JPH051759A - 歯付ベルト伝動装置 - Google Patents
歯付ベルト伝動装置Info
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- JPH051759A JPH051759A JP17772891A JP17772891A JPH051759A JP H051759 A JPH051759 A JP H051759A JP 17772891 A JP17772891 A JP 17772891A JP 17772891 A JP17772891 A JP 17772891A JP H051759 A JPH051759 A JP H051759A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 歯付ベルトの摩耗が少なく、長寿命で信頼性
が高く、低騒音の歯付ベルト伝動装置を得る。 【構成】 歯付プーリ10の、本体部11,13は金属
材料で形成し、歯付ベルトに当接する部分12,14は
高分子材料で形成した。
が高く、低騒音の歯付ベルト伝動装置を得る。 【構成】 歯付プーリ10の、本体部11,13は金属
材料で形成し、歯付ベルトに当接する部分12,14は
高分子材料で形成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、歯付プーリと歯付ベ
ルトとがかみ合って動力を伝達する歯付ベルト伝動装置
に関するものである。
ルトとがかみ合って動力を伝達する歯付ベルト伝動装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2(A)に示すような歯付プーリ10
と歯付ベルト30とによる動力伝達手段は、すべりがな
いという特徴のため、自動車等のエンジンのタイミング
ベルトの他、各種の機械等に使用されているが、従来の
歯付プーリ10は、鋳鉄,鋳鋼,銅合金等の金属で一体
形成されている。
と歯付ベルト30とによる動力伝達手段は、すべりがな
いという特徴のため、自動車等のエンジンのタイミング
ベルトの他、各種の機械等に使用されているが、従来の
歯付プーリ10は、鋳鉄,鋳鋼,銅合金等の金属で一体
形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の歯付ベルト伝動
装置は上記のようであるが、歯付ベルト30の歯面の摩
耗が激しく、この摩耗を低減させる必要があるというよ
うな課題があった。
装置は上記のようであるが、歯付ベルト30の歯面の摩
耗が激しく、この摩耗を低減させる必要があるというよ
うな課題があった。
【0004】この発明は上記課題を解消するためになさ
れたもので、歯付ベルトの摩耗が少なく、併せて、低騒
音で動力を伝達することができる歯付ベルト伝動装置を
得ることを目的とする。
れたもので、歯付ベルトの摩耗が少なく、併せて、低騒
音で動力を伝達することができる歯付ベルト伝動装置を
得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る歯付ベル
ト伝動装置の歯付プーリは、本体部は金属材料で形成
し、歯付ベルトに当接する部分は高分子材料で形成した
ものである。
ト伝動装置の歯付プーリは、本体部は金属材料で形成
し、歯付ベルトに当接する部分は高分子材料で形成した
ものである。
【0006】
【作用】この発明における歯付プーリの本体部は、金属
材料で形成してあるので、動力伝達のための高い応力に
耐える。また、歯付ベルトに当接する部分は、高分子材
料で形成してあるので、歯付ベルトの歯面との当たりが
柔らかく、なじみが良く、歯付ベルトの歯面の摩耗が少
なくなる。また、歯付ベルトに当たる衝撃力が小さくな
り低騒音となる。
材料で形成してあるので、動力伝達のための高い応力に
耐える。また、歯付ベルトに当接する部分は、高分子材
料で形成してあるので、歯付ベルトの歯面との当たりが
柔らかく、なじみが良く、歯付ベルトの歯面の摩耗が少
なくなる。また、歯付ベルトに当たる衝撃力が小さくな
り低騒音となる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1(A)は第1実施例による歯付プーリの要部
拡大構成図、(B)は第2実施例による歯付プーリの構
成図である。図1(A)に示す第1実施例による歯付プ
