JPH05178332A - ヒートシール性樹脂の施用方法 - Google Patents

ヒートシール性樹脂の施用方法

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JPH05178332A
JPH05178332A JP34746591A JP34746591A JPH05178332A JP H05178332 A JPH05178332 A JP H05178332A JP 34746591 A JP34746591 A JP 34746591A JP 34746591 A JP34746591 A JP 34746591A JP H05178332 A JPH05178332 A JP H05178332A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器或いは蓋のヒートシールすべき部分にの
み、ヒートシール材を熱転写により所定の形状、面積、
及び厚みに精度よく施すことができ、特に対象とする包
材が本来持ち得ない易剥離性、低温シール性、異種樹脂
とのヒートシール性等の性質を必要とする任意の場所に
付与しうる方法を提供し、フィルムへの造膜性や溶媒へ
の溶解性等の制限無しに、各種機能のヒートシール材樹
脂乃至樹脂組成物を、優れた作業性を以て、容器或いは
蓋等の包材の任意のヒートシール面に適用しうる方法を
提供する。 【構成】 基体とヒートシール性樹脂層とから成り且つ
加熱時或いは加熱後の引き剥し時にヒートシール性樹脂
層が凝集破壊性を有するか或いはヒートシール性樹脂層
と基体とが層間破壊性を示す積層体を、包材に対して、
該ヒートシール性樹脂層と包材のヒートシール面となる
べき部分とが対面する位置関係で重ね合わせ、積層体の
ヒートシール性樹脂層の少なくとも一部を包材のヒート
シール面となるべき部分に熱転写させるヒートシール性
樹脂の施用方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、包材に対するヒートシ
ール性樹脂層の施用方法に関するもので、より詳細には
熱転写を利用した包材へのヒートシール性樹脂層の施用
方法、特に対象とする包材が本来持ち得ない易剥離性、
低温シール性、異種樹脂とのヒートシール性等の性質を
必要とする任意の場所に付与する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒートシールによる密封技法は、各種容
器、例えばプラスチック容器、プラスチック−金属箔複
合容器、金属缶、ガラスビン等の密封に広く使用されて
いるが、従来の方法では、内面全体にヒートシール材層
を設けた蓋を使用するか、内面全体にヒートシール材層
を設けた容器を使用するか、或いはヒートシールすべき
周囲の部分にヒートシール材をコーティングした容器を
使用することが行われている。
【0003】ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフ
ィン樹脂やこのオレフィン樹脂を成分とする樹脂組成物
は優れたヒートシール材料であるが、この樹脂を容器或
いは蓋のヒートシールすべき部分にのみ施こすには、該
樹脂を粉末、ディスパージョン、溶液等の形で施こす
か、或いは該樹脂のフイルムをヒートシール部に対応す
る形状、例えばリング状に打抜き、これをヒートシール
すべき部分に施こすことが必要となる。
【0004】本発明者らの提案にかかる特開平1−99
330号公報には、熱封緘すべき容器又は蓋へ周状に熱
封緘材の層を施用する方法であって、前記容器又は蓋の
外形寸法よりやや大きい寸法を有する熱封緘材樹脂から
成る熱収縮性のチューブ状フイルムを準備し、このチュ
ーブ状フイルムの先端を、容器,蓋或いはそれらの熱封
緘部に対応する型から熱封緘巾に相当する分だけ外方に
突出させ、チューブ状フイルムの突出部分を加熱して収
縮させることにより、熱封緘面に沿った周状の熱封緘層
を形成させ、この熱封緘層を容器或いは蓋に接着させる
ことを特徴とする熱封緘材の施用方法、および、熱封緘
すべき容器又は蓋へ周状に熱封緘材の層を施用する方法
であって、前記容器又は蓋の熱封緘巾よりも若干大きい
巾を有する熱封緘材樹脂から成る熱収縮性のテープを準
備し、このテープを、容器,蓋或いはそれらの熱封緘部
に対応する型の外周に、熱封緘巾に相当する分だけが外
方にはみ出すように巻付けて固定し、テープのはみ出し
部分を加熱して収縮させることにより、熱封緘面に沿っ
た周状の熱封緘層を形成させ、この熱封緘層を容器或い
は蓋に接着させることを特徴とする熱封緘材の施用方法
が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、ヒー
トシール材を粉末或いはディスパージョン乃至溶液の形
で施こす方法では、この方法によるヒートシール材層は
厚みのバラツキが多く、更にヒートシール材層にピンホ
