JPH05172352A - 面状採暖具の害虫駆除方法とその装置 - Google Patents

面状採暖具の害虫駆除方法とその装置

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JPH05172352A
JPH05172352A JP1918992A JP1918992A JPH05172352A JP H05172352 A JPH05172352 A JP H05172352A JP 1918992 A JP1918992 A JP 1918992A JP 1918992 A JP1918992 A JP 1918992A JP H05172352 A JPH05172352 A JP H05172352A
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JP
Japan
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temperature
main body
pest control
tool main
heating tool
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JP1918992A
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English (en)
Inventor
Yasunari Ookamito
安也 大上戸
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 面状採暖具本体の表面の害虫をほぼ完全に駆
除することが可能で、しかも、駆除する際の必要スペー
スも小さくてすむような、優れた面状採暖具の害虫駆除
装置を提供する。 【構成】 発熱素子2a,2bを備えた面状採暖具本体
1と、この面状採暖具本体1の通電を制御するコントロ
ーラ3とを有する。コントローラ3は、面状採暖具本体
1の温度を制御する温度制御手段4と、面状採暖具本体
1の温度を設定する温度設定手段5a,5bと、面状採
暖具本体1の温度が害虫駆除温度になるよう面状採暖具
本体1の温度を設定する害虫駆除温度設定手段6a,6
bと、害虫駆除温度での動作時間を設定するタイマ7と
を備える。面状採暖具本体1を、少なくとも一巻き以上
巻回できる程度に湾曲可能に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、面状採暖具に関するも
のであり、特に、面状採暖具についた害虫を駆除するた
めの装置に係る。
【0002】
【従来の技術】室内の床面などに設置される面状採暖具
の場合、その周辺、上部または内部にダニなどの害虫が
発生し易いため、発生した害虫を駆除する必要がある。
従来、このための装置として、害虫の生息不可能な害虫
駆除温度まで面状採暖具を加熱して害虫を駆除する装置
が存在しており、構成が簡略で、操作が簡単であり、人
体に対する危険性もないため、有望視されている。この
ような面状採暖具の害虫駆除装置としては、例えば、面
状採暖具本体の温度を害虫駆除温度に上げ、タイマによ
って一定時間通電させる装置(特開昭62−77525
号公報)、或いは、害虫駆除温度に上げた状態で面状採
暖具本体の表面をお互いに接するように折り畳むことに
よって駆除を行う装置(特開昭64−19234号公
報)などが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来技術には次のような欠点があった。
【0004】面状採暖具本体の発熱素子は、表面のみ
にしか配置されていないため、裏面の害虫まで駆除する
ことが不可能である。
【0005】面状採暖具本体の表面についている害虫
についても、その周囲から裏面或いは外部に逃走してし
まう可能性があり、完全に駆除することが不可能であ
る。
【0006】カバー付きの面状採暖具本体を折り畳ん
で駆除する場合、2つ折りが限界であり、駆除する時間
の間、そのまま放置しておかなければならず、大きく場
所をとり、邪魔である。
【0007】本発明は、上記のような従来の面状採暖具
の害虫駆除装置の課題を解決するために提案されたもの
であり、その目的は、面状採暖具本体の表面の害虫をほ
ぼ完全に駆除することが可能で、しかも、駆除する際の
必要スペースも小さくてすむような、優れた面状採暖具
の害虫駆除装置を提供することである。
【0008】また、裏面の害虫を駆除することも目的の
一つである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による面状採暖具
