JPH05144939A - 半導体保持装置及びダイシング方法 - Google Patents
半導体保持装置及びダイシング方法Info
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- JPH05144939A JPH05144939A JP30785991A JP30785991A JPH05144939A JP H05144939 A JPH05144939 A JP H05144939A JP 30785991 A JP30785991 A JP 30785991A JP 30785991 A JP30785991 A JP 30785991A JP H05144939 A JPH05144939 A JP H05144939A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 半導体保持装置及びダイシング方法に関し、
真空導入板部材の溝構造を改善することにより、また真
空ポンプの適切な使用により、半導体ウエハを確実に固
定的に保持することのできることを目的とする。 【構成】 半導体ウエハ10を真空により保持する半導
体保持装置であって、半導体ウエハを載置させる多孔性
板部材16と、該多孔性板部材の半導体ウエハとは反対
側に配置され、中央部に位置する中央溝20と、該中央
溝の回りに同心円状に設けられた複数の環状溝22とを
有する真空導入板部材18とを備え、該真空導入板部材
の該環状溝のうちの少なくとも一つの環状溝22の幅が
該中央溝20の直径と等しいか又は該中央溝の直径より
も大きい構成とする。
真空導入板部材の溝構造を改善することにより、また真
空ポンプの適切な使用により、半導体ウエハを確実に固
定的に保持することのできることを目的とする。 【構成】 半導体ウエハ10を真空により保持する半導
体保持装置であって、半導体ウエハを載置させる多孔性
板部材16と、該多孔性板部材の半導体ウエハとは反対
側に配置され、中央部に位置する中央溝20と、該中央
溝の回りに同心円状に設けられた複数の環状溝22とを
有する真空導入板部材18とを備え、該真空導入板部材
の該環状溝のうちの少なくとも一つの環状溝22の幅が
該中央溝20の直径と等しいか又は該中央溝の直径より
も大きい構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体保持装置及びダイ
シング方法に関する。半導体の製造工程の一つとして、
半導体ウエハを半導体チップに切断するダイシング工程
がある。ダイシング工程においては、半導体ウエハを接
着テープにより環状の支持フレームに取りつけてダイシ
ングテーブルに載置するようになっている。ダイシング
テーブルは真空により半導体ウエハを吸着保持する。
シング方法に関する。半導体の製造工程の一つとして、
半導体ウエハを半導体チップに切断するダイシング工程
がある。ダイシング工程においては、半導体ウエハを接
着テープにより環状の支持フレームに取りつけてダイシ
ングテーブルに載置するようになっている。ダイシング
テーブルは真空により半導体ウエハを吸着保持する。
【0002】ダイシングにおいては、従来から、半導体
ウエハをその厚さの途中まで切るハーフカットを行い、
その後でクラッキングにより完全に切断する方法が採用
されていた。最近では、ICの高集積化と高信頼性の要
求に従って、半導体ウエハをその全厚さを通して接着テ
ープの途中まで切るフルカットを行い、その後で切断さ
れた半導体チップをピックアップする方法が採用されて
いる。後者の場合、ピックアップ時に切断された半導体
チップを接着テープから剥離させ、そして次の半導体チ
ップの切断を行うが、切断された半導体チップを接着テ
ープから剥離させるときにダイシングテーブル上の接着
テープの位置がずれる傾向にある。ダイシングテーブル
上の接着テープの位置がずれると、次の半導体チップの
切断時にY軸ずれの原因となり、このようなずれが累積
すると不良品になる可能性が生じる。このため、接着テ
ープがダイシングテーブル上で動かないように保持する
のが求められている。
ウエハをその厚さの途中まで切るハーフカットを行い、
その後でクラッキングにより完全に切断する方法が採用
