JPH05175021A - 希土類ボンド磁石材料,希土類ボンド磁石および希土類ボンド磁石の製造方法 - Google Patents
希土類ボンド磁石材料,希土類ボンド磁石および希土類ボンド磁石の製造方法Info
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- JPH05175021A JPH05175021A JP3345116A JP34511691A JPH05175021A JP H05175021 A JPH05175021 A JP H05175021A JP 3345116 A JP3345116 A JP 3345116A JP 34511691 A JP34511691 A JP 34511691A JP H05175021 A JPH05175021 A JP H05175021A
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
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- H01F1/01—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
- H01F1/03—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
- H01F1/032—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials
- H01F1/04—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials metals or alloys
- H01F1/047—Alloys characterised by their composition
- H01F1/053—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals
- H01F1/0533—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals in a bonding agent
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- Power Engineering (AREA)
- Hard Magnetic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 室温での磁気特性の経時劣化,室温以上での
磁気特性の経時劣化が少なく、耐熱性が改善された希土
類ボンド磁石を提供する。 【構成】 粉末状希土類磁性材料にバインダーを添加
し、圧縮成形して希土類ボンド磁石を製造するに際し、
粉末状希土類磁性材料の圧縮成形体の前記希土類磁性材
料の表面に、トリアジン樹脂を主成分とする高耐熱付加
重合型熱硬化性樹脂をコーティングする希土類ボンド磁
石の製造方法。
磁気特性の経時劣化が少なく、耐熱性が改善された希土
類ボンド磁石を提供する。 【構成】 粉末状希土類磁性材料にバインダーを添加
し、圧縮成形して希土類ボンド磁石を製造するに際し、
粉末状希土類磁性材料の圧縮成形体の前記希土類磁性材
料の表面に、トリアジン樹脂を主成分とする高耐熱付加
重合型熱硬化性樹脂をコーティングする希土類ボンド磁
石の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車,事務機器,家
電製品,音響機器などの幅広い製品類に使用される希土
類ボンド磁石を提供するのに好適な希土類ボンド磁石材
料,希土類ボンド磁石および希土類ボンド磁石の製造方
法に関するものである。
電製品,音響機器などの幅広い製品類に使用される希土
類ボンド磁石を提供するのに好適な希土類ボンド磁石材
料,希土類ボンド磁石および希土類ボンド磁石の製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、永久磁石としてはアルニコ磁石や
フェライト磁石などが多く使用されてきたが、これらの
磁石よりもさらに磁気特性に優れた希土類磁石が開発さ
れそしてこの用途および使用量は急激に拡大しつつあ
る。
フェライト磁石などが多く使用されてきたが、これらの
磁石よりもさらに磁気特性に優れた希土類磁石が開発さ
れそしてこの用途および使用量は急激に拡大しつつあ
る。
【0003】このような希土類磁石は活発な金属を含む
ため、酸化しやすく、それにより耐蝕性,耐温度特性が
悪いという欠点を有しており、特に室温以上では著しく
酸化されやすく耐熱性に劣るという欠点を有している。
ため、酸化しやすく、それにより耐蝕性,耐温度特性が
悪いという欠点を有しており、特に室温以上では著しく
酸化されやすく耐熱性に劣るという欠点を有している。
【0004】また、希土類磁石の中でも、R−Fe−B
系,R−Fe−N系の磁石は、R(希土類)の他にFe
(鉄)を主成分としているため、Sm−Co系の磁石に
比べて酸化はより著しい。したがって、R−Fe系の磁
石は磁気特性には優れているものの耐酸化性,耐蝕性,
室温以上での温度特性の点で大きな問題点となってい
