JPH05169969A - ラジエータ支持装置 - Google Patents

ラジエータ支持装置

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JPH05169969A
JPH05169969A JP15153991A JP15153991A JPH05169969A JP H05169969 A JPH05169969 A JP H05169969A JP 15153991 A JP15153991 A JP 15153991A JP 15153991 A JP15153991 A JP 15153991A JP H05169969 A JPH05169969 A JP H05169969A
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JP
Japan
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vibration
radiator
vehicle body
freedom
elastic member
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Application number
JP15153991A
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English (en)
Inventor
Shigeki Sato
佐藤  茂樹
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1の目的は、エンジン冷却のために設けら
れるラジエータを車体に支持するラジエータ支持装置に
おいて、特定の車体振動発生時にラジエータを用いたダ
イナミックダンパー作用により車体振動を有効に低減す
ること。第2の目的は、車体振動発生時にラジエータを
用いた能動的ダイナミックダンパー作用により広い振動
周波数領域で車体振動を有効に低減すること。 【構成】 第1の目的を達成するために、ラジエータa
の振動自由度を1方向のみに拘束すると共に、ラジエー
タを質量とする副振動系の固有振動周波数を特定の車体
振動周波数域にチューニングさせた振動自由度拘束弾性
部材によりラジエータを車体に支持した。第2の目的を
達成するために、請求項1記載の振動自由度拘束弾性部
材によりラジエータを車体に支持すると共に、車体振動
の検出に基づいて外部からの制御力によりラジエータを
能動的に振らせる手段とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン冷却のために
設けられるラジエータを車体に支持するラジエータ支持
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のラジエータ支持装置としては、例
えば、図11に示すような装置が一般に知られている。
【0003】この図11において、01はラジエータ、
02は車体である。ラジエータ01は、ラジエータコア
01aとヘッダー01b,01cとを有して構成される
と共に、ヘッダー01b,01cにはラジエータ側ブラ
ケット03,04が設けられている。車体02には、車
体側ブラケット05,06がボルト07,08により固
定されている。
【0004】そして、ラジエータ01の車体02に対す
る支持は、両ブラケット03,05及び04,06の間
にゴム09,010を介装するソフトマウントにより行
なわれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のラジエータ支持装置にあっては、ラジエータへの振
動入力を低く抑える目的でソフトマウントを採用したも
のであり、ダイナミックダンパー(動吸振器)の質量と
してラジエータを利用しアイドル振動等の車体振動を低
減しようという技術目的を一切持たないものであった。
【0006】加えて、ラジエータを質量とし支持弾性部
材をバネとする副振動系の固有振動周波数が、仮にアイ
ドル振動等の特定の車体振動周波数に一致している場合
で、ラジエータに固有振動周波数の振動入力があって
も、ラジエータの車体支持は振動自由度を拘束しないソ
フトマウントである為、車両の上下,左右,前後や回転
