JPH05171044A - 樹脂組成物 - Google Patents
樹脂組成物Info
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- JPH05171044A JPH05171044A JP3335102A JP33510291A JPH05171044A JP H05171044 A JPH05171044 A JP H05171044A JP 3335102 A JP3335102 A JP 3335102A JP 33510291 A JP33510291 A JP 33510291A JP H05171044 A JPH05171044 A JP H05171044A
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- Japan
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- resin composition
- aromatic polysulfone
- liquid crystal
- crystal polyester
- chemical
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐熱性、力学物性、成形性などに優れた樹脂
組成物を提供する。 【構成】 下式(I)で示される繰り返し単位を有する
芳香族ポリスルホンおよび液晶ポリエステルからなる樹
脂組成物。 【化1】
組成物を提供する。 【構成】 下式(I)で示される繰り返し単位を有する
芳香族ポリスルホンおよび液晶ポリエステルからなる樹
脂組成物。 【化1】
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芳香族ポリスルホンお
よび液晶ポリエステルを含有する樹脂組成物に関する。
よび液晶ポリエステルを含有する樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】芳香族ポリスルホン樹脂は、耐熱性、強
度、剛性、靭性、難燃性、化学的特性、耐摩耗性などに
優れたエンジニアリングプラスチックであり、広い範囲
の分野での使用が期待されている。例えば、高温での耐
クリープ性に優れたエンジニアリングプラスチックとし
て電気部品や自動車部品などの用途において注目されて
いる。しかし、芳香族ポリスルホン樹脂は耐熱性が高い
ため、溶融粘度が高く、成形流動性に劣る。従って、薄
肉成形品、精密成形品などの成形時に層剥離が発生した
り、フローマークが現れたりするという成形不良が起こ
るため、特殊な(高温、高圧使用)成形機を必要とし、
通常の成形機では成形しにくいという欠点を有する。
度、剛性、靭性、難燃性、化学的特性、耐摩耗性などに
優れたエンジニアリングプラスチックであり、広い範囲
の分野での使用が期待されている。例えば、高温での耐
クリープ性に優れたエンジニアリングプラスチックとし
て電気部品や自動車部品などの用途において注目されて
いる。しかし、芳香族ポリスルホン樹脂は耐熱性が高い
ため、溶融粘度が高く、成形流動性に劣る。従って、薄
肉成形品、精密成形品などの成形時に層剥離が発生した
り、フローマークが現れたりするという成形不良が起こ
るため、特殊な(高温、高圧使用)成形機を必要とし、
通常の成形機では成形しにくいという欠点を有する。
【0003】芳香族ポリスルホン樹脂の前記の優れた特
性を維持し、成形性を改良する試みとして特開平2−1
40267号公報には、ポリアリーレンポリエーテルス
ルホン、サーモトロピック液晶ポリエステルおよび繊維
状無機フィラーを配合する方法がある。
性を維持し、成形性を改良する試みとして特開平2−1
40267号公報には、ポリアリーレンポリエーテルス
ルホン、サーモトロピック液晶ポリエステルおよび繊維
状無機フィラーを配合する方法がある。
【0004】液晶ポリエステルは溶融時に結晶性を発現
するポリマーとして知られ、高い結晶化度、配向度から
得られる力学物性は他のポリマーに類を見ない優れたも
のであり、さらに耐薬品性、電気的特性なども優れてお
り、多くの分野での用途が期待されている。しかし、液
晶ポリエステルは、融点は高いもののガラス転移点が低
く、ガラス転移温度以上においては弾性率、強度の低下
が見られ、用途によっては液晶ポリエステルの利用は制
限されている。このように、上記芳香族ポリスルホン樹
脂の優れた性質を保持し、さらに、成形性が改良された
樹脂組成物が望まれている。
するポリマーとして知られ、高い結晶化度、配向度から
得られる力学物性は他のポリマーに類を見ない優れたも
のであり、さらに耐薬品性、電気的特性なども優れてお
り、多くの分野での用途が期待されている。しかし、液
晶ポリエステルは、融点は高いもののガラス転移点が低
く、ガラス転移温度以上においては弾性率、強度の低下
が見られ、用途によっては液晶ポリエステルの利用は制
限されている。このように、上記芳香族ポリスルホン樹
脂の優れた性質を保持し、さらに、成形性が改良された
樹脂組成物が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
課題を解決するものであり、その目的とするところは、
芳香族ポリスルホン樹脂が本来有する優れた特性に加
え、耐熱性、力学物性、および成形性の良好な樹脂組成
物を提供することにある。
課題を解決するものであり、その目的とするところは、
芳香族ポリスルホン樹脂が本来有する優れた特性に加
え、耐熱性、力学物性、および成形性の良好な樹脂組成
物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記問題点
を解決するために、鋭意研究を行った結果、特定の芳香
族ポリスルホン樹脂に、液晶ポリエステルを配合するこ
とにより、それぞれの樹脂の各種の優れた性質に加え、
芳香族ポリスルホンの成形性を改善し、液晶ポリエステ
ルの高温時の力学物性低下を防ぎ、なおかつ、トータル
物性バランスの優れた樹脂組成物が得られることを見い
出し、本発明を完成するに至った。
を解決するために、鋭意研究を行った結果、特定の芳香
族ポリスルホン樹脂に、液晶ポリエステルを配合するこ
とにより、それぞれの樹脂の各種の優れた性質に加え、
