JPH0566533U - 磁歪応力測定装置 - Google Patents
磁歪応力測定装置Info
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- JPH0566533U JPH0566533U JP766692U JP766692U JPH0566533U JP H0566533 U JPH0566533 U JP H0566533U JP 766692 U JP766692 U JP 766692U JP 766692 U JP766692 U JP 766692U JP H0566533 U JPH0566533 U JP H0566533U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 鋼管の磁歪応力測定に先立つ脱磁作業を自動
化すること。 【構成】 管の外周を囲んでリング状レールが取付けら
れ、このレールに沿って台車が移動可能に設けられ、こ
の台車には磁歪応力の測定に先立って鋼管の脱磁を行う
脱磁手段が設けられるとともに、その脱磁後に磁歪応力
を検出する磁歪センサが設けられる。こうして台車がレ
ールに沿って移動することによって、脱磁を行いつつ磁
歪応力の検出を自動的に行うことができるようになる。
化すること。 【構成】 管の外周を囲んでリング状レールが取付けら
れ、このレールに沿って台車が移動可能に設けられ、こ
の台車には磁歪応力の測定に先立って鋼管の脱磁を行う
脱磁手段が設けられるとともに、その脱磁後に磁歪応力
を検出する磁歪センサが設けられる。こうして台車がレ
ールに沿って移動することによって、脱磁を行いつつ磁
歪応力の検出を自動的に行うことができるようになる。
Description
【0001】
本考案は、丸棒、パイプ等の円柱材料などの被測定物に対する非接触式の磁歪 応力測定装置に関する。
【0002】
磁歪応力測定法は、磁性材料に荷重が作用すると透磁率に異方性が生じ、荷重 方向の透磁率が大きくなり、反対に荷重方向と直角方向の透磁率が小さくなるの で、両透磁率の差を励磁コアと検出コアを持つ磁歪センサによって検出すること により、主応力の方向および大きさを測定する方法である。
【0003】 典型的な先行技術は図13に示されている。ガスなどを輸送する鋼管15の応 力を測定するに先立ち、その鋼管15が地磁気によって磁化しているときには、 測定結果に誤差を生じることになるので、鋼管15の磁歪応力を測定すべき領域 の脱磁を行う必要がある。この磁歪応力を測定すべき領域は、参照符16で示さ れ、鋼管15の外周面に形成されている塗覆装を除去し、作業者17はコイルが 巻回されているコアまたはヨーク18の磁極19,20を、塗覆装が除去された 鋼管15の領域16に近接した状態で、コイルを交流電力によって駆動し、その コイルを駆動する交流電圧を時間経過に伴って徐々に小さくし、ヨーク18を、 管周に沿って移動させ、上述の脱磁作業を5〜10回繰返し、このようにして脱 磁を行い、地磁気などによる鋼管15の磁化を除去する。
【0004】
このような図13に示される先行技術では、ヨーク18の脚部の長さL1がた とえば25cmであって比較的大きい。したがって鋼管15の磁歪応力を検出し ようとする領域16の近傍に、構造物が存在するときには、そのような狭い作業 場所での脱磁作業が困難となる。また鋼管15が河川の上方に設けられた橋梁管 であるとき、また架空管などであるときには、作業者17は足元の悪い足場での 高所作業が強いられるので、安全性の確保ができなくなる。
【0005】 本考案の目的は、管などの被測定物の脱磁および磁歪応力の測定を容易に行う ことができるようにした磁歪応力測定装置を提供することである。
【0006】
本考案は、被測定物の外周を囲んで取付けられる環状レールと、 レールに沿って移動可能に設けられる磁歪センサと、 レールに沿って移動可能に設けられ、被測定物の脱磁を行う手段とを含むこと を特徴とする磁歪応力測定装置である。
【0007】 また本考案は、レールに沿って移動可能に台車が設けられ、 この台車に磁歪センサと脱磁センサとが設けられることを特徴とする。
【0008】
本考案に従えば、管などの被測定物の外周を囲んで環状レールが取付けられて おり、このレールに沿って磁歪センサと、その磁歪センサによる磁歪応力の測定 に先立って脱磁を行う手段とが移動可能に設けられているので、前述の図13を 参照して述べた手作業による脱磁作業を必要とせず、脱磁作業を効率よく行うこ とができ、また脱磁手段を小形に構成して狭い作業空間においても脱磁作業を行 うことができるようになる。また脱磁作業を作業者が行う必要がなくなるので、 被測定物が橋梁管および架空管などであっても、作業の安全性が確保される。
【0009】
