JPH05162190A - 樹脂組成物よりなるブロー中空成形品 - Google Patents

樹脂組成物よりなるブロー中空成形品

Info

Publication number
JPH05162190A
JPH05162190A JP3328491A JP32849191A JPH05162190A JP H05162190 A JPH05162190 A JP H05162190A JP 3328491 A JP3328491 A JP 3328491A JP 32849191 A JP32849191 A JP 32849191A JP H05162190 A JPH05162190 A JP H05162190A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
resin composition
molded article
ethylene
blow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3328491A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimihiro Kubo
公弘 久保
Junzo Masamoto
順三 正本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP3328491A priority Critical patent/JPH05162190A/ja
Publication of JPH05162190A publication Critical patent/JPH05162190A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物よりな
る成形性、表面外観、耐熱性、耐薬品性、さらに耐衝撃
性に優れたブロー中空成形品を得る。 【構成】 ポリアリーレンスルフィド樹脂(A)と、エ
チレン50〜90重量%、α,β−不飽和カルボン酸ア
ルキルエステル5〜49重量%、無水マレイン酸0.5
〜10重量%からなるエチレン共重合体、エポキシ基含
有オレフィン共重合体およびアイオノマー樹脂から選択
される少なくとも一種類の重合体(B)と非ブロック型
多官能性イソシアネート化合物(C)とが (A)/(B)=50/50〜98/2 (C)/{(A)+(B)}=0.1/100〜20/100 の重量比で配合されてなる樹脂組成物(D)よりなるブ
ロー中空成形品、および、上記組成物(D)にガラス繊
維に代表されるような樹脂への充填材(E)が (D)/(E)=98/2〜40/60 の重量比で配合されてなる樹脂組成物よりなるブロー中
空成形品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブロー中空成形品に関す
るものであり、さらに詳しくはポリアリーレンスルフィ
ド樹脂組成物よりなる耐熱性、耐薬品性、耐衝撃性に優
れたブロー中空成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エンジニアリングプラスティック
の応用分野はますます拡大し、特に自動車、電気、電子
及び機械分野への利用が著しく増大してきている。それ
に伴って利用者側からのプラスティックに対する要求も
多用化、高機能化してきており、耐熱性、難燃性、耐薬
品性、機械特性等のより優れたものが要求されてきてい
る。 ポリフェニレンスルフィド樹脂(以下PPSと称
する)に代表されるポリアリーレンスルフィド樹脂(以
下PASと称する)は公知のエンジニアリングプラステ
ィックであり、上記のような要請を背景に開発され、従
来多くの用途に用いられてきている。つまり、PASの
優れた耐熱性、難燃性、耐薬品性、機械特性、及びこれ
らのバランスが評価され、多くの分野に利用されてきて
いる。
【0003】そして、このPASのブロー中空成形品を
得、その優れた特徴をより一層活用しようとする試み
が、特開昭61−255832号公報、特開平3−23
6931号公報等でなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
特開昭61−255832号公報では特殊な射出延伸ブ
ロー成形法を用いており、汎用的なブロー成形技術の確
立とはいえない。また、前者、後者のいずれの方法にお
いてもブロー中空成形品は得られるものの、その衝撃強
度は必ずしも満足のできるものではなく、ボトルおよび
タンク等として使用するためには不十分なものであると
いう問題点があった。そして、発明者等の追試の結果、
特に薄肉のブロー中空成形品ではこの耐衝撃性の問題が
顕著になることが分かった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリアリーレ
ンスルフィド樹脂(A)と、エチレン50〜90重量
%、α,β−不飽和カルボン酸アルキルエステル5〜4
9重量%、無水マレイン酸0.5〜10重量%からなる
エチレン共重合体、エポキシ基含有オレフィン共重合体
およびアイオノマー樹脂から選択される少なくとも一種
類の重合体(B)と非ブロック型多官能性イソシアネー
