JPH05157146A - 車両用ベルト式無段変速機 - Google Patents
車両用ベルト式無段変速機Info
- Publication number
- JPH05157146A JPH05157146A JP34801091A JP34801091A JPH05157146A JP H05157146 A JPH05157146 A JP H05157146A JP 34801091 A JP34801091 A JP 34801091A JP 34801091 A JP34801091 A JP 34801091A JP H05157146 A JPH05157146 A JP H05157146A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- friction
- variable
- transmission
- surface roughness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Pulleys (AREA)
- Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ベルトブロックおよび可変プーリの相互摩擦
面において摩耗量が少なくしかも高い摩擦係数が得られ
る車両用ベルト式無段変速機を提供する。 【構成】 可変プーリ10、20の摩擦面28およびベ
ルトブロック35の側面38の表面粗さがショットピー
ニング処理により3μmRzより大きく且つ10μmR
zより小さくされているので、摩耗量が少なく摩擦係数
も高い。しかも、時間経過に伴う摩擦係数の低下の小さ
くて良好となる。したがって、ベルト式無段変速機8の
耐久性が高められるとともに許容伝達トルクが高められ
る。
面において摩耗量が少なくしかも高い摩擦係数が得られ
る車両用ベルト式無段変速機を提供する。 【構成】 可変プーリ10、20の摩擦面28およびベ
ルトブロック35の側面38の表面粗さがショットピー
ニング処理により3μmRzより大きく且つ10μmR
zより小さくされているので、摩耗量が少なく摩擦係数
も高い。しかも、時間経過に伴う摩擦係数の低下の小さ
くて良好となる。したがって、ベルト式無段変速機8の
耐久性が高められるとともに許容伝達トルクが高められ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属製のベルトブロッ
クが連ねられた伝動ベルトが、有効径が可変の金属製可
変プーリに巻き掛けられた形式の車両用ベルト式無段変
速機に関するものである。
クが連ねられた伝動ベルトが、有効径が可変の金属製可
変プーリに巻き掛けられた形式の車両用ベルト式無段変
速機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属製のベルトブロックが連ねられた伝
動ベルトが、有効径が可変の金属製可変プーリに巻き掛
けられた形式の車両用ベルト式無段変速機においては、
伝動ベルトと可変プーリとの間のスリップ防止、伝達効
率の向上、摩擦面の耐久性の向上などが望まれている。
動ベルトが、有効径が可変の金属製可変プーリに巻き掛
けられた形式の車両用ベルト式無段変速機においては、
伝動ベルトと可変プーリとの間のスリップ防止、伝達効
率の向上、摩擦面の耐久性の向上などが望まれている。
【0003】これに対し、伝動ベルトを構成するベルト
ブロックと可変プーリとの摩擦面を、ショットブラスト
処理により20μm以上の凹凸を有する面に形成した
後、その面における凸部先端の平坦面積率が20〜50
%となるように研磨することにより、摩耗量を低減する
とともに高摩擦係数を維持できるようにする技術が提案
されている。たとえば、本出願人が先に出願した特願平
3−185686号の明細書に記載されたものがそれで
ある。
ブロックと可変プーリとの摩擦面を、ショットブラスト
処理により20μm以上の凹凸を有する面に形成した
後、その面における凸部先端の平坦面積率が20〜50
%となるように研磨することにより、摩耗量を低減する
とともに高摩擦係数を維持できるようにする技術が提案
されている。たとえば、本出願人が先に出願した特願平
3−185686号の明細書に記載されたものがそれで
ある。
【0004】
【発明が解決すべき課題】しかしながら、かかる従来の
ベルト式無段変速機では、表面粗さ20μmRz以上の
凹凸を形成する際のショットブラスト処理により処理面
の表層部に残留圧縮応力が形成されて転動疲労強度が高
められているものの、近年のエンジンの高出力高トルク
化に伴ってベルトブロックと可変プーリとの間の摩擦面
が高面圧とされると、転動疲労強度が不足して摩擦面の
摩耗が大きくなり、ベルト式無段変速機の耐久性が充分
に得られない可能性があった。また、上記の摩耗によっ
て摩擦係数が不安定となり且つ時間の経過とともに低下
するので、伝動ベルトの滑りが発生する可能性があっ
た。
ベルト式無段変速機では、表面粗さ20μmRz以上の
凹凸を形成する際のショットブラスト処理により処理面
の表層部に残留圧縮応力が形成されて転動疲労強度が高
められているものの、近年のエンジンの高出力高トルク
化に伴ってベルトブロックと可変プーリとの間の摩擦面
が高面圧とされると、転動疲労強度が不足して摩擦面の
摩耗が大きくなり、ベルト式無段変速機の耐久性が充分
に得られない可能性があった。また、上記の摩耗によっ
て摩擦係数が不安定となり且つ時間の経過とともに低下
するので、伝動ベルトの滑りが発生する可能性があっ
た。
【0005】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、ベルトブロック
および可変プーリの相互摩擦面において摩耗量が少なく
しかも高い摩擦係数が得られる車両用ベルト式無段変速
機を提供することにある。
ものであり、その目的とするところは、ベルトブロック
および可変プーリの相互摩擦面において摩耗量が少なく
しかも高い摩擦係数が得られる車両用ベルト式無段変速
機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、金属製のベルトブロ
ックが連ねられた伝動ベルトが、有効径が可変の金属製
可変プーリに巻き掛けられた形式の車両用ベルト式無段
変速機において、そのベルトブロックの可変プーリに接
触する側面、およびその可変プーリのベルトブロックと
接触する摩擦面を、ショットピーニング処理を用いて3
〜10μmRz の表面粗さとしたことにある。
めの本発明の要旨とするところは、金属製のベルトブロ
ックが連ねられた伝動ベルトが、有効径が可変の金属製
可変プーリに巻き掛けられた形式の車両用ベルト式無段
変速機において、そのベルトブロックの可変プーリに接
触する側面、およびその可変プーリのベルトブロックと
接触する摩擦面を、ショットピーニング処理を用いて3
〜10μmRz の表面粗さとしたことにある。
【0007】
【作用】上記のように、ベルトブロックの可変プーリに
接触する側面、およびその可変プーリのベルトブロック