芳香族ポリスルホンの成形性を改善し、液晶ポリエステ
ルの高温時の力学物性低下を防ぎ、なおかつ、トータル
物性バランスの優れた樹脂組成物が得られることを見い
出し、本発明を完成するに至った。
【0007】本発明の第一の樹脂組成物は、下式(I)
で示される繰り返し単位を有する芳香族ポリスルホン9
9〜60重量%、および液晶ポリエステル1〜40重量
%からなる樹脂組成物であって、上記芳香族ポリスルホ
ンの還元粘度は、ジメチルホルムアミド中、濃度0.1
g/dl、温度30℃で測定したとき、0.2〜0.7
dl/gである。
で示される繰り返し単位を有する芳香族ポリスルホン9
9〜60重量%、および液晶ポリエステル1〜40重量
%からなる樹脂組成物であって、上記芳香族ポリスルホ
ンの還元粘度は、ジメチルホルムアミド中、濃度0.1
g/dl、温度30℃で測定したとき、0.2〜0.7
dl/gである。
【0008】
【化5】
【0009】上記芳香族ポリスルホンは、上式(I)で
示される繰り返し単位単独で構成される芳香族ポリスル
ホン、または式(I)で示される繰り返し単位1〜99
モル%、および下式(II)〜(XVI)で示される繰り返
し単位のいずれか1つからなる群より選択される少なく
とも1種以上の繰り返し単位99〜1モル%からなる芳
香族ポリスルホンである。式(I)で示される繰り返し
単位が1モル%以下では樹脂組成物としたときには耐熱
性に劣る。該芳香族ポリスルホンの分子量は還元粘度を
目安とすることができ、その還元粘度は、ジメチルホル
ムアミド中、30℃において0.1g/dlの濃度で測
定したとき、0.2〜0.7dl/gが必要である。還
元粘度が0.2dl/g未満では、得られる樹脂組成物
の機械的物性が劣り、0.7dl/gを越えると成形性
が低下する。
示される繰り返し単位単独で構成される芳香族ポリスル
ホン、または式(I)で示される繰り返し単位1〜99
モル%、および下式(II)〜(XVI)で示される繰り返
し単位のいずれか1つからなる群より選択される少なく
とも1種以上の繰り返し単位99〜1モル%からなる芳
香族ポリスルホンである。式(I)で示される繰り返し
単位が1モル%以下では樹脂組成物としたときには耐熱
性に劣る。該芳香族ポリスルホンの分子量は還元粘度を
目安とすることができ、その還元粘度は、ジメチルホル
ムアミド中、30℃において0.1g/dlの濃度で測
定したとき、0.2〜0.7dl/gが必要である。還
元粘度が0.2dl/g未満では、得られる樹脂組成物
の機械的物性が劣り、0.7dl/gを越えると成形性
が低下する。
【0010】
【化6】
【0011】
【化7】
【0012】本発明で使用される芳香族ポリスルホン共
重合体の好適な製造法としてはアルカリ金属もしくは金
属塩の存在下で極性溶媒中で、水酸基およびハロゲン基
を末端に有するモノマーを重合する求核置換重縮合法が
用いられ、例えば、アルカリ金属炭酸塩の存在下非プロ
トン性極性溶媒中で重合する方法があげられる。
重合体の好適な製造法としてはアルカリ金属もしくは金
属塩の存在下で極性溶媒中で、水酸基およびハロゲン基
を末端に有するモノマーを重合する求核置換重縮合法が
用いられ、例えば、アルカリ金属炭酸塩の存在下非プロ
トン性極性溶媒中で重合する方法があげられる。
【0013】上記アルカリ金属炭酸塩は、前式(I)、
または(I)と(II)〜(XVI)で示される繰り返し単
位を形成するためのモノマーのうちの水酸基を有するモ
ノマーと反応してアルカリ金属塩を形成しうるもので、
具体的には炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ルビジ
ウム、炭酸セシウム等が挙げられる。特に好ましくは、
炭酸カリウムもしくは炭酸ナトリウムである。また、重
炭酸カリウムもしくは重炭酸ナトリウムも下式に示す熱
分解反応により炭酸塩を生成するため用いることができ
る。
または(I)と(II)〜(XVI)で示される繰り返し単
位を形成するためのモノマーのうちの水酸基を有するモ
ノマーと反応してアルカリ金属塩を形成しうるもので、
具体的には炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ルビジ
ウム、炭酸セシウム等が挙げられる。特に好ましくは、
炭酸カリウムもしくは炭酸ナトリウムである。また、重
炭酸カリウムもしくは重炭酸ナトリウムも下式に示す熱
分解反応により炭酸塩を生成するため用いることができ
る。
【0014】
【化8】
【0015】(式中、Mはアルカリ金属である。)アル
カリ金属炭酸塩の使用量は高分子ポリマーを得るため、
および重合反応速度を高めるために、上記水酸基を有す
るモノマーの合計モル量に対して過剰モル量とすること
が好ましい。アルカリ金属炭酸塩の使用量が少ない場合
には、フリーな水酸基が多く存在するために低分子量の
生成物しか得られないので好ましくない。
カリ金属炭酸塩の使用量は高分子ポリマーを得るため、
および重合反応速度を高めるために、上記水酸基を有す
るモノマーの合計モル量に対して過剰モル量とすること
が好ましい。アルカリ金属炭酸塩の使用量が少ない場合
には、フリーな水酸基が多く存在するために低分子量の
生成物しか得られないので好ましくない。
【0016】上記非プロトン性極性溶媒としては、例え
ば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチル
アセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、1,3−
ジメチル−2−イミダゾリジノン、ジメチルイミダゾリ
ン等のアミド系溶媒、もしくは、ジメチルスルホキシ
ド、スルホラン、ジフェニルスルホン等のスルホン系溶
媒を挙げることができる。必要に応じて共沸脱水溶剤、
例えばベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼ
ン、モノクロロエタン、ジクロロエタン、トリクロロエ
タン、テトラクロロエタン、モノクロロエチレン、ジク
ロロエチレン、トリクロロエチレンなどが添加され得
る。
ば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチル
アセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、1,3−