る。
系,R−Fe−N系の磁石は、R(希土類)の他にFe
(鉄)を主成分としているため、Sm−Co系の磁石に
比べて酸化はより著しい。したがって、R−Fe系の磁
石は磁気特性には優れているものの耐酸化性,耐蝕性,
室温以上での温度特性の点で大きな問題点となってい
る。
【0005】その中でも、焼結磁石は焼結反応により高
密度化しており、磁石製造の最終工程で製品表面を例え
ばNiメッキ処理や樹脂コーティングすることにより耐
蝕性などはかなり防止できる。また、ボンド磁石の中で
もポリアミド樹脂などの熱可塑性樹脂を用いて射出成形
した磁石は、その磁性粉末の回りが完全に樹脂で覆われ
ているため、焼結磁石と同様に製品の表面をコーティン
グすることにより防止できる。
密度化しており、磁石製造の最終工程で製品表面を例え
ばNiメッキ処理や樹脂コーティングすることにより耐
蝕性などはかなり防止できる。また、ボンド磁石の中で
もポリアミド樹脂などの熱可塑性樹脂を用いて射出成形
した磁石は、その磁性粉末の回りが完全に樹脂で覆われ
ているため、焼結磁石と同様に製品の表面をコーティン
グすることにより防止できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一方、ボンド磁石の中
で、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂や金属等のバイン
ダーを用いて圧縮成形した磁石は、磁性材料とバインダ
ーのほかに空孔が多く存在しているため、磁石表面を完
全にコーティングしても、磁石内部の空孔のため、酸化
を防ぐことはできない。また、コーティングを通しそし
てさらに内部の空孔を通して、磁性材料が酸化すること
は避けられない。その結果、室温での磁気特性の経時劣
化ならびに室温以上での磁気特性の経時劣化が大きくな
り、耐熱性に劣ったものになるという欠点を有している
ことから、これらの欠点を解消することが課題となって
いた。
で、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂や金属等のバイン
ダーを用いて圧縮成形した磁石は、磁性材料とバインダ
ーのほかに空孔が多く存在しているため、磁石表面を完
全にコーティングしても、磁石内部の空孔のため、酸化
を防ぐことはできない。また、コーティングを通しそし
てさらに内部の空孔を通して、磁性材料が酸化すること
は避けられない。その結果、室温での磁気特性の経時劣
化ならびに室温以上での磁気特性の経時劣化が大きくな
り、耐熱性に劣ったものになるという欠点を有している
ことから、これらの欠点を解消することが課題となって
いた。
【0007】
【発明の目的】本発明は、上記した従来の課題にかんが
みてなされたもので、希土類磁性材料の酸化をできるだ
け防止して、室温での磁気特性の経時劣化,室温以上で
の磁気特性の経時劣化が少なく、耐熱性に優れている希
土類ボンド磁石を提供することを目的としている。
みてなされたもので、希土類磁性材料の酸化をできるだ
け防止して、室温での磁気特性の経時劣化,室温以上で
の磁気特性の経時劣化が少なく、耐熱性に優れている希
土類ボンド磁石を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる希土類ボ
ンド磁石材料は、粉末状希土類磁性材料の圧縮成形体の
前記希土類磁性材料の表面に、トリアジン樹脂を主成分
とする高耐熱付加重合型熱硬化性樹脂をコーティングし
てなる構成としたことを特徴としている。
ンド磁石材料は、粉末状希土類磁性材料の圧縮成形体の
前記希土類磁性材料の表面に、トリアジン樹脂を主成分
とする高耐熱付加重合型熱硬化性樹脂をコーティングし
てなる構成としたことを特徴としている。
【0009】また、本発明に係わる希土類ボンド磁石
は、トリアジン樹脂を主成分とする高耐熱付加重合型熱
硬化性樹脂を希土類磁性材料の表面にコーティングした
圧縮成形体よりなる構成としたことを特徴としている。
は、トリアジン樹脂を主成分とする高耐熱付加重合型熱
硬化性樹脂を希土類磁性材料の表面にコーティングした
圧縮成形体よりなる構成としたことを特徴としている。
【0010】さらに、本発明に係わる希土類ボンド磁石
の製造方法は、粉末状希土類磁性材料にバインダーを添
加し、圧縮成形して希土類ボンド磁石を製造するに際
し、粉末状希土類磁性材料の圧縮成形体の前記希土類磁
性材料の表面に、トリアジン樹脂を主成分とする高耐熱
付加重合型熱硬化性樹脂をコーティングする構成とした
ことを特徴としている。
の製造方法は、粉末状希土類磁性材料にバインダーを添
加し、圧縮成形して希土類ボンド磁石を製造するに際
し、粉末状希土類磁性材料の圧縮成形体の前記希土類磁
性材料の表面に、トリアジン樹脂を主成分とする高耐熱
付加重合型熱硬化性樹脂をコーティングする構成とした
ことを特徴としている。
【0011】本発明に係わる希土類ボンド磁石の製造方
法の一実施態様においては、トリアジン樹脂を主成分と
する高耐熱付加重合型熱硬化性樹脂を含む溶液中に粉末
状希土類磁性材料の圧縮成形体を浸漬し、前記圧縮成形
体の希土類磁性材料の表面に、前記トリアジン樹脂を主
成分とする高耐熱付加重合型熱硬化性樹脂をコーティン
グする構成としたことを特徴としており、同じく実施態
