JPH05156191A - カプセルインキ組成物 - Google Patents

カプセルインキ組成物

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JPH05156191A
JPH05156191A JP31693491A JP31693491A JPH05156191A JP H05156191 A JPH05156191 A JP H05156191A JP 31693491 A JP31693491 A JP 31693491A JP 31693491 A JP31693491 A JP 31693491A JP H05156191 A JPH05156191 A JP H05156191A
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JP
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ink
acrylate
viscosity
capsule
paper
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JP31693491A
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English (en)
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Kazuo Totani
和夫 戸谷
Kazuyoshi Wakata
員義 若田
Kazuhiko Kono
和彦 河野
Hiroichi Furukawa
博一 古川
Shunsuke Shioi
俊介 塩井
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Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】感圧複写紙を印刷方式で従来のカプセルインキ
を用いて生産する場合に生じていた欠点を解消する。 【構成】マイクロカプセルとエチレン性不飽和化合物と
光重合開始剤とチキソトロピー剤を基本成分とする紫外
線硬化型カプセルインキで、インキ中のマイクロカプセ
ルとチキソトロピー剤を含まない成分からなる混合物の
粘度が3000cps以下であり、且つインキの粘度が
3000cpsを越えるように調製する。 【効果】特定のカプセルインキを、活版或いはオフセッ
ト印刷等の印刷方式に用いて生産した感圧複写紙は、極
めて優れた発色性を示した。また、印刷適性操業性も優
れていた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カプセルインキ組成物
に関し、特に活版やオフセット印刷等に適したカプセル
インキ組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】クリスタルバイオレットラクトン、ベン
ゾイルロイコメチレンブルー等の電子供与性発色剤と、
活性白土、フェノールレジン、サリチル酸誘導体の多価
金属塩等の電子受容性顕色剤との反応によって発色する
原理を利用した感圧複写紙はよく知られている。
【0003】一般に、かかる感圧複写紙は、相分離法、
界面重合法、in−situ法などの方法で調製された
発色剤内包マイクロカプセルを支持体の裏面に塗布した
上用紙、顕色剤を支持体の表面に塗布した下用紙、上記
マイクロカプセルと顕色剤を支持体の別々の面に塗布し
た中用紙が適宜組合わされて実用されている。
【0004】また、別に上記マイクロカプセルと顕色剤
を積層或いは混合層として支持体の同一面に塗布した所
謂単体感圧複写紙と呼ばれるものや、更にその単体感圧
複写紙の裏面にカプセル層を設けたものがあり、これら
は単独或いは上記の上用紙や中用紙、或いは下用紙と適
宜組合わされて実用されている。
【0005】通常、かかる感圧複写紙のカプセル層は、
水性系のカプセル塗液を大型の塗工機で支持体に塗布す
る(以下、塗工方式と称す)ことによって形成される
が、特殊な製造方法としては、カプセルをインキ化し、
例えばフレキソ印刷、グラビア印刷、スクリーン印刷、
活版印刷、オフセット印刷等の印刷機で支持体に塗布す
る方法(以下、印刷方式と称す)がある。印刷方式は、
ロットの小さな物でもロスが少なく生産可能であって、
塗工方式より少量多品種の生産に向いており、例えば、