ジメチル−2−イミダゾリジノン、ジメチルイミダゾリ
ン等のアミド系溶媒、もしくは、ジメチルスルホキシ
ド、スルホラン、ジフェニルスルホン等のスルホン系溶
媒を挙げることができる。必要に応じて共沸脱水溶剤、
例えばベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼ
ン、モノクロロエタン、ジクロロエタン、トリクロロエ
タン、テトラクロロエタン、モノクロロエチレン、ジク
ロロエチレン、トリクロロエチレンなどが添加され得
る。
【0017】該共重合体の製造において重合反応温度
は、反応原料、成分の種類、重合反応の形式等により変
化するが、通常80〜400℃の範囲であり、好ましく
は100〜350℃の範囲で実施される。上記の温度範
囲より反応温度が低い場合には、目的とする重合反応は
実用に耐える速度で進行せず、必要とする分子量の重合
体を得ることが困難である。一方上記の範囲より反応温
度が高い場合は、目的とする重合反応以外の副反応が無
視できなくなり、得られる重合体の着色も著しくなる。
重合反応に要する時間は反応原料成分の種類、重合反応
の形式等により変化するが通常10分〜100時間の範
囲であり、好ましくは1時間〜24時間の範囲で実施さ
れる。
は、反応原料、成分の種類、重合反応の形式等により変
化するが、通常80〜400℃の範囲であり、好ましく
は100〜350℃の範囲で実施される。上記の温度範
囲より反応温度が低い場合には、目的とする重合反応は
実用に耐える速度で進行せず、必要とする分子量の重合
体を得ることが困難である。一方上記の範囲より反応温
度が高い場合は、目的とする重合反応以外の副反応が無
視できなくなり、得られる重合体の着色も著しくなる。
重合反応に要する時間は反応原料成分の種類、重合反応
の形式等により変化するが通常10分〜100時間の範
囲であり、好ましくは1時間〜24時間の範囲で実施さ
れる。
【0018】さらに重合に際してモノマーの配合は、該
モノマーが有する全水酸基に対して全ハロゲン基が90
〜110モル%となるような範囲内で行うのが好まし
い。より高分子のポリマーを得るためには95〜105
モル%の範囲内で使用するのが好ましい。
モノマーが有する全水酸基に対して全ハロゲン基が90
〜110モル%となるような範囲内で行うのが好まし
い。より高分子のポリマーを得るためには95〜105
モル%の範囲内で使用するのが好ましい。
【0019】共重合体の製造において、反応を行う際の
雰囲気としては、酸素が存在しないことが好ましく、窒
素もしくはその他の不活性ガス中で行うと、良い結果が
得られる。これは、水酸基と反応したアルカリ金属塩
が、酸素の存在下で加熱すると酸化されやすく、目的と
する重合反応が妨げられ、高分子量化が困難になる他、
生成重合体の着色の原因ともなるからである。
雰囲気としては、酸素が存在しないことが好ましく、窒
素もしくはその他の不活性ガス中で行うと、良い結果が
得られる。これは、水酸基と反応したアルカリ金属塩
が、酸素の存在下で加熱すると酸化されやすく、目的と
する重合反応が妨げられ、高分子量化が困難になる他、
生成重合体の着色の原因ともなるからである。
【0020】共重合体の製造において、重合反応を停止
させるには、通常反応混合物を冷却すればよい。さら
に、重合体の末端に存在する可能性のあるフェノキサイ
ド基を安定化させて重合を停止させるために、脂肪族ハ
ロゲン化物、芳香族ハロゲン化物等を添加反応させるこ
とも必要に応じ実施される。上記ハロゲン化物の具体的
な代表例としては、メチルクロライド、エチルクロライ
ド、メチルブロマイド、4−クロロジフェニルスルホ
ン、4−クロロベンゾフェノン、4,4’−ジクロロフ
ェニルスルホン、4−クロロニトロベンゼン等を挙げる
ことができる。
させるには、通常反応混合物を冷却すればよい。さら
に、重合体の末端に存在する可能性のあるフェノキサイ
ド基を安定化させて重合を停止させるために、脂肪族ハ
ロゲン化物、芳香族ハロゲン化物等を添加反応させるこ
とも必要に応じ実施される。上記ハロゲン化物の具体的
な代表例としては、メチルクロライド、エチルクロライ
ド、メチルブロマイド、4−クロロジフェニルスルホ
ン、4−クロロベンゾフェノン、4,4’−ジクロロフ
ェニルスルホン、4−クロロニトロベンゼン等を挙げる
ことができる。
【0021】共重合体の製造において、生成した共重合
体の分離、精製方法としては公知の方法を適用できる。
例えば、反応溶媒中に析出した塩及び過剰のアルカリ金
属炭酸塩を濾過した後、濾液である重合体溶液を通常は
重合体の非溶媒に滴下するか、逆に重合体の非溶媒を重
合体溶液中に加えることにより、目的とする重合体を析
出させることができる。重合体の非溶媒として通常用い
られるものの代表例として、メタノール、エタノール、
イソプロパノール、アセトン、メチルエチルケトン、水
等を挙げることができるが、これらは単独でも、また二
種以上の混合物として使用してもよい。
体の分離、精製方法としては公知の方法を適用できる。
例えば、反応溶媒中に析出した塩及び過剰のアルカリ金
属炭酸塩を濾過した後、濾液である重合体溶液を通常は
重合体の非溶媒に滴下するか、逆に重合体の非溶媒を重
合体溶液中に加えることにより、目的とする重合体を析
出させることができる。重合体の非溶媒として通常用い
られるものの代表例として、メタノール、エタノール、
イソプロパノール、アセトン、メチルエチルケトン、水
等を挙げることができるが、これらは単独でも、また二
種以上の混合物として使用してもよい。
【0022】本発明の樹脂組成物に含有される液晶ポリ
エステルは、次式:
エステルは、次式:
【0023】
【化9】
【0024】で表される繰り返し単位を20モル%以上
含有するサーモトロピック液晶性を示すポリエステルが
好ましい。この繰り返し単位は、p−オキシベンゾイル
部分ということができ、p−ヒドロキシ安息香酸または
その誘導体から誘導される。液晶ポリエステル中の該部
分の含有量が20モル%以下ではサーモトロピック結晶
性が失われるため好ましくない。
含有するサーモトロピック液晶性を示すポリエステルが
好ましい。この繰り返し単位は、p−オキシベンゾイル
部分ということができ、p−ヒドロキシ安息香酸または
その誘導体から誘導される。液晶ポリエステル中の該部
