JPH05140363A - 発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法 - Google Patents

発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法

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JPH05140363A
JPH05140363A JP30646191A JP30646191A JPH05140363A JP H05140363 A JPH05140363 A JP H05140363A JP 30646191 A JP30646191 A JP 30646191A JP 30646191 A JP30646191 A JP 30646191A JP H05140363 A JPH05140363 A JP H05140363A
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JP
Japan
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resin particles
styrenic resin
particles
fatty acid
dispersed
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JP30646191A
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Hiroshi Nakamine
弘 中岫
Shigeru Namieno
滋 波江野
Noriyuki Sakurai
則之 桜井
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Resonac Corp
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Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 スチレン系樹脂粒子を高級脂肪酸ビスアミド
で被覆し、次いでこれを水性媒体中に分散させ、易揮発
性発泡剤を添加し含浸させることを特徴とする発泡性ス
チレン系樹脂粒子の製造方法。 【効果】 成形品強度、美観をそこなうことなく、成形
工程における冷却時間を短縮できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発泡性スチレン系樹脂
粒子の製造方法に関する。更に詳しくは、発泡性スチレ
ン系樹脂粒子の成形加工時における冷却時間を、短縮で
きる発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】発泡性スチレン系樹脂粒子の成形加工
は、冷却に長時間を要する。特に、近年普及している減
圧下で冷却する成形方法においては、成形工程のうち冷
却が占める比率は70〜80%である。すなわち、冷却
時間を短くすることは成形サイクルを短縮することにな
り、単位時間当りの成形回数が多くなり、発泡成形体の
生産性は向上する。
【0003】この冷却時間を短くする方法として、樹脂
を改質する方法、例えば、脂肪酸ビスアミドを重合初期
に添加する方法(特開昭48−48588号公報)。発
泡性スチレン系樹脂粒子の表面または表面付近に、ある
種の添加剤を存在させる方法、例えば発泡性スチレン系
樹脂粒子の表面または表面付近に脂肪酸のトリグリセラ
イドを被覆する方法(特公昭54−19022号公
報)、融点が40〜70℃のパラフィンワックスを水性
エマルジョンとして、発泡性スチレン系樹脂粒子の表面
または表面付近に被覆する方法(特開昭60−1951
36号公報)などが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
48−48588号公報記載の方法では、添加する脂肪
酸ビスアミドの量が増すと重合系が不安定になるため、
使用する脂肪酸ビスアミドの量は限られ、冷却時間の短
縮効果も限られたものである。また、特公昭54−19
022号公報又は特開昭60−195135号公報に開
示されている方法では、発泡粒子表皮が侵され、成形体
表面の美観や成形体の強度が低下する。本発明は、上記
問題を発生させず成形工程における冷却時間を短縮でき
る発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、スチレン系樹
脂粒子を高級脂肪酸ビスアミドで被覆し、次いでこれを
水性媒体中に分散させ、易揮発性発泡剤を添加し含浸さ
せることを特徴とする発泡性スチレン系樹脂粒子の製造
方法に関する。
【0006】本発明に使用されるスチレン系樹脂粒子
は、ポリスチレンまたはスチレンを主成分とする(好ま
しくはスチレンが50重量%以上)共重合体であって、
球状、ペレット状等の粒子状のものであり、特に懸濁重
合により得られる真球状粒子が好ましい。スチレンと共
重合させうる単量体としては、アクリロニトリル、ブチ
ルアクリレート、セチルメタクリレート等のアクリル酸
エステル又はメタクリル酸エステル、α−メチルスチレ
ン、t−ブチルスチレン等のスチレン誘導体などが好ま
しいものとしてあげられる。スチレン系樹脂粒子の製造
は、公知の方法によって行うことができる。
【0007】上記高級脂肪酸ビスアミドとしては、メチ
レンビスステアリルアミド、エチレンビスステアリルア
ミド、エチレンビスオレイン酸アミド等があり、特に例
