JPH05184751A - 2枚の縫製物を模様が合致するように縫合する方法 - Google Patents

2枚の縫製物を模様が合致するように縫合する方法

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JPH05184751A
JPH05184751A JP13931392A JP13931392A JPH05184751A JP H05184751 A JPH05184751 A JP H05184751A JP 13931392 A JP13931392 A JP 13931392A JP 13931392 A JP13931392 A JP 13931392A JP H05184751 A JPH05184751 A JP H05184751A
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sewing
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Wolfgang Hauck
ハウク ヴォルフガング
Fritz Jehle
イェーレ フリッツ
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GM Pfaff AG
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    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B27/00Work-feeding means
    • D05B27/02Work-feeding means with feed dogs having horizontal and vertical movements
    • D05B27/04Work-feeding means with feed dogs having horizontal and vertical movements arranged above the workpieces
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B35/00Work-feeding or -handling elements not otherwise provided for
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  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ミシンの送り手段の送り量を適宜調整すること
により、模様ずれの発生を防止する。 【構成】a)ひと続きの同一の縫製物を処理する場合、
最初の縫製過程を開始する前に、位置調整可能な送り手
段の送り量を他方の送り手段の送り量に設定する。b)
最初の縫製過程の間、2枚の縫製物の模様がほぼ合致す
るような送りを保証する値を位置調整可能な送り手段の
送り量が占めるような、調整装置の調整値を検出する。
c)次の縫製過程の際に、位置調整可能な送り手段の送
り量の縫製開始時に有効な初期値を設定するための標準
搬送調整値ENとして、検出された前記調整値、もしく
は、それぞれ先行する縫製過程の終了時に最終的に有効
であった調整装置の調整値EAのいずれかを使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同一の模様を施した2
枚の縫製物を模様が合致するようにミシンを用いて縫合
する方法であって、ミシンが、上送り手段及び下送り手
段と、両送り手段の少なくとも一方に付設され、位置調
整可能な送り手段の送り量を他方の送り手段の送り量に
たいして相対的に変化させるための調整装置と、それぞ
れの縫製物の像を撮影するそれぞれ1個の撮像センサ
と、信号処理装置とを有し、該信号処理装置が、模様を
結像させるセンサ信号から、2枚の縫製物の二つの模様
部分の相対位置を大きさと方向とに関し検出して、模様
ずれが存在している場合にはこれを補正するために、位
置調整可能な送り手段の相対送り量を適宜変化させるよ
うに前記調整装置を付勢させるように構成されたミシン
を用いて、2枚の縫製物を模様が合致するように縫合す
る方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】同一の模様を施した2枚の縫製物を模様
が合致するように縫合する際、既に縫製開始時点におい
て、例えば線状の模様要素が正確に一致するようにする
ためには、縫製物の前部エッジ領域において縫製物が可
能な限り正確に整向されてミシンに挿入されることが必
要である。このため、ドイツ特許第3346163号明
