JPH0514038Y2 - - Google Patents

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JPH0514038Y2
JPH0514038Y2 JP1988058689U JP5868988U JPH0514038Y2 JP H0514038 Y2 JPH0514038 Y2 JP H0514038Y2 JP 1988058689 U JP1988058689 U JP 1988058689U JP 5868988 U JP5868988 U JP 5868988U JP H0514038 Y2 JPH0514038 Y2 JP H0514038Y2
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hydraulic pressure
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brake
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、停止レンジと走行レンジとを備えた
自動変速機のシフトロツク装置に関する。
(従来技術) 一般にこの種のシフトロツク装置は、例えば特
開昭62−279146号公報に示されているごとく、自
動変速機のレンジを検出するレンジ検出装置と、
ブレーキ装置の作動を検出するブレーキング検出
装置と、前記各両検出装置の検出結果に基づい
て、自動変速機が停止レンジにシフトされている
場合に前記自動変速機のシフトを不能とするロツ
ク装置とを備え、自動変速機を停止レンジから走
行レンジにシフトする際、ブレーキの制動操作を
行つていなければシフト操作することが出来ない
ようにしている。
(考案が解決しようとする課題) しかして以上のシフトロツク装置では、一般的
に、前記ロツク装置としてソレノイドの励磁によ
り動作するロツク体を備えた電磁作動式ロツク装
置を用い、またレンジ検出装置としては、シフト
レバーの操作位置を電気的に検出して自動変速機
がシフトされているレンジを検出するようにして
いるが、以上のごとく電気的にロツク動作させた
りあるいは検出したりするものでは、電気的トラ
ブルにより前記ロツク装置やレンジ検出装置が、
自動変速機の動作とは別個に作動不能となる虞が
あり、そのため場合によつては自動変速機を停止
レンジから走行レンジにシフトする際、シフトロ
ツク装置のみが作動しなくなることも考えられ
る。
本考案は以上の実情に鑑みて開発したものであ
つて、自動変速機の制御油圧であるライン油圧
と、該ライン油圧のうち自動変速機を走行レンジ
に切換えた場合に係合動作する自動変速機におけ
る係合要素の切換作動油圧とを利用して、自動変
速機の動作と連動して、安定した作動が期待出来
るシフトロツク装置を提供するにある。
(課題を解決するための手段) しかして本考案は、停止レンジと走行レンジと
を備えた油圧作動式自動変速機において、該自動
変速機の走行レンジへの切換作動油圧を検出信号
として入力して、シフトされるレンジを検出する
レンジ検出手段と、ブレーキ装置の作動を検出す
るブレーキング検出手段と、前記各検出手段によ
る検出結果に基づいて、自動変速機が停止レンジ
にシフトされている場合で且つブレーキ装置が作
動していない時、前記自動変速機のライン油圧を
作動源として該自動変速機のマニユアルバルブの
作動を不能とするロツク手段とを備えたことを特
徴とするものである。
(作用) 本考案によれば、前記レンジ検出手段及びロツ
ク手段が、油圧作動式自動変速機の作動源である
ライン油圧により作動するので、自動変速機が正
常に作動している場合、前記レンジ検出手段及び
ロツク手段のみが作動不能となる虞はほとんどな
いのである。
(実施例) 以下本考案にかかる自動変速機のシフトロツク
装置を図面に示す実施例に従つて説明する。
図に示す自動変速機のシフトロツク装置は、シ
フトレバーのシフト操作に伴うマニユアルバルブ
