JPH0518451A - 駆動伝達機構 - Google Patents
駆動伝達機構Info
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- JPH0518451A JPH0518451A JP26215991A JP26215991A JPH0518451A JP H0518451 A JPH0518451 A JP H0518451A JP 26215991 A JP26215991 A JP 26215991A JP 26215991 A JP26215991 A JP 26215991A JP H0518451 A JPH0518451 A JP H0518451A
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- magnetic
- magnet
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- magnetic rotating
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スベリの低減を図ると共に、伝達力及び回転
ムラとこれと相反する負荷変動とを同時に対処できる駆
動伝達機構を提供する。 【構成】 磁性体からなる少なくとも2つ以上の磁性回
転体2,4を互いに離間して設け、これら磁性回転体
2,4間に位置し磁気力により磁性回転体2,4を吸着
し得る磁石からなる磁石回転体5を設け、一方の磁性回
転体4の回転力を磁石回転体5を介して他方の磁性回転
体2に伝達する駆動伝達機構において、磁性回転体2,
4及び磁石回転体5のうちの少なくともどちらか一方の
回転体の円周表面をその回転体の軸方向に帯状に複数の
異なる摩擦係数を有するように形成した。
ムラとこれと相反する負荷変動とを同時に対処できる駆
動伝達機構を提供する。 【構成】 磁性体からなる少なくとも2つ以上の磁性回
転体2,4を互いに離間して設け、これら磁性回転体
2,4間に位置し磁気力により磁性回転体2,4を吸着
し得る磁石からなる磁石回転体5を設け、一方の磁性回
転体4の回転力を磁石回転体5を介して他方の磁性回転
体2に伝達する駆動伝達機構において、磁性回転体2,
4及び磁石回転体5のうちの少なくともどちらか一方の
回転体の円周表面をその回転体の軸方向に帯状に複数の
異なる摩擦係数を有するように形成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ、複写機、フ
ァクシミリ等に用いられる駆動伝達機構に関する。
ァクシミリ等に用いられる駆動伝達機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来における駆動伝達機構としては、ま
ず、その第一の従来例として、特開昭61−15304
8号公報に開示されているように、主動回転体と従動回
転体との間に磁石からなる回転体を介在させ、その磁石
による磁気吸着力により主動回転体側から得られる回転
力を従動回転体側へ伝達させることにより、ギヤやベル
ト等の最大の欠点である回転ムラや、騒音を低減させ、
これによりスムーズに回転駆動力を伝達できるようにし
たものがある。また、その第二の従来例として、磁石に
よる回転体や磁性の回転体の表面にゴムコーティングを
施すなどすることによって、回転体の接触面におけるス
ベリを一段と防止したものがある。さらに、その第三の
従来例として、磁性の回転体をも磁石とすることによっ
て、磁気吸着力すなわち押圧力をさらに向上させ、スベ
リを防ぐ方法がある。さらにまた、その第四の従来例と
して、回転体の表面にアラシ処理を施し、これにより回
転体の接触面における動摩擦係数を大きくしたものがあ
る。そして、その第五の従来例として、上述したような
各回転体の表面を動摩擦係数の大きな材料で覆うことに
よって、その接触面における動摩擦係数をより一段と大
きくしたものがある。
ず、その第一の従来例として、特開昭61−15304
8号公報に開示されているように、主動回転体と従動回
転体との間に磁石からなる回転体を介在させ、その磁石
による磁気吸着力により主動回転体側から得られる回転
力を従動回転体側へ伝達させることにより、ギヤやベル
ト等の最大の欠点である回転ムラや、騒音を低減させ、
これによりスムーズに回転駆動力を伝達できるようにし
たものがある。また、その第二の従来例として、磁石に
よる回転体や磁性の回転体の表面にゴムコーティングを