示した3種から選ばれるものを用いると、冷却時間短縮
効果が高く、好ましい。その使用量は、未被覆のスチレ
ン系樹脂粒子に対して0.01〜0.2重量%が好まし
い。0.01%未満では冷却時間の短縮効果が小さく、
0.2重量%を越えると成形体表面の美観や成形品強度
が低下する。
【0008】高級脂肪酸ビスアミドの被覆は、スチレン
系樹脂粒子と高級脂肪酸ビスアミドを撹拌混合すること
によって行うことができ、特にヘンシェルミキサーのよ
うな高回転型ミキサーを用いて摩擦熱の伴う機械力によ
って撹拌するのが好ましい。
【0009】次いで本発明においては、表面が高級脂肪
酸ビスアミドで被覆されたスチレン系樹脂粒子を水性媒
体中に分散させて易揮発性発泡剤の含浸を行う。その
際、通常分散剤として、水溶性の高分子コロイド、難溶
性リン酸塩等を水性媒体中に存在させる。水溶性高分子
コロイドとしては、ポリビニルアルコール、アクリロニ
トリル、アルキルセルロース、カルボキシアルキルセル
ロース等のセルロース誘導体が挙げられる。また、難溶
性リン酸塩としては、リン酸三カルシウム、リン酸マグ
ネシウム等が挙げられる。
【0010】分散剤は、スチレン系樹脂粒子に対して
0.1〜1重量%使用するのが好ましく、分散剤として
難溶性リン酸塩を使用する場合は、同時に、ドデシルベ
ンゼンスルフォン酸ソーダ等の陰イオン界面活性剤をス
チレン系樹脂粒子に対して0.005〜0.5重量%使
用するのが好ましい。
【0011】また、本発明においては、易揮発性発泡剤
を添加する前に、高級脂肪酸ビスアミドで被覆されたス
チレン系樹脂粒子を分散させた水性媒体中に、トルエ
ン、エチルベンゼン、キシレン、スチレン等のスチレン
系樹脂粒子に対して溶解能を有する溶剤を添加し、撹拌
するか、あるいは該スチレン系樹脂粒子を分散させる前
の水性媒体中に予め該溶剤を添加した後、該スチレン系
樹脂粒子を分散させ、撹拌しておくことが好ましい。こ
れにより、高級脂肪酸ビスアミドのスチレン系樹脂粒子
への吸着または吸収を促進することができる。溶剤はス
チレン系樹脂粒子に対して0.1〜2.0重量%使用す
るのが好ましい。溶剤が少なすぎると上記効果がなく、
多すぎると成形体表面の美観が低下する。
【0012】易揮発性発泡剤としては、スチレン系樹脂
粒子の軟化点より低い沸点を有する脂肪族炭化水素、例
えば、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン等を使用
することができる。更に、発泡助剤としてシクロヘキサ
ンのような脂環式炭化水素を用いることもできる。
【0013】易揮発性発泡剤の含浸は、常法に従い、脂
肪酸ビスアミドで被覆されたスチレン系樹脂粒子を分散
させた水性媒体に易揮発性発泡剤を添加、好ましくは圧
入して行うことができる。該発泡剤の含浸は65〜11
0℃で行うのが好ましい。易揮発性発泡剤は、スチレン
系樹脂粒子に対して3〜10重量%含浸されるようにす
るのが好ましい。
【0014】易揮発性発泡剤の含浸が終了した後、水性
媒体から目的の高級脂肪酸ビスアミドが含浸された発泡
性スチレン系樹脂粒子を分離し、場合により水洗、乾燥
し、発泡成形等の使用に供することができる。
【0015】
【実施例】次に、実施例により本発明を詳述するが、本
発明はこれに限定されるものではない。 実施例1 内容積10lのヘンシェルミキサーに粒子径が0.7〜
1.2mmである懸濁重合で得られたポリスチレンビー
ズ5000g及びエチレンビスステアリルアミド2.5
gを入れ、2分間2000rpmで混合し、被覆ポリス
チレンビーズを作った。
【0016】次に、内容積12lの回転撹拌機付きオー
トクレーブにイオン交換水5000g、リン酸三カルシ
ウム20g、ドデシルベンゼンスルホフォン酸ソーダ1
g及び前記のポリスチレンビーズ5000gを入れ撹拌
を行った。室温でトルエン35gを入れ、100℃まで
90分で昇温した。昇温後、シクロヘキサン80g、ブ
タンガス700mlを圧入し、3時間保温後、40℃ま
で冷却した。
【0017】40℃でオートクレーブから取り出し、脱
水、乾燥を行った後、ビーズ表面にステアリン酸亜鉛を
ビーズに対して0.05重量%混合し、発泡性スチレン
系樹脂粒子を得た。
【0018】実施例2 実施例1において、エチレンビスステアリルアミドの量
を5gに変更し、発泡性スチレン系樹脂粒子を得た。
【0019】実施例3 実施例1において、高級脂肪酸ビスアミドとして、エチ
レンビスステアリルアミドのかわりにエチレンビスオレ
イン酸アミド5gを用いて、発泡性スチレン系樹脂粒子
を得た。
【0020】実施例4 実施例1において、高級脂肪酸ビスアミドとして、エチ
レンビスステアリルアミドのかわりにメチレンビスステ
アリルアミド5gを用いて、発泡性スチレン系樹脂粒子
を得た。
【0021】実施例5 実施例1において、エチレンビスステアリルアミドの量
を15gに変更し、発泡性スチレン系樹脂粒子を得た。
【0022】比較例1 エチレンビスステアリルアミドを使用しない以外は実施
例1と同様な操作を行い、発泡性スチレン系樹脂粒子を
得た。
【0023】比較例2 内容積12lの回転撹拌機付きオートクレーブ中でイオ
ン交換水6000gに対し、リン酸カルシウム13g、
ドデシルベンゼンスルフォン酸ソーダ1gを分散させ
た。次いでこれに過酸化ベンゾイル15g、t−ブチル
パーオキシベンゾエート3g、トルエン35g、エチレ
ンビスステアリルアミド3gを分散させたスチレン60
00gを撹拌しながら添加し、90±1℃で懸濁重合を
開始した。2時間40分後に、反応液にリン酸三カルシ
ウム3gを加え、さらに重合転化率95%に到達した時
