JPH05177593A - 積層物の裁断装置 - Google Patents

積層物の裁断装置

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JPH05177593A
JPH05177593A JP80392A JP80392A JPH05177593A JP H05177593 A JPH05177593 A JP H05177593A JP 80392 A JP80392 A JP 80392A JP 80392 A JP80392 A JP 80392A JP H05177593 A JPH05177593 A JP H05177593A
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cutter
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Nobuo Nasu
信夫 那須
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NAMUTSUKUSU KK
Kawakami Seisakusho KK
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NAMUTSUKUSU KK
Kawakami Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保持ベルト3上に載せたその裁断領域より長
い積層物88を、能率よくまた正確に裁断できる裁断装
置を提供する。 【構成】 カッタ26を有した走行体20に押え板20
1と受け部材213とを設け、これらによって保持ベル
ト3上に載せた積層物88を挾着し、走行体20と保持
ベルト3とを同時に同方向に積層物88と共に所要位置
まで移送して、押え板201と受け部材213とによる
積層物88の挾着を解除し、移送後の積層物88と走行
体20との位置関係を変化させずに、移送後の位置から
そのまま直ちに次の裁断を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、布地などを積層した
積層物を自動裁断するための積層物の裁断装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、前記のような積層物の自動裁断装
置として、この発明の発明者は、特開平1−30620
0号公報に示す積層物の裁断装置を提案している。この
裁断装置は、台枠上に縦方向に往復移動する積層物保持
ベルトを、多数のベルト支え板が前後方向に並設された
ベルト支え機構によって支持させ、前記台枠に縦方向に
往復走行する走行体を支持させ、この走行体に、前記保
持ベルトの縦方向の一部に上面が開口する可動凹部を形
成する凹部形成部材と、保持ベルトの上方を横方向に往
復移動するカッタヘッドと、このカッタヘッドと同期し
て前記可動凹部内を横方向に往復移動するカッタ受け筒
とを設け、前記カッタヘッドに先端部が前記カッタ受け
筒に貫入するナイフ状のカッタを昇降可能に装着し、前
記台枠の両側部上に対向面に吸気口が開口する吸気ダク
トを装着したものである。
【0003】そして、この裁断装置では、保持ベルト上
に、布地などの通気性のある積層物を側面以外の面を非
通気性シートで覆って支持し、前記吸気ダクトによって
積層物の側面から吸気し、この積層物を保持ベルト上に
圧縮保持させる。この状態で、カッタを下降させ、カッ
タの先端部を前記カッタ受け筒に貫入させて、カッタヘ
ッドを横方向に往復移動させると共に、走行体を縦方向
に往復走行させ、カッタによって所望形状に積層物を裁
断している。
【0004】また、特開昭60−144252号公報に
示す積層物の裁断装置があった。この裁断装置は、台枠
に多数の剛毛ブロックを連結した無端帯状のコンベヤを
装着し、前記台枠にカッタを有する走行体と積層物を上
方から締付ける移送台とを設け、この移送台を前記コン
ベヤに対し自由に縦方向に移動するようにし、移送台に
よってコンベヤ上面に積層物を締付け、任意の位置に移
送し、その後積層物の締付けを解除して移送台を移動前
の位置復帰させ、前記走行体に設けたカッタによって、
コンベヤ上面に吸気保持された積層物を裁断している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した特開平1−3
06200号公報に示す積層物の裁断装置は、延反台な
どから積層物を保持ベルト上に引き込む機構を備えてい
ないので、延反台などから送り込まれた積層物を保持ベ
ルト上面に載せて移送する際に、積層物がわずかな前端
部しか保持ベルト上に載っていないことより、保持ベル
トと積層物の前端部とが滑って積層物が引き込まれない
ことがあり、この場合には手作業によって積層物を押し
進める必要があり不便である。
【0006】また、積層物の裁断途中では、保持ベルト
上の裁断領域よりも長い積層物を複数回に分けて順次保
持ベルトの裁断領域に送り込み、積層物から予定の裁断
品を効率よく得る必要があるが積層物を前記保持ベルト
の所要位置まで送り込む操作が面倒であり、積層物を構
成する布地などがずれ、正確な裁断ができないという問
題点があった。