ール等の被膜欠陥を生じ易い。更に溶剤を使用する方法
では、ヒートシール性樹脂が溶解性のあるものに制限さ
れたり、形成されるヒートシール性樹脂層に溶剤臭が残
存したり、他の部分が溶剤に汚染されたりする問題があ
ると共に、溶剤を除去するためにオーブンに通すため、
適用包材が熱に安定なものに制限されるという問題があ
る。
【0006】一方、フイルムを打抜いて施こす方法で
は、粉末或いはディスパージョン乃至溶液塗布方法の前
記欠点は解消されるが、フィルムを適用した部分に段差
を生じること、フィルムの切断形状に制限があること、
可撓性乃至柔軟性のあるヒートシール材層を容器或いは
蓋に正確に位置決めされた状態で施さねばならず、操作
上の煩しさがあること、狭い部分に適用することが難し
いこと等において未だ満足しうるものではない。
【0007】ところで、容器或いは蓋のヒートシールす
べき部分にのみヒートシール材を施こすことは、内面塗
装金属容器やガラス容器の場合に必要となることであ
り、また、特開昭63−294368号公報に記載され
ているように、複数の容器素材の対向する部分がヒート
シールにより密封された容器で、該密封部の内少なくと
も開封開始部が前記複数の容器素材と、その間に挿入さ
れた中間材と積層構造を有し、中間材と複数の容器素材
の一方とはタイトシールであるとともに、中間材と複数
の容器素材の他方とは易開封性シールであり、易開封性
シール部の内周側端縁はタイトシール部の内周側端縁よ
りも中心側に位置しており、且つ開封開始位置において
易開封性シール部の外周側端縁はタイトシール部の外周
側端縁と同じ位置か或いはそれよりも中心側に位置して
いることを特徴とする易開封性密封食品容器を製造する
ためにも必要となる。
【0008】本発明の目的は、容器或いは蓋のヒートシ
ールすべき部分にのみ、ヒートシール材を熱転写により
所定の形状、面積、及び厚みに精度よく施すことがで
き、特に対象とする包材が本来持ち得ない易剥離性、低
温シール性、異種樹脂とのヒートシール性等の性質を必
要とする任意の場所に付与しうる方法を提供するにあ
る。
【0009】本発明の他の目的は、フィルムへの造膜性
や溶媒への溶解性等の制限無しに、各種機能のヒートシ
ール材樹脂乃至樹脂組成物を、優れた作業性を以て、容
器或いは蓋等の包材の任意のヒートシール面に適用しう
る方法を提供するにある。
【0010】
【問題点を解決するための手段】本発明によれば、基体
とヒートシール性樹脂層とから成り且つ加熱時或いは加
熱後の引き剥し時にヒートシール性樹脂層が凝集破壊性
を有するか或いはヒートシール性樹脂層と基体とが層間
破壊性を示す積層体を、包材に対して、該ヒートシール
性樹脂層と包材のヒートシール面となるべき部分とが対
面する位置関係で重ね合わせ、積層体のヒートシール性
樹脂層の少なくとも一部を包材のヒートシール面となる
べき部分に熱転写させることを特徴とするヒートシール
性樹脂の施用方法が提供される。
【0011】本発明で用いるヒートシール性樹脂層は、
各種機能の発現のために、2種以上の樹脂のブレンド物
からなるのがよく、特にブレンド物の一方の成分が包材
面及び被ヒートシール材料の少なくとも一方に対してヒ
ートシール性を示す樹脂成分であり、ブレンド物の他方
の成分が易剥離性付与樹脂成分であるか、ブレンド物の
一方の成分が包材面に対してヒートシール性を示す樹脂
成分であり、ブレンド物の他方の成分が被ヒートシール
材料に対してヒートシール性を示す樹脂成分であるのが
好ましい。
【0012】また、ヒートシール性樹脂層は、包材面及
び被ヒートシール材料の少なくとも一方を構成する樹脂
と共通な単量体成分を含有する共重合体からなること
が、熱転写性やヒートシール性樹脂層の保持性に関して
好ましい。
【0013】
【作用】本発明の原理を説明するための図1において、
ヒートシール性樹脂層を施すべき包材はカップ状容器1
のフランジ2である。先ず工程Aにおいて、ヒートシー
ル性樹脂層の施用のために、基体3とヒートシール性樹
脂層4とから成り且つ加熱時或いは加熱後の引き剥し時
にヒートシール性樹脂層4が凝集破壊性を有するか或い
はヒートシール性樹脂層4と基体3とが層間破壊性を示
す積層体5を用意する。次いで工程Bにおいて、カップ
状容器(包材)1に対して積層体5を、ヒートシール性
樹脂層4とフランジ(包材のヒートシール面となるべき
部分)2とが対面する位置関係で重ね合わせ、積層体の
基体側から、ヒートシール部に対応する面積の熱板6を
押圧し加熱する。最後に工程Cにおいて、熱板6を取り
外し、積層体5をフランジ2から取り外すと、ヒートシ
ール性樹脂層4の熱板6に対応する部分7がフランジ2
に熱転写して、所定の位置に所定形状及び所定面積のヒ
ートシール性樹脂層が形成されることになる。
【0014】本発明において、ヒートシール性樹脂層が
基体側から包材の所定面に熱転写可能となるのは、ヒー
トシール樹脂の包材に対する接着力がヒートシール樹脂
