のpHが酸性側に傾くので、中和剤例えば
NaOH溶液でPHを6〜7.5に保持するのが望まし
い。更に、上記の不斉水解反応を例えば酵素を固
定化することにより繰り返し行うこともできる。
不斉加水分解反応をした後、反応液中の1〜*と2〜*
を分離する方法としては、例えば塩化メチレン、
酢酸エチル等の有機溶媒で1〜*及び2〜*の両方を抽
出し、濃縮した後シリカゲルカラムクロマトグラ
フイー操作を行えば容易に1〜*及び2〜*を分離する
ことができる。 分離して得られた光学活性エステル1〜*はその
まま濃縮すれば高光学純度のエステル体で得られ
るが、酸性条件下でで加水分解反応を行えば同じ
光学活性を有するアルコール2〜*が得られる。或
いは例えば(l)−カルニチンに誘導する場合等、エ
ステル1〜*をそのままシアノ化し、後の工程でア
シル基をはずす方法をとることもできる。 〔実施例〕 以下実施例により、本発明を具体的に説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。 基質の製造例 1 (R,S)−3−クロロ−2−アセトキシ−1
−p−トルエンスルニルオキシプロパン1a〜1 の製造 p−トルエンスルホン酸・一水塩(TsOH・
H2O)95gを塩化メチレン500mlに溶解し、エピ
クロルヒドリン50gを30分かけて徐々に滴下し、
更に、室温下、6時間反応を行つた。反応液を減
圧濃縮して(R,S)−3−クロロ−1−p−ト
ルエンスルホニルオキシ−2−プロパノール2a〜 128gを得た。 11HNMR(90MHz)及び元素分析測定値は次の通
じであつた。 11HNMR(CDCl3)δ(ppm):2.44(3H,s,
CH3−Ar)、2.98(1H,broad,OH)、3.50−4.32
(5H,m,−CH 2CH(OH)CH 2−)、7.30、
7.75(4H,2d,J=8.7Hz,Ar−H)。 元素分析 組成式 C10H13ClO4S 計算値:C 45.37 ; H 4.95 測定値:C 45.39 ; H 4.89 2a〜128g及びトリエチルアミン60gを塩化メチ
レン500mlに溶解する。この溶液中に、氷冷下、
アセチルクロライド44gを30分かけて滴下させ、
更に室温下、3時間反応を行つた。HPLC分析に
より、アセチル化したのを確認した後、等量の水
で水洗を2回繰り返し、減圧濃縮すると、シロツ
プ状の(R,S)−3−クロロ−2−アセトキシ
−1−p−トルエンスルホニルオキシプロパン
1a〜1が131gの収量で得られた。 更に、一部をとり酢酸エチル−ヘキサン(1:
1)の系で再結晶を行い、無色の結晶物を得た。
融点41.5〜42.0℃。 11HNMR(90MHz)及び元素分析測定値は次の
通りであつた。 1HNMR(CDCl3)δ(ppm):2.01(3H,s,
CH3CO−)、2.45(3H,s,CH3−Ar)、3.61
(2H,d,J=6.0Hz,−CH2)、4.20(2H,d,J
=5.4Hz,−CH2−)、4.93−5.26(1H,m,−CH
−)、7.33−7.75(4H,2d,J=9.0Hz,Ar−H)。 元素分析 組成式 C12H15ClO5S 計算値:C 46.98;H 4.93 測定値:C 46.78;H 4.81 尚、不斉加水分解反応の基質として、シロツプ
状の1a〜1(純度95%)を用いて行つた。 基質の製造例 2 以下、同様のエステル化反応を行い、下記に示
す基質1a〜2を調製した。 構造式 形状 シロツプ 11HNMR(90MHz,CDCl3)δ(ppm):0.93
(3H,t,J=6.3Hz,CH 3CH2CH2−)、1.45−
1.78(2H,m,CH3,CH2,CH2−)、2.26(2H,
t,J=7.3Hz,CH3,CH2CH 2−)、2.43(3H,
s,CH3−Ar)、3.58(2H,d,J=5.7Hz,−
CH2−)、4.17(2H,d,J=3.9Hz,−CH2−)、
4.92−5.20(1H,m,−CH−)、7.31,7.74(4H,,
