JPH05148355A - ポリカーボネート - Google Patents

ポリカーボネート

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JPH05148355A
JPH05148355A JP31473491A JP31473491A JPH05148355A JP H05148355 A JPH05148355 A JP H05148355A JP 31473491 A JP31473491 A JP 31473491A JP 31473491 A JP31473491 A JP 31473491A JP H05148355 A JPH05148355 A JP H05148355A
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polycarbonate
concentration
ppm
mol
less
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JP31473491A
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English (en)
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Yasuhiro Oshino
康弘 押野
Tatsuya Sugano
龍也 菅野
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Daicel Corp
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Daicel Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エステル交換法で得られたポリカーボネート
中の鉄、塩素濃度及び水酸基末端濃度等を規定。 【構成】 エステル交換法で得られたポリカーボネート
中の鉄濃度が5ppm以下、塩素濃度が10ppm以下
及び水酸基末端濃度が20mol%以下であるポリカー
ボネート。 【効果】 エステル交換法で得られたポリカーボネート
中の鉄、クロム、ニッケル濃度が低いほど着色のないポ
リカーボネートが得られる事実を見出だした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エステル交換触媒の存
在下で2価ヒドロキシ化合物と炭酸ジエステルとを重縮
合させて得られる鉄、クロム、ニッケル、ナトリウム、
塩素含量が少なく水酸基末端濃度が低くかつ着色のない
高分子量ポリカーボネートに関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】本発明の
高分子量ポリカーボネートは、幅広い用途、特に射出成
形用または窓ガラスの代わりのガラスシートとしての用
途を有する汎用エンジニアリングサーモプラスチックス
である。
【0003】エステル交換反応においては、2価のフェ
ノールと炭酸ジエステルにエステル交換触媒を加えて、
加熱減圧下、フェノールを留出させながらプレポリマー
を合成し、最終的に高真空下、290℃以上に加熱して
フェノールを留出させ高分子量のポリカーボネートを得
ている(米国特許 4345062号明細書)が、高分
子量のポリカーボネートは他のエンジニアリングプラス
チックスと異なって、溶融粘度が極めて大きいので、反
応条件として290℃以上の高温を必要とし、また、沸
点の高いフェノールを留去させるために高真空(1〜1
-2Torr)を必要とするため、設備の面からも工業
化は難しく、さらに生成するポリカーボネートの色相や
物性に好ましくない影響を及ぼすことが知られている。
【0004】例えば、特開昭63−210126にはポ
リカーボネートの高処理温度(280〜350℃)にお
いて樹脂の変色と分子量の低下をもたらす不純物をいず
れも含有していないことが重要であり、鉄はこの点に関
し特に望ましくない影響を及ぼしうる不純物の一つであ
ると記載されている。しかしながら、エステル交換法で
製造されたポリカーボネート中の鉄含量を規定したもの
はなかった。
【0005】また、ポリマー デグラデーション アン
ド スタビリティー31,(1991)163−180
には、ポリカーボネート鎖の末端ビスフェノール骨格が
熱分解した結果、低分子フェノールが生成することが記
載されており、末端OH基濃度が高くなると樹脂の着色
が見られ、さらに、高分子量化が達成しにくいことを示
唆している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、カーボネ
ート結合を生成する化合物として2価ヒドロキシ化合物
と炭酸ジエステルとをエステル交換触媒の存在下、重縮
合させることによって、得られるポリカーボネート中の