のあらゆる方向にラジエータが振れてしまい、特に、回
転方向の振れにより振動エネルギーが分散されてダイナ
ミックダンパーによる車体振動の低減効果はほとんど望
めない。
【0007】尚、ダイナミックダンパーにより得られる
振動低減効果は、ダイナミックダンパーの質量及びスト
ロークに比例する。
【0008】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、エンジン冷却のために設けられるラジ
エータを車体に支持するラジエータ支持装置において、
特定の車体振動発生時にラジエータを用いたダイナミッ
クダンパー作用により車体振動を有効に低減することを
第1の課題とする。
【0009】また、エンジン冷却のために設けられるラ
ジエータを車体に支持するラジエータ支持装置におい
て、車体振動発生時にラジエータを用いた能動的ダイナ
ミックダンパー作用により広い振動周波数領域で車体振
動を有効に低減することを第2の課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題を解決す
るため本発明のラジエータ支持装置では、ラジエータの
振動自由度を1方向のみに拘束すると共に、ラジエータ
を質量とする副振動系の固有振動周波数を特定の車体振
動周波数域にチューニングさせた振動自由度拘束弾性部
材によりラジエータを車体に支持した。
【0011】即ち、図1のクレーム対応図に示すよう
に、ラジエータaが車体bに対して弾性部材を介して支
持されているラジエータ支持装置において、前記弾性部
材を、ラジエータaの振動自由度を1方向のみに拘束す
る機能を持たせると共に、ラジエータaを質量とし弾性
部材をバネとする副振動系の固有振動周波数を、ラジエ
ータaの振動自由度方向とは等価的な振動方向を持つ特
定の車体振動周波数域にチューニングさせた振動自由度
拘束弾性部材cとしたことを特徴とする。
【0012】上記第2の課題を解決するため本発明のラ
ジエータ支持装置では、請求項1記載の振動自由度拘束
弾性部材によりラジエータを車体に支持すると共に、車
体振動の検出に基づいて外部からの制御力によりラジエ
ータを能動的に振らせる手段とした。
【0013】即ち、図1のクレーム対応図に示すよう
に、ラジエータaを車体bに対して支持する請求項1記
載の振動自由度拘束弾性部材cと、ラジエータaに対し
その振動自由度方向に加振力を付与する加振アクチュエ
ータdと、ラジエータaの振動状態を検出するラジエー
タ振動状態検出手段eと、車体bの振動状態を検出する
車体振動状態検出手段fと、前記車体振動状態検出手段
fにより車体振動が検出された時、ラジエータ振動状態
を監視しながら車体振動とは逆位相のラジエータ反力振
動が得られる制御力を決定し、この制御力が得られる制
御指令を前記加振アクチュエータdに出力するアクティ
ブコントローラgとを備えていることを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明の作用を説明する。
【0015】ラジエータaを振動自由度拘束弾性部材c
により車体bに対して支持する時、ラジエータaを質量
とし振動自由度拘束弾性部材cをバネとする副振動系の
固有振動周波数を、ラジエータaの振動自由度方向とは
等価的な振動方向を持つ特定の車体振動周波数域にチュ
ーニングさせる。
【0016】上記ラジエータ支持装置を備えた車両の車
体bが副振動系の固有振動周波数と一致する特定の周波
数で振動すると、ラジエータaが共振し、主振動系であ
る車体bが静止に近づくというダイナミックダンパー作
用が発揮される。
【0017】しかも、振動自由度拘束弾性部材cにより
ラジエータaの振動自由度を1方向のみに拘束する機能
を持たせられている為、ラジエータaの共振動作におい
て回転振動等が連成されることなく車体bからの振動入
力方向に従ったストロークにより振れることになり、チ
ューニングした特定の車体振動が有効に低減される。
【0018】請求項2記載の発明の作用を説明する。
【0019】請求項1記載のように、ラジエータaを質
量とし振動自由度拘束弾性部材cをバネとする副振動系
の固有振動周波数を、ラジエータaの振動自由度方向と
は等価的な振動方向を持つ特定の車体振動周波数域にチ
ューニングさせても、例えば、エンジン回転数変動や車
体曲げ固有値のバラツキ等により両周波数にずれが生じ
