JPH0517920B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0517920B2 JPH0517920B2 JP59273919A JP27391984A JPH0517920B2 JP H0517920 B2 JPH0517920 B2 JP H0517920B2 JP 59273919 A JP59273919 A JP 59273919A JP 27391984 A JP27391984 A JP 27391984A JP H0517920 B2 JPH0517920 B2 JP H0517920B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phosphate
- fluoro
- stirring
- dissolved
- room temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
Landscapes
- Saccharide Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、一般式〔〕
〔式中、m個のAは同一もしくは異なつて、酸素
原子またはイミノ基を;m個のR1は同一もしく
は異なつて、Aが酸素原子の場合はC1〜30脂肪族
炭化水素基または式
原子またはイミノ基を;m個のR1は同一もしく
は異なつて、Aが酸素原子の場合はC1〜30脂肪族
炭化水素基または式
従来、5−フルオロ−2′−デオキシ−β−ウリ
ジン(通称FudR)は、試験管内(in vitro)に
おいて5−フルオロウラシル(通称5−Fu)よ
り殺細胞性が強いことが知られている〔C.
Heidelberger et al.;Cancer Res.、28、2529〜
2538(1968)〕。またFudRは細胞内において5−
フルオロ−2′−デオキシウリジン−5′−モノホス
フエート(通称FduMP)となり、これがチミジ
ル酸合成酵素を阻害し、その結果DNA合成を阻
害することによつて、制癌作用を発揮すると言わ
れている〔C.Heidelberger et al.;Mol.
Pharmcol.、1、14〜30(1965)〕。 しかし、臨床的には、FudRは5−Fuと同程度
の有効性しか得られず、その上毒性も強く現在米
国において動脈注射剤としてのみ使用されている
にすぎない〔PHYSICIANS′DESK
REFERENCE32 edition、1387(1978)〕。 〔発明が解決しようとする問題点〕 FudRには生体内(in vivo)で、排泄が速く、
持続性がないうえ、ヌクレオシドホスホリラーゼ
によつて容易に分解され、5−Fuを経てα−フ
ルオロ−β−アラニンとして代謝されてしまい
〔C.Heidelberger;Cancer Res.、30、1549〜
1569(1970)〕、チミジル酸合成酵素阻害作用を有
する時間依存性の代謝拮抗剤としての性質が十分
に発揮されなくなるという欠点がある。また、
FduMPはFudRの活性体であるが、それ自体で
は細胞内にとりこまれず、いつたん細胞外で
FudRとなつた後、細胞内に入り再び活性体
FduMPに変わり抗腫瘍活性を示す〔R.N.
Hunston et al.;J.Med.Chem.、27、440(1984)〕
ことから、FduMPについてもFudRと同様の欠
点があつた。 〔問題点を解決するための手段〕 このような状況下にあつて、本発明者らは生体
内で分解がおさえられ、抗腫瘍活性が強く、しか
も低毒性であるFudR誘導体を見出すべく鋭意研
究した結果、FudRの5′−位に
ジン(通称FudR)は、試験管内(in vitro)に
おいて5−フルオロウラシル(通称5−Fu)よ
り殺細胞性が強いことが知られている〔C.
Heidelberger et al.;Cancer Res.、28、2529〜
2538(1968)〕。またFudRは細胞内において5−
フルオロ−2′−デオキシウリジン−5′−モノホス
フエート(通称FduMP)となり、これがチミジ
ル酸合成酵素を阻害し、その結果DNA合成を阻
害することによつて、制癌作用を発揮すると言わ
れている〔C.Heidelberger et al.;Mol.
Pharmcol.、1、14〜30(1965)〕。 しかし、臨床的には、FudRは5−Fuと同程度
の有効性しか得られず、その上毒性も強く現在米
国において動脈注射剤としてのみ使用されている
にすぎない〔PHYSICIANS′DESK
REFERENCE32 edition、1387(1978)〕。 〔発明が解決しようとする問題点〕 FudRには生体内(in vivo)で、排泄が速く、
持続性がないうえ、ヌクレオシドホスホリラーゼ
によつて容易に分解され、5−Fuを経てα−フ
ルオロ−β−アラニンとして代謝されてしまい
〔C.Heidelberger;Cancer Res.、30、1549〜
1569(1970)〕、チミジル酸合成酵素阻害作用を有
する時間依存性の代謝拮抗剤としての性質が十分
に発揮されなくなるという欠点がある。また、
FduMPはFudRの活性体であるが、それ自体で
は細胞内にとりこまれず、いつたん細胞外で
FudRとなつた後、細胞内に入り再び活性体
FduMPに変わり抗腫瘍活性を示す〔R.N.