ロットが小さくなりがちな特別な発色色調の感圧複写紙
を生産するのに適する。
【0006】また、印刷方式はカプセルを支持体の必要
箇所にのみに部分印刷できるため、高価なカプセルを支
持体の全面に塗布する塗工方式と比べて経済的であり、
又例えば、上質紙に或いは下用紙の裏面に異なる発色色
調のカプセルインキを部分印刷することによって、或い
は特開平1-301360号に記載の如く塗工方式で全面塗工さ
れた上用紙或いは中用紙のカプセル塗工面上に該カプセ
ルとは異なる発色色調のカプセルインキを部分印刷する
ことによって、複数の発色色調の箇所を有する感圧複写
紙(上用紙或いは中用紙)が得られる等、種々の特徴あ
る品種が生産できる。
【0007】しかし、印刷方式は上記の如く多くのメリ
ットを有する生産方式ではあるが、活版印刷或いはフセ
ット印刷の場合には、インキ固形分(硬化、乾燥後に残
るインキの成分)に対するカプセル含有率が低い為にカ
プセル以外の成分の影響を強く受けてカプセルからのオ
イル放出性が悪くなり、そのために発色性が劣る問題を
有する。特に、紫外線硬化型カプセルインキ組成物を活
版印刷或いはフセット印刷した場合にこの傾向が顕著
で、未だに実用レベルのものが得られていないのが実情
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、感圧
複写紙の生産にあたり、特に印刷方式で従来のカプセル
インキを用いて生産する場合に生じていた上記欠点を解
消することにある。即ち、特定のカプセルインキ組成物
を見出し、これを活版或いはオフセット印刷等の印刷方
式に用いることによって、これまで達成できなかった高
品質の感圧複写紙を得るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、マイクロカプ
セルとエチレン性不飽和化合物と光重合開始剤とチキソ
トロピー剤を基本成分とする紫外線硬化型カプセルイン
キ組成物において、インキ組成物中のマイクロカプセル
とチキソトロピー剤を含まない成分からなる混合物の粘
度が3000cps以下であり、且つインキ組成物の粘
度が3000cpsを越えることを特徴とするカプセル
インキ組成物である。
【0010】
【作用】マイクロカプセルに内包される電子供与性発色
剤としては、当業界で公知となっている、例えば3,3
−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチル
アミノフタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)
−3−(1,2−ジメチルインドール−3−イル)フタ
リド、3,3−ビス(1,2−ジメチルインドール−3
−イル)−5−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス
(9−エチルカルバゾール−3−イル)−6−ジメチル
アミノフタリド等のトリアリルメタン系染料、4,4−
ビス−ジメチルアミノベンズヒドリルベンジルエーテ
ル、N−ハロフェニルロイコオーラミン、N−2,4,
5−トリクロロフェニルロイコオーラミン等のジフェニ
ルメタン系染料、ベンゾイルロイコメチレンブルー、P
−ニトロベンゾイルロイコメチレンブルー等のチアジン
系染料、3−メチル−スピロ−ジナフトピラン、3−フ
ェニル−スピロ−ジナフトピラン、3−プロピル−スピ
ロ−ジベンゾピラン等のスピロ系染料、ローダミン−B
−アニリノラクタム、ローダミン(o−クロロアニリ
ノ)ラクタム等のラクタム系染料、3−ジメチルアミノ
−7−メトキシフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−
メチル−7−クロロフルオラン、3−(N−エチル−p
−トルイジノ)−7−メチルフルオラン、3−ジエチル
アミノ−7−N−メチルアミノフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−7−ジベンジルアミノフルオラン、3−(N
−エチル−p−トルイジノ)−6−メチル−7−フェニ
ルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル
−7−フェニルアミノフルオラン、3−(N−シクロヘ
キシル−N−メチルアミノ)−6−メチル−7−フェニ
ルアミノフルオラン、3−ピペリジノ−メチル−7−フ
ェニルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メ