た場合、十分なダイナミックダンパー作用が発揮されな
い。
【0020】これに対し、請求項2記載の発明では、車
体振動状態検出手段fにより車体振動が検出された時、
アクティブコントローラgにおいて、ラジエータ振動状
態を監視しながら車体振動とは逆位相のラジエータ反力
振動が得られる制御力が決定され、この制御力が得られ
る制御指令が加振アクチュエータdに出力される。
【0021】この結果、エンジン回転数変動や車体曲げ
固有値のバラツキ等により両周波数にずれが生じた場合
であっても加振アクチュエータdからの制御力によりラ
ジエータaを能動的に振らすことができることになり、
これらの変動影響を受けることない。しかも、特定の車
体振動に限られることなく車体振動が励起される広い振
動数領域でダイナミックダンパー作用時と同様にラジエ
ータaを共振時のように強制的に振らすことで車体振動
低減が達成される。
【0022】
【実施例】
(第1実施例)まず、構成を説明する。
【0023】図2は請求項1記載の発明に対応する第1
実施例のラジエータ支持装置を示す正面図、図3は第1
実施例のラジエータ支持装置を示す側面図である。
【0024】第1実施例のラジエータ支持装置は、図2
及び図3に示すように、エンジン冷却のために設けられ
るラジエータ1の上下部が車体2に対して平板状の板バ
ネ3,4(振動自由度拘束弾性部材に相当)を介して支
持されている。
【0025】前記ラジエータ1は、ラジエータコア1a
と上部ヘッダー1bと下部ヘッダー1cとを有して構成
されている。
【0026】前記板バネ3,4としては、ラジエータ1
の長手(幅)方向に長い平板状のバネを用い、その長尺
辺を支持していることで、板バネ3,4の曲げ剛性(ラ
ジエータ1の上下方向剛性)に対してねじれ剛性(図2
からみたラジエータ1の回転方向剛性)が十分に高く、
ラジエータ1の振動自由度を上下方向のみに拘束してい
る。
【0027】そして、板バネ3,4は、ラジエータ1側
において両ヘッダー1b,1cに対しラバーシート5,
6を介してボルト7,8により固定し、車体2側におい
て車体側ブラケット9,10に対しボルト11,12に
より固定している。
【0028】さらに、ラジエータ1を質量とし板バネ
3,4をバネとする副振動系の上下方向固有振動周波数
を、車体2のアイドル振動域(20Hz〜30Hz)に
チューニングさせている。ここで、アイドル振動は車体
曲げ振動であるが、この車体曲げ振動はラジエータ1上
で等価的に上下方向となる。
【0029】尚、ラジエータ1を質量とし板バネ3,4
をバネとする副振動系の回転方向固有振動周波数は、上
記の様に剛性に大きな差があることで100Hz以上と
なり、両者の固有振動周波数は十分に離れたものとな
る。
【0030】次に、作用を説明する。
【0031】例えば4気筒車の場合、シリンダー内の爆
発力がエンジン回転数の2次成分周波数での加振力とな
り、車両アイドリング状態ではこの振動数(約20Hz
〜30Hz)が通常、車体の曲げ固有値に近いため車体
曲げ振動が励起され、アイドル振動として問題になる。
【0032】これに対し、第1実施例装置では、ラジエ
ータ1を板バネ3,4により車体2に対して支持する
時、ラジエータ1を質量とし板バネ3,4をバネとする
副振動系の上下方向固有振動周波数を、車体2のアイド
ル振動域(20Hz〜30Hz)にチューニングさせて
いる。
【0033】この第1実施例のラジエータ支持装置を備
えた車両のアイドリング状態で、車体曲げ振動が励起さ
れると、アイドル振動域と一致する固有振動周波数を持
つラジエータ1が共振し、主振動系である車体2の曲げ
振動が抑えられて静止に近づくというダイナミックダン
パー作用が発揮される。
【0034】しかも、板バネ3,4によりラジエータ1
の振動自由度を上下方向のみに拘束する機能を持たせら
れている為、ラジエータ1の共振動作において回転振動
が連成されることなく、車体1からの振動入力方向に従
って大きなストロークにより上下方向に振れることにな
り、アイドル振動が有効に低減される。
【0035】以上説明してきたように第1実施例のラジ
エータ支持装置にあっては、下記に列挙する効果が発揮
される。
【0036】(1)ラジエータ1の振動自由度を上下方
向のみに拘束すると共に、ラジエータ1を質量とする副