分の含有量が20モル%以下ではサーモトロピック結晶
性が失われるため好ましくない。
【0025】本発明に用いられる液晶ポリエステル中の
p−オキシベンゾイル部分以外の骨格としては、例え
ば、
p−オキシベンゾイル部分以外の骨格としては、例え
ば、
【0026】
【化10】
【0027】などの芳香族ジカルボン酸残基、および
【0028】
【化11】
【0029】などのジヒドロキシ化合物残基などをサー
モトロピック液晶性を失わないような範囲で組み入れる
こともできるが、これらの具体的骨格に限定されるもの
ではない。
モトロピック液晶性を失わないような範囲で組み入れる
こともできるが、これらの具体的骨格に限定されるもの
ではない。
【0030】本発明の第一の樹脂組成物は、上記芳香族
ポリスルホン99〜60重量%、および液晶ポリエステ
ル1〜40重量%からなる。芳香族ポリスルホンの含有
量が99重量%を越える場合には、樹脂組成物の成形性
に劣り、芳香族ポリスルホンの含有量が60重量%未満
では液晶ポリエステルの連続相が樹脂組成物中に形成さ
れるため、芳香族ポリスルホンによる耐熱性の保持効果
が期待できず、好ましくない。芳香族ポリスルホンの含
有量が99〜60重量%であり、かつ、液晶ポリエステ
ルの含有量が1〜40重量%であるとき、耐熱性、力学
特性、および成形性に優れた樹脂組成物となる。
ポリスルホン99〜60重量%、および液晶ポリエステ
ル1〜40重量%からなる。芳香族ポリスルホンの含有
量が99重量%を越える場合には、樹脂組成物の成形性
に劣り、芳香族ポリスルホンの含有量が60重量%未満
では液晶ポリエステルの連続相が樹脂組成物中に形成さ
れるため、芳香族ポリスルホンによる耐熱性の保持効果
が期待できず、好ましくない。芳香族ポリスルホンの含
有量が99〜60重量%であり、かつ、液晶ポリエステ
ルの含有量が1〜40重量%であるとき、耐熱性、力学
特性、および成形性に優れた樹脂組成物となる。
【0031】なお、本発明の第一の樹脂組成物には、本
発明の効果をそこなわない範囲で、各種添加物が含有さ
れる。例えば、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、
離型剤、着色剤、結晶核形成剤、充填剤(クレー、マイ
カ、シリカ、グラファイト、ガラスビーズ、アルミナ、
炭酸カルシウムなど)、強化繊維(ガラス繊維、炭素繊
維、チタン酸カリウム繊維など)の1種またはそれ以上
が含有され得る。
発明の効果をそこなわない範囲で、各種添加物が含有さ
れる。例えば、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、
離型剤、着色剤、結晶核形成剤、充填剤(クレー、マイ
カ、シリカ、グラファイト、ガラスビーズ、アルミナ、
炭酸カルシウムなど)、強化繊維(ガラス繊維、炭素繊
維、チタン酸カリウム繊維など)の1種またはそれ以上
が含有され得る。
【0032】本発明の第一の樹脂組成物の各成分を混合
する手段は特に限定されない。芳香族ポリスルホンおよ
び液晶ポリエステルを各々別々に溶融混合機に供給する
ことが可能であり、またあらかじめこれら原料類を乳
鉢、ヘンシェルミキサー、ボールミル、リボンブレンダ
ー等を利用して予備混合してから溶融混合機に供給する
こともできる。
する手段は特に限定されない。芳香族ポリスルホンおよ
び液晶ポリエステルを各々別々に溶融混合機に供給する
ことが可能であり、またあらかじめこれら原料類を乳
鉢、ヘンシェルミキサー、ボールミル、リボンブレンダ
ー等を利用して予備混合してから溶融混合機に供給する
こともできる。
【0033】本発明の第二の樹脂組成物は、芳香族ポリ
スルホン共重合体99〜60重量%、および液晶ポリエ
ステル1〜40重量%からなる樹脂組成物であって、上
記芳香族ポリスルホン共重合体は、下記一般式(XVI
I)、(XVIII)および(XIX)で示されるモノマーを重
合して得られ、一般式(XVII)で示されるモノマーに相
当する構成単位を1〜49モル%の割合で、そして、一
般式(XVIII)および(XIX)で示されるモノマーに相当
する構成単位を合計51〜99モル%の割合で含有し、
かつ、上記芳香族ポリスルホン共重合体の還元粘度は、
ジメチルホルムアミド中、濃度0.1g/dl、温度3
0℃で測定したとき、0.2〜0.7dl/gである。
スルホン共重合体99〜60重量%、および液晶ポリエ
ステル1〜40重量%からなる樹脂組成物であって、上
記芳香族ポリスルホン共重合体は、下記一般式(XVI
I)、(XVIII)および(XIX)で示されるモノマーを重
合して得られ、一般式(XVII)で示されるモノマーに相
当する構成単位を1〜49モル%の割合で、そして、一
般式(XVIII)および(XIX)で示されるモノマーに相当
する構成単位を合計51〜99モル%の割合で含有し、
かつ、上記芳香族ポリスルホン共重合体の還元粘度は、
ジメチルホルムアミド中、濃度0.1g/dl、温度3
0℃で測定したとき、0.2〜0.7dl/gである。
【0034】
【化12】
【0035】
【化13】
【0036】
【化14】
【0037】(但し、上記式中、nは3または4の整数
を表し、R1およびR2はそれぞれ独立して水素原子、ハ
ロゲン原子あるいは炭素数1〜8の直鎖状または分岐状
の炭化水素基を表し、a、bはそれぞれ独立して1〜4
の整数であり、X、Yはハロゲン原子を表す。)本発明
の第二の樹脂組成物に含有される芳香族ポリスルホン共
重合体は、上記一般式(XVII)、(XVIII)および(XI
X)で示されるモノマーの共重合体であり、一般式より
X、Y、および水酸基を除いた繰り返し単位がエーテル
結合を介して直鎖状に連結して構成されている。
を表し、R1およびR2はそれぞれ独立して水素原子、ハ
ロゲン原子あるいは炭素数1〜8の直鎖状または分岐状
の炭化水素基を表し、a、bはそれぞれ独立して1〜4
の整数であり、X、Yはハロゲン原子を表す。)本発明
の第二の樹脂組成物に含有される芳香族ポリスルホン共
重合体は、上記一般式(XVII)、(XVIII)および(XI
X)で示されるモノマーの共重合体であり、一般式より
X、Y、および水酸基を除いた繰り返し単位がエーテル
結合を介して直鎖状に連結して構成されている。
【0038】ここで、モノマー(XVII)に相当する構成
