JPH0517530U - 磁歪応力測定装置 - Google Patents

磁歪応力測定装置

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JPH0517530U
JPH0517530U JP6711491U JP6711491U JPH0517530U JP H0517530 U JPH0517530 U JP H0517530U JP 6711491 U JP6711491 U JP 6711491U JP 6711491 U JP6711491 U JP 6711491U JP H0517530 U JPH0517530 U JP H0517530U
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magnetostrictive
tube
ring gear
traveling device
sensor
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JP6711491U
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安雄 小川
正治郎 岡
禎明 境
秋帆 神浦
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JFE Engineering Corp
Osaka Gas Co Ltd
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JFE Engineering Corp
Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 鋼管の磁歪応力の測定を行う装置において、溶接ビード
やプラグなどの障害物が鋼管に存在していても、そのよ
うな管のあらゆる部分の測定を可能にするために、管の
外周を囲んでリング状レールを取付け、このレールに沿
って移動可能な台車を設け、管の外周面に接触する3つ
以上のローラを有する支持体に磁歪センサを設け、ばね
によってローラを管の外周面に押付け、これによって磁
歪センサと管の外周面との間の間隔を一定に保ち、測定
精度を向上し、しかも、支持体と台車との間に設けられ
る調整手段によって、支持体、したがって磁歪センサを
軸線方向に、さらには半径方向に移動調整可能とする。
これによってレールを管に取付けて固定したままで、管
軸方向に異なる位置で、また管の外径が変化した部分に
おいても、測定が可能になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、丸棒、パイプ等の円柱材料などの被測定物に対する非接触式の磁歪 応力測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
磁歪応力測定法は磁性材料に荷重が作用すると透磁率に異方性が生じ、荷重方 向の透磁率が大きくなり、反対に荷重方向と直角方向の透磁率が小さくなるので 、両透磁率の差を励磁コアと検出コアを持つ磁歪センサによって検出することに より、主応力の方向および大きさを測定する方法である。このような磁歪応力測 定法は、一般に磁歪センサを被測定面に接触させて行うものである。
【0003】 しかし、この接触方式の測定では、被測定面の状態によって接触面における磁 気抵抗が大きく異なるため、測定誤差が大きくなるという欠点がある。
【0004】 この問題を解決するために提案された或る構成は図11に示されている。鋼管 などの管15の曲げ応力を測定するために、この管15の外周面には、2分割し た半円弧状のレール16が装着され、このレール16に走行台車17が設けられ る。この走行台車17には、磁歪センサ18が固定され、この磁歪センサ18は 、管15の外表面から一定の距離に離した非接触状態で測定を行う。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このような図11に示される或る提案された構成では、レール16と磁歪セン サ18との軸線方向(すなわち管15の管軸方向、図11の左右方向)の距離L 1が一定であり、したがって磁歪センサ18による測定可能な場所の範囲が狭く 、したがって管15の外表面に溶接ビードおよびプラグなどの障害物が存在する ときには、管15の断面の測定不可能な領域が存在することになってしまう。
【0006】 本考案の目的は、測定範囲を広くすることができるようにした磁歪応力測定装 置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、被測定物の外周を囲んで取付けられるリング状レールと、 リング状レールに沿って移動可能な台車と、 磁歪センサと、 磁歪センサを支持する3つ以上のローラを有する支持体と、 支持体をリング状レールの半径方向内方に押付けるばねと、 台車に設けられ、支持体を軸線方向に移動調整する調整手段とを含むことを特 徴とする磁歪応力測定装置である。