施すなどすることによって、回転体の接触面におけるス
ベリを一段と防止したものがある。さらに、その第三の
従来例として、磁性の回転体をも磁石とすることによっ
て、磁気吸着力すなわち押圧力をさらに向上させ、スベ
リを防ぐ方法がある。さらにまた、その第四の従来例と
して、回転体の表面にアラシ処理を施し、これにより回
転体の接触面における動摩擦係数を大きくしたものがあ
る。そして、その第五の従来例として、上述したような
各回転体の表面を動摩擦係数の大きな材料で覆うことに
よって、その接触面における動摩擦係数をより一段と大
きくしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】第一の従来例の場合、
磁石による磁気吸着力を用いて駆動力の伝達を行ってい
るが、しかし、この場合、スベリ率が大きいためOA機
器等の装置では実用化に至っていない。また、従来の回
転体の押圧力は磁石の磁気吸着力に依存しているため、
従動回転体の負荷や負荷変動が大きいとスベリが発生
し、所望の伝達トルク、回転数及び回転精度が得られな
かった。そこで、第二の従来例のように、そのスベリを
防ぐために磁石の回転体や磁性の回転体の表面にゴムコ
ーティングが施されるが、ゴムは材質や硬度や厚みより
特性が大きく違うためその取扱いが難しい。すなわち、
ゴム硬度を低くすると摩擦係数が大きくなるため伝達力
及び回転ムラは向上するが、バネ定数が小さくなるため
負荷変動に対しては大変弱いものとなる。ゴム硬度を高
くすると逆に、バネ定数が大きくなるため負荷変動に対
しては強くなるが、摩擦係数が小さくなるためスベリが
発生しやすいものとなり、これによりゴムコーティング
する意味がなくなる。このように伝達力及び回転ムラと
負荷変動とは、互いに相反するものなので磁石の回転体
や磁性の回転体のゴムコーティングだけでそれらの関係
を両立させることは大変困難なものとなる。しかも、第
三の従来例のような方法では、磁石の吸着力は確かにア
ップ(UP)するが、そのUP率は非常に低く、コスト
をかける割にはその効果は小さなものとなる。
磁石による磁気吸着力を用いて駆動力の伝達を行ってい
るが、しかし、この場合、スベリ率が大きいためOA機
器等の装置では実用化に至っていない。また、従来の回
転体の押圧力は磁石の磁気吸着力に依存しているため、
従動回転体の負荷や負荷変動が大きいとスベリが発生
し、所望の伝達トルク、回転数及び回転精度が得られな
かった。そこで、第二の従来例のように、そのスベリを
防ぐために磁石の回転体や磁性の回転体の表面にゴムコ
ーティングが施されるが、ゴムは材質や硬度や厚みより
特性が大きく違うためその取扱いが難しい。すなわち、
ゴム硬度を低くすると摩擦係数が大きくなるため伝達力
及び回転ムラは向上するが、バネ定数が小さくなるため
負荷変動に対しては大変弱いものとなる。ゴム硬度を高
くすると逆に、バネ定数が大きくなるため負荷変動に対
しては強くなるが、摩擦係数が小さくなるためスベリが
発生しやすいものとなり、これによりゴムコーティング
する意味がなくなる。このように伝達力及び回転ムラと
負荷変動とは、互いに相反するものなので磁石の回転体
や磁性の回転体のゴムコーティングだけでそれらの関係
を両立させることは大変困難なものとなる。しかも、第
三の従来例のような方法では、磁石の吸着力は確かにア
ップ(UP)するが、そのUP率は非常に低く、コスト
をかける割にはその効果は小さなものとなる。
【0004】また、第四の従来例の場合、アラシ処理に
よる効果が大きいことは確認されているが、OA機器等
の装置の信頼性を考えると、トルク(伝達力)や負荷変
動に対してさらに大きく、強くする必要がある。さら
に、第五の従来例の場合、各回転体を摩擦係数の大きな
材料で覆い接触面の動摩擦係数を大きくしたが、伝達力
及び回転ムラと負荷変動とを両立させることはできな
い。
よる効果が大きいことは確認されているが、OA機器等
の装置の信頼性を考えると、トルク(伝達力)や負荷変
動に対してさらに大きく、強くする必要がある。さら
に、第五の従来例の場合、各回転体を摩擦係数の大きな
材料で覆い接触面の動摩擦係数を大きくしたが、伝達力
及び回転ムラと負荷変動とを両立させることはできな
い。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、磁性体からなる少なくとも2つ以上の磁性回転体を
互いに離間して設け、これら磁性回転体間に位置し磁気
