JPH05159211A - 複合型磁気ヘッド - Google Patents

複合型磁気ヘッド

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JPH05159211A
JPH05159211A JP34853291A JP34853291A JPH05159211A JP H05159211 A JPH05159211 A JP H05159211A JP 34853291 A JP34853291 A JP 34853291A JP 34853291 A JP34853291 A JP 34853291A JP H05159211 A JPH05159211 A JP H05159211A
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JP
Japan
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magnetic
circuit
magnetic core
head
metal
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JP34853291A
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English (en)
Inventor
Seiichi Ogata
誠一 小形
Takashi Sugano
丘 菅野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 互いに異なるアジマス角θ1 ,θ2 とされた
磁気ギャップg1 ,g2 を有する一対の磁気ヘッド5
6,57をヘッド走行方向に相対向して近接配置してな
る複合型磁気ヘッドにおいて、これら磁気ヘッド56,
57の相対向する磁気コア半体61,69のコア材料を
金属磁性材料と酸化物磁性材料とから構成し、これと反
対側の磁気コア半体65,73のコア材料を金属磁性材
料と非磁性材料とから構成する。 【効果】 磁気飽和及びインダクタンスを抑えることが
でき、再生出力を大幅に向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばディジタルVT
R(ディジタルビデオテープレコーダ)等に用いて有用
な複合型磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラービデオ信号をディジタル化
して磁気テープ等の記録媒体に記録するディジタルVT
R(ディジタルビデオテープレコーダ)としては、放送
局用のD1フォーマットのコンポーネント形のディジタ
ルVTR及びD2フォーマットのコンポジット形のディ
ジタルVTRが実用化されている。
【0003】ところが、これらディジタルVTRは、共
に放送局用に使用されることを前提として設計されてい
るため、画質最優先とされ、1サンプルが例えば8ビッ
トにA/D変換されたディジタルカラービデオ信号を実
質的に圧縮することなしに記録するようになされてい
る。このため、上述のディジタルVTRでは、データの
記録密度としては約0.49×105 bit/mm2
度であり、テープ幅19mmの磁気テープを用いた場合
でも高々1.5時間程度の再生時間しか得られず、民生
用のVTRとして使用するには適当でない。
【0004】一方、例えば、5μmのトラック幅に対し
て記録波長0.5μmの信号を記録するようにすれば、
8×105 bit/mm2 の記録密度を実現することが
でき、記録情報量を再生歪みが少ないような形で圧縮す
る方法を併用することによって、テープ幅が8mm或い
はそれ以下の幅狭の磁気テープを使用しても長時間の記
録再生が可能となる。
【0005】しかしながら、従来の家庭用VTR等で用
いられている例えば回転ドラム上にアジマス角の異なる
一対の磁気ヘッドを180度相対向して搭載し、これら
磁気ヘッドにより別々に記録再生を行う方法では、回転
ドラムの偏心等により先行する磁気ヘッドによって記録
されたトラックと、180度相対向して配置された後続
の磁気ヘッドによって記録されたトラックとが平行にな
らず、部分的に重なり合うという異常トラックパターン
が発生する。そして、このような異常トラックパターン
が発生すると、先行する磁気ヘッドによって記録された
信号の一部が消去され、十分な再生出力が得られずにビ
ットエラーレートが非常に高くなってしまうという不都
合が生ずる。
【0006】その対策として、例えばアジマス角の異な
る一対の磁気ヘッドをヘッド走行方向に相対向して近接
配置し、これら一対の磁気ヘッドで磁気テープに対して
同時に記録再生する方法が有効である。その際、音声信
号を後で記録するいわゆるアフターレコーディグを考慮
すると、これら磁気ヘッドのギャップ間隔を例えば20
0μm程度に近づける必要がある。これは、逆アジマス
とされた2チャンネルヘッドで同時にディジタル画像信
号の記録再生を行うため、後に音声信号を記録しようと
した場合、ギャップ間隔が離れ過ぎていると画像信号の
記録される領域が狭くなり、長時間再生に対して不利に
なるためである。また、このような高密度磁気記録で
は、隣接クロストークを考慮するとアジマス角は、例え
ば±20度程度とすることが望ましい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な条件で磁気ヘッドを配置すると、各磁気ヘッドの相対
向するセンター側のコア幅が約50μm程度しかとれな
くなる。このため、非磁性材料からなる磁気コア基板に
よって金属磁性薄膜をその膜厚方向より挾み込んでなる
