JPH0514944B2 - - Google Patents
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- JPH0514944B2 JPH0514944B2 JP60192358A JP19235885A JPH0514944B2 JP H0514944 B2 JPH0514944 B2 JP H0514944B2 JP 60192358 A JP60192358 A JP 60192358A JP 19235885 A JP19235885 A JP 19235885A JP H0514944 B2 JPH0514944 B2 JP H0514944B2
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- Image Analysis (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は、画像処理または(および)画像解析
において原画像の特定の領域を抽出し、或いは特
定な領域の色を同定するための特定色領域抽出方
法に関する。 従来の技術 画像解析により、成分や組織の定量分析等を行
う場合に、同一成分や同一組織の部分を抽出する
必要がある。この場合に従来は、画像における特
定領域の抽出や同定には一般に、原画像としてモ
ノクローム像を使用し、単純なコンパレータを用
いて濃度情報に基づいた処理を行う方式が主に利
用されていた。 しかるに画像解析を応用した各種の測定、例え
ば染色体や細胞の解析、金属中の不純物(非金属
介在物)の測定等においては、情報量が多いこと
や解析の正確さを向上させるために、カラー画像
を使用する要求が年々高まつてきている。このよ
うなカラー画像による処理技術としては、例えば
本出願人が先に出願した特開昭57−79944号や特
開昭58−22929号に記載されているような方式が
ある。 従来技術の欠点 カラー画像に関する従来の画像処理において
は、例えば前記特開昭57−79944号に記載されて
いるような方式では、赤、緑、青、各チヤンネル
の絶対レベルをそのまま原始データとして用いて
いるため原画像がシエーデイング等により理想状
態からは外れている場合の実用的識別能力が著し
く劣る。また例えば特定の色相で明度が多少変化
したものも同一領域として抽出したい場合等のよ
うに弁別域を意識的に拡大すると、副作用として
被弁別色相も大巾に拡大されてしまう等の欠点を
有していた。また前記特開昭58−22929号に記載
された方式では、色属性のうち色相のみを対象と
するため色弁別の概念が完璧でなく、また色相環
もしくはベクトルの概念がないため2組の限定パ
ラメータを用いるので色の概念との対応性がつき
難く、更には、観測画面中に抽出したい色調がな
い場合の設定は本質的に出来ない、すなわち実際
の画像に依存しない外挿的な設定が出来ない等の
多くの欠点を有している。 発明の目的 本発明はこのような現状に鑑み、カラー画像の
色処理のために実用性が格段に優れ、処理・解析
の正確度を向上した特定色領域抽出方法を提供す
ることを目的とする。 発明の概要 本発明は、少なくとも2以上のチヤンネルに分
けて記録されているマルチバンド画像に関して特
定の色を抽出もしくは同定するために、各チヤン
ネル毎のレベル情報を色の属性(明度、色相、飽
和度)を代表するベクトル情報に変換し、これに
より弁別を行うことを基本とする。 更に詳しくは、本発明により次の方法が提供さ
れる。すなわち、 (1) 明度軸成分への変換手段として各バンド毎の
絶対値のそれぞれに任意に定めた係数を乗じた
ものの総和を用い、更に色相軸成分への変換手
段として直交座標上に任意に定めた角度間隔を
もつておかれた各チヤンネルのレベルを代表す
るベクトル群の合成ベクトルが基準軸と成す角
度を用い、この角度の算出に際して各チヤンネ
ルを代表する各ベクトルが上記直交座標の基準
軸と成す角度の余弦成分を算出する係数器、正
弦成分を算出する係数器及び各成分毎に総和を
求める加算器を用いた合成ベクトルの余弦成
分、正弦成分を入力とする逆正接、算出器の出
力を用いる方法。 (2) 明度軸成分への変換手段として各バンド毎の
絶対値のそれぞれに任意に定めた係数を乗じた
ものの総和を用い、更に飽和度軸成分への変換
手段として、前記合成ベクトルの絶対値を|
VH|とし、原画像を記録している各チヤンネ
ル毎のレベルを代表するベクトルのうち最大の
もの2つのみを要素とする合成ベクトルの絶対
値を|VP|とし、これにより、|VH|/|VP
|なる演算を行う演算器の出力を用いる方法。 (3) 明度軸成分への変換手段として各バンド毎の
絶対値のそれぞれ適当な係数を乗じたものの総
和を用い、更に飽和度軸成分への変換手段とし
て、前記合成ベクトルの絶対値を|VH|とし、
原画像を記録している各チヤンネル毎のレベル
の総和もしくは平均をLとし、|VH|/Lなる
演算を行う演算器の出力を用いる方法。 以下に本発明を詳しく説明するが、本発明を良
く理解するために以下の説明でマルチバンド画像
に関しては、代表例として赤(R)、緑(G)、青(B)よる
なる3原色カラー画像を対象とすることにし、特
に混乱の恐れのない限り各々をR,G,Bなる記
号をもつて表現する。また色の属性における明度
(I)、色相(H)、飽和度(P)を特に混乱の恐れのない限
りI,H,Pなる信号で表現する。 先ず、本発明の具体的な説明の前に次の事項を
前提として記載する。 1 要素としてただ一つのチヤンネルのみを保有
する画像(たとえばモノクローム像)の特定領
域の抽出は、設定パラメータが一次元であるか
ら従来より良く知るような手段により容易であ
るが、本発明の方法によつても当然可能であ
る。 2 2以上の要素、例えばR,G,Bよりなる3
チヤンネル画像の特定色領域抽出には3次元パ
ラメータが必要である。このことは色の属性を
示す3次元ベクトル、すなわちI,H,Pの何
れかの1つのみに注目する場合も、3次元のパ
ラメータのすべてを考慮しなければならない事
を意味する。 3 しかし、R,G,Bの3次元原始データを
I,H,Pなる色属性に変換すればそのおのお
のは一次元パラメータにより特定領域の同定は
容易となる。 4 I,H,Pの各々の色属性に係わる抽出され
た特定領域3つの論理積は、I,H,Pのすべ
てを最初から指定して得られた特定色領域と完
全に等しい。何故なら色立体を考えた時、特定
色の指定はその内の一点を決定する事である
が、Iを指定する事は色立体の上下方向の1ケ
所を指定する事になり、考えている色はこの場
所で色立体を水平方向に輪切りにしたときの平
面のどこかに存在することになる。ここでHを
指定することは、この平面を色立体の無彩色軸
を原点とする直交座標と考えたときの基準軸か
らの角度を指定する事になる。従つて考えてい
る色はこの角度を表す線分上のどこかに存在す
る事になる。更にPを指定する事は色立体の無
彩色軸を中心とする同心円の径を指定すること