鉄、クロム、ニッケル、ナトリウム、塩素濃度及びポリ
カーボネートの全末端のうちの水酸基末端濃度を測定し
た。この際、本発明者らは、エステル交換法で得られる
ポリカーボネート中の特に、鉄、クロム、ニッケル濃度
と樹脂の着色とに相関関係があることを見出だした。す
なわち、これら金属濃度が低いほど着色のないポリカー
ボネートが得られる事実を見出すに至った。
【0007】特に、鉄、クロム、ニッケル等の金属成分
の含有量を少なくするためには、重合装置としてこれら
の金属成分の含量、特に鉄含量の少ない材質のものを用
いれば良いということを見出だした。
【0008】本発明は、以下の発明1)〜8)に関する
ものである。1)エステル交換触媒の存在下で、2価ヒ
ドロキシ化合物と炭酸ジエステルをエステル交換法によ
り溶融重縮合させて得られるポリカーボネート中に含ま
れる鉄濃度が5ppm以下であることを特徴とするポリ
カーボネート。2)エステル交換触媒の存在下で、2価
ヒドロキシ化合物と炭酸ジエステルをエステル交換法に
より溶融重縮合させて得られるポリカーボネート中に含
まれる鉄濃度が5ppm以下であり、かつクロム、ニッ
ケル濃度が共に1ppm以下であることを特徴とするポ
リカーボネート。3)ポリカーボネートの全末端のう
ち、水酸基末端が20mol%以下であることを特徴と
する1),2)記載のポリカーボネート。4)ポリカー
ボネート中のナトリウム濃度が1ppm以下であり、か
つ塩素濃度が10ppm以下であることを特徴とする
1),2),3)記載のポリカーボネート。5)エステ
ル交換触媒として電子供与性アミン化合物を用いること
を特徴とする1),2),3),4)記載のポリカーボ
ネート。6)エステル交換触媒としてアルカリ金属化合
物またはアルカリ土類金属化合物を用いることを特徴と
する1),2),3),4)記載のポリカーボネート。
7)エステル交換触媒として電子供与性アミン化合物及
びアルカリ金属化合物またはアルカリ土類金属化合物を
用いることを特徴とする1),2),3),4)記載の
ポリカーボネート。8)2価ヒドロキシ化合物が化1,
2,3,4で表される1),2),3),4),5),
6),7)記載のポリカーボネート。9)7)記載の2
価フェノールから選ばれる2種または3種以上を用いて
なる1),2),3),4),5),6),7)記載の
共重合ポリカーボネート。
【0009】本発明に使用しうるエステル交換触媒とし
ては、Na,K,Be,Ca,Sr,Ba,Zn,C
d,Al,Cr,Mo,Fe,Co,Ni,Ag,A
u,Sn,Sb,Pb,Pt,Pd等の金属及びアルコ
ラート、酸化物、炭酸塩、酢酸塩、水素化物が挙げられ
る。さらに、電子供与性アミン化合物、アルカリ金属化
合物及びアルカリ土類金属化合物が挙げられる。
【0010】電子供与性アミン化合物の代表例として
は、4ジメチルアミノピリジン、4−ジエチルアミノピ
リジン、4−ピロリジノピリジン、4−アミノピリジ
ン、2−ヒドロキシピリジン、4−ヒドロキシピリジ
ン、2−メトキシピリジン、4−メトキシピリジン、2
−メトキシイミダゾール、1−メチルイミダゾール、イ
ミダゾール、アミノキノリン、4−メチルイミダゾー
ル、ジアザビシクロオクタン(DABCO)等が挙げら
れる。
【0011】アルカリ金属化合物及びアルカリ土類金属
化合物の代表例としては、水酸化ナトリウム、水酸化リ
チウム、水酸化カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水
素リチウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸
リチウム、炭酸カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸リチウ
ム、酢酸カリウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリ
ン酸リチウム、ステアリン酸カリウム、水素化ホウ素ナ
トリウム、水素化ホウ素リチウム、水素化ホウ素カリウ
ム、安息香酸ナトリウム、安息香酸リチウム、安息香酸
カリウム、水酸化バリウム、水酸化カルシウム、水酸化
マグネシウム、炭酸水素バリウム、炭酸水素カルシウ
ム、炭酸水素マグネシウム、炭酸バリウム、炭酸カルシ
ウム、炭酸マグネシウム、酢酸バリウム、酢酸カルシウ
ム、酢酸マグネシウム、ステアリン酸バリウム、ステア
リン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム等が挙げ
られる。
【0012】また、炭酸ジエステルの代表例としては、
ジフェニルカーボネート、ジトリールカーボネート、ビ
ス(クロロフェニル)カーボネート、m−クレジルカー
ボネート、ジナフチルカーボネート、ジエチルカーボネ
ート、ジメチルカーボネート、ジブチルカーボネート、