ト化合物(C)とが (A)/(B)=50/50〜98/2 (C)/{(A)+(B)}=0.1/100〜20/100 の重量比で配合されてなる樹脂組成物(D)よりなるブ
ロー中空成形品、および、上記組成物(D)にガラス繊
維に代表されるような樹脂への充填材(E)が (D)/(E)=98/2〜40/60 の重量比で配合されてなる樹脂組成物よりなるブロー中
空成形品に関する。
【0006】本発明でPASとして好適に用いられるP
PSは、構造式
【0007】
【化1】
【0008】で示される繰り返し単位を70モル%以
上、より好ましくは80モル%以上を含む重合体であ
り、この繰り返し単位が70モル%未満では耐熱性が損
なわれるため好ましくない。また、30モル%未満を下
記の構造式を有する繰り返し単位等で構成することが可
能である。
【0009】
【化2】
【0010】
【化3】
【0011】PASは一般に、特公昭45−3368号
公報で代表される製造法により得られる比較的分子量の
小さい重合体と、特公昭52−12240号公報で代表
される製造法により得られる本質的に線状で比較的高分
子の重合体等があり、前記特公昭45−3368号公報
記載の方法で得られた重合体においては、重合後酸素雰
囲気下において加熱することにより、或は過酸化物等の
架橋剤を添加して加熱することにより高重合化して用い
ることも可能であって、本発明においてはいかなる方法
により得られたPASを用いることも可能である。
【0012】更に、PASの架橋度を制御する目的で、
通常の過酸化物系架橋剤及び、特開昭59−13165
0号公報に記載されているチオホスフィン酸金属塩等の
架橋促進剤、または特開昭58−204045号公報、
特開昭58−204046号公報等に記載されているジ
アルキル錫ジカルボキシレート、アミノトリアゾール等
の架橋防止剤を配合することも可能である。
【0013】本発明で用いられるPASの溶融粘度は、
成形品を得ることが可能であれば特に制限はないが、成
形性の面では300℃、剪断速度10sec-1において
1,000ポイズ以上のものがより好ましく用いられ
る。特に好ましくは10,000ポイズ以上である。本
発明においてはブロー中空成形品の耐衝撃性を向上させ
るために、ポリアリーレンスルフィド樹脂(A)に、エ
チレン50〜90重量%、α,β−不飽和カルボン酸ア
ルキルエステル5〜49重量%、無水マレイン酸0.5
〜10重量%からなるエチレン共重合体、エポキシ基含
有オレフィン共重合体およびアイオノマー樹脂から選択
される少なくとも一種類の重合体(B)を(A)/
(B)=50/50〜98/2、好ましくは(A)/
(B)=70/30〜96/4の重量比で配合するが、
(B)成分がこの範囲より多くなるとPAS本来の耐熱
性が失われ、また少なくなると耐衝撃性の改善の効果が
小さくなるので好ましくない。
【0014】本発明に用いるエチレン共重合体は、その
単量体成分が、エチレン、α,β−不飽和カルボン酸ア
ルキルエステル、無水マレイン酸からなり、エチレンが
50〜90重量%、好ましくは60〜85重量%、α,
β−不飽和カルボン酸アルキルエステルが5〜49重量
%、好ましくは7〜45重量%、無水マレイン酸が0.
5〜10重量%、好ましくは1〜8重量%である。
【0015】α,β−不飽和カルボン酸アルキルエステ
ルとしては、炭素数が3〜8個の不飽和カルボン酸、例
えば、アクリル酸、メタクリル酸などのアルキルエステ
ルがあげられ、具体例としては、アクリル酸メチル、ア
クリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸
イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸t−
ブチル、アクリル酸イソブチル、メタクリル酸メチル、
メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタ
クリル酸イソプロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタ
クリル酸t−ブチル、およびメタクリル酸イソブチルな
どがあげられる。これらのうちでも特にアクリル酸エチ
ル、アクリル酸n−ブチル、メタクリル酸メチルが好ま
しい。
【0016】これらの共重合体の分子量の目安として、
190℃、2.16kgの荷重下におけるメルトインデ
ックス値を用いることができる。使用される共重合体の
メルトインデックス値は0.1〜1,000、好ましく
は0.2〜500、更に好ましくは1〜100の範囲で
ある。これらの共重合体はたとえば「ボンダイン」の名
称で住友シーディーエフ化学工業(株)より市販されて
いる。
【0017】エポキシ基含有オレフィン共重合体として
は、α,β−不飽和カルボン酸のグリシジルエステルと
オレフィンとの直接の共重合やポリオレフィン及びポリ
オレフィン共重合体へグラフト共重合する等の公知の方
法によって製造されるものが用いられる。ここで用いら
れるα,β−不飽和カルボン酸のグリシジルエステルと
は、下記一般式で示される一種又はそれ以上の混合物で