Hunston et al.;J.Med.Chem.、27、440(1984)〕
ことから、FduMPについてもFudRと同様の欠
点があつた。 〔問題点を解決するための手段〕 このような状況下にあつて、本発明者らは生体
内で分解がおさえられ、抗腫瘍活性が強く、しか
も低毒性であるFudR誘導体を見出すべく鋭意研
究した結果、FudRの5′−位に
つぎに、本発明の代表的化合物の薬理作用につ
いて述べる。 1 抗腫瘍効果 一群8匹のddY系マウス(雄、5週令、体重
約25g)を用いEhrlich Carcinoma細胞5×
106個を鼠蹊部皮下に移植した。生理食塩水に
溶解または懸濁させた被検化合物を移植後1日
目から1日1回6日間腹腔内に連続投与した。
対照化合物としてFudRを用い、対照群には生
理食塩水のみを投与した。移植後12日目に腫瘍
の重量を測定し、生理食塩水のみを投与した対
照群の腫瘍重量に対する比率(T/C:%)で
抗腫瘍活性を示した。 その結果を表−1に示す。
いて述べる。 1 抗腫瘍効果 一群8匹のddY系マウス(雄、5週令、体重
約25g)を用いEhrlich Carcinoma細胞5×
106個を鼠蹊部皮下に移植した。生理食塩水に
溶解または懸濁させた被検化合物を移植後1日
目から1日1回6日間腹腔内に連続投与した。
対照化合物としてFudRを用い、対照群には生
理食塩水のみを投与した。移植後12日目に腫瘍
の重量を測定し、生理食塩水のみを投与した対
照群の腫瘍重量に対する比率(T/C:%)で
抗腫瘍活性を示した。 その結果を表−1に示す。
【表】
【表】
【表】
2 マウス急性毒性試験
一群5匹のddY系マウス(雄、5週令)に、
生理食塩水に溶解または懸濁させた被検化合物
をれぞれ腹腔内に1回投与した。投与後14日目
にマウスの生死を判定し、LD50値を算出した。 その結果を表−2に示す。
生理食塩水に溶解または懸濁させた被検化合物
をれぞれ腹腔内に1回投与した。投与後14日目
にマウスの生死を判定し、LD50値を算出した。 その結果を表−2に示す。
つぎに、参考例および実施例を挙げて本発明を
説明するが、本発明はこれに限定されるものでは
ない。 参考例 1 (1) ジフエニル(2−パルミトイルアミノエチ
ル)ホスフエート N−パルミトイルエタノールアミン2.99gを
無水ピリジン30mlに溶解させ、これに室温で撹
拌しながら、ジフエニルホスホリルクロリド
2.95gを10分を要して滴下する。滴下終了後、
さらに室温で2時間撹拌下に反応させる。つい
で、減圧下に反応液を濃縮し、得られた残留物
をクロロホルム100mlに溶解させ、これを冷1N
塩酸20ml、水20ml、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液20mlおよび水20mlで順次洗浄する。無水硫
酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下に溶媒を留
去した後、得られた残留物をカラムクロマトグ
ラフイー(和光シリカゲルC−200、展開溶
媒;クロロホルム)で精製すれば、白色ワツク
ス状のジフエニル(2−パルミトイルアミノエ
チル)ホスフエート2.39g(収率45%)を得
る。 IR(KBr)cm-1:3310、2920、2850、1650、
1585、1540、1480、1460、1280、1220、
1190、1160、1045、1020、1005、955、770、
685 上記と同様にして表−3の化合物を得る。
説明するが、本発明はこれに限定されるものでは
ない。 参考例 1 (1) ジフエニル(2−パルミトイルアミノエチ
ル)ホスフエート N−パルミトイルエタノールアミン2.99gを
無水ピリジン30mlに溶解させ、これに室温で撹
拌しながら、ジフエニルホスホリルクロリド
2.95gを10分を要して滴下する。滴下終了後、
さらに室温で2時間撹拌下に反応させる。つい
で、減圧下に反応液を濃縮し、得られた残留物
をクロロホルム100mlに溶解させ、これを冷1N
塩酸20ml、水20ml、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液20mlおよび水20mlで順次洗浄する。無水硫
酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下に溶媒を留
去した後、得られた残留物をカラムクロマトグ
ラフイー(和光シリカゲルC−200、展開溶
媒;クロロホルム)で精製すれば、白色ワツク
ス状のジフエニル(2−パルミトイルアミノエ
