JPH05185443A - 溶液製膜方法 - Google Patents

溶液製膜方法

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Publication number
JPH05185443A
JPH05185443A JP4019390A JP1939092A JPH05185443A JP H05185443 A JPH05185443 A JP H05185443A JP 4019390 A JP4019390 A JP 4019390A JP 1939092 A JP1939092 A JP 1939092A JP H05185443 A JPH05185443 A JP H05185443A
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JP
Japan
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film
support
cellulose triacetate
solution
roller
Prior art date
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Pending
Application number
JP4019390A
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English (en)
Inventor
Yuji Suzuki
祐次 鈴木
Kosuke Katai
幸祐 片井
Takeshi Yamazaki
武 山崎
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送ローラ上に異物が成長するのを押さえ、
しかもローラ洗浄作業の回数を著しく減じることの出来
るセルローストリアセテートセフィルムの溶液製膜方法
を提供する。 【構成】 剥離された該フイルム中の平均残留溶剤比率
が40〜50重量%の条件では、フィルムは昇温しても
フイルムの中央領域の部分は粘着化しにくく、付着汚れ
を発生させないのであるが、実験の結果、フィルム中の
平均残留溶剤が40重量%以上の場合、フィルムの両端
部の溶剤重量%はそれ以上であり、しかも乾燥風からの
伝熱で昇温する為、両端部において付着汚れが発生する
ことがあることが判明した。本発明において、搬送ロー
ラの前記フィルム端部より少くとも内側30mmまでの
領域の表面温度を20℃以下に冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】写真感光材料の支持体等に使用さ
れるセルローストリアセテートフィルムの溶液製膜方法
に関する。更に詳しくは、セルローストリアセテートの
溶液(以後ドープと呼ぶ)を表面温度20℃以下に冷却
したエンドレスバンド又はドラム(以後支持体と呼ぶ)
に流延し、該支持体上で乾燥と冷却を行う事によって凝
固したフィルムを支持体より剥離し、搬送ロールで乾燥
しながら搬送するセルローストリアセテートフイルムの
溶液製膜方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】セルローストリアセテートフイルムの溶
液製膜方法としては、ドラム流延としては図4(a)に
示すように流延ダイ1より回転するドラム5上に流延さ
れたセルローストリアセテートフィルム3はドラム5上
で或程度乾燥され、ドラムよりフィルム4として剥ぎ取
られ、搬送ローラ71 ,72 ,73 ・・・によって搬送
され両面より乾燥される。又、バンド流延としては図4
(b)に示すように流延ダイ1より回転する2つのドラ
ム上にかけられたバンド6上に流延されたセルロースト
リアセテートフィルム3はバンド6上である程度乾燥さ
れ、バンドよりフィルム4として剥ぎ取られ、搬送ロー
ル71 ,72 ,73 ,74 ・・・によって搬送され、両
面より乾燥される。このような工程で生産速度をあげて
行くためには、セルローストリアセテートフィルム3中
の残留溶媒比率を出来るだけ高い状態に於いてドラム5
又はバンド6等の支持体より剥離してフィルム4とする
技術が必要であり、これらについての技術が多数開示さ
れている。例えば、米国特許2、221、019号、同
2、607、704号、同2、739、069号各明細
書、特公昭45−9074号、特公昭54−48862
号、特開昭62−115035号各公報等である。セル
ローストリアセテートフィルム3を支持体5又は6より
剥離してフィルム4にするためには、支持体5又は、6
上での乾燥による溶媒蒸発と、支持体の表面温度を剥離
点でのフィルムの残留溶媒量に応じた凝固点以下に冷却
することによって達成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、セルロ
ーストリアセテート溶液を流延ダイ1より支持体5又は
6上にフィルム3状に流延する際、図3(a)に示すよ
うにセルローストリアセテートの溶液は流延部2におい
ていわゆるネックイン現象をおこし、図3(b)の部分
拡大平面図に示すように2の耳部分はフィルム3の端部
に集まるために耳部の厚みが厚くなり、次ぎに図2に示
すように支持体より剥離されたフィルム4は、搬送ロー
ラ7に接するBの部分、フィルム端部より約30mmの
間は膜厚の厚い部分が出来る。フィルム4は支持体5又
は6より剥離後両面よりの乾燥によって急激に乾燥を進