に等しいため、この線分上の一点を決定する事
になるからである。 5 もしI,H,Pのうちの何れか1つのみに注
目すれば事足りる場合は、それに係わるパラメ
ータのみを考慮すれば良い。 6 R,G,B→I,H,Pへの変換過程におけ
るリニアリテイは本発明の利用分野からして本
質的に重要な事ではなく、更に変換時の絶対数
値も重要ではない。必要とされるのは単調増加
性(monotonicity)および連続性すなわちI,
H,Pを指定する事によりその原始データであ
るP,G,Bの組合せがただ1つの固定される
という事だけである。 以上の各点を要約すると、特定色領域抽出にお
いてR,G,Bなる3次元から構成される原始デ
ータをI,H,Pなる3つの1次元データに変換
する事により、それ以後の取扱が極めて容易にな
るのである。 本発明は以上の1)〜6)を考えの基礎として
なされたもので、その基本構成は第1図に示すよ
うに直載且つ明解である。 本発明では、信号系としてアナログ系でもデジ
タル系でも全く同様に応用できるが、ここでは一
応デイジタル系を用いて説明する。 図面を参照した説明 さて、第1図における原始信号発生器1はR,
G,Bで表現されるカラー画像を提供するもので
あり、一般的にはRGBカラーカメラの出力を
A/D変換したものか、あるいは画像メモリの出
力とされる。 原始信号発生器1の出力は1R,1G,1Bな
るデジタル線路をもつてRGB→I変換器2、
RGB→H変換器3、RGB→P変換器4に加えら
れる。符号5i,5h,5pでそれぞれ示すウイ
ンドウコンパレータには各変換器2,3,4から
の出力すなわちI,H,Pに相当した1次元デー
タが加えられるものであるが、各コンパレータに
はそれぞれに見合つたI,H,Pの基準レベルが
印加されており、その出力は原画像のうち希望す
る範囲の色属性を持つた領域のみが“真”とされ
るようになされる。また各コンパレータの出力は
すべて論和積回路6に印加されている。従つて、
出力7は本明細書第9頁の4)項に記したように
すべての色属性を考慮したものとなる。 ここで、I,H,Pに係る各基準レベルの印加
方法について説明すれば、この印加方法は前記特
開昭58−22929号に開示されているように画像中
の代表点をサンプリングする方法でも良いし、予
め予想されるレベルを外挿する方法でも良く、更
には連続的に変化させながら抽出域をデイスプレ
イ上で観察し、試行錯誤的に決定する方法でも良
い。しかし基準レベルの印加方法自体は本発明の
主旨と直接的関係はない。 次に本発明の骨子をなる第1図の各変換器、す
なわちRGB→I変換器2、RGB→H変換器3、
RGB→P変換器について具体的に説明する。 先ずRGB→I変換器2を説明すれば、これに
関しては各チヤンネル毎に適当な係数を乗じた後
総和をとる事で簡単に求める事が出来る為、本発
明では特に重要事項とはしない。ここで適当な係
数とは人間の視感度と装置の各チヤンネル毎の再
現レベルの相異、或いは解析の目的とする所によ
り置かれる各チヤンネル毎のウエイテイング係数
等を考慮して決定されるものである。 次に本発明のもつとも特徴とする点の一つであ
るRGB→H変換器3の構成手段について以下に
説明する。 良く知られているように色相を平面上に表現す
れば、1つの環を形成する。そこでこの環を直交
座標上に置くと、すべての色相は直交座標上にお
いて基準軸、たたとえばX軸からの角度として表
現する事ができる。この様子を第2図に示す。こ
の色相環の例からわかるように、R,G,Bなる
3次元原始データをもつて表現された特定な色相
は角度という1次元データを持つて表現する事が
可能となる そこでR,G,Bの各チヤンネルの保有し得る
データの最小値をゼロ、最大値を正規化された値
に統一して考えると、特定色領域を抽出しようと
している画像を提供する装置がR,G,Bなるチ
ヤンネルを用いて表現し得る色相は第3図に示す
赤(R)黄(Y)、緑(G)、シアン(C)、青(B)、マゼンタ(M)を
頂点とする6角形(これはR,G,Bなる原始デ
ータをベクトルと考えたときの合成ベクトルが描
く6角形の例を示す)の内側にあると考えられ、
それがどこにあるとしても基準軸からの角度で示
す事ができる。 すなわちR,G,Bなるチヤンネルの各レベル
をベクトルと考えて任意の角度(たとえば等間
隔)をもつて平面上に置いたとき、色相はそれら
の合成ベクトルが示す任意の基準位置からの角度
として、連続的かつ単調増加的な一次元量として
表現が可能である。 本発明においては、以後簡単化のため、基準軸
を横軸(第2図、第3図のAX)にとりRベクト
ルをAXと一致させ、GベクトルおよびBベクト
ルをそれぞれ等間隔をもつて配置することにす
る。このようにした時、本発明による第1図に示
したRGB→H変換器3は第4図のように構成す
ることができる。 第4図において係数器郡のGXはGベクトルの
水平成分、GYは同垂直成分、BXはBベクトル
の水平成分、BYは同垂直成分、RXはRベクト
ルの水平成分である。但しRベクトルには垂直成
分はない。これらの各成分は加算器10,11に
よつて合成されて合成ベクトルの水平軸成分CX
および垂直成分CYが作成される。更にCX,CY
は逆正接演算器12を経て合成ベクトルの角度に
変換される。このようにして色相を角度に変換さ
れた場合の対応表の例を第1表に示す。この表は
第4図の構成になる色相の数値表現の例を示して
いる。
において原画像の特定の領域を抽出し、或いは特
定な領域の色を同定するための特定色領域抽出方
法に関する。 従来の技術 画像解析により、成分や組織の定量分析等を行
う場合に、同一成分や同一組織の部分を抽出する
必要がある。この場合に従来は、画像における特
定領域の抽出や同定には一般に、原画像としてモ
ノクローム像を使用し、単純なコンパレータを用
いて濃度情報に基づいた処理を行う方式が主に利
用されていた。 しかるに画像解析を応用した各種の測定、例え
ば染色体や細胞の解析、金属中の不純物(非金属
介在物)の測定等においては、情報量が多いこと
や解析の正確さを向上させるために、カラー画像
を使用する要求が年々高まつてきている。このよ
うなカラー画像による処理技術としては、例えば
本出願人が先に出願した特開昭57−79944号や特
開昭58−22929号に記載されているような方式が
ある。 従来技術の欠点 カラー画像に関する従来の画像処理において
は、例えば前記特開昭57−79944号に記載されて
いるような方式では、赤、緑、青、各チヤンネル
の絶対レベルをそのまま原始データとして用いて
いるため原画像がシエーデイング等により理想状
態からは外れている場合の実用的識別能力が著し
く劣る。また例えば特定の色相で明度が多少変化
したものも同一領域として抽出したい場合等のよ
うに弁別域を意識的に拡大すると、副作用として
被弁別色相も大巾に拡大されてしまう等の欠点を
有していた。また前記特開昭58−22929号に記載
された方式では、色属性のうち色相のみを対象と