【0007】また特開昭60−144252号公報に示
された裁断装置は、カッタを有する走行体と、移送台と
が別部材であるため、構造が複雑であると共に、前記移
送台が積層物の移送のみにしか機能しないという問題点
があった。この発明は、前述した問題点を解決して、カ
ッタを有するカッタヘッドなどが設けられた走行体によ
って、積層物を保持ベルト上に引き込むことおよび裁断
途中での積層物の移送が容易にでき、この移送後の位置
から裁断を継続して正確にまた能率よく行えるようにし
た積層物の裁断装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、台枠上にベ
ルト駆動用電動機によって縦方向に往復移動される積層
物保持ベルトをベルト支え機構によって支持させ、前記
台枠に走行用電動機によって縦方向に往復走行される走
行体を支持させ、この走行体に、前記保持ベルト上方を
横方向に往復移動するカッタヘッドを設け、前記カッタ
ヘッドに保持ベルト上の積層物を裁断するナイフ状のカ
ッタを昇降可能に装着すると共に、前記保持ベルト上の
積層物を圧縮させるたための吸気ダクトを備えた積層物
の裁断装置において、前記走行体の両側部材の上部に前
記カッタヘッドを往復移動させる連結梁を架設し、この
連結梁に、前記保持ベルト上面と対向する押え板を、作
動機構によって昇降可能に取付け、前記両側部材の下部
に、前記押え板と対向し保持ベルトの下面に接する受け
部材を連結したものである。
【0009】
【作用】この発明による積層物の裁断装置は、縦方向に
移動する積層物保持ベルト上に布地などの積層物を載
せ、この積層物を前記保持ベルト上の所望位置に移送す
る際に、台枠と近接させて配置した延反台などから送出
された積層物の前端部を保持ベルトの後端部上に載せ
る。その後、作動機構を動作させて押え板を垂直に下降
させ、押え板と受け部材とによって積層物を挾着する。
【0010】次に、駆動用電動機と走行用電動機とを同
時に駆動させ、保持ベルトと走行体とを等速で前方向に
送出し、保持ベルト上の裁断領域に積層物を引込んで前
記両電動機を停止させ、作動機構によって押え板を上昇
復帰させることで、積層物の裁断領域への引込みおよび
カッタによる裁断始が容易にできる。また、保持ベルト
上の裁断領域より長い積層物など裁断領域を越えて後方
に延びる積層物を裁断して裁断品を得る場合には、裁断
の途中で、裁断領域に複数回に分けて前述した積層物の
引込み操作を行う。
【0011】すなわち、積層物の裁断領域部分の裁断を
終った後、そのまま押え板と受け部材とによって積層物
と保持ベルトとを挾着し、保持ベルトと走行体とを前方
に移動させ、積層物の未裁断部分を裁断領域に移送する
と共に、裁断品を搬出し、押え板と受け部材とによる積
層物および保持ベルトの挾着を解除する。この状態で
は、移送後の積層物と走行体との位置関係が移送前と変
化せず、移送後の位置からそのまま直ちに次の裁断動作
を継続でき、移送後に走行体と積層物との位置を割出し
て修正する必要もない。
【0012】したがって、走行体はむだな動きをせず、
移送位置から直ちに裁断動作を継続することができ、走
行体の停止時間が短かいので、能率のよい裁断作業がで
き、しかも移送後に積層物を構成する布地などがずれな
いので、正確な裁断ができる。さらに、この発明による
裁断装置は、走行体に押え板、押さえ板を昇降させる作
動機構および受け部材を組込んだので、構造が簡単にな
る。
【0013】
【実施例】以下、この発明の第1実施例につき図を参照
して説明する。図1、図2、図3および図4において、
1は縦(X)方向の長さが横(Y)方向の長さよりも長
い長方形状の台枠である。この台枠1上の前、後両端部
には横方向に延びる前、後ベルトガイド2がそれぞれ水
平に固定され、前、後ベルトガイド2に可撓性のある積
層物保持ベルト3が支持されている。
【0014】この保持ベルト3は、前、後ベルトガイド
2の半円状外端部から下方に垂下され、台枠1の前、後
両端部の下部にそれぞれ回動自在に横架された巻取りロ
ーラ4に前記端部が連結されている。前記台枠1の前、
後端部にはベルト駆動用電動機5が設けられ、これらの
電動機5により無端チエーンや無端ベルトを介して保持
ベルト3が巻取りローラ4の一方または他方に巻取られ
るように構成されている。なお、保持ベルト3は、可撓
性を有する合成樹脂、ゴムなどからなり、厚さ方向に貫
通する多数の通気孔3aが縦方向および横方向にそれぞ
れ所定間隔で並列形成されている。
【0015】前記保持ベルト3の下方には、このベルト
3に形成した後述の可動凹部6以外の部分を支持するベ
ルト支え機構7が配設されている。このベルト支え機構
7は、可撓性を有する連結ベルト8の前、後端部が台枠
1の前、後ベルトガイド2に固着されて、保持ベルト3
の下に配置され、保持ベルト3とほぼ同じ幅で、所要量
の緩みが設けられている。
【0016】連結ベルト8の下方には、横方向に長い長
方形状のベルト支え板9が縦方向にほぼ等間隔で多数配
置され、べルト支え板9は可撓性がある連結ベルト8に
よって上下方向に屈曲可能に適宜手段で連結され、ベル
ト支え板9の下方に突出した軸受金具10には各1対の
ローラ11が回動可能に軸支されている。前記台枠1の
上下方向中間部には、縦梁を兼ねた1対のガイドレール
