JPH0517278A - 化合物半導体結晶の製造方法及び製造装置 - Google Patents
化合物半導体結晶の製造方法及び製造装置Info
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- JPH0517278A JPH0517278A JP19106291A JP19106291A JPH0517278A JP H0517278 A JPH0517278 A JP H0517278A JP 19106291 A JP19106291 A JP 19106291A JP 19106291 A JP19106291 A JP 19106291A JP H0517278 A JPH0517278 A JP H0517278A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】閃亜鉛鉱型の結晶構造を有するAB型化合物半
導体結晶を<100>方向に成長させる場合に、種結晶
の<110>等価方向の一つが結晶の自由表面にあるよ
うに設定し、双晶欠陥の発生を少なくして製造できるよ
うにする。 【構成】長手方向に垂直な断面形状が80%が円形状で
残りの上部が開口したボートを用い、<100>等価方
向とボート長手方向とを平行にし、かつ該<100>等
価方向に垂直な<110>等価方向の一つが結晶の自由
表面にあるようにGaAs種結晶の方位を設定し、ボー
トの中にGaを入れ、反応容器の他端にAsを入れ反応
容器内を真空状態に減圧し封じ、次に反応容器を結晶育
成炉にいれ結晶を育成する。育成中の結晶の観察は、容
易にボート上部の開口を通じてできる。得られた結晶
は、双晶欠陥もなく良質なものであった。
導体結晶を<100>方向に成長させる場合に、種結晶
の<110>等価方向の一つが結晶の自由表面にあるよ
うに設定し、双晶欠陥の発生を少なくして製造できるよ
うにする。 【構成】長手方向に垂直な断面形状が80%が円形状で
残りの上部が開口したボートを用い、<100>等価方
向とボート長手方向とを平行にし、かつ該<100>等
価方向に垂直な<110>等価方向の一つが結晶の自由
表面にあるようにGaAs種結晶の方位を設定し、ボー
トの中にGaを入れ、反応容器の他端にAsを入れ反応
容器内を真空状態に減圧し封じ、次に反応容器を結晶育
成炉にいれ結晶を育成する。育成中の結晶の観察は、容
易にボート上部の開口を通じてできる。得られた結晶
は、双晶欠陥もなく良質なものであった。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水平ブリッジマン法
(HB法)や温度傾斜法(GF法)等のボート法による
化合物半導体結晶の製造方法及び製造装置に関するもの
である。
(HB法)や温度傾斜法(GF法)等のボート法による
化合物半導体結晶の製造方法及び製造装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、ボート法による化合物半導体単結
晶の育成においては、単結晶の成長方位をボート長手方
向に平行に<111>方向で行い、結晶のウエハ面が
(100)面となるよう、結晶の長手方向(成長方向)
に対して所定の角度で斜めにウエハを切り出していた。
また、生産性の点から結晶成長方向に垂直にウエハを切
り出せるように、<100>方向で成長させる方法が一
部行われている。
晶の育成においては、単結晶の成長方位をボート長手方
向に平行に<111>方向で行い、結晶のウエハ面が
(100)面となるよう、結晶の長手方向(成長方向)
に対して所定の角度で斜めにウエハを切り出していた。
また、生産性の点から結晶成長方向に垂直にウエハを切
り出せるように、<100>方向で成長させる方法が一
部行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の<10
0>方向の成長は、<111>方向成長に比べ結晶欠陥
である双晶欠陥が発生し易く、歩留とスループットの低
下を招いていた。本発明の目的は、従来技術が有してい
た前述の欠点を解消しようとするものである。
0>方向の成長は、<111>方向成長に比べ結晶欠陥
である双晶欠陥が発生し易く、歩留とスループットの低
下を招いていた。本発明の目的は、従来技術が有してい
た前述の欠点を解消しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の問題点
を解決すべくなされたものであり、閃亜鉛鉱型の結晶構
造を有するAB型化合物半導体結晶をボート法により製
造する方法において、育成すべき前記AB型化合物半導
体結晶の<100>方向に等価な一つの方向が、ボート
の長手水平方向にほぼ平行になり、さらに前記1つの<