チル−7−キシリジノフルオラン等のフルオラン系染
料、3,3−ビス〔2−(p−ジメチルアミノフェニ
ル)−2−(p−メトキシフェニル)エチレン−2−イ
ル〕−4,5,6,7−テトラクロロフタリド等の赤外
発色系染料等が挙げられ、これらは単独使用或いは併用
される。
【0011】上記の如き電子供与性発色剤は、通常オイ
ルに溶解した状態でカプセル化されるが、かかるオイル
としては、当業界で公知の下記の如き物質が例示され
る。綿実油などの植物油類:灯油、パラフィン、ナフテ
ン油、塩素化パラフィンなどの鉱物油:アルキル化ビフ
ェニル、アルキル化ターフェニル、アルキル化ナフタレ
ン、ジアリールエタン、トリアリールメタン、ジフェニ
ルアルカンなどの芳香族系炭化水素類:ジメチルフタレ
ート、ジエチルフタレート、ジ─n─ブチルフタレー
ト、ジオクチルフタレート、アジピン酸ジエチル、アジ
ピン酸プロピル、アジピン酸ジ─n−ブチル、アジピン
酸ジオクチルなどのエステル類等及びこれらの混合物。
【0012】電子供与性発色剤は、通常、オイル100
重量部に対して2〜80重量部の範囲、好ましくは5〜
50重量部の範囲で添加される。
【0013】カプセル化法としては、公知のコアセルベ
ーション法、界面重合法、in−situ法等が適宜選
択して使用できるが、中でもin−situ法で得られ
たメラミン─ホルマリン樹脂膜から成るカプセルは耐溶
剤性に優れ、且つカプセルを粉体化し易い点で特に好ま
しい。尚、カプセルの平均粒子径は、使用する膜材質あ
るいは膜厚によって異なり一概に言えないが、通常1〜
10μmである。また、カプセル中には、必要に応じて
酸化防止剤、紫外線吸収剤、香料等を含有させることが
出来る。
【0014】上記の方法によって得られたカプセルは、
通常水性系の分散液であり、これは、濾過した後の半渇
き状態で或いは通気乾燥、表面乾燥、流動乾燥、気流乾
燥、噴霧乾燥、真空乾燥、凍結乾燥、赤外線乾燥、高周
波乾燥、超音波乾燥、微粉砕乾燥等による処理を行った
後の乾燥状態で下記非水性系インキ媒体に分散され、更
に必要に応じて各種助剤が添加されてカプセルインキと
なる。なお、特開昭53─135718号に記載の如
く、水性系カプセル分散液と非水系媒体を混合した後
に、水を減圧除去する方法やカプセル分散液を濾過した
後に、水と混和する非水系媒体で洗浄、置換する方法に
よっても非水性系インキ媒体にカプセルを分散出来る。
【0015】カプセルインキ中のカプセル含有量は、通
常インキ100重量部に対して5〜60重量部の範囲と
なるように調製される。
【0016】本発明で用いられるエチレン性不飽和化合
物としては、例えばメチルメタクリレート、ブチルメタ
クリレート、2−エトキシエチルアクリレート、2−フ
ェノキシエチル(メタ)アクリレート、2−(ノニルフ
ェノキシ)エチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシ
ルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、トリフル
オロエチルメタクリレート、3−スルホプロピルメタク
リレートカリウム塩、N−(3─スルホプロピル)−N
−メタクリロイルアミドプロピル−N,N−ジメチルア
ンモニウムベタイン、グリシジルメタクリレート、アリ
ルメタクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト、3−クロル−2−ヒドロキシプロピルメタクリレー
ト、ベンジルアクリレート、シクロヘキシルアクリレー
ト、テトラヒドロフルフリルアクリレート、1−メトキ
シシクロドデカジエニルアクリレート、ジシクロペンテ
ニルアクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチルア
クリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−
ヒドロキシプロピルアクリレート、2,6−ジブロム−
4−t−ブチルフェニルアクリレート、エチレングリコ
ールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレ
ート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ポリエ
チレングリコールジメタクリレート、エトキシジエチレ
ングリコールアクリレート、フェノキシジエチレングリ
