JPH0517237Y2 - - Google Patents

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JPH0517237Y2
JPH0517237Y2 JP1987043241U JP4324187U JPH0517237Y2 JP H0517237 Y2 JPH0517237 Y2 JP H0517237Y2 JP 1987043241 U JP1987043241 U JP 1987043241U JP 4324187 U JP4324187 U JP 4324187U JP H0517237 Y2 JPH0517237 Y2 JP H0517237Y2
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polyvinyl chloride
resin
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、外柵金網フエンス、落石防止金網フ
エンス、各種果樹棚等の張線などに使用される合
成樹脂被覆鉄線に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、鉄線の表面に合成樹脂を所謂二重に被覆
したものはよく知られている。例えば実公昭57−
15804号は、鉄線に黒色に着色された変性ポリエ
チレン又は変性ポリ塩化ビニルからなる合成樹脂
内層を形成し、その外壁に着色された合成樹脂外
層が形成された合成樹脂被覆鉄線に関するもので
ある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような合成樹脂被覆鉄線は、着色樹脂によ
り被覆されているため見た目にはカラフルで美し
いが、フエンスなどに長期使用すると少しずつ樹
脂表面層の劣化が進み、樹脂表面の微細な割れ目
等から水が浸透し、内部の鉄線はいつの間にか腐
蝕されているものである。
この種の被覆鉄線は、合成樹脂被覆層が不透明
であるため表面からは、どの程度内部の鉄が腐蝕
しているのかわからず、防護用のフエンスなどに
使用している場合は思わぬ事故に繋がる恐れがあ
る。又、合成樹脂被覆鉄線をフエンスに編んだ
時、フエンスの強度は一般に鉄線の抗張力に略比
例するものであるが、フエンスを強くせんがため
に抗張力を高くすればする程良いというものでは
ない。その理由はフエンスを作る場合、合成樹脂
被覆鉄線は編機にかけられるが、その時ヘラによ
つて該鉄線の表面には強い衝撃力と摩擦力がかか
り、あまりにも抗張力の大きい鉄線を使用してい
る場合は合成樹脂表面に傷が入るという問題があ
つた。しかし、この問題については合成樹脂被覆
鉄線の表面の樹脂層に耐衝撃性の樹脂層を設ける
ことにより一応解決されるが、また別の問題が生
じた。該耐衝撃性の樹脂は一般に透明性の良いも
のは少ない。また、たとえ透明性の良いものが有
つたとしても低温域では耐衝撃性が急激に悪くな
り、フエンス用としては使用できないという欠点
がある。本考案は、このような問題を解決するも
ので、金属光沢を有し、長期使用に耐える強度の
高いフエンスを製造でき、しかも鉄線が腐蝕した
時は外部から視認できる合成樹脂被覆鉄線を提供
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
以上の目的を達成するため、本考案の合成樹脂
被覆鉄線は、金属メツキを施した鉄線の表面に接
着剤を介して、透明性を有する軟質又は半硬質の
ポリ塩化ビニル系樹脂の下地層が形成され、その
外壁に厚み0.1〜0.2mmの耐衝撃性ポリ塩化ビニル
系樹脂表面層が形成されている点に要旨を有す
る。
〔作用〕
このように構成された合成樹脂被覆鉄線による
と、表面層が耐衝撃性のポリ塩化ビニル系樹脂が
0.1〜0.2mmの極めて薄い層で形成されているの
で、光の透過性もよい。従つて該鉄線の表面層に
入射した光は透明の下地層をも通過して、金属メ
ツキ層に反射されることになり、該鉄線は金属光
沢を有するものとなる。又、鉄線が何らかの原因
により万一錆びたとしても、外部から視認できる
ので、長期の使用によつてフエンスとしての安全
性等が問題になる場合は早めに取り替えることが
できる。
又、表面層に薄い層ではあるが、耐衝撃性のポ
リ塩化ビニル系樹脂層があるためフエンス製造時
の編機のヘラ等によつて傷がつきにくく強いフエ
ンスを製造することができ、フエンスとしても表
面に石やその他の物体が当たつても、下地層で衝
撃が緩和されるので簡単に被覆が破れたりめくれ
たりしにくいものである。又、たとえ合成樹脂被
覆層が破損してもメツキ層が鉄の腐蝕をくい止め
るものである。
〔実施例〕
第1図は本考案の実施例による合成樹脂被覆鉄
線であつて、1は鉄線、2は金属メツキ層、3は
接着剤層、4は下地層、5は表面層を示してい
る。鉄線1は抗張力60Kgf/mm2〜100Kgf/mm2
ものが使用できるが、望ましくは65Kgf/mm2〜85
Kgf/mm2のものが良く、この範囲のものは金網加
工がしやすく、金網としての変形余地が少なく、
長期に亘つてたわみの少ない整然としたフエンス
が得られる。金属メツキ2は通常亜鉛メツキが施
されるが、他の金属メツキであつて光沢を有する
ものであれば、特に限定されるものではない。
又、メツキの付着量は25μm〜135μm程度であ
り、所謂1種〜3種メツキと言われるものであ
る。それぞれの用途によつてメツキの厚みは使い
わけられるが、メツキ厚みによらずどんな厚みの
ものも望ましくはメツキ表面をブライト仕上げを
行うとよい。そうすることによつてメツキ表面は
光沢を増し、光はメツキ表面でキラキラ光り、合
