JPH0518384A - 縦形密閉圧縮機 - Google Patents
縦形密閉圧縮機Info
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- JPH0518384A JPH0518384A JP17127691A JP17127691A JPH0518384A JP H0518384 A JPH0518384 A JP H0518384A JP 17127691 A JP17127691 A JP 17127691A JP 17127691 A JP17127691 A JP 17127691A JP H0518384 A JPH0518384 A JP H0518384A
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- Japan
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- crankshaft
- inner ring
- thrust
- bearing
- ball
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C21/00—Component parts, details or accessories not provided for in groups F01C1/00 - F01C20/00
- F01C21/02—Arrangements of bearings
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】簡易な構造で、騒音や振動の発生を防止しなが
ら、クランク軸3の上下に作用するスラスト荷重を良好
に受け止める。 【構成】上部主軸受61の直下に、ボール7aとこれを
受け入れる円弧状の凹入部をもつ内輪7b及び外輪7c
を備えたスラスト玉軸受7を配置して、内輪7bをクラ
ンク軸3の半径方向に非接触状態として介装し、かつ、
段部31とC形止め輪8の間で軸方向に係止させ、クラ
ンク軸3が上下何れに変位しても、内輪7bと外輪7c
の間にボール7aを突っ張らせて、この上下のスラスト
荷重を受け止め、ボール7aと内輪7bとの間及びボー
ル7aと外輪7cとの間の遊びを排除し、かつ、内輪7
aにラジアル荷重を作用させずに、ボール7aと内輪7
b又は外輪7cとの間の各接触点の位置を不変とし、ボ
ール7aの挙動を安定させた。
ら、クランク軸3の上下に作用するスラスト荷重を良好
に受け止める。 【構成】上部主軸受61の直下に、ボール7aとこれを
受け入れる円弧状の凹入部をもつ内輪7b及び外輪7c
を備えたスラスト玉軸受7を配置して、内輪7bをクラ
ンク軸3の半径方向に非接触状態として介装し、かつ、
段部31とC形止め輪8の間で軸方向に係止させ、クラ
ンク軸3が上下何れに変位しても、内輪7bと外輪7c
の間にボール7aを突っ張らせて、この上下のスラスト
荷重を受け止め、ボール7aと内輪7bとの間及びボー
ル7aと外輪7cとの間の遊びを排除し、かつ、内輪7
aにラジアル荷重を作用させずに、ボール7aと内輪7
b又は外輪7cとの間の各接触点の位置を不変とし、ボ
ール7aの挙動を安定させた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、密閉ケーシングの上下
方向一側にスクロールタイプ等の圧縮要素を他側にこれ
を駆動するモータを各々内装した縦形密閉圧縮機におけ
るクランク軸のスラスト支持構造の改良に関する。
方向一側にスクロールタイプ等の圧縮要素を他側にこれ
を駆動するモータを各々内装した縦形密閉圧縮機におけ
るクランク軸のスラスト支持構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特公平1−38199号公報に開
示され、且つ図5に示すように、密閉ケーシングの内部
上方に固定スクロールFと可動スクロールOをもつ圧縮
要素Cを配設し、この圧縮要素Cを下方に配置するモー
タから延びるクランク軸Dで駆動するようにしており、
前記クランク軸DとハウジングHとの間に、ころがり軸
受Rとすべり軸受Eを組合わせた主軸受Mを介装し、前