されていた。最近では、ICの高集積化と高信頼性の要
求に従って、半導体ウエハをその全厚さを通して接着テ
ープの途中まで切るフルカットを行い、その後で切断さ
れた半導体チップをピックアップする方法が採用されて
いる。後者の場合、ピックアップ時に切断された半導体
チップを接着テープから剥離させ、そして次の半導体チ
ップの切断を行うが、切断された半導体チップを接着テ
ープから剥離させるときにダイシングテーブル上の接着
テープの位置がずれる傾向にある。ダイシングテーブル
上の接着テープの位置がずれると、次の半導体チップの
切断時にY軸ずれの原因となり、このようなずれが累積
すると不良品になる可能性が生じる。このため、接着テ
ープがダイシングテーブル上で動かないように保持する
のが求められている。
【0003】
【従来の技術】従来、図5に示すように、半導体ウエハ
10は接着テープ12により環状の支持フレーム14に
取りつけられている。すなわち、接着テープ12の接着
面を上にして、その上に環状の支持フレーム14及び半
導体ウエハ10を置き、よって半導体ウエハ10を支持
フレーム14に一体化するとともに、半導体ウエハ10
を接着テープ12とともに切断することができる。ダイ
シング工程で使用する半導体保持装置としてのダイシン
グテーブルは、半導体ウエハ10を載置させる多孔性の
セラミックポーラス16と、その下側に配置される真空
導入板部材18とからなるものであった。
10は接着テープ12により環状の支持フレーム14に
取りつけられている。すなわち、接着テープ12の接着
面を上にして、その上に環状の支持フレーム14及び半
導体ウエハ10を置き、よって半導体ウエハ10を支持
フレーム14に一体化するとともに、半導体ウエハ10
を接着テープ12とともに切断することができる。ダイ
シング工程で使用する半導体保持装置としてのダイシン
グテーブルは、半導体ウエハ10を載置させる多孔性の
セラミックポーラス16と、その下側に配置される真空
導入板部材18とからなるものであった。
【0004】図5及び図6に示されるように、真空導入
板部材18は、中央部に位置する中央溝20と、該中央
溝20の回りに同心円状に設けられた複数の環状溝22
とを有し、これらの中央溝20と環状溝22は互いに連
通し、且つ真空ポンプ24に接続されていた。真空ポン
プ24は小型で安価なコンバムが使用されていた。真空
導入板部材18では、中央溝20と環状溝22は環状壁
26で分離され、十字状の溝28が中央溝20と環状溝
22を互いに連通させていた。真空ポンプ24は中央溝
20に接続され、真空は中央溝20からその回りの環状
溝22へと広がるようになっていた。このため、中央溝
20の直径はその他の環状溝22の幅よりも大きく形成
されていた。
板部材18は、中央部に位置する中央溝20と、該中央
溝20の回りに同心円状に設けられた複数の環状溝22
とを有し、これらの中央溝20と環状溝22は互いに連
通し、且つ真空ポンプ24に接続されていた。真空ポン
プ24は小型で安価なコンバムが使用されていた。真空
導入板部材18では、中央溝20と環状溝22は環状壁
26で分離され、十字状の溝28が中央溝20と環状溝
22を互いに連通させていた。真空ポンプ24は中央溝
20に接続され、真空は中央溝20からその回りの環状
溝22へと広がるようになっていた。このため、中央溝
20の直径はその他の環状溝22の幅よりも大きく形成
されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】セラミックポーラス1
6は多数の微小な孔組織をもち、真空導入板部材18の
真空を通過させ、半導体ウエハ10の接着テープ12を
吸着保持する。上記したように、接着テープ12がダイ
シングテーブル上で動かないように保持されるために
は、十分に大きな真空を受けていること、及び全面に均
一な真空を受けていることが必要である。
6は多数の微小な孔組織をもち、真空導入板部材18の
真空を通過させ、半導体ウエハ10の接着テープ12を
吸着保持する。上記したように、接着テープ12がダイ
シングテーブル上で動かないように保持されるために
は、十分に大きな真空を受けていること、及び全面に均
一な真空を受けていることが必要である。
【0006】そこで、接着テープ12がダイシングテー