と接触する摩擦面が、ショットピーニング処理により3
〜10μmRz の表面粗さとされているので、ベルトブ
ロックおよび可変プーリの相互摩擦面における摩耗量が
少なくしかも高い摩擦係数が得られる。
接触する側面、およびその可変プーリのベルトブロック
と接触する摩擦面が、ショットピーニング処理により3
〜10μmRz の表面粗さとされているので、ベルトブ
ロックおよび可変プーリの相互摩擦面における摩耗量が
少なくしかも高い摩擦係数が得られる。
【0008】
【発明の効果】この結果、ベルトブロックおよび可変プ
ーリの相互摩擦面における摩耗量が少なくなるので、車
両用ベルト式無段変速機の耐久性が高められる一方、ベ
ルトブロックおよび可変プーリの相互摩擦面における摩
擦係数が高くなるので、許容伝達トルクが高められ、ト
ルクの急増時などにおいて伝動ベルトのスリップが防止
され、或いは車両用ベルト式無段変速機が従来よりも小
型に構成され得る。
ーリの相互摩擦面における摩耗量が少なくなるので、車
両用ベルト式無段変速機の耐久性が高められる一方、ベ
ルトブロックおよび可変プーリの相互摩擦面における摩
擦係数が高くなるので、許容伝達トルクが高められ、ト
ルクの急増時などにおいて伝動ベルトのスリップが防止
され、或いは車両用ベルト式無段変速機が従来よりも小
型に構成され得る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図3を用
いて詳細に説明する。
いて詳細に説明する。
【0010】図1は、車両用ベルト式無段変速機8の要
部を示す斜視図である。図において、たとえば図示しな
いエンジンにクラッチなどを介して連結された可変プー
リ10と、図示しないトランスミッションおよび差動歯
車装置を介して駆動輪に連結された可変プーリ20とに
は伝動ベルト30が巻き掛けられており、エンジンの出
力がベルト式無段変速機8を介して駆動輪に伝達される
ようになっている。上記可変プーリ10および20は、
図示しない入力軸および出力軸に対して固定された鋼製
の固定回転体12および22と、それら入力軸および出
力軸に対して軸方向の移動が可能な鋼製の可動回転体1
4および24とを備えており、それら可動回転体14お
よび24が図示しない油圧シリンダによって軸方向に駆
動されることにより、可変プーリ10および20の有効
径、すなわち伝動ベルト30の掛り径が変更されて変速
比が変化させられるようになっている。
部を示す斜視図である。図において、たとえば図示しな
いエンジンにクラッチなどを介して連結された可変プー
リ10と、図示しないトランスミッションおよび差動歯
車装置を介して駆動輪に連結された可変プーリ20とに
は伝動ベルト30が巻き掛けられており、エンジンの出
力がベルト式無段変速機8を介して駆動輪に伝達される
ようになっている。上記可変プーリ10および20は、
図示しない入力軸および出力軸に対して固定された鋼製
の固定回転体12および22と、それら入力軸および出
力軸に対して軸方向の移動が可能な鋼製の可動回転体1
4および24とを備えており、それら可動回転体14お
よび24が図示しない油圧シリンダによって軸方向に駆
動されることにより、可変プーリ10および20の有効
径、すなわち伝動ベルト30の掛り径が変更されて変速
比が変化させられるようになっている。
【0011】上記伝動ベルト30は、図2および図3に
詳しく示すように、突起34を備えて互いに重ねられた
状態で長手方向に連ねられた鋼製のベルトブロック35
と、それら伝動ブロック35を支持するためにベルトブ
ロック35の切欠35a内に位置させられた無端環状の
2本のフープ36とから構成されている。
詳しく示すように、突起34を備えて互いに重ねられた
状態で長手方向に連ねられた鋼製のベルトブロック35
と、それら伝動ブロック35を支持するためにベルトブ
ロック35の切欠35a内に位置させられた無端環状の
2本のフープ36とから構成されている。
【0012】固定回転体12、22および可動回転体1
4、24の円錐面、すなわち可変プーリ10および20
のV溝の内壁面を形成する摩擦面28と、ベルトブロッ
ク35の側面38とは互いに接触させられ、それら摩擦
面28と側面38との間の摩擦力により動力が伝達され
る。このため、ベルト式無段変速機8において一層高い
許容トルク容量が得られるように上記摩擦面28と側面
38において高い摩擦係数が維持されることが求められ
る。また、ベルト式無段変速機8の耐久性が一層高くな
るようにベルトブロック35の側面38と可変プーリ1
0および20の摩擦面28において摩耗量が一層少なく
なることが求められる。
4、24の円錐面、すなわち可変プーリ10および20
のV溝の内壁面を形成する摩擦面28と、ベルトブロッ
ク35の側面38とは互いに接触させられ、それら摩擦
面28と側面38との間の摩擦力により動力が伝達され
る。このため、ベルト式無段変速機8において一層高い
許容トルク容量が得られるように上記摩擦面28と側面
38において高い摩擦係数が維持されることが求められ
る。また、ベルト式無段変速機8の耐久性が一層高くな
るようにベルトブロック35の側面38と可変プーリ1
0および20の摩擦面28において摩耗量が一層少なく
なることが求められる。
【0013】このため、上記可変プーリ10および20
の摩擦面28とベルトブロック35の側面38とには、
ショットピーニング処理を用いることにより、図4に示
すように、3〜10μmRzの表面粗さの凹凸が付与さ
れている。なお、本実施例においては、後述のデータに
示すように、上記摩擦面28および側面38の表面に凹
凸を形成するに際して、ショットピーニング処理を用い
ることが技術的特徴のひとつである。
の摩擦面28とベルトブロック35の側面38とには、
ショットピーニング処理を用いることにより、図4に示
すように、3〜10μmRzの表面粗さの凹凸が付与さ
れている。なお、本実施例においては、後述のデータに
示すように、上記摩擦面28および側面38の表面に凹
凸を形成するに際して、ショットピーニング処理を用い
ることが技術的特徴のひとつである。
【0014】可変プーリ10および20は、通常、SC
M415程度の材質に浸炭焼入れ焼戻しを施してHv8
00程度の硬度にされており、また、ベルトブロック3
5は、通常、SUJ2程度の材質に焼入れ油中焼戻しを
施してHv720程度の硬度にされていて互いに硬度が
高いため、通常のショットピーニング処理或いは強力シ
ョットピーニング処理では3〜10μmRz程度の凹凸
を形成することができない。このため、たとえば以下の
処理条件に示すショットブラスト処理を施して5〜20
μmRz程度の凹凸を形成し、次いでたとえば以下の処
理条件に示すショットピーニング処理を施すことによ
り、摩擦面28および側面38に前記3〜10μmRz
の表面粗さの凹凸が付与されている。
M415程度の材質に浸炭焼入れ焼戻しを施してHv8
00程度の硬度にされており、また、ベルトブロック3
5は、通常、SUJ2程度の材質に焼入れ油中焼戻しを