の切換操作でシフト可能とした自動変速機を、所
定条件の時にシフトロツクするためのものであつ
て、前記自動変速機は、トルクコンバータと複数
のクラツチなどからなる係合要素を有する遊星歯
車機構とを備え、前記係合要素を、シリンダと油
圧作動式のピストンとからなるアクチユエータを
介して作動させて、シフトを行う油圧作動式とし
た既知構造のものである。
また以上の自動変速機は、停止レンジとして、
駐車レンジPと、ニユートラルレンジNとを持
ち、また走行レンジとして、ドライブレンジD
と、セカンドレンジと、ローレンジLと、リバ
ースレンジRとを持ち、シフトパターンは、既知
のごとくP−R−N−D−−Lとしている。
しかして以上の自動変速機のシフトロツク装置
は、自動変速機の制御油圧であるライン油圧と、
自動変速機のガバナで生じるガバナ圧と、ブレー
キ装置1のブレーキ液圧とを利用したものであつ
て、基本的には、 前記ブレーキ装置1で生じるブレーキ液圧を
検出信号として入力して、該ブレーキ液圧が所
定の制動力を得ることの出来る設定値以上であ
るか否かを検出するブレーキング検出手段2
と、 自動変速機の走行レンジのうちドライブレン
ジDと、セカンドレンジと、ローレンジLへ
の切換作動油圧を検出信号として入力して、該
自動変速機のシフトされているレンジを検出す
るレンジ検出手段3と、 自動変速機のガバナで発生するガバナ油圧を
検出するガバナ油圧検出手段4と、 ライン油圧により動作して前記変速機のシフ
トを不能とするロツク手段5と、 前記レンジ検出手段3とブレーキング検出手
段2とガバナ油圧検出手段4とによる検出結果
に基づいて、前記変速機が停止レンジにシフト
されている場合で且つガバナ油圧及びブレーキ
液圧が設定値以下である時に前記ロツク手段5
にライン油圧を供給して、該ロツク手段5をロ
ツク動作させる制御手段6とを備えている。
前記ブレーキ装置1は、既知の構造のものであ
つて、ブレーキペダル11にマスタシリンダ12
を連動連結して、このマスタシリンダ12から延
びる油圧管路13を、車輪14に組み込んだホイ
ールシリンダ15に接続して、前記ブレーキペダ
ル11の踏み込み操作により、前記マスタシリン
ダ12のピストンで加圧したブレーキ液圧を前記
ホイールシリンダ15に供給して、前記車輪14
を制動するように成している。
前記ブレーキング検出手段2は、前記マスタシ
リンダ12で発生するブレーキ液圧を入力して、
該ブレーキ液圧が所定の制動力を得ることの出来
る設定値以上であるか否かを検出するためのもの
であつて、具体的には、第2図に示すごとく、バ
ルブ本体21の弁室21a内に、ボール弁22a
を背面側に組付けた弁体22を移動自由に内装す
ると共に、該弁室21aにおける前記バルブ本体
21の作用面側には、ブレーキ液圧の供給路16
を接続するブレーキ液圧供給ポート23を、また
前記弁体21における背面側には、第1制御油路
L1を接続する制御油圧の制御ポート24と、オ
イルパンに延びるドレン通路L2を接続するドレ
ンポート25とをそれぞれ設けて、前記弁体22
の動作で前記制御ポート23を前記ボール弁22
aを介して開閉するように成す一方、前記弁室2
1a内における前記弁体22の背面側には、該弁
体22を開方向(第2図右方向)に移動させるリ
ターンスプリング26を介装している。
以上のブレーキング検出手段2は、ブレーキペ
ダル11の踏み込み操作により、前記マスタシリ
ンダ12で発生するブレーキ液圧が、前記車輪1
4を確実に制動出来る値(設定値以上)となつた
時、前記リターンスプリング26に抗して、前記
弁体22を第2図左方向に往動させて、前記ボー
ル弁22aにより前記制御ポート24を閉じ、一
方、前記ブレーキペダル11の踏み込みが行われ
ていない場合、もしくは踏み込みが行われている
場合でも、マスタシリンダ12で発生するブレー
キ液圧が車輪14を確実に制動することの出来な
い値(設定値以下)である時には、該ブレーキ液
圧に抗して、前記リターンスプリング26のばね