ブル上で動く傾向を発見した発明者は、接着テープ12
がダイシングテーブル上で動かないようにするために、
真空ポンプ24の供給する真空を上げることから試み
た。しかし、真空ポンプ24の供給する真空レベルは思
うようには上がらず、また真空をできるだけ上げても、
接着テープ12がダイシングテーブル上で動く傾向を完
全に無くすことはできなかった。
ブル上で動く傾向を発見した発明者は、接着テープ12
がダイシングテーブル上で動かないようにするために、
真空ポンプ24の供給する真空を上げることから試み
た。しかし、真空ポンプ24の供給する真空レベルは思
うようには上がらず、また真空をできるだけ上げても、
接着テープ12がダイシングテーブル上で動く傾向を完
全に無くすことはできなかった。
【0007】特に、真空ポンプ24の供給する真空を上
げると、セラミックポーラス16の中央部が真空の作用
方向に窪む。すると、セラミックポーラス16に接触し
ている接着テープ12も同様に窪んで接着テープ12が
平坦でなくなったり、あるいは、接着テープ12が平坦
な状態を維持している場合にはセラミックポーラス16
の窪んだ部位で吸着固定力が弱くなったりする。さら
に、セラミックポーラス16の中央部においては真空が
強くなるが、セラミックポーラス16の周辺部において
は真空が十分に高くならなかった。そのため、ダイシン
グ工程において、半導体ウエハ10の固定が十分でなく
て切断位置の誤差が大きくなったり、接着テープ12の
切り込み量が変わったり、あるいはピックアップ時に接
着テープ12の位置ずれを生じたりする問題点が生じ
た。
げると、セラミックポーラス16の中央部が真空の作用
方向に窪む。すると、セラミックポーラス16に接触し
ている接着テープ12も同様に窪んで接着テープ12が
平坦でなくなったり、あるいは、接着テープ12が平坦
な状態を維持している場合にはセラミックポーラス16
の窪んだ部位で吸着固定力が弱くなったりする。さら
に、セラミックポーラス16の中央部においては真空が
強くなるが、セラミックポーラス16の周辺部において
は真空が十分に高くならなかった。そのため、ダイシン
グ工程において、半導体ウエハ10の固定が十分でなく
て切断位置の誤差が大きくなったり、接着テープ12の
切り込み量が変わったり、あるいはピックアップ時に接
着テープ12の位置ずれを生じたりする問題点が生じ
た。
【0008】また、従来のダイシング工程では、真空ポ
ンプ24としてコンバムを使用しているが、小型のコン
バムでは達成できる真空レベルに限界があり、大きな吸
着固定力を得るのに不十分であることが見出された。大
型のコンバムを使用すると真空レベルを上げることがで
きるかもしれないが、騒音が大きくなり、半導体製造工
場のクリーンルームで使用するのは不適であると思われ
る。
ンプ24としてコンバムを使用しているが、小型のコン
バムでは達成できる真空レベルに限界があり、大きな吸
着固定力を得るのに不十分であることが見出された。大
型のコンバムを使用すると真空レベルを上げることがで
きるかもしれないが、騒音が大きくなり、半導体製造工
場のクリーンルームで使用するのは不適であると思われ
る。
【0009】本発明の目的は、真空導入板部材の溝構造
を改善することにより、また真空ポンプの適切な使用に
より、半導体ウエハを確実に固定的に保持することので
きる半導体保持装置及びダイシング方法を提供すること
である。
を改善することにより、また真空ポンプの適切な使用に
より、半導体ウエハを確実に固定的に保持することので
きる半導体保持装置及びダイシング方法を提供すること
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体保持
装置は、半導体ウエハを真空により保持する半導体保持
装置であって、半導体ウエハを載置させる多孔性板部材
と、該多孔性板部材の半導体ウエハとは反対側に配置さ
れ、中央部に位置する中央溝と、該中央溝の回りに同心
円状に設けられた複数の環状溝とを有する真空導入板部
材とを備え、該真空導入板部材の該環状溝のうちの少な
くとも一つの環状溝の幅が該中央溝の直径と等しいか又
は該中央溝の幅よりも大きいことを特徴とする。また、
本発明のダイシング方法は、半導体ウエハを載置させる