チル)ホスフエート2.39g(収率45%)を得
る。 IR(KBr)cm-1:3310、2920、2850、1650、
1585、1540、1480、1460、1280、1220、
1190、1160、1045、1020、1005、955、770、
685 上記と同様にして表−3の化合物を得る。
【表】
【表】
(2) 2−パルミトイルアミノエチルホスフエート
(1)で得られたジフエニル(2−パルミトイルア
ミノエチル)ホスフエート2.13gをエタノール
50mlに溶解させ、酸化白金0.64gを加える。つ
いで、室温、常圧で接触還元を行う。還元終了
後、触媒を去し、減圧下に溶媒を留去した
後、得られた残留物をカラムクロマトグラフイ
ー(和光シリカゲルC−200、展開溶媒;クロ
ロホルム:メタノール=30:1〜10:1)で精
製すれば、白色無定形状の2−パルミトイルア
ミノエチルホスフエート0.94g(収率62%)を
得る。 融点;91〜95℃ IR(KBr)cm-1;3320、2920、2850、1640、
1545、1485、1460、1365、1205、1120、
1085、1065、1020、980 NMR(CDCl3:CD2OD=2:1)δ値;0.89
(t、3H、J=5Hz)、1.05〜1.80(m、
26H)、2.19(t、2H、J=5Hz)、3.29〜
3.60(m、2H)、3.77〜4.18(m、2H) 上記と同様にして表−4の化合物を得る。
ミノエチル)ホスフエート2.13gをエタノール
50mlに溶解させ、酸化白金0.64gを加える。つ
いで、室温、常圧で接触還元を行う。還元終了
後、触媒を去し、減圧下に溶媒を留去した
後、得られた残留物をカラムクロマトグラフイ
ー(和光シリカゲルC−200、展開溶媒;クロ
ロホルム:メタノール=30:1〜10:1)で精
製すれば、白色無定形状の2−パルミトイルア
ミノエチルホスフエート0.94g(収率62%)を
得る。 融点;91〜95℃ IR(KBr)cm-1;3320、2920、2850、1640、
1545、1485、1460、1365、1205、1120、
1085、1065、1020、980 NMR(CDCl3:CD2OD=2:1)δ値;0.89
(t、3H、J=5Hz)、1.05〜1.80(m、
26H)、2.19(t、2H、J=5Hz)、3.29〜
3.60(m、2H)、3.77〜4.18(m、2H) 上記と同様にして表−4の化合物を得る。
【表】
参考例 2
(1) トリクロロエチル−(3−オレオイルアミノ
プロピル)ホスフエート トリエチルアミン4.04gを無水テトラヒドロ
フラン40mlに溶解させ、これに氷冷下で撹拌し
ながら、トリクロロエチルジクロロホスフエー
ト10.64gを2分を要して滴下する。ついで、
氷冷下で撹拌しながら、N−オレオイルプロパ
ノールアミン13.58gを無水テトラヒドロフラ
ン80mlに溶解させた溶液を10分を要して滴下す
る。滴下終了後、さらに室温で2時間撹拌下に
反応させた後、減圧下に反応液を濃縮し、得ら
れた残留物をクロロホルム120mlに溶解させ、
これに氷冷下でトリエチルアミン20mlおよび水
40mlを加えた後、同温度で1時間撹拌下に反応
させる。さらに室温で1時間撹拌下に反応させ
た後、希塩酸でPH1.0に調整する。ついで、こ
れにメタノール120mlを加え、有機層を分取し、
減圧下に溶媒を留去した後、得られた残留物を
カラムクロマトグラフイー(和光シリカゲルC
−200、展開溶媒;クロロホルム:メタノール
=50:1〜20:1)で精製すれば、白色ワツク
ス状のトリクロロエチル−(3−オレオイルア
ミノプロピル)ホスフエート14.3g(収率73
%)を得る。 IR(ニート)cm-1;3280、2920、2850、1640、
1545、1460、1260、1220、1110、1030、965、
880 同様にしてつぎの化合物を得る。 ワツクス状 IR(ニート)cm-1;3320、2920、2850、1710、
1540、1460、1250、1120、1090、1040、965、
870 (2) 3−オレオイルアミノプロピルホスフエート (1)で得られたトリクロロエチル−(3−オレ
オイルアミノプロピル)ホスフエート11.0gを
80%酢酸水溶液60mlに溶解させ、室温で亜鉛末
5gを加え、1時間撹拌する。ついで、不溶物
を取し、80%酢酸水溶液10mlで洗浄した後、
得られた過ケーキをクロロホルム100mlに懸
濁させ、氷冷下で撹拌しながら、3N−塩酸50
mlを1分を要して滴下する。さらに、同温度で
10分間撹拌した後、不溶物を去する。得られ
た液にメタノール100mlを加え、有機層を分