ラミネート型のヘッド構成では、センター側に設けられ
る金属磁性薄膜のコア幅と膜厚との積で決まるコア断面
積しか確保できず、磁気飽和が起こりやすくなる。一
方、フェライトよりなる磁気コア基板に金属磁性薄膜を
成膜してなるヘッド構成の場合には、トラック幅を規制
するために磁気ギャップ近傍部のフェライトを切り欠く
工程が必要となり、加工工程が複雑化する。さらには、
ヘッドチップ全体にフェライトが存在するためにインダ
クタンスが大きくなり、コイルの巻線数を減らさなけれ
ばなくなり、却って十分な再生出力が得られなくなる。
【0008】そこで本発明は、かかる従来の実情に鑑み
て提案されたものであって、磁気飽和及びインダクタン
スが低く抑えられ、且つ再生出力の高い複合型磁気ヘッ
ドを提供することを目的とするとともに、加工工程の簡
略化が図れる生産性に優れた複合型磁気ヘッドを提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は、互いに異なるアジマス角とされた磁気
ギャップを有する一対の磁気ヘッドをヘッド走行方向に
相対向して近接配置してなる複合型磁気ヘッドにおい
て、上記各磁気ヘッドは、金属磁性薄膜を酸化物磁性材
料よりなる一対の磁気コア基板でその膜厚方向より挾み
込んでなる磁気コア半体と、金属磁性薄膜を非磁性材料
よりなる一対の磁気コア基板でその膜厚方向より挾み込
んでなる磁気コア半体とからなり、上記各磁気コア半体
の端面に露出する金属磁性薄膜同士が突き合わされて当
該突合わせ面に磁気ギャップが形成されるとともに、各
磁気ヘッドの対向側に酸化物磁性材料よりなる磁気コア
基板が配されたことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明においては、ヘッド走行方向に相対向し
て近接配置された一対の磁気ヘッドの相対向するセンタ
ー側の磁気コア基板が酸化物磁性材料よりなるので、こ
の部分のコア断面積が確保されるとともに、インダクタ
ンスが小さなものとなる。したがって、磁気飽和が生じ
ない。また、これと反対側の磁気コア基板は、非磁性材
料よりなるので、その間に把持した金属磁性薄膜の膜厚
が磁気ギャップのトラック幅に相当することになる。し
たがって、トラック幅の加工工程が簡略化される。
【0011】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて図面を参照しながら詳細に説明する。本実施例は、
記録情報量を再生歪みの少ない形で圧縮し、トラック幅
5μm以下とし記録波長0.5μmで8×105 bit
/mm2 以上の高密度記録を持って、ビットエラーレー
トの少ない形でテープ幅8mm以下の幅狭の磁気テープ
に対して、本発明にかかる磁気ヘッドによりディジタル
画像信号の長時間記録再生を可能とした例である。
【0012】先ず、記録情報量を再生歪みの少ない形で
圧縮する方法について説明する。この方法は、入力ディ
ジタル画像信号を複数の画素データからなるブロック単
位のデータに変換してブロック化し、該ブロック化され
たデータをブロック単位に圧縮符号化し、該圧縮符号化
されたデータをチャンネル符号化し、該チャンネル符号
化されたデータを回転ドラムに装着された上述の磁気ヘ
ッドによって磁気テープに記録するものである。以下、
記録側の構成と再生側の構成とに分けて説明する。
【0013】図1は記録側の構成全体を示すものであ
り、1Y、1U、1Vでそれぞれ示す入力端子に、例え
ばカラービデオカメラからの三原色信号R,G,Bから
形成されたディジタル輝度信号Y、ディジタル色差信号
U、Vが供給される。この場合、各信号のクロックレー
トはD1フォーマットの各コンポーネント信号の周波数
と同一とされる。すなわち、それぞれのサンプリング周
波数が13.5MHz、6.75MHzとされ、且つこ
れらの1サンプル当たりのビット数が8ビットとされて
いる。したがって、入力端子1Y、1U、1Vに供給さ
れる信号のデータ量としては、約216Mbpsとな
る。この信号のうちブランキング時間のデータを除去
し、有効領域の情報のみを取り出す有効情報抽出回路2
によってデータ量が約167Mbpsに圧縮される。
【0014】有効情報抽出回路2の出力のうちの輝度信
号Yが周波数変換回路3に供給され、サンプリング周波
数が13.5MHzからその3/4に変換される。この
周波数変換回路3としては、例えば間引きフィルタが使
用され、折り返し歪みが生じないようになされている。
周波数変換回路3の出力信号がブロック化回路5に供給
され、輝度データの順序がブロックの順序に変換され
る。ブロック化回路5は、後段に設けられたブロック符
号化回路8のために設けられている。
【0015】図3は、符号化の単位のブロックの構造を
示す。この例は、3次元ブロックであって、例えば2フ
レームに跨がる画面を分割することにより、同図に示す
ように(4ライン×4画素×2フレーム)の単位ブロッ
クが多数形成される。なお、図3において実線は奇数フ
ィールドのラインを示し、破線は偶数フィールドのライ
ンを示す。
【0016】また、有効情報抽出回路2の出力のうち、
2つの色差信号U、Vがサブサンプリング及びサブライ
ン回路4に供給され、サンプリング周波数がそれぞれ
6.75MHzからその半分に変換された後、2つのデ
ィジタル色差信号が互いにライン毎に選択され、1チャ
ンネルのデータに合成される。したがって、このサブサ
ンプリング及びサブライン回路4からは線順次化された
ディジタル色差信号が得られる。このサブサンプリング
及びサブライン回路4によってサブサンプル及びサブラ