あり、例えばアクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリ
シジル、エタクリル酸グリシジル等が挙げられ、なかで
もメタクリル酸グリシジルが好適に使用される。
【0018】
【化4】
【0019】(式中、Rは水素原子または低級アルキル
基である。) このようなエポキシ基含有オレフィン共重合体は、エポ
キシ基含有モノマーを構成成分として通常0.01〜2
0重量%、好適には0.05〜5重量%含むものであ
る。これらのエポキシ基含有オレフィン共重合体はたと
えば「ボンドファースト」の名称で住友化学工業(株)
より市販されている。
【0020】本発明において用いられるアイオノマー樹
脂は、たとえば特公昭39−6810号公報に記載され
た方法で製造されるもので、ベース共重合体と、その共
重合体をイオン化しうる金属化合物とを反応させること
により得られるものである。ベース共重合体は一般式R
CH=CH3 (ただし、Rは水素および炭素数1〜8の
アルキル基からなる群から選ばれる)で示されるα−オ
レフィンと、α,β−エチレン型不飽和基を有しかつカ
ルボキシル基を1〜2個有するカルボン酸とからなるも
のであるが、α−オレフィン−モノカルボン酸共重合体
が特に適している。
【0021】好適に使用しうるベース共重合体として
は、例えばエチレン/アクリル酸共重合体、エチレン/
メタクリル酸共重合体、エチレン/イタコン酸共重合
体、エチレン/マレイン酸共重合体、エチレン/アクリ
ル酸/メタクリル酸メチル共重合体、エチレン/メタク
リル酸/酢酸ビニル共重合体、エチレン/アクリル酸/
ビニルアルコール共重合体、エチレン/プロピレン/ア
クリル酸共重合体、エチレン/スチレン/アクリル酸共
重合体、エチレン/メタクリル酸/アクリロニトリル共
重合体、エチレン/塩化ビニル/アクリル酸共重合体、
エチレン/クロロトリフルオロエチレン/メタクリル酸
共重合体、ポリエチレン/アクリル酸グラフト共重合体
ポリプロピレン/アクリル酸グラフト共重合体等を挙げ
ることができる。
【0022】また、金属イオンとしてはベース共重合体
が、α−オレフィン−モノカルボン酸共重合体の場合に
は1〜3価の原子価を有するもの(例えば、Na+ 、K
+ 、Li+ 、Cu2+、Be2+、Mg2+、Zn2+、Al3+
など)が適しており、α−オレフィン−ジカルボン酸共
重合体の場合には1価の原子価を有するもの(例えば、
Na+ 、K+ 、Li+ など)が適している。
【0023】使用されるアイオノマー樹脂の例として
は、エチレン−アクリル酸共重合体と金属イオンとして
Na+ 、Zn2+との組合せが挙げられる。アイオノマー
樹脂の分子量は10,000〜1,000,000、好
ましくは20,000〜800,000、更に好ましく
は30,000〜500,000の範囲のものが用いら
れる。
【0024】本発明で使用されるアイオノマー樹脂はた
とえば三井・デュポンポリケミカル(株)より「ハイミ
ラン」の商品名で販売されている。本発明においてはP
ASとエラストマーの相溶性を向上させるために、ポリ
アリーレンスルフィド樹脂(A)と、エチレン50〜9
0重量%、α,β−不飽和カルボン酸アルキルエステル
5〜49重量%、無水マレイン酸0.5〜10重量%か
らなるエチレン共重合体、エポキシ基含有オレフィン共
重合体およびアイオノマー樹脂から選択される少なくと
も一種類のエラストマー(B)とが(A)/(B)=5
0/50〜98/2の重量比よりなる組成物に、非ブロ
ック型多官能性イソシアネート化合物(C)を(C)/
{(A)+(B)}=0.1/100〜20/100、
好ましくは(C)/{(A)+(B)}=1/100〜
10/100の重量比で配合するが、非ブロック型多官
能性イソシアネート化合物がこの範囲より少ないと相溶
性向上の効果が少なく、多いと樹脂の溶融粘度が高くな
りすぎるので好ましくない。
【0025】本発明に用いる非ブロック型多官能性イソ
シアネート化合物としては、2個以上の非ブロック型イ
ソシアネートを1分子中にもっているイソシアネート化
合物があり、一般式R−(N=C=O)n 、またはR−
(N=C=S)n (式中、Rは炭素、水素、硫黄、リ
ン、窒素、酸素等の元素で構成される有機基であり、n
は2以上の整数である。)で表される非ブロック型多官
能性イソシアネート、或はイソチオシアネート化合物が
ある。
【0026】一般的な種類としては、大きく分けると脂
肪族形及び芳香族形があり、変性型としては2量体型、
3量体型(イソシアヌレート型)、多量体型、カルボジ
イミド変性型等があるが、本発明はいずれのイソシアネ
ート化合物も使用することができる。しかしながら、ブ
ロック型イソシアネート(またの呼び名をマスク型イソ
シアネート)、即ち、酸性亜硫酸ソーダ、フェノール、
クレゾール、ラクタム、複素環化合物、青酸、亜硫酸塩
等とイソシアネートを予め反応させておき、高温で再生
させるブロック型のイソシアネート化合物は本目的に対
しては殆ど効果が見られないため含まれない。
【0027】化合物(C)としては、例えば4,4' −
ジフェニルエタンジイソシアネート、4,4' −ジフェ
ニルプロパンジイソシアネート、カルボジイミド変性ジ
フェニルエタンジイソシアネート、ナフチレン−1,5