振動系の固有振動周波数をアイドル振動周波数域にチュ
ーニングさせた板バネ3,4によりラジエータ1を車体
2に支持した為、アイドル振動発生時にラジエータ1を
用いたダイナミックダンパー作用によりアイドル振動を
有効に低減することができる。
【0037】(2)振動自由度拘束弾性部材として板バ
ネ3,4を用いた為、簡単にロングストロークを確保す
ることができ、より大きな振動低減効果を限られたスペ
ース内で有効的に得ることができる。
【0038】即ち、従来のゴムマウントでは、剛性値が
決められた範囲内でストロークを長くとるにはゴムの容
量を非常に大きくとる必要があり、車両のようにスペー
ス的な制約があるものに対しては現実的ではない。
【0039】尚、板バネのねじり剛性を上げるために
は、図4及図5に示すように、櫛状板バネ3’,4’と
することも考えられるし、また、図6に示すように波状
板バネ3”,4”とすることも考えられる。
【0040】(第2実施例)まず、構成を説明する。
【0041】図7は請求項2記載の発明に対応する第2
実施例のラジエータ支持装置のラジエータ部を示す正面
図、図8は第2実施例のラジエータ支持装置のラジエー
タ部を示す側面図、図9は第2実施例のラジエータ支持
装置を示す全体システム図、図10は第2実施例のラジ
エータ支持装置の制御系ブロック図である。
【0042】第2実施例のラジエータ支持装置は、図9
に示すように、ラジエータ1を車体2に対して支持する
第1実施例と同様の板バネ3,4(振動自由度拘束弾性
部材に相当)と、ラジエータ1に対しその振動自由度が
与えられている上下方向に加振力を付与する加振アクチ
ュエータ20と、ラジエータ1の上下方向のラジエータ
変位X2を検出する歪みゲージ21(ラジエータ振動状態
検出手段に相当)と、車体2の上下方向の車体加速度d2
X1を検出する車体加速度センサ22(車体振動状態検出
手段に相当)と、アイドリング状態で前記車体加速度セ
ンサ22により車体曲げ振動が検出された時、歪みゲー
ジ21からのラジエータ変位X2に基づくラジエータ振動
状態を監視しながら車体曲げ振動とは逆位相のラジエー
タ反力振動が得られる制御力Uを決定し、この制御力U
が得られる制御指令を前記加振アクチュエータ20に出
力するアクティブコントローラ23とを備えている。
【0043】前記加振アクチュエータ20は、図7及び
図8に示すように、車体2側に設けられた円筒形の電磁
コイル20aとラジエータ1側に設けられたマグネット
アセンブリ20bにより構成されている。前記電磁コイ
ル20aは、台座20cを介して車体2にボルト20d
により固定されている。前記マグネットアセンブリ20
bは、円筒形の永久磁石20fにより磁気回路を構成す
るために、永久磁石20fには、マグネットコア20g
及びマグネットヘッド20gが接着されており、これら
永久磁石20f,マグネットコア20g,マグネットヘ
ッド20hにより構成され、このマグネットアセンブリ
20bはラジエータ1の下部ヘッダー1cに対しボルト
24により固定されている。
【0044】前記歪みゲージ21は、板バネ3に取付け
られ、ラジエータ変位X2を検出し、増幅器25を介して
アクティブコントローラ23に検出信号を入力してい
る。
【0045】前記車体加速度センサ22は、車体2に取
付けられ、車体2の上下方向加速度d2X1を検出し、増幅
器26を介してアクティブコントローラ23に検出信号
を入力し検知している。
【0046】前記アクティブコントローラ23は、積分
器23a,23bと微分器23cと制御力演算部23d
を有しており、上下方向加速度d2X1及びラジエータ変位
X2の各状態量をフィードバックして制御力Uを決定し、
この制御力Uを発生させる制御電流を電磁コイル20a
に供給している。
【0047】次に、作用を説明する。
【0048】第1実施例で記載のように、ラジエータ1
を質量とし板バネ3,4をバネとする副振動系の固有振
動周波数を、ラジエータ1の振動自由度方向である上下
方向とは等価的な振動方向(車体曲げ方向)を持つアイ
ドル振動の振動周波数域(20Hz〜30Hz)にチュ
ーニングさせても、例えば、エンジン回転数変動や車体
曲げ固有値のバラツキ等により両周波数にずれが生じた
場合、十分なダイナミックダンパー作用が発揮されな
い。
【0049】これに対し、第2実施例装置では、車体加