力により前記磁性回転体を吸着し得る磁石からなる磁石
回転体を設け、前記一方の磁性回転体の回転力を前記磁
石回転体を介して前記他方の磁性回転体に伝達する駆動
伝達機構において、前記磁性回転体及び前記磁石回転体
のうちの少なくともどちらか一方の回転体の円周表面を
その回転体の軸方向に帯状に複数の異なる摩擦係数を有
するように形成した。
は、磁性体からなる少なくとも2つ以上の磁性回転体を
互いに離間して設け、これら磁性回転体間に位置し磁気
力により前記磁性回転体を吸着し得る磁石からなる磁石
回転体を設け、前記一方の磁性回転体の回転力を前記磁
石回転体を介して前記他方の磁性回転体に伝達する駆動
伝達機構において、前記磁性回転体及び前記磁石回転体
のうちの少なくともどちらか一方の回転体の円周表面を
その回転体の軸方向に帯状に複数の異なる摩擦係数を有
するように形成した。
【0006】請求項2記載の発明では、磁性体からなる
少なくとも2つ以上の磁性回転体を互いに離間して設
け、これら磁性回転体間に位置し磁気力により前記磁性
回転体を吸着し得る磁石からなる磁石回転体を設け、前
記一方の磁性回転体の回転力を前記磁石回転体を介して
前記他方の磁性回転体に伝達する駆動伝達機構におい
て、前記磁性回転体及び前記磁石回転体のそれぞれの回
転体の円周表面をその回転体の軸方向に帯状に複数の異
なる摩擦係数を有するように形成し、前記磁性回転体と
前記磁石回転体とにそれぞれ形成された表面の摩擦係数
の大きい表面同士及びその摩擦係数の小さい表面同士が
それぞれ接触するような状態で配設した。
少なくとも2つ以上の磁性回転体を互いに離間して設
け、これら磁性回転体間に位置し磁気力により前記磁性
回転体を吸着し得る磁石からなる磁石回転体を設け、前
記一方の磁性回転体の回転力を前記磁石回転体を介して
前記他方の磁性回転体に伝達する駆動伝達機構におい
て、前記磁性回転体及び前記磁石回転体のそれぞれの回
転体の円周表面をその回転体の軸方向に帯状に複数の異
なる摩擦係数を有するように形成し、前記磁性回転体と
前記磁石回転体とにそれぞれ形成された表面の摩擦係数
の大きい表面同士及びその摩擦係数の小さい表面同士が
それぞれ接触するような状態で配設した。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明においては、磁性回転体及
び磁石回転体のうち少なくともどちらか一方の回転体の
円周表面が軸方向に帯状に異なる摩擦係数を有するよう
に形成したので、摩擦係数とバネ定数とを同時に高く設
定することができ、これによりスベリを低減すると共
に、伝達力及び回転ムラを向上させることができると同
時に、これと相反する負荷変動に対しても強いものとす
ることができる。
び磁石回転体のうち少なくともどちらか一方の回転体の
円周表面が軸方向に帯状に異なる摩擦係数を有するよう
に形成したので、摩擦係数とバネ定数とを同時に高く設
定することができ、これによりスベリを低減すると共
に、伝達力及び回転ムラを向上させることができると同
時に、これと相反する負荷変動に対しても強いものとす
ることができる。
【0008】請求項2記載の発明においては、請求項1
記載の発明の構成に加えて、磁性回転体と磁石回転体が
接触する時に摩擦係数の大きい表面同士及び小さい表面
同士がそれぞれ接触するように配設したので、請求項1
記載の発明の場合よりも接触面の動摩擦係数を一段と大
きくすることが可能となり、これにより一段とスベリを
低減させることができると共に、伝達力及び回転ムラを
大幅に向上させることができる。
記載の発明の構成に加えて、磁性回転体と磁石回転体が
接触する時に摩擦係数の大きい表面同士及び小さい表面
同士がそれぞれ接触するように配設したので、請求項1
記載の発明の場合よりも接触面の動摩擦係数を一段と大
きくすることが可能となり、これにより一段とスベリを
低減させることができると共に、伝達力及び回転ムラを
大幅に向上させることができる。
【0009】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1〜図5に基づい
て説明する。まず、本発明の説明に入る前に、その基本
構成となるマグネットアイドラ駆動機構を図4及び図5
に基づいて述べる。これは、回転駆動精度(すなわち、
回転ムラ、周速等)が要求されるローラ1と、このロー
ラ1に連結された磁性体からなる磁性回転体としてのプ
ーリ2と、駆動モータ3と、この駆動モータ3に連結さ
れた磁性体からなる磁性回転体としての出力軸4と、こ