以下、本考案の一実施例を図により説明する。図1は本考案の実施例を示す縦 断側面図、図2は磁歪応力測定装置の平面図である。これらの図に示すように、 この実施例では、鋼管などの直円筒状の管1の外周面11に装着される短い直円 筒状である環状レールを構成するリングギヤ100と、管1の外周面11上をリ ングギヤ100に案内されて自走する台車である走行装置110と、走行装置1 10に上下動自在に取付けられたホルダ取付用摺動体125と、ホルダ取付用摺 動体125の外周面に取付けられた支持体であるセンサホルダ130と、センサ ホルダ130に被測定面から一定の高さに垂直に保持された磁歪センサ140と から大別構成される。
【0010】 走行装置110には、磁歪センサ140による磁歪応力の検出に先立って管1 の脱磁を行う脱磁手段150が取付けられる。この脱磁手段150は、図解の便 宜のために図1および後述の図6では仮想線で示されている。
【0011】 図3は図1および図2に示される一実施例の磁歪応力測定装置の簡略化した管 軸に垂直方向から見た断面図であり、図4はその一部の簡略化した側面図である 。水平レール部102の内側には、周方向に等間隔(この実施例では90度)を あけて少なくとも3個(この実施例では4個)のローラ45が設けられる。
【0012】 図5は、このローラ45とその付近の断面図である。ローラ45の軸線46は 、リングギヤ100の直径線に平行であり、しかも管軸に垂直であり、その回転 軸線まわりに回転自在である。ローラ45の少なくとも外周部には弾力性を有す るゴムが被覆されており、これによって管1の外表面11との摩擦接触が達成さ れ、したがってリングギヤ100がその軸線まわりに角変位することが阻止され る。このローラ45は大略的にL字状に形成された支持部材47に前述のように 回転自在に設けられる。この支持部材47にはばね受け48が固着され、このば ね受け48は案内筒49内に収納される。リングギヤ100の水平レール部10 2の内周面50とばね受け48との間にはばね51が介在され、したがってロー ラ45は、管1の外表面11に弾発的に押圧される。こうしてリングギヤ100 は管1の軸線と同軸に管1に装着されることができる。
【0013】 図6は図1〜図5に示される一実施例の磁歪応力測定装置の管軸に垂直な詳細 な断面図であり、図7はその実施例の管軸に沿う断面図であり、センサホルダ1 30が管1の外表面11から浮上がった状態を示している。これらの図面を参照 して、各部の構成において、リングギヤ100は上下2個の半円弧状のリングギ ヤセグメント101から成り、各リングギヤセグメント101は水平レール部1 02と水平レール部102上に立設された一対の垂直レール部103と、一方の 垂直レール部103に取付けられた外歯104とから構成されている。水平レー ル部102の両側部にはそれぞれ上側テーパ面105と下側テーパ面106とが 設けられている。また、一方のリングギヤセグメント101の一対の垂直レール 部103の両端部には回動自在にクランプねじ107がそれぞれ取付けられてお り、他方のリングギヤセグメント101の一対の垂直レール部103の両端部に はクランプねじ107が挿通させられるクランプ受板108がそれぞれ取付けら れており、クランプねじ107がクランプ受板108に挿通され、そのクランプ ねじ107にクランプナット109が締着されて2個のリングギヤセグメント1 01が組合わされてリングギヤ100が構成される。
【0014】 走行装置110はリングギヤ100に沿って移動する平板状の走行装置本体1 11とリングギヤ100を把持するリングギヤ把持体112とから構成されてい る。走行装置本体111の一側部にリングギヤ100の外歯104と噛合する駆 動ギヤ113が枢支されており、駆動ギヤ113には減速装置114を介してエ ンコーダ115付サーボモータ116が接続されている。さらに、走行装置本体 111の駆動ギヤ113が突出する側の側面中央位置に水平支持軸117が設け られており、走行装置本体110の駆動ギヤ113が突出する側の側面下方位置 にリングギヤ100の片側の上部および下部テーパ面105,106に転接する 複数の把持部であるカムフォロア118を備えている。
【0015】 リングギヤ把持体112は、走行装置本体111の水平支持軸117に嵌挿さ せられ水平方向に移動可能な把持用水平筒119と、水平支持軸117に挿通さ れ、把持用水平筒119を走行装置本体111から離れる方向に付勢するスプリ ング120と、水平支持軸117の先端部に螺合して把持用水平筒119の抜止 めを行うと共にその進退具体により把持用水平筒119の走行装置本体111か らの距離を調整する調整ねじ121と、把持用水平筒119から垂下する把持用 アーム122と、把持用アーム122の下方に取付けられた複数の把持部である カムフォロア123とから構成されている。