める事になるが、フィルム中の残留揮発比率が高いロー
ル搬送の初期においては、搬送ロールからの伝熱でフィ
ルム4の端部は昇温され再度粘着化(ドープ化)し搬送
ロールに付着し、汚れを発生させる。この付着汚れは搬
送ロールの表面温度が高くなる図2の領域Bの部分に発
生しやすい。汚れが発生すると経時でこの汚れが成長
し、やがてこの汚れは搬送ローラから剥離して更に他の
搬送ローラに異物となって付着する。この異物がフィル
ム上に押し傷等の外観故障をつくる原因になる。したが
って、これを防ぐために製造中作業者が定期的に搬送ロ
ーラを洗浄する事によって対策が取られてきた。その方
法は、メチレンクロライドなどの溶剤をしめした布を用
いて手作業で搬送ローラ上の汚れを除去してゆく方法で
あるが、この作業はメチレンクロライド、メタノール、
ブタノール等の有機溶剤のガス雰囲気下で行われる為に
作業者はガス中毒の危険にさらされる事になる。また、
洗浄作業中に搬送されるフィルムは製品にする事ができ
ず、洗浄作業の頻度が多いと生産効率を著しく低下させ
る原因となる。
【0004】本発明の目的は、上記従来の問題点に対処
し、搬送ローラ上に異物が成長するのを押さえ、しかも
洗浄作業の回数を著しく減じることの出来るセルロース
トリアセテートフィルムの溶液製膜方法を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の上記目
的は、セルローストリアセテートの溶液を表面温度20
℃以下に冷却した支持体上に流延し、該支持体上でセル
ローストリアセテートフィルムを乾燥と冷却によって凝
固せしめ、該凝固したフィルムを支持体より剥離し、搬
送ローラで搬送しながら乾燥するセルローストリアセテ
ートフィルムの溶液製膜方法に於いて、該支持体から剥
離された該フィルム中の溶剤の重量比率が40重量%以
上の場合、前記搬送ローラの前記フィルム端部より少く
とも30mmまでの領域の表面温度を20℃以下に冷却
する事を特徴とするセルローストリアセテートフィルム
の溶液製膜方法によって達成される。
【0006】本発明の流延するセルローストリアセテー
トの溶液としては、セルローストリアセテート及びその
他乾燥後固体となる成分の和の濃度が18〜35重量%
であるドープの場合をいう。また生産の能率上昇の為、
前記支持体上のセルローストリアセテートフィルムを早
く(残留溶剤比率がより高い状態で)剥離する為に、前
記支持体の表面温度を20℃以下に冷却する。本発明に
おいて、剥離された該フィルム中の溶剤の重量比率が4
0重量%以上の場合とは、平均残留溶剤比率が40〜5
0重量%の条件では、フィルムは昇温してもC領域の部
分は粘着化しにくく付着汚れを発生させないのである
が、実験の結果、フィルム中の平均残留溶剤が40重量
%以上の場合、搬送ローラのB領域のフィルムの溶剤重
量%はそれ以上であり、しかも乾燥風からの伝熱で昇温
する為、B領域において付着汚れが発生することがある
ことが判明した。本発明において、搬送ローラの前記フ
ィルム端部より少くとも内側30mmまでの領域の表面
温度を20℃以下に冷却するということは、図2のB領
域に相当するローラ表面温度を20℃より低い温度にす
ることであり、望ましくは10℃以下、更に望ましくは
5℃以下にすることである。また、搬送ローラのC領域
はこの低い温度条件にする必要は必ずしもなく、ローラ
によっては付着汚れが発生しやすいB領域のみにおこな
ってもよい。また、すべての搬送ローラをこの温度条件
にする必要はなく、特に汚れが発生しやすいローラ例え
ば、残留溶剤比率が高い初期の搬送ローラのみに行って
も良い。ローラ表面温度の冷却する具体的手段として
は、ローラ内部に冷水を通水するジャケットを備えたロ
ーラを用いても良いし、図1に示すようにローラの外部
(a図)或いは内部(b図)より冷風を当てて冷却して
も良い。その他の冷却手段としてヒートパイプ等を用い
てもよい。
【0007】
【実施例】図4(a)に示す製造工程で共通の条件とし
て以下の条件を用い、ローラの表面温度を変えて比較を
行った。 使用ドープ: 溶質 セルローストリアセテート+微量の可塑剤 溶媒 メチレンクロライド、メタノール及びブタノール
の混合液 (重量比 メチレンクロライド:メタノール:ブタノー
ル=80:15:5) 濃度 21.5重量% フィルムの膜厚: 135μm(乾燥後) 支持体(ドラム)の表面温度: 14.5℃ 剥離点4でのフィルム中の平均残留溶剤比率 60重
量% ローラ搬送工程での乾燥風温度 60℃
【0008】(比較例−1) 搬送ローラの表面材質;ステンレス 製造時のローラ71〜73 の表面温度の測定結果を以下
に示す。図2に於いて、 領域A;35℃以上 領域B;25〜28℃ 領域C;10℃以下 製造開始直後から搬送ロール71 、72 、73 の各ロー
ルに付着汚れが発生した。付着汚れは経時で成長し2日
経過後、ロール7から汚れの一部が剥離し、7以後の他
のロール表面に付着した為フィルムに押し傷が発生し
た。その為、製造を一時中断し、ロール洗浄を行わなけ
ればならなかった。
【0009】(実施例−1) 搬送ロールの表面材質;ステンレス 搬送ロール71 ,72 ,73 の領域Bに図1(a)に示
すように冷風を吹き付け、領域Bの表面温度を20℃以
下になるようにした。製造直後から付着汚れは発生した
が、発生程度は比較例−1に較べて軽度であった。付着
汚れは経時で成長し、16日経過後ロール71 から汚れ
の一部が剥離し、他のロール表面に付着した為、フィル