2d,J=8.7Hz,Ar−H)。 元素分析 組成式 C14H19ClO5S 計算値:C 50.22;H 5.72 測定値:C 50.31;H 5.88 基質の製造例 3 (R,S)−3−クロロ−2−ブタノイルオキ
シ−1−メタンスルホニルオキシプロパン1b〜 の製造 メタンスルホン酸48g及び塩化メチレン200ml
が入つた溶液中に、エピクロルヒドリン50gを30
分かけて滴下る。更に40℃で3時間反応させ減圧
濃縮して、(R,S)−3−クロロ−1−メタンス
ルホニルオキシ−2−プロパノール2〜b
炭化水素基、R′は芳香族炭化水素基又はC1〜C2
の脂肪族炭化水素基を表わす) で表わされるエステル1〜を不斉的に加水分解し
て、一般式 (式中、X、R′は前記と同じ) で表わされる光学活性なアルコール2〜*を生成さ
せる立体選択的エステラーゼ活性を有する微生物
由来の酵素又は動物臓器由来の酵素を作用させる
ことにより、ラセミ体1〜から加水分解物であるア
ルコール2〜*と未反応物である一般式 (式中、X、R、R′は前記と同じ) で表わされるエステル1〜*を生成させ、それぞれ
を採取することを特徴とする光学分割による光学
活性グリセロール誘導体の製造方法に関する。 これら光学活性グリセロール誘導体は、(R)体、
(S)−β−ブロツカー、光学活性な血小板活性化因
子阻害剤等に容易に誘導できるきわめて汎用性の
高い化合物である。 〔従来の技術と問題点〕 これら光学活性なグリセロール誘導体は、D−
マンニトールを出発原料として合成できることが
知られている〔ジエー・ジエー・バルドインら、
ジヤーナル・オルガニツク・ケミストリー、(J.
J.Baldwin et al.、J.Org.Chem.、)43、4876
(1978)〕。 しかし、この方法は工程が長く、また四酢酸鉛
のような重金属を用いなければならないことから
工業的規模の生産には適していなかつた。 従つて、これら光学活性体の簡便な製造方法の
確立が強く望まれていた。 〔問題点を解決するための手段及び作用効果〕 本発明者らは、 で表わされるアルコール体2〜の2位水酸基をエス
テル化し、このエステル体1〜に立体選択的エステ
ラーゼ活性を有する酵素を作用させて、不斉加水
分解を行つて、光学活性体を取得すべく検討を行
つてきた。その結果、アスペルギルス
(Aspergillus)属、ムコール(Mucor)属又はリ
ゾプス(Rhizopus)属に属する微生物由来の酵
素或いは動物臓器由来の酵素がエステル1〜を不斉
的に加水分解し、 一般式 で表わされる未反応のエステル(R)−1〜と、一般式 で表わされるアルコール体(S)−2〜を生成する能力
を有することが判明した。 又、光学活性エステル1〜*は必要に応じて酸性
条件下で加水分解反応を行えば同じ光学活性を有
するアルコール2〜*に誘導できる。 生成した1〜*と2〜*の分離は、シリカゲルカラム
クロマトグラフイー等の操作を行うことにより容
易に分離でき、夫々の光学活性体を採取すること
ができる。以下本発明を詳細に説明する。 本発明の基質として用いられる、一般式 で表わされるエステル1〜の置換基X、R、R′の
組み合せは次の様なものが挙げられる。 Xは例えば、塩素又は臭素等のハロゲン基が挙
げられる。Rは例えばC1〜C8の脂肪族炭化水素
基が挙げられるが、水解速度の観点からC1〜C8
の脂肪族炭化水素基が望ましい。又、脂肪族炭化
水素基の一部がハロゲン基又は水酸基に置換され
ていても差しつかえない。又、R′は例えばトリ
ル、フエニル、ナフタレン等の芳香族炭化水素基
又は例えばメタン、エタン等の脂肪族炭化水素基
が挙げられる。又一部ハロゲン基又は水酸基の置
換基が導入されていても差しつかえない。 原料の1〜は次の様にして得られる。 例えば、等モル量のスルホン酸とエピクロルヒ
ドリンを塩化メチレン、酢酸エチル等の一般有機
溶媒存在下、或いは冷却しながら無溶媒下で反応
させるとほぼ定量的にアルコール体2〜が得られ
る。この得られた2〜の2位の水酸基を、例えばピ