施してHv720程度の硬度にされていて互いに硬度が
高いため、通常のショットピーニング処理或いは強力シ
ョットピーニング処理では3〜10μmRz程度の凹凸
を形成することができない。このため、たとえば以下の
処理条件に示すショットブラスト処理を施して5〜20
μmRz程度の凹凸を形成し、次いでたとえば以下の処
理条件に示すショットピーニング処理を施すことによ
り、摩擦面28および側面38に前記3〜10μmRz
の表面粗さの凹凸が付与されている。
【0015】ショットブラスト処理条件 噴射方式:直圧エアー式 噴射圧力:5〜6kg/cm2 噴射距離: 15cm 噴射時間: 90秒 噴射材 :多角形状のスチールグリッド 噴射材硬度: Hv790〜950 噴射材寸法:(1) 0.177 〜0.710mm(JIS S-G50) ・・・ 5〜12μm(ブラスト面表面粗さ) (2) 1.00〜1.68 mm(JIS S-G140) ・・・12〜20μm(ブラスト面表面粗さ)
【0016】ショットピーニング処理条件 噴射方式:直圧エアー式 噴射圧力:5kg/cm2 噴射時間:90秒 噴射材 :スチールショットBPC−050(粒径 0.3
50〜0.177mm) 噴射材硬度: Hv700〜900
50〜0.177mm) 噴射材硬度: Hv700〜900
【0017】また、上記の他の処理方法として、ショッ
トブラスト処理に用いる噴射材とショットピーニング処
理に用いる噴射材とを混合して用い、たとえば以下に示
す混合噴射処理条件に示すショットブラストピーニング
混合処理を行うことにより、摩擦面28および側面38
に前記3〜10μmRzの表面粗さの凹凸を付与するこ
とができる。また、その他に、電解エッチングにより表
面に凹凸を形成した後にたとえば前記ショットピーニン
グ処理条件に示すショットピーニング処理を施す方法
や、高周波加熱による表層のみの焼き戻しを施した状態
でたとえば前記ショットピーニング処理条件に示すショ
ットピーニング処理を施し、その後に高周波加熱による
焼き入れで硬化させる方法などが用いられ得る。
トブラスト処理に用いる噴射材とショットピーニング処
理に用いる噴射材とを混合して用い、たとえば以下に示
す混合噴射処理条件に示すショットブラストピーニング
混合処理を行うことにより、摩擦面28および側面38
に前記3〜10μmRzの表面粗さの凹凸を付与するこ
とができる。また、その他に、電解エッチングにより表
面に凹凸を形成した後にたとえば前記ショットピーニン
グ処理条件に示すショットピーニング処理を施す方法
や、高周波加熱による表層のみの焼き戻しを施した状態
でたとえば前記ショットピーニング処理条件に示すショ
ットピーニング処理を施し、その後に高周波加熱による
焼き入れで硬化させる方法などが用いられ得る。
【0018】ショットブラストピーニング混合処理条件 噴射方式:直圧エアー式 噴射圧力:5〜6kg/cm2 噴射時間:90秒 噴射距離:15cm 噴射材 : A:多角形状スチールグリッド JIS S-G100 Hv790 〜950 1.19 〜0.420mm B:球状スチールショット BPC-050 Hv700〜900 0.3
50〜0.177mm φ 噴射材混合比: A:B=2〜3:8〜7
50〜0.177mm φ 噴射材混合比: A:B=2〜3:8〜7
【0019】上記のショットピーニング処理により3〜
10μmRzの表面粗さの凹凸が付与された可変プーリ
10、20の摩擦面28およびベルトブロック35の側
面38は、ショットブラスト処理のみが施された図5に
示す場合に比較して、ショットブラスト処理では鋭利と
なる凸部が塑性変形により滑らかな丸みを帯びた凸部形
状とされている。このため、摩擦面28や側面38にお
ける凸部の応力(面圧)が緩和され、摺動初期のなじみ
運転時の初期摩耗が抑制される。また、摩擦面28や側
面38は、ショットピーニング処理により残留圧縮応力
が付与されているので、転動疲労強度(耐ピッチング
性)が向上して転動疲労摩耗が少なくされる。
10μmRzの表面粗さの凹凸が付与された可変プーリ
10、20の摩擦面28およびベルトブロック35の側
面38は、ショットブラスト処理のみが施された図5に
示す場合に比較して、ショットブラスト処理では鋭利と
なる凸部が塑性変形により滑らかな丸みを帯びた凸部形
状とされている。このため、摩擦面28や側面38にお
ける凸部の応力(面圧)が緩和され、摺動初期のなじみ
運転時の初期摩耗が抑制される。また、摩擦面28や側
面38は、ショットピーニング処理により残留圧縮応力
が付与されているので、転動疲労強度(耐ピッチング
性)が向上して転動疲労摩耗が少なくされる。
【0020】図6は、ショットブラスト処理の後にショ
ットピーニング処理を施した場合の摩擦面28の残留応
力値の測定結果を○印にて示している。また、図7は、
ショットブラスト処理の後にショットピーニング処理を
施した場合の摩擦面28および側面38の硬さの測定結
果を○印にてそれぞれ示している。図6から明らかなよ
うに、表面近傍では、母材内部よりも8〜9倍の残留応
力が付与されている。また、図7から明らかなように、
表面近傍では、母材内部より硬度がHv130程度大幅
に高められている。なお、図6および図7の◇印は、特
願平3−185686号の明細書に記載されているよう
にショットブラスト処理後の表面に平坦部を20〜50
%設けた場合を示している。この従来例に比較すると、
本実施例の場合には、付与された残留応力および硬度が
大幅に大きい。
ットピーニング処理を施した場合の摩擦面28の残留応
力値の測定結果を○印にて示している。また、図7は、
ショットブラスト処理の後にショットピーニング処理を
施した場合の摩擦面28および側面38の硬さの測定結
果を○印にてそれぞれ示している。図6から明らかなよ
うに、表面近傍では、母材内部よりも8〜9倍の残留応
力が付与されている。また、図7から明らかなように、
表面近傍では、母材内部より硬度がHv130程度大幅
に高められている。なお、図6および図7の◇印は、特
願平3−185686号の明細書に記載されているよう
にショットブラスト処理後の表面に平坦部を20〜50
%設けた場合を示している。この従来例に比較すると、
本実施例の場合には、付与された残留応力および硬度が
大幅に大きい。
【0021】次に、前記のようにショットピーニング処
理を用いて凹凸が付与された可変プーリ10、20およ
びベルトブロック35を、各表面粗さのものを用いて組
み合わせることにより行った耐久試験の条件を以下に示
し、その試験結果を表1および表2に示す。
理を用いて凹凸が付与された可変プーリ10、20およ
びベルトブロック35を、各表面粗さのものを用いて組
み合わせることにより行った耐久試験の条件を以下に示
し、その試験結果を表1および表2に示す。
【0022】ベルト式無段変速機8の耐久試験条件 入力軸回転速度 :3500r.p.m. 変速比 : 2 出力トルク : 16 kgf ・ m 運転時間 :150時間 可変プーリ :JIS SCM415に浸炭焼入れ後にショッ