コール(メタ)アクリレート、フェノキシポリエチレン
グリコール(メタ)アクリレート、ブチルフェノキシジ
エエチレングリコール(メタ)アクリレート、ヘキシル
フェノキシジエチレングリコール(メタ)アクリレー
ト、オクチルフェノキシジエチレングリコール(メタ)
アクリレート、ノニルフェノキシジエチレングリコール
(メタ)アクリレート、ラウリルフェノキシジエチレン
グリコール(メタ)アクリレート、ナフトキシジエチレ
ングリコール(メタ)アクリレート、ブチルナフトキシ
ジエチレングリコール(メタ)アクリレート、ブロムナ
フトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、
ヒドロキシフェノキシポリエチレングリコール(メタ)
アクリレート 、ブチルフェノキシポリエチレングリコ
ール(メタ)アクリレート、ヘキシルフェノキシポリエ
チレングリコール(メタ)アクリレート、オクチルフェ
ノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、
ノニルフェノキシポリエチレングリコール(メタ)アク
リレート、ラウリルフェノキシポリエチレングリコール
(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジアクリ
レート、プロピレングリコールジメタクリレート、ポリ
プロピレングリコールジアクリレート、ポリプロピレン
グリコールジメタクリレート、2−ヒドロキシ−3−フ
ェノキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキ
シ−3−(p−ブロムフェノキシ)プロピル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシ−3−(o−メチルフェノ
キシ)プロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ
−3−(p−メチルフェノキシ)プロピル(メタ)アク
リレート、2−ヒドロキシ−3−(p−エチルフェノキ
シ)プロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−
3−(p−プロピルフェノキシ)プロピル(メタ)アク
リレート、2−ヒドロキシ−3−(p−ブチルフェノキ
シ)プロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−
3−(o,p−ジメチルフェノキシ)プロピル(メタ)
アクリレート、2−ヒドロキシ−3−(p−ヘキシルフ
ェノキシ)プロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロ
キシ−3−(p−オクチルフェノキシ)プロピル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−(p−ノニル
フェノキシ)プロピル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシ−3−(p−ラウリルフェノキシ)プロピル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−ナフトキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−
(ブチルナフトキシ)プロピル(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシ−3−エトキシプロピル(メタ)アクリ
レート、2−ヒドロキシ−3−プロポキシプロピル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−ブトキシプロ
ピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−ラウ
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ
−3−(4−クロルブトキシ)プロピル(メタ)アクリ
レート、1,2−ブタンジオールジアクリレート、1,
2−ブタンジオールジメタクリレート、1,3−ブタン
ジオールジアクリレート、1,3−ブタンジオールジメ
タクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレー
ト、1,4−ブタンジオールジメタクリレート、1,6
−ヘキサンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサン
ジオールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジ
アクリレート、グリセロールジメタクリレート、グリセ
ロールメタクリレートアクリレート、トリメチロールプ
ロパンジアクリレート、トリメチロールプロパントリア
クリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、
ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ヒドロキシ
ピバリン酸ネオペンチルグリコールエステルジアクリレ
ート、2,2−ビス〔4−(アクリロイロキシジエトキ
シ)フェニル〕プロパン、ヒドロキシピバリン酸ネオペ
ンチルグリコールエステルのカプロラクトン付加物ジア
クリレート、ヒドロキシピバルアルデヒドとトリメチロ
ールプロパンのアセタール化合物のジアクリレート、ジ
アリルオキシ・ジアクリロイロキシシクロヘキサン、ト
リメチロールプロパンプロピレンオキサイド付加物トリ
アクリレート、ジペンタエリスリトールの低級脂肪酸お
よびアクリル酸のエステル、ジペンタエリスリトールの
カプロラクトン付加物アクリレート、2−ヒドロキシエ
チルアクリレートを2,4−トリレンジイソシアネート
を介して液状ポリブタジエンの有するヒドロキシル基と
ウレタン付加反応して得られる液状ポリブタジエンアク
リレート、エン付加反応により無水マレイン酸を付加し
たマレイン化ポリブタジエンに2−ヒドロキシアクリレ
ートをエステル化反応して得られる液状ポリブタジエン
アクリレート、液状ポリブタジエンの有するカルボキシ
ル基とアクリル酸グリシジルとのエポキシエステル化反
応により得られる液状ポリブタジエンアクリレート、液
状ポリブタジエンにエポキシ化剤を作用して得られるエ
ポキシ化ポリブタジエンとアクリル酸とのエステル化反
応により得られる液状ポリブタジエンアクリレート、ヒ
ドロキシル基を有する液状ポリブタジエンとアクリル酸
クロリドとの脱塩酸反応によって得られる液状ポリブタ
ジエンアクリレート、液状水素化1,2ポリブタジエン
グリコールをウレタンアクリレート変性した液状水素化
1,2ポリブタジエンアクリレート、ジオクチル2−ア
クリロイロキシエチルホスフェート、ジフェニル2−ア
クリロイロキシエチルホスフェート等が挙げられ、中で
も、とりわけモノマーとオリゴマーと併用したものは、
発色性と耐汚れ性のバランスが良好で好ましい。
【0017】該エチレン性不飽和化合物は、通常カプセ
ルインキ中に30〜95重量%の範囲で配合される。
【0018】本発明で使用する光重合開始剤としては、
例えばベンゾキノン、フェナンスレンキノン、ナフトキ
ノン、ジイソプロピルフェナンスレンキノン、ベンゾイ
ソブチルエーテル、ベンゾイン、フロインブチルエーテ
ル、ミヒラーケトン、ミヒラーチオケトン、フルオレノ
ン、トリニトロフルオレノン、βーベンゾイルアミノナ
フタレン等の芳香族ケトン、キノン化合物、エーテル化
合物、ニトロ化合物が挙げられる。
【0019】光重合開始剤は、通常エチレン性不飽和化
合物100重量部に対して1〜20重量部の範囲で添加
される。
【0020】更に重合を促進するために増感剤を添加す
ることもあるが、かかる増感剤としては、例えばトリエ
タノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N,
N−ジメチルエタノールアミン、N−メチルモルホリン
等が挙げられる。増感剤は、エチレン性不飽和化合物1
00重量部に対して通常0〜10重量部の範囲で添加さ
れる。
【0021】本発明に用いられるチキソトロピー剤とし
ては、例えばコロイダルシリカ、金属石鹸(ステアリン
酸アルミニウム、オクタン酸アルミニウム等)、パルミ
チン酸ナトリウム、アルミニウムキレート(アルミニウ
ムジイソプロポキサイドモノアセト酢酸エチル等)、有
機アミン変性ベントナイト、チキソトロピックポリアミ
ド樹脂等が挙げられ、中でもコロイダルシリカは液体中
に分散した場合、粒子表面のシラノール基の働きにより
粒子が網の目状に結合し優れた構造粘性を示すため本発
明の目的に好ましく用いられる。
【0022】また、コロイダルシリカのBET法による
比表面積はグレードにより50〜380m2 /gのもの
があるが、種々の適性を勘案して80〜380m2 /g
のものが好ましい。これらは通常カプセルインキ中に