様において、トリアジン樹脂を主成分とする高耐熱付加
重合型熱硬化性樹脂を含む溶液中に金属触媒として有機
金属塩を添加する構成とし、同じく実施態様において、
熱硬化性樹脂の硬化処理を真空中において150℃以上
で行う構成としたことを特徴としている。
法の一実施態様においては、トリアジン樹脂を主成分と
する高耐熱付加重合型熱硬化性樹脂を含む溶液中に粉末
状希土類磁性材料の圧縮成形体を浸漬し、前記圧縮成形
体の希土類磁性材料の表面に、前記トリアジン樹脂を主
成分とする高耐熱付加重合型熱硬化性樹脂をコーティン
グする構成としたことを特徴としており、同じく実施態
様において、トリアジン樹脂を主成分とする高耐熱付加
重合型熱硬化性樹脂を含む溶液中に金属触媒として有機
金属塩を添加する構成とし、同じく実施態様において、
熱硬化性樹脂の硬化処理を真空中において150℃以上
で行う構成としたことを特徴としている。
【0012】本発明に係わる希土類ボンド磁石の製造方
法の他の実施態様においては、トリアジン樹脂を主成分
とする高耐熱付加重合型熱硬化性樹脂の蒸発雰囲気に粉
末状希土類磁性材料の圧縮成形体を接触させ、前記圧縮
成形体の希土類磁性材料の表面に、前記トリアジン樹脂
を主成分とする高耐熱付加重合型熱硬化性樹脂をコーテ
ィングする構成としたことを特徴としており、同じく実
施態様において、粉末状希土類磁性材料の圧縮成形体中
に金属触媒として有機金属塩を含浸させた後、トリアジ
ン樹脂を主成分とする高耐熱付加重合型熱硬化性樹脂の
蒸発雰囲気に前記圧縮成形体を接触させる構成とし、同
じく実施態様において、熱硬化性樹脂の蒸発処理を真空
中において150℃以上で行う構成としたことを特徴と
している。
法の他の実施態様においては、トリアジン樹脂を主成分
とする高耐熱付加重合型熱硬化性樹脂の蒸発雰囲気に粉
末状希土類磁性材料の圧縮成形体を接触させ、前記圧縮
成形体の希土類磁性材料の表面に、前記トリアジン樹脂
を主成分とする高耐熱付加重合型熱硬化性樹脂をコーテ
ィングする構成としたことを特徴としており、同じく実
施態様において、粉末状希土類磁性材料の圧縮成形体中
に金属触媒として有機金属塩を含浸させた後、トリアジ
ン樹脂を主成分とする高耐熱付加重合型熱硬化性樹脂の
蒸発雰囲気に前記圧縮成形体を接触させる構成とし、同
じく実施態様において、熱硬化性樹脂の蒸発処理を真空
中において150℃以上で行う構成としたことを特徴と
している。
【0013】本発明において、粉末状希土類磁性材料と
しては、R−Fe系,R−Fe−B系,R−Fe−N系
などの希土類を含む磁性粉末が使用される。
しては、R−Fe系,R−Fe−B系,R−Fe−N系
などの希土類を含む磁性粉末が使用される。
【0014】また、このような粉末状希土類磁性材料の
圧縮成形体の前記希土類磁性材料の表面にコーティング
する樹脂としては、トリアジン樹脂[シアネート基(−
R−O−C≡N)である不飽和3重結合を有する化合
物]を主成分とする高耐熱付加重合型熱硬化性樹脂が用
いられる。
圧縮成形体の前記希土類磁性材料の表面にコーティング
する樹脂としては、トリアジン樹脂[シアネート基(−
R−O−C≡N)である不飽和3重結合を有する化合
物]を主成分とする高耐熱付加重合型熱硬化性樹脂が用
いられる。
【0015】そして、本発明に係わる希土類ボンド磁石
材料は、上記粉末状希土類磁性材料の圧縮成形体の前記
希土類磁性材料の表面に、前記トリアジン樹脂を主成分
とする高耐熱付加重合型熱硬化性樹脂をコーティングし
てなるものであるが、コーティングに際しては、トリア
ジン樹脂を主成分とする高耐熱付加重合型熱硬化性樹脂
を含む溶液中(溶剤として、例えば、メチルエチルケト
ン使用)に粉末状希土類磁性材料の圧縮成形体を浸漬し
て含浸(必要に応じて真空ないしは減圧含浸)させるこ
とにより、前記圧縮成形体の希土類磁性材料の表面にコ
ーティングする手法や、トリアジン樹脂を主成分とする
前記熱硬化性樹脂の蒸発雰囲気に前記粉末状希土類磁性
材料の圧縮成形体を接触させて前記圧縮成形体の希土類
磁性材料の表面にコーティングする手法などが採用され
る。
材料は、上記粉末状希土類磁性材料の圧縮成形体の前記
希土類磁性材料の表面に、前記トリアジン樹脂を主成分
とする高耐熱付加重合型熱硬化性樹脂をコーティングし
てなるものであるが、コーティングに際しては、トリア
ジン樹脂を主成分とする高耐熱付加重合型熱硬化性樹脂
を含む溶液中(溶剤として、例えば、メチルエチルケト
ン使用)に粉末状希土類磁性材料の圧縮成形体を浸漬し
て含浸(必要に応じて真空ないしは減圧含浸)させるこ
とにより、前記圧縮成形体の希土類磁性材料の表面にコ
ーティングする手法や、トリアジン樹脂を主成分とする
前記熱硬化性樹脂の蒸発雰囲気に前記粉末状希土類磁性
材料の圧縮成形体を接触させて前記圧縮成形体の希土類
磁性材料の表面にコーティングする手法などが採用され
る。
【0016】本発明に係わる希土類ボンド磁石は、前記
トリアジン樹脂を主成分とする高耐熱付加重合型熱硬化
性樹脂を希土類磁性材料の表面にコーティングした圧縮
成形体よりなるものであるが、この場合前記高耐熱付加
重合型熱硬化性樹脂のほかにバインダーを用いるものと
することが可能であるが、この場合のバインダーとして