イン化された信号の画素構成を図4に示す。図4中、○
は第1の色差信号Uのサブサンプリング画素を示し、△
は第2の色素信号Vのサンプリング画素を示し、×はサ
ブサンプルによって間引かれた画素の位置を示す。
【0017】サブサンプリング及びサブライン回路4の
線順次化出力信号がブロック化回路6に供給される。ブ
ロック化回路6では一方のブロック化回路5と同様に、
テレビジョン信号の走査の順序の色差データがブロック
の順序のデータに変換される。このブロック化回路6
は、一方のブロック化回路5と同様に、色差データを
(4ライン×4画素×2フレーム)のブロック構造に変
換する。そしてこれらブロック化回路5及びブロック化
回路6の出力信号が合成回路7に供給される。
【0018】合成回路7では、ブロックの順序に変換さ
れた輝度信号及び色差信号が1チャンネルのデータに変
換され、合成回路7の出力信号がブロック符号化回路8
に供給される。このブロック符号化回路8としては、後
述するようにブロック毎のダイナミックレンジに適応し
た符号化回路(ADRCと称する。)、DCT(Dis
crete Cosine Transform)回路
等が適用できる。ブロック符号化回路8の出力信号がフ
レーム化回路9に供給され、フレーム構造のデータに変
換される。このフレーム化回路9では、画素系のクロッ
クと記録系のクロックとの乗り換えが行われる。
【0019】フレーム化回路9の出力信号がエラー訂正
符号のパリティ発生回路10に供給され、エラー訂正符
号のパリティが生成される。パリティ発生回路10の出
力信号がチャンネルエンコーダ11に供給され、記録デ
ータの低域部分を減少させるようなチャンネルコーディ
ングがなされる。チャンネルエンコーダ11の出力信号
が記録アンプ12A,12Bと回転トランス(図示は省
略する。)を介して一対の磁気ヘッドチップ13A,1
3Bに供給され、磁気テープに記録される。なお、オー
ディオ信号と、ビデオ信号とは別に圧縮符号化され、チ
ャンネルエンコーダ11に供給される。
【0020】上述の信号処理によって、入力のデータ量
216Mbpsが有効走査期間のみを抽出することによ
って約167Mbpsに低減され、さらに周波数変換と
サブサンプル、サブラインとによってこれが84Mbp
sに減少される。このデータは、ブロック符号化回路8
で圧縮符号化することにより、約25Mbpsに圧縮さ
れ、その後のパリティ、オーディオ信号等の付加的な情
報を加えて、記録データ量としては31.56Mbps
となる。
【0021】次に、再生側の構成について図2を参照し
ながら説明する。図2において磁気ヘッドチップ13
A,13Bからの再生データが回転トランス及び再生ア
ンプ14A,14Bを介してチャンネルデコーダ15に
供給される。チャンネルデコーダ15において、チャン
ネルコーディングの復調がされ、チャンネルデコーダ1
5の出力信号がTBC回路(時間軸補正回路)16に供
給される。このTBC回路16において、再生信号の時
間軸変動成分が除去される。TBC回路16からの再生
データがECC回路17に供給され、エラー訂正符号を
用いたエラー訂正とエラー修整とが行われる。ECC回
路17の出力信号がフレーム分解回路18に供給され
る。
【0022】フレーム分解回路18によって、ブロック
符号化データの各成分がそれぞれ分離されるとともに、
記録系のクロックから画素系のクロックへの乗り換えが
なされる。フレーム分解回路18で分離された各データ
がブロック複号回路19に供給され、各ブロック単位に
原データと対応する復元データが複号され、複号データ
が分配回路20に供給される。この分配回路20で複号
データが輝度信号と色差信号に分離される。輝度信号及
び色差信号がブロック分解回路21,22にそれぞれ供
給される。ブロック分解回路21,22は、送信側のブ
ロック化回路5,6とは逆に、ブロックの順序の複号デ
ータをラスター走査の順に変換する。
【0023】ブロック分解回路21からの複号輝度信号
が補間フィルタ23に供給される。補間フィルタ23で
は、輝度信号のサンプリングレートが3fsから4fs
(4fs=13.5MHz)に変換される。補間フィル
タ23からのディジタル輝度信号Yは出力端子26Yに
取り出される。
【0024】一方、ブロック分解回路22からのディジ
タル色差信号が分配回路24に供給され、線順次化され
たディジタル色差信号U,Vがディジタル色差信号U及
びVにそれぞれ分離される。分配回路24からのディジ
タル色差信号U,Vが補間回路25に供給され、それぞ
れ補間される。補間回路25は、復元された画素データ
を用いて間引かれたライン及び画素のデータを補間する
もので、補間回路25からはサンプリングレートが2f
sのディジタル色差信号U及びVが得られ、出力端子2
6U,26Vにそれぞれ取り出される。
【0025】ところで上述のブロック符号化回路8とし
ては、ADRC(AdaptiveDynamic R
ange Coding)エンコーダが用いられる。こ
のADRCエンコーダは、各ブロックに含まれる複数の
画素データの最大値MAXと最小値MINを検出し、こ
れら最大値MAX及び最小値MINからブロックのダイ
ナミックレンジDRを検出し、このダイナミックレンジ
DRに適応した符号化を行い、原画素データのビット数
よりも少ないビット数により、再量子化を行うものであ
る。ブロック符号化回路8の他の例としては、各ブロッ
クの画素データをDCT(Discrete Cosi
ne Transtorm)した後、このDCTで得ら
れた係数データを量子化し、量子化データをランレング
ス・ハフマン符号化して圧縮符号化する構成を用いても
よい。