トブラスト処理およびショットピーニング処理を施して
1.2〜12.4μmRzの範囲の凹凸を摩擦面28に
形成したもの ベルトブロック :JIS SUJ2に焼入れ油中焼き戻しした
後にショットブラスト処理およびショットピーニング処
理を施して1.2〜12.4μmRzの範囲の凹凸を側
面38に形成したもの
トブラスト処理およびショットピーニング処理を施して
1.2〜12.4μmRzの範囲の凹凸を摩擦面28に
形成したもの ベルトブロック :JIS SUJ2に焼入れ油中焼き戻しした
後にショットブラスト処理およびショットピーニング処
理を施して1.2〜12.4μmRzの範囲の凹凸を側
面38に形成したもの
【0023】
【表1】
【表2】
【0024】図8乃至図27は、表1および表2の結果
を、種々のベルトブロックと可変プーリとの組合わせに
おける表面粗さと摩耗量との関係にまとめてそれぞれ示
すグラフである。それら図8乃至図27に示す結果から
次のことが明らかとなる。先ず、可変プーリ10、20
の摩擦面28およびベルトブロック35の側面38の表
面粗さが10μmRzより小さい領域、すなわち、図2
8に示す領域I、II、IV、Vにおいては、摩耗が僅かで
ある。しかし、領域I、II、IVでは、一方の表面粗さが
小さいために油膜が生成し易く、凸部が摩耗すると急激
に摩擦係数が低下する。また、可変プーリ10、20の
摩擦面28およびベルトブロック35の側面38の少な
くとも一方の表面粗さが10μmRzより大きい領域、
すなわち、図28に示す領域III 、VI、VII 、VIII、IX
においては、摩耗量が大きくなり、それに伴って摩擦係
数の低下も大きくなる。また、可変プーリ10、20の
摩擦面28およびベルトブロック35の側面38の両方
の表面粗さが10μmRzより大きい領域IXでは、急激
に摩耗が多くなり且つ摩擦係数の低下率が大きくなる。
これにより、摩耗量に関しては図29に示すように領域
別に評価され得、耐久試験後の摩擦係数は図30に示す
ように領域別に評価され得る。
を、種々のベルトブロックと可変プーリとの組合わせに
おける表面粗さと摩耗量との関係にまとめてそれぞれ示
すグラフである。それら図8乃至図27に示す結果から
次のことが明らかとなる。先ず、可変プーリ10、20
の摩擦面28およびベルトブロック35の側面38の表
面粗さが10μmRzより小さい領域、すなわち、図2
8に示す領域I、II、IV、Vにおいては、摩耗が僅かで
ある。しかし、領域I、II、IVでは、一方の表面粗さが
小さいために油膜が生成し易く、凸部が摩耗すると急激
に摩擦係数が低下する。また、可変プーリ10、20の
摩擦面28およびベルトブロック35の側面38の少な
くとも一方の表面粗さが10μmRzより大きい領域、
すなわち、図28に示す領域III 、VI、VII 、VIII、IX
においては、摩耗量が大きくなり、それに伴って摩擦係
数の低下も大きくなる。また、可変プーリ10、20の
摩擦面28およびベルトブロック35の側面38の両方
の表面粗さが10μmRzより大きい領域IXでは、急激
に摩耗が多くなり且つ摩擦係数の低下率が大きくなる。
これにより、摩耗量に関しては図29に示すように領域
別に評価され得、耐久試験後の摩擦係数は図30に示す
ように領域別に評価され得る。
【0025】これに対し、可変プーリ10、20の摩擦
面28およびベルトブロック35の側面38の表面粗さ
が3μmRzより大きく且つ10μmRzより小さい領
域Vでは、摩耗量が少なく摩擦係数も高い。しかも、時
間経過に伴う摩擦係数の低下が小さくて良好である。し
たがって、上記領域Vの条件を備えた本実施例のベルト
式無段変速機8は、ベルトブロック35および可変プー
リ10、20の相互摩擦面における摩耗量が少なくなる
ので耐久性が高められるとともに、ベルトブロック35
および可変プーリ10、20の相互摩擦面における摩擦
係数が高くなるので、許容伝達トルクが高められ、トル
クの急増時において伝動ベルト30のスリップが防止さ
れ、或いは車両用ベルト式無段変速機8が従来よりも小
型に構成され得る。
面28およびベルトブロック35の側面38の表面粗さ
が3μmRzより大きく且つ10μmRzより小さい領
域Vでは、摩耗量が少なく摩擦係数も高い。しかも、時
間経過に伴う摩擦係数の低下が小さくて良好である。し
たがって、上記領域Vの条件を備えた本実施例のベルト
式無段変速機8は、ベルトブロック35および可変プー
リ10、20の相互摩擦面における摩耗量が少なくなる
ので耐久性が高められるとともに、ベルトブロック35
および可変プーリ10、20の相互摩擦面における摩擦
係数が高くなるので、許容伝達トルクが高められ、トル
クの急増時において伝動ベルト30のスリップが防止さ
れ、或いは車両用ベルト式無段変速機8が従来よりも小
型に構成され得る。
【0026】領域Vの条件を備えた本実施例のベルト式
無段変速機8が上記のような好適な効果が得られる原因
は次の理由によるものと考えられる。すなわち、可変プ
ーリ10、20の摩擦面28およびベルトブロック35
の側面38には、図6に示すようにショットピーニング
処理により大きな残留圧縮応力が付与されていることか
ら転動疲労寿命が向上し、それに伴って耐久試験後の摩
耗量が少なくなるので、結果的に初期の高摩擦係数の表
面形状が試験終了時点でも維持される。また、可変プー
リ10、20の摩擦面28およびベルトブロック35の
側面38は、摩擦による摩耗粉により二次的な摩耗が促
進されるが、本実施例では、双方の摩耗を抑制したため
に摩耗粉の発生が少なく、二次的な摩耗が好適に低減さ
れる。
無段変速機8が上記のような好適な効果が得られる原因
は次の理由によるものと考えられる。すなわち、可変プ
ーリ10、20の摩擦面28およびベルトブロック35
の側面38には、図6に示すようにショットピーニング
処理により大きな残留圧縮応力が付与されていることか
ら転動疲労寿命が向上し、それに伴って耐久試験後の摩
耗量が少なくなるので、結果的に初期の高摩擦係数の表
面形状が試験終了時点でも維持される。また、可変プー
リ10、20の摩擦面28およびベルトブロック35の
側面38は、摩擦による摩耗粉により二次的な摩耗が促
進されるが、本実施例では、双方の摩耗を抑制したため
に摩耗粉の発生が少なく、二次的な摩耗が好適に低減さ
れる。
【0027】因に、図31は、ショットピーニング処理
を用いて可変プーリ10、20の摩擦面28およびベル
トブロック35の側面38の表面粗さが3μmRzより
大きく且つ10μmRzより小さくされた場合、すなわ
ち本実施例のベルト式無段変速機8の許容伝達トルクの
値を、たとえば特願平3−185686号の明細書に記
載されている従来のものと対比して示すグラフである。
この許容伝達トルクとは、上面の凹凸の摩耗により伝動
ベルト30と可変プーリ10、20との間で滑りが発生
する限界トルクのことである。図31から明らかなよう
に、本実施例のベルト式無段変速機8の許容伝達トルク
値は、従来に比較して2kgf ・ m 程度高くなっている。