リジン又はトリエチルアミン等の塩基性化合物の
存在下、塩化メチレン又は酢酸エチル等の不活性
溶媒中で、冷却下、酸クロライド物又は酸無水物
と反応させるとエステル1〜が生成し、その後、水
洗、濃縮操作を行うことにより原料である1〜がほ
ぼ定量的に得られる。 ラセミ体1〜を不斉的に加水分解して(R)−1〜及び
(S)−2〜を生成させる立体選択的なエステラーゼを
有する酵素としては、微生物由来の酵素としてア
スペルギルス(Aspergillus)属、ムコール
(Mucor)属、リゾプス(Rhizopus)属に属する
酵素が挙げられる。更に詳しくは、アスペルギル
ス・ニガー・(Aspergillus niger)、リゾプス・
デレマー(Rhizopus delemar)或いはリゾプ
ス・ジヤーポニクス(Rhizopus japonicus)等
が挙げられる。一方、動物臓器由来の酵素として
は牛、豚等の膵臓や肝臓が挙げられる。これら酵
素の市販品としては、夫々リパーゼAP6、リパー
ゼM−AP−10、リパーゼD、リパーゼF−
AP15、膵臓性消化酵素TA(天野製薬(株)製)、サ
イケン100(長瀬産業(株)製)、及びステアプシン
(和光純薬工業(株)製)等があり、利用できる。不
斉加水分解反応は、基質のラセミ体1〜を2〜80%
(w/v)の範囲で反応液にけん濁し、酵素を適
量、例えば、酵素と基質の重量比1:1ないし
1:1000の割合で加え、温度10〜40℃、好ましく
は25〜35℃の範囲で反応を行い、例えば、高速液
体クロマトグラフイー(HPLC)によつて分析を
行い残基質1〜と生成物2〜の量を測定し、反応液中
の1〜*と2〜*のモル比が50%ずつになつた時点で反
応を止めれば良い。 又、加水分解を行う際のpH範囲は4〜8.5であ
れば良いが、加水分解反応が進むに従い、反応液
中のpHが酸性側に傾くので、中和剤例えば
NaOH溶液でPHを6〜7.5に保持するのが望まし
い。更に、上記の不斉水解反応を例えば酵素を固
定化することにより繰り返し行うこともできる。
不斉加水分解反応をした後、反応液中の1〜*と2〜*
を分離する方法としては、例えば塩化メチレン、
酢酸エチル等の有機溶媒で1〜*及び2〜*の両方を抽
出し、濃縮した後シリカゲルカラムクロマトグラ
フイー操作を行えば容易に1〜*及び2〜*を分離する
ことができる。 分離して得られた光学活性エステル1〜*はその
まま濃縮すれば高光学純度のエステル体で得られ
るが、酸性条件下でで加水分解反応を行えば同じ
光学活性を有するアルコール2〜*が得られる。或
いは例えば(l)−カルニチンに誘導する場合等、エ
ステル1〜*をそのままシアノ化し、後の工程でア
シル基をはずす方法をとることもできる。 〔実施例〕 以下実施例により、本発明を具体的に説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。 基質の製造例 1 (R,S)−3−クロロ−2−アセトキシ−1
−p−トルエンスルニルオキシプロパン1a〜1 の製造 p−トルエンスルホン酸・一水塩(TsOH・
H2O)95gを塩化メチレン500mlに溶解し、エピ
クロルヒドリン50gを30分かけて徐々に滴下し、
更に、室温下、6時間反応を行つた。反応液を減
圧濃縮して(R,S)−3−クロロ−1−p−ト
ルエンスルホニルオキシ−2−プロパノール2a〜 128gを得た。 11HNMR(90MHz)及び元素分析測定値は次の通
じであつた。 11HNMR(CDCl3)δ(ppm):2.44(3H,s,
CH3−Ar)、2.98(1H,broad,OH)、3.50−4.32
(5H,m,−CH 2CH(OH)CH 2−)、7.30、
7.75(4H,2d,J=8.7Hz,Ar−H)。 元素分析 組成式 C10H13ClO4S 計算値:C 45.37 ; H 4.95 測定値:C 45.39 ; H 4.89 2a〜128g及びトリエチルアミン60gを塩化メチ
レン500mlに溶解する。この溶液中に、氷冷下、