【0026】ここでは、ADRCエンコーダを用い、さ
らにマルチダビングした時にも画質劣化が生じないエン
コーダの例を図5を参照しながら説明する。図5におい
て、入力端子27に例えば1サンプルが8ビットに量子
化されたディジタルビデオ信号(或いはディジタル色差
信号)が図1の合成回路7より入力される。入力端子2
7からのブロック化データが最大値,最小値検出回路2
9及び遅延回路30に供給される。最大値,最小値検出
回路29は、ブロック毎に最小値MIN、最大値MAX
を検出する。遅延回路30からは、最大値及び最小値が
検出されるのに要する時間、入力データを遅延させる。
遅延回路30からの画素データが比較回路31及び比較
回路32に供給される。
【0027】最大値,最小値検出回路29からの最大値
MAXが減算回路33に供給され、最小値MINが加算
回路34に供給される。これらの減算回路33及び加算
回路34には、ビットシフト回路35から4ビット固定
長でノンエッジマッチング量子化した場合の1量子化ス
テップ幅の値(△=1/16DR)が供給される。ビッ
トシフト回路35は、(1/16)の割算を行うよう
に、ダイナミックレンジDRを4ビットシフトする構成
とされている。減算回路33からは(MAX−△)のし
きい値が得られ、加算回路34からは(MIN+△)の
しきい値が得られる。これらの減算回路33及び加算回
路34からのしきい値が比較回路31,32にそれぞれ
供給される。なお、このしきい値を規定する値△は、量
子化ステップ幅に限らず、ノイズレベルに相当する固定
値としてもよい。
【0028】比較回路31の出力信号がANDゲート3
6に供給され、比較回路32の出力信号がANDゲート
37に供給される。ANDゲート36及びANDゲート
37には、遅延回路30からの入力データが供給され
る。比較回路31の出力信号は、入力データがしきい値
より大きい時にハイレベルとなり、したがってANDゲ
ート36の出力端子には、(MAX〜MAX−△)の最
大レベル範囲に含まれる入力データの画素データが抽出
される。一方、比較回路32の出力信号は、入力データ
がしきい値より小さい時にハイレベルとなり、したがっ
てANDゲート37の出力端子には、(MIN〜MIN
+△)の最小レベル範囲に含まれる入力データの画素デ
ータが抽出される。
【0029】ANDゲート36の出力信号が平均化回路
38に供給され、ANDゲート37の出力信号が平均化
回路39に供給される。これらの平均化回路38,39
は、ブロック毎に平均値を算出するもので、端子40か
らブロック周期のリセット信号が平均化回路38,39
に供給されている。平均化回路38からは、(MAX〜
MAX−△)の最大レベル範囲に属する画素データの平
均値MAX´が得られ、平均化回路39からは(MIN
〜MIN+△)の最小レベル範囲に属する画素データの
平均値MIN´が得られる。平均値MAX´から平均値
MIN´が減算回路41で減算され、減算回路41から
ダイナミックレンジDR´が得られる。
【0030】また、平均値MIN´が減算回路42に供
給され、遅延回路43を介された入力データから平均値
MIN´が減算回路42において減算され、最小値除去
後のデータPDIが形成される。このデータPDI及び
修整されたダイナミックレンジDR´が量子化回路44
に供給される。この実施例では、量子化に割り当てられ
るビット数nが0ビット(コード信号を転送しない)、
1ビット、2ビット、3ビット、4ビットの何れかとさ
れる可変長のADRCであって、エッジマッチング量子
化がなされる。割り当てビット数nは、ブロック毎にビ
ット数決定回路45において決定され、ビット数nのデ
ータが量子化回路44に供給される。
【0031】可変長ADRCは、ダイナミックレンジD
R´が小さいブロックでは、割り当てビット数nを少な
くし、ダイナミックレンジDR´が大きいブロックで
は、割り当てビット数nを多くすることで、効率の良い
符号化を行うことができる。すなわち、ビット数nを決
定する際のしきい値をT1〜T4(T1<T2<T3<
T4)とすると、(DR´<T1)のブロックは、コー
ド信号が転送されず、ダイナミックレンジDR´の情報
のみが転送され、(T1≦DR´<T2)のブロック
は、(n=1)とされ、(T2≦DR´<T3)のブロ
ックは、(n=2)とされ、(T3≦DR´<T4)の
ブロックは、(n=3)とされ、(DR´≧T4)のブ
ロックは、(n=4)とされる。
【0032】かかる可変長ADRCではしきい値T1〜
T4を変えることで、発生情報量を制御すること(いわ
ゆるバッファリング)ができる。したがって、1フィー
ルド或いは、1フレーム当たりの発生情報量を所定値に
することが要求されるこの発明のディジタルビデオテー
プレコーダのような伝送路に対しても可変長ADRCを
適用できる。
【0033】発生情報量を所定値にするためのしきい値
T1〜T4を決定するバッファリング回路46では、し
きい値の組(T1、T2、T3、T4)が複数例えば3
2組用意されており、これらのしきい値の組がパラメー
タコードPi(i=0、1、2・・・・31)により区
別される。パラメータコードPiの番号iが大きくなる
に従って、発生情報量が単調に減少するように設定され
ている。ただし、発生情報量が減少するに従って、復元
画像の画質が劣化する。
【0034】バッファリング回路46からのしきい値T
1〜T4が比較回路47に供給され、遅延回路48を介
されたダイナミックレンジDR´が比較回路47に供給
される。遅延回路48は、バッファリング回路46でし
きい値の組が決定されるのに要する時間、DR´を遅延
させる。比較回路47では、ブロックのダイナミックレ