−ジイソシアネート、トルエンジイソシアネート、2量
化トルエンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシ
アネート、3量化ヘキサメチレンジイソシアネート、5
量化ヘキサメチレンジイソシアネート、7量化ヘキサメ
チレンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルポ
リイソシアネート、フェニレンジイソシアネート、3,
3' −ジメチルジフェニルメタン−4,4' −ジイソシ
アネート、3,3' −ジメチル−4,4 ' −ジフェニレ
ンジイソシアネート、3,3' −ビトルエン−4,4'
−ジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、イソ
ホロンジイソシアネート、トリフェニルメタントリイソ
シアネート、リジンジイソシアネート、ジシクロヘキシ
ルジメチルメタンジイソシアネート、ジエチルフマレー
トジイソシアネート、トリイソシアネートベンゼン、ト
リイソシアネートナフタレン、ビス(4−イソシアネー
トフェニル)エーテル、ビス(4−イソシアネートフェ
ニル)チオエーテル、ビス(4−イソシアネートフェニ
ル)スルホン、トリス(4−イソシアネートフェニル)
ホスファイト、トリス(4−イソシアネートフェニル)
ホスフェート、又これらに対応するイソチオシアネート
を持った化合物、更に水添加した上記芳香族イソシアネ
ート化合物などの非ブロック型多官能性イソシアネート
化合物があげられる。
【0028】前記イソシアネート化合物(C)は、PA
S同士、重合体(B)同士を架橋させるための架橋剤と
して、或いはPASと重合体(B)を化学結合で結び付
けるものとして有効に機能しているものと考えられ、特
にPASと重合体(B)を化学結合で結び付けるものと
して、より有効に機能し、これにより耐衝撃性が大幅に
向上したと考えられる。
【0029】また、(A)、(B)および(C)からな
る、樹脂組成物(D)に必要に応じて無機及び、または
有機の充填材(E)を(D)/(E)=98/2〜40
/60、好ましくは(D)/(E)=95/5〜50/
50の重量比で添加し、剛性等の向上をはかることが出
来るが、充填材がこの範囲より多くなると成形品の表面
が粗くなり、物性的にも脆くなるので好ましくない。
【0030】好適な充填材としては、ガラス繊維、炭素
繊維、金属繊維、アラミド繊維、チタン酸カリウム、ア
スベスト、炭化ケイ素、セラミック、窒化ケイ素、硫酸
バリウム、硫酸カルシウム、カオリン、クレー、パイロ
フィライト、ベントナイト、セリサイト、ゼオライト、
マイカ、雲母、ネフェリンシナイト、タルク、アタルパ
ルジャイト、ウオラストナイト、PMF、フェライト、
ケイ酸カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、ドロマイト、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化マグネシ
ウム、酸化鉄、二硫化モリブデン、黒鉛、石こう、ガラ
スビーズ、ガラスパウダー、ガラスバルーン、石英、石
英ガラスなどの強化充填材を挙げることが出来き、これ
らは中空であってもよい。また、これらの強化充填材は
2種以上を併用することが可能であり、必要によりシラ
ン系、チタン系などのカップリング剤で予備処理して使
用する事ができる。
【0031】また、本発明に用いる樹脂組成物には、芳
香族ヒドロキシ誘導体、例えば2−エチルヘキシル−p
−ヒドロキシベンゾエート、スルフォン酸アミド、例え
ばベンゼンスルフォンアミドなどの可塑剤か、他に少量
の離型剤、カップリング剤、着色剤、滑剤、耐熱安定
剤、耐候性安定剤、発砲剤、防錆剤等の添加剤を添加し
てもよい。本発明に用いる樹脂組成物の調整は種々の公
知の方法で可能である。例えば、原料を予めタンブラー
またはヘンシェルミキサーような混合機で均一に混合し
た後、ニーダー、ロールミル、押出機等の通常に樹脂溶
融体の混練に用いられる公知の装置に供給して溶融混練
した後、ペレットとして調整する方法がある。この時の
押出機としては1軸、2軸、コニーダー等が用いられ
る。いずれの押出機によっても組成物を得ることができ
るが、好ましい押出機は2軸押出機である。また、押出
機を用いる場合には充填材の破壊を防ぐために、押出機
の途中からサイドフィードをすることが好ましい。
【0032】混練温度は、PASの融点以上であり、通
常使用される280〜340℃までの範囲で十分混練可
能であるが、より好ましくは280〜320℃であり、
280℃未満ではPASの溶融が不十分になることがあ
り、320℃を越えると重合体(B)の熱劣化やゲル化
が生じたり、また添加剤が分解したりすることがあるの
で注意を要する。
【0033】また、PASは、前処理として予備乾燥
し、混練は不活性ガス雰囲気で行うのが好ましい。本発
明のブロー中空成形品は上記のようにして得られた樹脂
組成物を通常公知のブロー成形法、すなわち基本的には
樹脂組成物を押出機に供給し、溶融押出しをしてパリソ
ンを形成せしめ、その後目的とする2〜3次元的中空成