12が縦方向に沿って水平に架設され、ベルト支え板9
とガイドレール12との間には担持板13とカム板14
とが配置されている。
【0017】担持板13は、高さ方向より縦方向が長い
長方形の金属板からなり、カム板14の縦方向両側に複
数ずつ配置され、カム板14は縦方向中央部の上面に、
ほぼ倒立台形のカム溝15が形成されている。また、担
持板13には縦長孔16と連結ピン17とが設けられ、
カム板14の両端部にも連結ピン17が設けられてい
る。カム板14の連結ピン17がカム板14と隣接する
担持板13の縦長孔16に摺動可能に係合され、担持板
13の連結ピン17も隣接する担持板13の縦長孔16
に摺動可能に係合され、前、後両端の担持板13が止め
金具18によって台枠1の前、後端部にそれぞれ固定さ
れている。
【0018】前記担持板13およびカム板14の下端部
にはそれぞれ前、後1対のころ19が枢着され、これら
のころ19は前記ガイドレール12上に走行可能に支持
されている。前記ベルト支え板9のローラ11が担持板
13およびカム板14の上面に支持され、担持板13の
上面およびカム溝15部以外のカム板14の上面にベル
ト支え板9と連結ベルト8とを介して前記保持ベルト3
の可動凹部6以外の部分が支持されている。
【0019】図1、図2、図3および図4に示すよう
に、台枠1には縦方向に往復走行する走行体20が設け
られている。走行体20は、台枠1に固定された1対の
ガイドレール12に両側部材21、22が係合支持さ
れ、これらの下端部が前記カム板14に固定されてい
る。また、側部材21、22の上端部には連結梁23が
横架され、連結梁23上に並設したヘッドレール24に
横方向に往復移動するカッタヘッド25が支持されてい
る。
【0020】カッタヘッド25には、昇降および垂直軸
回りに回動可能にナイフ状のカッタ26が保持され、カ
ッタ26はカッタヘッド25下方に垂直に延び、カッタ
26の下方には、カッタ26の先端部が抜き差し可能に
貫入する支承孔27aを設けたカッタ受け筒27が配設
されている。なお、カッタ26は、カッタヘッド25内
に設けたクランク機構または駆動機構(共に図示せず)
などを有するカッタ昇降機構によって昇降するようにし
てある。
【0021】カッタ26の下方に配設されたカッタ受け
筒27は、垂直な軸回りに回動可能に受け筒保持部材2
8に係合支持され、受け筒保持部材28の両側には多数
の塞ぎ板29が横方向に沿って連結されている。走行体
20の側部材21、22の下端部には、断面ほぼU字形
の下部受け部材30が走行体20の側部材21、22間
に架設されている。下部受け部材30の上部には受け筒
保持部材28および塞ぎ板29が横方向に往復移動可能
に係合支持されている。
【0022】図2に示すように、走行体20の両側部材
21、22の下部間には凹部形成部材31が配設されて
いる。凹部形成部材31は、上方、下方2本ずつの凹部
形成ローラ32、33が下部受け部材30を囲むように
保持ベルト3の下方に配置され、凹部形成ローラ32、
33の両端部が側部材21、22に回動自在に軸支され
ている。上方に位置する2本の凹部形成ローラ32に上
方から保持ベルト3が支持され、下方に配置された2本
の凹部形成ローラ33に保持ベルト3が下方から支持さ
れて、保持ベルト3に上面が開口し底面に向って縦方向
寸法が長くなる可動凹部6が横方向の全幅にわたり形成
されている。そして、可動凹部6は、前記カム板14の
カム溝15上方に対向して配置されている。
【0023】この実施例は、保持ベルト3に設けた吸気
孔3aの下方から吸気する第1、第2吸気機構34、3
5を備えている。第1吸気機構34は、両端部が保持ベ
ルト3の両側縁から若干突出した各ベルト支え板9内に
横長の吸気通路36がそれぞれ形成され、吸気通路36
の吸気口37がベルト支え板9の上面に開口されてい
る。吸気通路36の中央部が伸縮可能な蛇腹状の可撓性
ホース38および電磁開閉弁39を介してそれぞれ吸気
管40に接続され、吸気管40は保持ベルト3の下方に
配設されて前後方向に水平に延び、前、後端部が閉塞さ
れている。
【0024】なお、吸気口37は、保持ベルト3の横方
向に並んだ吸気孔3aの全部と連通する位置と大きさに
形成され、電磁開閉弁39は、図示省略した適宜の電気
的手段によって、ベルト支え板9がカム板14のカム溝
15部にある間には自動的に閉じるようにされている。
第2吸気機構35は、保持ベルト3の可動凹部6前端と
近接し、カム溝15内のベルト支え板9と干渉しない位
置に吸気箱42が配置され、吸気箱42の両端が走行体
20の側部材21、22の下端部にそれぞれ固定されて
いる。吸気箱42内には吸気室43が形成され、吸気箱
42の上面に吸気室43の吸気口44が開口され、吸気
口44は保持ベルト3の横方向に並んだ吸気孔3aの全
部と連通する位置と大きさに形成され、吸気室43の一
端が吸気配管45に接続されている。
【0025】また、第1吸気機構34の吸気管40は中
間部が真空ポンプなどの吸気源41に接続されていると
共に、第2吸気機構35の吸気配管45は可撓性ホース
および開閉弁(共に図示省略)を介して吸気源41に接
続されている。なお、第1、第2吸気機構34、35の
吸気源は、それぞれ別個のものにしてもよい。さらに、