の出力軸4とプーリ2との間に介在する磁石回転体とし
てのマグネットアイドラ5とから構成されている。前記
マグネットアイドラ5は前記出力軸4と前記プーリ2と
の両方に吸着した形となっており、前記出力軸4と前記
プーリ2との外周面にはスベリ低減のためのアラシ処理
aが施されている。
て説明する。まず、本発明の説明に入る前に、その基本
構成となるマグネットアイドラ駆動機構を図4及び図5
に基づいて述べる。これは、回転駆動精度(すなわち、
回転ムラ、周速等)が要求されるローラ1と、このロー
ラ1に連結された磁性体からなる磁性回転体としてのプ
ーリ2と、駆動モータ3と、この駆動モータ3に連結さ
れた磁性体からなる磁性回転体としての出力軸4と、こ
の出力軸4とプーリ2との間に介在する磁石回転体とし
てのマグネットアイドラ5とから構成されている。前記
マグネットアイドラ5は前記出力軸4と前記プーリ2と
の両方に吸着した形となっており、前記出力軸4と前記
プーリ2との外周面にはスベリ低減のためのアラシ処理
aが施されている。
【0010】このような構成において、図5は回転方向
を示すものであり、マグネットアイドラ5を出力軸4の
回転方向(左回転)に対して食い込み力が発生する側に
位置させることによって、マグネットアイドラ5を介し
て出力軸4を左回転させ、これによりプーリ2を矢印方
向に回転(左回転)させることが可能となる。
を示すものであり、マグネットアイドラ5を出力軸4の
回転方向(左回転)に対して食い込み力が発生する側に
位置させることによって、マグネットアイドラ5を介し
て出力軸4を左回転させ、これによりプーリ2を矢印方
向に回転(左回転)させることが可能となる。
【0011】次に、上述したようなマグネットアイドラ
駆動機構の基本構成に基づいて、第一の実施例の構成を
図1〜図3に基づいて説明する。図2はマグネットアイ
ドラ5の内部構成を示すものであり、永久磁石6は磁性
体のヨーク7で挾み込まれており、その外周面には動摩
擦係数をUPさせるための合成ゴム8が薄く巻きつけら
れている。その合成ゴム8は、回転体であるマグネット
アイドラ5の軸方向に帯状に複数の異なる摩擦係数を有
したものとなっている。すなわち、ヨーク7に合成ゴム
8を巻きつける時に、軸方向に帯状に表面の摩擦係数が
異なるように、ゴムの材質、硬度、表面仕上がり状態な
どを変えて巻き付けた形となっている。図3はマグネッ
トアイドラ5の外観構成を示すものであり、合成ゴム8
は、例えば、その中央部Aは硬度の高いゴムとされ、そ
の両端部Bは硬度の低いゴムとして形成されている。そ
して、そのような2種類の材質の異なる合成ゴム8を巻
きつけたマグネットアイドラ5が、表面にアラシ処理や
凹凸を施した出力軸4とプーリ2との間に配設されてい
る。
駆動機構の基本構成に基づいて、第一の実施例の構成を
図1〜図3に基づいて説明する。図2はマグネットアイ
ドラ5の内部構成を示すものであり、永久磁石6は磁性
体のヨーク7で挾み込まれており、その外周面には動摩
擦係数をUPさせるための合成ゴム8が薄く巻きつけら
れている。その合成ゴム8は、回転体であるマグネット
アイドラ5の軸方向に帯状に複数の異なる摩擦係数を有
したものとなっている。すなわち、ヨーク7に合成ゴム
8を巻きつける時に、軸方向に帯状に表面の摩擦係数が
異なるように、ゴムの材質、硬度、表面仕上がり状態な
どを変えて巻き付けた形となっている。図3はマグネッ
トアイドラ5の外観構成を示すものであり、合成ゴム8
は、例えば、その中央部Aは硬度の高いゴムとされ、そ
の両端部Bは硬度の低いゴムとして形成されている。そ
して、そのような2種類の材質の異なる合成ゴム8を巻
きつけたマグネットアイドラ5が、表面にアラシ処理や
凹凸を施した出力軸4とプーリ2との間に配設されてい
る。
【0012】このような構成において、マグネットアイ
ドラ5の表面に形成された合成ゴム8の両端部Bの硬度
の低いゴムによって出力軸4とプーリ2との接触面の動
摩擦係数を大きくすることができるため、駆動伝達力及
び回転ムラを向上させることができる。また、合成ゴム
8の中央部Aの硬度の高いゴムによりバネ定数を大きく
することができるため、負荷の変動に対しても強くする
ことができる。さらに、硬度の高いゴムにより硬度の低
いゴムは一定の圧縮しかしない(必要以上の圧縮をしな
い)ため、耐久性や変形に対しても強いものとすること
ができる。従って、合成ゴム8の表面を複数の異なる摩
擦係数の状態に形成したので、摩擦係数とバネ定数とを