【0016】 走行装置110の走行装置本体111の駆動ギヤ113が突出する側と反対側 の側面には平板状のホルダ取付用摺動体125が上下動自在に取付けられている 。このホルダ取付用摺動体125の取付けは走行装置本体111の駆動ギヤ11 3が突出する側と反対側の側面に設けられたアリ溝111aとホルダ取付用摺動 体125の側面に設けられたアリ125aとを係合させて行っている。ホルダ取 付用摺動体125の一側部上方と走行装置本体111の一側下方との間にホルダ 取付用摺動体125を常に下方へすなわち被測定面側に付勢する圧縮ばね126 が設けられている。また、走行装置本体111の上端部に切欠つまみ127が回 転自在に設けられ、ホルダ取付用摺動体125の圧縮ばね126とは反対側の側 部上方位置には切欠つまみ127の一部が嵌り込む高さ保持用切欠部128が設 けられ、切欠つまみ127と高さ保持用切欠部128で走行装置本体111に対 してホルダ取付用摺動体125を所定の高さに保持するホルダ高さ保持機構12 9が構成されている。
【0017】 さらに、センサホルダ130はホルダ取付用摺動体125に第1の水平軸13 1を介して回転自在に取付けられたコ字状の連結アーム132と、連結アーム1 32の両端部に第1の水平軸131に対して直交方向の第2水平軸133を介し て揺動自在に枢支されたセンサホルダ本体134とから構成されている。センサ ホルダ本体134の下部に被測定面と転接する仮想三角形の頂点位置にある少な くとも3個のガイドローラ135が設けられている。ガイドローラ135の回転 軸線は、リングギア100の軸線に平行であり、したがって管軸に平行である。 また、センサホルダ本体134には磁歪センサ140がその下端面141が被測 定面から一定の微少な高さhを保持するようセットねじ136で固定されている 。
【0018】 脱磁手段150は、図8に示されるように逆U字状のコア151に、コイル1 52が巻回され、このコイル152には交流電源153が脱磁のために接続され る。交流電源153は、たとえば50Hzまたは60Hzであって、100Vで ある。コア151は、非磁性材料から成る取付部材154を介して、連結アーム 132の側部に固定される。コア151の一対の磁極155,156は、管1の 外周面11にその管1の管軸を通る一平面に垂直な端面を有し、管軸に沿って配 置される。
【0019】 図9は、図1〜図8に示される実施例の電気的構成を示す簡略化したブロック 図である。マイクロコンピュータなどによって実現される処理回路157はエン コーダ115からの出力に応答して走行装置110の管1における周方向の位置 を検出し、モータ116を制御する。またこの処理回路157は脱磁手段150 のコイル152を駆動制御するとともに、磁歪センサ140の動作を制御する。
【0020】 本実施例は、以上のように構成されているものであり、次にその動作を説明す る。
【0021】 まず、パイプあるいは丸棒の管1の外周面11における測定位置にリングギア 100を組立ててセットする。このリングギア100のセットは2個の半円弧状 のリングギヤセグメント101を管1の外周面を取巻いてリングが形成されるよ うに組合せ、一方のリングギヤセグメント101の各クランプねじ107を他方 のリングギヤセグメント101の各クランプ受板108に挿通し、そのクランプ ねじ107にクランプナット109を手で締着して2個のリングギヤセグメント 101を連結してリングギア100を管1にセットする。
【0022】 次に、リングギア100上に走行装置110を設置する。この場合、まず、走 行装置本体111の上端部に設けられた切欠つまみ127を回転させ、切欠つま み127の一部ホルダ取付用摺動体125の側部上方に設けられた高さ保持用切 欠部128に嵌め込み、センサホルダ130を取付けているホルダ取付用摺動体 125を走行装置本体111に対して所定の高さに保持させてセンサホルダ13 0に保持されている磁歪センサ140をリングギア100に対して浮上らせてお く。こうすることにより、磁歪センサ140が管1の外周面11に当たらず、走 行装置110のリングギア100への取付けが容易となる。
【0023】 次に、走行装置本体111の駆動ギヤ113をリングギア100の一方の垂直 レール部103に取付けられた外歯104と噛合させる。また、リングギヤ把持 体112によって走行装置本体111とで、リングギア100を把持させる。す なわち、走行装置本体111の複数のカムフォロア118をリングギア100の 水平レール部102の片側の上部および下部テーパ面105,106に転接させ 、リングギヤ把持体112の把持用アーム122に取付けられた複数のカムフォ ロア123をリングギア100の水平レール部102のもう一方の片側の上部お よび下部テーパ面105,106に転接させる。そして、調整ねじ121を螺回 操作して把持用アーム122と一体の把持用水平筒119を走行装置本体111 側へ移動させて走行装置本体111のカムフォロア118とリングギヤ把持体1 12のカムフォロア123とでリングギア100の水平レール部102の両側部 における上部および下部テーパ面105,106を加圧状態で把持する。したが って、走行装置110がリングギア100から抜落ちることがなく、これらカム フォロア118,123が回転してリングギア100に案内され、走行が可能と なる。