吸気室43の吸気口44部には保持ベルト3を支持する
補助支えローラ46が配置され、補助支えローラ46は
走行体20の両側部材21、22に回動可能に軸支され
ている。
【0026】前記走行体20の両側部材21、22上端
部に架設された連結梁23の後部には、保持ベルト3上
面と対向する押え板201が作動機構202によって垂
直昇降可能に取付けられている。作動機構202は、図
5、図6に示すように、連結梁23の下面に吊下げ部材
203によって横断面倒立溝状の取付け部材204が固
定され、取付け部材204には、横方向に1対のシリン
ダ機構205が配設されている。
【0027】シリンダ機構205のシリンダ206がブ
ラケット214によって取付け部材204に固定され、
シリンダ機構205のピストン207の先端部に連結ピ
ン208が連結され、連結ピン208の両端部には、リ
ンク209の基端部が回動可能に連結されれていると共
に、摺動子210が回動可能に連結されている。摺動子
210は取付け部材204に固定されて横方向に延びる
係合部材211に横方向のみに往復動可能に係合され、
前記リンク209の先端部が前記押え板201上面に突
出した突起212に連結ピン215によって枢着されて
いる。
【0028】前記シリンダ機構205、リンク209は
連結梁23の中央部の横方向に対称に配置され、押え板
201は積層物88の幅寸法とほぼ等しい横長い長方形
の板状に形成されている。走行体20の両側部材21、
22の下部には押え板201と対向する受け部材213
が架設されている。受け部材213は、横断面T字状に
形成され、前記カム板14のカム溝15内に配設され、
さらに上面が保持ベルト3の下面に接し、この下面を支
持するようにされている。
【0029】そして、各シリンダ機構205のピストン
207が進出し状態では押え板201が上昇位置にあ
り、ピストン207のシリンダ206への退入動作によ
って、摺動子210が水平移動し、リンク209が垂直
方向に回動して押え板201が下降する。また、押え板
201の下降状態で、ピストン207をシリンダ206
から、進出させることによってリンク209が水平方向
に回動し、押え板201が上昇復帰する。なお、前述し
た昇降動作では、押え板201が水平状態を保って垂直
に昇降する。
【0030】また、図1に示すように、前記台枠1の後
方には延反台216が配設され、延反台216の天板2
17上面が保持ベルト3の上面後縁と水平に近接させて
ある。図7に示すように、この実施例の駆動系47は、
走行体20の一方の側部材22(図1参照)にY軸(横
方向)移動用電動機48が固定され、走行体の両側部材
に設けた軸受(図示せず)に連結軸49が回動可能に軸
支され、Y軸移動用電動機48の歯付きプーリ50と、
連結軸49の歯付きプーリ51とにタイミングベルト5
2が噛合され、連結軸49の2個所に上部用、下部用の
歯付きプーリ53、54が固定されている。上部用の歯
付きプーリ53には上タイミングベルト55が噛合さ
れ、上タイミングベルト55は中間プーリ56、56に
よって上下方向から水平方向に曲げられてY軸方向に水
平に案内され、走行体の他方の側部材側に回動可能に装
着された上張りプーリ57に支持されて張られ、両端部
がカッタヘッド25に連結されている。下部用の歯付き
プーリ54には下タイミングベルト58が噛合され、下
タイミングベルト58は、他方の側部材側に回動自在に
装着された下張りプーリ59に支持されて張られ、両端
部が受け筒保持部材28に連結されている。前述の構成
によって、Y軸移動用電動機48の正逆転駆動により、
カッタヘッド25と受け筒保持部材28およびカッタ受
け筒27とが1台の電動機によって横(Y軸)方向に同
期して往復移動するように構成されている。
【0031】また、走行体の適所にはカッタ用電動機6
0が固定され、カッタ用電動機60の歯付きプーリ61
と、走行体の側部材に回動可能に支持されて縦方向に延
びる上、下スプライン軸62、63の一端部にそれぞれ
固着された歯付きプーリ64、65とにタイミングベル
ト66が噛合され、タイミングベルト66は中間プーリ
67で押付けられて張られている。なお、上、下スプラ
イン軸62、63は走行体の側部材に設けた軸受(図示
せず)にそれぞれ回動可能に軸支されている。
【0032】上スプライン軸62には、カッタヘッド2
5の適所に回動可能にまた縦方向移動を拘束して支持さ
れたスプラインナット68が軸(縦)方向移動可能に係
合され、スプラインナット68には駆動側傘歯車69が
固着され、駆動側傘歯車69にカッタヘッド25に軸支
された縦軸の従動側傘歯車70が噛合されている。従動
側傘歯車70と一体に設けた歯付きプーリ71とカッタ
ガイド72に設けた歯付きプーリ73とにタイミングベ
ルト74が噛合されている。なお、カッタガイド72
は、カッタヘッド25に回動可能に支持され、カッタ2
6を垂直軸回りに回動させるためのものである。
【0033】前記下スプライン軸63には、受け筒保持
部材28に回動可能にまた縦方向移動を拘束して支持さ
せたスプラインナット(図示せず)が軸方向移動可能に
係合され、スプラインナットには駆動側傘歯車75が固
着され、駆動側傘歯車75に噛合された縦軸の従動側傘
歯車76が受け筒保持部材28に回動可能に軸支された