ンジDR´と各しきい値とがそれぞれ比較され、比較出
力がビット数決定回路45に供給され、そのブロックの
割り当てビット数nが決定される。量子化回路44で
は、ダイナミックレンジDR´と割り当てビット数nと
を用いて遅延回路49を介された最小値除去後のデータ
PDIがエッジマッチングの量子化により、コード信号
DTに変換される。量子化回路44は、例えばROMで
構成されている。
【0035】遅延回路48、50をそれぞれ介して修整
されたダイナミックレンジDR´、平均値MIN´が出
力され、さらにコード信号DTとしきい値の組を示すパ
ラメータコードPiが出力される。この例では、一旦ノ
ンエッジマッチ量子化された信号が新たにダイナミック
レンジ情報に基づいて、エッジマッチ量子化されている
ためにダビングした時の画像劣化は少ないものとされ
る。
【0036】次に、上述のチャンネルエンコーダ11及
びチャンネルデコーダ15について説明する。チャンネ
ルエンコーダ11においては、図6に示すように、パリ
ティ発生回路10の出力が供給される適応型スクランブ
ル回路で、複数のM系列のスクランブル回路51が用意
され、その中で入力信号に対し最も高周波成分及び直流
成分の少ない出力が得られるようなM系列が選択される
ように構成されている。パーシャルレスポンス・クラス
4検出方式のためのプリコーダ52で、1/1−D
2 (Dは単位遅延用回路)の演算処理がなされる。この
プリコーダ52の出力を記録アンプ12A,13Aを介
して磁気ヘッドチップ13A,13Bにより、記録再生
し、再生出力を再生アンプ14A,14Bによって増幅
するようになされている。
【0037】一方、チャンネルデコーダ15において
は、図7に示すように、パーシャルレスポンス・クラス
4の再生側の演算処理回路53は、1+Dの演算が再生
アンプ14A,14Bの出力に対して行われる。また、
いわゆるビタビ複号回路54においては、演算処理回路
53の出力に対してデータの相関性や確からしさ等を用
いた演算により、ノイズに強いデータの複号が行われ
る。このビタビ複号回路54の出力がディスクランブル
回路55に供給され、記録側のスクランブル処理によっ
て並び変えられたデータが元の系列に戻されて原データ
が復元される。この実施例において用いられるビタビ複
号回路54によって、ビット毎の複号を行う場合より
も、再生C/N換算が3dBで改良が得られる。
【0038】次に、上述の方法によってチャンネル符号
化されたデータを磁気テープに記録するための磁気ヘッ
ドについて説明する。本実施例では、ディジタル画像情
報の長時間記録再生を可能となすために、図8に示すよ
うに、一対の磁気ヘッド56,57を所定の位置関係を
持って対向配置させ、これら磁気ヘッド56,57によ
り磁気テープに対して同時に記録再生を行う。なお、上
記磁気ヘッド56,57は、前述の図1及び図2に示す
磁気ヘッド13A,13Bに相当するものである。
【0039】先ず、これら磁気ヘッド56,57のう
ち、一方の磁気ヘッド56を例にとって説明する。上記
磁気ヘッド56は、金属磁性薄膜58を酸化物磁性材料
よりなる一対の磁気コア基板59,60でその膜厚方向
より挾み込んでなる第1の磁気コア半体61と、金属磁
性薄膜62を非磁性材料よりなる一対の磁気コア基板6
3,64でその膜厚方向より挾み込んでなる第2の磁気
コア半体65とからなり、これら磁気コア半体61,6
5の端面に露出する金属磁性薄膜58,62同士を突き
合わせることにより、当該突合わせ面に磁気ギャップg
1を形成している。
【0040】上記第1の磁気コア半体61は、金属磁性
薄膜58と酸化物磁性材料よりなる一対の磁気コア基板
59,60とから構成され、これら一対の磁気コア基板
59,60によって上記金属磁性薄膜58をその膜厚方
向より挾み込むように構成されている。上記金属磁性薄
膜58には、特に高周波数帯域での高出力化を図るため
に、絶縁膜を介して強磁性金属材料よりなる磁性薄膜を
何層にも積層してなる積層膜が使用される。
【0041】かかる強磁性金属材料には、例えばFe−
Al−Si系合金、Fe−Al系合金、Fe−Si−C
o系合金、Fe−Ni系合金、Fe−Al−Ge系合
金、Fe−Ga−Ge系合金、Fe−Si−Ge系合
金、Fe−Co−Si−Al系合金等の強磁性金属材
料、或いはFe−Ga−Si系合金、さらには上記Fe
−Ga−Si系合金の耐蝕性や耐摩耗性の一層の向上を
図るために、Fe,Ga,Co(Feの一部をCoで置
換したものを含む。),Siを基本組成とする合金に、
Ti,Cr,Mn,Zr,Nb,Mo,Ta,W,R
u,Os,Rh,Ir,Re,Ni,Pb,Pt,H
f,Vの少なくとも一種を添加したもの等が使用され
る。なお、Fe−Ni系微結晶材等も使用可能である。
【0042】また、強磁性非晶質合金、いわゆるアモル
ファス合金(例えば、Fe,Ni,Coの一つ以上の元
素とP,C,B,Siの一つ以上の元素とからなる合
金、またはこれを主成分としAl,Ge,Be,Sn,
In,Mo,W,Ti,Mn,Cr,Zr,H,Nb等
を含んだ合金等のメタル−メタロイド系アモルファス合
金、或いはCo,Hf,Zr等の遷移元素や希土類元素
等を主成分とするメタル−メタル系アモルファス合金)
等も使用される。
【0043】これら強磁性金属材料の中でも、8×10
5 bit/mm2 以上の高記録密度を可能なものとなす
ことから、特に飽和磁束密度が14kG以上のものがよ
り好適であり、例えば飽和磁束密度14.5kGのFe
−Ga−Si−Ru系合金が好ましい。このような高飽
和磁束密度を有する強磁性材料を使用すれば、高抗磁力
の磁気テープに対しても磁気飽和を生じることなく記録