【0024】 リングギア100に設置された走行装置110を走行させる場合、切欠つまみ 127を回転させて高さ保持用つまみ128との嵌め込みをなくすると、ホルダ 取付用摺動体125の高さ保持が解除され、圧縮ばね126によって下方に付勢 されているホルダ取付用摺動体125が下降し、ホルダ取付用摺動体125に取 付けられているセンサホルダ130のセンサホルダ本体134に設けられている ガイドローラ135が管1の外周面11に当接する。しかもセンサホルダ本体1 34はホルダ取付用摺動体125に第1の水平軸131を介して取付けられた連 結アーム132に第1の水平軸131に対して直交方向の第2水平軸133を介 して揺動自在に枢支されているので、連結アーム132は第1の水平軸131を 中心とする被測定面に平行な方向の傾きを自動調整し、センサホルダ本体134 は第2の水平軸133を中心とするこれと直角方向の傾きを自動調整する。さら に、磁歪センサ140および脱磁手段150はこのように自動調整されるセンサ ホルダ本体134に垂直に保持され、かつ被測定面から一定の高さに保持されて いるので、その後のセンサホルダ本体134の移動によってその保持状態が変化 することはない。
【0025】 以上により、この測定作業の準備が完了するので、次にサーボモータ116を 駆動し、走行装置110を管1のまわりに旋回させる。この場合において、サー ボモータ116を駆動させると、その回転力は減速装置114を介して駆動ギヤ 113に伝達される。駆動ギヤ113が回転すると、駆動ギヤ113と噛合して いるリングギヤ100の外歯104によって駆動ギヤ113の回転力が直線運動 に変換されて走行装置110はリングギヤ100上を走行する。このとき、走行 装置本体111のカムフォロア118とリングギヤ把持体112のカムフォロア 123がリングギヤ100の水平レール部102を把持状態で回転することによ って走行装置110は水平レール部102に案内されて走行し、管1の外周面1 1に密着保持された状態でその回りを周回する。これに伴いセンサホルダ130 も磁歪センサ140および脱磁手段150を、上記の保持関係を維持しつつ走行 装置110と共に移動するので被測定面の磁歪応力測定を非接触で、しかも連続 的に行え、きわめて精度の高い測定データを得ることができる。
【0026】 図10は処理回路157の動作を説明するためのフローチャートである。ステ ップa1からステップa2に移り、脱磁手段150を用いて脱磁作業を行う。こ の脱磁作業は、図11に管1の断面が簡略化して示されるように、表面11の各 位置11A〜11Fを1つの単位として、脱磁と磁歪検出とを行う。各位置11 A〜11Fの角度θ1は、たとえば管軸のまわりに1度であり、したがって位置 11A〜11Fの角度θ2は5度である。まず停止している位置11Aにおいて 脱磁手段150のコイル152に図12(1)で示される包絡線を有する交流電 圧を交流電源153(図8参照)から与える。このコイル152に与えられる交 流電圧を時間経過に伴って減少してゆき零とする。こうして位置11Aにおいて 管1の脱磁を行う。次にステップa3では、計数値をn=1から1だけインクリ メントを行い、次のステップa4では、モータ116を駆動して走行装置110 を、エンコーダ115によって1度だけ角変位した位置11Bに到達させて停止 する。この移動状態は図12(2)に示される。計数値nが予め定める値n1( この実施例ではn1=5)でないことが判断されると、ステップa5で周方向に 1度移動し、次に再びステップa2に戻る。このようにして各位置11B〜11 Fで脱磁作業を行う。ステップa4で、走行装置110が位置11Fであり、す なわちn=5であることが判断されると、ステップa6に移り、計数値nは零に リセットされ、その位置11Fで、磁歪センサ140による磁歪応力の測定が、 図12(3)で示されるようにして行われる。位置11Fに脱磁手段150が位 置していないときは元の位置である11Aには到達していないので、ステップa 8からステップa9に移り、モータ116による1度だけ管1の周方向に移動を 行い、ステップa2で、その停止時に脱磁を行い、こうして5度ずつ走行装置1 10が移動するたび毎に磁歪センサ140による磁歪応力の検出を行う。
【0027】 測定後、リングギヤ100から走行装置110を取外す場合もホルダ高さ保持 機構129を上述のように動作させ、ホルダ取付用摺動体125を所定の高さに 保持させてから、取外せば走行装置110の取外しは容易である。
【0028】 なお、主応力の方向および大きさは磁歪センサ140の出力が最大となる位置 をエンコーダ115により検出することにより、その検出角度と出力値で求めら れる。