細書によって知られている、模様が合致するように縫製
するための装置では、下送りと、模様ずれ検査結果に応
じて位置調整可能な上送りとが設けられ、上送りの送り
量を調整するためのステッピングモータを、各縫製過程
の実施後標準ホームポジションに復帰させる構成になっ
ている。
【0003】この場合、上送りと下送りの送り量を正確
に同一に調整する際、多数の影響ファクターのために、
両縫製物の同期送りが例外的な場合にしか得られないこ
とが判明した。この場合最も影響するファクターは、繊
維の種類によって搬送特性が異なることである。
【0004】このような事情に鑑み、ドイツ特許公開第
3910870号公報では、特定の素材(例えば厚い羊
毛繊維)において両縫製物の同期送りを達成するため、
上送りを下送りよりも小さな送り量で作動させ、他の素
材(例えば薄い非羊毛繊維)の場合には、下送りよりも
大きい送り量で作動させねばならないことが提案されて
いる。このような、両縫製物の同期送りをもたらす上送
りの調整は、標準搬送調整とも呼ばれる。
【0005】このように縫製物の搬送特性が異なると、
これに対応して模様ずれ修正の際に異なる結果になり、
そのため美観に優れない不規則な縫い目が形成されるこ
とがあるので、ドイツ特許公開第3910870号公報
により、模様ずれ修正を均等化する方法が提案された。
この方法によれば、第1の処置として、両縫製物の実際
の送り量がほぼ等しくなるような上送りの送り量の初期
値H0を操作者が手で行なわねばならない。もちろん、
この調整値を操作者がどこから得るのかに関してはなん
ら言及されていない。縫製物の搬送特性は前述したよう
に素材の種類に影響されるばかりでなく、とりわけ縫製
物の表面特性、繊維糸の方向、ミシンの速度、押え足の
圧力、送り量、上送りと下送りの状態によっても影響を
受けるので、前記初期値H0を中途で正確に調整するた
めにこれらすべてのパラメータを考慮した提案値を決定
することは非常に困難である。
【0006】模様ずれの修正を均等化するための第2の
処置として、ミシンのコンピュータが上送りの調整装置
にたいして模様ずれ補正値を検出する際、縫製物の搬送
特性に適合した全部で三つの予め決定される修正ファク
ターG1,G2,G3のいずれかでコンピュータが付勢
され、これにより模様ずれの過剰と、この過剰によって
生じる模様ずれの強い変動とが回避されると共に、模様
ずれを迅速に補正することができる。修正ファクターG
は、実験値または表に記載された値に基づいて操作者に
よって選定されてミシンの操作パネルで手で設定される
か、或いは自動的に決定される。自動的に決定する場合
には、三つの修正ファクターのうち中間の修正ファクタ
ーにより形成された最初の縫い目部分を縫製した後、マ
イクロコンピュータが模様ずれを検査し、この模様ずれ
の検査結果に基づいてマイクロコンピュータは残りの縫
い目にたいし中間の修正ファクターG2を維持するか、
或いはより大きな修正ファクターG1またはG3を選択
する。
【0007】適切な修正ファクターGの選択は、上送り
の送り量の初期値H0の設定値を蛙ものではなく、模様
ずれを検出し、この模様ずれに応じて上送りに対する理
論的な設定値を算出した後に、上送りの送り量を、加工
されるべき縫製物の搬送特性に適合させるものでしかな
い。このように、縫製物を模様が合致するように正確に
ミシンに挿入しても、不正確に設定された初期値H0
模様ずれの発生を防止するものではなく、単に、とりわ
け両縫製物の不均一な送りによって生じる模様ずれの補
正が均等化されるにすぎない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ひと
つづきの同一の縫製物から成る2枚の縫製物を模様が合
致するように縫合する方法において、縫い目を均等に形
成させるため、ミシンの送り手段の送り量を適宜調整す
ることにより、模様ずれの発生を防止することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、a)ひと続きの同一の縫製物を処理する場
合、最初の縫製過程を開始する前に、位置調整可能な送
り手段の送り量を他方の送り手段の送り量に設定するこ
と、b)最初の縫製過程の間、2枚の縫製物の模様がほ
ぼ合致するような送りを保証する値を位置調整可能な送
り手段の送り量が占めるような、調整装置の調整値を検
出すること、c)次の縫製過程の際に、位置調整可能な
送り手段の送り量の縫製開始時に有効な初期値を設定す
るための標準搬送調整値ENとして、検出された前記調
整値、もしくは、それぞれ先行する縫製過程の終了時に
最終的に有効であった調整装置の調整値EAのいずれか
を使用することを特徴とするものである。