カッタ受け筒27に同軸に固定されている。
【0034】そして、カッタ用電動機60の正逆転駆動
により、上、下スプライン軸62、63などを介してカ
ッタ26とカッタ受け筒27とが垂直軸回りに同期して
往復回動し、裁断方向の操向を行うように構成されてい
る。さらに、走行体の適所にX軸(縦方向)走行用電動
機77が固定され、走行体の両側部材に設けた軸受け
(図示せず)に連結軸78が回動可能に軸架され、X軸
走行用電動機77の歯付きプーリ79と、連結軸78の
一端部に固着した歯付きプーリ80とにタイミングベル
ト81が噛合され、連結軸78の両端部に同歯数の歯付
きプーリ82がそれぞれ固着されている。歯付きプーリ
82と、これらの下方に配設してピニオン83が一体に
設けられた歯付きプーリ84とにタイミングベルト85
が噛合されている。前記ピニオン83は、台枠のガイド
レール下部にこれらと平行に縦方向に沿って固定したラ
ックバー86(図1も参照)にそれぞれ噛合されてい
る。前述の構成によって、X軸走行用電動機77の正逆
転駆動により、走行体が縦(X軸)方向に走行体レール
上を往復走行するように構成されている。
【0035】3台の前記電動機48、60、77は、い
ずれも数値制御が可能なサーボモータを用い、図1に示
した制御盤87に予めプログラムされたデータに基い
て、Y軸移動用、カッタ用、X軸走行用電動機48、6
0、77をそれぞれ制御し、カッタヘッド25を移動さ
せ、カッタ26を操向させ、走行体20を走行させて、
裁断を行うようにしてある。
【0036】次に、この第1実施例の裁断装置による積
層物の裁断動作について説明する。まず、延反台216
の天板217から送出された積層物88の前端部を保持
ベルト3上に載せ、この状態で、作動機構202のシリ
ンダ機構205を動作させて押え板201を垂直に下降
させ、押え板205と受け部材213とよにって積層物
88を挾着する。
【0037】次に、ベルト駆動用電動機5とX軸走行用
電動機77とを同時に駆動させ、保持ベルト3と走行体
20とを等速で前方に送出し、保持ベルト3上の裁断領
域に積層物を引込んで前記電動機5、77を停止させ、
続いて作動機構202のシリンダ機構202を動作さ
せ、押え板201を上昇復帰させる。この状態で、保持
ベルト3上の積層物88と保持ベルト3上面との大気に
露出している部分、すなわち裁断領域のほぼ全体を可撓
性の非通気性シート89で覆う。この状態で、吸気源4
1を駆動させ、カム板14のカム溝15部に支持された
ベルト支え板9の電磁開閉弁39を閉じ、これら以外の
電磁開閉弁39を開き、第1吸気機構34の吸気管40
とベルト支え板9の吸気通路36とを可撓性ホース38
を介して連通させることで、カム溝15部以外にあるベ
ルト支え板9の吸気口37から保持ベルト3の吸気孔3
aを経て吸気する。同時に、第2吸気機構35の吸気室
43に吸気源41を連通させることで、吸気室43の吸
気口44から保持ベルト3の吸気孔3aを経て吸気す
る。吸気口37、44からの吸気によって、積層物88
と非通気性シート89とを保持ベルト3上に保持して、
積層物88の全体を保持ベルト3上面に均一に圧縮させ
る。
【0038】前述した状態を維持させ、X軸走行用電動
機77を駆動し、走行体20を縦方向に走行させると共
に、Y軸移動用電動機48を駆動し、走行体20の連結
梁23に支持したカッタヘッド25を横方向に移動させ
て、積層物88上の裁断開始位置にする。これと同時
に、走行体20の縦走行に伴って、凹部形成部材31が
縦方向に移動することで可動凹部6も縦方向に移動す
る。この可動凹部6の移動に伴ってカム板14も縦方向
に移動し、カム溝15上面にローラ11によって支持さ
れるベルト支え板9が変わることで、カム溝15部に入
って下降したベルト支え板9の電磁開閉弁39が閉じ、
カム溝15部から出て上昇したベルト支え板9の電磁開
閉弁39が開く。たのため、可動凹部6の移動に伴っ
て、ベルト支え板9の電磁開閉弁39が開閉する。
【0039】また、下部受け部材30が走行体20と同
方向に移動することでカッタ受け筒27も同方向に移動
する。さらに、カッタヘッド25の横方向移動と同期し
て下部受け部材30に設けた塞ぎ板29、受け筒保持部
材28と共にカッタ受け筒27も横方向に移動する。こ
れらによって、カッタヘッド25に装着したナイフ状の
カッタ26とカッタ受け筒27とが上下に対向した裁断
開始位置になる。
【0040】裁断開始位置で走行体20、カッタヘッド
25、下部受け部材30、受け筒保持部材28などを停
止させ、カッタヘッド25に設けたカッタ昇降機構(図
示せず)の駆動によってカッタ26を下降させる。カッ
タ26は、非通気性シート89の積層物88上方部およ
び積層物88を貫通し、先端部をカッタ受け筒27の支
承孔27aに貫入させてこれに支承させる。
【0041】この状態で、制御盤87からの指令によ
り、X軸走行用、Y軸移動用電動機77、48を駆動さ
せ、カッタ26とカッタ受け筒27とを同方向に同期移
動させると共に、カッタ用電動機60を駆動させ、カッ
タ26とカッタ受け筒27とを軸回りに同方向に同期回
動させてカッタ26の刃先をこれの進行方向に操向させ
つつ、制御盤89にプログラムされたデータに基いたパ
ターンに積層物88を非通気性シート89と共に自動裁