が行える。なお、上記強磁性金属材料の膜付け方法とし
ては、真空薄膜形成技術、例えば蒸着法,スパッタリン
グ法,イオンプレーティング法等が挙げられる。
【0044】本実施例では、上記金属磁性薄膜58に
は、センダストをその膜厚が3.45μmとなるよう
に、膜厚0.1μmのSiO2 よりなる絶縁膜を介して
2層に積層したものを使用した。
【0045】上記磁気コア基板59,60には、例えば
Mn−ZnフェライトやNi−Znフェライト等の強磁
性酸化物材料が使用される。かかる磁気コア基板59,
60は、上記金属磁性薄膜58の補助コアとして機能す
るものである。この磁気コア基板59,60は、磁気記
録媒体対接面における平面形状が略平行四辺形となさ
れ、図8中矢印Xで示すヘッド走行方向でのコア幅が他
方の磁気コア基板63,64のコア幅に比べて極めて狭
くなされている。
【0046】一方、第2の磁気コア半体65は、金属磁
性薄膜62と非磁性材料よりなる一対の磁気コア基板6
3,64とから構成され、これら一対の磁気コア基板6
3,64によって上記金属磁性薄膜62をその膜厚方向
より挾み込むように構成されている。
【0047】この第2の磁気コア半体65を構成する金
属磁性薄膜62も同様に、SiO2 等よりなる絶縁膜を
介して強磁性金属材料よりなる磁性薄膜を何層にも積層
してなる積層膜が使用される。本実施例では、先の金属
磁性薄膜58と同じく膜厚0.1μmのSiO2 よりな
る絶縁膜を挾んでセンダストからなる金属磁性薄膜を2
層積層したものを使用した。なお、このときの各磁性薄
膜の厚みは先の金属磁性薄膜58と同じ膜厚である。
【0048】上記磁気コア基板63,64は、例えばセ
ラミックス等の非磁性材料からなる。この磁気コア基板
63,64は、磁気記録媒体対接面における平面形状が
略長方形状となされ、その長手方向の一端面65aが上
記第1の磁気コア半体61の一端面61aの傾斜角度と
同じ傾斜角度とされている。そしてこの磁気コア基板6
3,64の上記第1の磁気コア半体61との対向面とな
る一端面65aには、記録信号を供給し或いは磁気テー
プからの再生信号を取り出すコイルを巻装させるための
コイル巻線溝(図示は省略する。)が設けられている。
上記コイル巻線溝は、断面略台形状をなす溝として磁気
テープとの対接面となる磁気記録媒体対接面近傍部に設
けられ、その磁気記録媒体対接面側の傾斜面でこの磁気
ヘッド56の磁気ギャップg1 のデプスを規制するよう
になっている。
【0049】このように構成された第1の磁気コア半体
61と第2の磁気コア半体65とは、互いの傾斜した端
面61a,65aに露出する金属磁性薄膜58,62同
士をギャップ膜を介して突合わせることにより接合一体
化されている。なお、これら磁気コア半体61,65を
接合するには、Au等を用いた低温熱拡散接合による接
合方法或いは融着ガラスによる接合方法がいずれも使用
できる。この結果、これら金属磁性薄膜58,62の突
合わせ面にトラック幅Tw1 とされたアジマス角θ1
有した磁気ギャップg1 が形成される。上記磁気ギャッ
プg1 のトラック幅Tw1 は、第2の磁気コア半体65
の金属磁性薄膜62の膜厚により規制されている。ま
た、上記磁気ギャップg1 は、他方の磁気ヘッド57の
磁気ギャップg2 からのクロストークを低減するために
アジマスが付与されている。アジマス角θ1 は、例えば
10度以上とすることが望ましく、本実施例では20度
とした。
【0050】また、上記磁気ギャップg1 のトラック幅
Tw1 は、ATF(オートトラッキング)の場合、隣接
するトラックの信号を拾いながら記録再生するので、磁
気テープ上のトラックピッチPより+0μm〜+3μm
広くすることが望ましい。なお、磁気ギャップg1 のト
ラック幅Tw1 を余り広げ過ぎると、再生時の隣接クロ
ストークが大きくなってしまうため、上記の範囲が最も
望ましい。具体的には、トラックピッチPを10μm以
下とするので上記磁気ギャップg1 のトラック幅Tw1
は10μm〜13μmとなる。本実施例では、磁気テー
プ上のトラックピッチPを5μmとするため、上記トラ
ック幅Tw1 を7μmとした。
【0051】他方の磁気ヘッド57も同様の構成で、金
属磁性薄膜66を酸化物磁性材料よりなる一対の磁気コ
ア基板67,68でその膜厚方向より挾み込んでなる第
3の磁気コア半体69と、金属磁性薄膜70を非磁性材
料よりなる一対の磁気コア基板71,72でその膜厚方
向より挾み込んでなる第4の磁気コア半体73とからな
る。
【0052】そして、この磁気ヘッド57においても、
互いに傾斜した磁気コア半体69,73の相対向する端
面69a,73aに露出する金属磁性薄膜66,70同
士をギャップ膜を介して突合わせることにより、当該突
合わせ面にアジマス角θ2 とされた磁気ギャップg2
形成されている。上記磁気ギャップg2 のトラック幅T
2 は、先の磁気ヘッド56と同様に第4の磁気コア半
体73の金属磁性薄膜70の膜厚によって規制されてい
る。なお、上記トラック幅Tw2 は、やはりオートトラ
ッキングを考慮して7μmとされている。また、ここで
の磁気ギャップg2 は、先の磁気ヘッド56の磁気ギャ
ップg1 のアジマスの向きとは反対向き、すなわち反時
計回り方向にθ2 (20度)なる角度で傾斜されてい
る。
【0053】さらに、上記磁気ギャップg2 は、先の磁
気ヘッド56の磁気ギャップg1 に対して図8中矢印Y
で示すトラックピッチ方向に所定の段差DAを持って配
置されている。かかる段差DAは、上記一対の磁気ヘッ
ド56,57によって記録される図9で示す磁気テープ