ーリ10は、この歯付プーリ10の外形をやや小さくし
た形状の総形本体部11を金属材料で形成し、この総形
本体部11の歯形部分の表面を高分子材料の歯面被覆材
12で被覆して、本来の歯付プーリ10の形状に形成し
たものである。総形本体部11を形成する金属材料とし
ては、鉄鋼,軽合金,銅合金等の所望の強度等の特性を
有するものを使用すればよい。総形本体部11の歯形部
の形状は、本来の歯付プーリ10の形状から1mm以下程
度の所定の厚さを削除した形状に形成する。この総形本
体部11の歯形面に上記厚さになるように歯面被覆材1
2を付着させて本来の歯付プーリ10の形状に仕上げ
る。歯面被覆材12の材質としては、耐熱性が高く、摩
擦係数が小さいフッ素系の樹脂等の所望の特性を有する
高分子材料とする。
する。図1(A)は第1実施例による歯付プーリの要部
拡大構成図、(B)は第2実施例による歯付プーリの構
成図である。図1(A)に示す第1実施例による歯付プ
ーリ10は、この歯付プーリ10の外形をやや小さくし
た形状の総形本体部11を金属材料で形成し、この総形
本体部11の歯形部分の表面を高分子材料の歯面被覆材
12で被覆して、本来の歯付プーリ10の形状に形成し
たものである。総形本体部11を形成する金属材料とし
ては、鉄鋼,軽合金,銅合金等の所望の強度等の特性を
有するものを使用すればよい。総形本体部11の歯形部
の形状は、本来の歯付プーリ10の形状から1mm以下程
度の所定の厚さを削除した形状に形成する。この総形本
体部11の歯形面に上記厚さになるように歯面被覆材1
2を付着させて本来の歯付プーリ10の形状に仕上げ
る。歯面被覆材12の材質としては、耐熱性が高く、摩
擦係数が小さいフッ素系の樹脂等の所望の特性を有する
高分子材料とする。
【0008】次に、図1(A)に示す第1実施例による
歯付ベルト伝動装置の作用について説明する。図2
(A)に示すように、歯付プーリ10と歯付ベルト30
との歯形が互いにかみ合うことにより動力が伝達され
る。歯付ベルト30は、歯付プーリ10の外周に巻き付
く可撓性が必要であるので、図2(B)に示すように、
長いガラス繊維等の引張り強度の大きい心線材36を挾
んでゴム体35を主体として形成し、歯形面にはナイロ
ン繊維等の強くて柔軟な耐摩耗性の高い繊維を主とした
歯面材37が付着されている。歯付プーリ10から歯付
ベルト30へ、あるいは、歯付ベルト30から歯付プー
リ10へ動力を伝達するとき、歯付ベルト30に比較し
て、歯付プーリ10は弾性係数が高く変形し難いので、
歯付プーリ10の歯の山部と歯付ベルト30の歯底部と
の当たりが強く、その部分の摩擦が大きいので、従来、
歯付ベルト30の歯底部の摩耗が特に激しく、寿命や信
頼性等の問題があったが、この歯付プーリ10では、図
1(A)に示すように、歯面に高分子材料の歯面被覆材
12が被覆してあるので、歯付ベルト30の歯面との当
たりが柔らかく、なじみが良くなり、歯付ベルト30の
摩耗損傷が大幅に軽減される。また、当たりがソフトで
衝撃力が小さくなるので、騒音が低下する。なお、本体
部11は金属材料で作られているので、安価,高強度等
の利点がある。
歯付ベルト伝動装置の作用について説明する。図2
(A)に示すように、歯付プーリ10と歯付ベルト30
との歯形が互いにかみ合うことにより動力が伝達され
る。歯付ベルト30は、歯付プーリ10の外周に巻き付
く可撓性が必要であるので、図2(B)に示すように、
長いガラス繊維等の引張り強度の大きい心線材36を挾
んでゴム体35を主体として形成し、歯形面にはナイロ
ン繊維等の強くて柔軟な耐摩耗性の高い繊維を主とした
歯面材37が付着されている。歯付プーリ10から歯付
ベルト30へ、あるいは、歯付ベルト30から歯付プー
リ10へ動力を伝達するとき、歯付ベルト30に比較し
て、歯付プーリ10は弾性係数が高く変形し難いので、
歯付プーリ10の歯の山部と歯付ベルト30の歯底部と
の当たりが強く、その部分の摩擦が大きいので、従来、
歯付ベルト30の歯底部の摩耗が特に激しく、寿命や信
頼性等の問題があったが、この歯付プーリ10では、図
1(A)に示すように、歯面に高分子材料の歯面被覆材
12が被覆してあるので、歯付ベルト30の歯面との当
たりが柔らかく、なじみが良くなり、歯付ベルト30の
摩耗損傷が大幅に軽減される。また、当たりがソフトで