層の凝集力乃至ヒートシール樹脂層と基体との層間接着
力よりも大きいという性質を巧みに利用するものである
が、本発明では、ヒートシール性樹脂層と基体との組み
合わせとして、加熱時或いは加熱後の引き剥し時にヒー
トシール性樹脂層が凝集破壊性を有するものを選ぶか或
いはヒートシール性樹脂層と基体とが層間破壊性を示す
ものを選ぶかでヒートシール性樹脂層の熱転写を可能と
している。
【0015】ヒートシール性樹脂層の凝集破壊的熱転写
を行うか、層間破壊的熱転写を行うかは、ヒートシール
性樹脂層の組成と性質及び基体との組合せに大きく依存
する。例えば、一般に、ヒートシール樹脂層の凝集力
(Ta)とヒートシール樹脂層と基体との層間接着力
(Tb)との関係が式
【数1】Ta≦Tb の関係が成り立つ場合には、積層体のヒートシール性樹
脂層内部で凝集破壊が生じて、ヒートシール性樹脂層の
層間破壊的熱転写が生じることになる。一方、式
【数2】Ta>Tb の関係が成り立つ場合には、基体とヒートシール性樹脂
層との層間で層間破壊が生じて、ヒートシール性樹脂層
の層間破壊的熱転写が行われることになる。ヒートシー
ル性樹脂層を確実に設定した厚みに熱転写させるという
見地からは、「数2」を満足することが好ましい。
【0016】本発明において、ヒートシール性樹脂を包
材のヒートシール面となるべき部分に施用するに当たっ
て熱転写を利用することは、最終的に行うヒートシール
操作と密接に関連して、極めて理にかなった合目的な方
法ということができる。即ち、包材のヒートシール面
は、元々この包材にヒートシールされるべき相手の材料
が施され且つヒートシールバー等のヒートシールのため
の加熱機構が接し或いは作用する部分であるから、ヒー
トシールの為の操作、装置、制御手段等が同様に、ヒー
トシール性樹脂層の包材への熱転写に同様に応用できる
わけであり、操作が確実且つ容易であるという利点を与
えるものである。また、本発明では、ヒートシール性樹
脂層を、正確に位置決めされ且つ正確な面積及び厚みの
層として施すことが可能となるばかりではなく、残留溶
剤によるフレーバー低下等の欠点がなく、またヒートシ
ール性樹脂層に段差やシワの発生もないという利点も達
成される。
【0017】また、別の観点からみれば、容器母体とし
て複雑な多層構成をとらずとも、或いは、多層化が困難
な構成となる場合においても、必要な機能を付与するこ
とが可能となる。また、フィルム化が困難なヒートシー
ル性樹脂、或いは、単独フィルムとしての取扱いができ
ない材質および厚みのヒートシール性樹脂であっても、
基体上に積層して用いることによって必要最小限の薄膜
状態として施用できるといった利点もある。
【0018】
【発明の好適態様】
(熱転写材)ヒートシール性樹脂層の包材への施用のた
めの熱転写材は、基体と該基体上に施されたヒートシー
ル性樹脂層とからなる。基体とヒートシール性樹脂層と
の組み合わせは、加熱時或いは加熱後の引き剥し時にに
ヒートシール性樹脂層が凝集破壊性を有するか或いはヒ
ートシール性樹脂層と基体とが層間破壊性を示すもので
なければならない。
【0019】基体は、アルミ箔、スズ箔、鋼箔、ブリキ
箔等の金属箔や、耐熱性樹脂フィルム、例えば、二軸延
伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、二軸延伸ナイ
ロンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリプロピ
レンフィルム等の熱可塑性樹脂フィルム、各種紙或いは
更にこれらのラミネート等から成る。
【0020】ヒートシール性樹脂層は、一般に、低−、
中−、高−密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレ
ン、アイソタクティックポリプロピレン、プロピレン−
エチレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エ
チレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸
メチル共重合体、イオン架橋オレフィン共重合体(アイ
オノマー)、エチレン系不飽和カルボン酸乃至その無水
物でグラフト変性されたオレフィン樹脂等の変性オレフ
ィン系樹脂;比較的低融点乃至低軟化点のポリアミド乃
至コポリアミド樹脂;比較的低融点乃至低軟化点のポリ
エステル乃至コポリエステル樹脂;の1種或いは2種以
上の組み合わせからなる。また、これらのヒートシール
樹脂には凝集破壊性を付与することと、転写時の糸引き
を防止するために各種の充填材がブレンドされることが
ある。例えば、無機糸の充填材としては酸化チタン、タ
ルク、マイカなどが好適に適用される。
【0021】具体的に用いる材料は、包材、熱転写材の
基体、及び被ヒートシール材料(後からヒートシールさ