同時に高くすることができるため、スベリを一段と低減
させることが可能となり、しかも、これにより、伝達力
及び回転ムラを向上させることができると同時にこれと
相反する負荷変動に対しても強くすることができる。な
お、本実施例では、マグネットアイドラ5の側に合成ゴ
ム8を巻き付けたが、これとは反対に、出力軸4やプー
リ2の側に巻き付けるようにしてもよい。
ドラ5の表面に形成された合成ゴム8の両端部Bの硬度
の低いゴムによって出力軸4とプーリ2との接触面の動
摩擦係数を大きくすることができるため、駆動伝達力及
び回転ムラを向上させることができる。また、合成ゴム
8の中央部Aの硬度の高いゴムによりバネ定数を大きく
することができるため、負荷の変動に対しても強くする
ことができる。さらに、硬度の高いゴムにより硬度の低
いゴムは一定の圧縮しかしない(必要以上の圧縮をしな
い)ため、耐久性や変形に対しても強いものとすること
ができる。従って、合成ゴム8の表面を複数の異なる摩
擦係数の状態に形成したので、摩擦係数とバネ定数とを
同時に高くすることができるため、スベリを一段と低減
させることが可能となり、しかも、これにより、伝達力
及び回転ムラを向上させることができると同時にこれと
相反する負荷変動に対しても強くすることができる。な
お、本実施例では、マグネットアイドラ5の側に合成ゴ
ム8を巻き付けたが、これとは反対に、出力軸4やプー
リ2の側に巻き付けるようにしてもよい。
【0013】次に、本発明の第二の実施例を図6〜図8
に基づいて説明する。ここでは、図6及び図7に示すよ
うに、マグネットアイドラ5に中央部Aと両端部Bとで
摩擦係数の異なる合成ゴム8を巻き付けると共に、出力
軸4及びプーリ2の側にも帯状に摩擦係数の異なる合成
ゴム8を新たに巻き付けるようにしたものである。すな
わち、出力軸4及びプーリ2の中央部Aに硬度の高いゴ
ムを巻き付け、その両端部Bに硬度の低いゴムを巻き付
けるようにしたものであり、それら中央部A、両端部B
は、それぞれマグネットアイドラ5の中央部A、両端部
Bにそれぞれ接した形となっている。従って、このよう
に、マグネットアイドラ5と出力軸4、プーリ2との各
接触面では硬度の高いゴム同士及び硬度の低いゴム同士
が接触した(なお、この場合、摩擦係数が全く同じもの
でなくてもよい)形となるため、前述した第一の実施例
の場合に比べて接触面における動摩擦係数を大幅にUP
させることができる。ただし、負荷変動に対しては第一
の実施例の場合と同程度である。また、この場合、ゴム
同士による接触であるため、摩擦や変形に対してほとん
ど心配する必要はない。なお、回転中にマグネットアイ
ドラ5がズレてしまう時には、ズレ防止手段を設ける必
要がある。
に基づいて説明する。ここでは、図6及び図7に示すよ
うに、マグネットアイドラ5に中央部Aと両端部Bとで
摩擦係数の異なる合成ゴム8を巻き付けると共に、出力
軸4及びプーリ2の側にも帯状に摩擦係数の異なる合成
ゴム8を新たに巻き付けるようにしたものである。すな
わち、出力軸4及びプーリ2の中央部Aに硬度の高いゴ
ムを巻き付け、その両端部Bに硬度の低いゴムを巻き付
けるようにしたものであり、それら中央部A、両端部B
は、それぞれマグネットアイドラ5の中央部A、両端部
Bにそれぞれ接した形となっている。従って、このよう
に、マグネットアイドラ5と出力軸4、プーリ2との各
接触面では硬度の高いゴム同士及び硬度の低いゴム同士
が接触した(なお、この場合、摩擦係数が全く同じもの
でなくてもよい)形となるため、前述した第一の実施例
の場合に比べて接触面における動摩擦係数を大幅にUP
させることができる。ただし、負荷変動に対しては第一
の実施例の場合と同程度である。また、この場合、ゴム
同士による接触であるため、摩擦や変形に対してほとん
ど心配する必要はない。なお、回転中にマグネットアイ
ドラ5がズレてしまう時には、ズレ防止手段を設ける必
要がある。
【0014】また、図8は、図7の出力軸4とプーリ2
との硬度の高いゴムを巻き付けた中央部Aを磁性体金属
にし、その表面にアラシ処理aを施した場合の様子を示
すものである。このようにマグネットアイドラ5の中央
部Aの硬度の高いゴムと、出力軸4とプーリ2の中央部
Aのアラシ処理aを施した磁性体金属が接触することに
より、バネ定数をさらに大きくすることができるため、
負荷変動に対しても一段と強くすることができる。
との硬度の高いゴムを巻き付けた中央部Aを磁性体金属
にし、その表面にアラシ処理aを施した場合の様子を示