ジシクロヘキシルカーボネート等が用いられる。これら
のうち特にジフェニルカーボネートが好ましい。
【0013】また、2価ヒドロキシ化合物の代表例とし
ては、以下の化合物が挙げられる。化1に分類されるビ
スフェノールとして、2,2−ビス−(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシ
フェニル)−4−メチルペンタン、2,2−ビス−(4
−ヒドロキシフェニル)オクタン、4,4´−ジヒドロ
キシ−2,2,2−トリフェニルエタン、2,2−ビス
−(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロ
パン等が挙げられる。
【0014】化2に分類されるビスフェノールとして、
2,2−ビス−(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシ−3−
イソプロピルフェニル)プロパン、2,2−ビス−(4
−ヒドロキシ−3−sec.ブチルフェニル)プロパ
ン、2−ビス−(4−ヒドロキシ−3−tert.ブチ
ルフェニル)プロパン等が挙げられる。
【0015】化3に分類されるビスフェノールとして、
1,1´−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−p−ジ
イソプロピルベンゼン、1,1´−ビス−(4−ヒドロ
キシフェニル)−m−ジイソプロピルベンゼン等が挙げ
られる。
【0016】化4に分類されるビスフェノールとして、
1,1´−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘ
キサン等が挙げられる。さらに、化1,2,3,4の中
から選択された2種または3種以上の2価フェノールを
組み合わせた共重合ポリカーボネートを製造することも
可能である。
【0017】本発明は、エステル交換触媒から選択され
た触媒を用いてビスフェノールAのような2価ヒドロキ
シ化合物を炭酸ジエステルと溶融重縮合させることによ
って得られるポリカーボネートに関するものである。
【0018】重縮合反応が進む温度は、100℃〜約3
00℃までの範囲である。好ましくは130℃〜280
℃の範囲である。130℃未満であると反応速度が遅く
なり、280℃を越えると副反応が起こりやすくなる。
【0019】触媒として用いるエステル交換触媒は、反
応系に存在する2価ヒドロキシ化合物1モルに対して1
-1モルから10-6モルを必要とするが、好ましくは、
10-2モルから10-5モルである。10-6モル未満であ
ると触媒作用が少なくポリカーボネートの重合速度が遅
くなり、10-1モル以上であると生成するポリカーボネ
ート中に残存する率が高くなるので、ポリカーボネート
の物性低下を招く。
【0020】また、炭酸ジエステルの必要量は反応系中
に存在する2価ヒドロキシ化合物と当モル必要である。
一般に高分子量ポリカーボネートが生成するためには、
カーボネート化合物1モルと2価フェノール1モルが反
応しなければならない。ジフェニルカーボネートを用い
た場合、フェノール2モルが前記反応によって生じる。
これら2モルのフェノールは反応系外に留去される。
【0021】しかしながら、用いられる炭酸ジエステル
は2価フェノール1モルに対して1.01〜1.5モ
ル、好ましくは、1.015〜1.05モルの量で用い
られるのが望ましい。
【0022】以下に本発明を実施例にて説明するが、本
発明は、これらの実施例によって限定されるものではな
い。
【0023】
【実施例1】2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン22.8g(0.1モル)、ジフェニルカーボ
ネート21.9g(0.1025モル)と4−ジメチル
アミノピリジン0.024g(2×10-4モル)をハス
テロイ製のセパラブルフラスコに入れ窒素下、180℃
で溶融させよく攪拌し、徐々に減圧しながら昇温させ、
最終的に0.1Torr,270℃にし、生成するフェ
ノールを留去せて、無色透明なポリカーボネートを得
た。色相値はA380 −A580 =0.09であった。色相
の評価は、ポリカーボネートを10%の塩化メチレン溶
液として、UVスペクトロメトリーにより380nmと5
80nmにおける吸光度の差を測定して行い、この値が大
きいほど着色していることを示す。得られたポリカーボ
ネートの粘度平均分子量(Mv)を測定するとMv=2
9,000であった。粘度平均分子量の測定方法は、2
0℃における塩化メチレン溶液の固有粘度[η]をウベ
ローデ粘度計を用いて測定し、次式を用いて粘度平均分
子量(Mv)を計算した。 [η]=1.11×10-4(Mv)0.82 また、ガラス転移温度は150℃であった。
【0024】ポリカーボネート中の鉄濃度は0.5pp
mであった。また、クロム、ニッケル濃度は、共に0.