形体とすることによって得られる。通常公知のブロー成
形法の代表例としてはダイレクトブロー法、アキューム
レーターブロー法及び多次元ブロー法などを挙げること
ができ、また他材料との組み合わせにおいて用いられる
多層ブロー成形法、エクスチェンジブロー成形法などを
適用することも可能である。
【0034】このようにして成形された本発明のブロー
中空成形品の具体例としては、ボトル、タンクおよびダ
クト等が挙げられ、これらは耐熱性、耐薬品性、及び耐
衝撃性に優れた中空成形品として、薬液用容器、空調ダ
クト類、自動車エンジンルーム内のダクト及びパイプ等
に有用である。
【0035】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、これは本発明を限定するものではない。実施
例、比較例におけるブロー成形テストは以下のように行
った。樹脂組成物ペレットを140℃で3時間乾燥後、
55mmφ押出機を備えたブロー成形機に供給しシリン
ダー温度をホッパー部240℃、中央部290℃、先端
部300℃に設定し、外径10mm、肉厚3mmのパリ
ソンを形成後、130℃に設定した金型内で5kg/c
m2 で空気をブロー(上吹き)し、1辺200mmの立
方体型容器を成形した。
【0036】なお、成形品の衝撃特性は成形品を底面
(ブロー口面と反対側の面)が上になるようにコンクリ
ート床上に置き、重さ1kgの鉄球を高さ50cmの高
さより成形片中央に自由落下させ、破壊の有無を目視に
て観察した。そして、破壊率を(破壊率:%)={(破
壊した成形片数)/(n数)}×100より算出した。
また、表面光沢は成形品を目視にて観察し、相対的に光
沢の度合いを評価した。
【0037】
【実施例1〜11】各種PPSと重合体(B)と4,4
' −ジフェニルメタンジイソシアネート(以下MDIと
略す)を表1に示す割合で配合し、5分間窒素雰囲気中
でヘンシェルミキサーで混合した後、プラスチック工学
研究所(株)製BT−40二軸押出機で、シリンダー温
度290〜300℃、でペレタイズした。また、ガラス
繊維等の充填材を配合する場合は押出機途中よりサイド
フィードを行った。得られたペレットを用いてブロー成
形テストを行った。結果を表1に示す。
【0038】
【比較例1〜7】PPS粉末と各種配合物を表2に示す
割合で配合し、プラスチック工学研究所(株)製BT−
40二軸押出機で、シリンダー温度290〜300℃で
ペレタイズした。また、ガラス繊維等の充填材を配合す
る場合は押出機途中よりサイドフィードを行った。得ら
れたペレットを用いてブロー成形テストを行った。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】
【発明の効果】本発明のブロー中空成形品は、各成分が
相溶性良く配合されており、成形品外観が良好であると
共に衝撃強度、耐熱性、機械的物性にも優れた成形品で
あり、実用性の大きい成形品である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 75/04 NGJ 8620−4J 81/02 LRG 7167−4J // C08L 23/26 LDP 7107−4J B29K 81:00 B29L 22:00 4F

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリアリーレンスルフィド樹脂(A)
    と、エチレン50〜90重量%、α,β−不飽和カルボ
    ン酸アルキルエステル5〜49重量%、無水マレイン酸
    0.5〜10重量%からなるエチレン共重合体、エポキ
    シ基含有オレフィン共重合体およびアイオノマー樹脂か
    ら選択される少なくとも一種類の重合体(B)と非ブロ
    ック型多官能性イソシアネート化合物(C)とが (A)/(B)=50/50〜98/2 (C)/{(A)+(B)}=0.1/100〜20/100 の重量比で配合されてなる樹脂組成物(D)よりなるブ
    ロー中空成形品。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の樹脂組成物(D)に充填
    材(E)が (D)/(E)=98/2〜40/60 の重量比で配合されてなる樹脂組成物よりなるブロー中
    空成形品。
JP3328491A 1991-12-12 1991-12-12 樹脂組成物よりなるブロー中空成形品 Withdrawn JPH05162190A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3328491A JPH05162190A (ja) 1991-12-12 1991-12-12 樹脂組成物よりなるブロー中空成形品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3328491A JPH05162190A (ja) 1991-12-12 1991-12-12 樹脂組成物よりなるブロー中空成形品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05162190A true JPH05162190A (ja) 1993-06-29