多孔性板部材と、該多孔性板部材の半導体ウエハとは反
対側に配置され、中央部に位置する中央溝と、該中央溝
の回りに同心円状に設けられた複数の環状溝とを有する
真空導入板部材とからなる半導体保持装置を準備し、水
封ポンプにより該真空導入板部材に真空を供給して半導
体ウエハを該多孔性板部材に吸着保持し、該半導体ウエ
ハをダイシングソーによりダイシングすることを特徴と
する。
装置は、半導体ウエハを真空により保持する半導体保持
装置であって、半導体ウエハを載置させる多孔性板部材
と、該多孔性板部材の半導体ウエハとは反対側に配置さ
れ、中央部に位置する中央溝と、該中央溝の回りに同心
円状に設けられた複数の環状溝とを有する真空導入板部
材とを備え、該真空導入板部材の該環状溝のうちの少な
くとも一つの環状溝の幅が該中央溝の直径と等しいか又
は該中央溝の幅よりも大きいことを特徴とする。また、
本発明のダイシング方法は、半導体ウエハを載置させる
多孔性板部材と、該多孔性板部材の半導体ウエハとは反
対側に配置され、中央部に位置する中央溝と、該中央溝
の回りに同心円状に設けられた複数の環状溝とを有する
真空導入板部材とからなる半導体保持装置を準備し、水
封ポンプにより該真空導入板部材に真空を供給して半導
体ウエハを該多孔性板部材に吸着保持し、該半導体ウエ
ハをダイシングソーによりダイシングすることを特徴と
する。
【0011】
【作用】上記構成においては、真空導入板部材の該環状
溝のうちの少なくとも一つの環状溝の幅が該中央溝の直
径と等しいか又は該中央溝の幅よりも大きくしたので、
中央溝から供給される真空は中央溝に局部的に大きくな
ることなく周辺の環状溝まで均一に行き渡り、多孔性板
部材の中央溝の部位が窪むことによる固定不良をなくす
ことができるとともに、周辺部での固定をさらに確実に
することができる。また、水封ポンプを用いると、高真
空を得ることができるとともに、低騒音性であるので、
半導体装置のダイシングを行う場合に特に適している。
溝のうちの少なくとも一つの環状溝の幅が該中央溝の直
径と等しいか又は該中央溝の幅よりも大きくしたので、
中央溝から供給される真空は中央溝に局部的に大きくな
ることなく周辺の環状溝まで均一に行き渡り、多孔性板
部材の中央溝の部位が窪むことによる固定不良をなくす
ことができるとともに、周辺部での固定をさらに確実に
することができる。また、水封ポンプを用いると、高真
空を得ることができるとともに、低騒音性であるので、
半導体装置のダイシングを行う場合に特に適している。
【0012】
【実施例】図1は本発明の原理図兼第1実施例を示す図
である。従来と同様に、半導体ウエハ10は接着テープ
12により環状の支持フレーム14に取りつけられてい
る。半導体保持装置としてのダイシングテーブルは、テ
ーブル本体30と、半導体ウエハ10を載置させる多孔
性のセラミックポーラス16と、その下側に配置される
真空導入板部材18とからなるものである。セラミック
ポーラス16は多孔性の材料で作られ、真空導入板部材
はステンレス鋼等の金属で作られる。テーブル本体30
は上面側に円筒状凹部を有し、真空導入板部材18及び
セラミックポーラス16がこの円筒状凹部にぴったりと
挿入されるようになっている。テーブル本体30は、中
央部に貫通穴32と、チューブ連結部34とを有してい
る。
である。従来と同様に、半導体ウエハ10は接着テープ
12により環状の支持フレーム14に取りつけられてい
る。半導体保持装置としてのダイシングテーブルは、テ
ーブル本体30と、半導体ウエハ10を載置させる多孔
性のセラミックポーラス16と、その下側に配置される
真空導入板部材18とからなるものである。セラミック
ポーラス16は多孔性の材料で作られ、真空導入板部材
はステンレス鋼等の金属で作られる。テーブル本体30
は上面側に円筒状凹部を有し、真空導入板部材18及び
セラミックポーラス16がこの円筒状凹部にぴったりと
挿入されるようになっている。テーブル本体30は、中
央部に貫通穴32と、チューブ連結部34とを有してい
る。
【0013】図1及び図2に示されるように、真空導入
板部材18は、中央部に位置する中央溝20と、中央溝
20の回りに同心円状に設けられた複数の環状溝22と
を有する。中央溝20と環状溝22は環状壁26で分離