74上のトラックピッチPと等しい寸法とされている。
なお、ここに言う段差DAは、トラックピッチ方向にお
ける各磁気ヘッド56,57の磁気ギャップg1 ,g2
のトラック幅方向での下端側の端部間距離を指す。ま
た、上記段差DAは、磁気テープ74上のトラックピッ
チPを5μmとするので、本実施例ではこれに合わせて
5μmとした。これにより、各磁気ヘッド56,57の
トラック幅Tw1 ,Tw2 がそれぞれ7μmであること
から、これら磁気ヘッド56,57によって記録される
記録パターンは2μmの範囲で重ね書きされることにな
る。
【0054】また、上述の一対の磁気ヘッド56,57
は、ヘッド走行方向に相対向して所定の位置関係を持っ
て近接配置されている。すなわち、これら磁気ヘッド5
6,57は、ヘッド走行方向に図9で示す磁気テープ7
4上のトラック間段差dの距離と等しいギャップ間距離
GLを持って対向配置されている。なお、ここに言うト
ラック間段差dは、各記録トラック75,76の記録領
域のヘッド走行方向での端部間距離を指す。一方、ギャ
ップ間距離GLは、ヘッド走行方向における各磁気ヘッ
ド56,57の磁気ギャップg1 ,g2 のトラック幅T
1 ,Tw2 のセンター間距離を指す。
【0055】上記ギャップ間距離GLは、画像信号の記
録領域の確保から選定され、例えば500μm以下に設
定される。ギャップ間距離GLが500μm以上である
と、画像信号領域が狭くなり長時間再生に不利になる。
本実施例では、画像信号領域の確保の観点より、上記ギ
ャップ間距離GLを200μmとした。このように、ギ
ャップ間距離GLが狭くなると必然的にそれぞれの磁気
ヘッド56,57の相対向する磁気コア半体61,69
のコア幅が狭くなり、磁路を構成するコア断面積の減少
により再生出力が低下する。しかしながら、本実施例の
磁気ヘッド56,57では、対向側の磁気コア半体6
1,69を構成する磁気コア基板59,60,67,6
8が酸化物磁性材料からなるため、ギャップ間距離GL
が狭くなっても十分なコア断面積が確保されており、再
生出力が低下しない。
【0056】そして、上述のように配置された磁気ヘッ
ド56,57は、ビデオテープレコーダの回転ドラムに
取付けられ、回転走査されることによって、当該回転ド
ラムの周面に沿って相対的に移送する磁気テープ74上
に上記磁気ヘッド56,57によって図9に示す如く記
録パターンが形成される。このとき、磁気ヘッド56,
57のヘッド走行方向でのギャップ間距離GLと磁気テ
ープ74上のトラック間段差dとが等しくなるように、
単位時間当たりの磁気テープ74の移送量と磁気ヘッド
の回転数が定められる。
【0057】上記一対の磁気ヘッド56,57により記
録される磁気テープ74上の記録トラック75,76
は、先行する磁気ヘッド56で記録された記録トラック
75の一部が後続する磁気ヘッド56の記録トラック7
6によって重ね書き(オーバーライト)され、結果とし
て図9に示すようにトラックピッチP=5μmで記録さ
れることになる。
【0058】また、上記一対の磁気ヘッド56,57に
より記録される磁気テープ74上の記録トラック75,
76は、これら磁気ヘッド56,57のヘッド走行方向
でのギャップ間距離GLと等しい段差dを持って記録さ
れることになる。したがって、上記各磁気ヘッド56,
57は、それぞれの記録トラック75,76の画像領域
75a,76a又は音声領域75b,76bの端部に同
時に到達する。この結果、音声信号を後で記録するアフ
ターレコーディングを行う場合には、他の信号に影響を
与えることなく各信号のアフターレコーディグが良好に
行える。
【0059】また、これら一対の磁気ヘッド56,57
によって同時に記録再生を行うので、テープ幅8mm以
下とした磁気テープ74に対して8×105 bit/m
2 以上の高密度で記録再生しても、異常トラックパタ
ーンによるビットエラーレートが高くなることなくディ
ジタル画像信号の長時間記録再生が可能となる。
【0060】ところで、上述の磁気ヘッドを作製するに
は、以下のようにして行う。先ず、図10に示すよう
に、Mn−Znフェライト或いはNi−Znフェライト
等の酸化物磁性材料からなる平板状の磁気コア基板77
と、セラミックス等の非磁性材料からなる平板状の磁気
コア基板78を、その一側面同士を突合わせ面としてA
u等を使用して低温熱拡散接合により接合一体化する。
【0061】次に、図11に示すように、接合一体化さ
れた磁気コア基板77,78の一主面上にセンダスト,
SiO2 ,センダストと順次スパッタリングを行い、2
層膜構造の金属磁性薄膜79を形成する。本実施例で
は、センダストを3.45μm、SiO2 を0.1μm
とし、全体の膜厚を7μmとした。
【0062】そして、上述の工程を順次繰り返して金属
磁性薄膜79が成膜された磁気コア基板80を複数作製
し、これら磁気コア基板80を図12に示すように、金
属磁性薄膜80をサンドイッチするように重ね合わせ
る。次に、図13に示すように、非磁性材料よりなる磁
気コア基板78にのみコイルを巻装させるための断面略
コ字状をなす巻線溝81とコア半体の接合を確実なもの
となすためのガラス溝82を形成する。
【0063】なお、これら巻線溝81とガラス溝82
は、共に基板の積層方向にストレート溝として形成す
る。
【0064】次に、図13中a−a線で示す位置でスラ
イシングした後、フェライトよりなる磁気コア基板77
と非磁性材料よりなる磁気コア基板78との界面を境と
して、これら磁気コア基板77,78を分断する。そし
て、図14に示すように、金属磁性薄膜79をフェライ
トよりなる一対の磁気コア基板77によって挾み込んで