記クランク軸Dの半径方向に作用するラジアル荷重を受
け止めると共に、前記クランク軸Dの軸端部と可動スク
ロールOのボス穴Wとの間に、前記クランク軸Dの上動
時に上向きに作用するスラスト荷重を受ける一対の皿形
リングJ,K及びボールBをもつスラスト玉軸受Sを介
装し、且つ前記ころがり軸受Rの内輪Tの下面に、前記
クランク軸Dの下向きに作用するスラスト荷重を受ける
プレート状のスラストすべり軸受Pを介装し、前記クラ
ンク軸Dが上下何れの方向に変位してもその上下のスラ
スト荷重を受け止めることができるようにしている。
尚、Vはクランク軸Dと可動スクロールOとの間のピン
部軸受である。
示され、且つ図5に示すように、密閉ケーシングの内部
上方に固定スクロールFと可動スクロールOをもつ圧縮
要素Cを配設し、この圧縮要素Cを下方に配置するモー
タから延びるクランク軸Dで駆動するようにしており、
前記クランク軸DとハウジングHとの間に、ころがり軸
受Rとすべり軸受Eを組合わせた主軸受Mを介装し、前
記クランク軸Dの半径方向に作用するラジアル荷重を受
け止めると共に、前記クランク軸Dの軸端部と可動スク
ロールOのボス穴Wとの間に、前記クランク軸Dの上動
時に上向きに作用するスラスト荷重を受ける一対の皿形
リングJ,K及びボールBをもつスラスト玉軸受Sを介
装し、且つ前記ころがり軸受Rの内輪Tの下面に、前記
クランク軸Dの下向きに作用するスラスト荷重を受ける
プレート状のスラストすべり軸受Pを介装し、前記クラ
ンク軸Dが上下何れの方向に変位してもその上下のスラ
スト荷重を受け止めることができるようにしている。
尚、Vはクランク軸Dと可動スクロールOとの間のピン
部軸受である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のもので
は、上向きに作用するスラスト荷重を受け止めるのに、
一対の皿形リングJ,KとボールBをもつスラスト玉軸
受Sを用いているため、クランク軸Dの上動に伴い、こ
のスラスト玉軸受Sで上向きに作用するスラスト荷重を
受け止め、各皿形リングJ,KとボールBとの間ですべ
り接触が行われている場合には、これら皿形リングJ,
KとボールBとの間に遊びが無く、騒音や振動の発生は
問題にならないのだが、クランク軸Dが上動せずにその
自重等により沈降し、下部側のスラストすべり軸受Pで
下向きに作用するスラスト荷重を受け止めている場合に
は、スラスト玉軸受Sにおける各皿形リングJ,Kとボ
ールBとの間に遊びができ、ボールBの挙動が不安定に
なって、騒音や振動が発生する問題がある。
は、上向きに作用するスラスト荷重を受け止めるのに、
一対の皿形リングJ,KとボールBをもつスラスト玉軸
受Sを用いているため、クランク軸Dの上動に伴い、こ
のスラスト玉軸受Sで上向きに作用するスラスト荷重を
受け止め、各皿形リングJ,KとボールBとの間ですべ
り接触が行われている場合には、これら皿形リングJ,
KとボールBとの間に遊びが無く、騒音や振動の発生は
問題にならないのだが、クランク軸Dが上動せずにその
自重等により沈降し、下部側のスラストすべり軸受Pで
下向きに作用するスラスト荷重を受け止めている場合に
は、スラスト玉軸受Sにおける各皿形リングJ,Kとボ
ールBとの間に遊びができ、ボールBの挙動が不安定に
なって、騒音や振動が発生する問題がある。
【0004】又、上下のスラスト荷重を受けるため、前
記スラスト玉軸受Rとスラストすべり軸受Pとの2種類
の軸受を必要とし、コスト高になると共に、特に、上向
きのスラスト荷重を受けるスラスト玉軸受Sは介装スク
ロールOのボス穴Wに介装しているため、構造が複雑に
なる問題がある。
記スラスト玉軸受Rとスラストすべり軸受Pとの2種類
の軸受を必要とし、コスト高になると共に、特に、上向
きのスラスト荷重を受けるスラスト玉軸受Sは介装スク
ロールOのボス穴Wに介装しているため、構造が複雑に
なる問題がある。
【0005】本発明の主な目的は、騒音や振動の発生を
防止でき、且つ簡易な構造で、クランク軸の上下に作用
するスラスト荷重を良好に受け止めることができる縦形
密閉圧縮機を提供する点にある。
防止でき、且つ簡易な構造で、クランク軸の上下に作用