力により前記弁体22を復動させて、前記制御ポ
ート24を前記ドレンポート25に連通し、前記
第1制御油路L1の制御油圧をオイルパンに開放
するようにしている。
しかして前記第1制御油路L1には、自動変速
機の作動を行うライン油圧を導入して、該ライン
油圧を制御油圧として用いている。
前記レンジ検出手段3は、第1図及び第6図に
示すごとく、自動変速機の走行レンジへの切換作
動油圧を導入する第1入力ポート31と、前記第
1制御油路L1内の制御油圧を導入する第2入力
ポート32と、第1、第2入力ポート31,32
に入力する油圧を出力する出力ポート33とを備
えた弁体34の弁室35内に、前記出力ポート3
3を開閉するチエツクボール36を遊挿してい
る。
図に示す実施例では、前記第1入力ポート31
には、ドライブレンジD、セカンドレンジ、ロ
ーレンジLのいずれかに切換えた場合でも係合動
作する自動変速機の係合要素の切換作動油圧を導
入するようにしている。
しかして以上のレンジ検出手段3は、前記自動
変速機がドライブレンジD、セカンドレンジ、
ローレンジLのいずれかに切換えられた場合、前
記第1入力ポート31を介して前記弁室35内に
導入される切換作動油圧により、前記チエツクボ
ール36が第6図右方向に移動して、前記第2入
力ポート32を閉じると共に、前記作動油圧を前
記出力ポート33から出力するのである。
そして前記自動変速機が駐車レンジP、ニユー
トラルレンジN、及びリバースレンジRのいずれ
かに切換えられた場合においては、前記第1入力
ポート31には油圧が発生せず、そのため前記の
ごとくブレーキペダル11の踏み込み操作によ
り、ブレーキング検出手段2の前記制御ポート2
4が閉じられた時にのみ、前記制御油路L1内の
制御油圧が前記第2入力ポート32を介して前記
弁室35内に導入されて、前記チエツクボール3
6を第6図左方向に移動させ、前記第1入力ポー
ト31を閉じると共に、前記制御油圧を前記第1
出力ポート33から出力するのであり、これに対
し、前記ブレーキング検出手段2の前記制御ポー
ト24が開かれて、前記制御油路L1が前記ドレ
ン油路L2に開放されている時には、前記第1制
御油路L1の制御油圧がドレンパンに開放される
ため、前記第1出力ポート33からは制御油圧が
出力されないようになつている。
次に前記ロツク手段5は、第3図及び第4図に
示すごとく、弁室51aを備えた弁ケース51
に、該弁室51aと同軸状に延びる貫通孔52を
形成して、該貫通孔52及び前記弁室51aに、
小径軸部53aと大径軸部53bとを備えたロツ
ド状のロツク体53を移動自由に設けると共に、
該ロツク体53の小径軸部53aに、前記弁室5
1a内で摺動するピストン54を遊挿して、該ピ
ストン54を、前記大径軸部53bの段部53c
と前記小径軸部53aの遊端側に嵌着した止め環
55との間でのみ軸方向移動自由とする一方、前
記ピストン54の作動面側に設けられる作動室5
6に、前記レンジ検出手段3の出力ポート33か
ら出力される油圧を導入するように成している。
また前記弁室51aにおける前記ピストン54
の背面とロツク体53における大径軸部53bの
段部53cとの間に第1スプリング57を介装す
ると共に、前記ピストン54の背面と弁ケース5
1との間に、前記第1スプリング57よりもばね
力の強い第2スプリング58を介装している。
しかして前記ロツク手段5により動作不能とさ
れる自動変速機のマニユアルバルブ7は、第4図
に示すごとく、シフトレバー(図示せず)の手動
操作に伴つて揺動するインナレバー70と連結ピ
ン70aを介して連動連結されて、該インナレバ
ー70の揺動により軸方向に動作するようにした
既知構造のものであつて、図に示す実施例では、
前記インナレバー70の上端部にロツクプレート
71を一体形成して、該ロツクプレート71の一
側方に前記ロツク手段5を配設する一方、前記ロ
ツクプレート71において、前記シフトレバーを
パーキングレンジP及びニユートラルレンジNに
操作した時に前記ロツク手段5のロツク体53の