断する。
【0042】積層物88の裁断を終えた後、各電動機4
8、60、77を停止させ、カッタ26を上昇復帰さ
せ、前述した動作を繰返して、1つの積層物88に対
し、通常複数のパターンの裁断を行う。全部のパターン
の裁断を終えた後、吸気源を停止させ、ベルト駆動用電
動機5を駆動して保持ベルト3を縦方向に移動させ、積
層物88を保持ベルト3外に搬出する。
【0043】第1実施例の裁断装置は、走行体20の下
部に設けた凹部形成部材31の4本の凹部形成ローラ3
2、33によって保持ベルト3を支持し、保持ベルト3
の一部に縦方向に移動する可動凹部6を設け、走行体2
0の下部に横方向に移動するカッタ受け筒27が受け筒
保持部材28を介して支持された下部受け部材30を設
け、下部受け部材30を可動凹部6内に配置したので、
走行体20の走行に伴なって移動する可動凹部6を含む
保持ベルト3の下面を支えるベルト支え機構7を有して
いる。
【0044】このベルト支え機構7は、多数のベルト支
え板9を縦方向に連結し、これらの支え板9によって保
持ベルト3下面の可動凹部6以外の前、後ベルトガイド
2間を支持し、ベルト支え板9の下端を、可動凹部6下
方では走行体20下端部に連結したカム板14のカム溝
15に、それ以外ではカム板14両側の担持板13にそ
れぞれ支持し、カム板14と担持板13とを、これらが
重なって伸縮するように連結すると共に、台枠1の水平
なガイドレール12上に走行可能に支持してある。
【0045】したがって、走行体20の走行によってカ
ム板15と凹部形成部材31とが一体に移動し、可動凹
部6の移動とカム溝15とが一体に縦方向移動し、ベル
ト支え板9がカム溝15上面に支持されてタイミングよ
く可動凹部6近くに案内されて下降し、可動凹部6に干
渉することがなく、また可動凹部6およびその近くから
外れると確実に上昇して保持ベルト3を水平に保持し、
このベルト3の上面と積層物88の下面との間からの吸
気漏れを防止できる。
【0046】さらに、第1実施例では、保持ベルト3上
の裁断領域、つまり保持ベルト3の台枠1上面開口に露
出している領域より縦方向に長い裁断品を得る場合に
は、裁断の途中で複数回に分けて前述した積層物の移送
と裁断とを交互に行う。すなわち、積層物88の裁断領
域上部分の裁断を終った後、そのまま押え板201と受
け部材213とによって積層物88および保持ベルト3
を挾着し、保持ベルト3と走行体20とを前方向に移動
させ、積層物88の未裁断部分を裁断領域に移送すると
共に、既に裁断を完了した裁断品を台枠1の前方から搬
出し、押え板201と受け部材213とによる積層物8
8および保持ベルト3の挾着を解除する。
【0047】この状態では、移送後の積層物88と走行
体20との位置関係が移送前と変化しないので、移送後
の位置からそのまま直ちに次の裁断動作を継続して行
い、前述の移送と裁断とを所要回数繰返す。そして、保
持ベルト3に設けた多数の通気孔3aと、各ベルト支え
板9の上面に設けた通気口37とを、可動凹部6および
その近く以外の部分で連通させると共に、可動凹部6お
よびその近くでは通気孔3aを前、後吸気箱42の吸気
口44と連通させ、可動凹部6内のベルト支え板9の吸
気口37と吸気源41との間にある電磁開閉弁39のみ
を閉じ、他の吸気口37および吸気口44を吸気源41
に連通させることにより、保持ベルト3上の積層物88
の下面の各部からほぼ均一に吸気でき、裁断領域にある
積層物88の全体を保持ベルト3の上面に均一に圧縮し
て保持することができ、また積層物88の下方でカッタ
26の先端部をカッタ受け筒27に貫入、支承させた両
持式にして、裁断中のカッタ26の歪みを防止できるこ
ともあって、高精度の裁断品が得られる。
【0048】図8ないし図12はこの発明の第2実施例
を示し、第2実施例は、ベルト支え機構が第1実施例と
異なるのみであり、図8ないし図12の各図において、
図1ないし図7に示す各部と同符号は対応する部分を示
している。第2実施例のベルト支え機構7は、図8ない
し図12に示すように、保持ベルト3の下方に配設した
多数のベルト支え板9が連結部材91に枢着されて連結
され、ベルト支え板9は、両端部下方に支持杆92がそ
れぞれ固定され、両側前、後部に各1対のローラ11が
回動可能に軸支されている。
【0049】前、後両端のベルト支え板9は、前、後ベ
ルトガイド2に連結部材91を介して連結され、ベルト
支え板9と連結部材91との全体に所定の緩みが設けら
れている。また、台枠1の上下方向中間に設けた縦梁9
9には支持杆92と対向する受け板保持機構93によっ
て受け板94が横方向に抜き差し可能に保持されてい
る。受け板保持機構93は、各ベルト支え板9の下方に
配置した受け板ホルダ95が縦梁99上面に固定され、
受け板ホルダ95には受け板94が横方向に摺動可能に
嵌挿保持されている。前記縦梁99外側面と受け板94
の外端部下方に突出させたピン96との間には、引張り
ばね97が張られ、受け板94が横方向内側に付勢され
ている。なお、受け板94下面には縦梁99の外側面に
当接するストッパー98が設けられている。
【0050】そして、可動凹部6およびその近く以外の
部分では、図9に示すように、受け板ホルダ95に差し
込まれた受け板94の内端部上に、支持杆92の下端が