100>等価方向と垂直な一つの<110>等価方向
が、育成すべき前記AB型化合物半導体結晶の表面のう
ちボートと直接接触していない表面に対する法線方向の
一つと一致するように、種結晶の方位を選び、結晶を育
成することを特徴とする化合物半導体結晶の製造方法、
および、閃亜鉛鉱型の結晶構造を有するAB型化合物半
導体結晶をボート法により製造する装置において、育成
すべき前記AB型化合物半導体結晶の<100>方向に
等価な一つの方向がボートの長手水平方向にほぼ平行に
なり、かつ、前記1つの<100>等価方向と垂直な一
つの<110>等価方向が、育成すべき前記AB型化合
物半導体結晶の表面のうちボートと直接接触していない
表面に対する法線方向の一つと一致するように、種結晶
の方位が設定されていることを特徴とする化合物半導体
結晶の製造装置である。
を解決すべくなされたものであり、閃亜鉛鉱型の結晶構
造を有するAB型化合物半導体結晶をボート法により製
造する方法において、育成すべき前記AB型化合物半導
体結晶の<100>方向に等価な一つの方向が、ボート
の長手水平方向にほぼ平行になり、さらに前記1つの<
100>等価方向と垂直な一つの<110>等価方向
が、育成すべき前記AB型化合物半導体結晶の表面のう
ちボートと直接接触していない表面に対する法線方向の
一つと一致するように、種結晶の方位を選び、結晶を育
成することを特徴とする化合物半導体結晶の製造方法、
および、閃亜鉛鉱型の結晶構造を有するAB型化合物半
導体結晶をボート法により製造する装置において、育成
すべき前記AB型化合物半導体結晶の<100>方向に
等価な一つの方向がボートの長手水平方向にほぼ平行に
なり、かつ、前記1つの<100>等価方向と垂直な一
つの<110>等価方向が、育成すべき前記AB型化合
物半導体結晶の表面のうちボートと直接接触していない
表面に対する法線方向の一つと一致するように、種結晶
の方位が設定されていることを特徴とする化合物半導体
結晶の製造装置である。
【0005】以下、本発明の実施例に従って説明する。
ここでは、一つの実施例としてGaAs単結晶を育成し
た例で説明する。図1は結晶育成用ボートの長手方向に
垂直な断面図を示す。図中1は結晶、2はボートを示し
ている。結晶表面のボートと直接接触していない部分
は、図中曲線BCB1に相当する。ベクトルBA及びベ
クトルB1A1は、それぞれB、B1における結晶表面
の法線ベクトルを示す。ベクトルOa及びOa1は、ベ
クトルBA及びベクトルB1A1と平行なベクトルを示
す。OCは、鉛直方向を示す。
ここでは、一つの実施例としてGaAs単結晶を育成し
た例で説明する。図1は結晶育成用ボートの長手方向に
垂直な断面図を示す。図中1は結晶、2はボートを示し
ている。結晶表面のボートと直接接触していない部分
は、図中曲線BCB1に相当する。ベクトルBA及びベ
クトルB1A1は、それぞれB、B1における結晶表面
の法線ベクトルを示す。ベクトルOa及びOa1は、ベ
クトルBA及びベクトルB1A1と平行なベクトルを示
す。OCは、鉛直方向を示す。
【0006】図のように結晶表面の直接ボートと接触し
ていない部分の法線方向は、角aOa1の2θの間には
いることがわかる。種結晶の<100>方向に等価な一
つの方向を、ボート長手方向とほぼ平行、つまり図1の
紙面にほぼ垂直方向に選び、それに垂直な<110>等
価方向の少なくとも一つをベクトルOaとOa1の間に
選ぶように、種結晶を設置する。好ましくは、<110
>等価方向を鉛直上方に向けることがよい。
ていない部分の法線方向は、角aOa1の2θの間には
いることがわかる。種結晶の<100>方向に等価な一
つの方向を、ボート長手方向とほぼ平行、つまり図1の
紙面にほぼ垂直方向に選び、それに垂直な<110>等
価方向の少なくとも一つをベクトルOaとOa1の間に
選ぶように、種結晶を設置する。好ましくは、<110
>等価方向を鉛直上方に向けることがよい。
【0007】本発明における閃亜鉛鉱型の結晶構造を有
するAB型化合物半導体結晶としては、GaAs、In
P等の3−5族化合物半導体結晶、ZnSe等の2−6
族化合物半導体結晶が用いられる。
するAB型化合物半導体結晶としては、GaAs、In
P等の3−5族化合物半導体結晶、ZnSe等の2−6
族化合物半導体結晶が用いられる。
【0008】
【作用】本発明において、種結晶方位を前述のように選
ぶことにより、双晶欠陥が低減し結晶の歩留が向上する
ことは実験的には確かめられたが、その詳細な作用機構
については必ずしも明確ではなく、以下のように考えら
れる。
ぶことにより、双晶欠陥が低減し結晶の歩留が向上する
ことは実験的には確かめられたが、その詳細な作用機構
については必ずしも明確ではなく、以下のように考えら