の害虫駆除装置は、発熱素子を備えた面状採暖具本体
と、この面状採暖具本体の通電を制御するコントローラ
とを有し、このコントローラが、面状採暖具本体の温度
を制御する温度制御手段と、面状採暖具本体の温度を設
定する温度設定手段と、面状採暖具本体の温度が害虫駆
除温度になるよう面状採暖具本体の温度を設定する害虫
駆除温度設定手段と、害虫駆除温度での動作時間を設定
するタイマとを備えた面状採暖具の害虫駆除装置におい
て、面状採暖具本体を、少なくとも一巻き以上巻回でき
る程度に湾曲可能に形成したことを特徴としている。
【0010】
【作用】以上のような構成を有する本発明の面状採暖具
の害虫駆除装置においては、面状採暖具本体の表面を内
側とし、一巻き以上巻回すれば、面状採暖具本体の表面
が外部から隔離される状態となるため、この表面からの
害虫の逃走は極めて困難となる。従って、この状態にて
害虫駆除温度に加熱し、一定の時間通電を行うことによ
り、面状採暖具本体の表面の害虫をほぼ完全に駆除でき
る。また、面状採暖具本体を巻回して害虫駆除を行う
と、場所をとらないという利点もある。さらに、複数以
上巻回すれば、面状採暖具本体の裏面を表面と接触する
形で巻き込むことができるため、裏面の害虫の駆除も可
能となる。
【0011】
【実施例】以下に、上記のような本発明による面状採暖
具の害虫駆除装置の一実施例を図1乃至図3を参照して
具体的に説明する。
【0012】図1は、本実施例の全体を示す斜視図であ
り、面状採暖具本体1は、通常のカーペットと同様の材
質にて矩形に形成され、図2に示すように、長尺方向に
複数回巻回して、細長い円筒状になる程度に湾曲可能と
されている。この面状採暖具本体1の表面は、図1に示
すように、長手方向に2分割されてA面とB面とされ、
これらの面A,Bには、A面発熱素子2a及びB面発熱
素子2bが個別に配線されている。このA面発熱素子2
a及びB面発熱素子2bは、面状採暖具本体1の幅方向
に延びる直線を等間隔且つ平行に多数本描く形で、面状
採暖具本体1の表面にほぼ均一に配線されている。面状
採暖具本体1のB面側のコーナ部には、面状採暖具本体
1の通電を制御するコントローラ3が固定されている。
【0013】コントローラ3は、図3に示すように、A
面発熱素子2a及びB面発熱素子2bの温度を個別に制
御することによって面状採暖具本体1の各面A,Bの温
度を制御する温度制御手段4と、面状採暖具本体1の各
面A,Bにおける通常使用時の温度を個別に設定するA
面通常使用温度設定手段5a及びB面通常使用温度設定
手段5bと、面状採暖具本体1の各面A,Bにおける害
虫駆除時の温度を個別に設定するA面害虫駆除温度設定
手段6a及びB面害虫駆除温度設定手段6bと、害虫駆
除温度で動作を開始すると同時にスタートし、ある定め
られた時間が終了すると自動的に各発熱素子2a,2b
への通電をストップするタイマ7と、通常使用時には、
各通常使用温度設定手段5a,5bに電力供給を行い、
害虫駆除時には、各害虫駆除温度設定手段6a,6bへ
の電力供給に切換えるスイッチ8とを有している。な
お、図中9は、温度制御手段4及びスイッチ8に接続さ
れる外部電源である。
【0014】以上のような構成を有する本実施例の作用
は、次の通りである。
【0015】即ち、通常使用時においては、図1に示す
ように、面状採暖具本体1を広げた状態で、スイッチ8
にて各通常使用温度設定手段5a,5bに電力供給を行
い、設定された各温度に基づき、温度制御手段4によっ
て、各発熱素子2a,2bの温度を個別に制御する。
【0016】そして、害虫駆除時においては、面状採暖
具本体1のコントローラ3を有しない側の端部を巻き始
めとし、表面を内側にして図2に示すように長尺方向に
複数回巻回して、細長い円筒状とする。この状態で、ス
イッチ8を操作し、電力の供給先を、各通常使用温度設
定手段5a,5bから、各害虫駆除温度設定手段6a,
6bとタイマ7に切換え、各害虫駆除温度設定手段6
a,6bにて、面状採暖具本体1のA面とB面における
害虫駆除の温度を個別に設定すると共に、タイマ7にて
害虫駆除時間を設定する。この場合、害虫駆除温度は少
なくとも50℃以上とし、また、害虫駆除時間は、1時
間以上とする。この結果、タイマ7が時間のカウントを
開始すると同時に、温度制御手段4は、各害虫駆除温度
設定手段6a,6bに設定された温度で、各面の発熱素
子2a,2bの温度制御を開始する。そして、タイマ7
が、所定の時間のカウントを終了した時点で、温度制御
手段4は、各発熱素子2a,2bへの通電を停止し、害
虫駆除を終了する。