は、同じく熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂などが用い
られ、圧縮成形によって所定の形状に成形(ボンディン
グ)される。
トリアジン樹脂を主成分とする高耐熱付加重合型熱硬化
性樹脂を希土類磁性材料の表面にコーティングした圧縮
成形体よりなるものであるが、この場合前記高耐熱付加
重合型熱硬化性樹脂のほかにバインダーを用いるものと
することが可能であるが、この場合のバインダーとして
は、同じく熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂などが用い
られ、圧縮成形によって所定の形状に成形(ボンディン
グ)される。
【0017】そして、場合によっては、トリアジン樹脂
を主成分とする高耐熱付加重合型熱硬化性樹脂を含む溶
液中に金属触媒としてオクチル酸亜鉛やアセチルアセト
ン鉄などの有機金属塩を添加してこの溶液中に粉末状希
土類磁性材料の圧縮成形体を浸漬したり、あるいは粉末
状希土類磁性材料の圧縮成形体中に金属触媒として前記
有機金属塩を含浸させた後、前記高耐熱付加重合型熱硬
化性樹脂の蒸発雰囲気に前記圧縮成形体を接触させたり
して、有機金属塩が圧縮成形体中に添加されるようにし
ておくことによって、希土類磁性材料とトリアジン樹脂
を主成分とする熱硬化性樹脂との密着性がより一層向上
したものとなり、より強固な耐熱性のコーティング膜が
得られることとなって、磁気特性の経時劣化がより小さ
いものとなる。
を主成分とする高耐熱付加重合型熱硬化性樹脂を含む溶
液中に金属触媒としてオクチル酸亜鉛やアセチルアセト
ン鉄などの有機金属塩を添加してこの溶液中に粉末状希
土類磁性材料の圧縮成形体を浸漬したり、あるいは粉末
状希土類磁性材料の圧縮成形体中に金属触媒として前記
有機金属塩を含浸させた後、前記高耐熱付加重合型熱硬
化性樹脂の蒸発雰囲気に前記圧縮成形体を接触させたり
して、有機金属塩が圧縮成形体中に添加されるようにし
ておくことによって、希土類磁性材料とトリアジン樹脂
を主成分とする熱硬化性樹脂との密着性がより一層向上
したものとなり、より強固な耐熱性のコーティング膜が
得られることとなって、磁気特性の経時劣化がより小さ
いものとなる。
【0018】そして、圧縮成形体に対しては前記バイン
ダーとしての熱硬化性樹脂および/またはトリアジン樹
脂を主成分とする熱硬化性樹脂の硬化処理を非酸化性雰
囲気ないしは真空中において150℃以上で行うように
するのが良い。この場合、バインダーとしての熱硬化性
樹脂に対する硬化処理と、トリアジン樹脂を主成分とす
る熱硬化性樹脂に対する硬化処理とは同時である場合に
限定されず、別工程としても良いものである。この硬化
処理において、前記熱硬化性樹脂が硬化することとなる
が、熱硬化性樹脂のうちのトリアジン樹脂は加熱により
硬化してトリアジン環が形成され、このトリアジン環は
熱エネルギーに対して著しく安定であるので、耐熱性に
優れたものとなる。
ダーとしての熱硬化性樹脂および/またはトリアジン樹
脂を主成分とする熱硬化性樹脂の硬化処理を非酸化性雰
囲気ないしは真空中において150℃以上で行うように
するのが良い。この場合、バインダーとしての熱硬化性
樹脂に対する硬化処理と、トリアジン樹脂を主成分とす
る熱硬化性樹脂に対する硬化処理とは同時である場合に
限定されず、別工程としても良いものである。この硬化
処理において、前記熱硬化性樹脂が硬化することとなる
が、熱硬化性樹脂のうちのトリアジン樹脂は加熱により
硬化してトリアジン環が形成され、このトリアジン環は
熱エネルギーに対して著しく安定であるので、耐熱性に
優れたものとなる。
【0019】また、希土類磁性材料の個々の表面により
均一にトリアジン樹脂を主成分とする熱硬化性樹脂をコ
ーティングするために、硬化処理を真空中において15
0℃以上で行うと、トリアジン樹脂がいったん蒸発して
希土類磁性材料の表面に蒸着し、これが硬化することと
なるので、より均一に付着する。
均一にトリアジン樹脂を主成分とする熱硬化性樹脂をコ
ーティングするために、硬化処理を真空中において15
0℃以上で行うと、トリアジン樹脂がいったん蒸発して
希土類磁性材料の表面に蒸着し、これが硬化することと
なるので、より均一に付着する。
【0020】
【発明の作用】本発明に係わる希土類ボンド磁石材料,
希土類ボンド磁石および希土類ボンド磁石の製造方法で
は、粉末状希土類磁性材料の圧縮成形体の前記希土類磁
性材料の表面にトリアジン樹脂を主成分とする高耐熱付
加重合型熱硬化性樹脂をコーティングしたものとし、そ
してこれを用いるようにしているので、希土類磁性材料
の酸化を回避ないしは遅延させることが可能となって、
希土類ボンド磁石の室温での磁気特性の経時劣化および
室温以上での磁気特性の経時劣化が小さなものとなるこ
とにより耐熱性がさらに向上したものとなる。
希土類ボンド磁石および希土類ボンド磁石の製造方法で
は、粉末状希土類磁性材料の圧縮成形体の前記希土類磁
性材料の表面にトリアジン樹脂を主成分とする高耐熱付
加重合型熱硬化性樹脂をコーティングしたものとし、そ
してこれを用いるようにしているので、希土類磁性材料
の酸化を回避ないしは遅延させることが可能となって、