アセチルクロライド44gを30分かけて滴下させ、
更に室温下、3時間反応を行つた。HPLC分析に
より、アセチル化したのを確認した後、等量の水
で水洗を2回繰り返し、減圧濃縮すると、シロツ
プ状の(R,S)−3−クロロ−2−アセトキシ
−1−p−トルエンスルホニルオキシプロパン
1a〜1が131gの収量で得られた。 更に、一部をとり酢酸エチル−ヘキサン(1:
1)の系で再結晶を行い、無色の結晶物を得た。
融点41.5〜42.0℃。 11HNMR(90MHz)及び元素分析測定値は次の
通りであつた。 1HNMR(CDCl3)δ(ppm):2.01(3H,s,
CH3CO−)、2.45(3H,s,CH3−Ar)、3.61
(2H,d,J=6.0Hz,−CH2)、4.20(2H,d,J
=5.4Hz,−CH2−)、4.93−5.26(1H,m,−CH
−)、7.33−7.75(4H,2d,J=9.0Hz,Ar−H)。 元素分析 組成式 C12H15ClO5S 計算値:C 46.98;H 4.93 測定値:C 46.78;H 4.81 尚、不斉加水分解反応の基質として、シロツプ
状の1a〜1(純度95%)を用いて行つた。 基質の製造例 2 以下、同様のエステル化反応を行い、下記に示
す基質1a〜2を調製した。 構造式 形状 シロツプ 11HNMR(90MHz,CDCl3)δ(ppm):0.93
(3H,t,J=6.3Hz,CH 3CH2CH2−)、1.45−
1.78(2H,m,CH3,CH2,CH2−)、2.26(2H,
t,J=7.3Hz,CH3,CH2CH 2−)、2.43(3H,
s,CH3−Ar)、3.58(2H,d,J=5.7Hz,−
CH2−)、4.17(2H,d,J=3.9Hz,−CH2−)、
4.92−5.20(1H,m,−CH−)、7.31,7.74(4H,,
2d,J=8.7Hz,Ar−H)。 元素分析 組成式 C14H19ClO5S 計算値:C 50.22;H 5.72 測定値:C 50.31;H 5.88 基質の製造例 3 (R,S)−3−クロロ−2−ブタノイルオキ
シ−1−メタンスルホニルオキシプロパン1b〜 の製造 メタンスルホン酸48g及び塩化メチレン200ml
が入つた溶液中に、エピクロルヒドリン50gを30
分かけて滴下る。更に40℃で3時間反応させ減圧
濃縮して、(R,S)−3−クロロ−1−メタンス
ルホニルオキシ−2−プロパノール2〜b
【式】92gを得た。
11HNMR(90MHz)及び元素分析測定値は以下
の通りであつた。 11HNMR(CDCl3)δ(ppm):3.11(3H,s,
CH3SO2)、3.90−4.38(5H,m,−CH2CH(O−)
CH2−)、5.96(1H,s,OH)。 元素分析 組成式 C4H9ClO4S 計算値:C 25.47;H 4.81 測定値:C 25.60;H 4.89 2〜b92g、塩化メチレン500ml及びブタノイル
クロライド56gが入つた溶液中に、トリエチルア
ミン55gを氷冷下、30分かけて滴下する。更に室
温下、3時間反応を行つた。 TLC(Merck silicagel 60 F254プレート。展開
溶媒として塩化メチレンを使用。検出はリンモリ
ブデン酸液で発色させる。)でブタノイル化した
のを確認した後、等量の水で水洗を2回繰り返
し、減圧濃縮すると、シロツプ状の(R,S)−
3−クロロ−2−ブタノイルオキシ−1−メタン
スルホニルオキシプロパン1〜bが52.6gの収量で
得られた。 11HNMR(90MHz)及び元素分析測定値は次の
通りであつた。 δ(ppm):0.97(3H,t,J=7.6Hz,CH
3CH2−)、1.48−1.80(2H,m,CH3CH 2CH2
−)、2.35(3H,t,J=7.2Hz、CH3CH2CH 2
−)、3.07(3H,s,CH3,SO2−)、3.45−3.86
(4H,m,CH 2,CH(O−)CH 2−)、5.03−