単位の含有率は1〜49モル%であり、好ましくは5〜
40モル%である。該含有率が1%未満では、樹脂組成
物の耐熱性が不十分であり、49%を越えると組成物が
熱により溶融しにくくなり、混練、成形等ができず実用
的でない。該芳香族ポリスルホンの分子量は還元粘度を
目安とすることができ、その還元粘度は、ジメチルホル
ムアミド中、30℃において0.1g/dlの濃度で測
定したとき、0.2〜0.7dl/gである。還元粘度
が0.2dl/g未満では樹脂組成物の機械的物性が劣
り、0.7dl/gを越えると成形性が低下する。
単位の含有率は1〜49モル%であり、好ましくは5〜
40モル%である。該含有率が1%未満では、樹脂組成
物の耐熱性が不十分であり、49%を越えると組成物が
熱により溶融しにくくなり、混練、成形等ができず実用
的でない。該芳香族ポリスルホンの分子量は還元粘度を
目安とすることができ、その還元粘度は、ジメチルホル
ムアミド中、30℃において0.1g/dlの濃度で測
定したとき、0.2〜0.7dl/gである。還元粘度
が0.2dl/g未満では樹脂組成物の機械的物性が劣
り、0.7dl/gを越えると成形性が低下する。
【0039】上記一般式(XVII)で示されるモノマーと
しては、例えば、4,4’’’−ジヒドロキシ−p−タ
ーフェニル、4,4’’’−ジヒドロキシ−p−クォー
ターフェニル等のジヒドロキシ化合物が好適に使用され
る。尚、4,4’’’−ジヒドロキシ−p−クォーター
フェニルは、例えば、Journal of Chem
ical Society 1379−85(194
0)に記載の方法にしたがって合成することができる。
しては、例えば、4,4’’’−ジヒドロキシ−p−タ
ーフェニル、4,4’’’−ジヒドロキシ−p−クォー
ターフェニル等のジヒドロキシ化合物が好適に使用され
る。尚、4,4’’’−ジヒドロキシ−p−クォーター
フェニルは、例えば、Journal of Chem
ical Society 1379−85(194
0)に記載の方法にしたがって合成することができる。
【0040】一般式(XVIII)で示されるモノマーとし
ては、下記の式で示されるモノハロゲンモノヒドロキシ
スルホン化合物が好適に用いられる。
ては、下記の式で示されるモノハロゲンモノヒドロキシ
スルホン化合物が好適に用いられる。
【0041】
【化15】
【0042】一般式(XIX)で示されるモノマー中のX
で示されるハロゲン原子としては、フッ素、塩素または
ヨウ素を挙げることができ、特にフッ素および塩素が好
ましい。R1およびR2はそれぞれ独立して、水素原子、
ハロゲン原子あるいは炭素数1〜8の直鎖状または分岐
状の炭化水素基である。ハロゲン原子としては塩素また
は臭素が好ましい。炭化水素基の具体的な例としては、
メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブ
チル、イソブチル、t−ブチル、n−アミル、イソアミ
ル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、n−オクチ
ル、イソオクチルなどを挙げることができる。好ましい
化合物としては、下記の式で示されるジハロジフェニル
スルホン化合物を例示することができる。
で示されるハロゲン原子としては、フッ素、塩素または
ヨウ素を挙げることができ、特にフッ素および塩素が好
ましい。R1およびR2はそれぞれ独立して、水素原子、
ハロゲン原子あるいは炭素数1〜8の直鎖状または分岐
状の炭化水素基である。ハロゲン原子としては塩素また
は臭素が好ましい。炭化水素基の具体的な例としては、
メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブ
チル、イソブチル、t−ブチル、n−アミル、イソアミ
ル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、n−オクチ
ル、イソオクチルなどを挙げることができる。好ましい
化合物としては、下記の式で示されるジハロジフェニル
スルホン化合物を例示することができる。
【0043】
【化16】
【0044】本発明の第二の樹脂組成物に含有される芳
香族ポリスルホン共重合体の製造法は、上記第一の樹脂
組成物に含有される芳香族ポリスルホンの製造法と基本
的に同様である。
香族ポリスルホン共重合体の製造法は、上記第一の樹脂
組成物に含有される芳香族ポリスルホンの製造法と基本
的に同様である。
【0045】本発明の第二の樹脂組成物に含有される液
晶ポリエステル樹脂は、上記第一の樹脂組成物に含有さ
れる液晶ポリエステル樹脂と同様である。
晶ポリエステル樹脂は、上記第一の樹脂組成物に含有さ
れる液晶ポリエステル樹脂と同様である。
【0046】本発明の第二の樹脂組成物は、芳香族ポリ
スルホン共重合体99〜60重量%、および液晶ポリエ
ステル1〜40重量%からなる。芳香族ポリスルホンの
含有量が99重量%を越える場合には、樹脂組成物の成
形性に劣り、芳香族ポリスルホンの含有量が60重量%
未満では液晶ポリエステルの連続相が樹脂組成物中に形
成されるため、芳香族ポリスルホンによる耐熱性が不十
分である。芳香族ポリスルホンの含有量が99〜60重
量%であり、かつ、液晶ポリエステルの含有量が1〜4
0重量%であるとき、耐熱性、力学特性、および成形性
に優れた樹脂組成物となる。
スルホン共重合体99〜60重量%、および液晶ポリエ
ステル1〜40重量%からなる。芳香族ポリスルホンの
含有量が99重量%を越える場合には、樹脂組成物の成
形性に劣り、芳香族ポリスルホンの含有量が60重量%
未満では液晶ポリエステルの連続相が樹脂組成物中に形
成されるため、芳香族ポリスルホンによる耐熱性が不十
分である。芳香族ポリスルホンの含有量が99〜60重
量%であり、かつ、液晶ポリエステルの含有量が1〜4
0重量%であるとき、耐熱性、力学特性、および成形性
に優れた樹脂組成物となる。
【0047】本発明の第二の樹脂組成物には、上記第一
の樹脂組成物と同様の添加物が、必要に応じて含有され
る。
の樹脂組成物と同様の添加物が、必要に応じて含有され
る。
【0048】本発明の第二の樹脂組成物の各成分を混合
する手段は特に限定されない。例えば、上記第二の樹脂
組成物における混合手段が採用される。
する手段は特に限定されない。例えば、上記第二の樹脂