希土類ボンド磁石の室温での磁気特性の経時劣化および
室温以上での磁気特性の経時劣化が小さなものとなるこ
とにより耐熱性がさらに向上したものとなる。
【0021】
(実施例1)28重量%Nd−0.9重量%B−5.0
重量%Co−残部Feを主成分とする希土類磁石合金溶
湯を周速25m/secで回転する銅製ロールの表面に
噴射し、約30μm厚さのリボンを製造したのち、20
0μm以下の大きさに粉砕して粉末状希土類磁性材料を
得た。次いで、前記粉末状希土類磁性材料を550℃で
10分間焼鈍した。
重量%Co−残部Feを主成分とする希土類磁石合金溶
湯を周速25m/secで回転する銅製ロールの表面に
噴射し、約30μm厚さのリボンを製造したのち、20
0μm以下の大きさに粉砕して粉末状希土類磁性材料を
得た。次いで、前記粉末状希土類磁性材料を550℃で
10分間焼鈍した。
【0022】次に、前記焼鈍後の粉末状希土類磁性材料
にバインダーとして熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂を
2重量%添加したのち、直径10mm,高さ7mmの大
きさに圧縮成形し、アルゴン雰囲気中において170℃
で1時間の硬化処理を施して圧縮成形体を得た。
にバインダーとして熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂を
2重量%添加したのち、直径10mm,高さ7mmの大
きさに圧縮成形し、アルゴン雰囲気中において170℃
で1時間の硬化処理を施して圧縮成形体を得た。
【0023】続いて、前記圧縮成形体を高耐熱付加重合
型熱硬化性樹脂であるトリアジン樹脂(BT2000:
三菱瓦斯化学)の含有量が5%であるメチルエチルケト
ン溶液中に浸漬し、70mmHgの真空中で圧縮成形体
中にトリアジン樹脂を含浸させた。
型熱硬化性樹脂であるトリアジン樹脂(BT2000:
三菱瓦斯化学)の含有量が5%であるメチルエチルケト
ン溶液中に浸漬し、70mmHgの真空中で圧縮成形体
中にトリアジン樹脂を含浸させた。
【0024】その後、大気中で自然乾燥させてメチルエ
チルケトンを蒸発帰化させた後、一部についてアルゴン
中において、また、他の一部について真空中においてそ
れぞれ170℃で1時間の硬化処理を施した。また、一
部については、トリアジン樹脂を含む溶液中に有機金属
塩としてオクチル酸亜鉛をトリアジン樹脂に対し、0.
0006重量%添加した場合についても同様に実施し
た。
チルケトンを蒸発帰化させた後、一部についてアルゴン
中において、また、他の一部について真空中においてそ
れぞれ170℃で1時間の硬化処理を施した。また、一
部については、トリアジン樹脂を含む溶液中に有機金属
塩としてオクチル酸亜鉛をトリアジン樹脂に対し、0.
0006重量%添加した場合についても同様に実施し
た。
【0025】さらに、前記各圧縮成形体をを50kOe
のパルス磁界中で着磁し、オープンフラックス値を測定
した後、180℃×1000時間加熱保持したあと再び
室温でオープンフラックス値を測定し、オープンフラッ
クス値の変化率すなわち不可逆減磁率を求めた。表1に
180℃×1000時間後の不可逆減磁率の測定結果を
示す。
のパルス磁界中で着磁し、オープンフラックス値を測定
した後、180℃×1000時間加熱保持したあと再び
室温でオープンフラックス値を測定し、オープンフラッ
クス値の変化率すなわち不可逆減磁率を求めた。表1に
180℃×1000時間後の不可逆減磁率の測定結果を
示す。
【0026】
【表1】
【0027】表1に示すように、粉末状希土類磁性材料
の圧縮成形体の前記希土類磁性材料の表面にトリアジン
樹脂をコーティングしない従来例No.1の場合には、
180℃×1000時間後の不可逆減磁率がかなり大き
くなっているのに対して、トリアジン樹脂をコーティン
グした本発明例No.2〜5の場合には前記不可逆減磁
率がかなり小さくなっていることが認められた。また、
圧縮成形体中に有機金属塩を添加することによって、そ
してまた、硬化処理を真空中で行うことによって、上記
不可逆減磁率がさらに小さくなることが認められた。
の圧縮成形体の前記希土類磁性材料の表面にトリアジン
樹脂をコーティングしない従来例No.1の場合には、
180℃×1000時間後の不可逆減磁率がかなり大き
くなっているのに対して、トリアジン樹脂をコーティン
グした本発明例No.2〜5の場合には前記不可逆減磁
率がかなり小さくなっていることが認められた。また、
圧縮成形体中に有機金属塩を添加することによって、そ
してまた、硬化処理を真空中で行うことによって、上記
不可逆減磁率がさらに小さくなることが認められた。
【0028】(実施例2)Sm2Fe17の成分を有す
るインゴットを1100℃で24時間加熱して均一化処
理を施した後、120メッシュ以下に機械的に粉砕し、
その粉末をN2雰囲気中において550℃で5時間熱処
理して、窒化処理を施した。
るインゴットを1100℃で24時間加熱して均一化処
理を施した後、120メッシュ以下に機械的に粉砕し、
その粉末をN2雰囲気中において550℃で5時間熱処
理して、窒化処理を施した。
【0029】次いで、窒化処理後の粉末をジェットミル
にて平均粒径3μmまで粉砕して微細な希土類磁性粉末