【0008】 また本考案は、被測定物の外周を囲んで取付けられるリング状レールと、 リング状レールに沿って移動可能な台車と、 磁歪センサと、 磁歪センサを支持する3つ以上のローラを有する支持体と、 支持体をリング状レールの半径方向内方に押付けるばねと、 台車と支持体とに連結され、少なくとも2つのアームがピン結合されて支持体 を軸線方向および半径方向に移動調整する調整手段とを含むことを特徴とする磁 歪応力測定装置である。
【0009】
【作用】
本考案に従えば、管などの被測定物の外周を囲んでリング状レールが取付けら れており、このリング状レールに沿って台車が移動可能に設けられ、磁歪センサ は、支持体に支持され、この支持体は3つ以上のローラによって管の外表面に接 触し、ばねによってその管の外表面に押付けられ、こうして磁歪センサと管の外 表面との距離が一定に保たれ、高精度の測定を行うことができるようになる。台 車には調整手段が設けられ、この調整手段によって支持体は軸線方向、すなわち 管軸方向に移動調整可能であり、したがってリング状レールの取付けられた位置 と磁歪センサによって測定されるべき場所とが軸線方向に比較的離れていても、 その管の磁歪応力の測定が可能となる。たとえばレールと磁歪センサとの間に管 などを溶接した溶接ビードまたはプラグなどの障害物が存在するときであっても 、本考案に従って、測定が可能である。
【0010】 さらに本考案に従えば、台車と支持体との間には、少なくとも2つのアームが ピン結合されて構成される調整手段が設けられ、このアームを角変位することに よって、磁歪センサをレールに関して軸線方向に移動して、測定を行うことがで き、特に半径方向にもまた磁歪センサを変位し、こうして管などの外径が変化し た場所においても、測定が可能である。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図により説明する。図1は本考案の実施例を示す縦 断側面図、図2は磁歪応力測定装置の平面図である。これらの図に示すように、 この実施例では、鋼管などの直円筒状の管1の外周面11に装着されるリング状 レールを構成するリングギヤ100と、管1の外周面11上をリングギヤ100 に案内されて自走する台車である走行装置110と、走行装置110に上下動自 在に取付けられたホルダ取付用摺動体125と、ホルダ取付用摺動体125の外 周面に取付けられた支持体であるセンサホルダ130と、センサホルダ130に 被測定面から一定の高さに垂直に保持された磁歪センサ140とから大別構成さ れる。
【0012】 センサホルダ130は、ホルダ取付用摺動体125、したがって走行装置10 0に、軸線方向(図1の左右方向、図2の上下方向)に移動調整可能とする水平 軸131を介して連結される。この水平軸131は、図3に拡大して示されるよ うに、センサホルダ130の後述の連結アーム132に固定される連結軸19と 、摺動体125に固定される連結軸20と、これらの連結軸19,20の端部が 挿通される連結筒21とを有し、これらの連結軸19,20が一直線上に軸線を 有する状態で、連結筒21に螺合するボルト22,23を締付けて、相互に固定 することができる。こうして連結軸19,20の相互の間隔L2、したがって水 平軸131の軸線方向の長さを調整し、センサホルダ130を、軸線方向(図1 の左右方向、図2の上下方向、図3の左右方向)に、すなわち管軸方向に移動調 整して設定することができる。
【0013】 図4は図1〜図3に示される実施例の磁歪応力測定装置の縦断面図であり、図 5はその磁歪応力測定装置のセンサホルダ130が管1の外表面11から浮上っ た状態を示す断面図である。これらの図面を参照して、各部の構成において、リ ングギヤ100は上下2個の半円弧状のリングギヤセグメント101から成り、 各リングギヤセグメント101は水平レール部102と水平レール部102上に 立設された一対の垂直レール部103と、一方の垂直レール部103に取付けら れた外歯104とから構成されている。水平レール部102の両側部にはそれぞ れ上側テーパ面105と下側テーパ面106とが設けられている。また、一方の リングギヤセグメント101の一対の垂直レール部103の両端部には回動自在 にクランプねじ107がそれぞれ取付けられており、他方のリングギヤセグメン ト101の一対の垂直レール部103の両端部にはクランプねじ107が挿通さ せられるクランプ受板108がそれぞれ取付けられており、クランプねじ107 がクランプ受板108に挿通され、そのクランプねじ107にクランプナット1 09が締着されて2個のリングギヤセグメント101が組合わされてリングギヤ 100が構成される。管1の外表面11と上リングギヤセグメント101との間 には、図4のように、金属製などの剛性のスペーサ24が介在されており、また 下リングギヤセグメント101には、板ばね25が固定され、この板ばね25は 、管1の外表面11に弾発的に接触し、こうしてリングギヤ100と管1の軸線 26とは同軸に保たれる。