組成物における混合手段が採用される。
【0049】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明するがこれ
らは単なる例示であり、本発明はこれらに限定されるも
のではない。
らは単なる例示であり、本発明はこれらに限定されるも
のではない。
【0050】(実施例1) 〔芳香族ポリスルホンの製法〕攪拌機、ガス導入管、温
度計および先端に受器を付した凝縮器を備えた100ml
ナス形フラスコ内に、4−クロロ―4’−(p−ヒドロ
キシフェニル)ジフェニルスルホン10.33g(30
mmol)、無水炭酸カリウム2.28g(16.5m
mol)、およびスルホラン30mlを仕込み、窒素置換
を行った。次に窒素雰囲気下で攪拌および昇温を開始
し、系の温度を220℃にて1時間、230℃にて30
分、240℃にて3時間保持し、反応を行った。反応終
了後、反応液を室温まで冷却し、反応液中に析出した塩
化カリウムを濾別除去し、濾液を多量のメタノール中に
注いでポリマー粉末を析出させた。得られたポリマーの
還元粘度は0.4dl/g(30℃、ジメチルホルムア
ミド中0.1g/dl)であった。
度計および先端に受器を付した凝縮器を備えた100ml
ナス形フラスコ内に、4−クロロ―4’−(p−ヒドロ
キシフェニル)ジフェニルスルホン10.33g(30
mmol)、無水炭酸カリウム2.28g(16.5m
mol)、およびスルホラン30mlを仕込み、窒素置換
を行った。次に窒素雰囲気下で攪拌および昇温を開始
し、系の温度を220℃にて1時間、230℃にて30
分、240℃にて3時間保持し、反応を行った。反応終
了後、反応液を室温まで冷却し、反応液中に析出した塩
化カリウムを濾別除去し、濾液を多量のメタノール中に
注いでポリマー粉末を析出させた。得られたポリマーの
還元粘度は0.4dl/g(30℃、ジメチルホルムア
ミド中0.1g/dl)であった。
【0051】〔樹脂組成物の作成〕上記の方法で重合し
た芳香族ポリスルホンおよび液晶ポリエステル(ポリプ
ラスチック社製ベクトラA−950(商品名))を表1
の組成でドライブレンドした後、ブラベンダープラスト
グラフエクストルーダーにて処理温度360℃、スクリ
ュー回転数25rpmで溶融混練しながら押し出し、均
一溶融ブレンドペレットを得た。このペレットを用いて
射出成形を行い、物性測定用のテストピースを得た。こ
れとは別に、射出成形機を用いて種々の条件でバーフロ
ー長を測定した。テストピースの引っ張り特性および熱
変形温度を測定した(それぞれの試験方法は後述)。そ
の結果を表1に示す。後述の実施例2〜4、および比較
例1〜6の結果もあわせて表1に示す。
た芳香族ポリスルホンおよび液晶ポリエステル(ポリプ
ラスチック社製ベクトラA−950(商品名))を表1
の組成でドライブレンドした後、ブラベンダープラスト
グラフエクストルーダーにて処理温度360℃、スクリ
ュー回転数25rpmで溶融混練しながら押し出し、均
一溶融ブレンドペレットを得た。このペレットを用いて
射出成形を行い、物性測定用のテストピースを得た。こ
れとは別に、射出成形機を用いて種々の条件でバーフロ
ー長を測定した。テストピースの引っ張り特性および熱
変形温度を測定した(それぞれの試験方法は後述)。そ
の結果を表1に示す。後述の実施例2〜4、および比較
例1〜6の結果もあわせて表1に示す。
【0052】(実施例2、比較例1および2)芳香族ポ
リスルホンと液晶ポリエステルとを表1に示した組成比
で配合した以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を
作成し、実施例1と同様の試験を行った。
リスルホンと液晶ポリエステルとを表1に示した組成比
で配合した以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を
作成し、実施例1と同様の試験を行った。
【0053】(実施例3) 〔芳香族ポリスルホンの製法〕攪拌機、ガス導入管、温
度計および先端に受器を付した凝縮器を備えた100ml
ナス形フラスコ内に、4−クロロ―4’−(p−ヒドロ
キシフェニル)ジフェニルスルホン5.17g(15m
mol)、4−クロロ−4’−ヒドロキシフェニルスル
ホン4.03g(15mmol)、無水炭酸カリウム
2.28g(16.5mmol)、およびスルホラン3
0mlを仕込み、窒素置換を行った。次に窒素雰囲気下で
攪拌および昇温を開始し、系の温度を220℃にて1時
間、230℃にて30分、および240℃にて3時間保
持し、反応を行った。反応終了後、反応液を室温まで冷
却し、反応液中に析出した塩化カリウムを濾別除去し、
濾液を多量のメタノール中に注いでポリマー粉末を析出
させた。得られたポリマーの還元粘度は0.42dl/
g(30℃、ジメチルホルムアミド中0.1g/dl)
であった。
度計および先端に受器を付した凝縮器を備えた100ml
ナス形フラスコ内に、4−クロロ―4’−(p−ヒドロ
キシフェニル)ジフェニルスルホン5.17g(15m
mol)、4−クロロ−4’−ヒドロキシフェニルスル
ホン4.03g(15mmol)、無水炭酸カリウム
2.28g(16.5mmol)、およびスルホラン3
0mlを仕込み、窒素置換を行った。次に窒素雰囲気下で
攪拌および昇温を開始し、系の温度を220℃にて1時
間、230℃にて30分、および240℃にて3時間保
持し、反応を行った。反応終了後、反応液を室温まで冷
却し、反応液中に析出した塩化カリウムを濾別除去し、
濾液を多量のメタノール中に注いでポリマー粉末を析出
させた。得られたポリマーの還元粘度は0.42dl/
g(30℃、ジメチルホルムアミド中0.1g/dl)
であった。
【0054】〔樹脂組成物の作成〕芳香族ポリスルホン
として、上記の方法で重合した樹脂を用い、液晶ポリエ
ステルと表1に示した組成比で配合した以外は実施例1
と同様にして樹脂組成物を作成し、実施例1と同様の試
験を行った。
として、上記の方法で重合した樹脂を用い、液晶ポリエ
ステルと表1に示した組成比で配合した以外は実施例1
と同様にして樹脂組成物を作成し、実施例1と同様の試
験を行った。
【0055】(実施例4、比較例3および4)芳香族ポ
リスルホンと液晶ポリエステルとを表1に示した組成比
で配合した以外は、実施例3と同様にして樹脂組成物を