端面と対向する位置に、該ロツク体53が嵌合す
る第1、第2嵌合孔72,73を形成し、前記ロ
ツク体53の前記第1もしくは第2嵌合孔72,
73への嵌合により、前記インナレバー70の揺
動、換言すれば前記マニユアルバルブ7の作動を
阻止するように成している。
しかして以上のロツク手段5は、例えば自動変
速機がニユートラルレンジNにシフトされている
場合において、前記作動室56に油圧が導入され
ると、前記ピストン54が前記第2スプリング5
8に抗して往動(第3図下方向)するのであつ
て、該ピストン54の往動に伴い、前記第1スプ
リング57を介して前記ロツク体53も往動し、
該ロツク体53における大径軸部53bの端部が
前記弁ケース51から突出して、前記第2嵌合孔
73に嵌合するのである。そしてこの時、前記第
2嵌合孔73が前記ロツク体53の端面と対向す
る位置に位置していない場合には、前記ロツク体
53の端面が前記ロツクプレート71の側面に当
接して往動することが不可能となるが、前記ピス
トン54だけが往動して、前記第1スプリング5
7を圧縮し、シフトレバーの操作に伴う前記イン
ナレバー70の揺動により、前記第2嵌合孔73
が前記ロツク体53の端面と対向した段階で前記
ロツク体53が前記第1スプリング57のばね力
により往動して、前記大径軸部53bが前記第2
嵌合孔73に嵌合するのである。
一方、前記ガバナ油圧検出手段4は、前記ロツ
ク手段5をロツク動作させる制御手段6に組込ん
でいるのであつて、次にこのガバナ油圧検出手段
4を組み込んでなる制御手段6を説明する。
この制御手段6は、第5図及び第6図に示すご
とく、バルブボデイ61に形成した収容孔61a
に、第1、第2、第3ランド62a,62b,6
2cを備えた3ランド形式のスプール62を内装
して、該スプール62における第1ランド62a
の外側方に作動室S1を、該スプール62におけ
る第3ランド63cの外側方にスプリング室S2
をそれぞれ設けて、該スプリング室S2に、前記
スプール62を前記作動室S1側に付勢させるコ
イルスプリング64を介装している。
尚、前記ランド62a,62b,62cの径
は、前記第2、第3ランド62b,62cを同径
とし、前記第1ランド62aを前記第2ランド6
2bよりも小径としている。
そして前記作動室S1には、自動変速機のガバ
ナGで発生するガバナ油圧を導くガバナ油路41
を接続して、前記作動室S1と前記スプール62
の第1ランド62aとにより前記ガバナ油圧検出
手段4を構成する一方、前記第1ランド62aと
第2ランド62bとの間に、前記レンジ検出手段
3の出力ポート33から延びる第2制御油路L3
を接続し、また前記第2ランド62bと第3ラン
ド62cとの間には、ライン油圧を前記ロツク手
段5の作動室56に導入するための供給油路L4
の一次側通路L4−1と二次側通路L4−2とを
接続し、また前記スプリング室S2にはオイルパ
ンに開放されるドレン油路L5を接続している。
また図に示す実施例では、前記バルブボデイ6
1内に前記供給油路L4に導入される作動油を一
時的に貯留するためのアキユムレータ8を設けて
いるのであつて、具体的には、第5図に示すごと
く、前記バルブボデイ61に、前記収容孔61a
における前記第2、第3ランド62b,62c間
に連通するアキユムレータ室81を形成して、該
アキユムレータ室81にアキユムレータピストン
82とリターンスプリング83とを内装してい
る。
しかして以上のアキユムレータ6は、前記ロツ
ク状態5のロツク動作時において、前記供給油路
L4の一次側通路L4−1から導入される作動油
の圧力により、前記アキユムレータピストン82
を前記リターンスプリング83に抗して往動させ
て、前記アキユムレータ室81に前記作動油を一
時的に貯留し、前記ロツク手段5のロツク動作に
タイムラグを生じさせるためのものである。
前記した制御手段6において、前記スプリング
室S2に内装するコイルスプリング64のばね力
は、前記作動室S1に導入されるガバナ油圧が時