【0014】 走行装置110はリングギヤ100に沿って移動する平板状の走行装置本体1 11とリングギヤ100を把持するリングギヤ把持体112とから構成されてい る。走行装置本体111の一側部にリングギヤ100の外歯104と噛合する駆 動ギヤ113が枢支されており、駆動ギヤ113には減速装置114を介してエ ンコーダ115付サーボモータ116が接続されている。さらに、走行装置本体 111の駆動ギヤ113が突出する側の側面中央位置に水平支持軸117が設け られており、走行装置本体110の駆動ギヤ113が突出する側の側面下方位置 にリングギヤ100の片側の上部および下部テーパ面105,106に転接する 複数の把持部であるカムフォロア118を備えている。
【0015】 リングギヤ把持体112は、走行装置本体111の水平支持軸117に嵌挿さ せられ水平方向に移動可能な把持用水平筒119と、水平支持軸117に挿通さ れ、把持用水平筒119を走行装置本体111から離れる方向に付勢するスプリ ング120と、水平支持軸117の先端部に螺合して把持用水平筒119の抜止 めを行うと共にその進退具体により把持用水平筒119の走行装置本体111か らの距離を調整する調整ねじ121と、把持用水平筒119から垂下する把持用 アーム122と、把持用アーム122の下方に取付けられた複数の把持部である カムフォロア123とから構成されている。
【0016】 走行装置110の走行装置本体111の駆動ギヤ113が突出する側と反対側 の側面には平板状のホルダ取付用摺動体125が上下動自在に取付けられている 。このホルダ取付用摺動体125の取付けは走行装置本体111の駆動ギヤ11 3が突出する側と反対側の側面に設けられたアリ溝111aとホルダ取付用摺動 体125の側面に設けられたアリ125aとを係合させて行っている。ホルダ取 付用摺動体125の一側部上方と走行装置本体111の一側下方との間にホルダ 取付用摺動体125を常に下方へすなわち被測定面側に付勢する圧縮ばね126 が設けられている。また、走行装置本体111の上端部に切欠つまみ127が回 転自在に設けられ、ホルダ取付用摺動体125の圧縮ばね126とは反対側の側 部上方位置には切欠つまみ127の一部が嵌り込む高さ保持用切欠部128が設 けられ、切欠つまみ127と高さ保持用切欠部128で走行装置本体111に対 してホルダ取付用摺動体125を所定の高さに保持するホルダ高さ保持機構12 9が構成されている。
【0017】 さらに、センサホルダ130はホルダ取付用摺動体125に第1の水平軸13 1を介して回転自在に取付けられたコ字状の連結アーム132と、連結アーム1 32の両端部に第1の水平軸131に対して直交方向の第2水平軸133を介し て揺動自在に枢支されたセンサホルダ本体134とから構成されている。センサ ホルダ本体134の下部に被測定面と転接する仮想三角形の頂点位置にある少な くとも3個のガイドローラ135が設けられている。ガイドローラ135の回転 軸線は、リングギア100の軸線に平行であり、したがって管軸に平行である。 また、センサホルダ本体134には磁歪センサ140がその下端面141が被測 定面から一定の微少な高さhを保持するようセットねじ136で固定されている 。
【0018】 本実施例は、以上のように構成されているものであり、次にその動作を説明す る。
【0019】 まず、パイプあるいは丸棒の管1の外周面11における測定位置にリングギア 100を組立ててセットする。このリングギア100のセットは2個の半円弧状 のリングギヤセグメント101を管1の外周面を取巻いてリングが形成されるよ うに組合せ、一方のリングギヤセグメント101の各クランプねじ107を他方 のリングギヤセグメント101の各クランプ受板108に挿通し、そのクランプ ねじ107にクランプナット109を手で締着して2個のリングギヤセグメント 101を連結してリングギア100を管1にセットする。
【0020】 次に、リングギア100上に走行装置110を設置する。この場合、まず、走 行装置本体111の上端部に設けられた切欠つまみ127を回転させ、切欠つま み127の一部ホルダ取付用摺動体125の側部上方に設けられた高さ保持用切 欠部128に嵌め込み、センサホルダ130を取付けているホルダ取付用摺動体 125を走行装置本体111に対して所定の高さに保持させてセンサホルダ13 0に保持されている磁歪センサ140をリングギア100に対して浮上らせてお く。こうすることにより、磁歪センサ140が管1の外周面11に当たらず、走 行装置110のリングギア100への取付けが容易となる。