するスラスト荷重を良好に受け止めることができる縦形
密閉圧縮機を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、上
記主目的を達成するために、第一に、密閉ケーシング9
の上下方向一側に圧縮要素10を、他側にクランク軸3
をもつモータ4をそれぞれ内装した縦形密閉圧縮機にお
いて、前記クランク軸3とハウジング5との間に、前記
クランク軸3の半径方向に作用するラジアル荷重を受け
止める主軸受6を介装すると共に、ボール7aとこれを
受け入れる凹入状の接触部をそれぞれ設けた内輪7b及
び外輪7cを備えるスラスト玉軸受7を形成して、この
スラスト玉軸受7における内輪7bを、前記クランク軸
3の半径方向に非接触状態にして該クランク軸3の軸方
向に係止する一方、前記スラスト玉軸受7における外輪
7cを前記ハウジング5に係止して、前記クランク軸3
の軸方向に作用する上下のスラスト荷重を前記スラスト
玉軸受7を介して受け止める構造にした。
記主目的を達成するために、第一に、密閉ケーシング9
の上下方向一側に圧縮要素10を、他側にクランク軸3
をもつモータ4をそれぞれ内装した縦形密閉圧縮機にお
いて、前記クランク軸3とハウジング5との間に、前記
クランク軸3の半径方向に作用するラジアル荷重を受け
止める主軸受6を介装すると共に、ボール7aとこれを
受け入れる凹入状の接触部をそれぞれ設けた内輪7b及
び外輪7cを備えるスラスト玉軸受7を形成して、この
スラスト玉軸受7における内輪7bを、前記クランク軸
3の半径方向に非接触状態にして該クランク軸3の軸方
向に係止する一方、前記スラスト玉軸受7における外輪
7cを前記ハウジング5に係止して、前記クランク軸3
の軸方向に作用する上下のスラスト荷重を前記スラスト
玉軸受7を介して受け止める構造にした。
【0007】第二に、上記第一の構成で、スラスト玉軸
受7の潤滑構造をも簡易化するために、スラスト玉軸受
7を主軸受6の直下に配置して、前記スラスト玉軸受7
の上面部と前記主軸受6の下面部とをギャップを挟んで
対向させると共に、前記主軸受6にクランク軸3に設け
る給油穴37を連通させた。
受7の潤滑構造をも簡易化するために、スラスト玉軸受
7を主軸受6の直下に配置して、前記スラスト玉軸受7
の上面部と前記主軸受6の下面部とをギャップを挟んで
対向させると共に、前記主軸受6にクランク軸3に設け
る給油穴37を連通させた。
【0008】第三に、上記第一又は第二の構成で、スラ
スト玉軸受7の組付け及び分解をも容易化するために、
クランク軸3にスラスト玉軸受7における内輪7bの上
下方向一側を係止する受部31を設けると共に、前記ク
ランク軸3に前記内輪7bの上下方向他側を係止する係
止体8を着脱自由に取付けた。
スト玉軸受7の組付け及び分解をも容易化するために、
クランク軸3にスラスト玉軸受7における内輪7bの上
下方向一側を係止する受部31を設けると共に、前記ク
ランク軸3に前記内輪7bの上下方向他側を係止する係
止体8を着脱自由に取付けた。
【0009】
【作用】上記第一の手段により、クランク軸3が上下何
れに変位しても、スラスト玉軸受7を構成する内輪7b
と外輪7cとの間にボール7aを突っ張らせて、この上
方又は下方に作用するスラスト荷重を受け止めることが
できるのであり、このとき、ボール7aと内輪7bとの
間及びボール7aと外輪7cとの間は接触していて遊び
がなく、しかも、内輪7aはクランク軸3と半径方向に
非接触状態とされていて、該内輪7bにはクランク軸3
のラジアル荷重は作用しないから、これらボール7aと
内輪7bとの間及びボール7aと外輪7cとの間の各接
触点の位置は殆ど変わることがなく、従って、ボール7
aの挙動が安定し、騒音や振動の発生を防止できる。
れに変位しても、スラスト玉軸受7を構成する内輪7b
と外輪7cとの間にボール7aを突っ張らせて、この上
方又は下方に作用するスラスト荷重を受け止めることが
できるのであり、このとき、ボール7aと内輪7bとの
間及びボール7aと外輪7cとの間は接触していて遊び
がなく、しかも、内輪7aはクランク軸3と半径方向に
非接触状態とされていて、該内輪7bにはクランク軸3
のラジアル荷重は作用しないから、これらボール7aと