1ppm以下であった。鉄、クロム、ニッケル濃度の測
定は、ポリカーボネート5gを磁性るつぼに入れ電熱器
で加熱炭化し、さらにガスバーナーによる加熱炭化を経
て最終的に電気炉にて(650℃、4時間)灰化したも
のを水に浸し、濃塩酸1mlを加え溶解させ、25mlにメ
スアップし原子吸光測定器を用いて行った。尚、この
際、鉄、クロム、ニッケルの検出限界はいずれも0.1
ppmである。
【0025】水酸基末端濃度は、8モル%であった。水
酸基末端濃度の測定は、ポリカーボネート0.4gを3
mlのクロロホルムに溶解し、40℃で13C−NMR(日
本電子製、GX−270)を用いて行い、全末端基濃度
に対する割合(%)で計算した。
【0026】ポリカーボネート中のナトリウム濃度は
0.1ppmであり、塩素濃度は、1ppmであった。
ナトリウム濃度の測定は、ポリカーボネート20gを灰
化し、原子吸光(第二精工舎1、SAS/727)を用
いて行った。検出限界は0.05ppmである。ポリカ
ーボネート中の塩素濃度の測定は、ポリカーボネート5
0mgをSchoriger法によりガス化して水溶液に
し、イオンクロマトグラフィー(Yokogawa、I
C500)を用いて行った。検出限界は0.5ppmで
ある。
【0027】
【実施例2】実施例1と全く同様な条件下で4−ジメチ
ルアミノピリジンの代わりに酢酸カリウム0.098mg
(1×10-6モル)を加え、実施例1と同様の方法で重
縮合反応を行い無色透明なポリカーボネートを得た。色
相値はA380 −A580 =0.08であった。粘度平均分
子量は28,000でありガラス転移温度は149℃で
あった。鉄、クロム、ニッケル濃度は、それぞれ0.7
ppm、0.1ppm以下、0.1ppm以下であっ
た。水酸基末端濃度は、10モル%であった。ナトリウ
ム、塩素濃度は、それぞれ0.2ppm、0.8ppm
であった。
【0028】
【実施例3】実施例1と全く同様な条件下で、エステル
交換触媒として、4−ジメチルアミノピリジン0.00
24g(2×10-5モル)と酢酸カリウム0.20mg
(2×10-6モル)を加え、実施例1と同様の方法で重
縮合反応を行い無色透明なポリカーボネートを得た。色
相値はA380 −A580 =0.09であった。粘度平均分
子量は28,500であり、ガラス転移温度は150℃
であった。鉄、クロム、ニッケル濃度は、それぞれ0.
5ppm、0.1ppm以下、0.1ppm以下であっ
た。水酸基末端濃度は、18モル%であった。ナトリウ
ム、塩素濃度は、それぞれ0.3ppm、0.5ppm
であった。
【0029】
【実施例4】2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン11.4g(0.05モル)、2,2−ビス
(4−ヒドロキシ−3−tertブチルフェニル)プロ
パン17.0g(0.05モル)、ジフェニルカーボネ
ート22.5g(0.105モル)とイミダゾール0.