【0021】 次に、走行装置本体111の駆動ギヤ113をリングギア100の一方の垂直 レール部103に取付けられた外歯104と噛合させる。また、リングギヤ把持 体112によって走行装置本体111とで、リングギア100を把持させる。す なわち、走行装置本体111の複数のカムフォロア118をリングギア100の 水平レール部102の片側の上部および下部テーパ面105,106に転接させ 、リングギヤ把持体112の把持用アーム122に取付けられた複数のカムフォ ロア123をリングギア100の水平レール部102のもう一方の片側の上部お よび下部テーパ面105,106に転接させる。そして、調整ねじ121を螺回 操作して把持用アーム122と一体の把持用水平筒119を走行装置本体111 側へ移動させて走行装置本体111のカムフォロア118とリングギヤ把持体1 12のカムフォロア123とでリングギア100の水平レール部102の両側部 における上部および下部テーパ面105,106を加圧状態で把持する。したが って、走行装置110がリングギア100から抜落ちることがなく、これらカム フォロア118,123が回転してリングギア100に案内され、走行が可能と なる。
【0022】 リングギア100に設置された走行装置110を走行させる場合、切欠つまみ 127を回転させて高さ保持用つまみ128との嵌め込みをなくすると、ホルダ 取付用摺動体125の高さ保持が解除され、圧縮ばね126によって下方に付勢 されているホルダ取付用摺動体125が下降し、ホルダ取付用摺動体125に取 付けられているセンサホルダ130のセンサホルダ本体134に設けられている ガイドローラ135が管1の外周面11に当接する。しかもセンサホルダ本体1 34はホルダ取付用摺動体125に第1の水平軸131を介して取付けられた連 結アーム132に第1の水平軸131に対して直交方向の第2水平軸133を介 して揺動自在に枢支されているので、連結アーム132は第1の水平軸131を 中心とする被測定面に平行な方向の傾きを自動調整し、センサホルダ本体134 は第2の水平軸133を中心とするこれと直角方向の傾きを自動調整する。さら に、磁歪センサ140はこのように自動調整されるセンサホルダ本体134に垂 直に保持され、かつ被測定面から一定の高さに保持されているので、その後のセ ンサホルダ本体134の移動によってその保持状態が変化することはない。
【0023】 以上により、この測定作業の準備が完了するので、次にサーボモータ116を 駆動し、走行装置110を管1の回りに旋回せしめる。この場合において、サー ボモータ116を駆動させると、その回転力は減速装置114を介して駆動ギヤ 113に伝達される。駆動ギヤ113が回転すると、駆動ギヤ113と噛合して いるリングギヤ100の外歯104によって駆動ギヤ113の回転力が直線運動 に変換されて走行装置110はリングギヤ100上を走行する。このとき、走行 装置本体111のカムフォロア118とリングギヤ把持体112のカムフォロア 123がリングギヤ100の水平レール部102を把持状態で回転することによ って走行装置110は水平レール部102に案内されて走行し、管1の外周面1 1に密着保持された状態でその回りを周回する。これに伴いセンサホルダ130 も磁歪センサ140を上記の保持関係を維持しつつ走行装置110と共に移動す るので被測定面の磁歪応力測定を非接触で、しかも連続的に行え、きわめて精度 の高い測定データを得ることができる。
【0024】 測定後、リングギヤ100から走行装置110を取外す場合もホルダ高さ保持 機構129を上述のように動作させ、ホルダ取付用摺動体125を所定の高さに 保持させてから、取外せば走行装置110の取外しは容易である。
【0025】 なお、主応力の方向および大きさは磁歪センサ140の出力が最大となる位置 をエンコーダ115により検出することにより、その検出角度と出力値で求めら れる。
【0026】 この実施例では走行装置本体111に対するセンサホルダ130の取付けは、 平板状の走行装置本体111の外側面に対して上下動自在に取付けられたホルダ 取付用摺動体125を介してセンサホルダ130を取付け、そのホルダ取付用摺 動体125を常時下方に付勢する圧縮ばね126はホルダ取付用摺動体125の 側方に設けられているから、走行装置110の高さは略走行装置本体111の高 さで決定され、低いものとなっている。
【0027】 リングギヤ100とセンサホルダ130との間に溶接ビード、またはプラグな どの障害物が存在するときには、連結軸19,20の端部相互間の間隔を大きく して、センサホルダ130と摺動体125との間隔L2を大きく変化して調整す ることができる。これによって磁歪センサ140による測定範囲を広くすること が可能になる。