れる。
【0009】<100>成長方向の場合、閃亜鉛鉱型化
合物半導体単結晶に発生する晶癖(ファセット)の発生
位置は、<100>成長方向に垂直な4個の<110>
方向と結晶表面の法線方向が、ほぼ等しくなる部分に発
生する。
合物半導体単結晶に発生する晶癖(ファセット)の発生
位置は、<100>成長方向に垂直な4個の<110>
方向と結晶表面の法線方向が、ほぼ等しくなる部分に発
生する。
【0010】結晶育成中に発生する双晶欠陥は(11
1)面に平行に発生し、多くの場合その起点は、結晶表
面付近の(111)ファセットである。また、ボート法
で結晶を育成する場合には、ボートと直接接触する(1
11)ファセットを起点に発生する場合が多い。
1)面に平行に発生し、多くの場合その起点は、結晶表
面付近の(111)ファセットである。また、ボート法
で結晶を育成する場合には、ボートと直接接触する(1
11)ファセットを起点に発生する場合が多い。
【0011】双晶欠陥の起点となる可能性の高い、ボー
トと直接接触する(111)ファセットの数を、減らす
ことが双晶欠陥の発生頻度の低減に効果があると考えら
れる。
トと直接接触する(111)ファセットの数を、減らす
ことが双晶欠陥の発生頻度の低減に効果があると考えら
れる。
【0012】これは、少なくとも一つの(111)ファ
セットが、ボートと直接接触しない自由表面に現れるよ
うに、種結晶方位を選ぶことにより双晶欠陥の発生を抑
制できると考えられることから、本発明のように種結晶
を設置した場合には、(111)ファセット面の少なく
とも一つは結晶がボートと直接接触しない自由表面に発
生することになり、双晶欠陥の発生頻度が低下するもの
と思われる。
セットが、ボートと直接接触しない自由表面に現れるよ
うに、種結晶方位を選ぶことにより双晶欠陥の発生を抑
制できると考えられることから、本発明のように種結晶
を設置した場合には、(111)ファセット面の少なく
とも一つは結晶がボートと直接接触しない自由表面に発
生することになり、双晶欠陥の発生頻度が低下するもの
と思われる。
【0013】また、ボートの長手方向に垂直な断面形状
が、低部の幅が狭く中央部の幅が広く上部の幅が再度狭
くなっているような形状にすることにより、得られた結
晶より(100)円形ウエハを求める場合、そのまま長
手方向に垂直にスライスして円形ウエハに近い形状が得
られることから、切削による損失を小さくすることが可
能である。好ましくは、円形あるいはより円形に近い多
角形等のボート形状にすることにより、加工ロスがさら
に少なくなる。
が、低部の幅が狭く中央部の幅が広く上部の幅が再度狭
くなっているような形状にすることにより、得られた結
晶より(100)円形ウエハを求める場合、そのまま長
手方向に垂直にスライスして円形ウエハに近い形状が得
られることから、切削による損失を小さくすることが可
能である。好ましくは、円形あるいはより円形に近い多
角形等のボート形状にすることにより、加工ロスがさら
に少なくなる。
【0014】また、ボート上部にはスリット等の開口が
設けられ、その開口幅はボート断面中央部の最大幅の1
0%以上で前記最大幅より小さいことが必要で、これに
より育成中に結晶を観察することができ、双晶欠陥など
が観察が可能になる。前記開口幅が前記最大幅に等しく
なると、結晶の断面は半円型に近くなり、ウエハに加工
する際のロスが大きくなるので好ましくない。
設けられ、その開口幅はボート断面中央部の最大幅の1
0%以上で前記最大幅より小さいことが必要で、これに
より育成中に結晶を観察することができ、双晶欠陥など
が観察が可能になる。前記開口幅が前記最大幅に等しく
なると、結晶の断面は半円型に近くなり、ウエハに加工
する際のロスが大きくなるので好ましくない。
【0015】これらの結果は、結晶学的にみて<100
>方向に等価な方位、すなわち<010>、<001
>、<−100>、<0−10>、<00−1>方向
(−は逆方向を示す)に対して行っても当然同じ結果に
なるので、いずれの方位を選択してもよい。また、<1
10>方向に等価な方位、すなわち<101>、<01
1>、<−110>、<1−10>、<−1−10>、
<−101>、<10−1>、<−10−1>、<0−
11>、<01−1>、<0−1−1>方向についても
同様であり、いずれの方位を選択してもよい。
>方向に等価な方位、すなわち<010>、<001
>、<−100>、<0−10>、<00−1>方向
(−は逆方向を示す)に対して行っても当然同じ結果に
なるので、いずれの方位を選択してもよい。また、<1
10>方向に等価な方位、すなわち<101>、<01
1>、<−110>、<1−10>、<−1−10>、
<−101>、<10−1>、<−10−1>、<0−