れる材料)の種類によって適宜選択される。即ち、基本
的には、ヒートシール性樹脂層は同種の樹脂からなる材
料に対して強いヒートシール性を示す。かくして、ヒー
トシール性樹脂層として、包材面及び被ヒートシール材
料の少なくとも一方を構成する樹脂と共通な単量体成分
を含有する共重合体を使用すると、包材面及び被ヒート
シール材料の少なくとも一方との間に、ヒートシール
(熱転写も含む)を行うことができる。
【0022】また、酸乃至酸無水物でグラフト変性され
たオレフィン樹脂等の変性オレフィン系樹脂は、極性基
の無いオレフィン系樹脂に対してヒートシール可能であ
るのは勿論のこと、極性基のある他の部材、例えば金属
箔、紙或いはポリエステル、ポリアミド等の極性基含有
樹脂フィルム等に対して優れたヒートシール性を示す。
【0023】本発明で用いるヒートシール性樹脂層は、
単独の樹脂として使用し得ることは勿論であるが、この
ヒートシール性樹脂層に種々の機能を付与するために、
複数種の樹脂組成物として或いは複数の樹脂層として用
いることが好ましい。この組成物の組み合わせとして、
また多層樹脂層としては、次の例を挙げることができる
が、勿論この例に限定されない。
【0024】(1) ブレンド物の一方の成分が包材面
及び被ヒートシール材料の少なくとも一方に対してヒー
トシール性を示す樹脂成分であり、ブレンド物の他方の
成分が易剥離性付与樹脂成分であるもの。この組成物は
易剥離性ヒートシールを形成するのに有利に使用され
る。例えば、ポリプロピレンに対してプロピレン系樹脂
はヒートシール性成分として、エチレン系樹脂は易剥離
性成分として作用する。逆に、ポリエチレンに対してエ
チレン系樹脂はヒートシール性成分として、プロピレン
系樹脂は易剥離性成分として作用する。また、酸変性オ
レフィン樹脂がヒートシール性樹脂成分である場合、未
変性のオレフィン樹脂は易剥離成分として作用する。
【0025】(2) ブレンド物の一方の成分が包材面
に対してヒートシール性を示す樹脂成分であり、ブレン
ド物の他方の成分が被ヒートシール材料に対してヒート
シール性を示す樹脂成分であるもの。この組成物は包材
面と被ヒートシール材料とが異なるものに対して有用で
ある。例えば、包材面がポリプロピレンで被ヒートシー
ル材料がポリエチレンである場合、ブレンド物中のプロ
ピレン系樹脂は包材面に対するヒートシール性成分とし
て、ブレンド物中のエチレン系樹脂は被ヒートシール材
料に対するヒートシール性成分として作用する。
【0026】(3) 多層ヒートシール性樹脂層の一方
の層が包材面及び被ヒートシール材料の少なくとも一方
に対してタイトシール性を示す樹脂層であり、他方の層
が易剥離性ヒートシール樹脂層であるもの。タイトシー
ル性樹脂層は包材面或いは被ヒートシール材料と同種の
樹脂が使用され、一方易剥離性ヒートシール樹脂層とし
ては前項(1)で述べたものが使用される。タイトシー
ル性樹脂層を、易剥離性ヒートシール樹脂層をサンドイ
ッチする形で2層に設けてもよい。
【0027】(4) 多層ヒートシール性樹脂層の一方
の層が包材面に対する通常のヒートシール性樹脂であ
り、他方の層が被ヒートシール材料に対して低温ヒート
シール性を示す樹脂層であるもの。このタイプの多層ヒ
ートシール性樹脂層は、最終のヒートシールに際して、
低温ヒートシール性を付与するのに有用である。
【0028】本発明で単独或いは組み合わせで使用され
る低温ヒートシール性樹脂層としては、本来の樹脂の融
点よりも少なくとも10℃低い融点を有する樹脂を用い
るのがよい。樹脂層の融点の調節は、樹脂を製造すると
きの重合方式乃至共重合方式を選ぶか、また共単量体の
量を選ぶことにより行われる。一般に、重合体の密度を
低くすると融点は低くなり、高密度ポリエチレン(HD
PE)と低密度ポリエチレン(LDPE)とがその例で
ある。また、ホモ重合体に対して或る量の共単量体を共
重合せしめた共重合体では融点は低くなり、ホモポリプ
ロピレン(PP)に対するプロピレン−エチレン共重合
体(PPE)がこの例である。また、同じ共重合体であ
っても、ブロック共重合体に比してランダム共重合体で
は融点が低くなり、プロピレン−エチレンブロック
(B)共重合体とランダム(R)共重合体とがその例で
ある。
【0029】ヒートシール性樹脂層を基体上に設ける方
法としては、一般に基体フィルムを製膜するときにヒー
トシール性樹脂を共押出しする方法や、予め形成したフ
ィルム、金属箔、紙或いはこれらの積層体等の基体上に
ヒートシール性樹脂をヒートラミネーション乃至押出し
コーティングする方法などが好適に適用される。ヒート
シール性樹脂層は、一般に1乃至50μm、特に2乃至
20μmの厚みを有するのが好ましい。
【0030】(包材)包材としては、容器本体、蓋等を
挙げることができ、これらはそれ自体公知の任意の容器
形成素材、例えば樹脂、金属、紙、ガラス、セラミック
或いはそれらの積層体から形成されていることができ