0.1〜20重量%の範囲で配合される。
【0023】本発明のカプセルインキに用いられるイン
キ媒体としては、上記の基本成分化合物以外に、必要に
応じて高沸点媒体、低沸点媒体、樹脂、ワックス類、油
類が併用される。これらは通常カプセルインキ中に0〜
60重量%の範囲で配合される。
【0024】因みに、高沸点媒体としては、例えばエチ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリ
コール、ジプロピレングリコール、2,3−ブチレング
リコール、メチルセロソルブ、セロソルブ、ブチルセロ
ソルブ、カルビトール、ブチルカルビトール等が挙げら
れる。
【0025】低沸点媒体としては、例えばメタノール、
エタノール、n−プロパノール、iso−プロパノー
ル、n−ブタノール、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸
ブチル、アセトン、メチルエチルケトン、等が挙げられ
る。
【0026】樹脂としては、例えばガムロジン、ウッド
ロジン、セラック、エステルガム、ロジンのペンタエリ
スリトールエステル、重合ロジンのペンタエリスリトー
ルエステル、マレイン酸樹脂、マレイン化ロジンのペン
タエリスリトールエステル、二量化ロジン、ロジン変性
フェノール樹脂、ブタノール変性尿素樹脂、ブタノール
変性メラミン樹脂、テルペン樹脂、テルペンフェノール
樹脂、大豆油変性アルキド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ
酢酸ビニル、アクリル樹脂、塩化ビニル、塩化ビニル・
酢酸ビニル共重合体、エチレン─無水マレイン酸共重合
体、スチレン─無水マレイン酸共重合体、メチルビニル
エーテル─無水マレイン酸共重合体、イソブチレン─無
水マレイン酸共重合体、変性ポリビニルアルコール、ポ
リビニルブチラール、ポリビニルピロリドン、エチルセ
ルロース、ニトロセルロース、ヒドロキシプロピルセル
ロース、セルロースアセテートプロピオネート、セルロ
ースアセテートブチレート等が挙げられる。
【0027】ワックス類としては、例えばみつろう、鯨
ろう、ラノリン、キャンデリラワックス、カルナウバワ
ックス、木ろう、ライスワックス、モンタンワックス、
オゾケライト、、パラフィンワックス、マイクロクリス
タリンワックス、モンタンワックス誘導体、パラフィン
ワックス誘導体、マイクロクリスタリンワックス誘導
体、カスターワックス、オパールワックス、低分子量ポ
リエチレン、ジステアリルケトン、カプリル酸アマイ
ド、ステアリン酸アマイド、エチレンビスステアリン酸
アマイド、ステアリン酸、ベヘン酸、ステアリルアルコ
ール、ジステアリルリン酸エステル等が挙げられる。
【0028】油類としては、例えばあまに油、サフラワ
ー油、大豆油、ひまし油等の植物油:脱水ひまし油、重
合油、マレイン化油、ビニル油、ウレタン油等の加工
油:マシン油、スピンドル油等の鉱油等が挙げられる。
【0029】本発明のカプセルインキには、更に必要に
応じてセルロース粉末、澱粉粒子、合成樹脂粒子等のス
チルト材、酸化チタン、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、水
酸化アルミニウム、シリカ等の白色顔料、減感剤等の発
色に対する減感成分、紫外線吸収剤、酸化防止剤、蛍光
増白剤、可塑剤、着色染料等を必要に応じて適宜添加す
ることができる。
【0030】本発明においては、B型粘度計60rpm
25℃で測定した粘度の値が極めて重要である。まず第
一にインキ媒体の粘度が低粘度であること、即ち、イン
キ組成物中のマイクロカプセルとチキソトロピー剤を含
まないその他の成分からなる混合物であるインキ媒体の
粘度が3000cps以下のものが好ましく用いられる
が、中でも2000cps以下のものがより好ましく、
さらに1〜1500cpsの範囲のものが特に好まし
い。因みに、インキ媒体の粘度が3000cpsを越え
たものを使用すると、得られた感圧複写紙の発色性が極
めて劣ったものとなる。
【0031】インキは通常、インキ媒体中にマイクロカ
プセルとチキソトロピー剤及び他の助剤を添加し、プロ
ペラ分散機、超音波分散機、ボールミル、或いは3本ロ
ールを使用して充分に混合して調製される。
【0032】本発明においては、第二としてカプセルイ
ンキの粘度がある程度高いことが重要である。エチレン
性不飽和化合物と光重合開始剤及びその他の助剤からな