Family

ID=18210876

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3328491A Withdrawn JPH05162190A (ja) 1991-12-12 1991-12-12 樹脂組成物よりなるブロー中空成形品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05162190A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011119546A3 (en) * 2010-03-22 2012-01-12 E. I. Du Pont De Nemours And Company Cure acceleration of polymeric structures
JP4936034B2 (ja) * 2010-05-26 2012-05-23 Dic株式会社 ブロー中空成形品用樹脂組成物、ブロー中空成形品および製造方法
CN105175925A (zh) * 2015-10-27 2015-12-23 上海锦湖日丽塑料有限公司 一种超高熔体强度吹塑abs树脂组合物及其制备方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011119546A3 (en) * 2010-03-22 2012-01-12 E. I. Du Pont De Nemours And Company Cure acceleration of polymeric structures
US8946358B2 (en) 2010-03-22 2015-02-03 E I Du Pont De Nemours And Company Cure acceleration of polymeric structures
JP4936034B2 (ja) * 2010-05-26 2012-05-23 Dic株式会社 ブロー中空成形品用樹脂組成物、ブロー中空成形品および製造方法
US8603599B2 (en) 2010-05-26 2013-12-10 Dic Corporation Resin composition for hollow blow-molded article, hollow blow-molded article, and method of producing the hollow blow-molded article
CN105175925A (zh) * 2015-10-27 2015-12-23 上海锦湖日丽塑料有限公司 一种超高熔体强度吹塑abs树脂组合物及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5654358A (en) Polyphenylene sulfide composition and shaped articles made therefrom
KR960012460B1 (ko) 폴리페닐렌 설파이드 조성물
KR930008743B1 (ko) 폴리페닐렌 설파이드 수지 조성물
US5296550A (en) Impact modified polyester blends with improved polymer compatibility
CN112876799B (zh) 一种低光泽高韧性耐刮擦聚丙烯复合材料及其制备方法
JPH035424B2 (ja)
JPH11124476A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPS58204020A (ja) 強化ポリオレフイン系樹脂組成物
JP2704763B2 (ja) 樹脂組成物
JPH05212827A (ja) 多層構造物
JPH0480262A (ja) Pps含有樹脂組成物
JPH0481464A (ja) Ppsを含む樹脂組成物
JPH0480263A (ja) Ppsを含有する樹脂組成物
KR100792115B1 (ko) 강도 및 내열성이 우수한 폴리프로필렌 수지 조성물
JPH03167259A (ja) 樹脂組成物
JPH04258622A (ja) ポリフェニレンスルフィド樹脂反応組成物
JPH0413764A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH03205453A (ja) 難燃性樹脂組成物
JPH02208359A (ja) ポリアミド樹脂組成物
JP2747728B2 (ja) ポリフェニレンスルフィド樹脂よりなる組成物
JPH0413765A (ja) 樹脂組成物
JPS60144361A (ja) ポリアミド樹脂組成物
JPH03237162A (ja) 樹脂組成物
CZ45494A3 (en) Means from reinforced polyolefin thermoplast
JPH08319390A (ja) 繊維強化塩化ビニル系樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990311