を得た後、前記粉末状希土類磁性材料にバインダーとし
てエポキシ樹脂を2重量%添加混合し、15kOeの磁
場中で縦磁場成形して直径10mm×高さ7mmの圧縮
成形体を得た。
にて平均粒径3μmまで粉砕して微細な希土類磁性粉末
を得た後、前記粉末状希土類磁性材料にバインダーとし
てエポキシ樹脂を2重量%添加混合し、15kOeの磁
場中で縦磁場成形して直径10mm×高さ7mmの圧縮
成形体を得た。
【0030】次いで、トリアジン樹脂含有量が5重量%
のメチルエチルケトン溶液中に前記圧縮成形体を浸漬
し、真空中で圧縮成形体中にトリアジン樹脂を含浸させ
た。一部についてはアルゴン中において、また、他の一
部については真空中においてそれぞれ170℃で1時間
の硬化処理を施した。また、有機金属塩としてオクチル
酸亜鉛をトリアジン樹脂に対し0.0006重量%添加
した溶液で含浸した場合としない場合とについて実施し
た。
のメチルエチルケトン溶液中に前記圧縮成形体を浸漬
し、真空中で圧縮成形体中にトリアジン樹脂を含浸させ
た。一部についてはアルゴン中において、また、他の一
部については真空中においてそれぞれ170℃で1時間
の硬化処理を施した。また、有機金属塩としてオクチル
酸亜鉛をトリアジン樹脂に対し0.0006重量%添加
した溶液で含浸した場合としない場合とについて実施し
た。
【0031】続いて、実施例1と同様にして180℃×
1000時間後の不可逆減磁率を測定したところ、表2
に示す結果であった。
1000時間後の不可逆減磁率を測定したところ、表2
に示す結果であった。
【0032】
【表2】
【0033】表2に示すように、トリアジン樹脂および
有機金属塩を添加しない従来例No.6では、180℃
×1000時間後の不可逆減磁率が大きい値を示してい
たのに対して、トリアジン樹脂を添加し有機金属塩を添
加しない本発明例No.7,8ならびにトリアジン樹脂
および有機金属塩の両方を添加した本発明例No.9.
10では上記不可逆減磁率が小さいものとなっており、
硬化処理を真空中で行った場合に不可逆減磁率がより一
層小さなものにできることが認められ、有機金属塩を添
加した場合には不可逆減磁率をさらに小さなものにでき
ることが認められた。
有機金属塩を添加しない従来例No.6では、180℃
×1000時間後の不可逆減磁率が大きい値を示してい
たのに対して、トリアジン樹脂を添加し有機金属塩を添
加しない本発明例No.7,8ならびにトリアジン樹脂
および有機金属塩の両方を添加した本発明例No.9.
10では上記不可逆減磁率が小さいものとなっており、
硬化処理を真空中で行った場合に不可逆減磁率がより一
層小さなものにできることが認められ、有機金属塩を添
加した場合には不可逆減磁率をさらに小さなものにでき
ることが認められた。
【0034】(実施例3)28重量%Nd−0.9重量
%B−5.0重量%Co−残部Feを主成分とする希土
類磁石合金溶湯を周速25m/secで回転する銅製ロ
ールの表面に噴射し、約30μm厚さのリボンを製造し
たのち、200μm以下の大きさに粉砕して粉末状希土
類磁性材料を得た。次いで、前記粉末状希土類磁性材料
を550℃で10分間焼鈍した。
%B−5.0重量%Co−残部Feを主成分とする希土
類磁石合金溶湯を周速25m/secで回転する銅製ロ
ールの表面に噴射し、約30μm厚さのリボンを製造し
たのち、200μm以下の大きさに粉砕して粉末状希土
類磁性材料を得た。次いで、前記粉末状希土類磁性材料
を550℃で10分間焼鈍した。
【0035】次に、前記焼鈍後の粉末状希土類磁性材料
にバインダーとして熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂を
2重量%添加したのち、直径10mm,高さ7mmの大
きさに圧縮成形し、アルゴン雰囲気中において170℃
で1時間の硬化処理を施して圧縮成形体を得た。
にバインダーとして熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂を
2重量%添加したのち、直径10mm,高さ7mmの大
きさに圧縮成形し、アルゴン雰囲気中において170℃
で1時間の硬化処理を施して圧縮成形体を得た。
【0036】続いて、トリアジン樹脂(BT2000:
三菱瓦斯化学)粉末を収容した容器内で前記粉末の直上
に前記圧縮成形体を置き、真空中において170℃で1
時間加熱することによって、トリアジン樹脂の蒸発雰囲
気に前記圧縮成形体を接触させた。このとき、有機金属
塩としてオクチル酸亜鉛を圧縮成形体中に0.0006
重量%あらかじめ添加した場合としない場合の圧縮成形
体についてそれぞれ実施した。
三菱瓦斯化学)粉末を収容した容器内で前記粉末の直上
に前記圧縮成形体を置き、真空中において170℃で1
時間加熱することによって、トリアジン樹脂の蒸発雰囲
気に前記圧縮成形体を接触させた。このとき、有機金属
塩としてオクチル酸亜鉛を圧縮成形体中に0.0006
重量%あらかじめ添加した場合としない場合の圧縮成形
体についてそれぞれ実施した。
【0037】さらに、前記各圧縮成形体を50kOeの
パルス磁界中で着磁し、オープンフラックス値を測定し
た後、180℃×1000時間加熱保持したあと再び室