【0017】このような害虫駆除を行った場合、面状採
暖具本体1の表面からの害虫の逃走が極めて困難である
ため、効果的な害虫駆除を行うことができる。即ち、面
状採暖具本体を2つ折りに畳むことしかできなかった従
来技術においては、3方に広く開放された周囲から裏面
及び周囲への害虫の逃走が極めて容易であったが、本実
施例においては、面状採暖具本体1の表面を内側に巻込
んでおり、表面が外部からほぼ隔離されているため、害
虫の逃走は極めて困難である。従って、この状態にて、
50℃以上の温度で1時間以上保持することにより、ほ
ぼ100%のダニを死滅させることができる。なお、5
0℃以上、且つ1時間以上という加熱条件は、ダニを死
滅させるための公知の条件である。
【0018】また、面状採暖具本体を2つ折りに畳むこ
としかできなかった従来技術においては、害虫駆除を行
う際における面状採暖具本体の設置スペースが拡大する
欠点があったが、本実施例においては、面状採暖具本体
1を巻回して細長い円筒状にできるため、害虫駆除時の
設置スペースを格段に縮小できる利点もある。
【0019】さらに、本実施例に示すように、面状採暖
具本体1を複数以上巻回した場合には、面状採暖具本体
1の裏面を表面と接触する形で巻き込むことができるた
め、従来不可能であった裏面の害虫の駆除も可能とな
る。
【0020】加えて、本実施例においては、面状採暖具
本体1に設ける発熱素子を長さ方向に2分割して配線し
ていることから、面状採暖具本体1を巻回した状態にお
いて、比較的高温となり安い内側と、外温に左右されて
比較的温度が低下し安い外側との通電を、個別に制御で
きるため、電力の無駄のない均一な温度制御を行うこと
ができる利点もある。
【0021】また、本実施例の各発熱素子2a,2b
は、幅方向に延びる直線状に配線されているため、長さ
方向に巻回しても、各発熱素子2a,2bがほとんど曲
げられることがなく、発熱素子2a,2bの耐久性が優
れているという利点もある。
【0022】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、具体的な構成は適宜変更可能であり、例
えば、タイマの設定時間の終点において、発熱素子への
通電をストップする代りに通常使用温度へ通電を切換え
るように設定することも可能である。また、害虫駆除時
の温度及び時間などの条件も対象となる害虫や使用環境
などに合せて適宜選択可能である。さらに、発熱素子の
配線形状は自由に選択可能であり、その分割構成につい
ても必ずしも分割する必要はなく、逆に3以上に分割す
ることも可能である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、面状採暖具本体を、一巻き以上巻回可能に形成する
という簡単な構成の改良により、面状採暖具本体の表面
を内側に巻き込んだ状態で害虫駆除を行うことができる
ため、害虫を逃走させることなく、面状採暖具本体の表
面の害虫をほぼ完全に駆除することが可能で、しかも、
駆除する際の必要スペースも小さくてすむような、優れ
た面状採暖具の害虫駆除装置を提供できる。
【0024】また、湾曲性を高くして、巻回数を増やせ
ば、面状採暖具本体裏面の、表面と重なる部分を拡大で
きるため、裏面の害虫の駆除についても大きな効果を得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による面状採暖具の害虫駆除装置の一実
施例を示す図であり、特に、面状採暖具本体を広げた状
態を示す斜視図。
【図2】本発明による面状採暖具の害虫駆除装置の一実
施例を示す図であり、特に、面状採暖具本体を巻回した
状態を示す斜視図。
【図3】本発明による面状採暖具の害虫駆除装置の一実
施例を示す図であり、特に、コントローラの構成を示す
回路図。
【符号の説明】 1…面状採暖具本体 2a…A面発熱素子 2b…B面発熱素子 3…コントローラ 4…温度制御手段 5a…A面通常使用温度設定手段 5b…B面通常使用温度設定手段 6a…A面害虫駆除温度設定手段 6b…B面害虫駆除温度設定手段 7…タイマ 8…スイッチ 9…外部電源
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 面状採暖具の害虫駆除方法とその装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、面状採暖具に関するも
のであり、特に、面状採暖具についた害虫を駆除するた
めの方法並びに装置に係る。
【0002】
【従来の技術】室内の床面などに設置される面状採暖具
の場合、その周辺、上部または内部にダニなどの害虫が