速12Km以下での走行時に発生する油圧よりも強
く、時速12Km以上での走行時に発生する油圧より
も弱い値に設定しているのであつて、従つて車両
が時速12Km以上で走行している場合には、前記ス
プール62は常に前記コイルスプリング64に抗
して往動して、前記第2ランド62bにより前記
供給油路L4の一次側通路L4−1と二次側通路
L4−2との連通を遮断すると共に、前記二次側
通路L4−2及びアキユムレータ室81を前記ド
レン油路L5に開放している。
次に以上の構成からなる自動変速機のシフトロ
ツク装置の作用を説明する。
まず発進時において、自動変速機のシフトレバ
ーをパーキングレンジP、もしくはニユートラル
レンジNのいずれかにシフトしている場合には、
前記レンジ検出手段3の前記第1入力ポート31
に作動油圧が導入されることはない。
しかしてかかる状態でブレーキペダルを踏まな
いか、もしくは踏んでもマスタシリンダ12で発
生するブレーキ液圧が車輪14を確実に制動する
ことの出来ない値(設定値以下)である時には、
前記ブレーキ検出手段2の弁体22は前記リター
ンスプリング26のばね力により第2図右方向に
復動して、前記制御ポート24が前記ドレンポー
ト25に連通しているので、前記第1制御油路L
1の制御油圧はオイルパンに開放され、従つて前
記制御手段6におけるスプール62の第1、第2
ランド62a,62b間には、作動油圧及び制御
油圧のいずれも導入されないし、また発進時であ
るため、前記作動室S1に導入されるガバナ油圧
は前記コイルスプリング64のばね力よりも弱く
なつているので、前記スプール62は第5図に示
したごとく、コイルスプリング64のばね力によ
り復動した位置に位置している。
そしてこのスプール62が復動位置に位置する
ことにより、前記供給油路L4の一次側通路L4
−1から二次側通路L4−2及びアキユムレータ
室81に作動油が供給され、該作動油の圧力によ
り、前記アキユムレータピストン82が前記リタ
ーンスプリング83に抗して往動するのである。
そして、前記アキユムレータ室81に前記作動
油が所定量留まつた後、前記ロツク手段5の作動
室56に作動油圧が供給されて、前記ピストン5
4及び前記第1スプリング57を介して前記ロツ
ク体53が往動し、該ロツク体53における大径
軸部53bの端部が、パーキングレンジであれ
ば、前記第1インナレバー70のロツクプレート
71に形成した第1嵌合孔72に、ニユートラル
レンジであれば、第2嵌合孔72にそれぞれ嵌合
して、前記インナレバー70の揺動が阻止される
のであり、従つて発進時、ブレーキ操作が確実に
行われていない場合には、自動変速機を停止レン
ジから走行レンジにシフトすることは出来ず、こ
れにより車両が不用意に発進するのを防止するこ
とが出来るのである。
斯くしてかかる状態からブレーキペダル11の
踏み込み操作が行われて、前記マスタシリンダ1
2で発生するブレーキ液圧が、前記車輪14を確
実に制動出来る値(設定値以上)となると、前記
ブレーキング検出手段2の弁体22が前記ブレー
キ液圧の作用によりリターンスプリング26に抗
して第2図左方向に往動して、前記ボール弁22
aにより前記制御ポート24が閉じられて、前記
第1制御油路L1内に制御油圧が発生するのであ
る。
そして該第1制御油路L1内に発生した制御油
圧がレンジ検出手段3の第2入力ポート32を介
して前記弁室35内に導入されて、前記チエツク
ボール36に作用し、該チエツクボール36を第
6図左方向に移動させて、前記第1入力ポート3
1を閉じると共に、前記第2入力ポート32と出
力ポート33とを連通させ、これに伴い前記制御
油圧が前記出力ポート33及び第2制御油路L3
を介して前記制御手段6におけるスプール62の
第1、第2ランド62a,62b間に導入され、
第1、第2ランド62a,62bの面積差に作用
する前記制御油圧により、前記スプール62を前
記コイルスプリング64に抗して、第5図右方向
に往動させるのである。