すものである。このようにマグネットアイドラ5の中央
部Aの硬度の高いゴムと、出力軸4とプーリ2の中央部
Aのアラシ処理aを施した磁性体金属が接触することに
より、バネ定数をさらに大きくすることができるため、
負荷変動に対しても一段と強くすることができる。
【0015】また、これまで回転体表面に合成ゴムを形
成したり、アラシ処理を施したりした場合について述べ
たが、いずれの実施例においても、回転体表面の材質、
硬度、表面状態などは限定されず、組合せも自由でよ
い。また、回転体表面に軸方向に帯状に形成する際に
も、その配置の仕方や構成は自由である。ただし、磁気
吸着力は、回転体表面に形成する材質がゴムやプラスチ
ック等の非磁性の場合、その厚みに大きく左右されるた
め、材質が非磁性の場合はできるだけ薄く形成する必要
がある。
成したり、アラシ処理を施したりした場合について述べ
たが、いずれの実施例においても、回転体表面の材質、
硬度、表面状態などは限定されず、組合せも自由でよ
い。また、回転体表面に軸方向に帯状に形成する際に
も、その配置の仕方や構成は自由である。ただし、磁気
吸着力は、回転体表面に形成する材質がゴムやプラスチ
ック等の非磁性の場合、その厚みに大きく左右されるた
め、材質が非磁性の場合はできるだけ薄く形成する必要
がある。
【0016】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、磁性体からなる
少なくとも2つ以上の磁性回転体を互いに離間して設
け、これら磁性回転体間に位置し磁気力により前記磁性
回転体を吸着し得る磁石からなる磁石回転体を設け、前
記一方の磁性回転体の回転力を前記磁石回転体を介して
前記他方の磁性回転体に伝達する駆動伝達機構におい
て、前記磁性回転体及び前記磁石回転体のうちの少なく
ともどちらか一方の回転体の円周表面をその回転体の軸
方向に帯状に複数の異なる摩擦係数を有するように形成
したので、摩擦係数とバネ定数とを同時に高く設定する
ことが可能となり、これによりスベリを低減すると共
に、伝達力及び回転ムラを向上させることができると同
時にこれと相反する負荷変動に対しても強い状態とする
ことができるものである。
少なくとも2つ以上の磁性回転体を互いに離間して設
け、これら磁性回転体間に位置し磁気力により前記磁性
回転体を吸着し得る磁石からなる磁石回転体を設け、前
記一方の磁性回転体の回転力を前記磁石回転体を介して
前記他方の磁性回転体に伝達する駆動伝達機構におい
て、前記磁性回転体及び前記磁石回転体のうちの少なく
ともどちらか一方の回転体の円周表面をその回転体の軸
方向に帯状に複数の異なる摩擦係数を有するように形成
したので、摩擦係数とバネ定数とを同時に高く設定する
ことが可能となり、これによりスベリを低減すると共
に、伝達力及び回転ムラを向上させることができると同
時にこれと相反する負荷変動に対しても強い状態とする
ことができるものである。
【0017】請求項2記載の発明は、磁性体からなる少
なくとも2つ以上の磁性回転体を互いに離間して設け、
これら磁性回転体間に位置し磁気力により前記磁性回転
体を吸着し得る磁石からなる磁石回転体を設け、前記一
方の磁性回転体の回転力を前記磁石回転体を介して前記
他方の磁性回転体に伝達する駆動伝達機構において、前
記磁性回転体及び前記磁石回転体のそれぞれの回転体の
円周表面をその回転体の軸方向に帯状に複数の異なる摩
擦係数を有するように形成し、前記磁性回転体と前記磁
石回転体とにそれぞれ形成された表面の摩擦係数の大き
い表面同士及びその摩擦係数の小さい表面同士がそれぞ
れ接触するような状態で配設したので、請求項1記載の
発明の場合よりも接触面の動摩擦係数を一段と大きくす
ることが可能となり、これにより、一段とスベリを低減
させることができると共に、伝達力及び回転ムラを大幅
に向上させることができるものである。
なくとも2つ以上の磁性回転体を互いに離間して設け、
これら磁性回転体間に位置し磁気力により前記磁性回転
体を吸着し得る磁石からなる磁石回転体を設け、前記一
方の磁性回転体の回転力を前記磁石回転体を介して前記
他方の磁性回転体に伝達する駆動伝達機構において、前
記磁性回転体及び前記磁石回転体のそれぞれの回転体の
円周表面をその回転体の軸方向に帯状に複数の異なる摩
擦係数を有するように形成し、前記磁性回転体と前記磁
石回転体とにそれぞれ形成された表面の摩擦係数の大き
い表面同士及びその摩擦係数の小さい表面同士がそれぞ