温でオープンフラックス値を測定し、オープンフラック
ス値の変化率すなわち不可逆減磁率を求めた。表3に1
80℃×1000時間後の不可逆減磁率の測定結果を示
す。
パルス磁界中で着磁し、オープンフラックス値を測定し
た後、180℃×1000時間加熱保持したあと再び室
温でオープンフラックス値を測定し、オープンフラック
ス値の変化率すなわち不可逆減磁率を求めた。表3に1
80℃×1000時間後の不可逆減磁率の測定結果を示
す。
【0038】
【表3】
【0039】表3に示すように、粉末状希土類磁性材料
の圧縮成形体の前記希土類磁性材料の表面にトリアジン
樹脂をコーティングしない従来例No.11の場合に
は、180℃×1000時間後の不可逆減磁率がかなり
大きくなっているのに対して、トリアジン樹脂をコーテ
ィングした本発明例No.12,13の場合には前記不
可逆減磁率がかなり小さくなっていることが認められ、
圧縮成形体中にあらかじめ有機金属塩を含浸させた本発
明例No.13の方が前記不可逆減磁率がさらに小さく
なることが認められた。
の圧縮成形体の前記希土類磁性材料の表面にトリアジン
樹脂をコーティングしない従来例No.11の場合に
は、180℃×1000時間後の不可逆減磁率がかなり
大きくなっているのに対して、トリアジン樹脂をコーテ
ィングした本発明例No.12,13の場合には前記不
可逆減磁率がかなり小さくなっていることが認められ、
圧縮成形体中にあらかじめ有機金属塩を含浸させた本発
明例No.13の方が前記不可逆減磁率がさらに小さく
なることが認められた。
【0040】(実施例4)Sm2Fe17の成分を有す
るインゴットを1100℃で24時間加熱して均一化処
理を施した後、120メッシュ以下に機械的に粉砕し、
その粉末をN2雰囲気中において550℃で5時間熱処
理して窒化処理を施した。
るインゴットを1100℃で24時間加熱して均一化処
理を施した後、120メッシュ以下に機械的に粉砕し、
その粉末をN2雰囲気中において550℃で5時間熱処
理して窒化処理を施した。
【0041】次いで、窒化処理後の粉末をジェットミル
にて平均粒径3μmまで粉砕して微細な粉末状希土類磁
性材料を得た後、前記粉末状希土類磁性材料にバインダ
ーとしてエポキシ樹脂を2重量%添加混合し、15kO
eの磁場中で縦磁場成形して直径10mm×高さ7mm
の成形体を得た。
にて平均粒径3μmまで粉砕して微細な粉末状希土類磁
性材料を得た後、前記粉末状希土類磁性材料にバインダ
ーとしてエポキシ樹脂を2重量%添加混合し、15kO
eの磁場中で縦磁場成形して直径10mm×高さ7mm
の成形体を得た。
【0042】続いて、トリアジン樹脂粉末を収容した容
器内で前記粉末の直上に上記圧縮成形体を置き、真空中
において170℃で1時間加熱することによって、トリ
アジン樹脂の蒸発雰囲気に前記圧縮成形体を接触させ
た。このとき有機金属塩としてアセチルアセトン鉄を圧
縮成形体中に0.0006重量%あらかじめ添加した場
合としない場合の圧縮成形体についてそれぞれ実施し
た。
器内で前記粉末の直上に上記圧縮成形体を置き、真空中
において170℃で1時間加熱することによって、トリ
アジン樹脂の蒸発雰囲気に前記圧縮成形体を接触させ
た。このとき有機金属塩としてアセチルアセトン鉄を圧
縮成形体中に0.0006重量%あらかじめ添加した場
合としない場合の圧縮成形体についてそれぞれ実施し
た。
【0043】このようにして得られた各希土類磁石につ
いて前記実施例と同様に180℃×1000時間後の不
可逆減磁率を測定した。その結果を表4に示す。
いて前記実施例と同様に180℃×1000時間後の不
可逆減磁率を測定した。その結果を表4に示す。
【0044】なお、この希土類磁石の代表的な磁気特性
はBr−8.0kG,iHc=8.5kOe,(BH)
max=11.8MGOeであった。
はBr−8.0kG,iHc=8.5kOe,(BH)
max=11.8MGOeであった。
【0045】
【表4】
【0046】表4に示すように、トリアジン樹脂および
有機金属塩を添加しない従来例No.14では180℃
×1000時間後の不可逆減磁率が大きな値を示してい
たのに対して、トリアジン樹脂を添加し有機金属塩を添
加しない本発明例No.15ならびにトリアジン樹脂お
よび有機金属塩の両方を添加した本発明例No.16で
は上記不可逆減磁率が小さいものとなっており、有機金
属塩を添加した場合に不可逆減磁率をより一層小さなも
のにできることが認められた。
有機金属塩を添加しない従来例No.14では180℃
×1000時間後の不可逆減磁率が大きな値を示してい
たのに対して、トリアジン樹脂を添加し有機金属塩を添
加しない本発明例No.15ならびにトリアジン樹脂お
よび有機金属塩の両方を添加した本発明例No.16で
は上記不可逆減磁率が小さいものとなっており、有機金
属塩を添加した場合に不可逆減磁率をより一層小さなも
のにできることが認められた。
【0047】
【発明の効果】本発明に係わる希土類ボンド磁石材料,
希土類ボンド磁石および希土類ボンド磁石の製造方法に
よれば、酸化を著しく生じやすい希土類磁性材料の酸化
がより一層防止されるようになることから、室温での磁
気特性の経時劣化,室温以上での磁気特性の経時劣化が