【0010】縫い目を均等に形成させるために、実施態
様項1に記載の構成が一層貢献する。この構成によれ
ば、模様ずれの補正を検知してから、新たに生じた模様
ずれを検知するまでの時間、標準搬送調整値ENを、位
置調整可能な上送り手段にたいする調整値として用い
る。この構成により、不連続的な模様ずれ検査と、この
不連続な模様ずれ検査によって生じる信号処理装置の不
連続な調整特性とが原因して発生する、信号処理装置か
ら形成される調整回路の行き過ぎ量(Ueberschwingen)及
びハンチング(Pendeln)が減少し、従って調整可能な上
送り手段に対する調整値EAの変動も減少する。
【0011】調整回路の行き過ぎ量及びハンチングが発
生すると、模様ずれの補正を検知したときに求められ
る、調整可能な上送り手段に対する調整値EAも、理論
的な標準搬送調整値ENTを中心にして変動するので、実
施態様項2に記載の構成により、模様ずれの補正が確定
したときにもとめられる複数の調整値EAの平均値を形
成することにより標準搬送調整値ENが得られる。この
ようにして算出された標準搬送調整値ENは理論的な標
準搬送調整値ENTに非常に近い値であり、顕著な影響を
与えない最小の誤差である。
【0012】ひとつづきの同一の縫製物を加工する際
に、一方の縫製物、または搬送特性に影響を与える他の
パラメータ、または例えば縫製物の伸長状態が変化する
場合には、このような事情に鑑み、実施態様項3に記載
の構成により、標準搬送調整値ENの検出が各縫製過程
ごとに新たに行なわれる。
【0013】加工されるべき縫製物の模様が、非常に大
きな循環長さ及び/または大きな単一色の部分または非
構造的な部分、従って模様を検出できない部分を有し、
よって模様ずれ情報が比較的大きな間隔でしか得られな
い場合には、信号処理装置が長い時間間隔で模様ずれの
変化に反応し、従って信号処理装置の調整回路が行き過
ぎ量を発生し、その結果一方では、所望の模様ずれ“ゼ
ロ”を中心にして模様の整向方向が大きく変動し、他方
では標準搬送調整値ENを算出する際に、理論的な標準
搬送調整値ENTから大きくずれた不正確な調整値が生じ
る危険がある。このような危険は実施態様項4に記載の
構成により解消され、即ち二つの模様ずれ情報の間の時
間が比較的大きな場合、予め選定可能なインターバルの
終了後、以前に検出した模様ずれを補正するために決定
した、調整装置の調整値EAを、標準搬送調整値ENまた
はこれに依存する調整値に変化させることによって解消
される。上記のインターバルは、操作者により模様の所
与条件に基づいて決定することができ、例えば二つの模
様ずれ情報の間隔が八つの縫いステッチにわたって存在
する場合には、最初の四つの縫いステッチを、以前に検
出した模様ずれを補正するために算出した調整装置の調
整値EAで縫製し、残りの四つの縫いステッチを標準搬
送調整値ENで形成させる。従ってこの実施態様項4に
記載の構成により、信号処理装置の行き過ぎ量の発生及
びこれによって生じる調整特性の大きな変動が防止さ
れ、よって均一な縫い目が形成されると共に、標準搬送
調整値ENを正確に決定することができる。この場合、
理論的な標準搬送調整値ENTに近いより正確な調整値
は、始端領域における模様縫いを均一にさせる。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付の図面を用いて
説明する。
【0015】本発明による方法を実施するために用いる
ミシンはドイツ特許第3346163号明細書に開示さ
れているミシンに相当しているので、ミシンの構成及び
作用に関してはこの公知のミシンを参照してもらいた
い。なお、以下の説明ではドイツ特許第3346163
号明細書で使用されている符号と同一の符号を使用す
る。
【0016】ミシンは、針板89を備えた基板1を有し
ている。針板89の上方には押え3が設けられている。
図示していない針棒によって上下動可能な針6は、同様
に図示していないルーパーと協働する。互いに縫合され
るべき模様付きの縫製物W1,W2を送るため、ミシン
は、上送り9と下送り10とを有している。
【0017】下送り10は、図示していない調整可能な
駆動機構に連結されている。上送り9を駆動するため、
該上送り9は、一部だけを図示した揺動レバー58に連
結されている。揺動レバー58は、同様に図示していな
い調整可能な駆動機構に連結されている。上送り9の送
り量を調整し、さらに下送り10の送り量にたいして相
対的に変化させることができるように、図面には簡略に
図示した調整装置80が設けられている。この調整装置
80は、同様に簡略に示したステッピングモータ81を
有している。
【0018】上側の縫製物W1の模様の図柄を検知する