11>、<01−1>、<0−1−1>方向についても
同様であり、いずれの方位を選択してもよい。
【0016】
【実施例】以下、GaAsの単結晶を製造する場合の実
施例について説明する。
施例について説明する。
【0017】図2、3は、ボート長手方向(水平方向)
において結晶成長面側からみた種結晶方位のWulff
ステレオ投影図である。ここで紙面上方が鉛直上方を示
す。図中鉛直上方から両側に角度θ、合計2θの範囲内
がボートと直接接触しない自由表面の範囲を示す。
において結晶成長面側からみた種結晶方位のWulff
ステレオ投影図である。ここで紙面上方が鉛直上方を示
す。図中鉛直上方から両側に角度θ、合計2θの範囲内
がボートと直接接触しない自由表面の範囲を示す。
【0018】図2、3において、4角形の印は4回対称
軸で、本実施例では(100)等価面に垂直な<100
>等価方向を示し、3角形の印は3回対称軸で(11
1)等価面に垂直な<111>等価方向を示し、楕円形
の印は2回対称軸で(110)等価面に垂直な<110
>等価方向を示している。
軸で、本実施例では(100)等価面に垂直な<100
>等価方向を示し、3角形の印は3回対称軸で(11
1)等価面に垂直な<111>等価方向を示し、楕円形
の印は2回対称軸で(110)等価面に垂直な<110
>等価方向を示している。
【0019】図2のような方位で種結晶を設置した場合
には、<100>等価成長方向に垂直な一つの<110
>等価方向及び(111)ファセット面の一つが、ボー
トと直接接触しない。図3のような方位で種結晶を設置
した場合には、すべての(111)ファセット面がボー
トと直接接触する。
には、<100>等価成長方向に垂直な一つの<110
>等価方向及び(111)ファセット面の一つが、ボー
トと直接接触しない。図3のような方位で種結晶を設置
した場合には、すべての(111)ファセット面がボー
トと直接接触する。
【0020】図4には、ボート2を用いて育成する場合
の反応容器の長手方向の断面図を示している。図5は結
晶育成用ボートの長手方向に垂直な断面形状が、80%
が円形状で残りの上部が開口したボートの断面図を示
す。ボート上部の開口幅は、中央部の最大幅の約59%
である。
の反応容器の長手方向の断面図を示している。図5は結
晶育成用ボートの長手方向に垂直な断面形状が、80%
が円形状で残りの上部が開口したボートの断面図を示
す。ボート上部の開口幅は、中央部の最大幅の約59%
である。
【0021】(実施例1)図5に示したような、結晶育
成用ボートの長手方向に垂直な断面形状が、80%が円
形状をしたボートを用い、図2のような方位のGaAs
種結晶3をボート2の所定の位置に設置する。
成用ボートの長手方向に垂直な断面形状が、80%が円
形状をしたボートを用い、図2のような方位のGaAs
種結晶3をボート2の所定の位置に設置する。
【0022】図4のようにボート2の中にGa4を21
00g入れ、反応容器5の他端にAs6を2300g入
れ反応容器5内を真空状態に減圧し封じきる。次に反応
容器5を結晶育成炉にいれ、反応容器5内のAsを60
0℃に加熱し、反応容器5内のAs蒸気圧を1atmに
維持し、反応容器5内ボート部を1200℃とし、Ga
とAs蒸気を反応させGaAsを合成する。
00g入れ、反応容器5の他端にAs6を2300g入
れ反応容器5内を真空状態に減圧し封じきる。次に反応
容器5を結晶育成炉にいれ、反応容器5内のAsを60
0℃に加熱し、反応容器5内のAs蒸気圧を1atmに
維持し、反応容器5内ボート部を1200℃とし、Ga
とAs蒸気を反応させGaAsを合成する。
【0023】その後、さらに昇温し種結晶温度を123
8℃、GaAs融液中の温度勾配を0.5℃/cm程度
にし、種結晶とGaAs融液を接触させる。その後、融
液の温度を徐々に下げて冷却し結晶の育成を行う。結晶
育成中に結晶の観察は容易にボート上方からできる。双
晶欠陥の発生は結晶育成中にボート上方より観察するこ
とができ、双晶欠陥が発生した場合にはメルトバックに
より対応できる。
8℃、GaAs融液中の温度勾配を0.5℃/cm程度
にし、種結晶とGaAs融液を接触させる。その後、融
液の温度を徐々に下げて冷却し結晶の育成を行う。結晶
育成中に結晶の観察は容易にボート上方からできる。双
晶欠陥の発生は結晶育成中にボート上方より観察するこ
とができ、双晶欠陥が発生した場合にはメルトバックに
より対応できる。
【0024】完全に固化後さらに温度を室温まで下げ
て、結晶を取り出すことによりGaAs単結晶4150
gを得ることができた。得られた結晶は、双晶欠陥もな
く良質なものであった。
て、結晶を取り出すことによりGaAs単結晶4150
gを得ることができた。得られた結晶は、双晶欠陥もな