され、放射状の溝28が中央溝20と環状溝22を互い
に連通させている。これらの放射状の溝28は2組の十
字状の溝を45度ずらして配置したものであり、中央溝
20と環状溝22との連通をより円滑にしている。
板部材18は、中央部に位置する中央溝20と、中央溝
20の回りに同心円状に設けられた複数の環状溝22と
を有する。中央溝20と環状溝22は環状壁26で分離
され、放射状の溝28が中央溝20と環状溝22を互い
に連通させている。これらの放射状の溝28は2組の十
字状の溝を45度ずらして配置したものであり、中央溝
20と環状溝22との連通をより円滑にしている。
【0014】真空ポンプ24はチューブ連結部34に接
続され、中央溝20に連通している。この実施例では、
真空ポンプ24は高真空を得ることができ且つ低騒音性
の水封ポンプを使用している。例えば、水封ポンプは大
気圧から750mmHG程度の真空を達成できる。従来使
用していたコンバムでは630又は650mmHG程度の
真空であった。
続され、中央溝20に連通している。この実施例では、
真空ポンプ24は高真空を得ることができ且つ低騒音性
の水封ポンプを使用している。例えば、水封ポンプは大
気圧から750mmHG程度の真空を達成できる。従来使
用していたコンバムでは630又は650mmHG程度の
真空であった。
【0015】図1及び図2に示す実施例においては、環
状溝22の幅はすべて等しく、且つ中央溝20の直径よ
りも大きく形成されている。これに伴って、環状壁26
の幅は環状溝22の幅よりも小さくなっている。このた
め、中央溝20から供給される真空は中央溝20に局部
的に大きくなることなく周辺の環状溝22まで均一に行
き渡り、セラミックポーラス16は中央溝20の部位が
窪むことがなくなり、全体的に平坦な姿勢を維持するこ
とができる。セラミックポーラス16は多数の微小な孔
組織をもち、真空導入板部材18の真空を通過させ、半
導体ウエハ10の接着テープ12を吸着保持する。セラ
ミックポーラス16は全体的に一様な真空を受け、真空
ポンプ24からの高真空がセラミックポーラス16の周
辺部での固定をさらに確実にする。このようにして、接
着テープ12は、十分に大きな真空を全面に均一に受
け、ダイシングテーブル上で動かないように保持され
る。従って、この状態で、ダイシングソーにより半導体
ウエハ10のダイシングを行う。なお、ダイシングソー
は特に図示しないが、業界で公知のものを使用すること
ができる。
状溝22の幅はすべて等しく、且つ中央溝20の直径よ
りも大きく形成されている。これに伴って、環状壁26
の幅は環状溝22の幅よりも小さくなっている。このた
め、中央溝20から供給される真空は中央溝20に局部
的に大きくなることなく周辺の環状溝22まで均一に行
き渡り、セラミックポーラス16は中央溝20の部位が
窪むことがなくなり、全体的に平坦な姿勢を維持するこ
とができる。セラミックポーラス16は多数の微小な孔
組織をもち、真空導入板部材18の真空を通過させ、半
導体ウエハ10の接着テープ12を吸着保持する。セラ
ミックポーラス16は全体的に一様な真空を受け、真空
ポンプ24からの高真空がセラミックポーラス16の周
辺部での固定をさらに確実にする。このようにして、接
着テープ12は、十分に大きな真空を全面に均一に受
け、ダイシングテーブル上で動かないように保持され
る。従って、この状態で、ダイシングソーにより半導体
ウエハ10のダイシングを行う。なお、ダイシングソー
は特に図示しないが、業界で公知のものを使用すること
ができる。
【0016】なお、従来は、環状溝22の幅は中央溝2
0の直径よりも小さく形成されていた。本発明では、少
なくとも一つの環状溝22の幅が中央溝20の直径と等
しいか又は中央溝20の直径よりも大きくすることによ
り、セラミックポーラス16の中央溝20の部位に集中
的に真空が作用するのを防止して局部的な窪みを防止す
ることができる。
0の直径よりも小さく形成されていた。本発明では、少
なくとも一つの環状溝22の幅が中央溝20の直径と等
しいか又は中央溝20の直径よりも大きくすることによ
り、セラミックポーラス16の中央溝20の部位に集中
的に真空が作用するのを防止して局部的な窪みを防止す
ることができる。