ため、CCDラインセンサを有している公知のラインカ
メラ200が用いられる。ラインカメラ200には、図
示していない照明装置が付設されている。下側の縫製物
W2の模様の図柄を検知するため、ガラス板201の下
方に配置され、CCDラインセンサを有しているライン
カメラ202が用いられる。ラインカメラ202にも、
同様に図示していない照明装置が付設されている。基板
1の下方の場所が狭いため、ラインカメラ202と照明
装置の間、及びラインカメラ202とガラス板201の
間に、図示していない光伝導体を設けてもよい。この光
伝導体を用いることにより、ラインカメラ202とこれ
に付設される照明装置とを、より狭い場所に収納するこ
とができる。
【0019】ミシンによって駆動されるパルス発生器2
03(このパルス発生器は、ドイツ特許第334616
3号明細書に記載のパルス発生器109に相当してい
る)と、ステッチ形成の周期で作動するラインカメラ2
00,202の制御ユニット204及び制御回路20
5;206とは、それぞれアナログ・デジタル変換器2
07;208を介してそれぞれイメージメモリ209;
210に接続されている。
【0020】制御ユニット204は、相関モジュール(K
orrelatormodul)211を制御する。相関モジュール2
11は、二つの入力部を介して両イメージメモリ20
9,210に接続している。相関モジュール211の出
力部は、ずれ決定モジュール212の入力部に接続され
ている。ずれ決定モジュール212の第1の出力部は、
調整値演算モジュール213の第1の入力部に接続され
ている。調整値演算モジュール213の第1の出力部
は、ステッピングモータ81のステッピングモータ制御
部214に接続されている。
【0021】ずれ決定モジュール212の第2の出力部
は、調整値検出モジュール215の第1の入力部に接続
されている。調整値検出モジュール215の第2の入力
部は、調整値演算モジュール213の第2の出力部に接
続され、調整値検出モジュール215の出力部は、調整
値演算モジュール213の第2の入力部に接続されてい
る。
【0022】上記のデータ処理ユニット204ないし2
08と、イメージメモリ209,210と、モジュール
211ないし215と、ステッピングモータ制御部21
4とは、調整回路として作動する信号処理装置216を
形成している。上送り9の送り量を手動で調整するた
め、ミシンの操作パネル217の、調整値演算モジュー
ル213に接続されるスイッチ(図示せず)が用いられ
る。
【0023】作用;同一の縫製物のひと続きまたは束の
最初の対を処理する前に、操作パネル217を介して調
整値演算モジュール213に調整値E0を形成させる。
この調整値E0は、ステッピングモータ制御部214と
ステッピングモータ81とを介して、上送り9が下送り
10と同一の送り量を実施するように調整装置80を調
整する。縫製物及びミシンの搬送特性を特に考慮させな
いこの暫定的な調整値E0は、最初の縫製過程の開始に
たいして適用される。
【0024】始端領域において模様が一致するように手
で整向された縫製物W1,W2が押え3の下方に挿入さ
れると、ミシンのスイッチをオンにすることによって、
ドイツ特許第3346163号明細書によって知られる
模様ずれ検査が開始する。この場合、ラインカメラ20
0,202によって生じるイメージデータは、縫製物表
面の明度分布に対応するシグナルプロフィールを形成
し、デジタル化された後イメージメモリ209,210
に中間メモリされる。相関モジュール211では、イメ
ージメモリ209,210から取り出された信号値か
ら、相互相関関数の演算によりシグナルプロフィールの
最大可能類似性が検出され、ずれ決定モジュール212
を用いて、場合によっては生じている模様ずれの大きさ
が確定される。
【0025】この最初の模様ずれ検査の際に、模様ずれ
が存在しないと確定された場合には、この結果は調整値
検出モジュール215に知らされる。調整値検出モジュ
ール215は、この時点でまだ調整値演算モジュール2
13に印加されている初期調整値E0を記憶し、最初の
被加数として、後の標準搬送調整値ENの演算のために
利用される。
【0026】最初の模様ずれの検査の際に模様ずれの存
在が確定された場合には、調整値演算モジュール213
は、この模様ずれの大きさと方向に依存して必要な、調
整装置80にたいする調整値EAを演算する。この場合
調整値演算モジュール213から出力される信号は、ス
テッピングモータ制御部214により適当なステッピン
グモータ命令に変換される。ステッピングモータ81
は、調整装置80を介して上送り9の送り量を変化させ
ることにより、模様ずれが小さくなるように、または補
正されるようにする。