【0028】 図6は、本考案の他の実施例の一部の断面図である。移動調整可能とする水平 軸131aは、摺動体125に固定されている連結軸28と、この連結軸28が 挿入される筒体29とこの筒体29に螺合し、連結軸28を締付けるボルト30 とを有し、筒体29はセンサホルダ130の連結アーム132に固定される。連 結軸28と連結筒29との軸線は一直線上にある。このような構成によってもま た、水平軸131aの軸線方向の移動調整を行うことができる。
【0029】 図7は本考案のさらに他の実施例の一部の側面図であり、図8はその実施例の 平面図である。この調整手段131bは、少なくとも2つ(この実施例では2) のアーム32,33を有し、これらのアーム32,33はピン34によってピン 結合される。一方のアーム32はピン35によって摺動体125にピン結合され る。他方のアーム33はピン36によってブラケット37にピン結合される。
【0030】 図9はブラケット37付近の拡大断面図である。ブラケット37に固定される 連結片38は連結アーム132の取付孔39を回転自在に挿通し、その頭部40 は、連結アーム132に係止する。ピン34,35,36の軸線まわりの各アー ム32,33の角度は、調節設定可能である。
【0031】 このような図7〜図9に示される実施例によれば、図10にその使用状態が簡 略化して示されるように、アーム32,33の角度を変化して調整することによ って、管1に溶接ビード41が存在するとき、またはプラグなどの障害物が存在 するときであっても、センサホルダ130、したがって磁歪センサ140を軸線 方向(図10の左右方向)に移動調整し、これによって磁歪センサ140による 測定が仮想線で示されるように変化して測定することが可能になる。さらにまた 管1の外径が変化し、参照符42で示されるように小径の管部分が存在するとき においても、この磁歪センサ140を、半径方向(図10の上下方向)に移動調 整し、小径の管部分42の磁歪応力の測定を磁歪センサ140によって行うこと が可能になる。
【0032】 図7〜図10に示される実施例におけるばね126に代えて、たとえばアーム 32,33を支持するピン34〜36に関連してねじりばねを設け、センサホル ダ130を半径方向内方に、したがって管の外表面11に押付けるように構成し てもよく、その他の態様でセンサホルダ130を管の外表面に押付けるようにし てもよい。
【0033】 上述の実施例によれば、管1の外周面の測定位置にリングギヤ100を組立て 、リングギヤ100の外歯104に走行装置本体111の駆動ギヤ113を噛合 させ、走行装置本体11との距離調整が可能なリングギヤ把持体112によって 走行装置本体111とでリングギヤ100を把持するようにリングギヤ100に 走行装置110を設置し、走行装置100にホルダ取付用摺動体125を介して 上下動自在に取付けられ、常時下方に付勢されているセンサホルダ130によっ て磁歪センサ140が被測定面から一定の高さに垂直に保持され、走行装置11 0がモータ116の駆動によって駆動ギヤ113が回転させられてリングギヤ1 00に沿って移動したとき、これに伴い走行装置110にホルダ取付用摺動体1 25およびセンサホルダ130を介して取付けられている磁歪センサ140が被 測定面に対して垂直で被測定面から一定の高さに保持しつつ周回させるようにし たので、管1の被測定面に対して磁歪応力測定をその周回方向に非接触で、連続 的に行うことができ、しかも走行装置本体111は駆動ギヤ113と噛合する外 歯104を有するリングギヤ100上を走行するから、管1の外周面を傷付けず に軸方向のずれもなく、モータ116を小形化するという効果がある。さらに、 センサホルダ130を取付けているホルダ取付用摺動体125は走行装置本体1 11の外表面に上下動自在に取付けられているから、走行装置110の高さは走 行装置本体111の高さで略済み、走行装置110全体の高さも低くなり、小形 化が図れるという効果を有する。また、走行装置110が走行するリングギヤ1 00は組立てて管1の外周面に装着されているから、現場における取付け、取外 しが容易であるという効果を有する。
【0034】 さらに、また、ホルダ取付用摺動体125を走行装置本体111に対して所定 の高さに保持するホルダ高さ保持機構を設け、リングギヤ100への走行装置1 10の取付け、取外し時にホルダ高さ保持機構を動作させてホルダ取付用摺動体 125を走行装置本体111に対して所定の高さに保持させることにより、ホル ダ取付用摺動体125にセンサホルダ130を介して保持されている磁歪センサ 140は浮上っており、磁歪センサ140が管1の外周面に当たらず、走行装置 110のリングギヤ100への取付け、取外しが容易になるという効果も有する 。