内輪7bとの間及びボール7aと外輪7cとの間の各接
触点の位置は殆ど変わることがなく、従って、ボール7
aの挙動が安定し、騒音や振動の発生を防止できる。
【0010】上記第二の手段により、主軸受6に供給さ
れた油を自然落下させてスラスト玉軸受7に供給でき、
該スラスト玉軸受7の給油を簡易に行うこともできる。
れた油を自然落下させてスラスト玉軸受7に供給でき、
該スラスト玉軸受7の給油を簡易に行うこともできる。
【0011】上記第三の手段により、係止体8を着脱す
ることにより、スラスト玉軸受7の取付け及び取外しが
容易に行え、製造時並びにメンテナンス時の作業性を向
上することもできる。
ることにより、スラスト玉軸受7の取付け及び取外しが
容易に行え、製造時並びにメンテナンス時の作業性を向
上することもできる。
【0012】
【実施例】図3及び図4に示す縦形密閉圧縮機は、胴体
91とトップ92及びボトム93を上下のフランジ部9
a,9bを介して結合した密閉ケーシング9の内部に、
上部ハウジング51と下部ハウジング52及び底部固定
板53をもつハウジング5を配設し、該ハウジング5を
介して、前記ケーシング9の内部上方に、鏡板11に渦
巻体12と外周壁13とを突設した固定スクロール1
と、鏡板21に渦巻体22を突設した可動スクロール2
とをもつ圧縮要素10を内装すると共に、その下部に、
ロータ41とステータ42とをもち、ロータ41にキー
43及び固定ナット44を介してクランク軸3を結合し
たモータ4を内装したものである。
91とトップ92及びボトム93を上下のフランジ部9
a,9bを介して結合した密閉ケーシング9の内部に、
上部ハウジング51と下部ハウジング52及び底部固定
板53をもつハウジング5を配設し、該ハウジング5を
介して、前記ケーシング9の内部上方に、鏡板11に渦
巻体12と外周壁13とを突設した固定スクロール1
と、鏡板21に渦巻体22を突設した可動スクロール2
とをもつ圧縮要素10を内装すると共に、その下部に、
ロータ41とステータ42とをもち、ロータ41にキー
43及び固定ナット44を介してクランク軸3を結合し
たモータ4を内装したものである。
【0013】クランク軸3の上端に設けるクランクピン
部30には偏心穴3aを設けて、該偏心穴3aに円筒こ
ろ軸受3bを介して可動スクロール2の下面に突設する
ボス部23を嵌合すると共に、可動スクロール2に自転
防止機構を構成するオルダムリング32を係合させ、モ
ータ4の駆動により可動スクロール2を固定スクロール
1に対して公転させ、吸入管14から下部ハウジング5
2の内部に取り込む吸入ガスを、フィルタ15を通過さ
せた後、モータ4のエアギャップ45及び外周隙間46
を介して上部に導き、開放口16から前記ケーシング9
の内部に一旦開放した後、渦巻外周部の吸入ポート17
から圧縮室18内に取り込み、圧縮後の吐出ガスを、渦
巻中心部の吐出穴19から吐出チャンバー94及び油分
離器95を経て吐出管96から外部に取り出すようにし
ている。
部30には偏心穴3aを設けて、該偏心穴3aに円筒こ
ろ軸受3bを介して可動スクロール2の下面に突設する
ボス部23を嵌合すると共に、可動スクロール2に自転
防止機構を構成するオルダムリング32を係合させ、モ
ータ4の駆動により可動スクロール2を固定スクロール
1に対して公転させ、吸入管14から下部ハウジング5
2の内部に取り込む吸入ガスを、フィルタ15を通過さ
せた後、モータ4のエアギャップ45及び外周隙間46
を介して上部に導き、開放口16から前記ケーシング9
の内部に一旦開放した後、渦巻外周部の吸入ポート17
から圧縮室18内に取り込み、圧縮後の吐出ガスを、渦
巻中心部の吐出穴19から吐出チャンバー94及び油分
離器95を経て吐出管96から外部に取り出すようにし
ている。
【0014】又、クランク3の下端には給油ポンプ装置
34を設けており、オイルピックアップ35を介して底
部の油溜90からクランク軸3内に設ける給油穴36,
37に油を汲み上げ、各部に給油すると共に、クランク
ピン部30の収容室50から流出する油並びに前記油分
離器95で分離されキャピラリーチューブ97を介して
排出する油を排油パイプ98を経て油溜90に返すよう