く良質なものであった。
【0025】得られた結晶から(100)面円形ウエハ
を作成する場合は、得られた結晶の(100)面方向の
断面形状が円形に近い形になるようにできる。前記ボー
ト形状により、単結晶より(100)円形ウエハを求め
る場合、結晶の長手方向に垂直にスライスしてそのまま
円形ウエハに近い形状が得られる。このため、切削によ
る損失を小さくすることが可能である。
を作成する場合は、得られた結晶の(100)面方向の
断面形状が円形に近い形になるようにできる。前記ボー
ト形状により、単結晶より(100)円形ウエハを求め
る場合、結晶の長手方向に垂直にスライスしてそのまま
円形ウエハに近い形状が得られる。このため、切削によ
る損失を小さくすることが可能である。
【0026】(比較例)GaAs化合物半導体単結晶育
成の比較例として、さらに図3のような種結晶方位で結
晶の育成実験を試みた。双晶が育成中に観測された場合
にはメルトバックを行った。この実験では、メルトバッ
クを10回行ったが双晶欠陥が無くなることはなかっ
た。
成の比較例として、さらに図3のような種結晶方位で結
晶の育成実験を試みた。双晶が育成中に観測された場合
にはメルトバックを行った。この実験では、メルトバッ
クを10回行ったが双晶欠陥が無くなることはなかっ
た。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は次のような
優れた効果がある。
優れた効果がある。
【0028】(1)結晶の成長方向(長手方向)を<1
00>方向として育成する場合に、本発明ように種結晶
方位を設定して育成することによって、双晶欠陥の発生
頻度が小さくなり歩留とスループットが向上する。
00>方向として育成する場合に、本発明ように種結晶
方位を設定して育成することによって、双晶欠陥の発生
頻度が小さくなり歩留とスループットが向上する。
【0029】(2)結晶の成長方向(長手方向)を<1
11>方向として育成する場合に比べ、(100)ウエ
ハを結晶から切り出す際に、結晶の長手方向に垂直な方
向に近い方向で切り出せる。このため加工ロスを低減す
ることができ、一つの結晶から切り出せるウエハ枚数も
多くなる。
11>方向として育成する場合に比べ、(100)ウエ
ハを結晶から切り出す際に、結晶の長手方向に垂直な方
向に近い方向で切り出せる。このため加工ロスを低減す
ることができ、一つの結晶から切り出せるウエハ枚数も
多くなる。
【0030】(3)ボートの長手方向に垂直な断面形状
が、低部の幅が狭く中央部の幅が広く上部の幅が再度狭
くなっているような形状、特に円形あるいは円形に近い
形にすることにより、得られる結晶の(100)面方向
の断面形状が円形に近い形になる。したがって、結晶よ
り(100)面の円形ウエハを求める場合、結晶をスラ
イスしてそのまま円形ウエハに近い形状が得られること
から、切削による損失を小さくすることが可能である。
が、低部の幅が狭く中央部の幅が広く上部の幅が再度狭
くなっているような形状、特に円形あるいは円形に近い
形にすることにより、得られる結晶の(100)面方向
の断面形状が円形に近い形になる。したがって、結晶よ
り(100)面の円形ウエハを求める場合、結晶をスラ
イスしてそのまま円形ウエハに近い形状が得られること
から、切削による損失を小さくすることが可能である。
【0031】(4)経済性および作業性の向上により製
品のコストの低減ができる。
品のコストの低減ができる。
【図1】結晶育成用ボートの長手方向に垂直な断面図
【図2】(111)ファセットの少なくとも一つが直接
ボートと接触しない場合の、ボート長手方向(水平方
向)において結晶成長面側からみた種結晶方位のWul
ffステレオ投影図。
ボートと接触しない場合の、ボート長手方向(水平方
向)において結晶成長面側からみた種結晶方位のWul
ffステレオ投影図。
【図3】(111)ファセットのすべてが直接ボートと
接触する場合の、ボート長手方向(水平方向)において
結晶成長面側からみた種結晶方位のWulffステレオ
投影図。
接触する場合の、ボート長手方向(水平方向)において
結晶成長面側からみた種結晶方位のWulffステレオ
投影図。
【図4】ボートを用いて育成する場合の反応容器の長手
方向の断面図。
方向の断面図。
【図5】長手方向に垂直な断面形状が、円周の80%が
円形状をしたボートの断面図。
円形状をしたボートの断面図。
1 結晶
2 ボート
3 種結晶
4 Ga
5 反応容器
6 As
Claims (4)
- 【請求項1】閃亜鉛鉱型の結晶構造を有するAB型化合
物半導体結晶をボート法により製造する方法において、
育成すべき前記AB型化合物半導体結晶の<100>方
向に等価な一つの方向が、ボートの長手方向にほぼ平行