可変プーリ10、20の摩擦面28およびベルトブロッ
ク35の側面38の表面の耐摩耗性が向上したために面
圧を高くすることが可能となり、結果として許容伝達ト
ルクを大きくすることができるのである。
を用いて可変プーリ10、20の摩擦面28およびベル
トブロック35の側面38の表面粗さが3μmRzより
大きく且つ10μmRzより小さくされた場合、すなわ
ち本実施例のベルト式無段変速機8の許容伝達トルクの
値を、たとえば特願平3−185686号の明細書に記
載されている従来のものと対比して示すグラフである。
この許容伝達トルクとは、上面の凹凸の摩耗により伝動
ベルト30と可変プーリ10、20との間で滑りが発生
する限界トルクのことである。図31から明らかなよう
に、本実施例のベルト式無段変速機8の許容伝達トルク
値は、従来に比較して2kgf ・ m 程度高くなっている。
可変プーリ10、20の摩擦面28およびベルトブロッ
ク35の側面38の表面の耐摩耗性が向上したために面
圧を高くすることが可能となり、結果として許容伝達ト
ルクを大きくすることができるのである。
【0028】上記のように、本実施例のベルト式無段変
速機8は、高い許容伝達トルクが得られることから、以
下に示す効果も得られる。すなわち、可変プーリ10、
20における伝動ベルト30に対する挟圧力を低くして
も要求される駆動トルクを伝達できるので、伝達効率が
向上し、伝動ベルト30の耐久性が高められる。また、
上記のように伝動ベルト30に対する挟圧力を低くする
ことができるので、ベルトブロック35の肉盗みを多く
することが可能となることから、ベルトブロック35お
よび伝動ベルト30を軽量化することができるので、フ
ープ36の耐久性が向上する。さらに、伝動ベルト30
に対する挟圧力を低くすると、伝動ベルト30から発生
する騒音が一層軽減される。
速機8は、高い許容伝達トルクが得られることから、以
下に示す効果も得られる。すなわち、可変プーリ10、
20における伝動ベルト30に対する挟圧力を低くして
も要求される駆動トルクを伝達できるので、伝達効率が
向上し、伝動ベルト30の耐久性が高められる。また、
上記のように伝動ベルト30に対する挟圧力を低くする
ことができるので、ベルトブロック35の肉盗みを多く
することが可能となることから、ベルトブロック35お
よび伝動ベルト30を軽量化することができるので、フ
ープ36の耐久性が向上する。さらに、伝動ベルト30
に対する挟圧力を低くすると、伝動ベルト30から発生
する騒音が一層軽減される。
【0029】また、本実施例の可変プーリ10、20の
摩擦面28およびベルトブロック35の側面38の表面
には、少なくともショットピーニング処理を用いて表面
粗さが3μmRzより大きく且つ10μmRzより小さ
くする加工が施されるだけでよく、ブラスト処理後に平
坦面を形成する研磨処理が不要となる利点がある。
摩擦面28およびベルトブロック35の側面38の表面
には、少なくともショットピーニング処理を用いて表面
粗さが3μmRzより大きく且つ10μmRzより小さ
くする加工が施されるだけでよく、ブラスト処理後に平
坦面を形成する研磨処理が不要となる利点がある。
【図1】本発明の一実施例のベルト式無段変速機の要部
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】図1の伝動ベルトを詳しく示す斜視図である。
【図3】図3のベルトブロックを詳しく示す斜視図であ
る。
る。
【図4】図1の実施例の可変プーリの摩擦面およびベル
トブロックの側面において少なくともショットピーニン
グ処理を用いて形成された表面状態の例を拡大して示す
断面図である。
トブロックの側面において少なくともショットピーニン
グ処理を用いて形成された表面状態の例を拡大して示す
断面図である。
【図5】ショットブラスト処理のみを用いて形成された
表面状態を示す、図4に相当する図である。
表面状態を示す、図4に相当する図である。
【図6】図1の実施例の可変プーリの摩擦面における硬
度と表面からの深さとの関係を従来の場合と対比して示
すグラフである。
度と表面からの深さとの関係を従来の場合と対比して示
すグラフである。
【図7】図1の実施例の可変プーリの摩擦面およびベル
トブロックの側面における硬度と表面からの深さとの関
係を従来の場合と対比して示すグラフである。
トブロックの側面における硬度と表面からの深さとの関
係を従来の場合と対比して示すグラフである。
【図8】ベルトブロックの側面の表面粗さが2.5μm
Rzである場合のベルトブロックの摩耗量と可変プーリ
の摩擦面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
Rzである場合のベルトブロックの摩耗量と可変プーリ
の摩擦面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
【図9】ベルトブロックの側面の表面粗さが3.2μm
Rzである場合のベルトブロックの摩耗量と可変プーリ
の摩擦面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
Rzである場合のベルトブロックの摩耗量と可変プーリ
の摩擦面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
【図10】ベルトブロックの側面の表面粗さが6.5μ
mRzである場合のベルトブロックの摩耗量と可変プー
リの摩擦面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
mRzである場合のベルトブロックの摩耗量と可変プー
リの摩擦面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
【図11】ベルトブロックの側面の表面粗さが9.6μ
mRzである場合のベルトブロックの摩耗量と可変プー
リの摩擦面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
mRzである場合のベルトブロックの摩耗量と可変プー
リの摩擦面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
【図12】ベルトブロックの側面の表面粗さが10.6
μmRzである場合のベルトブロックの摩耗量と可変プ
ーリの摩擦面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
μmRzである場合のベルトブロックの摩耗量と可変プ
ーリの摩擦面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
【図13】可変プーリの摩擦面の表面粗さが2.8μm
Rzである場合の可変プーリの摩耗量とベルトブロック
の側面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
Rzである場合の可変プーリの摩耗量とベルトブロック