る混合物であるインキ媒体は低粘度であることが重要で
あり、それを使用して調製するカプセルインキの粘度は
高粘度にすることが重要である。カプセルインキの粘度
は3000cpsを越えるように調製する。中でも35
00cps以上に調製するとより好ましく、さらに40
00cps以上が特に好ましい。因みに、調製されたカ
プセルインキの粘度が3000cps未満の場合には、
活版印刷では「壺たれ」が生じやすく、オフセット印刷
では「インキミスト」が生じやすく安定した操業が行い
難いという問題が起こる。
【0033】勿論、カプセルインキの粘度は高粘度が好
ましいといっても上限がないわけでなく高粘度の限界は
ある。しかし、B型粘度計はそのような高粘度の測定に
は無理がある。そこで上限粘度の値はインキタックで測
定し、中でもカプセルインキのタック値が6以下となる
ように調製したものは、発色性に優れるため特に好まし
い。
【0034】かくして調製されたカプセルインキは、活
版印刷或いはオフセット印刷で各種支持体上に、通常乾
燥重量が1〜10g/m2 、好ましくは2〜6g/m2
の範囲となるように印刷される。尚、本発明のインキは
スクリーン等の印刷インキとしても使用することが可能
である。又、インキの乾燥は紫外線照射によって硬化す
ると優れたインキ皮膜を得ることが出来る。
【0035】印刷に使用される支持体としては、例えば
上質紙、合成紙、フィルム、アート紙、コート紙、キャ
スト紙、微塗工紙、感圧複写紙(上用紙、中用紙、下用
紙、セルコン紙)等が挙げられる。
【0036】本発明のカプセルインキのカプセルに内包
される物質は、感圧複写紙用の材料に限定されるもので
は無く、例えば香料、液晶、示温材料、防錆剤、防虫
剤、殺鼠剤、粘着剤、接着剤等が挙げられる。
【0037】
【実施例】以下に本発明の効果をより一層明確なものと
するために、実施例及び比較例を挙げて説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。な
お、例中の部及び%は特に断らない限り、それぞれ重量
部及び重量%を表す。また、粘度の測定はいずれもB型
粘度計60rpm25℃で行った。
【0038】実施例1 (カプセルインキの調製)3,3−ビス(2−メチル−
1−オクチル−3−インドリル)フタリド25部をベン
ジルトルエン75部に加熱溶解して内相油を得た。続い
て、pHを6.0に調整したエチレン─無水マレイン酸
共重合体(商品名EMA−31,モンサント社製)の3
%水溶液200部に該内相油を乳化した後、この系を5
5℃に昇温した。
【0039】別に、37%ホルムアルデヒド水溶液45
部にメラミン15部を加え、60℃で15分間反応させ
てプレポリマー水溶液を調製した。このプレポリマー水
溶液を前記乳化液中に滴下し、更に攪拌しながら0.1
Nの塩酸を滴下してpHを5.3とした後、系を80℃
まで昇温して1時間攪拌し、続いて0.2Nの塩酸を滴
下してpHを3.5まで下げ、更に3時間攪拌をした後
に冷却して平均粒子径が3.8μmのカプセルの分散液
を得た。
【0040】次いで、この分散液をフィルタープレス
し、続いて風乾して粉体カプセルとした後に、このカプ
セル200部とチキソトロピー剤であるコロイダルシリ
カ(商品名、アエロジル200、日本アエロジル株式会
社製、BET法による比表面積200m2 /g)10部
を、エチレン性不飽和化合物400部と光重合開始剤1
0部の混合物(粘度850cps)410部に添加混合
して粘度4000cpsのカプセルインキを調製した。
【0041】(上用紙の作成)40g/m2 の原紙に上
記カプセルインキを活版印刷機で印刷(インキ量5.0
g/m2 )し、6kwの紫外線照射装置を用いて硬化し
て上用紙を得た。なを、壺たれは全く起こらなかった。
【0042】(オイルカプセルの調製)pHを6.0に
調整したエチレン─無水マレイン酸共重合体(商品名E
MA−31,モンサント社製)の3%水溶液200部に
アルキルジフェニルエタン100部を内相油として乳化
した後、この系を55℃に昇温した。別に、37%ホル
ムアルデヒド水溶液45部にメラミン15部を加え、6
0℃で15分間反応させてプレポリマー水溶液を調製し
た。
【0043】このプレポリマー水溶液を前記乳化液中に
滴下し、更に攪拌しながら0.1Nの塩酸を滴下してp
Hを5.3とした後、系を80℃まで昇温して1時間攪
拌し、続いて0.2Nの塩酸を滴下してpHを3.5ま
で下げ、更に3時間攪拌をした後に冷却して平均粒子径