【0035】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、管などの被測定物の外周を囲んでリング状レー ルが取付けられ、このレールに沿って台車が移動可能に設けられ、磁歪センサは 、支持体に取付けられており、この支持体は被測定物の外周面に接触する3つ以 上のローラを有し、ばねによって支持体がレールの半径方向内方に押付けられ、 したがって磁歪センサと管の外表面との間隔を一定にして高精度の測定が可能と なり、しかも調整手段によって支持体を軸線方向に移動調整することができるよ うにし、したがってリング状レールと磁歪センサとの軸線方向の距離が比較的長 くても、測定が可能となり、このことは特に、管に溶接ビードが存在し、あるい はまたプラグが存在するときなどにおいても、管の磁歪応力の測定が可能となる 。
【0036】 さらに本考案によれば、少なくとも2つのアームがピン結合されてリンク機構 を構成し、支持体、したがって磁歪センサを、軸線方向だけでなく半径方向にも 移動調整することができるようにし、したがって管の外径が大きく、または小さ く変化した部分においても、磁歪応力の測定が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】一実施例の磁歪応力測定装置の平面図である。
【図3】軸線方向に移動調整可能とした水平軸131を
示す断面図である。
【図4】一実施例の磁歪応力測定装置の別の縦断面図で
ある。
【図5】磁歪応力測定装置のセンサホルダ130が管1
の外表面11から浮上った状態を示す断面図である。
【図6】本考案の他の実施例の軸線方向に移動調整可能
とした水平軸131aを示す断面図である。
【図7】本考案の他の実施例の調整手段131bの側面
図である。
【図8】図7に示される実施例の簡略化した一部の平面
図である。
【図9】ブラケット37付近の拡大断面図である。
【図10】図7〜図9に示される実施例の使用状態を示
す簡略化した側面図である。
【図11】或る提案された構成を示す側面図である。
【符号の説明】
1 管 11 外周面 19,20,28 連結軸 21,29 連結筒 22,23,30 連結用ボルト 32,33 アーム 34〜36 ピン 37 ブラケット 100 リングギヤ 104 外歯 110 走行装置 111 走行装置本体 112 リングギヤ把持体 113 駆動ギヤ 116 サーボモータ 117 水平支持軸 118 カムフォロア(把持部) 123 カムフォロア(把持部) 125 ホルダ取付用摺動体 130 センサホルダ 131 連結軸 131a 連結軸 131b 調整手段 140 磁歪センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 境 禎明 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)考案者 神浦 秋帆 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物の外周を囲んで取付けられるリ
    ング状レールと、 リング状レールに沿って移動可能な台車と、 磁歪センサと、 磁歪センサを支持する3つ以上のローラを有する支持体
    と、 支持体をリング状レールの半径方向内方に押付けるばね
    と、 台車に設けられ、支持体を軸線方向に移動調整する調整
    手段とを含むことを特徴とする磁歪応力測定装置。
  2. 【請求項2】 被測定物の外周を囲んで取付けられるリ
    ング状レールと、 リング状レールに沿って移動可能な台車と、 磁歪センサと、 磁歪センサを支持する3つ以上のローラを有する支持体
    と、 支持体をリング状レールの半径方向内方に押付けるばね
    と、 台車と支持体とに連結され、少なくとも2つのアームが
    ピン結合されて支持体を軸線方向および半径方向に移動
    調整する調整手段とを含むことを特徴とする磁歪応力測
    定装置。
JP6711491U 1991-08-23 1991-08-23 磁歪応力測定装置 Pending JPH0517530U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115722771A (zh) * 2022-11-30 2023-03-03 国家石油天然气管网集团有限公司 一种快速装夹及自调距管道焊接轨道装置

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CN115722771A (zh) * 2022-11-30 2023-03-03 国家石油天然气管网集团有限公司 一种快速装夹及自调距管道焊接轨道装置

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