【0027】模様ずれを検査した後、模様ずれを補正す
るために必要な調整値EAが演算され、上送り9がこれ
に対応して調整される。1回の模様ずれ検査で模様ずれ
が存在しないと確定された場合には、この時点で調整値
検出モジュール213に印加されている調整値EAが調
整値検出モジュール215によって記憶され、最初の被
加数またはその後の被加数として、標準搬送調整値EN
の演算のために利用される。
【0028】模様ずれ“ゼロ”の際に固持される少なく
とも二つの調整値が目標値検出モジュール215に記憶
されると、これらの調整値から算術平均値が形成され、
このようにして得られた値は、標準搬送調整値ENとし
て利用される。
【0029】前もって検出した模様ずれを補正した後、
上記標準搬送調整値ENは、調整装置80のための調整
値になり、再び模様ずれが確定されるまで維持される。
同時に、算出された標準搬送調整値ENは調整値検出モ
ジュール215のメモリに記憶される。
【0030】特に、模様ずれの検査が非連続的に行なわ
れるため、模様ずれを補正する際に、調整回路を形成し
ている信号処理装置216に行き過ぎ量が発生したりハ
ンチングが発生することがあり、この場合例えば本来先
行している、上側の縫製物の模様ずれの後に、後行する
模様ずれが生じ、この後行する模様ずれが調整値EA
修正させることになるので、模様ずれの補正が新たに行
なわれるときに確定される調整値EAも理論的な標準搬
送調整値ENTのまわりに振動する。模様ずれが“ゼロ”
であることが確定された後、前もって記憶されている調
整値EAと新しい実際の調整値EAを用いて標準搬送調整
値ENが新たに行なわれるので、被加数の数量が増える
につれて、新たに算出される標準搬送調整値ENは理論
値に漸近する。この理論値においては、縫製物W1,W
2及びミシンの搬送特性に影響を与えるすべてのパラメ
ータが補正され、両縫製物W1,W2はその模様に関し
て正確に同一の処理速度で搬送される。
【0031】その都度新たに算出された標準搬送調整値
Nがその前に算出された値ENの代わりに使用され、模
様ずれが“ゼロ”であることが確定した後に、以後の縫
製過程で上送り9にたいする調整値EAとして用いられ
る。同様に、最後に算出された標準搬送調整値ENが次
の縫製過程で上送り9にたいする初期調整値として利用
される。
【0032】ひとつづきの同一の縫製物の最初の対を縫
製した後に、求められた標準搬送調整値ENが理論的な
標準搬送調整値ENTに対応し、少なくとも非常に近いと
いうことを前提にすることができるので、第2の縫製物
対を縫製するときには、最初から模様ずれの発生が防止
され、模様が合致するように縫合する際の縫い目の形成
を一様化させるうえで大いに貢献する。また、第2の縫
製物対を縫合する際に、前もって検出した模様ずれを補
正した後に、調整装置80が理論的な標準搬送調整値E
NTに対応する調整値または非常に近い調整値で作動さ
れ、その結果上送り9が標準搬送運動を実施し、その際
両縫製物が同一の処理速度で送られることも縫い目を一
様に形成するうえで貢献する。このような状況により、
調整回路の行き過ぎ量及びハンチングの発生が防止さ
れ、或いはその場合に生じる振幅も著しく減少する。
【0033】処理されるべき縫製物が、非常に大きな循
環長さを有している場合、即ち大きな模様反復間隔を有
している場合、及び/または模様のない部分が大きく、
従って二つの模様ずれ情報の間に長い時間間隔が予測さ
れる場合には、操作パネル217にこれに相当するイン
ターバルを選定することができる。このインターバルが
満了した後に、前もって検出された模様ずれを補正する
ために算出された調整値EAが、次の模様ずれ情報が発
生するまで標準搬送調整値ENに変更される。このよう
な手段により、問題性のある模様の場合も、調整回路の
行き過ぎ量及びハンチングの発生が防止され、このよう
な場合でも縫い目が一様に形成される。
【0034】次に、本発明の有利な構成を列記してお
く。
【0035】(1)模様ずれの補正を検知してから次の
模様ずれを検知するまでの時間、標準搬送調整値E
Nを、位置調整可能な送り手段にたいする調整値として
用いることを特徴とする方法。
【0036】(2)模様ずれの補正が確定したときにも
とめられる複数の調整値EAの平均値を形成することに
より標準搬送調整値ENを得ることを特徴とする、上記
第1項に記載の方法。
【0037】(3)標準搬送調整値ENを、請求項1の
構成要件b)に従って各縫製過程で検出し、この調整値
を変化させる際に、位置調整可能な送り手段の送り量
の、次の縫製開始時に有効な初期値の大きさを対応的に
適合させることを特徴とする、上記第1項または第2項
に記載の方法。
【0038】(4)二つの模様ずれ情報の間の時間が比