5.27(1H,m,−CH2CH(O−)CH2)。 元素分析 組成式 C8H15ClO5S 計算値:C 37.14;H 5.84 測定値:C 37.25;H 5.98 実施例 1 20mlの0.1Mリン酸緩衝液(PH7.0)に、基質
1a〜、2.0g及びリパーゼD(起源:リゾプス・デレ
マー)0.2gを添加し、1.0N NaOH溶液でPHを
7.0に調整しながら、撹拌下、30℃で48時間不斉
加水分解反応を行つた。この反応液40mlを塩化メ
チレンで2回抽出操作を行い、塩化メチレン層を
無水硫酸ソーダで脱水後、減圧濃縮した。この濃
縮液をシリカゲルカラムクロマトグラフイー(ワ
コーゲルC−200、L/D=30/1.9cm、展開液ヘ
キサン−アセトン=6:1〜4:1(v/v))に
かけ、(R)−1a〜1及び水解物(S)−2a〜画分を分取し、
減圧濃縮し、(R)−1a〜1については更に再結を行い、
(R)−1a〜10.58g及び(S)−2a〜0.72gの収量で得られ
た。 夫々の比旋光度を測定したところ、 (R)−1a〜1:〔α〕20 D−8.6゜(c=5.0,MeOH) (S)−2a〜:〔α〕20 D1.9゜(c=5.0,MeOH) の値を得た。 尚(R)−1a〜1をN塩酸溶液(100ml)でエステル基
をはずし、その比旋孔度を測定したところ〔α〕
20 D+1.7゜(c=5.0,MeOH)の値を得た。又、逆
に(S)−2a〜のアセチル化を行い、更に再結を行い、
(S)−1a〜1の比旋光度を測定したところ、〔α〕20 D+
8.8゜(c=5.0,MeOH)の値を得た。又、得られ
た(R)−1a〜及び(S)−2a〜の光学純度をHPLC分析に
より求めたところ、いずれも90%e.e.以上の高光
学純度を有することが判明した。 HPXC分析条件は以下の通りである。 HPLCカラム:Chiral CEL OC(日本分光(株)) 展開溶媒:ヘキサン−イソプロパノール=9:1 流速 2ml/min サンプル量1μ(1%(w/v)) 保持時間(S)−1a〜1:16.0分;(R)−1a〜1:17.5分 (S)−2a〜:15.0分;(R)−2a〜:16.6分 実施例 2 基質のみ1a〜2にかえて、実施例1と同様の操作
を行い、 (R)−1a〜2 0.84g:〔α〕20 D−8.3゜(c=5.0,
MeOH),>90%e.e. (S)−1a〜0.69g:〔α〕20 D−1.7゜(c=5.0),MeOH
),
>90%e.e. の値を得た。 なお、光学純度測定条件は実施例1と同じであ
り、保持時間は夫々(S)−1a2:9.6分;(R)−1a2:
10.5分であつた。 実施例 3〜8 10mlの0.1Mリン酸緩衝液(PH7.0)に基質1a〜1、
1.0g、及び表1に示す市販酵素各0.2gを添加
し、1N NaOH溶液でPHを7.0に調製しながら、
撹拌下、30℃で48時間不斉水解反応を行つた。抽
出分離操作は実施例1に準じて行い、(R)−1a〜1及
び(S)−2a〜を得た。収量、比旋光度、光学純度等
の結果を表1に示した。
の通りであつた。 11HNMR(CDCl3)δ(ppm):3.11(3H,s,
CH3SO2)、3.90−4.38(5H,m,−CH2CH(O−)
CH2−)、5.96(1H,s,OH)。 元素分析 組成式 C4H9ClO4S 計算値:C 25.47;H 4.81 測定値:C 25.60;H 4.89 2〜b92g、塩化メチレン500ml及びブタノイル
クロライド56gが入つた溶液中に、トリエチルア
ミン55gを氷冷下、30分かけて滴下する。更に室
温下、3時間反応を行つた。 TLC(Merck silicagel 60 F254プレート。展開
溶媒として塩化メチレンを使用。検出はリンモリ
ブデン酸液で発色させる。)でブタノイル化した
のを確認した後、等量の水で水洗を2回繰り返
し、減圧濃縮すると、シロツプ状の(R,S)−
3−クロロ−2−ブタノイルオキシ−1−メタン
スルホニルオキシプロパン1〜bが52.6gの収量で
得られた。 11HNMR(90MHz)及び元素分析測定値は次の
通りであつた。 δ(ppm):0.97(3H,t,J=7.6Hz,CH