れ接触するような状態で配設したので、請求項1記載の
発明の場合よりも接触面の動摩擦係数を一段と大きくす
ることが可能となり、これにより、一段とスベリを低減
させることができると共に、伝達力及び回転ムラを大幅
に向上させることができるものである。
【図1】本発明の第一の実施例を示す斜視図である。
【図2】マグネットアイドラの内部構成を示す断面図で
ある。
ある。
【図3】そのマグネットアイドラの外観構成を示す正面
図である。
図である。
【図4】マグネットアイドラ駆動機構の基本構成を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図5】その各回転体の回転する方向を示す正面図であ
る。
る。
【図6】本発明の第二の実施例を示す斜視図である。
【図7】その駆動伝達機構の回転体の部分を示す部分断
面図である。
面図である。
【図8】回転体の表面にアラシ処理を施した場合の様子
を示す平面図である。
を示す平面図である。
2,4 磁性回転体
5 磁石回転体
Claims (2)
- 【請求項1】 磁性体からなる少なくとも2つ以上の磁
性回転体を互いに離間して設け、これら磁性回転体間に
位置し磁気力により前記磁性回転体を吸着し得る磁石か
らなる磁石回転体を設け、前記一方の磁性回転体の回転
力を前記磁石回転体を介して前記他方の磁性回転体に伝
達する駆動伝達機構において、前記磁性回転体及び前記
磁石回転体のうちの少なくともどちらか一方の回転体の
円周表面をその回転体の軸方向に帯状に複数の異なる摩
擦係数を有するように形成したことを特徴とする駆動伝
達機構。 - 【請求項2】 磁性体からなる少なくとも2つ以上の磁
性回転体を互いに離間して設け、これら磁性回転体間に
位置し磁気力により前記磁性回転体を吸着し得る磁石か
らなる磁石回転体を設け、前記一方の磁性回転体の回転
力を前記磁石回転体を介して前記他方の磁性回転体に伝
達する駆動伝達機構において、前記磁性回転体及び前記
磁石回転体のそれぞれの回転体の円周表面をその回転体
の軸方向に帯状に複数の異なる摩擦係数を有するように
形成し、前記磁性回転体と前記磁石回転体とにそれぞれ
形成された表面の摩擦係数の大きい表面同士及びその摩
擦係数の小さい表面同士がそれぞれ接触するような状態
で配設したことを特徴とする駆動伝達機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26215991A JPH0518451A (ja) | 1991-05-08 | 1991-10-09 | 駆動伝達機構 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3-102372 | 1991-05-08 | ||
| JP10237291 | 1991-05-08 | ||
| JP26215991A JPH0518451A (ja) | 1991-05-08 | 1991-10-09 | 駆動伝達機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0518451A true JPH0518451A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=26443083
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26215991A Pending JPH0518451A (ja) | 1991-05-08 | 1991-10-09 | 駆動伝達機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0518451A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017006934A1 (ja) * | 2015-07-08 | 2017-01-12 | Ntn株式会社 | 動力伝達装置 |
-
1991
- 1991-10-09 JP JP26215991A patent/JPH0518451A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017006934A1 (ja) * | 2015-07-08 | 2017-01-12 | Ntn株式会社 | 動力伝達装置 |
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