取し、水30mlで洗浄する。減圧下に溶媒を留去
し、得られた残留物をカラムクロマトグラフイ
ー(和光シリカゲルC−200、展開溶媒;クロ
ロホルム:メタノール=20:1〜5:1)で精
製すれば、白色ワツクス状の3−オレオイルア
ミノプロピルホスフエート4.0g(収率48%)
を得る。 IR(ニート)cm-1;3280、2920、2850、1640、
1550、1460、1240、1170、1050、1010 NMR(CDCl3:CD2OD=2:1)δ値;0.89
(t、3H、J=5Hz)、1.05〜2.50(m、
30H)、3.10〜3.58(m、2H)、3.80〜4.35(m、
2H)、5.20〜5.55(m、2H) 同様にしてつぎの化合物を得る。 融点;56〜59℃ IR(KBr)cm-1;3310、2920、2840、1680、
1540、1460、1275、1240、1150、1090、
1040、1000、960、790、710 NMR(CDCl3:CD2OD=2:1)δ値;0.89
(t、3H、J=5Hz)、1.05〜1.70(m、
24H)、1.70〜2.25(m、4H)、2.82〜3.35(m、
2H)、3.80〜4.50(m、4H)、5.18〜5.50(m、
2H) 実施例 1 5−フルオロ−2′−デオキシ−β−ウリジン−
5′−(2,3−ジ−O−オクタデシルグリセリ
ル)ホスフエート オキシ塩化リン0.67gおよび2,6−ルチジン
0.47gを無水テトラヒドロフラン10mlに溶解さ
せ、これに氷冷下で撹拌しながら、dl−1,2−
ジ−O−オクタデシルグリセリン2.63gを無水テ
トラヒドロフラン10mlに溶解させた溶液を10分を
要して滴下する。滴下終了後、さらに室温で2時
間撹拌下に反応させる。ついで、この反応液に5
−フルオロ−2′−デオキシ−β−ウリジン0.98g
および2,6−ルチジン0.47gを加え、室温で一
夜反応させた後、減圧下に反応液を濃縮する。得
られた残留物をクロロホルム20mlに溶解させ、こ
れに水10mlおよびトリエチルアミン2.67gを加
え、氷冷下で1時間撹拌下に反応させる。さら
に、反応液を室温で1時間撹拌下に反応させた
後、希塩酸でPH1.0に調整する。ついで、これに
メタノール20mlを加え、有機層を分取し、減圧下
に溶媒を留去した後、得られた残留物をカラムク
ロマトグラフイー(和光シリカゲルC−200、展
開溶媒;クロロホルム:メタノール=50:1〜
10:1)で精製すれば、白色無定形状の5−フル
オロ−2′−デオキシ−β−ウリジン−5′−(2,
3−ジ−O−オクタデシルグリセリル)ホスフエ
ート1.16g(収率32%)を得る。 融点;159〜162℃ IR(KBr)cm-1;3420、2920、2850、1720、
1705、1670、1460、1250、1110、1060、1020 NMR(CDCl3:CD3OD=2:1)δ値;0.89
(t、6H、J=5Hz)、1.02〜1.85(m、64H)、
2.20〜2.58(m、2H)、3.20〜4.45(m、13H)、
6.05〜6.38(m、1H)、7.85(d、1H、J=6
Hz) 実施例 2 実施例1と同様にして表−5の化合物を得る。
プロピル)ホスフエート トリエチルアミン4.04gを無水テトラヒドロ
フラン40mlに溶解させ、これに氷冷下で撹拌し
ながら、トリクロロエチルジクロロホスフエー
ト10.64gを2分を要して滴下する。ついで、
氷冷下で撹拌しながら、N−オレオイルプロパ
ノールアミン13.58gを無水テトラヒドロフラ
ン80mlに溶解させた溶液を10分を要して滴下す
る。滴下終了後、さらに室温で2時間撹拌下に
反応させた後、減圧下に反応液を濃縮し、得ら
れた残留物をクロロホルム120mlに溶解させ、
これに氷冷下でトリエチルアミン20mlおよび水
40mlを加えた後、同温度で1時間撹拌下に反応
させる。さらに室温で1時間撹拌下に反応させ
た後、希塩酸でPH1.0に調整する。ついで、こ
れにメタノール120mlを加え、有機層を分取し、
減圧下に溶媒を留去した後、得られた残留物を
カラムクロマトグラフイー(和光シリカゲルC
−200、展開溶媒;クロロホルム:メタノール
=50:1〜20:1)で精製すれば、白色ワツク
ス状のトリクロロエチル−(3−オレオイルア
ミノプロピル)ホスフエート14.3g(収率73
%)を得る。 IR(ニート)cm-1;3280、2920、2850、1640、
1545、1460、1260、1220、1110、1030、965、
880 同様にしてつぎの化合物を得る。 ワツクス状 IR(ニート)cm-1;3320、2920、2850、1710、