衝撃力が小さくなるので、騒音が低下する。なお、本体
部11は金属材料で作られているので、安価,高強度等
の利点がある。
【0009】次に、図1(A)に示す第1実施例による
歯付ベルト伝動装置の実験室における耐久性試験の結果
を示す。試験条件は、回転数:6000rpm,取付張
力:15kgf ,試験温度:室温とし、1000時間の耐
久試験後、歯付ベルト30の表面及び断面の組織を調査
した。その結果、全体が鋳鉄で作られている従来の歯付
プーリにかみ合う歯付ベルトでは、歯付ベルト30の谷
部の摩耗が著しく、歯面材37のナイロン繊維がなくな
り、心線材36が露出して、そのガラス繊維が破断した
箇所もあった。試験後の歯付ベルト30を引張り試験に
かけると新品の約1/4の強度であった。これに対し
て、この実施例による、厚さ0.5mmのフッ素系の樹脂
の歯面被覆材12を被覆した歯付プーリ10にかみ合う
歯付ベルトでは、歯付ベルト30の歯面の摩耗が少な
く、引張り強度は新品の約70%であった。この試験結
果から見て、この実施例による歯付プーリによって、歯
付ベルト30の摩耗が減少し、寿命が延び、信頼性が高
くなることが実証された。これにより、この動力伝達装
置のメンテナンスフリーを図ることができる。
歯付ベルト伝動装置の実験室における耐久性試験の結果
を示す。試験条件は、回転数:6000rpm,取付張
力:15kgf ,試験温度:室温とし、1000時間の耐
久試験後、歯付ベルト30の表面及び断面の組織を調査
した。その結果、全体が鋳鉄で作られている従来の歯付
プーリにかみ合う歯付ベルトでは、歯付ベルト30の谷
部の摩耗が著しく、歯面材37のナイロン繊維がなくな
り、心線材36が露出して、そのガラス繊維が破断した
箇所もあった。試験後の歯付ベルト30を引張り試験に
かけると新品の約1/4の強度であった。これに対し
て、この実施例による、厚さ0.5mmのフッ素系の樹脂
の歯面被覆材12を被覆した歯付プーリ10にかみ合う
歯付ベルトでは、歯付ベルト30の歯面の摩耗が少な
く、引張り強度は新品の約70%であった。この試験結
果から見て、この実施例による歯付プーリによって、歯
付ベルト30の摩耗が減少し、寿命が延び、信頼性が高
くなることが実証された。これにより、この動力伝達装
置のメンテナンスフリーを図ることができる。
【0010】次に、図1(B)に示す第2実施例による
歯付ベルト伝動装置について説明する。この歯付プーリ
10の外周部を除く部分は鉄鋼材等の金属で作られた円
板状の円形本体部13であり、この円形本体部13の外
周部に、高分子材料で形成された歯形の部分を含む歯付
外周部材14が、所要の強度を有する適当な接着剤で接
着されている。歯付外周部材14の材料としては、フッ
素系の樹脂とか、カーボン,ガラス繊維を入れて強化し
た樹脂等とする。この第2実施例についての作用効果及
び実験結果は、前述の第1実施例と同様であるので説明
は省略する。
歯付ベルト伝動装置について説明する。この歯付プーリ
10の外周部を除く部分は鉄鋼材等の金属で作られた円
板状の円形本体部13であり、この円形本体部13の外
周部に、高分子材料で形成された歯形の部分を含む歯付
外周部材14が、所要の強度を有する適当な接着剤で接
着されている。歯付外周部材14の材料としては、フッ
素系の樹脂とか、カーボン,ガラス繊維を入れて強化し
た樹脂等とする。この第2実施例についての作用効果及
び実験結果は、前述の第1実施例と同様であるので説明
は省略する。
【0011】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、歯付
プーリの本体部は金属材料で形成し、歯付ベルトに当接
する部分は高分子材料で形成したので、高い応力に耐
え、歯付ベルトの歯面の摩耗が少なく、低騒音の動力伝
達装置が得られる。
プーリの本体部は金属材料で形成し、歯付ベルトに当接
する部分は高分子材料で形成したので、高い応力に耐
え、歯付ベルトの歯面の摩耗が少なく、低騒音の動力伝
達装置が得られる。
【図1】この発明の一実施例による歯付プーリを示し、
(A)は第1実施例の要部拡大構成図、(B)は第2実
施例の構成図である。
(A)は第1実施例の要部拡大構成図、(B)は第2実
施例の構成図である。
【図2】歯付ベルトによる動力伝達装置を示し、(A)
は歯付プーリと歯付ベルトとのかみ合いを示す図、