の側面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
【図14】可変プーリの摩擦面の表面粗さが3.2μm
Rzである場合の可変プーリの摩耗量とベルトブロック
の側面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
Rzである場合の可変プーリの摩耗量とベルトブロック
の側面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
【図15】可変プーリの摩擦面の表面粗さが6.5μm
Rzである場合の可変プーリの摩耗量とベルトブロック
の側面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
Rzである場合の可変プーリの摩耗量とベルトブロック
の側面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
【図16】可変プーリの摩擦面の表面粗さが9.6μm
Rzである場合の可変プーリの摩耗量とベルトブロック
の側面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
Rzである場合の可変プーリの摩耗量とベルトブロック
の側面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
【図17】可変プーリの摩擦面の表面粗さが10.8μ
mRzである場合の可変プーリの摩耗量とベルトブロッ
クの側面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
mRzである場合の可変プーリの摩耗量とベルトブロッ
クの側面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
【図18】ベルトブロックの側面の表面粗さが2.5μ
mRzである場合の耐久試験後の摩擦係数と可変プーリ
の摩擦面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
mRzである場合の耐久試験後の摩擦係数と可変プーリ
の摩擦面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
【図19】ベルトブロックの側面の表面粗さが3.2μ
mRzである場合の耐久試験後の摩擦係数と可変プーリ
の摩擦面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
mRzである場合の耐久試験後の摩擦係数と可変プーリ
の摩擦面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
【図20】ベルトブロックの側面の表面粗さが6.5μ
mRzである場合の耐久試験後の摩擦係数と可変プーリ
の摩擦面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
mRzである場合の耐久試験後の摩擦係数と可変プーリ
の摩擦面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
【図21】ベルトブロックの側面の表面粗さが9.6μ
mRzである場合の耐久試験後の摩擦係数と可変プーリ
の摩擦面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
mRzである場合の耐久試験後の摩擦係数と可変プーリ
の摩擦面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
【図22】ベルトブロックの側面の表面粗さが10.6
μmRzである場合の耐久試験後の摩擦係数と可変プー
リの摩擦面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
μmRzである場合の耐久試験後の摩擦係数と可変プー
リの摩擦面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
【図23】可変プーリの摩擦面の表面粗さが2.8μm
Rzである場合の耐久試験後の摩擦係数とベルトブロッ
クの側面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
Rzである場合の耐久試験後の摩擦係数とベルトブロッ
クの側面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
【図24】可変プーリの摩擦面の表面粗さが3.2μm
Rzである場合の耐久試験後の摩擦係数とベルトブロッ
クの側面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
Rzである場合の耐久試験後の摩擦係数とベルトブロッ
クの側面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
【図25】可変プーリの摩擦面の表面粗さが6.5μm
Rzである場合の耐久試験後の摩擦係数とベルトブロッ
クの側面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
Rzである場合の耐久試験後の摩擦係数とベルトブロッ
クの側面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
【図26】可変プーリの摩擦面の表面粗さが9.6μm
Rzである場合の耐久試験後の摩擦係数とベルトブロッ
クの側面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
Rzである場合の耐久試験後の摩擦係数とベルトブロッ
クの側面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
【図27】可変プーリの摩擦面の表面粗さが10.8μ
mRzである場合の耐久試験後の摩擦係数とベルトブロ
ックの側面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
mRzである場合の耐久試験後の摩擦係数とベルトブロ
ックの側面の表面粗さとの関係を示すグラフである。
【図28】耐久試験に用いられた可変プーリの摩擦面と
ベルトブロックの側面の表面粗さとの組合わせを領域別
に説明する図である。
ベルトブロックの側面の表面粗さとの組合わせを領域別
に説明する図である。
【図29】耐久試験結果に基づいて摩耗量の評価を領域
別に示す図である。
別に示す図である。
【図30】耐久試験結果に基づいて摩擦係数の評価を領
域別に示す図である。
域別に示す図である。
【図31】図1の実施例のベルト式無段変速機の許容伝
達トルクを従来のものと対比して示す図である。
達トルクを従来のものと対比して示す図である。
10,20 可変プーリ 28 可変プーリの摩擦面 30 伝動ベルト 35 ベルトブロック 38 ベルトブロックの側面
Claims (1)
- 【請求項1】 金属製のベルトブロックが連ねられた伝
動ベルトが、有効径が可変の金属製可変プーリに巻き掛