そしてこのスプール62の往動に伴い、前記第
2ランド62bにより前記供給油路L4の一次側
通路L4−1と二次側通路L4−2との連通が遮
断されると共に、前記二次側通路L4−2及びア
キユムレータ室81が前記ドレン油路L5に連通
して、前記ロツク手段5の作動室56及びアキユ
ムレータ室81内の制御油圧がドレン油路L5に
開放され、これにより、ロツク手段5のロツク体
53は第2スプリング58のばね力により復動し
て、前記大径軸部53bが前記ロツクブレーキ7
1の第1嵌合溝72もしくは第2嵌合孔73から
離脱して、前記インナレバー70のロツクを解除
するのであつて、従つてこれ以降、自動変速機を
任意のレンジにシフトすることが可能となる。
一方、自動変速機をドライブレンジD、セカン
ドレンジ、ローレンジLのいずれかにシフトし
ている場合には、前記レンジ検出手段3の前記第
1入力ポート31を介して前記弁室35内に作動
油圧が導入されて、前記チエツクボール36の第
6図右方向への移動により、前記第1入力ポート
32と出力ポート33とが連通して、作動油圧が
前記出力ポート33及び第2制御油路L3を介し
て前記制御手段6におけるスプール62の第1、
第2ランド62a,62b間に導入され、第1、
第2ランド62a,62bの面積差に作用する前
記作動油圧により、前記スプール62は前記コイ
ルスプリングスプリング64に抗して、第5図右
方向に往動するのである。
そしてこのスプール62の往動に伴い、前記第
2ランド62bにより前記供給油路L4の一次側
通路L4−1と二次側通路L4−2との連通を遮
断されて、前記二次側通路L4−2及びアキユム
レータ室81が前記ドレン油路L5に開放される
ため、前記ロツク手段5の作動室56には作動油
圧が導入されず、ロツク手段5は非ロツク状態で
保たれるのである。
従つて自動変速機をドライブレンジD、セカン
ドレンジ、ローレンジLのいずれかにある場合
には、該自動変速機を他のレンジに自由にシフト
することが可能である。
ところで、例えば高速走行途中にあつては、前
記作動室S1に導入されるガバナ油圧が前記スプ
リング室S2のコイルスプリング64のばね力よ
りも高くなつているので、前記スプール62は前
記ガバナ油圧の作用で常に前記コイルスプリング
64に抗して往動して、前述のごとく、前記供給
油路L4の二次側通路L4−2及びアキユムレー
タ室81が前記ドレン油路L5に開放されている
ので、前記インナレバー70がロツクされること
がないのであり、従つて高速走行途中に自動変速
機をドライブレンジDから誤つてニユートラルレ
ンジNにシフトした場合においては、発進時のよ
うにその都度ブレーキ操作を行わずとも前記自動
変速機を例えばドライブレンジDに即座に戻すこ
とが出来る。
また一方、車両の車庫入れ時や縦列駐車時にお
いて自動変速機をドライブレンジDからリバース
レンジR、更にはリバースレンジRからドライブ
レンジDに切換えて、前進と後進を繰り返すよう
な場合、その都度ニユートラルレンジNを通るこ
ととなり、ニユートラルレンジNの通過時におい
て、その都度、前記制御手段6のスリーブ62が
一次的に復動して、前記供給油路L4の一次側通
路L4−1が二次側通路L4−2に連通すること
となる。
しかしながら前述のごとく前記供給油路L4の
一次側通路L4−1が二次側通路L4−2に一次
的に連通しても、前記アキユムレータ8の作用に
より、前記ロツク手段5が作動室56に作動油圧
が作用する前に自動変速機がニユートラルレンジ
から他のレンジに切り換えられるので、ニユート
ラルレンジNの通過時にその都度ブレーキ操作す
る必要がなく、従つて車両の車庫入れ時や縦列駐
車がスムーズに行える。
また以上の実施例では前記自動変速機をリバー
スレンジRにシフトとした場合には、パーキング
レンジにシフトした場合と同様にブレーキが車輪
14を確実に制動することの出来ない値(設定値
以下)であると、前記ロツク手段5の作動室56
に作動油圧が導入されて、前記ロツク体53が往