3CH2−)、1.48−1.80(2H,m,CH3CH 2CH2
−)、2.35(3H,t,J=7.2Hz、CH3CH2CH 2
−)、3.07(3H,s,CH3,SO2−)、3.45−3.86
(4H,m,CH 2,CH(O−)CH 2−)、5.03−
5.27(1H,m,−CH2CH(O−)CH2)。 元素分析 組成式 C8H15ClO5S 計算値:C 37.14;H 5.84 測定値:C 37.25;H 5.98 実施例 1 20mlの0.1Mリン酸緩衝液(PH7.0)に、基質
1a〜、2.0g及びリパーゼD(起源:リゾプス・デレ
マー)0.2gを添加し、1.0N NaOH溶液でPHを
7.0に調整しながら、撹拌下、30℃で48時間不斉
加水分解反応を行つた。この反応液40mlを塩化メ
チレンで2回抽出操作を行い、塩化メチレン層を
無水硫酸ソーダで脱水後、減圧濃縮した。この濃
縮液をシリカゲルカラムクロマトグラフイー(ワ
コーゲルC−200、L/D=30/1.9cm、展開液ヘ
キサン−アセトン=6:1〜4:1(v/v))に
かけ、(R)−1a〜1及び水解物(S)−2a〜画分を分取し、
減圧濃縮し、(R)−1a〜1については更に再結を行い、
(R)−1a〜10.58g及び(S)−2a〜0.72gの収量で得られ
た。 夫々の比旋光度を測定したところ、 (R)−1a〜1:〔α〕20 D−8.6゜(c=5.0,MeOH) (S)−2a〜:〔α〕20 D1.9゜(c=5.0,MeOH) の値を得た。 尚(R)−1a〜1をN塩酸溶液(100ml)でエステル基
をはずし、その比旋孔度を測定したところ〔α〕
20 D+1.7゜(c=5.0,MeOH)の値を得た。又、逆
に(S)−2a〜のアセチル化を行い、更に再結を行い、
(S)−1a〜1の比旋光度を測定したところ、〔α〕20 D+
8.8゜(c=5.0,MeOH)の値を得た。又、得られ
た(R)−1a〜及び(S)−2a〜の光学純度をHPLC分析に
より求めたところ、いずれも90%e.e.以上の高光
学純度を有することが判明した。 HPXC分析条件は以下の通りである。 HPLCカラム:Chiral CEL OC(日本分光(株)) 展開溶媒:ヘキサン−イソプロパノール=9:1 流速 2ml/min サンプル量1μ(1%(w/v)) 保持時間(S)−1a〜1:16.0分;(R)−1a〜1:17.5分 (S)−2a〜:15.0分;(R)−2a〜:16.6分 実施例 2 基質のみ1a〜2にかえて、実施例1と同様の操作
を行い、 (R)−1a〜2 0.84g:〔α〕20 D−8.3゜(c=5.0,
MeOH),>90%e.e. (S)−1a〜0.69g:〔α〕20 D−1.7゜(c=5.0),MeOH
),
>90%e.e. の値を得た。 なお、光学純度測定条件は実施例1と同じであ
り、保持時間は夫々(S)−1a2:9.6分;(R)−1a2:
10.5分であつた。 実施例 3〜8 10mlの0.1Mリン酸緩衝液(PH7.0)に基質1a〜1、
1.0g、及び表1に示す市販酵素各0.2gを添加
し、1N NaOH溶液でPHを7.0に調製しながら、
撹拌下、30℃で48時間不斉水解反応を行つた。抽
出分離操作は実施例1に準じて行い、(R)−1a〜1及
び(S)−2a〜を得た。収量、比旋光度、光学純度等
の結果を表1に示した。
【表】
【表】
実施例 9
10mlの0.1Mリン酸緩衝液(PH7.0)に基質1b〜2.0
g、及びリパーゼD 0.20gを添加し、1N
NaOH溶液でPHを7.0に調製しながら、撹拌下30
℃で48時間不斉水解反応を行つた。抽出分離操作
は実施例1に準じて行い、(R)−1b〜 0.35g及び(S)
−2b〜0.40gを得た。夫々の比旋光度は以下の通り
であつた。 (R)−1b〜:〔α〕20 D−4.4゜(c=2.0,MeOH) (S)−2b〜:〔α〕20 D−3.9゜(c=2.0,MeOH) 〔文献値、J.J.Baldwin et al.、J.Org.Chem.