が5.0μmのカプセルの分散液を得た。
【0044】(下用紙の作成)軽質炭酸カルシウム60
部、酸化亜鉛10部、3,5−ジ(α−メチルベンジ
ル)サリチル酸亜鉛とα−メチルスチレン−スチレン共
重合体との混融物(混融比80/20)10部、上記オ
イルカプセル10部、パルプパウダー10部を0.2%
ポリビニルアルコール水溶液300部に分散し、更に糊
化澱粉10部(固形分)とカルボキシ変性スチレン─ブ
タジエンラテックス15部(固形分)を添加した後に、
希釈して調製した30重量%の顕色剤塗液を40g/m
2 の原紙に乾燥重量が7g/m2 となるようにエアーナ
イフコーターで塗抹して下用紙を得た。
【0045】(評価)かくして得られた上用紙と下用紙
を重ねてタイプライターで印字したところ、カプセルイ
ンキを印刷した箇所に対応する下用紙面上に極めて鮮明
な発色像が得られた。
【0046】実施例2 (上用紙の作成)40g/m2 の原紙に上記カプセルイ
ンキをオフセット印刷機で印刷(インキ量4.0g/m
2 )し、6kwの紫外線照射装置を用いて硬化して、上
用紙を得た。なお、インキミストのトラブルは全くなく
安定した操業が出来た。
【0047】(評価)かくして得られた上用紙と実施例
1と同様にして得た下用紙を重ねてタイプライターで印
字したところ、カプセルインキを印刷した箇所に対応す
る下用紙面上に極めて鮮明な発色像が得られた。
【0048】実施例3 エチレン性不飽和化合物300部と光重合開始剤10部
とロジンのペンタエリスリトールエステル200部の混
合物(1200cps)510部を使用した以外は実施
例1と同様にして粘度5500cpsのカプセルインキ
を調製し、以下実施例1と同様にして上用紙の作成と評
価を行った。得られた発色像は極めて鮮明なものであっ
た。
【0049】実施例4 エチレン性不飽和化合物600部と光重合開始剤20部
の混合物(2500cps)620部を使用した以外は
実施例1と同様にして粘度8000cpsのカプセルイ
ンキを調製し、以下実施例1と同様にして上用紙の作成
と評価を行った。得られた発色像は実用性はあるが、実
施例1よりかなり劣っていた。尚、印刷の際に壺たれは
見られなかった。
【0050】比較例1 コロイダルシリカを添加しなかった以外は実施例1と同
様にして粘度2300cpsのカプセルインキを調製し
た。以下、実施例1と同様にして印刷したが、壺たれが
発生した。
【0051】比較例2 エチレン性不飽和化合物600部と光重合開始剤20部
の混合物(3300cps)620部を使用した以外は
実施例1と同様にして粘度10000cpsのカプセル
インキを調製し、以下実施例1と同様にして上用紙の作
成と評価を行った。得られた発色像は実用性が無いレベ
ルまで劣っていた。
【0052】
【発明の効果】本発明のカプセルインキを用いて印刷方
式で生産した感圧複写紙は、極めて優れた発色性を示し
た。また、印刷適性も壺たれやインキミストのトラブル
がなく操業性に優れていた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/027 // B41M 5/124 (72)発明者 古川 博一 兵庫県尼崎市常光寺4丁目3番1号 神崎 製紙株式会社神崎工場内 (72)発明者 塩井 俊介 兵庫県尼崎市常光寺4丁目3番1号 神崎 製紙株式会社神崎工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マイクロカプセルとエチレン性不飽和化合
    物と光重合開始剤とチキソトロピー剤を基本成分とする
    紫外線硬化型カプセルインキ組成物において、インキ組
    成物中のマイクロカプセルとチキソトロピー剤を含まな
    い成分からなる混合物の粘度が3000cps以下であ
    り、且つインキ組成物の粘度が3000cpsを越える
    ことを特徴とするカプセルインキ組成物。 粘度測定条件:B型粘度計60rpm、25℃。
  2. 【請求項2】インキ組成物中のマイクロカプセルとチキ
    ソトロピー剤を含まない成分からなる混合物の粘度が2
    000cps以下であり、且つインキ組成物の粘度が3
    500cps以上である請求項1記載のカプセルインキ
    組成物。
  3. 【請求項3】チキソトロピー剤がコロイダルシリカであ
    る請求項1記載のカプセルインキ組成物。
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