支持されて、ベルト支え板9が上昇状態を保っており、
可動凹部6およびその近くでは、図12に示すように、
受け板94が抜き出され、受け板94から支持杆92が
外れて、ベルト支え板9が下降するように構成されてい
る。
【0051】走行体20は、台枠1の外側縁部に設けら
れた1対のガイドレール12に両側部材21、22が係
合支持され、これらの下端部にカム板14が固定されて
いる。カム板14は、ガイドレール12の外側にベルト
支え板9のローラ11を支持するように配置され、内側
下部に取付けアーム100を介して平面台形の引き板1
01が固定され、前記受け板94の外端部上に枢着した
縦軸の係合ローラ102が引き板101に係脱可能に係
合するように構成されている。
【0052】さらに、第2実施例の第2吸気機構35
は、保持ベルト3の可動凹部6前、後端と近接するカム
溝15内に前、後吸気箱42が前後対称にそれぞれ設け
られ、各吸気箱42の構成は第1実施例の吸気箱と同様
で、後吸気箱42の吸気配管45が前吸気配管45と共
に吸気源41に接続され、後吸気箱42に設けた補助支
えローラ46が押え板201の下方に配置されて受け部
材を兼ねるように構成されている。
【0053】そして、第2実施例のベルト支え機構7
は、多数のベルト支え板9を縦方向に連結し、これらの
支え板9によって保持ベルト3下面の可動凹部6以外の
前、後ベルトガイド2間を支持し、ベルト支え板9の下
方に突出する各支持杆92を、台枠1の縦方向に沿って
設けた水平な縦梁99に受け板保持機構93によって抜
き差し可能に保持した受け板94上に、保持ベルト3の
可動凹部6およびその近くつまりカム溝15部以外の部
分でそれぞれ支持させ、カム溝15部では、走行体20
の側部材21、22に固定したカム板14のカム溝15
上面にベルト支え板9に設けた4つのローラ11をそれ
ぞれ支持させたので、走行体20と一体にカム板14お
よびこれらに固定した引き板101が移動し、引き板1
01とカム溝27位置に来た受け板94とが係合ローラ
102を介し係合してカム溝15と対向する受け板94
を引き抜く。
【0054】これによって、カム溝15部に来た支持杆
92から受け板94を外してベルト支え板9を下降さ
せ、カム溝27にあるベルト支え板9をローラ11によ
ってカム溝15上面に支持する。またカム溝15部から
出たベルト支え板9は、引き板101と受け板保持機構
93の係合ローラ102との係合を解除して、引張りば
ね97のばね力により差し込んだ受け板94上に支持杆
10を支持して上昇復帰させる。
【0055】すなわち、カム板14はカム溝15の前、
後に水平部を有し、縦方向に移動するベルト支え板9の
ローラ11がカム板14の前記水平部に乗り上げた後、
係合ローラ102が引き板101に係合し、受け板94
を引張りばね97のばね力に抗して横方向外側に引き抜
き、受け板94による支持杆92の支持を解消し、ベル
ト支え板9を下降させる。
【0056】また、ベルト支え板9は、カム溝15から
外れてカム板14の水平部に乗り上げて上昇し、係合ロ
ーラ102が引き板101から外れ、引張りばね97が
復元するばね力によって受け板94を横方向内側に差し
込む。このため、カム板14がベルト支え板9の前また
は後に出ると、このベルト支え板9は支持杆92の下端
を受け板94が支持した状態になる。
【0057】なお、カム板14は、上面の前、後端部に
湾曲部または傾斜部を設けると共に、カム板14の水平
部にローラ11が乗ると、カム板14の前、後に位置す
るベルト支え板9よりも、若干高くなるようにすること
が好ましい。また、第2実施例の前述した以外の構成お
よび動作は第1実施例と同様である。
【0058】この発明において、押え板を昇降させる作
動機構は、縦形の複数のシリンダ機構のシリンダを連結
梁に固定し、これらのピストンの下端部に押え板を連結
したものにするなど適宜変更でき、保持ベルトの下面に
接する受け部材も、後吸気室を設けることなく、走行体
の両側部材またはカム板に両端部が回動可能に枢支され
た複数本の補助支えローラにするなど適宜変更できる。
【0059】この発明において、保持ベルトを支持する
ベルト支え機構は、前述した特開平1−306200号
公報に示されたものと同様に各々の支え板に昇降機構を
それぞれ装備したものでもよく,吸気機構も、第1、第
2実施例の構成に限られるものではなく、保持ベルトと
共に、これの下面から吸気するもの、あるいは保持ベル
トの上面に縦方向に沿って延びる吸気管の下面または側
面から保持ベルトを介しまたは直接積層物から吸気する
ものにしてもよい。
【0060】そして、この発明は、図13に示すよう
に、無端状の保持ベルト3を用い、保持ベルト3の上部
の前、後支持ローラ103で支持し、ベルト駆動用電動
機5によって駆動される駆動ローラ104をテンション
ローラ105によって保持ベルト3の内周面に圧接さ
せ、駆動ローラ104の回動により、保持ベルト3を縦
方向に移動させるようにしてもよい。
【0061】この発明において、前述した実施例では、
電動機からタイミングベルトおよび歯付きプーリを用い
駆動力を伝達しているが、これらに代えてボールねじ軸
やチェーンなどを用いて駆動力を伝達してもよい。この
発明において、作業上必要であれば、積層物の下面に通