1540、1460、1250、1120、1090、1040、965、
870 (2) 3−オレオイルアミノプロピルホスフエート (1)で得られたトリクロロエチル−(3−オレ
オイルアミノプロピル)ホスフエート11.0gを
80%酢酸水溶液60mlに溶解させ、室温で亜鉛末
5gを加え、1時間撹拌する。ついで、不溶物
を取し、80%酢酸水溶液10mlで洗浄した後、
得られた過ケーキをクロロホルム100mlに懸
濁させ、氷冷下で撹拌しながら、3N−塩酸50
mlを1分を要して滴下する。さらに、同温度で
10分間撹拌した後、不溶物を去する。得られ
た液にメタノール100mlを加え、有機層を分
取し、水30mlで洗浄する。減圧下に溶媒を留去
し、得られた残留物をカラムクロマトグラフイ
ー(和光シリカゲルC−200、展開溶媒;クロ
ロホルム:メタノール=20:1〜5:1)で精
製すれば、白色ワツクス状の3−オレオイルア
ミノプロピルホスフエート4.0g(収率48%)
を得る。 IR(ニート)cm-1;3280、2920、2850、1640、
1550、1460、1240、1170、1050、1010 NMR(CDCl3:CD2OD=2:1)δ値;0.89
(t、3H、J=5Hz)、1.05〜2.50(m、
30H)、3.10〜3.58(m、2H)、3.80〜4.35(m、
2H)、5.20〜5.55(m、2H) 同様にしてつぎの化合物を得る。 融点;56〜59℃ IR(KBr)cm-1;3310、2920、2840、1680、
1540、1460、1275、1240、1150、1090、
1040、1000、960、790、710 NMR(CDCl3:CD2OD=2:1)δ値;0.89
(t、3H、J=5Hz)、1.05〜1.70(m、
24H)、1.70〜2.25(m、4H)、2.82〜3.35(m、
2H)、3.80〜4.50(m、4H)、5.18〜5.50(m、
2H) 実施例 1 5−フルオロ−2′−デオキシ−β−ウリジン−
5′−(2,3−ジ−O−オクタデシルグリセリ
ル)ホスフエート オキシ塩化リン0.67gおよび2,6−ルチジン
0.47gを無水テトラヒドロフラン10mlに溶解さ
せ、これに氷冷下で撹拌しながら、dl−1,2−
ジ−O−オクタデシルグリセリン2.63gを無水テ
トラヒドロフラン10mlに溶解させた溶液を10分を
要して滴下する。滴下終了後、さらに室温で2時
間撹拌下に反応させる。ついで、この反応液に5
−フルオロ−2′−デオキシ−β−ウリジン0.98g
および2,6−ルチジン0.47gを加え、室温で一
夜反応させた後、減圧下に反応液を濃縮する。得
られた残留物をクロロホルム20mlに溶解させ、こ
れに水10mlおよびトリエチルアミン2.67gを加
え、氷冷下で1時間撹拌下に反応させる。さら
に、反応液を室温で1時間撹拌下に反応させた
後、希塩酸でPH1.0に調整する。ついで、これに
メタノール20mlを加え、有機層を分取し、減圧下
に溶媒を留去した後、得られた残留物をカラムク
ロマトグラフイー(和光シリカゲルC−200、展
開溶媒;クロロホルム:メタノール=50:1〜
10:1)で精製すれば、白色無定形状の5−フル
オロ−2′−デオキシ−β−ウリジン−5′−(2,
3−ジ−O−オクタデシルグリセリル)ホスフエ
ート1.16g(収率32%)を得る。 融点;159〜162℃ IR(KBr)cm-1;3420、2920、2850、1720、
1705、1670、1460、1250、1110、1060、1020 NMR(CDCl3:CD3OD=2:1)δ値;0.89
(t、6H、J=5Hz)、1.02〜1.85(m、64H)、
2.20〜2.58(m、2H)、3.20〜4.45(m、13H)、
6.05〜6.38(m、1H)、7.85(d、1H、J=6
Hz) 実施例 2 実施例1と同様にして表−5の化合物を得る。
【表】
【表】
実施例 3
5−フルオロ−2′−デオキシ−β−ウリジン−
5′−(2−パルミトイルアミノエチル)ホスフ
エート 2−パルミトイルアミノエチルホスフエート
1.52gを無水ピリジン8mlに溶解させ、これに氷
冷下で撹拌しながら、2,4,6−トリイソプロ
ピルベンゼンスルホニルクロリド2.42gを加え、
室温で2時間撹拌下に反応させる。ついで、この
反応液に5−フルオロ−3′−O−アセチル−2′−
デオキシ−β−ウリジン1.15gを加え、室温で一
夜反応させた後、減圧下に反応液を濃縮する。得
られた残留物をメタノール20mlに溶解させ、濃ア
ンモニア水5mlを加えて、室温で一夜撹拌する。