動するが、前記ロツク体53の端面が前記ロツク
プレート71の側面に当接するだけで、前記イン
ナレバー70がロツクされることなく、従つてリ
バースレンジRから自由に他のレンジにシフトす
ることが出来る。
尚、前記レンジ検出手段3の第1入力ポート3
1に、リバースレンジに切換えた場合に係合動作
する自動変速機の係合要素の切換作動油圧をも導
入するようにすれば、自動変速機が走行レンジ
D,,L,Rのいずれにシフトした場合にも、
前記ロツク手段5を非ロツク状態に維持すること
が出来る。
以上の実施例のシフトロツク装置では、前記ロ
ツク手段5を自動変速機がドライブレンジD、セ
カンドレンジ及びローレンジLにシフトされて
いる時、前記ロツク手段5が作動しないようにし
ているので、前記インナレバー70のロツクプレ
ート71は、前記第1、第2嵌合孔72,73が
形成出来るだけの大きさでよく、従つてインナレ
バー70全体の形状が必要以上に大型になること
はない。
尚、以上の実施例のブレーキング検出手段2で
は、前記ブレーキ装置1で生じるブレーキ液圧を
検出して、該ブレーキ液圧からブレーキがかけら
れたか否かを判断するようにしたが、例えばブレ
ーキランプスイツチのオンオフ動作からブレーキ
装置の作動を検出するようにしてもよい。
(考案の効果) 以上のごとく本考案は、停止レンジと走行レン
ジとを備えた油圧作動式自動変速機において、該
自動変速機の走行レンジへの切換作動油圧を検出
信号として入力して、シフトされるレンジを検出
するレンジ検出手段と、ブレーキ装置の作動を検
出するブレーキング検出手段と、前記各検出手段
による検出結果に基づいて、自動変速機が停止レ
ンジにシフトされている場合で且つブレーキ装置
が作動していない時、前記自動変速機のライン油
圧を作動源として該自動変速機のマニユアルバル
ブの作動を不能とするロツク手段とを備えたこと
により、ロツク手段が自動変速機の制御油圧であ
るライン油圧により作動し、またレンジ検出手段
が、前記ライン油圧のうち自動変速機を走行レン
ジに切換えた場合に係合動作する係合要素の切換
作動油圧により作動するので、換言すれば、前記
レンジ検出手段及びロツク手段が、油圧作動式自
動変速機の作動源であるライン油圧により作動す
るので、自動変速機が正常に作動していれば、前
記レンジ検出手段及びロツク手段が作動不能とな
る虞はほとんどなく、従つて、自動変速機のシフ
ト時、シフトロツク装置のより安定した作動が期
待できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる自動変速機のロツク装
置の一実施例を示す概略説明図、第2図はブレー
キ検出手段の断面図、第3図はロツク手段の要部
の断面図、第4図はロツク手段の概略斜視図、第
5図は制御手段の断面図、第6図は第5図−
線断面図である。 2……ブレーキング検出手段、3……レンジ検
出手段、5……ロツク手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 停止レンジと走行レンジとを備えた油圧作動式
    自動変速機において、該自動変速機の走行レンジ
    への切換作動油圧を検出信号として入力して、シ
    フトされるレンジを検出するレンジ検出手段と、
    ブレーキ装置の作動を検出するブレーキング検出
    手段と、前記各検出手段による検出結果に基づい
    て、自動変速機が停止レンジにシフトされている
    場合で且つブレーキ装置が作動していない時、前
    記自動変速機のライン油圧を作動源として該自動
    変速機のマニユアルバルブの作動を不能とするロ
    ツド手段とを備えたことを特徴とする自動変速機
    のシフトロツク装置。
JP1988058689U 1988-04-30 1988-04-30 Expired - Lifetime JPH0514038Y2 (ja)

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