けられた形式の車両用ベルト式無段変速機において、 前記ベルトブロックの前記可変プーリに接触する側面、
および該可変プーリの該ベルトブロックと接触する摩擦
面を、ショットピーニング処理を用いて3〜10μmR
z の表面粗さとしたことを特徴とする車両用ベルト式無
段変速機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3348010A JP2973666B2 (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | 車両用ベルト式無段変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3348010A JP2973666B2 (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | 車両用ベルト式無段変速機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05157146A true JPH05157146A (ja) | 1993-06-22 |
| JP2973666B2 JP2973666B2 (ja) | 1999-11-08 |
Family
ID=18394132
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3348010A Expired - Fee Related JP2973666B2 (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | 車両用ベルト式無段変速機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2973666B2 (ja) |
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09264390A (ja) * | 1996-03-27 | 1997-10-07 | Honda Motor Co Ltd | 金属vベルト式無段変速機 |
| EP0997670A3 (en) * | 1998-10-30 | 2000-10-25 | Nissan Motor Company, Limited | V-belt pulley and continuously variable transmission using the same |
| JP2003512269A (ja) * | 1999-04-01 | 2003-04-02 | オーチス エレベータ カンパニー | 改良された綱車設計 |
| JP2004190829A (ja) * | 2002-12-13 | 2004-07-08 | Koyo Seiko Co Ltd | 動力伝達用チェーンおよび動力伝達装置 |
| JP2006508814A (ja) * | 2002-12-06 | 2006-03-16 | ファン ドールネズ トランスミッシー ビー.ブイ. | 無段変速機のプッシュベルトのコマエレメントを製造する方法 |
| JP2006153046A (ja) * | 2004-11-25 | 2006-06-15 | Toyota Motor Corp | Vベルト、vベルト用エレメント及びvベルト用プーリ |
| KR100620940B1 (ko) * | 2004-03-26 | 2006-09-13 | 쟈트코 가부시키가이샤 | 벨트식 무단 변속기용 풀리의 제조 방법 |
| JP2007040528A (ja) * | 2005-06-29 | 2007-02-15 | Mitsuboshi Belting Ltd | 高負荷伝動ベルト |
| WO2007072559A1 (ja) | 2005-12-21 | 2007-06-28 | Jtekt Corporation | 動力伝達チェーンおよび動力伝達装置 |
| JP2007262470A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Aichi Steel Works Ltd | ベルト式cvt用プーリー |
| JP2011506885A (ja) * | 2007-12-17 | 2011-03-03 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 駆動ベルトを有する連続可変トランスミッション、連続可変トランスミッションを作動させる方法、及び駆動ベルトを製造する方法 |
| JP2011196426A (ja) * | 2010-03-18 | 2011-10-06 | Jatco Ltd | 無段変速機用ベルトとその製造方法 |
| US8449349B2 (en) | 2004-03-15 | 2013-05-28 | Otis Elevator Company | Elevator load bearing member having a jacket with at least one rough exterior surface |
| JP2013245782A (ja) * | 2012-05-28 | 2013-12-09 | Jatco Ltd | チェーン式無段変速機用プーリ |
| WO2014033907A1 (ja) * | 2012-08-31 | 2014-03-06 | トヨタ自動車株式会社 | 無端金属ベルトの製造方法及び無端金属ベルト並びにベルト式無段変速機 |
| JP2017036772A (ja) * | 2015-08-07 | 2017-02-16 | 本田技研工業株式会社 | 無段変速機 |
-
1991
- 1991-12-03 JP JP3348010A patent/JP2973666B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09264390A (ja) * | 1996-03-27 | 1997-10-07 | Honda Motor Co Ltd | 金属vベルト式無段変速機 |
| EP0997670A3 (en) * | 1998-10-30 | 2000-10-25 | Nissan Motor Company, Limited | V-belt pulley and continuously variable transmission using the same |
| JP2003512269A (ja) * | 1999-04-01 | 2003-04-02 | オーチス エレベータ カンパニー | 改良された綱車設計 |
| JP2006508814A (ja) * | 2002-12-06 | 2006-03-16 | ファン ドールネズ トランスミッシー ビー.ブイ. | 無段変速機のプッシュベルトのコマエレメントを製造する方法 |