ついで、減圧下に反応混合物を濃縮し、得られた
残留物をクロロホルム20mlおよびメタノール20ml
の混合溶媒に溶解させる。 これを冷1N塩酸10mlおよび水10mlで順次洗浄
した後、減圧下に溶媒を留去する。得られた残留
物をカラムクロマトグラフイー(和光シリカゲル
C−200、展開溶媒;クロロホルム:メタノール
=50:1〜10:1)で精製すれば、白色無定形状
の5−フルオロ−2′−デオキシ−β−ウリジン−
5′−(2−パルミトイルアミノエチル)ホスフエ
ート0.36g(収率14%)を得る。 融点;193〜195℃(分解) IR(KBr)cm-1;3400、2920、2850、1720、
1700、1650、1540、1460、1265、1230、1080、
1050 NMR(CDCl3:CD3OD=2:1)δ値;0.89
(t、3H、J=5Hz)、1.05〜1.90(m、26H)、
2.00〜2.50(m、4H)、3.28〜3.62(m、2H)、
3.73〜4.60(m、6H)、6.02〜6.40(m、1H)、
8.00(d、1H、J=6Hz) 実施例 4 実施例3と同様にして表−6の化合物を得る。
5′−(2−パルミトイルアミノエチル)ホスフ
エート 2−パルミトイルアミノエチルホスフエート
1.52gを無水ピリジン8mlに溶解させ、これに氷
冷下で撹拌しながら、2,4,6−トリイソプロ
ピルベンゼンスルホニルクロリド2.42gを加え、
室温で2時間撹拌下に反応させる。ついで、この
反応液に5−フルオロ−3′−O−アセチル−2′−
デオキシ−β−ウリジン1.15gを加え、室温で一
夜反応させた後、減圧下に反応液を濃縮する。得
られた残留物をメタノール20mlに溶解させ、濃ア
ンモニア水5mlを加えて、室温で一夜撹拌する。
ついで、減圧下に反応混合物を濃縮し、得られた
残留物をクロロホルム20mlおよびメタノール20ml
の混合溶媒に溶解させる。 これを冷1N塩酸10mlおよび水10mlで順次洗浄
した後、減圧下に溶媒を留去する。得られた残留
物をカラムクロマトグラフイー(和光シリカゲル
C−200、展開溶媒;クロロホルム:メタノール
=50:1〜10:1)で精製すれば、白色無定形状
の5−フルオロ−2′−デオキシ−β−ウリジン−
5′−(2−パルミトイルアミノエチル)ホスフエ
ート0.36g(収率14%)を得る。 融点;193〜195℃(分解) IR(KBr)cm-1;3400、2920、2850、1720、
1700、1650、1540、1460、1265、1230、1080、
1050 NMR(CDCl3:CD3OD=2:1)δ値;0.89
(t、3H、J=5Hz)、1.05〜1.90(m、26H)、
2.00〜2.50(m、4H)、3.28〜3.62(m、2H)、
3.73〜4.60(m、6H)、6.02〜6.40(m、1H)、
8.00(d、1H、J=6Hz) 実施例 4 実施例3と同様にして表−6の化合物を得る。
【表】
【表】
【表】
実施例 5
5−フルオロ−2′−デオキシ−3′−O−パルミ
トイル−β−ウリジン−5′−(2−O−オクタ
デシルエチレングリコリル)ホスフエート 2−o−オクタデシルエチレングリコリルホス
フエート1.58gを無水ピリジン8mlに溶解させ、
これに氷冷下で撹拌しながら、2,4,6−トリ
イソプロピルベンゼンスルホニルクロリド2.42g
を加え、室温で2時間撹拌下に反応させる。つい
で、この反応液に5−フルオロ−2′−デオキシ−
3′−o−パルミトイル−β−ウリジン1.94gを加
え、室温で一夜反応させた後、減圧下に反応液を
濃縮する。得られた残留物をクロロホルム20mlお
よびメタノール20mlの混合溶液に溶解させ、これ
を冷1N塩酸10mlおよび水10mlで順次洗浄した後、
減圧下に溶媒を留去する。 得られた残留物をカラムクロマトグラフイー
(和光シリカゲルC−200、展開溶媒;クロロホル
ム:メタノール=100:1〜50:1)で精製すれ
ば、白色無定形状の5−フルオロ−2′−デオキシ
−3′−o−パルミトイル−β−ウリジン−5′−
(2−o−オクタデシルエチレングリコリル)ホ
スフエート1.55g(収率45%)を得る。 融点;177〜180℃ IR(KBr)cm-1;3450、2920、2850、1720、
1680、1460、1260、1240、1220、1160、1110、
1060、995、950 NMR(CDCl3:CD3OD=2:1)δ値;0.89
(t、3H、J=5Hz)、1.05〜1.90(m、58H)、
2.15〜2.65(m、4H)、3.30〜4.50(m、9H)、
5.25〜5.53(m、1H)、6.12〜6.48(m、1H)、