成樹脂被覆鉄線であるにもかかわらず、優れた金
属光沢を有する鉄線ができる。
また、接着剤層3はポリ塩化ビニルの下地層4
とメツキ層2とを密着させるものでポリ塩化ビニ
ル系やポリ塩化ビニル−ポリ酢酸ビニル系、アク
リル系、ポリエステル系等の接着剤が使用でき
る。ポリ塩化ビニルはポリエチレンやポリプロピ
レン等と異なり、比較的接着性は良いので、接着
剤の選択は特にメツキ光沢を妨げないものであれ
ば、どのような接着剤でもよい。
次に下地層4は軟質又は半硬質のポリ塩化ビニ
ル系樹脂層であつて、ポリ塩化ビニル系樹脂100
部に対して可塑剤が10〜30部含まれているもので
ある。そして該下地層4は透明でなければならな
い。下地層4の厚みは0.05〜0.2mmであればよく、
あまり厚くすると表面層の耐衝撃層の強度が削減
され、また薄くしすぎると表面層の衝撃が緩和で
きなくなる。
次に表面層5は耐衝撃性ポリ塩化ビニル系樹脂
であつて厚みは0.1〜0.2mmであり、望ましくは約
0.15mmくらいが良い。0.1mmより薄くなると光の
透過性は良くなるが、耐衝撃強度が小さくなりす
ぎ、逆に0.2mm以上になると耐衝撃強度は大きく
なるが、光の透過性が悪くなり、メツキの光沢が
低下する。本考案で用いる耐衝撃性ポリ塩化ビニ
ル系樹脂とはポリ塩化ビニルにエチレン酢酸ビニ
ルをグラフト重合したものやポリ塩化ビニルにゴ
ム系等の他の樹脂を共重合した樹脂であつて東洋
ソーダ株式会社製商品名リユーロングラフトや三
井東圧化学株式会社製商品名グラフトHRなどの
ものを指す。該表面層5に使用される耐衝撃性ポ
リ塩化ビニル系樹脂層はポリ塩化ビニル系樹脂の
他に加工助剤、安定剤、可塑剤、滑剤等を含むも
のである。
下地層4或いは表面層5には金属光沢を阻害し
ない程度の微量の着色剤(樹脂100部に対し0.3部
以下)を添加することも可能である。
また、本考案の合成樹脂被覆鉄線の製造方法は
金属メツキされた鉄線に接着剤を塗布し、その後
2台の押出機を用い、最初に透明性を有する軟質
又は半硬質のポリ塩化ビニルを被覆し、その後耐
衝撃性ポリ塩化ビニルを被覆することによつて得
られる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案の合成樹脂被覆鉄線は、表
面層に耐衝撃性のポリ塩化ビニル系樹脂層が厚み
0.1〜0.2mmで形成されているため耐衝撃性があ
り、光透過性も有しており、しかも同一系の樹脂
によつて下地層が形成されているので二層の樹脂
が剥離することがなく完全に一体化されているの
で、耐衝撃性樹脂の層が薄いにもかかわらず全体
の強度が大きく、しかも下地層は軟質又は半硬質
の透明の樹脂層であるため表面層から入射した殆
どの光はメツキ層まで到達し、メツキ層の反射に
よつて該被覆鉄線は美麗な金属光沢を放ち、フエ
ンス等に使用した場合優れた美観を有するものに
なる。又、鉄線表面にメツキ層があるので、フエ
ンス等に使用した場合長期間防錆効果があるのは
もちろんであるが、たとえ樹脂被覆層に目には見
えないクラツクや傷が生じ、そこから浸入した水
分等によつて内部の鉄が腐蝕し始めたとしても、
金属表面が樹脂層を通して外から見えるため、そ
の腐蝕度合を見て、必要な時期にフエンスの取り
替えができる。従つて腐蝕したフエンスを長期間
使用することよつて思わぬ事故を引き起こすとい
つた恐れもなくなる。
又表面層に耐衝撃性のポリ塩化ビニル系樹脂を
用いているので、高い抗張力の鉄線でも網加工が
可能であるので、強度の大きいフエンスを製造す
ることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の合成樹脂被覆鉄線の一実施例
を示す断面図である。 1……鉄線、2……金属メツキ層、3……接着
剤、4……下地層、5……表面層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属メツキを施した鉄線の表面に接着剤を介し
    て、透明性を有する軟質又は半硬質のポリ塩化ビ
    ニル系樹脂の下地層が形成され、その外壁に厚み
    0.1〜0.2mmの耐衝撃性ポリ塩化ビニル系樹脂表面
    層が形成されてなる合成樹脂被覆鉄線。
JP1987043241U 1987-03-24 1987-03-24 Expired - Lifetime JPH0517237Y2 (ja)

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JP1987043241U JPH0517237Y2 (ja) 1987-03-24 1987-03-24

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JP1987043241U JPH0517237Y2 (ja) 1987-03-24 1987-03-24

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JPS63149720U JPS63149720U (ja) 1988-10-03
JPH0517237Y2 true JPH0517237Y2 (ja) 1993-05-10

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JPS57194669U (ja) * 1981-06-05 1982-12-09
JPH0529302Y2 (ja) * 1985-07-30 1993-07-27

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