少ないものとなり、耐熱性が改善された希土類ボンド磁
石を提供することが可能であるという著しく優れた効果
がもたらされる。
希土類ボンド磁石および希土類ボンド磁石の製造方法に
よれば、酸化を著しく生じやすい希土類磁性材料の酸化
がより一層防止されるようになることから、室温での磁
気特性の経時劣化,室温以上での磁気特性の経時劣化が
少ないものとなり、耐熱性が改善された希土類ボンド磁
石を提供することが可能であるという著しく優れた効果
がもたらされる。
Claims (9)
- 【請求項1】 粉末状希土類磁性材料の圧縮成形体の前
記希土類磁性材料の表面に、トリアジン樹脂を主成分と
する高耐熱付加重合型熱硬化性樹脂をコーティングして
なることを特徴とする希土類ボンド磁石材料。 - 【請求項2】 トリアジン樹脂を主成分とする高耐熱付
加重合型熱硬化性樹脂を希土類磁性材料の表面にコーテ
ィングした圧縮成形体よりなることを特徴とする希土類
ボンド磁石。 - 【請求項3】 粉末状希土類磁性材料にバインダーを添
加し、圧縮成形して希土類ボンド磁石を製造するに際
し、粉末状希土類磁性材料の圧縮成形体の前記希土類磁
性材料の表面に、トリアジン樹脂を主成分とする高耐熱
付加重合型熱硬化性樹脂をコーティングすることを特徴
とする希土類ボンド磁石の製造方法。 - 【請求項4】 トリアジン樹脂を主成分とする高耐熱付
加重合型熱硬化性樹脂を含む溶液中に粉末状希土類磁性
材料の圧縮成形体を浸漬し、前記圧縮成形体の希土類磁
性材料の表面に、前記トリアジン樹脂を主成分とする高
耐熱付加重合型熱硬化性樹脂をコーティングすることを
特徴とする請求項3に記載の希土類ボンド磁石の製造方
法。 - 【請求項5】 トリアジン樹脂を主成分とする高耐熱付
加重合型熱硬化性樹脂を含む溶液中に金属触媒として有
機金属塩を添加することを特徴とする請求項4に記載の
希土類ボンド磁石の製造方法。 - 【請求項6】 熱硬化性樹脂の硬化処理を真空中におい
て150℃以上で行うことを特徴とする請求項4または
5に記載の希土類ボンド磁石の製造方法。 - 【請求項7】 トリアジン樹脂を主成分とする高耐熱付
加重合型熱硬化性樹脂の蒸発雰囲気に粉末状希土類磁性
材料の圧縮成形体を接触させ、前記圧縮成形体の希土類
磁性材料の表面に、前記トリアジン樹脂を主成分とする
高耐熱付加重合型熱硬化性樹脂をコーティングすること
を特徴とする請求項3に記載の希土類ボンド磁石の製造
方法。 - 【請求項8】 粉末状希土類磁性材料の圧縮成形体中に
金属触媒として有機金属塩を含浸させた後、トリアジン
樹脂を主成分とする高耐熱付加重合型熱硬化性樹脂の蒸
発雰囲気に前記圧縮成形体を接触させることを特徴とす
る請求項7に記載の希土類ボンド磁石の製造方法。 - 【請求項9】 熱硬化性樹脂の蒸発処理を真空中におい
て150℃以上で行うことを特徴とする請求項7または
8に記載の希土類ボンド磁石の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3345116A JPH05175021A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 希土類ボンド磁石材料,希土類ボンド磁石および希土類ボンド磁石の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3345116A JPH05175021A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 希土類ボンド磁石材料,希土類ボンド磁石および希土類ボンド磁石の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05175021A true JPH05175021A (ja) | 1993-07-13 |
Family
ID=18374391
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3345116A Pending JPH05175021A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 希土類ボンド磁石材料,希土類ボンド磁石および希土類ボンド磁石の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05175021A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2007077602A1 (ja) * | 2005-12-28 | 2009-06-04 | アイシン精機株式会社 | 耐食性希土類磁石 |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP3345116A patent/JPH05175021A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2007077602A1 (ja) * | 2005-12-28 | 2009-06-04 | アイシン精機株式会社 | 耐食性希土類磁石 |
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