速度センサ22により車体振動が検出された時、アクテ
ィブコントローラ23において、ラジエータ振動状態を
監視しながら車体振動とは逆位相のラジエータ反力振動
が得られる制御力Uが下記の演算式により決定され、こ
の制御力Uが得られる制御電流が電磁コイル20aに出
力される。
【0050】U=K1・dX1+K2・dX2+K3・X1 +K4・X2 但し、K1,K2,K3は固定ゲイン この結果、エンジン回転数変動や車体曲げ固有値のバラ
ツキ等により両周波数にずれが生じた場合であっても加
振アクチュエータ20からの制御力Uによりラジエータ
1を能動的に振らすことができることになり、これらの
変動影響を受けることなく、第1実施例装置のような受
動的なダイナミックダンパー効果に比べてこの効果を大
きく上回る振動低減を得ることができる。
【0051】しかも、アイドル振動のみというように特
定の車体振動に限られることなく車体振動が励起される
広い振動数領域でダイナミックダンパー作用時と同様に
ラジエータ1を共振時のように強制的に振らすことで車
体振動低減が達成される。
【0052】この時、反力制御が正確に行われるために
は、電磁コイル14と永久磁石11間のクリアランスが
一定で、かつできるだけ小さくしなければならない。従
来のラジエータ支持装置に電磁コイル14及び永久磁石
11を取付けると、永久磁石11が電磁コイル14に対
して上下方向以外に自由に振動してしまうため、クリア
ランスを一定に保つことができないばかりか、電磁コイ
ル14と永久磁石11が振動的に干渉して、反力制御を
行うことは不可能であった。
【0053】しかしながら、本実施例のラジエータ支持
装置では、ラジエータの振動自由度は上下方向のみに拘
束されているので、電磁コイル14と永久磁石11のク
リアランスは小さく一定に保て、反力制御が精度良く行
われる。
【0054】これにより、エンジンのアイドル回転数に
変動があったり、車体曲げ固有値にバラツキがあって
も、能動的に振動を抑えることが可能になり、低減効果
のある振動数域が広がるので、上記した受動的な動吸振
効果を大きく上回る振動低減を得ることができる。
【0055】以上説明してきたように、第2実施例のラ
ジエータ支持装置にあっては、下記に列挙する効果が得
られる。
【0056】(1)ラジエータ1の振動自由度を上下方
向のみに拘束する板バネ3,4によりラジエータ1を車
体2に支持すると共に、車体振動の検出に基づいて外部
からの制御力Uによりラジエータ1を能動的に振らせる
装置とした為、車体振動発生時にラジエータ1を用いた
能動的ダイナミックダンパー作用により広い振動周波数
領域で車体振動を有効に低減することができる。
【0057】つまり、エンジンのアイドル回転数に変動
があったり、車体曲げ固有値にバラツキ等があってもそ
の影響を受けることなく車体振動の低減が達成される
し、車体振動であれば、アイドル振動に限らず振動低減
効果を得ることができる。
【0058】(2)ラジエータ1は振動自由度は上下方
向のみに拘束されている為、電磁コイル20aと永久磁
石20fとのクリアランスを小さく一定に保て、ラジエ
ータ1と車体2間の反力制御を精度良く行うことができ
る。
【0059】即ち、反力制御を正確に行うためには、電
磁コイル20aと永久磁石20f間のクリアランスが一
定で、かつできるだけ小さくしなければならない。従来
のラジエータ支持装置に電磁コイル20a及び永久磁石
20fを取付けると、永久磁石20fが電磁コイル20
aに対して上下方向以外に自由に振動してしまうため、
クリアランスを一定に保つことができないばかりか、電
磁コイル20aと永久磁石20fが振動的に干渉して、
反力制御を行うことは不可能である。
【0060】以上、実施例を図面により説明してきた
が、具体的な構成は実施例に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加等があ
っても本発明に含まれる。
【0061】実施例では、振動自由度拘束弾性部材とし
て上下方向に振動自由度を拘束する板バネの例を示した
が、車両前後方向や車両左右方向や車両回転方向に振動
自由度を拘束する他の振動自由度拘束弾性部材としても
良い。
【0062】また、実施例では、車体振動としてアイド
ル振動の例を示したが、こもり音振動等の他の車体振動
に対しての適用もできる。