068g(1×10-3モル)を窒素下、溶融後攪拌しな
がら実施例1と同様な方法で重縮合反応を行い無色透明
なポリカーボネートを得た。色相値はA380 −A580
0.09であった。粘度平均分子量は25,500であ
り、ガラス転移温度は125℃であった。鉄、クロム、
ニッケル濃度は、それぞれ1.0ppm、0.1ppm
以下、0.1ppm以下であった。水酸基末端濃度は、
13モル%であった。ナトリウム、塩素濃度は、それぞ
れ0.3ppm、0.9ppmであった。
【0030】
【比較例1】実施例1と全く同様の反応をSUS−30
4製の反応フラスコで実施したところ、得られたポリカ
ーボネートの粘度平均分子量は17,000であり、淡
赤色であった。色相値はA380 −A580 =2.15であ
った。また、鉄、クロム、ニッケル濃度はそれぞれ15
ppm、2ppm、3ppmであった。
【0031】
【比較例2】2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン22.8g(0.1モル)、ジフェニルカーボ
ネート21.4g(0.1モル)と4−ジメチルアミノ
ピリジン0.024g(2×10-4モル)をハステロイ
製のセパラブルフラスコに入れ、窒素下、180℃で溶
融させ、よく攪拌し、実施例1と同様な方法で反応を行
ったところ、得られたポリカーボネートの粘度平均分子
量は16,000であり、水酸基末端濃度は49モル%
であった。
【0032】
【比較例3】2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン22.8g(0.1モル)、ジフェニルカーボ
ネート22.0g(0.1025モル)と水酸化ナトリ
ウム0.4mg(1×10-5モル)をハステロイ製のセパ
ラブルフラスコに入れ、窒素下、180℃で溶融させ、
よく攪拌し、実施例1と同様な方法で反応を行ったとこ
ろ、得られたポリカーボネートの粘度平均分子量は1
9,000であり、ナトリウム濃度は8ppmであっ
た。
【0033】
【比較例4】実施例1と全く同様の反応を4−ジメチル
アミノピリジンの代わりに塩化鉄(3価)0.016g
(1×10-4モル)を用いて実施したところ、得られた
ポリマーの粘度平均分子量は2,000であり赤色であ
った。色相値はA380 −A58 0 =2.33であった。ま
た、鉄濃度は2000ppm、塩素濃度は1500pp
mであった。水酸基末端濃度は49モル%であった。
【0034】
【発明の効果】エステル交換法で得られたポリカーボネ
ート中の鉄、クロム、ニッケル、ナトリウム、塩素濃度
及びポリカーボネートの全末端に対する水酸基末端濃度
を測定し、明らかにした。特に、ポリカーボネート中の
金属濃度と樹脂の着色に相関関係があることを見出だし
た。すなわち、これら金属濃度が低いほど、着色のない
ポリカーボネートが得られる事実を見出だすに至った。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エステル交換触媒の存在下で、2価ヒドロ
    キシ化合物と炭酸ジエステルをエステル交換法により溶
    融重縮合させて得られるポリカーボネート中に含まれる
    鉄濃度が5ppm以下であることを特徴とするポリカー
    ボネート。
  2. 【請求項2】エステル交換触媒の存在下で、2価ヒドロ
    キシ化合物と炭酸ジエステルをエステル交換法により溶
    融重縮合させて得られるポリカーボネート中に含まれる
    鉄濃度が5ppm以下であり、かつクロム、ニッケル濃
    度が共に1ppm以下であることを特徴とするポリカー
    ボネート。
  3. 【請求項3】ポリカーボネートの全末端のうち、水酸基
    末端が20mol%以下であることを特徴とする請求項
    1,2記載のポリカーボネート。
  4. 【請求項4】ポリカーボネート中のナトリウム濃度が1
    ppm以下であり、かつ塩素濃度が10ppm以下であ
    ることを特徴とする請求項1,2,3記載のポリカーボ
    ネート。
  5. 【請求項5】エステル交換触媒として電子供与性アミン
    化合物を用いることを特徴とする請求項1,2,3,4
    記載のポリカーボネート。
  6. 【請求項6】エステル交換触媒としてアルカリ金属化合
    物またはアルカリ土類金属化合物を用いることを特徴と
    する請求項1,2,3,4記載のポリカーボネート。
  7. 【請求項7】エステル交換触媒として電子供与性アミン
    化合物及びアルカリ金属化合物またはアルカリ土類金属
    化合物を用いることを特徴とする請求項1,2,3,4
    記載のポリカーボネート。
  8. 【請求項8】2価ヒドロキシ化合物が化1,2,3,4
    で表される請求項1,2,3,4,5,6,7記載のポ
    リカーボネート。 【化1】 【化2】 【化3】 【化4】 (R1 ,R2 ,R3 ,R4 は水素または、炭素数1〜8
    の直鎖または枝分かれを含むアルキル基またはフェニル
    基を表し、Xはハロゲン原子を表し、n=0〜4、m=
    1〜4である。)
  9. 【請求項9】請求項8記載の2価ヒドロキシ化合物から
    選ばれる2種または3種以上を用いてなる請求項1,
    2,3,4,5,6,7記載の共重合ポリカーボネー
    ト。
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