る。本発明は、容器の形状や素材を問わず、任意の包材
にヒートシール性樹脂層を施すことができるのが利点で
あり、かかる容器としては、例えば、フランジ付き或い
はビード付きのツーピース或いはスリーピースの塗装
缶、狭口或いは広口のガラス乃至プラスチック瓶、プラ
スチックカップ容器、金属箔或いはその積層体のカップ
容器、トレイ状容器等が挙げられる。また蓋としては、
可撓性のヒートシール蓋や各種キャップ等の成形蓋が挙
げられる。
【0031】本発明に特に有用な容器本体は、樹脂、金
属箔或いはこれらの積層体から形成されたフランジ付き
カップ容器であり、樹脂としてはヒートシール性樹脂と
して例示したものが使用される。樹脂製カップ状容器の
適当な例は、エチレンビニルアルコール共重合体、塩化
ビニリデン系樹脂、ガスバリヤー性ポリアミド樹脂、ガ
スバリヤー性ポリエステル樹脂等のガスバリヤー性熱可
塑性樹脂を中間層とし、オレフィン系樹脂等の耐湿性熱
可塑性樹脂を内外層として成形したシートを、溶融状態
或いは固相で、プラグアシスト成形して成るものであ
る。
【0032】金属箔製カップ状容器の適当な例は、アル
ミ箔、鋼箔、ブリキ箔、電解クロム酸処理鋼箔等の金属
箔を中間層とし、オレフィン系樹脂、ポリエステル樹脂
等のプラスチックフィルムを内外層として積層した積層
体を、ポンチとダイスとの組み合わせで絞り成形して成
るものである。
【0033】また蓋は、アルミ箔、スズ箔、鋼箔、ブリ
キ箔等の金属箔や、二軸延伸ポリエチレンテレフタレー
トフイルム、二軸延伸ナイロンフイルム、ポリカーボネ
ートフイルム等の熱可塑性樹脂フイルム、各種紙或いは
更にこれらのラミネート等を基材とし、これに前述した
ヒートシール性樹脂層を内面材として積層したものであ
ってもよい。
【0034】(熱転写法)本発明では、ヒートシール性
樹脂層転写用の積層体を、包材に対して、ヒートシール
性樹脂層と包材のヒートシール面となるべき部分とが対
面する位置関係で重ね合わせ、積層体のヒートシール性
樹脂層の少なくとも一部を包材のヒートシール面となる
べき部分に熱転写させる。
【0035】熱転写は、ヒートシール性樹脂層と包材面
とが十分に接触している状態で、ヒートシール性樹脂層
を転写すべき部分を選択的に加熱することにより行われ
る。この加熱には、ヒートシールバーのような伝熱によ
る加熱加圧機構を用いてもよいし、熱転写する包材中に
金属素材が含まれている場合には、高周波誘導加熱を用
いることもできる。高周波誘導加熱を用いると、熱転写
が極めて短時間で行われるという利点がある。更に、超
音波振動を照射することによりヒートシール性樹脂層の
熱転写を行うこともできる。熱転写の温度は、ヒートシ
ール性樹脂の融点或いは軟化点以上の温度であり、ここ
で融点或いは軟化点とは樹脂が融点を有する場合には一
義的に融点を意味し、明確な融点を有しない場合には軟
化点を意味するものとする。本発明では、この加熱温度
においてヒートシール性樹脂が凝集破壊性を示すか或い
はヒートシール性樹脂層と基体とが層間破壊性を示すこ
とが望ましいが、冷却後の引き剥し力によって同様な破
壊様式によってヒートシール樹脂層の転写が完了するも
のであっても良い。
【0036】本発明において、ヒートシール性樹脂層の
熱転写は、互いにヒートシールされる包材の一方或いは
両方、即ち容器及び蓋の一方或いは両方に対して行うこ
とができるが、一般には片方に対して行うだけで、所期
の目的が達成される。
【0037】ヒートシール性樹脂層の熱転写のパターン
は特に限定されない。例えば、フランジ付き容器の場
合、フランジの全周全面にわたって設けることもできる
し、フランジの一部に設けることもできる。前者の例と
しては、フランジと蓋との間に低温シール性を付与する
場合、易剥離性シールを付与す場合等であり、後者の例
としては、開封開始部のみに易剥離性シールを形成する
場合、フランジの外周側を易剥離性シールとし、フラン
ジの内周側をタイトシールとする場合、フランジの外周
側及び内周側を易剥離性シールとし、フランジの中心部
をタイトシールとして同心円状に配置する場合、フラン
ジに易剥離性シール部とタイトシール部とを交互に周状
に配置する場合等が挙げられる。尚、タイトシールは、
容器及び蓋のヒートシールされる面を同種のヒートシー
ル性樹脂で形成しておくことにより、易剥離性ヒートシ
ール性樹脂が欠如されている部分で、同種の樹脂による
ヒートシールで形成されることになる。
【0038】本発明の熱転写は、それ自体公知のヒート
シール装置を、そのまま或いは若干の変更を加えて、利
用し、ヒートシール性樹脂熱転写用の積層体のテープ
を、間欠的或いは連続的に供給することにより、容易に
行うことができる。最終の包材のヒートシールは、それ
自体公知の任意のヒートシール装置を用いて任意の方式
で行い得ることは当然のことである。
【0039】
【実施例】本発明を次の実施例で具体的に説明する。 実施例1,2,3,4 45μmのポリプロピレン層と、5μmのプロピレン−