【0063】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1記載
の本発明にあっては、エンジン冷却のために設けられる
ラジエータを車体に支持するラジエータ支持装置におい
て、ラジエータの振動自由度を1方向のみに拘束すると
共に、ラジエータを質量とする副振動系の固有振動周波
数を特定の車体振動周波数域にチューニングさせた振動
自由度拘束弾性部材によりラジエータを車体に支持した
為、特定の車体振動発生時にラジエータを用いたダイナ
ミックダンパー作用により車体振動を有効に低減するこ
とができるという効果が得られる。
【0064】また、請求項2記載の本発明にあっては、
請求項1記載の振動自由度拘束弾性部材によりラジエー
タを車体に支持すると共に、車体振動の検出に基づいて
外部からの制御力によりラジエータを能動的に振らせる
手段とした為、車体振動発生時にラジエータを用いた能
動的ダイナミックダンパー作用により広い振動周波数領
域で車体振動を有効に低減することができるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラジエータ支持装置を示すクレーム対
応図である。
【図2】第1実施例のラジエータ支持装置を示す正面図
である。
【図3】第1実施例のラジエータ支持装置を示す側面図
である。
【図4】第1実施例装置の板バネの他の例(櫛状)を示
す斜視図である。
【図5】図4の矢印A方向矢視図である。
【図6】第1実施例装置の板バネの他の例(波状)を示
す側面図である。
【図7】第2実施例のラジエータ支持装置のラジエータ
部を示す正面図である。
【図8】第2実施例のラジエータ支持装置のラジエータ
部を示す側面図である。
【図9】第2実施例のラジエータ支持装置の全体システ
ム図である。
【図10】第2実施例のラジエータ支持装置の制御系ブ
ロック図である。
【図11】従来のラジエータ支持装置を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
a ラジエータ b 車体 c 振動自由度拘束弾性部材 d 加振アクチュエータ e ラジエータ振動状態検出手段 f 車体振動状態検出手段 g アクティブコントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラジエータが車体に対して弾性部材を介
    して支持されているラジエータ支持装置において、 前記弾性部材を、ラジエータの振動自由度を1方向のみ
    に拘束する機能を持たせると共に、ラジエータを質量と
    し弾性部材をバネとする副振動系の固有振動周波数を、
    ラジエータの振動自由度方向とは等価的な振動方向を持
    つ特定の車体振動周波数域にチューニングさせた振動自
    由度拘束弾性部材としたことを特徴とするラジエータ支
    持装置。
  2. 【請求項2】 ラジエータを車体に対して支持する請求
    項1記載の振動自由度拘束弾性部材と、 ラジエータに対しその振動自由度方向に加振力を付与す
    る加振アクチュエータと、 ラジエータの振動状態を検出するラジエータ振動状態検
    出手段と、 車体の振動状態を検出する車体振動状態検出手段と、 前記車体振動状態検出手段により車体振動が検出された
    時、ラジエータ振動状態を監視しながら車体振動とは逆
    位相のラジエータ反力振動が得られる制御力を決定し、
    この制御力が得られる制御指令を前記加振アクチュエー
    タに出力するアクティブコントローラと、 を備えていることを特徴とするラジエータ支持装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100482051B1 (ko) * 2001-11-14 2005-04-13 현대자동차주식회사 후륜 구동 차량의 라디에이터장착구조

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100482051B1 (ko) * 2001-11-14 2005-04-13 현대자동차주식회사 후륜 구동 차량의 라디에이터장착구조

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