にしている。
34を設けており、オイルピックアップ35を介して底
部の油溜90からクランク軸3内に設ける給油穴36,
37に油を汲み上げ、各部に給油すると共に、クランク
ピン部30の収容室50から流出する油並びに前記油分
離器95で分離されキャピラリーチューブ97を介して
排出する油を排油パイプ98を経て油溜90に返すよう
にしている。
【0015】以上の構成で、クランク軸3と上部ハウジ
ング51との間に円筒玉軸受で構成する上部主軸受61
を介装すると共に、クランク軸3と下部ハウジング52
との間にすべり軸受で構成する下部主軸受62を介装し
て、これら上部及び下部主軸受61,62によりクラン
ク軸3の半径方向に作用するラジアル荷重を受け止める
主軸受6を構成する。尚、上部主軸受61は、図1に示
すように、円筒ローラ61aとこれに接触する内輪61
b及び外周部ホルダー61cとから成る。
ング51との間に円筒玉軸受で構成する上部主軸受61
を介装すると共に、クランク軸3と下部ハウジング52
との間にすべり軸受で構成する下部主軸受62を介装し
て、これら上部及び下部主軸受61,62によりクラン
ク軸3の半径方向に作用するラジアル荷重を受け止める
主軸受6を構成する。尚、上部主軸受61は、図1に示
すように、円筒ローラ61aとこれに接触する内輪61
b及び外周部ホルダー61cとから成る。
【0016】又、同図1に示すように、ボール7aとこ
れを受け入れる円弧状に凹入する接触部をそれぞれ設け
た内輪7b及び外輪7cとを備えるスラスト玉軸受7を
形成して、このスラスト玉軸受7を主軸受6を構成する
上部主軸受61の直下に配置して、スラスト玉軸受7の
上面部と上部主軸受6の下面部とをギャップを挟んで対
向させる。上部主軸受61には、クランク軸3に設けた
前記給油穴37を連通路37aを介して連通させる。
れを受け入れる円弧状に凹入する接触部をそれぞれ設け
た内輪7b及び外輪7cとを備えるスラスト玉軸受7を
形成して、このスラスト玉軸受7を主軸受6を構成する
上部主軸受61の直下に配置して、スラスト玉軸受7の
上面部と上部主軸受6の下面部とをギャップを挟んで対
向させる。上部主軸受61には、クランク軸3に設けた
前記給油穴37を連通路37aを介して連通させる。
【0017】そして、前記スラスト玉軸受7における内
輪7bを、その内径をクランク軸3の外径よりも大きく
することにより、該クランク軸3の半径方向に非接触状
態に介装すると共に、内輪7bの上部に位置するクラン
ク軸3の外周部に環状段部から成る受部31を設けて、
この受部31に環状プレート31aを挟んで内輪7bの
上部側を係止させ、かつ、内輪7bの下部に位置するク
ランク軸3の外周部に環状凹溝を設けてこれにC形止め
輪で構成する係止体8を着脱自由に取付けて、この係止
体8の上部に環状プレート8aを介在させて内輪7bの
下部側を係止させ、これにより、前記内輪7bをクラン
ク軸3の軸方向に係止させる。尚、内輪7bをクランク
軸3の半径方向に非接触状態にするのは、クランク軸3
の半径方向に作用するラジアル荷重が内輪7b側に伝わ
らないようにするためである。更に、図の実施例では内
輪7bの高さ方向にも隙間を設けているが、これは、ク
ランク軸3が径方向に変位したとき上下の環状プレート
31a,8aに挟み付けられて内輪7bが変位し、事実
上ラジアル荷重を受けてしまうおそれがあるのを確実に
防止するためである。
輪7bを、その内径をクランク軸3の外径よりも大きく
することにより、該クランク軸3の半径方向に非接触状
態に介装すると共に、内輪7bの上部に位置するクラン
ク軸3の外周部に環状段部から成る受部31を設けて、
この受部31に環状プレート31aを挟んで内輪7bの
上部側を係止させ、かつ、内輪7bの下部に位置するク
ランク軸3の外周部に環状凹溝を設けてこれにC形止め
輪で構成する係止体8を着脱自由に取付けて、この係止
体8の上部に環状プレート8aを介在させて内輪7bの
下部側を係止させ、これにより、前記内輪7bをクラン
ク軸3の軸方向に係止させる。尚、内輪7bをクランク
軸3の半径方向に非接触状態にするのは、クランク軸3
の半径方向に作用するラジアル荷重が内輪7b側に伝わ
らないようにするためである。更に、図の実施例では内