になり、さらに前記1つの<100>等価方向と垂直な
一つの<110>等価方向が、育成すべき前記AB型化
合物半導体結晶の表面のうちボートと直接接触していな
い表面に対する法線方向の一つと一致するように、種結
晶の方位を選び、結晶を育成することを特徴とする化合
物半導体結晶の製造方法。 - 【請求項2】閃亜鉛鉱型の結晶構造を有するAB型化合
物半導体結晶をボート法により製造する装置において、
育成すべき前記AB型化合物半導体結晶の<100>方
向に等価な一つの方向がボートの長手水平方向にほぼ平
行になり、かつ、前記1つの<100>等価方向と垂直
な一つの<110>等価方向が、育成すべき前記AB型
化合物半導体結晶の表面のうちボートと直接接触してい
ない表面に対する法線方向の一つと一致するように、種
結晶の方位が設定されていることを特徴とする化合物半
導体結晶の製造装置。 - 【請求項3】前記ボートの長手方向に垂直な断面形状
が、低部の幅が狭く中央部の幅が広く上部の幅が再度狭
くなっている形状であり、前記ボートの上部には中央部
の最大幅の10%以上の幅で前記最大幅より小さい幅の
開口が設けられている請求項2の化合物半導体結晶の製
造装置。 - 【請求項4】閃亜鉛鉱型の結晶構造を有するAB型化合
物半導体結晶がGaAs結晶である請求項2の化合物半
導体結晶の製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19106291A JPH0517278A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 化合物半導体結晶の製造方法及び製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19106291A JPH0517278A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 化合物半導体結晶の製造方法及び製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0517278A true JPH0517278A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=16268251
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19106291A Withdrawn JPH0517278A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 化合物半導体結晶の製造方法及び製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0517278A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011082526A (ja) * | 2009-10-08 | 2011-04-21 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Co Ltd | 配向ナノスケールパターンを用いて、シリコン上にiii−v族層を成長させる方法 |
-
1991
- 1991-07-05 JP JP19106291A patent/JPH0517278A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011082526A (ja) * | 2009-10-08 | 2011-04-21 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Co Ltd | 配向ナノスケールパターンを用いて、シリコン上にiii−v族層を成長させる方法 |
| US9601328B2 (en) | 2009-10-08 | 2017-03-21 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. | Growing a III-V layer on silicon using aligned nano-scale patterns |
| US10020189B2 (en) | 2009-10-08 | 2018-07-10 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. | Growing a III-V layer on silicon using aligned nano-scale patterns |
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