【0017】図3は本発明の第2実施例を示し、第1実
施例と同様に、セラミックポーラス16及び真空導入板
部材18を有する。第2実施例においては、真空導入板
部材18の環状溝22の幅は外周に行くにつれて大きく
なっており、真空ポンプ24からの高真空がセラミック
ポーラス16の周辺部での固定をさらに確実にするよう
になっている。従って、セラミックポーラス16の中央
部が窪む傾向をますます緩和している。従来のようにセ
ラミックポーラス16の中央部に真空が局部的に集中し
ているときには横からの力が弱いのに対して、セラミッ
クポーラス16の周辺部での固定を強化すれば接着テー
プ12の移動を効果的に防止することができる。さら
に、この実施例においては、環状溝22の幅は全て中央
溝20の直径よりも大きくなっている。
施例と同様に、セラミックポーラス16及び真空導入板
部材18を有する。第2実施例においては、真空導入板
部材18の環状溝22の幅は外周に行くにつれて大きく
なっており、真空ポンプ24からの高真空がセラミック
ポーラス16の周辺部での固定をさらに確実にするよう
になっている。従って、セラミックポーラス16の中央
部が窪む傾向をますます緩和している。従来のようにセ
ラミックポーラス16の中央部に真空が局部的に集中し
ているときには横からの力が弱いのに対して、セラミッ
クポーラス16の周辺部での固定を強化すれば接着テー
プ12の移動を効果的に防止することができる。さら
に、この実施例においては、環状溝22の幅は全て中央
溝20の直径よりも大きくなっている。
【0018】図4は本発明の第3実施例を示し、第1実
施例と同様に、セラミックポーラス16及び真空導入板
部材18を有する。また、環状溝22の幅はすべて等し
く、且つ中央溝20の直径よりも大きく形成されてい
る。第3実施例においては、真空ポンプ24はライン3
6により中央溝20及び環状溝22に個別に接続され、
各ライン36にはプレッシャレギュレータ38が配置さ
れている。従って、この構成によれば、接着テープ12
の移動を効果的に防止することができるように、中央溝
20及び環状溝22の真空レベルを個別に最適に制御す
ることができる。
施例と同様に、セラミックポーラス16及び真空導入板
部材18を有する。また、環状溝22の幅はすべて等し
く、且つ中央溝20の直径よりも大きく形成されてい
る。第3実施例においては、真空ポンプ24はライン3
6により中央溝20及び環状溝22に個別に接続され、
各ライン36にはプレッシャレギュレータ38が配置さ
れている。従って、この構成によれば、接着テープ12
の移動を効果的に防止することができるように、中央溝
20及び環状溝22の真空レベルを個別に最適に制御す
ることができる。
【0019】なお、第3実施例のプレッシャレギュレー
タ38は、中央溝20及び環状溝22の幅の関係が変化
する場合、例えば第2実施例の構成においても、採用可
能である。また、上記説明では、セラミックポーラス1
6及び真空導入板部材18は別部材で構成されている
が、そのような部材を一体的な構成とすることもでき
る。例えば、多孔性板部材としてセラミックポーラス1
6の代わりにメタルポーラスを用いると、真空導入板部
材18をそのメタルポーラスに一体的に設けたものとす
ることができる。
タ38は、中央溝20及び環状溝22の幅の関係が変化
する場合、例えば第2実施例の構成においても、採用可
能である。また、上記説明では、セラミックポーラス1
6及び真空導入板部材18は別部材で構成されている
が、そのような部材を一体的な構成とすることもでき
る。例えば、多孔性板部材としてセラミックポーラス1
6の代わりにメタルポーラスを用いると、真空導入板部
材18をそのメタルポーラスに一体的に設けたものとす
ることができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
真空導入板部材の該環状溝のうちの少なくとも一つの環
状溝の幅が該中央溝の直径と等しいか又は該中央溝の幅
よりも大きい構成としたので、中央溝から供給される真
空は中央溝に局部的に大きくなることなく周辺の環状溝
まで均一に行き渡り、多孔性板部材の中央溝の部位が窪
むことによる固定不良をなくすことができるとともに、
周辺部での固定をさらに確実にすることができる。