輪7bの高さ方向にも隙間を設けているが、これは、ク
ランク軸3が径方向に変位したとき上下の環状プレート
31a,8aに挟み付けられて内輪7bが変位し、事実
上ラジアル荷重を受けてしまうおそれがあるのを確実に
防止するためである。
【0018】一方、スラスト玉軸受7における外輪7c
の外周部は、上部ハウジング51側に圧入により係止さ
せるのである。
の外周部は、上部ハウジング51側に圧入により係止さ
せるのである。
【0019】以上の構成により、図1に示すように、ク
ランク軸3が、例えば上部主軸受61に備える円筒ロー
ラ61aの倒れに基づく上向きの揚力により重力荷重に
打ち勝って上方側に変位したときには、スラスト玉軸受
7を構成する内輪7bの接触部下方と外輪7cの接触部
上方との間にボール7aを突っ張らせて、この上向きに
作用するスラスト荷重を受け止めることができるのであ
り、このとき、ボール7aと内輪7bとの間及びボール
7aと外輪7cとの間は接触していて遊びがなく、しか
も、内輪7aにはクランク軸3のラジアル荷重は作用し
ないから、これらボール7aと内輪7bとの間及びボー
ル7aと外輪7cとの間の各接触点の位置は殆ど変わる
ことがなく、従って、ボール7aの挙動が安定し、騒音
や振動の発生を防止できるのである。
ランク軸3が、例えば上部主軸受61に備える円筒ロー
ラ61aの倒れに基づく上向きの揚力により重力荷重に
打ち勝って上方側に変位したときには、スラスト玉軸受
7を構成する内輪7bの接触部下方と外輪7cの接触部
上方との間にボール7aを突っ張らせて、この上向きに
作用するスラスト荷重を受け止めることができるのであ
り、このとき、ボール7aと内輪7bとの間及びボール
7aと外輪7cとの間は接触していて遊びがなく、しか
も、内輪7aにはクランク軸3のラジアル荷重は作用し
ないから、これらボール7aと内輪7bとの間及びボー
ル7aと外輪7cとの間の各接触点の位置は殆ど変わる
ことがなく、従って、ボール7aの挙動が安定し、騒音
や振動の発生を防止できるのである。
【0020】一方、図2に示すように、クランク軸3
が、重力荷重に基づいて下方側に変位したときには、ス
ラスト玉軸受7を構成する内輪7bの接触部上方と外輪
7cの接触部下方との間にボール7aを突っ張らせて、
この下向きに作用するスラスト荷重を受け止めることが
できるのであり、この場合にも、同様に、ボール7aと
内輪7b又は外輪7cとの間が接触していて遊びがな
く、しかも、ボール7aと内輪7b又は外輪7cとの間
の各接触点の位置は殆ど変わらないため、騒音や振動の
発生を防止できるのである。
が、重力荷重に基づいて下方側に変位したときには、ス
ラスト玉軸受7を構成する内輪7bの接触部上方と外輪
7cの接触部下方との間にボール7aを突っ張らせて、
この下向きに作用するスラスト荷重を受け止めることが
できるのであり、この場合にも、同様に、ボール7aと
内輪7b又は外輪7cとの間が接触していて遊びがな
く、しかも、ボール7aと内輪7b又は外輪7cとの間
の各接触点の位置は殆ど変わらないため、騒音や振動の
発生を防止できるのである。
【0021】その上、このように上下のスラスト荷重を
良好に受けることができながら、スラスト玉軸受7は一
つだけで足り、構造の簡易化及び小型化が図れるのであ
り、又、すべり接触ではなくボール7aを用いたころが
り接触による軸受構造であるため、耐久性も向上できる
のである。
良好に受けることができながら、スラスト玉軸受7は一
つだけで足り、構造の簡易化及び小型化が図れるのであ
り、又、すべり接触ではなくボール7aを用いたころが
り接触による軸受構造であるため、耐久性も向上できる
のである。
【0022】又、スラスト玉軸受7を上部主軸受61の
直下に配置して、スラスト玉軸受7の上面部と上部主軸
受6の下面部とをギャップを挟んで対向させると共に、
上部主軸受6にクランク軸3に設ける給油穴37を連通
させたから、上部主軸受61に供給された油を自然落下
させてスラスト玉軸受7に供給でき、該スラスト玉軸受
7の給油を簡易に行うこともできる。
直下に配置して、スラスト玉軸受7の上面部と上部主軸
受6の下面部とをギャップを挟んで対向させると共に、