8.08(d、1H、J=6Hz) 実施例 6 ナトリウム=5−フルオロ−2′−デオキシ−β
−ウリジン−5′−(2−o−ヘキサデシルエチ
レングリコリル)ホスフエート 実施例2で得られた5−フルオロ−2′−デオキ
シ−β−ウリジン−5′−(2−o−ヘキサデシル
エチレングリコリル))ホスフエート0.57gを蒸
留水20mlに懸濁させ、炭酸水素ナトリウム0.084
gを加えて、撹拌下室温で溶解させる。ついで、
得られた溶液を凍結乾燥すれば、白色無定形状の
ナトリウム=5−フルオロ−2′−デオキシ−β−
ウリジン−5′−(2−O−ヘキサデシルエチレン
グリコリル)ホスフエート0.59g(収率99.5%)
を得る。 融点;203〜207℃(分解) IR(KBr)cm-1;3420、2920、2850、1705、
1660、1520、1460、1350、1260、1230、1100、
1080、1060、960
トイル−β−ウリジン−5′−(2−O−オクタ
デシルエチレングリコリル)ホスフエート 2−o−オクタデシルエチレングリコリルホス
フエート1.58gを無水ピリジン8mlに溶解させ、
これに氷冷下で撹拌しながら、2,4,6−トリ
イソプロピルベンゼンスルホニルクロリド2.42g
を加え、室温で2時間撹拌下に反応させる。つい
で、この反応液に5−フルオロ−2′−デオキシ−
3′−o−パルミトイル−β−ウリジン1.94gを加
え、室温で一夜反応させた後、減圧下に反応液を
濃縮する。得られた残留物をクロロホルム20mlお
よびメタノール20mlの混合溶液に溶解させ、これ
を冷1N塩酸10mlおよび水10mlで順次洗浄した後、
減圧下に溶媒を留去する。 得られた残留物をカラムクロマトグラフイー
(和光シリカゲルC−200、展開溶媒;クロロホル
ム:メタノール=100:1〜50:1)で精製すれ
ば、白色無定形状の5−フルオロ−2′−デオキシ
−3′−o−パルミトイル−β−ウリジン−5′−
(2−o−オクタデシルエチレングリコリル)ホ
スフエート1.55g(収率45%)を得る。 融点;177〜180℃ IR(KBr)cm-1;3450、2920、2850、1720、
1680、1460、1260、1240、1220、1160、1110、
1060、995、950 NMR(CDCl3:CD3OD=2:1)δ値;0.89
(t、3H、J=5Hz)、1.05〜1.90(m、58H)、
2.15〜2.65(m、4H)、3.30〜4.50(m、9H)、
5.25〜5.53(m、1H)、6.12〜6.48(m、1H)、
8.08(d、1H、J=6Hz) 実施例 6 ナトリウム=5−フルオロ−2′−デオキシ−β
−ウリジン−5′−(2−o−ヘキサデシルエチ
レングリコリル)ホスフエート 実施例2で得られた5−フルオロ−2′−デオキ
シ−β−ウリジン−5′−(2−o−ヘキサデシル
エチレングリコリル))ホスフエート0.57gを蒸
留水20mlに懸濁させ、炭酸水素ナトリウム0.084
gを加えて、撹拌下室温で溶解させる。ついで、
得られた溶液を凍結乾燥すれば、白色無定形状の
ナトリウム=5−フルオロ−2′−デオキシ−β−
ウリジン−5′−(2−O−ヘキサデシルエチレン
グリコリル)ホスフエート0.59g(収率99.5%)
を得る。 融点;203〜207℃(分解) IR(KBr)cm-1;3420、2920、2850、1705、
1660、1520、1460、1350、1260、1230、1100、
1080、1060、960
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中、m個のAは同一もしくは異なつて、酸素
原子またはイミノ基を;m個のR1は同一もしく
は異なつて、Aが酸素原子の場合はC1〜30脂肪族
炭化水素基または式【式】(式中、R4は C1〜30脂肪族炭化水素基を示す。)で示される基
を、Aがイミノ基の場合はC1〜30脂肪族カルボン
酸残基を;R2は水素原子またはヒドロキシル保
護基を;R3は水素原子、ヒドロキシル保護基ま
たはC1〜30脂肪族カルボン酸残基を;mおよびn
は同一もしくは異なつて、1または2を示す。〕 で表わされる5−フルオロ−2′−デオキシウリジ