エチレンランダム共重合体と線状低密度ポリエチレンを
3対2の比率でブレンドした層の2層から構成される共
押出フィルムを熱転写用フィルムとして準備した。この
フィルムのブレンド層側を、ポリプロピレン樹脂を外層
とする多層カップのヒートシール用フランジ面に重ね、
180℃−1秒の条件で加熱融着させた。このカップか
らフィルムを引き剥したところブレンド層が凝集破壊
し、ブレンド層の一部は転写に用いたヒートシールヘッ
ドの先端形状と同じ形状に、フランジ面に一様な厚みで
転写された。このとき、先端形状の異なるヒートシール
ヘッドを使用することによって、熱転写をヒートシール
用フランジの全周にわたって一様に施した容器(図2−
A)、ヒートシール用フランジの中央部を除くように外
周側と内周側とに施した容器(図2−B)、および、開
封開始部のみに転写し且つ鳥口形状に転写しない部分を
形成させた容器(図2−C)をそれぞれ作成した。
【0040】このように作成した容器のうち、図2−A
に示したパターンに熱転写を施したカップに70℃の湯
を入れ、12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレー
トフィルムと7μmの軟質アルミ箔そしてヒートシール
樹脂として50μmの線状低密度ポリエチレンフィルム
をラミネートした包材を蓋材として、160℃−2秒の
ヒートシール条件で密封した。この密封容器を逆さにし
て1週間放置したが、内容品の漏洩および減少はなかっ
た。また、容器と蓋とのヒートシール強度を測定したと
ころ15mm幅当たり0.8kgfを示した。また、手
によって容易に開封できた。〔実施例1〕
【0041】また、同じく図2−Aに示したパターンに
熱転写を施したカップに70℃の湯を入れ、12μmの
二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムと7μm
の軟質アルミ箔そしてヒートシール樹脂として70μm
のプロピレン−エチレンブロック共重合体フィルムをラ
ミネートした包材を蓋材として、180℃−2秒のヒー
トシール条件で密封した。この密封容器を逆さにして1
週間放置したが、内容品の漏洩および減少はなかった。
容器と蓋とのヒートシール強度を測定したところ15m
m幅当たり1.4kgfを示した。また、手によって容
易に開封できた。〔実施例2〕なお、熱転写を施してな
いカップの場合には20℃程度ヒートシール条件を上げ
る必要があり、しかも、ヒートシール強度は15mm幅
当たり4kgf以上を示し手による開封は困難であっ
た。
【0042】図2−Bに示したパターンに熱転写を施し
たカップに70℃の湯を入れ、12μmの二軸延伸ポリ
エチレンテレフタレートフィルム、15μmの二軸延伸
ナイロンフィルム、20μmの軟質アルミ箔、そして、
45μmのポリプロピレン層と5μmのプロピレン−エ
チレンランダム共重合体と低密度ポリエチレンを3対1
の比率でブレンドした層の2層から構成される共押出フ
ィルムとをラミネートした包材を蓋材として、210℃
−2秒のヒートシール条件で密封し120℃−30分間
のレトルト殺菌を施した。この密封容器を逆さにして1
週間放置したが、内容器の漏洩および減少はなかった。
また、ヒートシール強度を測定したところ15mm幅当
たり2.5kgfを示したが、熱転写を施した部分のヒ
ートシール強度が低いため手による開封は容易であっ
た。〔実施例3〕なお、熱転写を施してないカップでは
ヒートシール強度は15mm幅当たり2.5kgfと同
じであったが、手による開封は困難であった。
【0043】図2−Cに示したパターンに熱転写を施し
たカップに70℃の湯を入れ、実施例3で用いた蓋材に
より、210℃−2秒のヒートシール条件で密封し12
0℃−30分間のレトルト殺菌を施した。この密封容器
を逆さにして1週間放置したが、内容品の漏洩および減
少はなかった。また、ヒートシール強度を測定したとこ
ろ実施例3と同じく15mm幅当たり2.5kgfを示
したが、熱転写を施した部分のヒートシール強度が低い
ことと、鳥口形状に転写を工夫したことにより手による
開封開始は実施例3よりも容易であった。〔実施例4〕
【0044】実施例1,2,3,4のように、転写時に
使用するヒートシールヘッドの形状を工夫するだけで、
ヒートシール性樹脂層を必要な部分に一定の厚みで施用
することが可能となった。また、ポリプロピレン系のカ
ップ容器とポリエチレン系の蓋材といった異種樹脂間の
ヒートシールが可能となった。また、容器に低温ヒート
シール性や易開封性を付与することが可能となった。
【0045】比較例1 実施例1で使用した熱転写フィルムから、図2−A、図
2−B、図2−Cのパターンの切片を切り出して、同じ
く実施例1で使用したカップ容器にヒートシールするこ
とを試みた。しかし、この方法ではフィルムから複雑な