作成し、実施例1と同様の試験を行った。
リスルホンと液晶ポリエステルとを表1に示した組成比
で配合した以外は、実施例3と同様にして樹脂組成物を
作成し、実施例1と同様の試験を行った。
【0056】(比較例5)表1に示したように、液晶ポ
リエステルを使用しなかったこと以外は実施例1と同様
にして樹脂組成物を作成し、実施例1と同様の試験を行
った。
リエステルを使用しなかったこと以外は実施例1と同様
にして樹脂組成物を作成し、実施例1と同様の試験を行
った。
【0057】(比較例6)芳香族ポリスルホンとしてI
CI社製VictrexPES3600Pを用い、液晶
ポリエステルと表1に示した組成比で配合した以外は実
施例1と同様にして樹脂組成物を作成し、実施例1と同
様の試験を行った。
CI社製VictrexPES3600Pを用い、液晶
ポリエステルと表1に示した組成比で配合した以外は実
施例1と同様にして樹脂組成物を作成し、実施例1と同
様の試験を行った。
【0058】
【表1】
【0059】注)1)A:繰り返し単位
【0060】
【化17】
【0061】のモル分率 2)B:繰り返し単位
【0062】
【化18】
【0063】のモル分率 3)C:液晶ポリエステル(ベクトラA−950)の重
量分率 4)D:芳香族ポリスルホンの重量分率 5)ASTM D648に準拠し、荷重18.6kgで
試験を行った。
量分率 4)D:芳香族ポリスルホンの重量分率 5)ASTM D648に準拠し、荷重18.6kgで
試験を行った。
【0064】6)射出成形機(東芝機械、IE−10
0)を用い、射出圧力1200kg/cm2、樹脂温360℃、射
出速度高速インデックス8.5、金型温度120℃に設
定し、バーフロー金型形状は3mm厚×8mm幅で測定し
た。
0)を用い、射出圧力1200kg/cm2、樹脂温360℃、射
出速度高速インデックス8.5、金型温度120℃に設
定し、バーフロー金型形状は3mm厚×8mm幅で測定し
た。
【0065】7)ASTM D638に準拠して測定し
た。
た。
【0066】(実施例5) 〔芳香族ポリスルホンの製法〕攪拌機、ガス導入管、温
度計および先端に受器を付した凝縮器を備えた200ml
ナス形フラスコ内に、4−クロロ―4’−(p−ヒドロ
キシフェニル)ジフェニルスルホン10.33g(30
mmol)、4,4’’’−ジヒドロキシ−p−クオー
ターフェニル3.39g(10mmol)、4,4’−
ジクロロジフェニルスルホン2.88g(10mmo
l)、無水炭酸カリウム3.41g(25mmol)、
ジフェニルスルホン60g、およびトルエン25mlを仕
込み窒素置換を行った。次に窒素雰囲気下で攪拌および
昇温を開始し、150〜170℃にてトルエンの共沸を
行い、系中の水分を除去した。約1時間後、留出が止ま
るのを確認してから、220℃にて1時間、250℃に
て30分、280℃にて30分、320℃にて3時間反
応を行った。反応終了後、反応液を室温まで冷却し、反
応液中に析出した塩化カリウムを濾別除去し、濾液を多
量のメタノール中に注いでポリマーを析出させた。得ら
れたポリマーの還元粘度は0.40dl/g(30℃、
ジメチルホルムアミド中0.1g/dl)であった。
度計および先端に受器を付した凝縮器を備えた200ml
ナス形フラスコ内に、4−クロロ―4’−(p−ヒドロ
キシフェニル)ジフェニルスルホン10.33g(30
mmol)、4,4’’’−ジヒドロキシ−p−クオー
ターフェニル3.39g(10mmol)、4,4’−
ジクロロジフェニルスルホン2.88g(10mmo
l)、無水炭酸カリウム3.41g(25mmol)、
ジフェニルスルホン60g、およびトルエン25mlを仕
込み窒素置換を行った。次に窒素雰囲気下で攪拌および
昇温を開始し、150〜170℃にてトルエンの共沸を
行い、系中の水分を除去した。約1時間後、留出が止ま
るのを確認してから、220℃にて1時間、250℃に
て30分、280℃にて30分、320℃にて3時間反
応を行った。反応終了後、反応液を室温まで冷却し、反
応液中に析出した塩化カリウムを濾別除去し、濾液を多
量のメタノール中に注いでポリマーを析出させた。得ら
れたポリマーの還元粘度は0.40dl/g(30℃、
ジメチルホルムアミド中0.1g/dl)であった。
【0067】〔樹脂組成物の作成〕上記の方法で重合し
た芳香族ポリスルホンと液晶ポリエステルとを表2に示
した割合で配合したこと以外は実施例1と同様に樹脂組
成物を作成し、実施例1と同様に試験を行った。その結
果を表2に示す。後述の実施例6〜8および比較例7〜
10の結果もあわせて表2に示す。
た芳香族ポリスルホンと液晶ポリエステルとを表2に示
した割合で配合したこと以外は実施例1と同様に樹脂組
成物を作成し、実施例1と同様に試験を行った。その結
果を表2に示す。後述の実施例6〜8および比較例7〜
10の結果もあわせて表2に示す。
【0068】(実施例6、比較例7および8)芳香族ポ
リスルホンおよび液晶ポリエステルを表2に示した組成
比で配合したこと以外は、実施例5と同様にして樹脂組
成物を作成し、実施例1と同様に行った。
リスルホンおよび液晶ポリエステルを表2に示した組成
比で配合したこと以外は、実施例5と同様にして樹脂組
成物を作成し、実施例1と同様に行った。
【0069】(実施例7および8、比較例9および1
0)4−クロロ―4’−(p−ヒドロキシフェニル)ジ
フェニルスルホン、4,4’’’−ジヒドロキシ−p−
クオーターフェニルおよび4,4’−ジクロロジフェニ
ルスルホンの量を表2に示した組成比に代え、液晶ポリ
エステルと表2に示す割合で配合した以外は実施例5と
同様にして樹脂組成物を作成し、実施例1と同様に試験
を行った。
0)4−クロロ―4’−(p−ヒドロキシフェニル)ジ
フェニルスルホン、4,4’’’−ジヒドロキシ−p−
クオーターフェニルおよび4,4’−ジクロロジフェニ
ルスルホンの量を表2に示した組成比に代え、液晶ポリ
エステルと表2に示す割合で配合した以外は実施例5と
同様にして樹脂組成物を作成し、実施例1と同様に試験
を行った。
【0070】
【表2】
【0071】注)1)A:
【0072】
【化19】
【0073】のモル分率 2)B:
【0074】
【化20】
【0075】のモル分率 3)C:
【0076】
【化21】
【0077】のモル分率 4)D:液晶ポリエステル(ベクトラA−950)の重