真空導入板部材の該環状溝のうちの少なくとも一つの環
状溝の幅が該中央溝の直径と等しいか又は該中央溝の幅
よりも大きい構成としたので、中央溝から供給される真
空は中央溝に局部的に大きくなることなく周辺の環状溝
まで均一に行き渡り、多孔性板部材の中央溝の部位が窪
むことによる固定不良をなくすことができるとともに、
周辺部での固定をさらに確実にすることができる。
【図1】本発明の原理図兼第1実施例を示す図である。
【図2】図1の真空導入板部材の平面図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す図である。
【図4】本発明の第3実施例を示す図である。
【図5】従来技術を示す図である。
【図6】図5の真空導入板部材の平面図である。
10…半導体ウエハ 12…接着テープ 16…セラミックポーラス 18…真空導入板部材 20…中央溝 22…環状溝 24…真空ポンプ 26…環状壁 38…プレッシャレギュレータ
Claims (9)
- 【請求項1】 半導体ウエハ(10)を真空により保持
する半導体保持装置であって、半導体ウエハを載置させ
る多孔性板部材(16)と、該多孔性板部材の半導体ウ
エハとは反対側に配置され、中央部に位置する中央溝
(20)と、該中央溝の回りに同心円状に設けられた複
数の環状溝(22)とを有する真空導入板部材(18)
とを備え、該真空導入板部材の該環状溝のうちの少なく
とも一つの環状溝(22)の幅が該中央溝(20)の直
径と等しいか又は該中央溝の直径よりも大きいことを特
徴とする半導体保持装置。 - 【請求項2】 該環状溝(22)の幅が全て該中央溝
(20)の直径と等しいか又は該中央溝の直径よりも大
きいことを特徴とする請求項1に記載の半導体保持装
置。 - 【請求項3】 該環状溝(22)の幅が外周に行くにつ
れて大きくなることを特徴とする請求項1に記載の半導
体保持装置。 - 【請求項4】 該中央溝(20)及び該環状溝(22)
のそれぞれの圧力を調整する手段(38)を設けたこと
を特徴とする請求項1に記載の半導体保持装置。 - 【請求項5】 該多孔性板部材がセラミックポーラス
(16)からなり、該真空導入板部材(18)が金属か
らなることを特徴とする請求項1に記載の半導体保持装
置。 - 【請求項6】 該多孔性板部材及び該真空導入板部材が
メタルポーラスからなることを特徴とする請求項1に記
載の半導体保持装置。 - 【請求項7】 半導体ウエハを載置させる多孔性板部材
(16)と、該多孔性板部材の半導体ウエハとは反対側
に配置され、中央部に位置する中央溝(20)と、該中
央溝の回りに同心円状に設けられた複数の環状溝(2
2)とを有する真空導入板部材(18)とからなる半導
体保持装置を準備し、 水封ポンプ(24)により該真空導入板部材(18)に
真空を供給して半導体ウエハ(10)を該多孔性板部材
(16)に吸着保持し、 該半導体ウエハ(10)をダイシングソーによりダイシ
ングすることを特徴とするダイシング方法。 - 【請求項8】 該半導体ウエハ(10)を接着テープ
(12)に取りつけ、該接着テープを該多孔性板部材
(16)に載置することを特徴とする請求項7に記載の
ダイシング方法。 - 【請求項9】 該半導体保持装置を準備するに際して、
該真空導入板部材の該環状溝のうちの少なくとも一つの
環状溝(22)の幅を該中央溝(20)の直径と等しい
か又は該中央溝の直径よりも大きくすることを特徴とす
る請求項7に記載のダイシング方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30785991A JP2663957B2 (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 半導体保持装置及びダイシング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30785991A JP2663957B2 (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 半導体保持装置及びダイシング方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05144939A true JPH05144939A (ja) | 1993-06-11 |