形状の切片を切り出すことや、その切片をヒートシール
用フランジの所定の位置に正確に位置決めすることな
ど、ハンドリングが非常に困難であった。また、切片の
あるところとないところの境界で段差が生じ、充填シー
ル時に空気を巻き込みやすく、また、水滴などの噛み込
みシールとなった場合には、ヒートシール部が発泡する
などのシール欠陥がみられた。
【0046】このようにフィルムを張り付ける方法で
は、ハンドリングおよび製品の品質上望ましくない問題
点があった。また、この方法を装置で行うには特殊な装
置が必要となることから実用上も好ましくない。
【0047】実施例5 外面に6μmのエポキシ・フェノール系塗膜を形成し、
内面に4μmのマレイン酸変性したポリプロピレンを1
0重量部含有するエポキシ・フェノール系塗膜を形成し
た75μmのスチール箔を深絞り成形したヒートシール
用フランジ付きのカップ容器を準備した。実施例1で使
用した共押出しフィルムよりなり熱転写フィルムをこの
容器のヒートシール用フランジ面に重ね、高周波誘導加
熱装置により容器のフランジ側を加熱して融着させた。
このカップから基材を引き剥したところブレンド層が凝
集破壊し、ブレンド層の一部は高周波シールヘッドとフ
ランジ間のゴムバッドの形状と同じ形状に、フランジの
全周にわたって一様な厚みで転写された。
【0048】また、容器のヒートシール用フランジの外
形と同じ形状で、且つ、開封用の把持部を有する低密度
ポリエチレン製の落とし蓋をコンプレッションモールデ
ィング法により成形した。熱転写を施したカップ容器に
粉体を入れ、この蓋を用いて高周波誘導加熱装置により
容器のフランジ側を加熱して密封した。この密封容器を
1週間放置したが内容品の吸湿はなかった。また、手に
より容易に開封が行えた。カップ容器と蓋との間のヒー
トシールは容器に転写されたヒートシール性樹脂層を介
して行われていた。
【0049】実施例6 マレイン酸変性したポリプロピレンをMIBKとキシロ
ールとの混合溶剤に溶かした固形分10重量%の塗料
と、テレフタル酸、イソフタル酸、セバシン酸、マレイ
ン酸等の酸成分とエチレングリコール、ネオペンチルグ
リコール、プロピレングリコール等のグリコール成分か
らなる共重合ポリエステル樹脂をトルエンとMEKとの
混合溶剤に溶かした固形分30重量%の塗料を準備し
た。これらのポリプロピレン系塗料とポリエステル系塗
料を9対1の重量比で混合した塗料Aと1対1の重量比
で混合した塗料Bを作成した。次に、50μmのポリ
(4−メチルペンテン−1)フィルムを基材として、フ
ィルムの片面に塗料Aをロールコータを用いて塗布し、
150℃のオーブンで乾燥させた。乾燥後の塗膜厚みは
6μmであった。さらに、同じくロールコータを用いて
塗料Bを重ねて塗布し、150℃のオーブンで乾燥させ
た。乾燥後の全塗膜厚みは14μmであった。このよう
にダブルコートして作成したフィルムを熱転写用フィル
ムとして、結晶化したポリエチレンテレフタレート製の
カップのヒートシール用フランジ面に重ね、200℃−
1秒の条件で加熱融着させた。このカップから基材を引
き剥したところ基材フィルムと塗膜間で層間剥離し、塗
膜はヒートシールヘッドの形状と同じ形状に、フランジ
の全周にわたって一様な厚みで転写された。
【0050】このカップに70℃の湯を入れ、12μm
の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムと7μ
mの軟質アルミ箔そしてヒートシール樹脂として70μ
mのポリプロピレンフィルムをラミネートした包材を用
いて、200℃−2秒のヒートシール条件で密封した。
この密封容器を逆さにして1週間放置したが、内容品の
漏洩および減少はなかった。また、ヒートシール強度を
測定したところ15mm幅当たり1.8kgfを示し
た。
【0051】このように本発明により、直接容器に溶剤
を接触させることなく、ヒートシール性樹脂層を必要な
部分のみに、一定の厚みで施用することが可能となっ
た。また、ポリエチレンテレフタレート系のカップとポ
リプロピレン系の包材といった異種樹脂間のヒートシー
ルが可能となった。
【0052】比較例2 実施例6で使用した塗料A、塗料Bを同じく実施例6で
使用したカップ容器に直接塗布することを試みた。初め
に、塗料Bを刷毛を用いてヒートシール用フランジ面に
塗布したが、所定の位置のみに均一に塗料を塗布するこ
とは困難で、塗布量の多いところは塗料が容器の内側に
垂れてしまった。これを150℃のオーブンで乾燥させ
たところ、塗膜厚は不均一となり、塗布量の多いところ
では発泡がみられた。次に、容器のヒートシール用フラ
ンジ面を下にしてヒートシール面のみを塗料面に漬ける
ようにして塗料Bを塗布し、容器を逆さの状態に保持し
たまま150℃のオーブンで乾燥させた。この場合、塗
料はヒートシール用フランジ面のほぼ全面に塗布される
ことになり、塗布量のばらつきも大きかった。また、フ