【0029】 この実施例では走行装置本体111に対するセンサホルダ130の取付けは、 平板状の走行装置本体111の外側面に対して上下動自在に取付けられたホルダ 取付用摺動体125を介してセンサホルダ130を取付け、そのホルダ取付用摺 動体125を常時下方に付勢する圧縮ばね126はホルダ取付用摺動体125の 側方に設けられているから、走行装置110の高さは、略走行装置本体111の 高さたとえば約10cmで決定され、低いものとなっている。
【0030】 上述の実施例によれば、管1の外周面の測定位置にリングギヤ100を組立て 、リングギヤ100の外歯104に走行装置本体111の駆動ギヤ113を噛合 させ、走行装置本体11との距離調整が可能なリングギヤ把持体112によって 走行装置本体111とでリングギヤ100を把持するようにリングギヤ100に 走行装置110を設置し、走行装置100にホルダ取付用摺動体125を介して 上下動自在に取付けられ、常時下方に付勢されているセンサホルダ130によっ て磁歪センサ140が被測定面から一定の高さに垂直に保持され、走行装置11 0がモータ116の駆動によって駆動ギヤ113が回転させられてリングギヤ1 00に沿って移動したとき、これに伴い走行装置110にホルダ取付用摺動体1 25およびセンサホルダ130を介して取付けられている磁歪センサ140が被 測定面に対して垂直で被測定面から一定の高さに保持しつつ周回させるようにし たので、管1の被測定面に対して磁歪応力測定をその周回方向に非接触で、連続 的に行うことができ、しかも走行装置本体111は駆動ギヤ113と噛合する外 歯104を有するリングギヤ100上を走行するから、管1の外周面を傷付けず に軸方向のずれもなく、モータ116を小形化するという効果がある。さらに、 センサホルダ130を取付けているホルダ取付用摺動体125は走行装置本体1 11の外表面に上下動自在に取付けられているから、走行装置110の高さは走 行装置本体111の高さで略済み、走行装置110全体の高さも低くなり、小形 化が図れるという効果を有する。また、走行装置110が走行するリングギヤ1 00は組立てて管1の外周面に装着されているから、現場における取付け、取外 しが容易であるという効果を有する。
【0031】 さらに、また、ホルダ取付用摺動体125を走行装置本体111に対して所定 の高さに保持するホルダ高さ保持機構を設け、リングギヤ100への走行装置1 10の取付け、取外し時にホルダ高さ保持機構を動作させてホルダ取付用摺動体 125を走行装置本体111に対して所定の高さに保持させることにより、ホル ダ取付用摺動体125にセンサホルダ130を介して保持されている磁歪センサ 140は浮上っており、磁歪センサ140が管1の外周面に当たらず、走行装置 110のリングギヤ100への取付け、取外しが容易になるという効果も有する 。
【0032】 本考案は管の磁歪応力の測定のために実施されるだけでなく、管以外のその他 の被測定物に関連して、広範囲に実施することができる。リングギヤ100は、 被測定物の外形に応じて直円筒以外の環状の形状であってもよい。
【0033】
以上のように本考案によれば、管などの被測定物の外周を囲んでリング状レー ルが取付けられており、このレールに沿って磁歪センサと脱磁手段とが移動可能 に設けられているので、従来からの手作業による脱磁作業がなくなり、作業の効 率化を図ることができ、また脱磁手段を小形化して狭所作業が可能となり、また 作業者が足場の悪い高所で作業を行う必要がなくなり、作業の安全性が確保され る。
【図1】本考案の一実施例の磁歪応力測定装置の縦断面
図である。
図である。
【図2】その磁歪応力測定装置の平面図である。
【図3】磁歪応力測定装置の管軸に垂直な簡略化した断
面図である。
面図である。
【図4】磁歪応力測定装置の一部の側面図である。
【図5】ローラ45とその付近の拡大断面図である。
【図6】図1〜図5に示される一実施例の磁歪応力測定
装置の管軸に垂直な断面図である。
装置の管軸に垂直な断面図である。
【図7】その磁歪応力測定装置のセンサホルダ130が
管1の外表面11から浮上った状態を示す管軸に沿う断
面図である。
管1の外表面11から浮上った状態を示す管軸に沿う断
面図である。
【図8】脱磁手段150付近を示す斜視図である。
【図9】図1〜図8に示される実施例の電気的構成を簡
略化して示すブロック図である。
略化して示すブロック図である。
【図10】処理回路157の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図11】管1の一部の軸直角断面を示す図である。
【図12】脱磁動作と磁歪検出動作とを示す図である。
【図13】先行技術の斜視図である。
1 管 11 外周面 45 ローラ 100 リングギヤ 104 外歯 110 走行装置 111 走行装置本体 112 リングギヤ把持体 113 駆動ギヤ 116 サーボモータ 117 水平支持軸 118 カムフォロア(把持部) 123 カムフォロア(把持部) 125 ホルダ取付用摺動体 130 センサホルダ 131 連結軸 131a 連結軸 131b 調整手段 140 磁歪センサ 150 脱磁手段 151 コア 152 コイル 153 交流電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 境 禎明 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)考案者 塩川 征夫 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 被測定物の外周を囲んで取付けられるリ
ング状レールと、 レールに沿って移動可能に設けられる磁歪センサと、 レールに沿って移動可能に設けられ、被測定物の脱磁を
行う手段とを含むことを特徴とする磁歪応力測定装置。 - 【請求項2】 レールに沿って移動可能に台車が設けら
れ、 この台車に磁歪センサと脱磁センサとが設けられること
を特徴とする請求項1記載の磁歪応力測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP766692U JPH0566533U (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 磁歪応力測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP766692U JPH0566533U (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 磁歪応力測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0566533U true JPH0566533U (ja) | 1993-09-03 |
Family
ID=11672134
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP766692U Pending JPH0566533U (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 磁歪応力測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0566533U (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006162562A (ja) * | 2004-12-10 | 2006-06-22 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | タイヤ表面ゴム厚さ測定方法及び装置 |
| JP2006337042A (ja) * | 2005-05-31 | 2006-12-14 | Uchihashi Estec Co Ltd | 金属体の欠陥検出方法及びスキャニング式欠陥検出器 |
| WO2021125828A1 (ko) * | 2019-12-20 | 2021-06-24 | 주식회사 포스코 | 강판 표면 재질 검사 장치 및 방법 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6017330A (ja) * | 1983-07-11 | 1985-01-29 | Japanese National Railways<Jnr> | レ−ル軸応力測定器 |
| JP3109140B2 (ja) * | 1991-06-27 | 2000-11-13 | 井関農機株式会社 | 移植機 |
-
1992
- 1992-02-21 JP JP766692U patent/JPH0566533U/ja active Pending
Patent Citations (2)
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| KR20210079551A (ko) * | 2019-12-20 | 2021-06-30 | 주식회사 포스코 | 강판 표면 재질 검사 장치 및 방법 |
| US12339251B2 (en) | 2019-12-20 | 2025-06-24 | Posco | Steel plate surface material property testing device and steel plate surface material property testing method |
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