(B)は歯付ベルトの構造を示す図である。
は歯付プーリと歯付ベルトとのかみ合いを示す図、
(B)は歯付ベルトの構造を示す図である。
10:歯付プーリ、 11:総形本体部、 12:歯面
被覆材、13:円形本体部、 14:歯付外周部材、3
0:歯付ベルト、 35:ゴム体、 36:心線材、
37:歯面材。
被覆材、13:円形本体部、 14:歯付外周部材、3
0:歯付ベルト、 35:ゴム体、 36:心線材、
37:歯面材。
Claims (3)
- 【請求項1】 歯付プーリと歯付ベルトとがかみ合って
動力を伝達する歯付ベルト伝動装置であって、前記歯付
プーリは、本体部は金属材料で形成し、前記歯付ベルト
に当接する部分は高分子材料で形成したことを特徴とす
る歯付ベルト伝動装置。 - 【請求項2】 歯付プーリと歯付ベルトとがかみ合って
動力を伝達する歯付ベルト伝動装置であって、前記歯付
プーリの外形をやや小さくした形状の総形本体部を金属
材料で形成し、この総形本体部の歯形部分の表面を高分
子材料で被覆して歯付プーリを形成したことを特徴とす
る歯付ベルト伝動装置。 - 【請求項3】 歯付プーリと歯付ベルトとがかみ合って
動力を伝達する歯付ベルト伝動装置であって、前記歯付
プーリの外周部を除く円板状の円形本体部を金属材料で
形成し、この円形本体部の外周に高分子材料をもって形
成した歯形を含む外周部材を接着して歯付プーリを形成
したことを特徴とする歯付ベルト伝動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17772891A JPH051759A (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 歯付ベルト伝動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17772891A JPH051759A (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 歯付ベルト伝動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH051759A true JPH051759A (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=16036082
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17772891A Withdrawn JPH051759A (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 歯付ベルト伝動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH051759A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102005058191A1 (de) * | 2005-12-06 | 2007-06-21 | Zf Lenksysteme Gmbh | Zahnriemenrad |
| EP2107279A2 (en) | 2008-04-01 | 2009-10-07 | Toyota Jidosha Kabusiki Kaisha | Gear whine prevention device for manual transmission |
-
1991
- 1991-06-24 JP JP17772891A patent/JPH051759A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102005058191A1 (de) * | 2005-12-06 | 2007-06-21 | Zf Lenksysteme Gmbh | Zahnriemenrad |
| EP2107279A2 (en) | 2008-04-01 | 2009-10-07 | Toyota Jidosha Kabusiki Kaisha | Gear whine prevention device for manual transmission |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980903 |