発生し易いため、発生した害虫を駆除する必要がある。
従来、このための装置として、害虫の生息不可能な害虫
駆除温度まで面状採暖具を加熱して害虫を駆除する装置
が存在しており、構成が簡略で、操作が簡単であり、人
体に対する危険性もないため、有望視されている。この
ような面状採暖具の害虫駆除装置としては、例えば、面
状採暖具本体の温度を害虫駆除温度に上げ、タイマによ
って一定時間通電させる装置(特開昭62−77525
号公報)、或いは、害虫駆除温度に上げた状態で面状採
暖具本体の表面をお互いに接するように折り畳むことに
よって駆除を行う装置(特開昭64−19234号公
報)などが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来技術には次のような欠点があった。
【0004】面状採暖具本体の発熱素子は、表面のみ
にしか配置されていないため、裏面の害虫まで駆除する
ことが不可能である。
【0005】面状採暖具本体の表面についている害虫
についても、その周囲から裏面或いは外部に逃走してし
まう可能性があり、完全に駆除することが不可能であ
る。
【0006】カバー付きの面状採暖具本体を折り畳ん
で駆除する場合、2つ折りが限界であり、駆除する時間
の間、そのまま放置しておかなければならず、大きく場
所をとり、邪魔である。
【0007】本発明は、上記のような従来の面状採暖具
の害虫駆除装置の課題を解決するために提案されたもの
であり、その目的は、面状採暖具本体の表面の害虫をほ
ぼ完全に駆除することが可能で、しかも、駆除する際の
必要スペースも小さくてすむような、優れた面状採暖具
の害虫駆除方法及びその装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、発熱素子を備えた面状採暖具
本体と、この面状採暖具本体の通電を制御するコントロ
ーラとを有し、このコントローラが、面状採暖具本体の
温度を制御する温度制御手段と、面状採暖具本体の温度
を設定する温度設定手段と、面状採暖具本体の温度が害
虫駆除温度になるよう面状採暖具本体の温度を設定する
害虫駆除温度設定手段とを備えた面状採暖具の害虫駆除
装置において、前記面状採暖具本体を、少なくとも一巻
き以上巻回できる程度に湾曲可能に形成したことを特徴
とする。
【0009】請求項2の発明は、前記請求項1の発明に
おいて、発熱素子を、面状採暖具本体の巻回方向に複数
に分割して配線し、各発熱素子を温度制御手段によって
個別に制御するようにしたことを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、発熱素子を備えた面状
採暖具本体と、この面状採暖具本体の周縁部に設けた前
記発熱素子への通電を制御するコントローラと、このコ
ントローラに設けた操作部とを具備する面状採暖具にお
いて、面状採暖具を前記コントローラを設けていない一
側縁部から巻き始めて円筒状とし、少なくとも面状採暖
具の表面温度が害虫駆除温度となるようにコントローラ
により制御することを特徴とする。
【0011】
【作用】以上のような構成を有する請求項1の発明にお
いては、面状採暖具本体の表面を内側とし、一巻き以上
巻回すれば、面状採暖具本体の表面が外部から隔離され
る状態となるため、この表面からの害虫の逃走は極めて
困難となる。従って、この状態にて害虫駆除温度に加熱
し、一定の時間通電を行うことにより、面状採暖具本体
の表面の害虫をほぼ完全に駆除できる。また、面状採暖
具本体を巻回して害虫駆除を行うと、場所をとらないと
いう利点もある。さらに、複数以上巻回すれば、面状採
暖具本体の裏面を表面と接触する形で巻き込むことがで
きるため、裏面の害虫の駆除も可能となる。
【0012】また、面状採暖具を巻回した場合に、面状
採暖具の内側が害虫駆除温度に達しても、外側は周囲へ
の放熱のために温度が低くなる現象があるが、請求項2
の発明においては、各発熱素子を個別に温度制御するこ
とができるので、巻回した面状採暖具の外周も害虫駆除
温度まで確実に加熱することができる。
【0013】さらに、請求項3の発明においては、前記
請求項1の作用に加え、コントローラが巻き終り側とな
るように面状採暖具を巻回することにより、巻回状態に
おいてもコントローラの操作を容易に実施できる作用が
ある。
【0014】
【実施例】以下に、上記のような本発明による面状採暖
具の害虫駆除方法及びその装置の一実施例を図1乃至図
3を参照して具体的に説明する。
【0015】図1は、本実施例の全体を示す斜視図であ
り、面状採暖具本体1は、通常のカーペットと同様の材