するため色弁別の概念が完璧でなく、また色相環
もしくはベクトルの概念がないため2組の限定パ
ラメータを用いるので色の概念との対応性がつき
難く、更には、観測画面中に抽出したい色調がな
い場合の設定は本質的に出来ない、すなわち実際
の画像に依存しない外挿的な設定が出来ない等の
多くの欠点を有している。 発明の目的 本発明はこのような現状に鑑み、カラー画像の
色処理のために実用性が格段に優れ、処理・解析
の正確度を向上した特定色領域抽出方法を提供す
ることを目的とする。 発明の概要 本発明は、少なくとも2以上のチヤンネルに分
けて記録されているマルチバンド画像に関して特
定の色を抽出もしくは同定するために、各チヤン
ネル毎のレベル情報を色の属性(明度、色相、飽
和度)を代表するベクトル情報に変換し、これに
より弁別を行うことを基本とする。 更に詳しくは、本発明により次の方法が提供さ
れる。すなわち、 (1) 明度軸成分への変換手段として各バンド毎の
絶対値のそれぞれに任意に定めた係数を乗じた
ものの総和を用い、更に色相軸成分への変換手
段として直交座標上に任意に定めた角度間隔を
もつておかれた各チヤンネルのレベルを代表す
るベクトル群の合成ベクトルが基準軸と成す角
度を用い、この角度の算出に際して各チヤンネ
ルを代表する各ベクトルが上記直交座標の基準
軸と成す角度の余弦成分を算出する係数器、正
弦成分を算出する係数器及び各成分毎に総和を
求める加算器を用いた合成ベクトルの余弦成
分、正弦成分を入力とする逆正接、算出器の出
力を用いる方法。 (2) 明度軸成分への変換手段として各バンド毎の
絶対値のそれぞれに任意に定めた係数を乗じた
ものの総和を用い、更に飽和度軸成分への変換
手段として、前記合成ベクトルの絶対値を|
VH|とし、原画像を記録している各チヤンネ
ル毎のレベルを代表するベクトルのうち最大の
もの2つのみを要素とする合成ベクトルの絶対
値を|VP|とし、これにより、|VH|/|VP
|なる演算を行う演算器の出力を用いる方法。 (3) 明度軸成分への変換手段として各バンド毎の
絶対値のそれぞれ適当な係数を乗じたものの総
和を用い、更に飽和度軸成分への変換手段とし
て、前記合成ベクトルの絶対値を|VH|とし、
原画像を記録している各チヤンネル毎のレベル
の総和もしくは平均をLとし、|VH|/Lなる
演算を行う演算器の出力を用いる方法。 以下に本発明を詳しく説明するが、本発明を良
く理解するために以下の説明でマルチバンド画像
に関しては、代表例として赤(R)、緑(G)、青(B)よる
なる3原色カラー画像を対象とすることにし、特
に混乱の恐れのない限り各々をR,G,Bなる記
号をもつて表現する。また色の属性における明度
(I)、色相(H)、飽和度(P)を特に混乱の恐れのない限
りI,H,Pなる信号で表現する。 先ず、本発明の具体的な説明の前に次の事項を
前提として記載する。 1 要素としてただ一つのチヤンネルのみを保有
する画像(たとえばモノクローム像)の特定領
域の抽出は、設定パラメータが一次元であるか
ら従来より良く知るような手段により容易であ
るが、本発明の方法によつても当然可能であ
る。 2 2以上の要素、例えばR,G,Bよりなる3
チヤンネル画像の特定色領域抽出には3次元パ
ラメータが必要である。このことは色の属性を
示す3次元ベクトル、すなわちI,H,Pの何
れかの1つのみに注目する場合も、3次元のパ
ラメータのすべてを考慮しなければならない事
を意味する。 3 しかし、R,G,Bの3次元原始データを
I,H,Pなる色属性に変換すればそのおのお
のは一次元パラメータにより特定領域の同定は
容易となる。 4 I,H,Pの各々の色属性に係わる抽出され
た特定領域3つの論理積は、I,H,Pのすべ
てを最初から指定して得られた特定色領域と完
全に等しい。何故なら色立体を考えた時、特定
色の指定はその内の一点を決定する事である
が、Iを指定する事は色立体の上下方向の1ケ
所を指定する事になり、考えている色はこの場
所で色立体を水平方向に輪切りにしたときの平
面のどこかに存在することになる。ここでHを
指定することは、この平面を色立体の無彩色軸
を原点とする直交座標と考えたときの基準軸か
らの角度を指定する事になる。従つて考えてい
る色はこの角度を表す線分上のどこかに存在す
る事になる。更にPを指定する事は色立体の無
彩色軸を中心とする同心円の径を指定すること
に等しいため、この線分上の一点を決定する事
になるからである。 5 もしI,H,Pのうちの何れか1つのみに注
目すれば事足りる場合は、それに係わるパラメ
ータのみを考慮すれば良い。 6 R,G,B→I,H,Pへの変換過程におけ
るリニアリテイは本発明の利用分野からして本
質的に重要な事ではなく、更に変換時の絶対数
値も重要ではない。必要とされるのは単調増加
性(monotonicity)および連続性すなわちI,
H,Pを指定する事によりその原始データであ
るP,G,Bの組合せがただ1つの固定される
という事だけである。 以上の各点を要約すると、特定色領域抽出にお
いてR,G,Bなる3次元から構成される原始デ
ータをI,H,Pなる3つの1次元データに変換
する事により、それ以後の取扱が極めて容易にな
るのである。 本発明は以上の1)〜6)を考えの基礎として
なされたもので、その基本構成は第1図に示すよ
うに直載且つ明解である。 本発明では、信号系としてアナログ系でもデジ
タル系でも全く同様に応用できるが、ここでは一
応デイジタル系を用いて説明する。 図面を参照した説明 さて、第1図における原始信号発生器1はR,
G,Bで表現されるカラー画像を提供するもので
あり、一般的にはRGBカラーカメラの出力を
A/D変換したものか、あるいは画像メモリの出
力とされる。 原始信号発生器1の出力は1R,1G,1Bな
るデジタル線路をもつてRGB→I変換器2、
RGB→H変換器3、RGB→P変換器4に加えら
れる。符号5i,5h,5pでそれぞれ示すウイ
ンドウコンパレータには各変換器2,3,4から
の出力すなわちI,H,Pに相当した1次元デー
タが加えられるものであるが、各コンパレータに
はそれぞれに見合つたI,H,Pの基準レベルが
印加されており、その出力は原画像のうち希望す
る範囲の色属性を持つた領域のみが“真”とされ
るようになされる。また各コンパレータの出力は
すべて論和積回路6に印加されている。従つて、
出力7は本明細書第9頁の4)項に記したように
すべての色属性を考慮したものとなる。 ここで、I,H,Pに係る各基準レベルの印加
方法について説明すれば、この印加方法は前記特
開昭58−22929号に開示されているように画像中
の代表点をサンプリングする方法でも良いし、予
め予想されるレベルを外挿する方法でも良く、更
には連続的に変化させながら抽出域をデイスプレ
イ上で観察し、試行錯誤的に決定する方法でも良
い。しかし基準レベルの印加方法自体は本発明の
主旨と直接的関係はない。 次に本発明の骨子をなる第1図の各変換器、す
なわちRGB→I変換器2、RGB→H変換器3、