点でリン酸三カルシウム3gを加えた後、100℃に昇
温し、シクロヘキサン80g、ブタンガス700mlを
圧入した。この後115℃に昇温し、3時間保温後、4
0℃まで冷却した。40℃でオートクレーブから取り出
し、脱水、乾燥を行なった後、ビーズ表面にステアリン
酸亜鉛をビーズに対して0.05重量%混合し、発泡性
スチレン系樹脂粒子を得た。得られた粒子の平均径は、
0.96mmであり、偏差係数(Cv)は、0.42であ
った。
【0024】比較例3 比較例2において、エチレンビスステアリルアミドの量
を9gに変更し、発泡性スチレン系樹脂粒子を得た。得
られた粒子の平均径は、1.13mmであり、偏差係数
(Cv)は、0.63であった。
【0025】比較例3 エチレンビスステアリルアミドを使用しない以外は比較
例2と同様の操作を行い、発泡性スチレン系樹脂粒子を
得た。得られた粒子の平均径は、0.94mmであり、偏
差係数(Cv)は、0.41であった。
【0026】また、比較例2〜4における重合体粒子の
粒度分布と平均径の表示法は、それぞれ偏差係数Cvと
メディアン径で表している。すなわち、累積重量分布の
曲線をもとにして、累積重量%が、15%、50%、8
5%となる粒子径をそれぞれd15、d50、d85とし、偏
差係数CvをCv=(d85−d15)/d50の式で求め、
粒度分布広狭を判断している。従って、Cvの値が大き
いほど粒度分布は広く、小さいほど分布は狭い。また、
平均径は前述のd50で代表されるメディアン径を採用し
ている。
【0027】評価 以上のようにして得た実施例1〜5及び比較例1〜4の
発泡性スチレン系樹脂粒子を見かけ比重0.017g/
mlに予備発泡し、室温で24時間熟成した後、80×
80×80(mm)成形体を得ることのできる金型をく
みこんだ成形機において成形した。なお、この時の成形
条件は、スチーム圧力0.7kgf/cm2、加熱時間
30秒、冷却は放冷で行った。表1において冷却時間と
は、加熱終了後から成形体側面圧が0.3kgf/cm
2まで下がるに要する時間を意味する。成形品の強度測
定はJIS−A−9511に準じて行った。結果を表1
に示す。また、いずれの実施例の発泡性スチレン系樹脂
粒子を用いた発泡成形品も表面の美観は良好であった。
【0028】
【表1】
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、発泡成形品の強度、表
面の美観をそこなうことなく、成形工程における冷却時
間を短縮できる発泡性スチレン系樹脂粒子を得ることが
できる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチレン系樹脂粒子を高級脂肪酸ビスア
    ミドで被覆し、次いでこれを水性媒体中に分散させ、易
    揮発性発泡剤を添加し含浸させることを特徴とする発泡
    性スチレン系樹脂粒子の製造方法。
  2. 【請求項2】 易揮発性発泡剤を添加する前に、スチレ
    ン系樹脂粒子に対し溶解能を有する溶剤を水性媒体中に
    分散させる請求項1記載の発泡性スチレン系樹脂粒子の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 高級脂肪酸ビスアミドがエチレンビスス
    テアリルアミド、メチレンビスステアリルアミド及びエ
    チレンビスオレイン酸アミドよりなる群から選ばれたも
    のを用いる請求項1又は2記載の発泡性スチレン系樹脂
    粒子の製造方法。
  4. 【請求項4】 高級脂肪酸ビスアミドの被覆量が、未被
    覆のスチレン系樹脂粒子に対して0.01〜0.2重量
    %である請求項1、2又は3記載の発泡性スチレン系樹
    脂粒子の製造方法。
JP30646191A 1991-11-22 1991-11-22 発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法 Pending JPH05140363A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006518795A (ja) * 2003-02-04 2006-08-17 ノバ・ケミカルズ・インコーポレイテツド 発泡容器を成型するための熱可塑性樹脂粒子用のコーティング組成物
KR100679546B1 (ko) * 2003-02-27 2007-02-07 도소 가부시키가이샤 에틸렌 공중합체 펠릿
KR100753388B1 (ko) * 2005-12-08 2007-08-30 주식회사 레오 케미칼 에틸렌비스스테아라마이드를 이용한 발포폴리스티렌 비드의제조방법
JP2009235250A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Kaneka Corp 発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法

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JP4833829B2 (ja) * 2003-02-04 2011-12-07 ノバ・ケミカルズ・インコーポレイテツド 発泡容器を成型するための熱可塑性樹脂粒子用のコーティング組成物
KR100679546B1 (ko) * 2003-02-27 2007-02-07 도소 가부시키가이샤 에틸렌 공중합체 펠릿
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