上部主軸受6にクランク軸3に設ける給油穴37を連通
させたから、上部主軸受61に供給された油を自然落下
させてスラスト玉軸受7に供給でき、該スラスト玉軸受
7の給油を簡易に行うこともできる。
【0023】更に、クランク軸3にスラスト玉軸受7に
おける内輪7bの上部側を係止する受部31を設けると
共に、クランク軸3に内輪7bの上部を係止する係止体
8を着脱自由に取付けたから、係止体8を着脱すること
により、スラスト玉軸受7の取付け及び取外しが容易に
行え、製造時並びにメンテナンス時の作業性を向上でき
る利点も得られる。
おける内輪7bの上部側を係止する受部31を設けると
共に、クランク軸3に内輪7bの上部を係止する係止体
8を着脱自由に取付けたから、係止体8を着脱すること
により、スラスト玉軸受7の取付け及び取外しが容易に
行え、製造時並びにメンテナンス時の作業性を向上でき
る利点も得られる。
【0024】
【発明の効果】以上、請求項1記載の発明によれば、ス
ラスト玉軸受7を一つ設けるだけの簡易な構造により、
騒音や振動の発生を防止でき、クランク軸3の上下に作
用するスラスト荷重を良好に受け止めることができる。
ラスト玉軸受7を一つ設けるだけの簡易な構造により、
騒音や振動の発生を防止でき、クランク軸3の上下に作
用するスラスト荷重を良好に受け止めることができる。
【0025】請求項2記載の発明によれば、更にスラス
ト玉軸受7の給油を簡易に行うこともできる。
ト玉軸受7の給油を簡易に行うこともできる。
【0026】請求項3記載の発明によれば、スラスト玉
軸受7の取付け及び取外しが容易に行え、製造時並びに
メンテナンス時の作業性をも向上することができる。
軸受7の取付け及び取外しが容易に行え、製造時並びに
メンテナンス時の作業性をも向上することができる。
【図1】本発明に係る縦形密閉圧縮機におけるクランク
軸上動時の要部断面図。
軸上動時の要部断面図。
【図2】同圧縮機におけるクランク軸下動時の要部断面
図。
図。
【図3】同圧縮機の全体の上部構造を示す断面図。
【図4】同圧縮機の全体の下部構造を示す断面図。
【図5】従来の縦形密閉圧縮機の要部縦断面図。
3 クランク軸
4 モータ
5 ハウジング
6 主軸受
7 スラスト玉軸受
8 係止体
9 密閉ケーシング
10 圧縮要素
31 受部
37 給油穴
7a ボール
7b 内輪
7c 外輪
Claims (3)
- 【請求項1】密閉ケーシング9の上下方向一側に圧縮要
素10を、他側にクランク軸3をもつモータ4をそれぞ
れ内装した縦形密閉圧縮機において、前記クランク軸3
とハウジング5との間に、前記クランク軸3の半径方向
に作用するラジアル荷重を受け止める主軸受6を介装す
ると共に、ボール7aとこれを受け入れる凹入状の接触
部をそれぞれ設けた内輪7b及び外輪7cを備えるスラ
スト玉軸受7を形成して、このスラスト玉軸受7におけ
る内輪7bを、前記クランク軸3の半径方向に非接触状
態にして該クランク軸3の軸方向に係止する一方、前記
スラスト玉軸受7における外輪7cを前記ハウジング5
に係止して、前記クランク軸3の軸方向に作用する上下
のスラスト荷重を前記スラスト玉軸受7を介して受け止
めていることを特徴とする縦形密閉圧縮機。 - 【請求項2】スラスト玉軸受7を主軸受6の直下に配置
して、前記スラスト玉軸受7の上面部と前記主軸受6の
下面部とをギャップを挟んで対向させると共に、前記主
軸受6にクランク軸3に設ける給油穴37を連通させて
いる請求項1記載の縦形密閉圧縮機。 - 【請求項3】クランク軸3にスラスト玉軸受7における
内輪7bの上下方向一側を係止する受部31を設けると
共に、前記クランク軸3に前記内輪7bの上下方向他側
を係止する係止体8を着脱自由に取付けている請求項1
又は請求項2記載の縦形密閉圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17127691A JPH0518384A (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 縦形密閉圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17127691A JPH0518384A (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 縦形密閉圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0518384A true JPH0518384A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=15920328