量分率 5)E:芳香族ポリスルホンの重量分率 6)ASTM D648に準拠し、荷重18.6kgで
試験を行った。
量分率 5)E:芳香族ポリスルホンの重量分率 6)ASTM D648に準拠し、荷重18.6kgで
試験を行った。
【0078】7)射出成形機(東芝機械、IE−10
0)を用い、射出圧力1200kg/cm2、樹脂温360℃、射
出速度高速インデックス8.5、金型温度120℃に設
定し、バーフロー金型形状は3mm厚×8mm幅で測定し
た。
0)を用い、射出圧力1200kg/cm2、樹脂温360℃、射
出速度高速インデックス8.5、金型温度120℃に設
定し、バーフロー金型形状は3mm厚×8mm幅で測定し
た。
【0079】8)ASTM D638に準拠して測定し
た。
た。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、特定の芳香族ポリスル
ホンに、液晶ポリエステルを配合することにより、芳香
族ポリスルホン樹脂および液晶ポリエステル樹脂のもつ
優れた特性を有し、かつ、耐熱性、力学物性、および成
形性に優れた樹脂組成物が得られる。
ホンに、液晶ポリエステルを配合することにより、芳香
族ポリスルホン樹脂および液晶ポリエステル樹脂のもつ
優れた特性を有し、かつ、耐熱性、力学物性、および成
形性に優れた樹脂組成物が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 角町 博記 大阪府茨木市南春日丘1丁目11番3号 (72)発明者 岸本 大志郎 大阪府茨木市三島丘2丁目11番20号
Claims (2)
- 【請求項1】 下式(I)で示される繰り返し単位を有
する芳香族ポリスルホン99〜60重量%、および液晶
ポリエステル1〜40重量%からなる樹脂組成物であっ
て、上記芳香族ポリスルホンの還元粘度が、ジメチルホ
ルムアミド中、濃度0.1g/dl、温度30℃で測定
したとき、0.2〜0.7dl/gであることを特徴と
する、樹脂組成物。 【化1】 - 【請求項2】 芳香族ポリスルホン共重合体99〜60
重量%、および液晶ポリエステル1〜40重量%からな
る樹脂組成物であって、上記芳香族ポリスルホン共重合
体が、下記一般式(XVII)、(XVIII)および(XIX)で
示されるモノマーを重合して得られ、一般式(XVII)で
示されるモノマーに相当する構成単位が1〜49モル%
の割合で、そして、一般式(XVIII)および(XIX)で示
されるモノマーに相当する構成単位が合計51〜99モ
ル%の割合で含有され、かつ、上記芳香族ポリスルホン
共重合体の還元粘度が、ジメチルホルムアミド中、濃度
0.1g/dl、温度30℃で測定したとき、0.2〜
0.7dl/gであることを特徴とする、樹脂組成物。 【化2】 【化3】 【化4】 (但し、上記式中、nは3または4の整数を表し、R1
およびR2はそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子
あるいは炭素数1〜8の直鎖状または分岐状の炭化水素
基を表し、a、bはそれぞれ独立して1〜4の整数であ
り、X、Yはハロゲン原子を表す。)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3335102A JPH05171044A (ja) | 1991-12-18 | 1991-12-18 | 樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3335102A JPH05171044A (ja) | 1991-12-18 | 1991-12-18 | 樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05171044A true JPH05171044A (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=18284798
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3335102A Withdrawn JPH05171044A (ja) | 1991-12-18 | 1991-12-18 | 樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05171044A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001131412A (ja) * | 1999-06-24 | 2001-05-15 | Sumitomo Chem Co Ltd | 芳香族ポリサルホン樹脂組成物およびその成形品 |
| JP2011178829A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 液晶高分子組成物及びその成形体 |
| JP2013206786A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 絶縁被覆体 |
| JP2013209622A (ja) * | 2012-02-29 | 2013-10-10 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 樹脂組成物および成形体 |
| JP2014528017A (ja) * | 2011-09-30 | 2014-10-23 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | ポリアリーレンエーテルをベースとする高強度配合物 |
| JP2016000776A (ja) * | 2014-06-11 | 2016-01-07 | 三菱樹脂株式会社 | フィルム |
| JP2021172681A (ja) * | 2020-04-20 | 2021-11-01 | 住友化学株式会社 | 樹脂成形体の製造方法 |
-
1991
- 1991-12-18 JP JP3335102A patent/JPH05171044A/ja not_active Withdrawn
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