| JP2004190829A (ja) * | 2002-12-13 | 2004-07-08 | Koyo Seiko Co Ltd | 動力伝達用チェーンおよび動力伝達装置 |
| US8449349B2 (en) | 2004-03-15 | 2013-05-28 | Otis Elevator Company | Elevator load bearing member having a jacket with at least one rough exterior surface |
| US8734203B2 (en) | 2004-03-15 | 2014-05-27 | Otis Elevator Company | Elevator load bearing member having a jacket with at least one rough exterior surface |
| KR100620940B1 (ko) * | 2004-03-26 | 2006-09-13 | 쟈트코 가부시키가이샤 | 벨트식 무단 변속기용 풀리의 제조 방법 |
| JP2006153046A (ja) * | 2004-11-25 | 2006-06-15 | Toyota Motor Corp | Vベルト、vベルト用エレメント及びvベルト用プーリ |
| JP2007040528A (ja) * | 2005-06-29 | 2007-02-15 | Mitsuboshi Belting Ltd | 高負荷伝動ベルト |
| WO2007072559A1 (ja) | 2005-12-21 | 2007-06-28 | Jtekt Corporation | 動力伝達チェーンおよび動力伝達装置 |
| JP2007262470A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Aichi Steel Works Ltd | ベルト式cvt用プーリー |
| JP2011506885A (ja) * | 2007-12-17 | 2011-03-03 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 駆動ベルトを有する連続可変トランスミッション、連続可変トランスミッションを作動させる方法、及び駆動ベルトを製造する方法 |
| JP2011196426A (ja) * | 2010-03-18 | 2011-10-06 | Jatco Ltd | 無段変速機用ベルトとその製造方法 |
| JP2013245782A (ja) * | 2012-05-28 | 2013-12-09 | Jatco Ltd | チェーン式無段変速機用プーリ |
| WO2014033907A1 (ja) * | 2012-08-31 | 2014-03-06 | トヨタ自動車株式会社 | 無端金属ベルトの製造方法及び無端金属ベルト並びにベルト式無段変速機 |
| CN104603499A (zh) * | 2012-08-31 | 2015-05-06 | 丰田自动车株式会社 | 环形金属带的制造方法及环形金属带以及带式无级变速器 |
| JP2017036772A (ja) * | 2015-08-07 | 2017-02-16 | 本田技研工業株式会社 | 無段変速機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2973666B2 (ja) | 1999-11-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7685717B2 (en) | Method for manufacturing a bearing raceway member | |
| JP2973666B2 (ja) | 車両用ベルト式無段変速機 | |
| US6254503B1 (en) | V-belt driven pulley and continuously variable transmission using the same | |
| JPH0771555A (ja) | トロイダル形無段変速機 | |
| EP1219863A2 (en) | Rolling element for a continuously variable transmission and a method for producing the same | |
| JP2004339575A (ja) | 転動装置部品の製造方法 | |
| JPH11141638A (ja) | トロイダル形無段変速機 | |
| JP2004011712A (ja) | 転がり軸受、これを用いたベルト式無段変速機 | |
| JPH10231908A (ja) | トロイダル式無段変速機用転動体およびその製造方法 | |
| JP4186568B2 (ja) | 転がり軸受及び転がり軸受の内輪の製造方法 | |
| JPH0510405A (ja) | ベルト式伝動装置 | |
| JP5284904B2 (ja) | 自在継手部品の製造方法 | |
| JP2003329048A (ja) | 軸受軌道部材の製造方法 | |
| JP3151948B2 (ja) | 転がり摺動部品 | |
| JP2004144279A (ja) | ころ軸受及びその製造方法 | |
| CN113108033B (zh) | 带式无级变速机的制造方法 | |
| JP3125434B2 (ja) | 転がり摺動部品 | |
| JP3146696B2 (ja) | エンジンの動弁機構用カムフォロア装置の外輪 | |
| EP1279847B1 (en) | Rolling bearing | |
| JPS60232832A (ja) | ベルト駆動式無段変速機用ブロツクの製造方法 | |
| JP2004132457A (ja) | 摺動部材 | |
| JPH08174340A (ja) | 面疲労強度に優れた機械構造用部品およびその製造方法 | |
| JP2000288936A (ja) | トラクションドライブ転動体の製造法 | |
| JP3470741B2 (ja) | トロイダル式無段変速機用転動体およびその製造方法 | |
| CN106438887A (zh) | 无级变速器 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 8 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070903 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 9 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 11 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100903 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |