JPH0517569A - ポリエーテル類の製造方法 - Google Patents
ポリエーテル類の製造方法Info
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- JPH0517569A JPH0517569A JP19350191A JP19350191A JPH0517569A JP H0517569 A JPH0517569 A JP H0517569A JP 19350191 A JP19350191 A JP 19350191A JP 19350191 A JP19350191 A JP 19350191A JP H0517569 A JPH0517569 A JP H0517569A
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- ethylene oxide
- catalyst
- monoepoxide
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Abstract
(57)【要約】
【目的】1級水酸基の割合の高いポリエーテル類を製造
する。 【構成】複合金属シアン化物錯体触媒及びN,N−ジメ
チルアセトアミドの存在下、分子量1000のポリオキ
シプロピレントリオールにプロピレンオキシドを開環付
加反応させ、ついで、エチレンオキシドを反応させるこ
とによりポリエーテルを製造した。 【効果】従来複合金属シアン化物錯体触媒を使用しては
実質上不可能であったポリエーテル類の末端水酸基の1
級化を可能とした。
する。 【構成】複合金属シアン化物錯体触媒及びN,N−ジメ
チルアセトアミドの存在下、分子量1000のポリオキ
シプロピレントリオールにプロピレンオキシドを開環付
加反応させ、ついで、エチレンオキシドを反応させるこ
とによりポリエーテルを製造した。 【効果】従来複合金属シアン化物錯体触媒を使用しては
実質上不可能であったポリエーテル類の末端水酸基の1
級化を可能とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリエーテル類の製造方
法に関するものであり、特にポリエーテルポリオールの
製造方法に関するものである。
法に関するものであり、特にポリエーテルポリオールの
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】イニシエータにアルキレンオキシドなど
のモノエポキシドを開環反応させて得られるポリオキシ
アルキレンポリオールなどのポリエーテル類は、ポリウ
レタンなどの合成樹脂の原料、界面活性剤、潤滑剤、そ
の他の用途に広く用いられている。イニシエータはA-
(H)n(A:水酸基含有化合物の水酸基の水素原子を除
いた残基、n:1以上の整数)で表わされる水酸基含有
化合物である。
のモノエポキシドを開環反応させて得られるポリオキシ
アルキレンポリオールなどのポリエーテル類は、ポリウ
レタンなどの合成樹脂の原料、界面活性剤、潤滑剤、そ
の他の用途に広く用いられている。イニシエータはA-
(H)n(A:水酸基含有化合物の水酸基の水素原子を除
いた残基、n:1以上の整数)で表わされる水酸基含有
化合物である。
【0003】イニシエータとしては、例えば1価アルコ
ール、多価アルコール、1価フェノール、多価フェノー
ルなどがある。また、ヒドロキシアルキルアミノ基を有
する化合物(アルカノールアミン類やアミン類−アルキ
レンオキシド付加物など)もイニシエータとして用いら
れる。さらに上記イニシエータにモノエポキシドを反応
させて得られるポリエーテル類もまたイニシエータとし
て用いられる。
ール、多価アルコール、1価フェノール、多価フェノー
ルなどがある。また、ヒドロキシアルキルアミノ基を有
する化合物(アルカノールアミン類やアミン類−アルキ
レンオキシド付加物など)もイニシエータとして用いら
れる。さらに上記イニシエータにモノエポキシドを反応
させて得られるポリエーテル類もまたイニシエータとし
て用いられる。
【0004】ポリエーテル類は上記イニシエータにモノ
エポキシドを開環付加反応させて得られる下記のような
化合物である。 A [-(R−O)m- H]n R−O:モノエポキシドの開環した単位 m,n:1以上の整数
エポキシドを開環付加反応させて得られる下記のような
化合物である。 A [-(R−O)m- H]n R−O:モノエポキシドの開環した単位 m,n:1以上の整数
【0005】従来、ポリエーテル類を製造する方法とし
て、アルカリ触媒存在下にモノエポキシドを反応させる
方法が広く用いられている。アルカリ触媒としては水酸
化カリウムや水酸化ナトリウムなどのアルカリ金属化合
物が使用されていた。また、それらを触媒に用いたポリ
エーテル類の精製は、リン酸、炭酸ガスなどの中和剤に
よる中和や、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム
などの吸着剤による吸着処理が行なわれていた。
て、アルカリ触媒存在下にモノエポキシドを反応させる
方法が広く用いられている。アルカリ触媒としては水酸
化カリウムや水酸化ナトリウムなどのアルカリ金属化合
物が使用されていた。また、それらを触媒に用いたポリ
エーテル類の精製は、リン酸、炭酸ガスなどの中和剤に
よる中和や、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム
などの吸着剤による吸着処理が行なわれていた。
【0006】しかし、アルカリ触媒を使用してポリエー
テル類を製造する際、モノエポキシド、特にプロピレン
オキシドの異性化により生成した不飽和モノオールがイ
ニシエータとなり、これにモノエポキシドが付加した不
飽和モノエーテル(以下、これを不飽和モノオールとい
う)が、生成する傾向がある。
テル類を製造する際、モノエポキシド、特にプロピレン
オキシドの異性化により生成した不飽和モノオールがイ
ニシエータとなり、これにモノエポキシドが付加した不
飽和モノエーテル(以下、これを不飽和モノオールとい
う)が、生成する傾向がある。
【0007】特に、ポリエーテル類の分子量が高くなる
につれて異性化の割合は増え、この傾向は分子量6500以
上(3官能の場合)で顕著になるため、モノエポキシド
としてプロピレンオキシドを用いた場合、分子量6500以
上のポリエーテル類の合成は事実上不可能であった。
につれて異性化の割合は増え、この傾向は分子量6500以
上(3官能の場合)で顕著になるため、モノエポキシド
としてプロピレンオキシドを用いた場合、分子量6500以
上のポリエーテル類の合成は事実上不可能であった。
【0008】触媒として複合金属シアン化物錯体を用い
てポリエーテル類を製造することは知られている(US 32
78457,US 3278458,US 3278459)が、この触媒は上記不飽
和モノオールの生成が少なく、また極めて高分子量のポ
リエーテル類を製造することも可能である。
てポリエーテル類を製造することは知られている(US 32
78457,US 3278458,US 3278459)が、この触媒は上記不飽
和モノオールの生成が少なく、また極めて高分子量のポ
リエーテル類を製造することも可能である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記複合金属
シアン化物錯体触媒を用いて、ポリエ−テル類末端水酸
基にエチレンオキシドを付加反応させることは、困難で
あった。複合金属シアン化物錯体を触媒に用い、イニシ
エータに炭素数3以上のモノエポキシドを開環反応して
得られるポリエーテル類に引き続きエチレンオキシドを
供給すると、エチレンオキシドの単独重合体であるポリ
エチレングリコールが生成し、ポリエーテル類末端水酸
基へのエチレンオキシドの均一な付加はおきない。
シアン化物錯体触媒を用いて、ポリエ−テル類末端水酸
基にエチレンオキシドを付加反応させることは、困難で
あった。複合金属シアン化物錯体を触媒に用い、イニシ
エータに炭素数3以上のモノエポキシドを開環反応して
得られるポリエーテル類に引き続きエチレンオキシドを
供給すると、エチレンオキシドの単独重合体であるポリ
エチレングリコールが生成し、ポリエーテル類末端水酸
基へのエチレンオキシドの均一な付加はおきない。
【0010】一方、複合金属シアン化物錯体触媒をアル
カリで処理して触媒を失活させ、ついで、エチレンオキ
シドを付加させ、その後触媒残渣を除去する方法が知ら
れている。この場合、エチレンオキシドはアルカリ触媒
の作用によりポリエーテル類末端水酸基へ付加する。ア
ルカリで処理する方法としては、アルカリ金属やアルカ
リ金属水酸化物(US 4355188)、アルカリ金属水素化物(U
S 4721818)を使用する方法が知られている。
カリで処理して触媒を失活させ、ついで、エチレンオキ
シドを付加させ、その後触媒残渣を除去する方法が知ら
れている。この場合、エチレンオキシドはアルカリ触媒
の作用によりポリエーテル類末端水酸基へ付加する。ア
ルカリで処理する方法としては、アルカリ金属やアルカ
リ金属水酸化物(US 4355188)、アルカリ金属水素化物(U
S 4721818)を使用する方法が知られている。
【0011】しかし、この方法は異なる2種の触媒を使
用する必要があるため、煩雑な製法となっている。しか
も、アルカリ金属単体やアルカリ金属水素化物を使用す
る場合は取扱上危険が伴い、また、アルカリ金属水酸化
物使用の場合は、特にポリエーテル類が高分子量になっ
た場合、脱水処理に時間がかかる等の問題がある。
用する必要があるため、煩雑な製法となっている。しか
も、アルカリ金属単体やアルカリ金属水素化物を使用す
る場合は取扱上危険が伴い、また、アルカリ金属水酸化
物使用の場合は、特にポリエーテル類が高分子量になっ
た場合、脱水処理に時間がかかる等の問題がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の問題点
を解決すべくなされた下記の発明を提供する。
を解決すべくなされた下記の発明を提供する。
【0013】すなわち、複合金属シアン化物錯体触媒及
び数3で表される溶解性パラメータδが10以上である
溶媒の存在下、少なくとも1個の水酸基を有するポリエ
ーテル類にエチレンオキシドを反応させることを特徴と
する1級水酸基の割合の高いポリエーテル類の製造方法
である。
び数3で表される溶解性パラメータδが10以上である
溶媒の存在下、少なくとも1個の水酸基を有するポリエ
ーテル類にエチレンオキシドを反応させることを特徴と
する1級水酸基の割合の高いポリエーテル類の製造方法
である。
【0014】
【数3】
【0015】この数3においてΔei ,Δvi はそれぞ
れ原子または原子団の蒸発エネルギー、モル体積を表
す。
れ原子または原子団の蒸発エネルギー、モル体積を表
す。
【0016】本発明において上記エチレンオキシドを反
応させる前のポリエーテル類として特に複合金属シアン
化物錯体触媒を用いて製造されたポリエ−テル類を使用
する場合、ポリエーテル類の精製をすることなくそのま
ま本発明を実施することができるので、有利である。
応させる前のポリエーテル類として特に複合金属シアン
化物錯体触媒を用いて製造されたポリエ−テル類を使用
する場合、ポリエーテル類の精製をすることなくそのま
ま本発明を実施することができるので、有利である。
【0017】したがって本発明は、また、複合金属シア
ン化物錯体触媒の存在下少なくとも1個の水酸基を有す
るイニシエータに炭素数3以上のモノエポキシドを開環
付加反応させて得られたポリエ−テル類に、複合金属シ
アン化物錯体触媒及び前記数3で表される溶解性パラメ
ータδが10以上である溶媒の存在下、エチレンオキシ
ドを反応させることを特徴とする1級水酸基の割合の高
いポリエ−テル類の製造方法である。
ン化物錯体触媒の存在下少なくとも1個の水酸基を有す
るイニシエータに炭素数3以上のモノエポキシドを開環
付加反応させて得られたポリエ−テル類に、複合金属シ
アン化物錯体触媒及び前記数3で表される溶解性パラメ
ータδが10以上である溶媒の存在下、エチレンオキシ
ドを反応させることを特徴とする1級水酸基の割合の高
いポリエ−テル類の製造方法である。
【0018】また、あらかじめ製造されたポリオール類
を使用する場合は、エチレンオキシドを反応させる前に
炭素数3以上のモノエポキシドを反応系に導入し、つい
でエチレンオキシドを反応させる。
を使用する場合は、エチレンオキシドを反応させる前に
炭素数3以上のモノエポキシドを反応系に導入し、つい
でエチレンオキシドを反応させる。
【0019】さらに、本発明における上記ポリエ−テル
類は、あらかじめ製造されたものに限られることはな
く、本発明における溶媒を含む反応系中で、複合金属シ
アン化物錯体触媒を用いて製造し、次いでエチレンオキ
シドを反応させてもよい。即ち、複合金属シアン化物錯
体触媒及び数3で表される溶解性パラメータδが10以
上である溶媒の存在下、少なくとも1個の水酸基を有す
るイニシエータに炭素数3以上のモノエポキシドを反応
させ、次いで、エチレンオキシドを反応させることを特
徴とする1級水酸基の割合の高いポリエーテル類の製造
方法である。
類は、あらかじめ製造されたものに限られることはな
く、本発明における溶媒を含む反応系中で、複合金属シ
アン化物錯体触媒を用いて製造し、次いでエチレンオキ
シドを反応させてもよい。即ち、複合金属シアン化物錯
体触媒及び数3で表される溶解性パラメータδが10以
上である溶媒の存在下、少なくとも1個の水酸基を有す
るイニシエータに炭素数3以上のモノエポキシドを反応
させ、次いで、エチレンオキシドを反応させることを特
徴とする1級水酸基の割合の高いポリエーテル類の製造
方法である。
【0020】従来、アルカリ触媒を使用してイニシエー
タにエチレンオキシドとプロピレンオキシドなどのモノ
エポキシドとの混合物を反応させてポリエーテル類を製
造することは広く実施されている。
タにエチレンオキシドとプロピレンオキシドなどのモノ
エポキシドとの混合物を反応させてポリエーテル類を製
造することは広く実施されている。
【0021】また、1級水酸基の割合の低いポリエーテ
ル類にアルカリ触媒存在下エチレンオキシドを反応させ
て1級水酸基の割合を高めることも広く実施されてい
る。
ル類にアルカリ触媒存在下エチレンオキシドを反応させ
て1級水酸基の割合を高めることも広く実施されてい
る。
【0022】エチレンオキシドは他のモノエポキシドに
比較して反応性が高いため、前者の場合エチレンオキシ
ドは他のモノエポキシドよりも早く反応する傾向にあ
り、そのため得られるポリエーテル類の末端基は他のモ
ノエポキシドの残基である割合が高く、よって1級水酸
基の割合は低いものとなる。
比較して反応性が高いため、前者の場合エチレンオキシ
ドは他のモノエポキシドよりも早く反応する傾向にあ
り、そのため得られるポリエーテル類の末端基は他のモ
ノエポキシドの残基である割合が高く、よって1級水酸
基の割合は低いものとなる。
【0023】後者の場合も、エチレンオキシドとともに
他のモノエポキシドを混合して反応させると、1級水酸
基の割合は両者が均等に反応する仮定した場合に比較し
てはるかに低いものとなる。
他のモノエポキシドを混合して反応させると、1級水酸
基の割合は両者が均等に反応する仮定した場合に比較し
てはるかに低いものとなる。
【0024】一方、前記のように、複合金属シアン化物
錯体を触媒に用い、ポリエーテル類にエチレンオキシド
を反応させようとしても、エチレンオキシドの単独重合
体であるポリエチレングリコールが生成し、ポリエーテ
ル類末端水酸基へのエチレンオキシドの均一な付加はお
こらない。
錯体を触媒に用い、ポリエーテル類にエチレンオキシド
を反応させようとしても、エチレンオキシドの単独重合
体であるポリエチレングリコールが生成し、ポリエーテ
ル類末端水酸基へのエチレンオキシドの均一な付加はお
こらない。
【0025】本発明の方法によれば、エチレンオキシド
の単独重合体が生成することはなく、ポリエーテル類の
末端基にエチレンオキシドが均一に反応し、高い1級水
酸基率を有するポリエーテル類が得られる。
の単独重合体が生成することはなく、ポリエーテル類の
末端基にエチレンオキシドが均一に反応し、高い1級水
酸基率を有するポリエーテル類が得られる。
【0026】以下にさらに詳しく本発明を説明する。本
発明における複合金属シアン化物錯体は、前記公知例に
示されているように下記一般式(1) の構造を有すると考
えられる。
発明における複合金属シアン化物錯体は、前記公知例に
示されているように下記一般式(1) の構造を有すると考
えられる。
【0027】
M1 a[ M2 x (CN)y]b (H2 O)cRd (1)
ただし、M1 はZn(II)、Fe(II)、Fe(III) 、Co
(II)、Ni(II)、Al(III)、Sr(II)、Mn(II)、Cr
(III) 、Cu(II)、Sn(II)、Pb(II)、Mo(IV)、M
o(VI)、W(IV)、W(VI)などであり、M2 はFe(II)、
Fe(III) 、Co(II)、Co(III) 、Cr(II)、Cr(I
II) 、Mn(II)、Mn(III) 、Ni(II)、V(IV)、V
(V) などであり、Rは有機配位子であり、a、b、xお
よびyは金属の原子価と配位数により変わる正の整数で
あり、cおよびdは金属への配位数により変わる正の数
である。
(II)、Ni(II)、Al(III)、Sr(II)、Mn(II)、Cr
(III) 、Cu(II)、Sn(II)、Pb(II)、Mo(IV)、M
o(VI)、W(IV)、W(VI)などであり、M2 はFe(II)、
Fe(III) 、Co(II)、Co(III) 、Cr(II)、Cr(I
II) 、Mn(II)、Mn(III) 、Ni(II)、V(IV)、V
(V) などであり、Rは有機配位子であり、a、b、xお
よびyは金属の原子価と配位数により変わる正の整数で
あり、cおよびdは金属への配位数により変わる正の数
である。
【0028】一般式(1) におけるM1 はZn(II)が好ま
しく、M2 はFe(II)、Fe(III)、Co(II)、Co(II
I) などが好ましい。有機配位子としては、例えばケト
ン、エーテル、アルデヒド、エステル、アルコール、ア
ミドなどがある。
しく、M2 はFe(II)、Fe(III)、Co(II)、Co(II
I) などが好ましい。有機配位子としては、例えばケト
ン、エーテル、アルデヒド、エステル、アルコール、ア
ミドなどがある。
【0029】一般式(1) で表わされる複合金属シアン化
物錯体は、金属塩M1 Xa ( M1 、aは上述と同様、Xは
M1 と塩を形成するアニオン) とポリシアノメタレート
(塩)Ze[M2 x (CN)y]f(M2 、x、yは上述と同
様。Zは水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属などで
あり、e、fはZ、M2 の原子価と配位数により決まる
正の整数)のそれぞれの水溶液または水と有機溶剤の混
合溶媒の溶液を混合し、得られた複合金属シアン化物に
有機配位子Rを接触させた後、余分な溶媒および有機配
位子Rを除去することにより製造される。
物錯体は、金属塩M1 Xa ( M1 、aは上述と同様、Xは
M1 と塩を形成するアニオン) とポリシアノメタレート
(塩)Ze[M2 x (CN)y]f(M2 、x、yは上述と同
様。Zは水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属などで
あり、e、fはZ、M2 の原子価と配位数により決まる
正の整数)のそれぞれの水溶液または水と有機溶剤の混
合溶媒の溶液を混合し、得られた複合金属シアン化物に
有機配位子Rを接触させた後、余分な溶媒および有機配
位子Rを除去することにより製造される。
【0030】ポリシアノメタレート(塩)Ze[M2 x (C
N)y]fにおいて、Zは水素やアルカリ金属をはじめとす
る種々の金属を使用しうるが、リチウム塩、ナトリウム
塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩が好ま
しい。特に好ましくは通常のアルカリ金属塩、すなわち
ナトリウム塩とカリウム塩である。
N)y]fにおいて、Zは水素やアルカリ金属をはじめとす
る種々の金属を使用しうるが、リチウム塩、ナトリウム
塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩が好ま
しい。特に好ましくは通常のアルカリ金属塩、すなわち
ナトリウム塩とカリウム塩である。
【0031】ポリエーテル類は、通常、モノエポキシド
とイニシエータとの混合物に触媒を存在させて反応させ
ることにより製造される。また、反応系にモノエポキシ
ドを徐々に加えながら反応を行うこともできる。反応は
常温下でも起きるが、必要により、反応系を加熱あるい
は冷却することもできる。触媒の使用量は特に限定され
るものではないが、使用するイニシエータに対して1〜
5000ppm 程度が適当であり、30〜1000ppm がより好まし
い。触媒の反応系への導入は、初めに一括して導入して
もよいし、順次分割して導入してもよい。
とイニシエータとの混合物に触媒を存在させて反応させ
ることにより製造される。また、反応系にモノエポキシ
ドを徐々に加えながら反応を行うこともできる。反応は
常温下でも起きるが、必要により、反応系を加熱あるい
は冷却することもできる。触媒の使用量は特に限定され
るものではないが、使用するイニシエータに対して1〜
5000ppm 程度が適当であり、30〜1000ppm がより好まし
い。触媒の反応系への導入は、初めに一括して導入して
もよいし、順次分割して導入してもよい。
【0032】本発明におけるエチレンオキシドを反応さ
せる前のポリエーテル類としては上記触媒を使用して製
造したポリオキシアルキレンポリオールが好ましい。ポ
リオキシアルキレンポリオールは少くとも2個の水酸基
を有するイニシエータにアルキレンオキシドなどのモノ
エポキシドを順次開環付加反応させたものである。
せる前のポリエーテル類としては上記触媒を使用して製
造したポリオキシアルキレンポリオールが好ましい。ポ
リオキシアルキレンポリオールは少くとも2個の水酸基
を有するイニシエータにアルキレンオキシドなどのモノ
エポキシドを順次開環付加反応させたものである。
【0033】イニシエータとしては特に2〜8個の水酸
基を有するポリヒドロキシ化合物が好ましい。ポリヒド
ロキシ化合物としては、例えばエチレングリコール、プ
ロピレングリコールなどの2価アルコール、グリセリ
ン、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオールなど
の3価アルコール、ペンタエリスリトール、ジグリセリ
ン、デキストロース、ソルビトール、シュークロースな
どの4価以上のアルコール、およびこれらのアルコール
にアルキレンオキシドなどのモノエポキシドを反応させ
て得られる目的物よりも低分子量のポリエーテル類があ
る。
基を有するポリヒドロキシ化合物が好ましい。ポリヒド
ロキシ化合物としては、例えばエチレングリコール、プ
ロピレングリコールなどの2価アルコール、グリセリ
ン、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオールなど
の3価アルコール、ペンタエリスリトール、ジグリセリ
ン、デキストロース、ソルビトール、シュークロースな
どの4価以上のアルコール、およびこれらのアルコール
にアルキレンオキシドなどのモノエポキシドを反応させ
て得られる目的物よりも低分子量のポリエーテル類があ
る。
【0034】また、ビスフェノールA、レゾール、ノボ
ラックなどのフェノール性水酸基やメチロール基を有す
る化合物、エタノールアミン、ジエタノールアミンなど
の水酸基と他の活性水素を有する化合物、およびこれら
にアルキレンオキシドなどのモノエポキシドを反応させ
て得られる目的物よりも低分子量のポリエーテル類があ
る。
ラックなどのフェノール性水酸基やメチロール基を有す
る化合物、エタノールアミン、ジエタノールアミンなど
の水酸基と他の活性水素を有する化合物、およびこれら
にアルキレンオキシドなどのモノエポキシドを反応させ
て得られる目的物よりも低分子量のポリエーテル類があ
る。
【0035】さらに、窒素原子に結合した水素原子を少
なくとも2個有するモノアミンやポリアミンにアルキレ
ンオキシドなどのモノエポキシドを反応させて得られる
目的物よりも低分子量のポリエーテル類がある。その
他、リン酸やその誘導体、その他のポリヒドロキシ化合
物も使用できる。これらのポリヒドロキシ化合物は2種
以上を併用することもできる。
なくとも2個有するモノアミンやポリアミンにアルキレ
ンオキシドなどのモノエポキシドを反応させて得られる
目的物よりも低分子量のポリエーテル類がある。その
他、リン酸やその誘導体、その他のポリヒドロキシ化合
物も使用できる。これらのポリヒドロキシ化合物は2種
以上を併用することもできる。
【0036】本発明は、また1価のイニシエータにアル
キレンオキシドを開環反応せしめてポリエーテルモノオ
ールを製造する方法にも適用できる。1価のイニシエー
タとしては、たとえばメタノール、エタノール、ブタノ
ール、ヘキサノール、その他のモノオール、フェノー
ル、アルキル置換フェノールなどのフェノール誘導体、
およびこれらにアルキレンオキシドなどのモノエポキシ
ドを反応させて得られる目的物よりも低分子量のポリエ
ーテル類がある。
キレンオキシドを開環反応せしめてポリエーテルモノオ
ールを製造する方法にも適用できる。1価のイニシエー
タとしては、たとえばメタノール、エタノール、ブタノ
ール、ヘキサノール、その他のモノオール、フェノー
ル、アルキル置換フェノールなどのフェノール誘導体、
およびこれらにアルキレンオキシドなどのモノエポキシ
ドを反応させて得られる目的物よりも低分子量のポリエ
ーテル類がある。
【0037】さらに、窒素原子に結合した水素原子を1
個有するモノアミンやポリアミンにアルキレンオキシド
などのモノエポキシドを反応させて得られる目的物より
も低分子量のポリエーテル類がある。
個有するモノアミンやポリアミンにアルキレンオキシド
などのモノエポキシドを反応させて得られる目的物より
も低分子量のポリエーテル類がある。
【0038】エチレンオキシドを反応させる前のポリエ
ーテル類を製造するための炭素数3以上のモノエポキシ
ドとしては、炭素数3〜4のアルキレンオキシドが好ま
しく、特にプロピレンオキシドが好ましい。2種以上の
アルキレンオキシドの使用の場合は、それらを混合して
付加しあるいは順次付加し、ランダム重合鎖やブロック
重合鎖を形成することができる。
ーテル類を製造するための炭素数3以上のモノエポキシ
ドとしては、炭素数3〜4のアルキレンオキシドが好ま
しく、特にプロピレンオキシドが好ましい。2種以上の
アルキレンオキシドの使用の場合は、それらを混合して
付加しあるいは順次付加し、ランダム重合鎖やブロック
重合鎖を形成することができる。
【0039】なお、本発明においてエチレンオキシドを
反応させる前のポリエーテル類としては、必ずしも複合
金属シアン化物錯体を触媒に用いて得られたポリエーテ
ル類に限られるものではなく、他の触媒、例えばアルカ
リ触媒を使用して製造したポリエーテル類を使用するこ
とができる。
反応させる前のポリエーテル類としては、必ずしも複合
金属シアン化物錯体を触媒に用いて得られたポリエーテ
ル類に限られるものではなく、他の触媒、例えばアルカ
リ触媒を使用して製造したポリエーテル類を使用するこ
とができる。
【0040】また、本発明はあらかじめ、製造され、精
製されたポリエーテル類も使用できる。この場合、エチ
レンオキシドを反応させる前に前記炭素数3以上のモノ
エポキシドを反応させ、次いでエチレンオキシドを反応
させる。
製されたポリエーテル類も使用できる。この場合、エチ
レンオキシドを反応させる前に前記炭素数3以上のモノ
エポキシドを反応させ、次いでエチレンオキシドを反応
させる。
【0041】しかし、複合金属シアン化物錯体を触媒に
用いて得られたポリエーテル類であれば引き続きエチレ
ンオキシドを反応させることができ、有利である。
用いて得られたポリエーテル類であれば引き続きエチレ
ンオキシドを反応させることができ、有利である。
【0042】また、本発明における溶媒を含む反応系中
で、複合金属シアン化物錯体触媒を用いて少なくとも1
個の水酸基を有するイニシエータに炭素数3以上のモノ
エポキシドを反応させてポリエーテル類を製造し、引き
続きエチレンオキシドを反応させてもよい。
で、複合金属シアン化物錯体触媒を用いて少なくとも1
個の水酸基を有するイニシエータに炭素数3以上のモノ
エポキシドを反応させてポリエーテル類を製造し、引き
続きエチレンオキシドを反応させてもよい。
【0043】少なくとも1個の水酸基を有するイニシエ
ータ及び炭素数3以上のモノエポキシドとしては前記載
のエチレンオキシドを反応させる前のポリエーテル類を
製造する際に使用できるものが同じく使用できる。
ータ及び炭素数3以上のモノエポキシドとしては前記載
のエチレンオキシドを反応させる前のポリエーテル類を
製造する際に使用できるものが同じく使用できる。
【0044】本発明において溶解性パラメータδとは液
体の混合性の尺度となる液体の特性値のことである。Fe
dorsらの方法[R.F.Fedors:Polym.Eng.Sci.,14[2],147
(1974) ]によれば溶解度パラメータは以下の数4で表
される。
体の混合性の尺度となる液体の特性値のことである。Fe
dorsらの方法[R.F.Fedors:Polym.Eng.Sci.,14[2],147
(1974) ]によれば溶解度パラメータは以下の数4で表
される。
【0045】
【数4】
【0046】この数4においてΔei ,Δvi はそれぞ
れ原子または原子団の蒸発エネルギー、モル体積を示
す。
れ原子または原子団の蒸発エネルギー、モル体積を示
す。
【0047】本発明における溶媒は25℃における溶解
性パラメータδが10以上のものである。具体例を挙げ
るとN,N−ジメチルアセトアミド(δ=10.6
0)、N,N−ジメチルホルムアミド(δ=10.6
3)などが挙げられるが、これらに限定されない。又、
たとえばテトラヒドロフラン(δ=8.99)、ter-ブ
タノール(δ=9.74)は、本発明の溶媒としては、
適さない。
性パラメータδが10以上のものである。具体例を挙げ
るとN,N−ジメチルアセトアミド(δ=10.6
0)、N,N−ジメチルホルムアミド(δ=10.6
3)などが挙げられるが、これらに限定されない。又、
たとえばテトラヒドロフラン(δ=8.99)、ter-ブ
タノール(δ=9.74)は、本発明の溶媒としては、
適さない。
【0048】溶媒の使用量は、エチレンオキシドを反応
させるポリエーテル類に対して0.1〜50重量%、特
に0.1〜20重量%が好ましい。最も好ましい使用量
は0.1〜50重量%である。
させるポリエーテル類に対して0.1〜50重量%、特
に0.1〜20重量%が好ましい。最も好ましい使用量
は0.1〜50重量%である。
【0049】上記エチレンオキシドを反応させる前のポ
リエーテル類の分子量は特に限定されるものではない
が、水酸基価で表わして約80以下が好ましい。その下限
は約5が好ましい。特に、水酸基価5〜60のポリオキシ
アルキレンポリオールが好ましい。
リエーテル類の分子量は特に限定されるものではない
が、水酸基価で表わして約80以下が好ましい。その下限
は約5が好ましい。特に、水酸基価5〜60のポリオキシ
アルキレンポリオールが好ましい。
【0050】上記エチレンオキシドを反応させる前のポ
リエーテル類は、前記のように本発明の目的から1級水
酸基の割合の低いものである必要がある。特に限定され
るものではないが、その1級水酸基割合は50%以下が適
当であり、特に30%以下が好ましい。複合金属シアン化
物錯体を用いプロピレンオキシドのみを開環付加重合し
て得られるポリエーテル類の1級水酸基割合は、通常15
%以下である。
リエーテル類は、前記のように本発明の目的から1級水
酸基の割合の低いものである必要がある。特に限定され
るものではないが、その1級水酸基割合は50%以下が適
当であり、特に30%以下が好ましい。複合金属シアン化
物錯体を用いプロピレンオキシドのみを開環付加重合し
て得られるポリエーテル類の1級水酸基割合は、通常15
%以下である。
【0051】エチレンオキシドを反応させた後、通常は
得られたポリエーテル類から触媒として使用した複合金
属シアン化物錯体を除去する必要がある。触媒の除去方
法としては例えば、アルカリを添加して触媒を失活させ
た後、吸着剤やイオン交換樹脂で失活した触媒成分やア
ルカリを処理し濾過等でそれらを除去する方法がある。
しかし、複合金属シアン化物錯体を除去する方法はこれ
らに限られるものではない。
得られたポリエーテル類から触媒として使用した複合金
属シアン化物錯体を除去する必要がある。触媒の除去方
法としては例えば、アルカリを添加して触媒を失活させ
た後、吸着剤やイオン交換樹脂で失活した触媒成分やア
ルカリを処理し濾過等でそれらを除去する方法がある。
しかし、複合金属シアン化物錯体を除去する方法はこれ
らに限られるものではない。
【0052】最終的に得られるポリエーテル類の分子量
は特に限定されるものではない。しかし、常温で液状で
ある製品がその用途の面から好ましい。このポリエーテ
ル類の水酸基価は約70以下が好ましく、特に5〜40が好
ましい。その水酸基数は、エチレンオキシド含有混合物
反応前のポリエーテル類の水酸基数と同一であり、1以
上であり、2〜8が好ましく、特に2〜6が好ましい。
は特に限定されるものではない。しかし、常温で液状で
ある製品がその用途の面から好ましい。このポリエーテ
ル類の水酸基価は約70以下が好ましく、特に5〜40が好
ましい。その水酸基数は、エチレンオキシド含有混合物
反応前のポリエーテル類の水酸基数と同一であり、1以
上であり、2〜8が好ましく、特に2〜6が好ましい。
【0053】本発明により得られるポリエーテル類は、
それ単独であるいは他のポリエ−テル類と併用して用い
られるポリウレタン原料用のポリオールとして最も有用
である。また、本発明により得られるポリエーテルリ類
は、ポリウレタン以外の合成樹脂の原料や添加剤の用途
にも用いられる。さらに、潤滑油、絶縁油、作動油、そ
の他の油として、あるいはその原料として用いることが
できる。さらに、本発明により得られたポリエーテル類
はアルキルエーテル化物やアシル化物などの他の化合物
に変換して種々の用途に使用しうる。
それ単独であるいは他のポリエ−テル類と併用して用い
られるポリウレタン原料用のポリオールとして最も有用
である。また、本発明により得られるポリエーテルリ類
は、ポリウレタン以外の合成樹脂の原料や添加剤の用途
にも用いられる。さらに、潤滑油、絶縁油、作動油、そ
の他の油として、あるいはその原料として用いることが
できる。さらに、本発明により得られたポリエーテル類
はアルキルエーテル化物やアシル化物などの他の化合物
に変換して種々の用途に使用しうる。
【0054】
【実施例】以下に本発明を実施例および比較例により具