気性がある紙または多数の通気孔がある紙を下敷紙とし
て配し、保持ベルト上に前記下敷紙を介して積層物と共
に支持し、裁断を行ってもよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による積
層物の裁断装置は、走行体の両側部材上部に架設した連
結梁に、保持ベルト上面と対向する押え板を作動機構に
よって昇降可能に取付け、前記両側部材の下部に押え板
と対向し保持ベルトの下面に接する受け部材を連結した
ので、次の効果が得られる。
【0063】すなわち、この発明による積層物の裁断装
置は、縦方向に移動する積層物保持ベルト上に布地など
の積層物を載せ、この積層物と前記保持ベルト上の所望
位置に移送する際に、台枠と近接させて配置した延反台
などから送出された積層物の前端部を保持ベルトの後端
部上に載せる。その後、作動機構を動作させて押え板を
垂直に下降させ、押え板と受け部材とによって積層物を
挾着する。
【0064】次に駆動用電動機と走行用電動機とを同時
に駆動させ、保持ベルトと走行体とを等速度で前方向に
送出し、保持ベルト上の裁断領域に積層物を引込んで前
記両電動機を停止させ、作動機構によって押え板を上昇
復帰させることで、積層物の裁断領域への引込みおよび
カッタによる裁断始が容易にできる。また、保持ベルト
上の裁断領域より長い積層物など裁断領域を越えて後方
に延びる積層物を裁断して裁断品を得る場合には、裁断
の途中で、裁断領域に複数回に分けて前述した積層物の
引込み操作を行う。
【0065】すなわち、積層物の裁断領域部分の裁断を
終った後、そのまま押え板と受け部材とによって積層物
の保持ベルトとを挾着し、保持ベルトと走行体とを前方
に移動させ、積層物の未裁断部分を裁断領域に移送する
と共に、裁断品を搬出し、押え板と受け部材とによる積
層物および保持ベルトの挾着を解除する。この状態で
は、移送後の積層物と走行体との位置関係が移送前と変
化せず、移送後の位置からそのまま直ちに次の裁断動作
を継続でき、移送後に走行体と積層物との位置を割出し
て修正する必要もない。
【0066】したがって、走行体はむだな動きをせず、
移送位置から直ちに裁断動作を継続することができ、走
行体の停止時間が短いので、能率のよい裁断作業がで
き、しかも移送後に積層物を構成する布地などがずれな
いので、正確な裁断ができる。さらに、この発明による
裁断装置は、走行体に押え板、押さえ板を昇降させる作
動機構および受け部材を組込んだので、構造が簡単にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例による積層物の裁断装置
を示した斜視図
【図2】図1のA−A線に沿う縦断面図
【図3】図1の一部を破断した平面図
【図4】図1の一部を破断した平断面図
【図5】図1の裁断装置の押え板、作動機構および受け
部材を示した部分縦断面図
【図6】図5の横断説明図
【図7】図1の裁断装置の駆動系を示した斜視図
【図8】この発明による裁断装置の第2実施例を示した
縦断面図
【図9】図8のB−B線に沿う部分断面図
【図10】図8の一部を破断した平面図
【図11】図8の部分拡大説明図
【図12】図9の部分拡大説明図
【図13】この発明の保持ベルトの変形例を示した側面
図。
【符号の説明】 1 台枠 3 保持ベルト 4 巻取りローラ 5 ベルト駆動用電動機 6 可動凹部 7 ベルト支え機構 9 ベルト支え板 14 カム板 15 カム溝 20 走行体 21 側部材 22 側部材 23 連結梁 25 カッタヘッド 26 カッタ 27 カッタ受け筒 28 受け筒保持部材 29 塞ぎ板 30 下部受け部材 31 凹部形成部材 32 凹部形成ローラ 33 凹部形成ローラ 34 第1吸気機構 35 第2吸気機構 47 駆動系 48 Y軸(横方向)移動用電動機 60 カッタ用電動機 77 X軸(縦方向)走行用電動機 88 積層物 89 非通気性シート 201 押え板 202 作動機構 204 取付け部材 205 シリンダ機構 213 受け部材 216 延反台 217 天板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台枠上にベルト駆動用電動機によって縦
    方向に移動される積層物保持ベルトをベルト支え機構に
    よって支持させ、前記台枠に縦方向走行用電動機によっ
    て往復走行される走行体を支持させ、この走行体に、前
    記保持ベルト上方を横方向に往復移動するカッタヘッド
    を設け、このカッタヘッドに保持ベルト上の積層物を裁
    断するナイフ状のカッタを昇降可能に装着すると共に、
    前記保持ベルト上の積層物を圧縮させるための吸気機構
    を備えた積層物の裁断装置において、前記走行体の両側
    部材の上部に前記カッタヘッドを往復移動させる連結梁
    を架設し、この連結梁に、前記保持ベルト上面と対向す
    る押え板を、作動機構によって昇降可能に取付け、前記
    両側部材の下部に、前記押え板と対向し保持ベルトの下
    面に接する受け部材を連結したことを特徴とする積層物
    の裁断装置。
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