質にて矩形に形成され、図2に示すように、長尺方向に
複数回巻回して、細長い円筒状になる程度に湾曲可能と
されている。この面状採暖具本体1の表面は、図1に示
すように、長手方向に2分割されてA面とB面とされ、
これらの面A,Bには、A面発熱素子2a及びB面発熱
素子2bが個別に配線されている。このA面発熱素子2
a及びB面発熱素子2bは、面状採暖具本体1の幅方向
に延びる直線を等間隔且つ平行に多数本描く形で、面状
採暖具本体1の表面にほぼ均一に配線されている。面状
採暖具本体1のB面側のコーナ部には、面状採暖具本体
1の通電を制御するコントローラ3が固定されている。
【0016】コントローラ3は、図3に示すように、A
面発熱素子2a及びB面発熱素子2bの温度を個別に制
御することによって面状採暖具本体1の各面A,Bの温
度を制御する温度制御手段4と、面状採暖具本体1の各
面A,Bにおける通常使用時の温度を個別に設定するA
面通常使用温度設定手段5a及びB面通常使用温度設定
手段5bと、面状採暖具本体1の各面A,Bにおける害
虫駆除時の温度を個別に設定するA面害虫駆除温度設定
手段6a及びB面害虫駆除温度設定手段6bと、害虫駆
除温度で動作を開始すると同時にスタートし、ある定め
られた時間が終了すると自動的に各発熱素子2a,2b
への通電をストップするタイマ7と、通常使用時には、
各通常使用温度設定手段5a,5bに電力供給を行い、
害虫駆除時には、各害虫駆除温度設定手段6a,6bへ
の電力供給に切換えるスイッチ8とを有している。な
お、図中9は、温度制御手段4及びスイッチ8に接続さ
れる外部電源である。
【0017】以上のような構成を有する本実施例の作用
は、次の通りである。
【0018】即ち、通常使用時においては、図1に示す
ように、面状採暖具本体1を広げた状態で、スイッチ8
にて各通常使用温度設定手段5a,5bに電力供給を行
い、設定された各温度に基づき、温度制御手段4によっ
て、各発熱素子2a,2bの温度を個別に制御する。
【0019】そして、害虫駆除時においては、面状採暖
具本体1のコントローラ3を有しない側の端部を巻き始
めとし、表面を内側にして図2に示すように長尺方向に
複数回巻回して、細長い円筒状とする。この状態で、ス
イッチ8を操作し、電力の供給先を、各通常使用温度設
定手段5a,5bから、各害虫駆除温度設定手段6a,
6bとタイマ7に切換え、各害虫駆除温度設定手段6
a,6bにて、面状採暖具本体1のA面とB面における
害虫駆除の温度を個別に設定すると共に、タイマ7にて
害虫駆除時間を設定する。この場合、害虫駆除温度は少
なくとも50℃以上とし、また、害虫駆除時間は、1時
間以上とする。この結果、タイマ7が時間のカウントを
開始すると同時に、温度制御手段4は、各害虫駆除温度
設定手段6a,6bに設定された温度で、各面の発熱素
子2a,2bの温度制御を開始する。そして、タイマ7
が、所定の時間のカウントを終了した時点で、温度制御
手段4は、各発熱素子2a,2bへの通電を停止し、害
虫駆除を終了する。
【0020】このような害虫駆除を行った場合、面状採
暖具本体1の表面からの害虫の逃走が極めて困難である
ため、効果的な害虫駆除を行うことができる。即ち、面
状採暖具本体を2つ折りに畳むことしかできなかった従
来技術においては、3方に広く開放された周囲から裏面
及び周囲への害虫の逃走が極めて容易であったが、本実
施例においては、面状採暖具本体1の表面を内側に巻込
んでおり、表面が外部からほぼ隔離されているため、害
虫の逃走は極めて困難である。従って、この状態にて、
50℃以上の温度で1時間以上保持することにより、ほ
ぼ100%のダニを死滅させることができる。なお、5
0℃以上、且つ1時間以上という加熱条件は、ダニを死
滅させるための公知の条件である。
【0021】また、面状採暖具本体を2つ折りに畳むこ
としかできなかった従来技術においては、害虫駆除を行
う際における面状採暖具本体の設置スペースが拡大する
欠点があったが、本実施例においては、面状採暖具本体
1を巻回して細長い円筒状にできるため、害虫駆除時の
設置スペースを格段に縮小できる利点もある。
【0022】さらに、本実施例に示すように、面状採暖
具本体1を複数以上巻回した場合には、面状採暖具本体
1の裏面を表面と接触する形で巻き込むことができるた
め、従来不可能であった裏面の害虫の駆除も可能とな
る。
【0023】加えて、本実施例においては、面状採暖具
本体1に設ける発熱素子を長さ方向に2分割して配線し
ていることから、面状採暖具本体1を巻回した状態にお
いて、比較的高温となり安い内側と、外温に左右されて
比較的温度が低下し安い外側との通電を、個別に制御で