体的に説明するが、本発明は、これら実施例にのみ限定
されるものではない。
体的に説明するが、本発明は、これら実施例にのみ限定
されるものではない。
【0055】[実施例1]分子量1000のポリオキシ
プロピレントリオール40g、亜鉛ヘキサシアノコバル
テート触媒0.020g(イニシエータのトリオールに
対して500ppm)及びN,N−ジメチルアセトアミド
0.40g(イニシエータに対して1%)をリアクタに
仕込み、窒素置換を充分に行った後、120℃に昇温し
た。この後プロピレンオキシド(以下POという)80
gを供給し、反応を行い、分子量が3000になった
後、エチレンオキシド(以下EOという)10gを投入
し、120℃で4時間反応を行った。得られたポリオー
ルは微橙色透明であり、その1級水酸基割合は42%で
あった。
プロピレントリオール40g、亜鉛ヘキサシアノコバル
テート触媒0.020g(イニシエータのトリオールに
対して500ppm)及びN,N−ジメチルアセトアミド
0.40g(イニシエータに対して1%)をリアクタに
仕込み、窒素置換を充分に行った後、120℃に昇温し
た。この後プロピレンオキシド(以下POという)80
gを供給し、反応を行い、分子量が3000になった
後、エチレンオキシド(以下EOという)10gを投入
し、120℃で4時間反応を行った。得られたポリオー
ルは微橙色透明であり、その1級水酸基割合は42%で
あった。
【0056】[比較例1]N,N−ジメチルアセトアミ
ドを使用しない他は実施例1と同様に行った。得られた
ポリオールは白濁しており、その1級水酸基割合は21
%であった。
ドを使用しない他は実施例1と同様に行った。得られた
ポリオールは白濁しており、その1級水酸基割合は21
%であった。
【0057】[実施例2]分子量10000のポリオキ
シプロピレントリオール50gと亜鉛ヘキサシアノコバ
ルテート触媒0.015g(イニシエータのトリオール
に対して300ppm )、N,N−ジメチルアセトアミド
0.50g(イニシエータに対して1%)及び5.0g
のPOをリアクタに仕込み、窒素置換を充分に行った
後、120℃に昇温した。これにEOを5.0gを投入
し、120℃で4時間反応を行った。得られたポリオー
ルは微橙色透明であり、その1級水酸基割合は39%で
あった。
シプロピレントリオール50gと亜鉛ヘキサシアノコバ
ルテート触媒0.015g(イニシエータのトリオール
に対して300ppm )、N,N−ジメチルアセトアミド
0.50g(イニシエータに対して1%)及び5.0g
のPOをリアクタに仕込み、窒素置換を充分に行った
後、120℃に昇温した。これにEOを5.0gを投入
し、120℃で4時間反応を行った。得られたポリオー
ルは微橙色透明であり、その1級水酸基割合は39%で
あった。
【0058】[比較例2]N,N−ジメチルアセトアミ
ドを使用しない他は実施例2と同様に行った。得られた
ポリオールは白濁しており、その1級水酸基割合は12
%であった。
ドを使用しない他は実施例2と同様に行った。得られた
ポリオールは白濁しており、その1級水酸基割合は12
%であった。
【0059】[実施例3]分子量10000のポリオキ
シプロピレントリオール100gと亜鉛ヘキサシアノコ
バルテート触媒0.050g(イニシエータのトリオー
ルに対して500ppm )、N,N−ジメチルホルムアミ
ド2.0g(イニシエータに対して2%)及び8.0g
のPOをリアクタに仕込み、窒素置換を充分に行った
後、120℃に昇温した。これにEOを7.0gを投入
し、120℃で4時間反応を行った。得られたポリオー
ルは微橙色透明であり、その1級水酸基割合は27%で
あった。
シプロピレントリオール100gと亜鉛ヘキサシアノコ
バルテート触媒0.050g(イニシエータのトリオー
ルに対して500ppm )、N,N−ジメチルホルムアミ
ド2.0g(イニシエータに対して2%)及び8.0g
のPOをリアクタに仕込み、窒素置換を充分に行った
後、120℃に昇温した。これにEOを7.0gを投入
し、120℃で4時間反応を行った。得られたポリオー
ルは微橙色透明であり、その1級水酸基割合は27%で
あった。
【0060】[比較例3]N,N−ジメチルホルムアミ
ドの代わりにテトラヒドロフランを用いる以外は実施例
2と同様に行った。得られたポリオールは白濁してお
り、その1級水酸基割合は11.5%であった。
ドの代わりにテトラヒドロフランを用いる以外は実施例
2と同様に行った。得られたポリオールは白濁してお
り、その1級水酸基割合は11.5%であった。
【0061】
【発明の効果】本発明は、従来複合金属シアン化物錯体
触媒を使用しては実質上不可能であったポリエーテル類
の末端水酸基の1級化を可能としたものである。従っ
て、複合金属シアン化物錯体触媒を用いてポリエーテル
類を製造する際に本発明を適用することにより、1級水
酸基の割合の高いポリエーテル類を容易に製造できる。
触媒を使用しては実質上不可能であったポリエーテル類
の末端水酸基の1級化を可能としたものである。従っ
て、複合金属シアン化物錯体触媒を用いてポリエーテル
類を製造する際に本発明を適用することにより、1級水
酸基の割合の高いポリエーテル類を容易に製造できる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 小沢 茂幸
神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地
旭硝子株式会社中央研究所内
Claims (6)
- 【請求項1】複合金属シアン化物錯体触媒及び数1で表
される溶解性パラメータδが10以上である溶媒の存在
下、少なくとも1個の水酸基を有するポリエーテル類
に、エチレンオキシドを反応させることを特徴とする1
級水酸基の割合の高いポリエーテル類の製造方法。 【数1】 この数1においてΔei ,Δvi はそれぞれ原子または