ランジ中央部の塗膜が厚くなり発泡がみられた。
【0053】このように塗料を直接容器のヒートシール
用フランジ部に塗布することは、一定の塗布領域、塗布
量を確保することが困難な点、および、容器の内側など
必要部以外への塗料による汚染や溶剤の移行などの点で
好ましくない。さらに、ある一定のパターンに塗布する
ことは特殊な装置が必要となることから実用上好ましく
ない。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、基体とヒートシール性
樹脂層とから成り且つ加熱時或いは加熱後の引き剥し時
にヒートシール性樹脂層が凝集破壊性を有するか或いは
ヒートシール性樹脂層と基体とが層間破壊性を示す積層
体を、包材に対して、該ヒートシール性樹脂層と包材の
ヒートシール面となるべき部分とが対面する位置関係で
重ね合わせ、積層体のヒートシール性樹脂層の少なくと
も一部を包材のヒートシール面となるべき部分に熱転写
させることにより、容器或いは蓋のヒートシールすべき
部分の選択された任意の部分に、ヒートシール材を所定
の形状、面積、及び厚みに精度よく施すことができ、特
に対象とする包材が本来持ち得ない易剥離性、低温シー
ル性、異種樹脂とのヒートシール性等の性質を付与する
ことができる。
【0055】また、フィルムへの造膜性や溶媒への溶解
性等の制限無しに、各種機能のヒートシール材樹脂乃至
樹脂組成物を、優れた作業性を以て、容器或いは蓋等の
包材の任意のヒートシール面に適用することができる。
【0056】更に、包材のヒートシール面は、元々この
包材にヒートシールされるべき相手の材料が施され且つ
ヒートシールバー等のヒートシールのための加熱機構が
接し或いは作用する部分であるから、ヒートシールの為
の操作、装置、制御手段等が同様に、ヒートシール性樹
脂層の包材への熱転写に同様に応用できるわけであり、
操作が確実且つ容易であるという利点を与える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための説明図である。
【図2】ヒートシール性樹脂層の熱転写パターン例を示
す図である。
【記号の説明】1はカップ状容器、2はフランジ、基
体、4はヒートシール性樹脂層、5は積層体、6は熱板
である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体とヒートシール性樹脂層とから成り
    且つ加熱時或いは加熱後の引き剥し時にヒートシール性
    樹脂層が凝集破壊性を有するか或いはヒートシール性樹
    脂層と基体とが層間破壊性を示す積層体を、包材に対し
    て、該ヒートシール性樹脂層と包材のヒートシール面と
    なるべき部分とが対面する位置関係で重ね合わせ、積層
    体のヒートシール性樹脂層の少なくとも一部を包材のヒ
    ートシール面となるべき部分に熱転写させることを特徴
    とするヒートシール性樹脂の施用方法。
  2. 【請求項2】 ヒートシール性樹脂層が2種以上の樹脂
    のブレンド物からなる請求項1記載の施用方法。
  3. 【請求項3】 ブレンド物の一方の成分が包材面及び被
    ヒートシール材料の少なくとも一方に対してヒートシー
    ル性を示す樹脂成分であり、ブレンド物の他方の成分が
    易剥離性付与樹脂成分であることを特徴とする請求項2
    記載の施用方法。
  4. 【請求項4】 ブレンド物の一方の成分が包材面に対し
    てヒートシール性を示す樹脂成分であり、ブレンド物の
    他方の成分が被ヒートシール材料に対してヒートシール
    性を示す樹脂成分であることを特徴とする請求項2記載
    の施用方法。
  5. 【請求項5】 ヒートシール性樹脂層が包材面及び被ヒ
    ートシール材料の少なくとも一方を構成する樹脂と共通
    な単量体成分を含有する共重合体からなる請求項1記載
    の施用方法。
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KR101104401B1 (ko) * 2011-06-03 2012-01-16 오필제 보존성의 향상을 위한 합성수지재 용기의 진공포장 및 실링장치

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US6428864B1 (en) 2000-08-23 2002-08-06 Toyo Glass Company, Limited Glass bottle for high-frequency heat sealing
KR101104401B1 (ko) * 2011-06-03 2012-01-16 오필제 보존성의 향상을 위한 합성수지재 용기의 진공포장 및 실링장치

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