ン−5′−ホスフエート誘導体およびその塩。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59273919A JPS61152694A (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 | 新規な5−フルオロ−2′−デオキシウリジン−5′−ホスフエ−ト誘導体およびその塩 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59273919A JPS61152694A (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 | 新規な5−フルオロ−2′−デオキシウリジン−5′−ホスフエ−ト誘導体およびその塩 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61152694A JPS61152694A (ja) | 1986-07-11 |
| JPH0517920B2 true JPH0517920B2 (ja) | 1993-03-10 |
Family
ID=17534395
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59273919A Granted JPS61152694A (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 | 新規な5−フルオロ−2′−デオキシウリジン−5′−ホスフエ−ト誘導体およびその塩 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61152694A (ja) |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3778626D1 (de) * | 1986-09-27 | 1992-06-04 | Toyo Jozo Kk | Nukleosid-phospholipid-konjugat. |
| AU610344B2 (en) * | 1988-02-29 | 1991-05-16 | Taiho Pharmaceutical Co., Ltd. | 2'-deoxy-5-fluorouridine derivatives |
| US7517858B1 (en) * | 1995-06-07 | 2009-04-14 | The Regents Of The University Of California | Prodrugs of pharmaceuticals with improved bioavailability |
| IL131887A0 (en) * | 1999-09-14 | 2001-03-19 | Dpharm Ltd | Phospholipid prodrugs of anti-proliferative drugs |
| NZ533094A (en) * | 2001-11-21 | 2006-01-27 | Heidelberg Pharma Gmbh | Phospholipid derivatives of nucleosides as antitumoral medicaments |
| ES2600792T3 (es) | 2006-05-03 | 2017-02-10 | Chimerix, Inc. | Alcoxialquilésteres metabólicamente estables de fosfonatos, fosfonatos nucleosídicos y fosfatos nucleosídicos antivirales o antiproliferativos |
| EP2254582B1 (en) | 2008-01-25 | 2016-01-20 | Chimerix, Inc. | Methods of treating viral infections |
| US9006218B2 (en) | 2010-02-12 | 2015-04-14 | Chimerix Inc. | Nucleoside phosphonate salts |
| US9278135B2 (en) | 2010-04-26 | 2016-03-08 | Chimerix Inc. | Methods of treating retroviral infections and related dosage regimes |
-
1984
- 1984-12-27 JP JP59273919A patent/JPS61152694A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61152694A (ja) | 1986-07-11 |
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