較的大きな場合、予め選定可能なインターバルの終了
後、以前に検出した模様ずれを補正するために決定し
た、調整装置の調整値を、標準搬送調整値ENまたはこ
れに依存する調整値に変化させることを特徴とする、上
記第1項から3項までのいずれか1つに記載の方法。
【0039】
【発明の効果】模様が合致するように縫製する場合、縫
製物は前部エッジの領域において模様に応じて整向され
てミシンに挿入され、さらに縫製物及びミシンの搬送特
性並びに検出可能な模様要素の間隔に依存して早期の時
点で、または遅い時点で、両縫製物の模様の一致が達成
され、或いは模様ずれの補正が行なわれる。模様が正確
に整向されている縫い目部分が比較的長い場合、即ち模
様ずれが生じていない縫い目部分が比較的長い場合に
は、位置調整可能な上送り手段によって生じる上側の縫
製物の送りが下送り手段によって生じる下側の縫製物の
送りに同調し、その結果、縫製物及びミシンの搬送特性
に影響を与える前記のすべてのパラメータ及び縫製物の
伸長の違いが考慮され、補正されたものと前提すること
ができる。従って、上送り手段の対応する送りを生じさ
せる調整手段の調整値は、前述のように定義した標準搬
送調整値ENを表す。この標準搬送調整値ENでは、縫製
物の模様に関連付けられる処理量は両縫製物において正
確に等しい。ひとつづきの同一の縫製物において、搬送
特性に影響を与えるパラメータが縫製物ごとにほぼ等し
い場合には、本発明による方法に従って検出された標準
搬送調整値ENを用いて、次の縫製過程及び以後のすべ
ての縫製過程を開始する前に、上送り手段の送り量が次
のような値に調整され、即ち両縫製物が縫製開始時か
ら、縫製物の模様に関連付けられる正確に等しい処理量
で送られ、その結果両縫製物を模様が合致するように挿
入した場合、模様ずれの発生が防止されるような値に調
整される。
【0040】ひとつづきの同一の縫製物の場合、ミシン
の作動中に、搬送特性に影響を与えるパラメータの一つ
または複数が変化する場合には、縫製開始のための標準
搬送調整値ENとして、それぞれ前回の縫製過程の終了
時に最後に有効であった調整装置の調整値EAを使用す
るのが合目的である。この場合、それぞれの縫製過程の
終了時に模様ずれの補正が行なわれ、少なくともわずか
な模様ずれが存在しているにすぎない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による方法を実施するための装置の回路
図である。
【符号の説明】
9 上送り 10 下送り 216 信号処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フリッツ イェーレ ドイツ連邦共和国 デー・6751 エンケン バッハ・アルゼンボルン トーマスシュト ラーセ 5

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の模様を施した2枚の縫製物を模様
    が合致するようにミシンを用いて縫合する方法であっ
    て、ミシンが、上送り手段及び下送り手段と、両送り手
    段の少なくとも一方に付設され、位置調整可能な送り手
    段の送り量を他方の送り手段の送り量にたいして相対的
    に変化させるための調整装置と、それぞれの縫製物の像
    を撮影するそれぞれ1個の撮像センサと、信号処理装置
    とを有し、該信号処理装置が、模様を結像させるセンサ
    信号から、2枚の縫製物の二つの模様部分の相対位置を
    大きさと方向とに関し検出して、模様ずれが存在してい
    る場合にはこれを補正するために、位置調整可能な送り
    手段の相対送り量を適宜変化させるように前記調整装置
    を付勢させるように構成されたミシンを用いて、2枚の
    縫製物を模様が合致するように縫合する方法において、 a)ひと続きの同一の縫製物を処理する場合、最初の縫
    製過程を開始する前に、 位置調整可能な送り手段の送り量を他方の送り手段の送
    り量に設定すること、 b)最初の縫製過程の間、2枚の縫製物の模様がほぼ合
    致するような送りを保証する値を位置調整可能な送り手
    段の送り量が占めるような、調整装置の調整値を検出す
    ること、 c)次の縫製過程の際に、位置調整可能な送り手段の送
    り量の縫製開始時に有効な初期値を設定するための標準
    搬送調整値ENとして、検出された前記調整値、もしく
    は、それぞれ先行する縫製過程の終了時に最終的に有効
    であった調整装置の調整値EAのいずれかを使用するこ
    と、を特徴とする方法。
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