原子団の蒸発エネルギー、モル体積を表す。 - 【請求項2】ポリエーテル類が、複合金属シアン化物錯
体触媒の存在下少なくとも1個の水酸基を有するイニシ
エータに炭素数3以上のモノエポキシドを開環付加反応
させて得られたポリエ−テル類である請求項1の製造方
法。 - 【請求項3】エチレンオキシドを反応させる前に反応系
に炭素数3以上のモノエポキシドを導入し、次いでエチ
レンオキシドを反応させる請求項1の製造方法。 - 【請求項4】複合金属シアン化物錯体触媒及び数2で表
される溶解性パラメータδが10以上である溶媒の存在
下、少なくとも1個の水酸基を有するイニシエータに、
炭素数3以上のモノエポキシドを反応させ、次いでエチ
レンオキシドを反応させることを特徴とする1級水酸基
の割合の高いポリエーテル類の製造方法。 【数2】 この数2においてΔei ,Δvi はそれぞれ原子または
原子団の蒸発エネルギー、モル体積を表す。 - 【請求項5】溶解性パラメータδが10以上である溶媒
が、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチル
アセトアミドである請求項1あるいは請求項4の製造方
法。 - 【請求項6】溶媒の使用量が、ポリエーテル類の0.1
〜50重量%である請求項1あるいは請求項4の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19350191A JPH0517569A (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | ポリエーテル類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19350191A JPH0517569A (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | ポリエーテル類の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0517569A true JPH0517569A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=16309103
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19350191A Withdrawn JPH0517569A (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | ポリエーテル類の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0517569A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003503516A (ja) * | 1999-06-19 | 2003-01-28 | バイエル アクチェンゲゼルシャフト | ポリエーテルポリオールから製造された軟質ポリウレタンフォーム |
| US6696383B1 (en) | 2002-09-20 | 2004-02-24 | Bayer Polymers Llc | Double-metal cyanide catalysts which can be used to prepare polyols and the processes related thereto |
| US6835801B2 (en) | 2002-07-19 | 2004-12-28 | Bayer Antwerp, N.V. | Activated starter mixtures and the processes related thereto |
-
1991
- 1991-07-08 JP JP19350191A patent/JPH0517569A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003503516A (ja) * | 1999-06-19 | 2003-01-28 | バイエル アクチェンゲゼルシャフト | ポリエーテルポリオールから製造された軟質ポリウレタンフォーム |
| US6835801B2 (en) | 2002-07-19 | 2004-12-28 | Bayer Antwerp, N.V. | Activated starter mixtures and the processes related thereto |
| US6696383B1 (en) | 2002-09-20 | 2004-02-24 | Bayer Polymers Llc | Double-metal cyanide catalysts which can be used to prepare polyols and the processes related thereto |
| US6867162B2 (en) | 2002-09-20 | 2005-03-15 | Bayer Materialscience Llc | Double-metal cyanide catalysts which can be used to prepare polyols and the processes related thereto |
| US7223832B2 (en) | 2002-09-20 | 2007-05-29 | Bayer Antwerpen, J.V. | Double-metal cyanide catalysts which can be used to prepare polyols and the processes related thereto |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981008 |