きるため、電力の無駄のない均一な温度制御を行うこと
ができる利点もある。
【0024】また、本実施例の各発熱素子2a,2b
は、幅方向に延びる直線状に配線されているため、長さ
方向に巻回しても、各発熱素子2a,2bがほとんど曲
げられることがなく、発熱素子2a,2bの耐久性が優
れているという利点もある。
【0025】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、具体的な構成は適宜変更可能であり、例
えば、タイマの設定時間の終点において、発熱素子への
通電をストップする代りに通常使用温度へ通電を切換え
るように設定することも可能である。また、害虫駆除時
の温度及び時間などの条件も対象となる害虫や使用環境
などに合せて適宜選択可能である。さらに、発熱素子の
配線形状は自由に選択可能であり、その分割構成につい
ても必ずしも分割する必要はなく、逆に3以上に分割す
ることも可能である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、面状採暖具本体を、一巻き以上巻回可能に形成する
という簡単な構成の改良により、面状採暖具本体の表面
を内側に巻き込んだ状態で害虫駆除を行うことができる
ため、害虫を逃走させることなく、面状採暖具本体の表
面の害虫をほぼ完全に駆除することが可能で、しかも、
駆除する際の必要スペースも小さくてすむような、優れ
た面状採暖具の害虫駆除装置を提供できる。また、湾曲
性を高くして、巻回数を増やせば、面状採暖具本体裏面
の、表面と重なる部分を拡大できるため、裏面の害虫の
駆除についても大きな効果を得られる。
【0027】特に、請求項2のように、発熱素子を複数
に分割して配線し個別に温度制御するようにした場合に
は、巻回した面状採暖具の外側から放熱があっても、面
状採暖具本体の表面温度を害虫駆除温度に保持すること
が可能となる。
【0028】また、請求項3のように、コントローラが
巻き終り側になるように面状採暖具本体を巻回して害虫
を駆除するようにすれば、巻回した状態でのコントロー
ラの操作が容易に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による面状採暖具の害虫駆除方法及びそ
の装置の一実施例を示す図であり、特に、面状採暖具本
体を広げた状態を示す斜視図。
【図2】本発明による面状採暖具の害虫駆除方法及びそ
の装置の一実施例を示す図であり、特に、面状採暖具本
体を巻回した状態を示す斜視図。
【図3】本発明による面状採暖具の害虫駆除方法及びそ
の装置の一実施例を示す図であり、特に、コントローラ
の構成を示す回路図。
【符号の説明】 1…面状採暖具本体 2a…A面発熱素子 2b…B面発熱素子 3…コントローラ 4…温度制御手段 5a…A面通常使用温度設定手段 5b…B面通常使用温度設定手段 6a…A面害虫駆除温度設定手段 6b…B面害虫駆除温度設定手段 7…タイマ 8…スイッチ 9…外部電源

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱素子を備えた面状採暖具本体と、こ
    の面状採暖具本体の通電を制御するコントローラとを有
    し、このコントローラが、面状採暖具本体の温度を制御
    する温度制御手段と、面状採暖具本体の温度を設定する
    温度設定手段と、面状採暖具本体の温度が害虫駆除温度
    になるよう面状採暖具本体の温度を設定する害虫駆除温
    度設定手段と、害虫駆除温度での動作時間を設定するタ
    イマとを備えた面状採暖具の害虫駆除装置において、 前記面状採暖具本体を、少なくとも一巻き以上巻回でき
    る程度に湾曲可能に形成したことを特徴とする面状採暖
    具の害虫駆除装置。
  2. 【請求項2】 発熱素子を、面状採暖具本体の巻回方向
    に複数に分割して配線し、且つ害虫駆除温度設定手段と
    して、各発熱素子毎に個別に温度設定可能な害虫駆除温
    度設定手段を使用したことを特徴とする請求項1に記載
    の面状採暖具の害虫駆除装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6419234A (en) * 1987-07-10 1989-01-23 Matsushita Electric Works Ltd Exterminating harmful insects and device therefor

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