なる磁気コア半体83と、金属磁性薄膜79を非磁性材
料よりなる一対の磁気コア基板78によって挾み込んで
なる磁気コア半体84とを作製する。
【0065】次いで、図15に示すように、これら一対
の磁気コア半体83,84をその端面に露出する金属磁
性薄膜79同士をギャップ膜を介して突合わせ、融着ガ
ラス或いはAu等を用いて低温熱拡散による接合により
接合一体化する。この結果、互いの金属磁性薄膜79同
士の突合わせ面に、記録再生ギャップとして動作する磁
気ギャップg1 が形成される。このときの磁気ギャップ
1 は、一方の磁気コア半体84の磁気コア基板78が
非磁性材料からなるので、この金属磁性薄膜79の膜厚
によってそのトラック幅が規制される。したがって、本
実施例の磁気ヘッドによれば、簡単にしかも高精度にト
ラック幅を規制することができ、生産性の面で非常に有
利である。
【0066】そして最後に、フェライトをコア材とする
他方の磁気コア半体83のコア幅を所定幅となるように
切削加工するとともに、上記磁気ギャップg1 にアジマ
スを付与するための外形加工を施すことにより、前述の
磁気ヘッド56,57が作製される。
【0067】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の複合型磁気ヘッドによれば、ヘッド走行方向に近接
配置された一対の磁気ヘッドの相対向する磁気コア半体
のコア材料に酸化物磁性材料を使用しているので、これ
ら磁気ヘッドのギャップ間距離が狭くなっても十分コア
断面積を確保することができ、再生出力の低下を防止で
きる。
【0068】また、本発明の複合型磁気ヘッドでは、磁
路を構成するコア材が非磁性材料とフェライトとの複合
材とされているので、磁気飽和が生じず、またインダク
タンスが大きくならない。したがって、コイルの巻線数
を増やすことができ、出力の向上が期待できる。
【0069】さらに、本発明の複合型磁気ヘッドにおい
ては、金属磁性薄膜を非磁性材料よりなる磁気コア基板
によってその膜厚方向より挾み込んだ形とされているの
で、狭トラック化に適し、しかも複雑な加工工程を必要
とすることなく簡単に精度の高いトラック幅が得られる
点で、製造工程上極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディジタル画像情報を再生歪みの少ない形で圧
縮する信号処理部の記録側の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】ディジタル画像情報を再生歪みの少ない形で圧
縮する信号処理部の再生側の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】ブロック符号化のためのブロックの一例を示す
線図である。
【図4】サブサンプリング及びサブラインの説明に用い
る線図である。
【図5】ブロック符号化回路の一例のブロック図であ
る。
【図6】チャンネルエンコーダの一例の概略を示すブロ
ック図である。
【図7】チャンネルデコーダの一例の概略を示すブロッ
ク図である。
【図8】ディジタル画像情報の長時間記録を可能とした
本発明に係る複合型磁気ヘッドの拡大正面図である。
【図9】本発明に係る複合型磁気ヘッドによってディジ
タル画像情報と音声信号が記録された磁気テープのテー
プフォーマットを示す図である。
【図10】本発明に係る複合型磁気ヘッドを製造する工
程を順次示すもので、酸化物磁性材料と非磁性材料から
なる一対の磁気コア基板の接合工程を示す斜視図であ
る。
【図11】本発明に係る複合型磁気ヘッドを製造する工
程を順次示すもので、金属磁性薄膜形成工程を示す斜視
図である。
【図12】本発明に係る複合型磁気ヘッドを製造する工
程を順次示すもので、金属磁性薄膜が形成された磁気コ
ア基板の重ね合わせ工程を示す斜視図である。
【図13】本発明に係る複合型磁気ヘッドを製造する工
程を順次示すもので、巻線溝及びガラス溝形成工程を示
す斜視図である。
【図14】本発明に係る複合型磁気ヘッドを製造する工
程を順次示すもので、一対の磁気コア半体形成工程を示
す斜視図である。
【図15】本発明に係る複合型磁気ヘッドを製造する工
程を順次示すもので、一対の磁気コア半体の接合工程を
示す斜視図である。
【符号の説明】
56,57・・・磁気ヘッド 59,60,67,68・・・酸化物磁性材料よりなる
磁気コア基板 63,64,71,72・・・非磁性材料よなる磁気コ
ア基板 58,62,66,70・・・金属磁性薄膜 61・・・第1の磁気コア半体 65・・・第2の磁気コア半体 69・・・第3の磁気コア半体 73・・・第4の磁気コア半体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに異なるアジマス角とされた磁気ギ
    ャップを有する一対の磁気ヘッドをヘッド走行方向に相
    対向して近接配置してなる複合型磁気ヘッドにおいて、 上記各磁気ヘッドは、金属磁性薄膜を酸化物磁性材料よ
    りなる一対の磁気コア基板でその膜厚方向より挾み込ん
    でなる磁気コア半体と、金属磁性薄膜を非磁性材料より
    なる一対の磁気コア基板でその膜厚方向より挾み込んで
    なる磁気コア半体とからなり、上記各磁気コア半体の端
    面に露出する金属磁性薄膜同士が突き合わされて当該突
    合わせ面に磁気ギャップが形成されるとともに、各磁気
    ヘッドの対向側に酸化物磁性材料よりなる磁気コア基板
    が配されたことを特徴とする複合型磁気ヘッド。
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