RGB→P変換器について具体的に説明する。 先ずRGB→I変換器2を説明すれば、これに
関しては各チヤンネル毎に適当な係数を乗じた後
総和をとる事で簡単に求める事が出来る為、本発
明では特に重要事項とはしない。ここで適当な係
数とは人間の視感度と装置の各チヤンネル毎の再
現レベルの相異、或いは解析の目的とする所によ
り置かれる各チヤンネル毎のウエイテイング係数
等を考慮して決定されるものである。 次に本発明のもつとも特徴とする点の一つであ
るRGB→H変換器3の構成手段について以下に
説明する。 良く知られているように色相を平面上に表現す
れば、1つの環を形成する。そこでこの環を直交
座標上に置くと、すべての色相は直交座標上にお
いて基準軸、たたとえばX軸からの角度として表
現する事ができる。この様子を第2図に示す。こ
の色相環の例からわかるように、R,G,Bなる
3次元原始データをもつて表現された特定な色相
は角度という1次元データを持つて表現する事が
可能となる そこでR,G,Bの各チヤンネルの保有し得る
データの最小値をゼロ、最大値を正規化された値
に統一して考えると、特定色領域を抽出しようと
している画像を提供する装置がR,G,Bなるチ
ヤンネルを用いて表現し得る色相は第3図に示す
赤(R)黄(Y)、緑(G)、シアン(C)、青(B)、マゼンタ(M)を
頂点とする6角形(これはR,G,Bなる原始デ
ータをベクトルと考えたときの合成ベクトルが描
く6角形の例を示す)の内側にあると考えられ、
それがどこにあるとしても基準軸からの角度で示
す事ができる。 すなわちR,G,Bなるチヤンネルの各レベル
をベクトルと考えて任意の角度(たとえば等間
隔)をもつて平面上に置いたとき、色相はそれら
の合成ベクトルが示す任意の基準位置からの角度
として、連続的かつ単調増加的な一次元量として
表現が可能である。 本発明においては、以後簡単化のため、基準軸
を横軸(第2図、第3図のAX)にとりRベクト
ルをAXと一致させ、GベクトルおよびBベクト
ルをそれぞれ等間隔をもつて配置することにす
る。このようにした時、本発明による第1図に示
したRGB→H変換器3は第4図のように構成す
ることができる。 第4図において係数器郡のGXはGベクトルの
水平成分、GYは同垂直成分、BXはBベクトル
の水平成分、BYは同垂直成分、RXはRベクト
ルの水平成分である。但しRベクトルには垂直成
分はない。これらの各成分は加算器10,11に
よつて合成されて合成ベクトルの水平軸成分CX
および垂直成分CYが作成される。更にCX,CY
は逆正接演算器12を経て合成ベクトルの角度に
変換される。このようにして色相を角度に変換さ
れた場合の対応表の例を第1表に示す。この表は
第4図の構成になる色相の数値表現の例を示して
いる。
【表】
第1表では角度は単純な数値に置き換えて表現
しており、360°を数値256(=28)とし、その他は
比例配分で表現している。 次に第1図におけるRGB→P変換器4につい
て具体的に説明するが、本発明においてはRGB
→P変換において次の考えを前提としている。す
なわち、 1 飽和度100%の色は最大でも2ケの原始デー
タのみで表現されたものを云う。たとえばRの
み、RとGとが適当な割合で混合されたもの、
GとBとが等しく混合されたC(シアン)等は
すべて飽和度(もしくは純度)100%である。 2 すべて原始データが等しく混合された色は飽
和度0%である。 さて、第5図に本発明になるRGB→P変換器
の実施例とせる構成を示す。 第5図における最大値選択器21は原始データ
R,G,Bのうち最大なもの(最大のものが2以
上ある時はそのうちのいずれでも良い)を選び、
その出力M1をベクトル和計算器22に入力す
る。一方、次大値選択器23はR,G,Bのうち
M1に相当するものを除いた残りの原始データ
R,G,Bのうちの最大のもの(最大のものが2
以上ある時はそのうちのいずれでも良い)を選択
し、M2としてベクトル和計算器22に入力す
る。ベクトル和計算器22は入力されたこれらの
2つのデータをベクトルと考え、M1,M2がそ
れぞれR,G,Bの何れであるかに従つてRGB
→H変換器3(第1図)と同様な処置により合成
ベクトルの水平成分Vhおよび垂直成分Vvを算出
する。これらのVhおよびVvはベクトル長計算器
24に与えられ、これにより絶対値|VM|を算
出される。いうまでもなく、この時は等価的に次
式に基づいた演算を行う。すなわち、 |VM|=(Vh2+Vv2)(1/2) 一方ベクトル長計算器24と全く同様な振舞い
をするベクトル長計算器25は第4図に示すC,
X,CYを入力として与えられ、絶対値|VA|を
算出する。この|VA|は全ベクトルの合成ベク
トルの絶対値となるのである。これらの絶対値は
割算器26に与えられ、ここで|VA|を被除数、
|VM|を除数とした演算が行なわれ、この結果
をPとして出力する。 このような処理によりPの値は、色相を決定す
べき2つの原始データ、換言すればR,G,Bの
うち優勢な2つのチヤンネルのデータと、残りの
1つのデータの値とによつて、0〜100%の範囲
で変化することになる。何故ならば、|VA|の値
は、3つの原始データの混合割合によつて、0か
ら最大|VM|まで変化するからである。 以上のようにして、本発明になるRGB→P変
換器4(第1図)はR,G,Bなる3次元原始デ
ータによつて決定される飽和度(もしくは色純
度)Pなる1次元データに変換し、以後の取扱を
便利ならしめるのである。 ここで、本発明の応用分野における特殊性、す
なわち、既に説明した如く変換されたP値の絶対
精度は重要ではなく、単に連続性、単調増加性の
みを重視し、すべての場合に結果が0〜100%に
なる事を欲しない場合、本出願人は次なる別の
RGB→P変換手段を提供し、更に簡単な構成で
実用上支障ないRGB→P変換を実現可能にする
のである。 第6図にこの第5図とは異なるRGB→P変換
器の具体例を示す。 第6図で符号31および32でそれぞれ示すベ
クトル長計算器および割算器はそれぞれ第5図の
ベクトル長計算器25および割算器26と全く同
じ動作を行うものである。第5図の構成との相違
点を述べれば、この変換器では第5図のR,G,
B入力から|VM|に至る一連の回路に代えて単
に加算器30を配して構成された点である。 このように構成した場合、出力Pは色相により
常に0〜100%になる結果を得る事が出来るとは
限らないが、最も重要な連続性と単調増加性は保
証される。このとき様子は次のように説明出来
る。すなわち原始データがただ1つのチヤンネル
にのみ要素が存在する場合は、Pが100%を示す
事はあきらかである。一方、例えばRとBとが等
量づつ混合されたマゼンタ色の場合には、|VM|
は2×(|VA|)となりPは0.5を示す。このよ
うにして第6図の方式はすべての場合に0〜100
%の範囲の変換結果を得ることができないが、用
途によつては経済的且充分に機能するものであ
る。 第7図は第6図の構成になる場合の色相とそれ
により得られる最大飽和度を示す図である。 以上説明した構成になる本発明によれば、R,
G,Bなる信号により表現されている原始画像の
うち、特定色に属する領域を各色属性単独に、す
なわち一種類の属性の指定が他の属性に影響を与
える事なく指定して抽出する事が出来ることが理
解されよう。 実施例の説明 第8図は本発明になる作用を実現するRGB→
H変換器の実施例を示す。同図を参照して詳しく
説明すれば、41a,41b,41cはそれぞれ
R,G,B各チヤンネルのデータ幅に等しいビツ
ト数を持つ全加算器で、A,Bはそれぞれの入
力、Σは出力、Ciは桁上げ入力、Coは桁上げ出
力を示している。全加算器41aの出力は1ビツ
トの上方桁ずらしを行つて取り出す、すなわち本
来のCoをMSBとし、LSBを捨て去るように接続
する。これにより反転器42aへの入力は実効的
に(G+B)/2の演算を行う。一方全加算器4
1bはその桁上げ入力は論理レベル1に固定さ
れ、A入力は反転器42aを通じて与えられるた
め、結果としてΣ=B−Aなる演算を行う。この
ことは全加算器41bの出力が第4図のCxに相
当することを意味する。すなわち、 G×(−cos60°)+B×(−cos60°)+R =G×(−0.5)+B×(−0.5)+R =(G+B)×0.5+R なる演算式を踏襲した事に他ならない。 また全加算器41cはB入力に反転器42bを
通して青(B)のデータが与えられ、また桁上げ入力
は論理レベル1に固定されているため、G−Bな
る演算を行うのである。 このようにして全加算器41bの出力は第4図
のCyを代表し、全加算器41cの出力はCy×
(1/sin60°)を代表する事ができ、それぞれは
逆正接算出の基礎として用いられているのであ
る。 この実施例では、逆正接の算出のためにROM
(Read Only Memory)43が使用されている。
このためCyに対しsin60°を乗ずる操作はROMテ
ーブルによつて自動的に行なわれるので、特別な
回路は省略できて好都合である。 ROM43にはCx,Cy相当信号の符号を印加
するためのSx,Sy端子が設けられ、これらには
41b,41cの桁上げ信号が充当される。また
ROM43はその出力として端子Hを具備し、予
め360°分の逆正接が書き込んであるものとする。
ちなみに、X,Yをそれぞれ7ビツトとしたとき
に、角度出力を8ビツト表現にすれば入力は全部
で16ビツトとなり、必要なROMの規模は64Kバ
イトとなり、今日では充分に1個のICによつて
まかなえるので実用的である。 次に第9図は本発明になるRGB→P変換器す
なわり第5図に実施例を示す。この第9図につい
て説明すれば、51a,51b,51cは比較器
をそれぞれ示しており、ここではその入力A,B
の大きさを比較し、A>Bのときのみその出力C
を「真」とするものとされている。符号52で示
す組合せロジツクは51a,51b,51cの状
態によつて、R,G,Bのうち最大のものおよび
次大のもののみのデータをベクトル長計算器53
に導き、それ以外はANDゲートで禁止するよう
に作用する。ここで組合せロジツク52の動作を
求める真理値表は第2表のようになる。
しており、360°を数値256(=28)とし、その他は
比例配分で表現している。 次に第1図におけるRGB→P変換器4につい
て具体的に説明するが、本発明においてはRGB
→P変換において次の考えを前提としている。す
なわち、 1 飽和度100%の色は最大でも2ケの原始デー
タのみで表現されたものを云う。たとえばRの
み、RとGとが適当な割合で混合されたもの、
GとBとが等しく混合されたC(シアン)等は
すべて飽和度(もしくは純度)100%である。 2 すべて原始データが等しく混合された色は飽
和度0%である。 さて、第5図に本発明になるRGB→P変換器
の実施例とせる構成を示す。 第5図における最大値選択器21は原始データ
R,G,Bのうち最大なもの(最大のものが2以
上ある時はそのうちのいずれでも良い)を選び、
その出力M1をベクトル和計算器22に入力す
る。一方、次大値選択器23はR,G,Bのうち
M1に相当するものを除いた残りの原始データ
R,G,Bのうちの最大のもの(最大のものが2
以上ある時はそのうちのいずれでも良い)を選択
し、M2としてベクトル和計算器22に入力す
る。ベクトル和計算器22は入力されたこれらの
2つのデータをベクトルと考え、M1,M2がそ
れぞれR,G,Bの何れであるかに従つてRGB
→H変換器3(第1図)と同様な処置により合成
ベクトルの水平成分Vhおよび垂直成分Vvを算出
する。これらのVhおよびVvはベクトル長計算器
24に与えられ、これにより絶対値|VM|を算
出される。いうまでもなく、この時は等価的に次
式に基づいた演算を行う。すなわち、 |VM|=(Vh2+Vv2)(1/2) 一方ベクトル長計算器24と全く同様な振舞い
をするベクトル長計算器25は第4図に示すC,
X,CYを入力として与えられ、絶対値|VA|を
算出する。この|VA|は全ベクトルの合成ベク
トルの絶対値となるのである。これらの絶対値は
割算器26に与えられ、ここで|VA|を被除数、
|VM|を除数とした演算が行なわれ、この結果
をPとして出力する。 このような処理によりPの値は、色相を決定す
べき2つの原始データ、換言すればR,G,Bの
うち優勢な2つのチヤンネルのデータと、残りの
1つのデータの値とによつて、0〜100%の範囲
で変化することになる。何故ならば、|VA|の値
は、3つの原始データの混合割合によつて、0か
ら最大|VM|まで変化するからである。 以上のようにして、本発明になるRGB→P変
換器4(第1図)はR,G,Bなる3次元原始デ
ータによつて決定される飽和度(もしくは色純
度)Pなる1次元データに変換し、以後の取扱を
便利ならしめるのである。 ここで、本発明の応用分野における特殊性、す
なわち、既に説明した如く変換されたP値の絶対
精度は重要ではなく、単に連続性、単調増加性の
みを重視し、すべての場合に結果が0〜100%に
なる事を欲しない場合、本出願人は次なる別の
RGB→P変換手段を提供し、更に簡単な構成で
実用上支障ないRGB→P変換を実現可能にする
のである。 第6図にこの第5図とは異なるRGB→P変換
器の具体例を示す。 第6図で符号31および32でそれぞれ示すベ
クトル長計算器および割算器はそれぞれ第5図の
ベクトル長計算器25および割算器26と全く同
じ動作を行うものである。第5図の構成との相違
点を述べれば、この変換器では第5図のR,G,
B入力から|VM|に至る一連の回路に代えて単
に加算器30を配して構成された点である。 このように構成した場合、出力Pは色相により
常に0〜100%になる結果を得る事が出来るとは
限らないが、最も重要な連続性と単調増加性は保
証される。このとき様子は次のように説明出来
る。すなわち原始データがただ1つのチヤンネル
にのみ要素が存在する場合は、Pが100%を示す
事はあきらかである。一方、例えばRとBとが等
量づつ混合されたマゼンタ色の場合には、|VM|
は2×(|VA|)となりPは0.5を示す。このよ
うにして第6図の方式はすべての場合に0〜100
%の範囲の変換結果を得ることができないが、用
途によつては経済的且充分に機能するものであ
る。 第7図は第6図の構成になる場合の色相とそれ
により得られる最大飽和度を示す図である。 以上説明した構成になる本発明によれば、R,
G,Bなる信号により表現されている原始画像の
うち、特定色に属する領域を各色属性単独に、す
なわち一種類の属性の指定が他の属性に影響を与
える事なく指定して抽出する事が出来ることが理
解されよう。 実施例の説明 第8図は本発明になる作用を実現するRGB→
H変換器の実施例を示す。同図を参照して詳しく
説明すれば、41a,41b,41cはそれぞれ
R,G,B各チヤンネルのデータ幅に等しいビツ
ト数を持つ全加算器で、A,Bはそれぞれの入
力、Σは出力、Ciは桁上げ入力、Coは桁上げ出
力を示している。全加算器41aの出力は1ビツ
トの上方桁ずらしを行つて取り出す、すなわち本
来のCoをMSBとし、LSBを捨て去るように接続
する。これにより反転器42aへの入力は実効的
に(G+B)/2の演算を行う。一方全加算器4
1bはその桁上げ入力は論理レベル1に固定さ
れ、A入力は反転器42aを通じて与えられるた
め、結果としてΣ=B−Aなる演算を行う。この
ことは全加算器41bの出力が第4図のCxに相
当することを意味する。すなわち、 G×(−cos60°)+B×(−cos60°)+R =G×(−0.5)+B×(−0.5)+R =(G+B)×0.5+R なる演算式を踏襲した事に他ならない。 また全加算器41cはB入力に反転器42bを
通して青(B)のデータが与えられ、また桁上げ入力
は論理レベル1に固定されているため、G−Bな
る演算を行うのである。 このようにして全加算器41bの出力は第4図
のCyを代表し、全加算器41cの出力はCy×
(1/sin60°)を代表する事ができ、それぞれは
逆正接算出の基礎として用いられているのであ
る。 この実施例では、逆正接の算出のためにROM
(Read Only Memory)43が使用されている。
このためCyに対しsin60°を乗ずる操作はROMテ
ーブルによつて自動的に行なわれるので、特別な
回路は省略できて好都合である。 ROM43にはCx,Cy相当信号の符号を印加
するためのSx,Sy端子が設けられ、これらには
41b,41cの桁上げ信号が充当される。また
ROM43はその出力として端子Hを具備し、予
め360°分の逆正接が書き込んであるものとする。
ちなみに、X,Yをそれぞれ7ビツトとしたとき
に、角度出力を8ビツト表現にすれば入力は全部
で16ビツトとなり、必要なROMの規模は64Kバ
イトとなり、今日では充分に1個のICによつて
まかなえるので実用的である。 次に第9図は本発明になるRGB→P変換器す
なわり第5図に実施例を示す。この第9図につい
て説明すれば、51a,51b,51cは比較器
をそれぞれ示しており、ここではその入力A,B
の大きさを比較し、A>Bのときのみその出力C
を「真」とするものとされている。符号52で示
す組合せロジツクは51a,51b,51cの状
態によつて、R,G,Bのうち最大のものおよび
次大のもののみのデータをベクトル長計算器53
に導き、それ以外はANDゲートで禁止するよう
に作用する。ここで組合せロジツク52の動作を
求める真理値表は第2表のようになる。
【表】
このような作用は極く平凡な論理素子もしくは
プログラマブル論理素子により容易に実現できる
ため内部については省略する。 さて、ベクトル長計算器53,54はそれぞれ
全く同じ構造をなし、その具体的構造は第8図に
示すRGB→H変換器と全く同じと考えて良い。
但し、第8図のROM43に相当する部分はその
内容を逆正接算出テーブルに代えて絶対値算出テ
ーブルに変更してある。すなわち、 ((Sx・X)2+(Sy/Y)2)(1/2) の演算を同等な対比表を書き込んであるものとす
る。その結果はLから出力され、割算ROM55
のM,A入力に印加される。ROM55はその内
部テーブルとしてP=A/Mなる演算を行うのと
同等の対比表を書き込まれているため、その出力
Pは既に説明した原理に従つて飽和度を代表する
一次元データを表現するのである。 次に第6図の原理に基く実施例を第10図に示
す。第10図に示すように加算器61、加算器6
2を経由することにより、原始データR,G,B
は全て加え合わせれる。この結果データのビツト
数が増え、その後の割り算ROM65の必要メモ
リ数を増大し、しかも加え合わせ要素数が2nを外
れていることに基づく利用不可能な入力の組み合
わせを発生するので、これを防ぐため正規化
ROM63でそのデータの最大値を原始データと
同一のビツト数に整えるのである。ベクトル長計
算器64および割算ROM65の構成および動作
は第9図と全く同じであるので省略する。 このような第10図に示す方法は既に説明した
ような僅かな欠点を有するものの、その構成の簡
単さから実用性は極めて高く、有用である。 次に第11図はIおよびPの属性に係わる特定
領域抽出を行うためのウインドウコンパレータの
実施例であるが、この点に関しては従来技術の応
用であり、特に説明を要しないと考えて説明を省
略する。 これに対し、H属性はその数値が環状をなす、
すなわち数値最大の色相は数値最小の色相に連結
しているため、ウインドウコンパレータの作成に
工夫が必要である。このようなウインドウコンパ
レータとしては、本出願人により昭和60年8月31
日付けで実用新案登録出願された「循環する数値
コードを有するデータのウインドウデイスクリミ
ネータ」と題する考案の明細書に記載されたもの
が好適である。 次に、第1図に示した基本構成の最終段階であ
る論理積回路6の実施例について第12図を用い
て説明するが、原則的には第1図に示した単純な
論理積回路6は充分にその目的を達するのであ
る。このことについては、本明細書第9頁に記載
の4)項の説明により明らかである。しかし本発
明の適用の仕方によつては3つの属性(I,H,
P)のうちの何れか1つ、または2つを意識的に
無視することが望まれる場合がある。例えば、
R,G,Bを混合して1つのモノクローム画像と
してとらえた場合において領域抽出を行いたい場
合には、I以外の属性の存在は障害になる。また
明度や飽和度を無視して単に色相のみを考慮の対
象としたい場合もある。このような発展性を持た
せた論理積回路として第12図の構成は良く機能
する。 さて、第12図においてID,HD,PDはそれ
ぞれI,H,Pをウインドウコンパレータを通じ
て特定領域として認められた信号であり、IM,
HM,PMはID,HD,PDに係わるオーバーライ
ド(無視)信号を示している。ここでもしオーバ
ーライド信号が「真」になつたとき、これに係わ
る領域信号は無条件に「真」となる。このことは
最終論理積ゲートにおいて該当するパスが無かつ
たことに等しい振舞をするのである。そこでIM,
HM,PMの状態によつて装置が如何なる認識を
行うかをまとめて第3表に示す。
プログラマブル論理素子により容易に実現できる
ため内部については省略する。 さて、ベクトル長計算器53,54はそれぞれ
全く同じ構造をなし、その具体的構造は第8図に
示すRGB→H変換器と全く同じと考えて良い。
但し、第8図のROM43に相当する部分はその
内容を逆正接算出テーブルに代えて絶対値算出テ
ーブルに変更してある。すなわち、 ((Sx・X)2+(Sy/Y)2)(1/2) の演算を同等な対比表を書き込んであるものとす
る。その結果はLから出力され、割算ROM55
のM,A入力に印加される。ROM55はその内
部テーブルとしてP=A/Mなる演算を行うのと
同等の対比表を書き込まれているため、その出力
Pは既に説明した原理に従つて飽和度を代表する
一次元データを表現するのである。 次に第6図の原理に基く実施例を第10図に示
す。第10図に示すように加算器61、加算器6
2を経由することにより、原始データR,G,B
は全て加え合わせれる。この結果データのビツト
数が増え、その後の割り算ROM65の必要メモ
リ数を増大し、しかも加え合わせ要素数が2nを外
れていることに基づく利用不可能な入力の組み合
わせを発生するので、これを防ぐため正規化
ROM63でそのデータの最大値を原始データと
同一のビツト数に整えるのである。ベクトル長計
算器64および割算ROM65の構成および動作
は第9図と全く同じであるので省略する。 このような第10図に示す方法は既に説明した
ような僅かな欠点を有するものの、その構成の簡
単さから実用性は極めて高く、有用である。 次に第11図はIおよびPの属性に係わる特定
領域抽出を行うためのウインドウコンパレータの
実施例であるが、この点に関しては従来技術の応
用であり、特に説明を要しないと考えて説明を省
略する。 これに対し、H属性はその数値が環状をなす、
すなわち数値最大の色相は数値最小の色相に連結
しているため、ウインドウコンパレータの作成に
工夫が必要である。このようなウインドウコンパ
レータとしては、本出願人により昭和60年8月31
日付けで実用新案登録出願された「循環する数値
コードを有するデータのウインドウデイスクリミ
ネータ」と題する考案の明細書に記載されたもの
が好適である。 次に、第1図に示した基本構成の最終段階であ
る論理積回路6の実施例について第12図を用い
て説明するが、原則的には第1図に示した単純な
論理積回路6は充分にその目的を達するのであ
る。このことについては、本明細書第9頁に記載
の4)項の説明により明らかである。しかし本発
明の適用の仕方によつては3つの属性(I,H,
P)のうちの何れか1つ、または2つを意識的に
無視することが望まれる場合がある。例えば、
R,G,Bを混合して1つのモノクローム画像と
してとらえた場合において領域抽出を行いたい場
合には、I以外の属性の存在は障害になる。また
明度や飽和度を無視して単に色相のみを考慮の対
象としたい場合もある。このような発展性を持た
せた論理積回路として第12図の構成は良く機能
する。 さて、第12図においてID,HD,PDはそれ
ぞれI,H,Pをウインドウコンパレータを通じ
て特定領域として認められた信号であり、IM,
HM,PMはID,HD,PDに係わるオーバーライ
ド(無視)信号を示している。ここでもしオーバ
ーライド信号が「真」になつたとき、これに係わ
る領域信号は無条件に「真」となる。このことは
最終論理積ゲートにおいて該当するパスが無かつ
たことに等しい振舞をするのである。そこでIM,
HM,PMの状態によつて装置が如何なる認識を
行うかをまとめて第3表に示す。
【表】
発明の効果
このように、本発明の方法を用いることにより
画像処理、画像解析の分野において本質的に(等
価的にではない)色の三属性に基づく特定色領域
の抽出が実行でき、しかも各属性パラメータの設
定は全て単なる1次元のデータにより指定可能で
あり、更にどの属性パラメータの変更も他のパラ
メータに影響を与えることなく独立して行えるこ
とになるのである。また興味の対象となる属性の
取捨選択も自由にできるので、実用性の極めて高
い機能を発揮できるのである。 尚、前述の説明においては原始データとして3
つのチヤンネルからなるカラー画像を参照した
が、本発明は2チヤンネル以上に任意のチヤンネ
ル数からなるマルチバンド画像に適用できること
は勿論である。また、前述の説明では画像におけ
る領域の抽出についてのみ説明したが、同様に同
じ構成によつて原画像の特定領域の色の同定がで
きることは明らかである。
画像処理、画像解析の分野において本質的に(等
価的にではない)色の三属性に基づく特定色領域
の抽出が実行でき、しかも各属性パラメータの設
定は全て単なる1次元のデータにより指定可能で
あり、更にどの属性パラメータの変更も他のパラ
メータに影響を与えることなく独立して行えるこ
とになるのである。また興味の対象となる属性の
取捨選択も自由にできるので、実用性の極めて高
い機能を発揮できるのである。 尚、前述の説明においては原始データとして3
つのチヤンネルからなるカラー画像を参照した
が、本発明は2チヤンネル以上に任意のチヤンネ
ル数からなるマルチバンド画像に適用できること
は勿論である。また、前述の説明では画像におけ
る領域の抽出についてのみ説明したが、同様に同
じ構成によつて原画像の特定領域の色の同定がで
きることは明らかである。
第1図は本発明の方法を実施するための基本構
成を示す回路図。第2図は色相環における表現し
たい色を角度で表現する状態を示す説明図。第3
図はR,G,Bなる原始データをベクトルとして
考えたときの合成ベクトルが描く6角形を示す説
明図。第4図は本発明の特徴の1つであるRGB
→H変換器の構成を説明する回路図。第5図は本
発明の特徴の1つであるRGB→P変換器の構成
を説明する回路図。第6図はRGB→P変換器の
他の構成を説明する回路図。第7図は第6図の構
成において、色相とそれにより得られる最大飽和
度を示す説明図。第8図はRGB→H変換器の実
施例を示す回路図。第9図はRGB→P変換器の
第5図に関する実施例を示す回路図。第10図は
RGB→H変換器の第6図に関する実施例を示す
回路図。第11図はI,Pの属性を用いる領域抽
出器の実施例を示す回路図。第12図は実用的な
論理積回路の実施例を示す回路図。 1……原始信号発生器、2……RGB→I変換
器、3……RGB→H変換器、4……RGB→P変
換器、5i,5h,5p……ウインドウコンパレ
ータ、6……論理積回路、7……出力、21……
最大値選択器、22……ベクトル和計算器、23
……次大値選択器、24,25……ベクトル長計
算器、26……割算器、30……加算器、31…
…ベクトル長計算器、32……割算器、41a,
41b,41c……全加算器、42a,42b…
…反転器、43……逆正接算出用ROM、51
a,51b,51c……比較器、52……組合せ
ロジツク、53,54……ベクトル長計算器、5
5……割算ROM、61,62……加算器、63
……正規化ROM、64……ベクトル長計算器、
65……割算ROM。
成を示す回路図。第2図は色相環における表現し
たい色を角度で表現する状態を示す説明図。第3
図はR,G,Bなる原始データをベクトルとして
考えたときの合成ベクトルが描く6角形を示す説
明図。第4図は本発明の特徴の1つであるRGB
→H変換器の構成を説明する回路図。第5図は本
発明の特徴の1つであるRGB→P変換器の構成
を説明する回路図。第6図はRGB→P変換器の
他の構成を説明する回路図。第7図は第6図の構
成において、色相とそれにより得られる最大飽和
度を示す説明図。第8図はRGB→H変換器の実
施例を示す回路図。第9図はRGB→P変換器の
第5図に関する実施例を示す回路図。第10図は
RGB→H変換器の第6図に関する実施例を示す
回路図。第11図はI,Pの属性を用いる領域抽
出器の実施例を示す回路図。第12図は実用的な
論理積回路の実施例を示す回路図。 1……原始信号発生器、2……RGB→I変換
器、3……RGB→H変換器、4……RGB→P変
換器、5i,5h,5p……ウインドウコンパレ
ータ、6……論理積回路、7……出力、21……
最大値選択器、22……ベクトル和計算器、23
……次大値選択器、24,25……ベクトル長計
算器、26……割算器、30……加算器、31…
…ベクトル長計算器、32……割算器、41a,
41b,41c……全加算器、42a,42b…
…反転器、43……逆正接算出用ROM、51
a,51b,51c……比較器、52……組合せ
ロジツク、53,54……ベクトル長計算器、5
5……割算ROM、61,62……加算器、63
……正規化ROM、64……ベクトル長計算器、
65……割算ROM。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 少なくとも2以上のチヤンネルに分けて記録
されているマルチバンド画像に関して特定の色を
抽出もしくは同定するために各チヤンネル毎のレ
ベル情報を色の属性(明度、色相、飽和度)を代
表するベクトル情報に変換し、これにより弁別を
行う方法であつて、 明度軸成分への変換手段として各バンド毎の絶
対値のそれぞれに任意に定めた係数を乗じたもの
の総和を用い、更に飽和度軸成分への変換手段と
して、前記合成ベクトル絶対値を|VH|とし、
原画像を記録している各チヤンネル毎のレベルを
代表するベクトルのうち最大のもの2つのみを要
素とする合成ベクトルの絶対値を|VP|とし、
これにより|VH|/|VP|なる演算を行う演算
器の出力を用いることを特徴とする特定色領域抽
出方法。 2 少なくとも2以上のチヤンネルに分けて記録
されているマルチバンド画像に関して特定の色を
抽出もしくは同定するために各チヤンネル毎のレ
ベル情報を色の属性(明度、色相、飽和度)を代
表するベクトル情報に変換し、これにより弁別を
行う方法であつて、 明度軸成分への変換手段として各バンド毎の絶
対値のそれぞれに任意に定めた係数を乗じたもの
の総和を用い、更に飽和度軸成分への変換手段と
して、前記合成ベクトル絶対値を|VH|とし、
原画像を記録している各チヤンネル毎のレベルの
総和もしくは平均をLとし、|VH|/Lなる演算
を行う演算器の出力を用いる特定色領域抽出方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60192358A JPS6252675A (ja) | 1985-08-31 | 1985-08-31 | 特定色領域抽出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60192358A JPS6252675A (ja) | 1985-08-31 | 1985-08-31 | 特定色領域抽出方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6252675A JPS6252675A (ja) | 1987-03-07 |
| JPH0514944B2 true JPH0514944B2 (ja) | 1993-02-26 |
Family
ID=16289947
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60192358A Granted JPS6252675A (ja) | 1985-08-31 | 1985-08-31 | 特定色領域抽出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6252675A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH077442B2 (ja) * | 1986-02-27 | 1995-01-30 | キヤノン株式会社 | 画像処理方法 |
| JPH03261294A (ja) * | 1990-03-12 | 1991-11-21 | Nippon Avionics Co Ltd | 実時間色相抽出回路 |
| JPH04244281A (ja) * | 1991-01-30 | 1992-09-01 | Japan Field Kk | ガス回収装置 |
| JPH04256471A (ja) * | 1991-02-07 | 1992-09-11 | Japan Field Kk | 洗浄機の溶剤蒸気回収装置 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6052429B2 (ja) * | 1979-02-28 | 1985-11-19 | 大日本スクリ−ン製造株式会社 | 色修正演算方法 |
| JPS5779944A (en) * | 1980-11-06 | 1982-05-19 | Nireko:Kk | Detector for equal color tone region |
| JPS57211193A (en) * | 1981-06-22 | 1982-12-24 | Shimadzu Corp | Image analysis color adaptor |
| JPS6074874A (ja) * | 1983-09-30 | 1985-04-27 | Fujitsu Ltd | 画像色彩分離方式 |
-
1985
- 1985-08-31 JP JP60192358A patent/JPS6252675A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6252675A (ja) | 1987-03-07 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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