| JP2663957B2 JP2663957B2 (ja) | 1997-10-15 |
Family
ID=17974033
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30785991A Expired - Fee Related JP2663957B2 (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 半導体保持装置及びダイシング方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2663957B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11307619A (ja) * | 1998-04-20 | 1999-11-05 | Yamatake Corp | ウエハ固定装置 |
| US7112518B2 (en) | 2002-06-10 | 2006-09-26 | New Wave Research | Method and apparatus for cutting devices from substrates |
| WO2008018164A1 (fr) * | 2006-08-08 | 2008-02-14 | Tokyo Ohka Kogyo Co., Ltd. | Procédé et dispositif pour séparer une plaque de support d'une plaquette |
| JP2008078424A (ja) * | 2006-09-21 | 2008-04-03 | Disco Abrasive Syst Ltd | 切削装置 |
| JP2020113699A (ja) * | 2019-01-16 | 2020-07-27 | 株式会社東京精密 | ウェーハチャック及びウェーハ保持装置 |
-
1991
- 1991-11-22 JP JP30785991A patent/JP2663957B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
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|---|---|---|---|---|
| JPH11307619A (ja) * | 1998-04-20 | 1999-11-05 | Yamatake Corp | ウエハ固定装置 |
| US7112518B2 (en) | 2002-06-10 | 2006-09-26 | New Wave Research | Method and apparatus for cutting devices from substrates |
| US7169688B2 (en) | 2002-06-10 | 2007-01-30 | New Wave Research, Inc. | Method and apparatus for cutting devices from substrates |
| WO2008018164A1 (fr) * | 2006-08-08 | 2008-02-14 | Tokyo Ohka Kogyo Co., Ltd. | Procédé et dispositif pour séparer une plaque de support d'une plaquette |
| JP2008078424A (ja) * | 2006-09-21 | 2008-04-03 | Disco Abrasive Syst Ltd | 切削装置 |
| JP2020113699A (ja) * | 2019-01-16 | 2020-07-27 | 株式会社東京精密 | ウェーハチャック及びウェーハ保持装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2663957B2 (ja) | 1997-10-15 |
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