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17127691A Withdrawn JPH0518384A (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 縦形密閉圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0518384A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014155546A1 (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-02 | 日立アプライアンス株式会社 | スクロール圧縮機 |
| CN112727756A (zh) * | 2021-01-21 | 2021-04-30 | 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 | 涡旋压缩机、空调器及车辆 |
| WO2022144593A1 (en) | 2021-01-04 | 2022-07-07 | Siam Compressor Industry Co., Ltd. | A compressor |
-
1991
- 1991-07-11 JP JP17127691A patent/JPH0518384A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014155546A1 (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-02 | 日立アプライアンス株式会社 | スクロール圧縮機 |
| CN105074219A (zh) * | 2013-03-27 | 2015-11-18 | 日立空调·家用电器株式会社 | 涡旋压缩机 |
| EP2980407A4 (en) * | 2013-03-27 | 2016-10-26 | Johnson Controls Hitachi Air Conditioning Technology Hong Kong Ltd | SCROLL COMPRESSORS |
| JP6042530B2 (ja) * | 2013-03-27 | 2016-12-14 | ジョンソンコントロールズ ヒタチ エア コンディショニング テクノロジー(ホンコン)リミテッド | スクロール圧縮機 |
| US9879678B2 (en) | 2013-03-27 | 2018-01-30 | Johnson Controls-Hitachi Air Conditioning Technology (Hong Kong) Limited | Scroll compressor |
| WO2022144593A1 (en) | 2021-01-04 | 2022-07-07 | Siam Compressor Industry Co., Ltd. | A compressor |
| DE112021006747T5 (de) | 2021-01-04 | 2023-11-02 | Siam Compressor Industry Co., Ltd. | Verdichter |
| CN112727756A (zh) * | 2021-01-21 | 2021-04-30 | 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 | 涡旋压缩机、空调器及车辆 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981008 |