ムに押し傷が発生した。その為、16日毎にロールの洗
浄を行ったが、この頻度は生産効率上許容できる頻度で
あった。
【0010】(実施例−2) 搬送ロール表面材質;ステンレス 搬送ロール71 、72 、73 の領域Bに図1(b)に示
すように実施例−1より更に低温の冷却風を吹き付け領
域Bの表面温度を10℃以下になるようにした。2週間
経過後僅かな付着汚れが発生したが、殆ど成長せず6か
月経過後も安定な製造が達成された。
【0011】(実施例−3) 搬送ロール材質;ステンレス 搬送ロール71 、72 、73 を内部に冷水ジャケットを
備えたロールとし、冷却水にてロール表面温度を5℃以
下に制御した。製造開始から6か月経過後も付着汚れは
発生せず、安定な製造が達成された。
【0012】図4(b)に示す製造工程での用いて実施
例を説明する。 使用ドープ: 溶質 セルローストリアセテート+微量の可塑剤 溶媒 メチレンクロライドとメタノールの混合液 (重量比 メチレンクロライド:メタノール=92:
8) 濃度 20重量% フィルムの膜厚 122μm(乾燥後) 支持体(バンド)の表面温度 20℃ 剥離点(4)でのフィルム中の平均残留溶剤比率 4
2.5重量% ローラ搬送工程での乾燥風温度 60℃ (実施例−4) 搬送ローラの条件 ロール71 、72 、73 は表面材質がセラミックの中空
ロールとし、図1(b)に示すようにロール内部より冷
却風にて領域Bを10℃以下に冷却した。ロール74 、
75 、76 はステンレスロールとし外部より冷却風にて
領域Bを20℃以下に冷却した。その結果、ロール
71 、72 、73 、76 に付着汚れは発生しなかった。
但し、ロール74 、75 のB領域に極僅かな汚れが発生
したが、6か月経過後もさしたる問題は無く安定な製造
が達成された。
【0013】
【発明の効果】本発明の搬送ローラの表面温度をフィル
ム端部より少くとも30mmまでの領域を20℃以下に
する溶液製膜方法によって、従来のような支持体から剥
離後の搬送ローラ上で、支持体上で一度凝固したフィル
ムが搬送ローラの表面温度によって昇温され粘着化し、
付着汚れとなって成長し、フィルムに付着する事が防止
され、洗浄作業の回数も著しく軽減され、製膜のスピー
ドアップ及び生産能率の向上に大きく寄与した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の溶液製膜方法の一実施例として、搬送
ローラの冷却方法の1例で、ローラの外部より冷却風を
吹き付ける装備の正面図(a)、及びローラを中空構造
とし内部より冷却風を吹き付ける装備の正面図(b)
【図2】本発明の対象となる付着の発生しやすいローラ
及び、フィルムの部分平面図(a)、及びその正面図
(b)
【図3】流延部に於けるネックインを説明する為の側面
図(a)と平面図(b)
【図4】本発明に関係する流延工程の側面図でドラム流
延工程(a)、バンド流延工程(b)である。
【符号の説明】
1 流延ダイ 2 流延部 3 流延されたフィルム 4 支持体から剥離後のフィルム 5 支持体(ドラム) 6 支持体(バンド) 71 ,72 ,73 ,・・・ 搬送ローラ 8 冷却風吹き出しノズル 9 中空構造の搬送ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 1:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルローストリアセテートの溶液を表面
    温度20℃以下に冷却した支持体上に流延し、該支持体
    上でセルローストリアセテートフィルムを乾燥と冷却に
    よって凝固せしめ、該凝固したフィルムを支持体より剥
    離し、搬送ローラで搬送しながら乾燥するセルロースト
    リアセテートフィルムの溶液製膜方法に於いて、該支持
    体から剥離された該フィルム中の溶剤の重量比率が40
    重量%以上の場合、前記搬送ローラの前記フィルム端部
    より少くとも内側30mmまでの領域の表面温度を20
    ℃以下に冷却する事を特徴とするセルローストリアセテ
    ートフイルムの溶液製膜方法。
JP4019390A 1992-01-09 1992-01-09 溶液製膜方法 Pending JPH05185443A (ja)

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JP4019390A JPH05185443A (ja) 1992-01-09 1992-01-09 溶液製膜方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH106351A (ja) * 1996-06-26 1998-01-13 Konica Corp セルローストリアセテートフィルムの製造方法及び液晶表示用部材の製造方法
JP2002103357A (ja) * 2000-07-24 2002-04-09 Fuji Photo Film Co Ltd 溶液製膜方法及び偏光板等

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH106351A (ja) * 1996-06-26 1998-01-13 Konica Corp セルローストリアセテートフィルムの製造方法及び液晶表示用部材の製造方法
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