43、4876(1978)、(R)−2b〜;〔α〕22 D+7.1゜(c
=
5.78,MeOH)〕
g、及びリパーゼD 0.20gを添加し、1N
NaOH溶液でPHを7.0に調製しながら、撹拌下30
℃で48時間不斉水解反応を行つた。抽出分離操作
は実施例1に準じて行い、(R)−1b〜 0.35g及び(S)
−2b〜0.40gを得た。夫々の比旋光度は以下の通り
であつた。 (R)−1b〜:〔α〕20 D−4.4゜(c=2.0,MeOH) (S)−2b〜:〔α〕20 D−3.9゜(c=2.0,MeOH) 〔文献値、J.J.Baldwin et al.、J.Org.Chem.
43、4876(1978)、(R)−2b〜;〔α〕22 D+7.1゜(c
=
5.78,MeOH)〕
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式1〜 (式中、Xはハロゲン基、RはC1〜C8の脂肪族
炭化水素基、R′は芳香族炭化水素基又はC1〜C2
の脂肪族炭化水素基である) で表わされるエステル1〜を不斉的に加水分解し
て、一般式2〜* で表わされる光学活性なアルコール2〜*を生成さ
せる立体選択的エステラーゼ活性を有するアスペ
ルギルス(Aspergillus)属、ムコール(Mucor)
属又はリゾプス(Rhizopus)属に属する微生物
由来の酵素または豚、牛の膵臓あるいは肝臓由来
の酵素を作用させることにより、ラセミ体1〜を光
学活性アルコール2〜*と一般式1〜* (X、R、R′は前記と同じ) で表わされる光学活性なエステル1〜*とに光学分
割し、夫々の光学活性体を分離採取することを特
徴とする生化学的光学分割による光学活性グリセ
ロール誘導体の製造方法。 2 加水分解生成物のアルコール2〜*が一般式 (X、R′は前記と同じ)であり、未反応側のエ
ステル1〜*が一般式 (X、R、R′は前記と同じ)である特許請求の
範囲第1項記載の製造方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60053188A JPS61212299A (ja) | 1985-03-15 | 1985-03-15 | 光学活性グリセロ−ル誘導体の製造方法 |
| EP86101018A EP0189878B1 (en) | 1985-01-28 | 1986-01-25 | Process for preparing optically active glycerol derivates |
| DE8686101018T DE3680121D1 (de) | 1985-01-28 | 1986-01-25 | Verfahren zur herstellung von optisch aktiven glycerol-derivaten. |
| US06/822,494 US4863859A (en) | 1985-01-28 | 1986-01-27 | Process for preparing optically active glycerol derivatives |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60053188A JPS61212299A (ja) | 1985-03-15 | 1985-03-15 | 光学活性グリセロ−ル誘導体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61212299A JPS61212299A (ja) | 1986-09-20 |
| JPH0513636B2 true JPH0513636B2 (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=12935897
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60053188A Granted JPS61212299A (ja) | 1985-01-28 | 1985-03-15 | 光学活性グリセロ−ル誘導体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61212299A (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5521875Y2 (ja) * | 1975-06-20 | 1980-05-26 | ||
| JPH0125721Y2 (ja) * | 1981-06-02 | 1989-08-01 |
-
1985
- 1985-03-15 JP JP60053188A patent/JPS61212299A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61212299A (ja) | 1986-09-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |