JPH05188535A - 減力液及び銀画像の減力処理法 - Google Patents

減力液及び銀画像の減力処理法

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JPH05188535A
JPH05188535A JP4005404A JP540492A JPH05188535A JP H05188535 A JPH05188535 A JP H05188535A JP 4005404 A JP4005404 A JP 4005404A JP 540492 A JP540492 A JP 540492A JP H05188535 A JPH05188535 A JP H05188535A
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久 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明は、特定のアミノ化合物の第二鉄キレ
ート化合物を含むことを特徴とし、更に特定の減力促進
剤および/または錯形成剤及び染料を含有するの減力液
であり、また、ハロゲン化銀感光材料を露光、現像処理
して形成された銀画像を、上記減力液の存在下で減力処
理することを特徴とする銀画像の減力処理法に関する。 【構成】 本発明の減力液は、減力速度、減力適性、減
力作業性に優れており、かつ経時後の液において沈澱物
の析出が見られず、安定な液であり、硬調感光材料への
使用に適するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀感光材料、
特に製版感光材料を露光後現像処理して得られる網点ま
たは/および線画からなる銀画像を修正する減力処理法
に関するものである。更に詳しくは、減力適性が良く、
保存安定性が優れ、かつ被処理後感光材料の黄色汚染が
ない減力液に関する。
【0002】
【従来の技術】銀画像、とりわけ製版用感光材料に形成
された網点状または線状銀画像の減力に関しては、多く
の文献や特許があり、従来から種々の減力液が使用され
ている。古くは赤血塩を主成分とするファーマー氏の減
力液が一般的であったが、公害上の問題等から、最近で
は、硫酸セリウム塩減力液やエチレンジアミン四酢酸第
二鉄キレート減力液が使用されるようになってきた。
【0003】製版用感光材料としては、いわゆるリスフ
ィルムが主に用いられてきたが、最近ではヒドラジン化
合物やテトラゾリム化合物を含有する新しい硬調感光材
料が用いられるようになり、要求される減力液の特性も
変化してきた。
【0004】ファーマー氏減力液は中性で減力特性が良
いが、公害問題や液保存性が劣る欠点がある。また、硫
酸セリウム塩減力液は液保存性が良く減力適性も比較的
良いが強酸性で取り扱い性が悪く、又非画像部に黄色汚
染が残り易い欠点がある。更に、エチレンジアミン四酢
酸第二鉄キレート減力液は中性でコストが安いが、減力
性が劣る。沃化銀含有量が多い新しい硬調感光材料では
銀画像の周辺部に黄褐色の残差が生じ有効減力幅が減少
する。また、減力後の画像部が黄色汚染となり残る等の
欠点がある。
【0005】減力適性が良いとは、銀画像の濃度の低下
に対する、銀画像の面積の減少が大きいこと、すなわち
減力幅が大きいことをいう。
【0006】上記の問題点を解決するものとして、特開
平1−282551号公報には、1,3−ジアミノプロ
パン四酢酸第二鉄キレートを含有する減力液が記載され
ているが、この減力液では経時後沈澱物が析出し、また
減力適性が低下するという欠点を有することがわかっ
た。
【0007】また、一般に、従来のアミノポリカルボン
酸第二鉄キレートは酸化力が弱いため、硫酸セリウム
塩、赤血塩などと比較すると減力(酸化)速度が遅く、
実用性ある減力液とするには困難であり、又それらの化
合物て長時間減力しても、特に前記の新しい硬調感光材
料と組み合わせ使用した場合には網点濃度の低下が大き
く、減力後の画像部が黄色汚染となり、かつ網点の周辺
部に黄褐色の残渣が残り易い問題があった。
【0008】更に、特開昭52−68419号には、減
力液にヘテロ環メルカプト化合物の使用、特にエチレン
ジアミン四酢酸第二鉄キレートとの組み合わせ使用が記
載されているが、この組み合わせも上記の問題点を解決
出来るものではなかった。
【0009】一方、製版材料の仕上がりは顧客の注文に
よりしばしば修正が必要になり、局部的な部分の修正の
場合には、減力液により行うのが一般的である。減力作
業は、普通水の流れているライトテーブル(水洗ライト
テーブル)上で行うが、減力液が薄黄色のための所定部
分以外に流出しても気付かず必要な場所を消失してしま
うトラブルがしばしばあった。
【0010】また、減力された部分は、銀が酸化される
ため画像濃度が低く成るため、刷版に焼き付ける場合に
注意が必要である。特に減力工程と刷版工程が同じでな
く別々の場所の場合にしばしばこれが原因でトラブルが
発生する。
【0011】しかしながら、従来のアミノポリカルボン
酸第二鉄キレートを酸化剤とする減力液では網点の周辺
部に黄褐色の残渣が残り、顕微鏡で観察すると減力部分
がわかるが、目視では判別できないという問題もあっ
た。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は第1
に、これらの欠点のない減力液を提供することである。
【0013】第2に、特に前記の新しい硬調感光材料に
適性の有る減力液及び減力方法を提供することである。
【0014】第3に、特に減力液の流出や減力部分が分
かる作業性の良い減力液を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】我々は、数多くの酸化剤
を検討した結果、上記第1及び第2の目的は、下記一般
式(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(7)、
(8)及び(9)から選ばれた少なくとも1種のアミノ
化合物の第二鉄キレート化合物を含む減力液により達成
できることを見出した。
【0016】
【化57】
【0017】式中、Xは−C(=X11)−N(Ra)−
Rb、−N(Rc)−C(=X12)−Rd、−SO2
Re(Rf)、−N(Rg)SO2 Rh、または−SR
i(X11およびX12は酸素原子または硫黄原子を表す。
Ra、Rc、Re、Rgは水素原子、ヒドロキシ基、脂
肪族基、芳香族基またはヘテロ環基を表す。Rb、R
f、Riは水素原子、脂肪族基、芳香族基またはヘテロ
環基を表す。Rd、Rhは脂肪族基、芳香族基、ヘテロ
環基、−N(Rj)−Rk(RjおよびRkはRbと同
義である。)または−ORm(Rmは脂肪族基、芳香族
基またはヘテロ環基を表す。)を表す。
【0018】L1 は脂肪族基、芳香族基、ヘテロ環基お
よび/またはそれらの組み合わせから成る基を含む二価
の連結基を表す。
【0019】R11およびR12はそれぞれ水素原子、脂肪
族基、芳香族基またはヘテロ環基を表す。
【0020】
【化58】
【0021】式中、R21およびR22は一般式(1)のR
11と同義である。Zはヘテロ環基を表す。L2 は二価の
連結基を表す。mは0または1を表す。
【0022】
【化59】
【0023】式中、L3 は脂肪族基、芳香族基、ヘテロ
環基および/またはそれらの組み合わせから成る基を含
む二価の連結基を表す。A31はカルボキシ基、ホスホノ
基、スルホ基またはヒドロキシ基を表す。R31、R32
33、R34、R35、R36およびR37は、水素原子、脂肪
族基、芳香族基またはヘテロ環基を表す。R38およびR
39は、水素原子、脂肪族基、芳香族基、ヘテロ環基、ハ
ロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、アシル基、スルファ
モイル基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基、
アリールオキシカルボニル基、スルホニル基、スルフィ
ニル基を表す。また、R38とR39は連結して環を形成し
てもよい。pおよびqは0または1を表す。
【0024】
【化60】
【0025】式中、A41、A42およびA43は、一般式
(3)におけるA31と同義である。L41、L42およびL
43は一般式(1)におけるL1 と同義である。Yは酸素
原子または硫黄原子を表す。s、t、uおよびvはそれ
ぞれ0をまたは1を表わす。R41は置換基を表す。aは
0、1、2、3または4を表す。
【0026】
【化61】
【0027】式中、X51、X52、X53およびX54は、水
素原子、脂肪族基、芳香族基、ヘテロ環基、−L51−A
51(L51は一般式(1)におけるL1 と同義である。A
51はカルボキシ基、ホスホノ基、スルホ基、ヒドロキシ
基、カルボンアミド基、カルバモイル基、スルホンアミ
ド基、スルファモイル基、ヒドロキサム酸基、アルコキ
シ基またはアルキルチオ基を表す。)または下記一般式
(6)で示される基を表す。W51はアルキレン基および
/またはアリーレン基を含む二価の連結基を表わす。但
し、X51、X52、X53およびX54の少なくとも一つは下
記一般式(6)で示される基を表わす。
【0028】
【化62】
【0029】式中、Bはアリール基またはヘテロ環基を
形成するのに必要な原子群を表す。A52は水素原子、カ
ルボキシ基、ホスホノ基、スルホ基、ヒドロキシ基、カ
ルボンアミド基、カルバモイル基、スルホンアミド基、
スルファモイル基、ヒドロキサム酸基、アルコキシ基、
アルキルチオ基またはアミノ基を表す。
【0030】
【化63】
【0031】式中、W61はチオエーテル基とアルキレン
基および/またはアリーレン基を含有した二価の連結基
を表す。L61、L62、L63およびL64はアルキレン基を
表す。A61、A62、A63およびA64はそれぞれカルボキ
シ基、ホスホノ基、スルホ基またはヒドロキシ基を表
す。
【0032】
【化64】
【0033】式中、W71は総炭素数4以上のアルキレン
基を表す。L71、L72、L73およびL74はアルキレン基
を表す。A71、A72、A73、A74およびA74はそれぞれ
カルボキシ基、ホスホノ基、スルホ基またはヒドロキシ
基を表す。
【0034】
【化65】
【0035】式中、Jは水素原子またはヒドロキシ基を
表す。M8 は水素原子またはカチオンを表す。G81およ
びG82はヒドロキシ基、カルボキシ基、ホスホノ基、ス
ルホ基、アミノ基、またはエーテル基を置換基として有
する脂肪族基、芳香族基またはヘテロ環基を表す。xは
0または1を表す。
【0036】また、本発明の銀画像の減力処理法は、ハ
ロゲン化銀感光材料を露光、現像処理して形成された銀
画像を、上記一般式(1)、(2)、(3)、(4)、
(5)、(7)、(8)及び(9)から選ばれた少なく
とも1種のアミノ化合物の第二鉄キレート化合物の存在
下で減力処理することを特徴とする。
【0037】更に、本発明の第1及び第2の目的は、上
記一般式(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、
(7)、(8)及び(9)から選ばれた少なくとも1種
のアミノ化合物の第二鉄キレート化合物と減力促進剤で
ある下記一般式(10)で表される化合物を含む減力液
によっても達成されることを見出した。
【0038】
【化66】
【0039】また、本発明の銀画像の減力処理法は、ハ
ロゲン化銀感光材料を露光、現像処理して形成された銀
画像を、上記一般式(1)、(2)、(3)、(4)、
(5)、(7)、(8)及び(9)から選ばれた少なく
とも1種のアミノ化合物の第二鉄キレート化合物と減力
促進剤である上記一般式(10)で表される化合物を含
む減力液で減力処理することを特徴とする。
【0040】更に、本発明の第3の目的は上記一般式
(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(7)、
(8)及び(9)から選ばれた少なくとも1種のアミノ
化合物の第二鉄キレート化合物と錯形成剤ならび染料を
含む減力液により達成されることを見出した。
【0041】また、本発明の銀画像の減力処理法は、ハ
ロゲン化銀感光材料を露光、現像処理して形成された銀
画像を、上記一般式(1)、(2)、(3)、(4)、
(5)、(7)、(8)及び(9)から選ばれた少なく
とも1種のアミノ化合物の第二鉄キレート化合物と錯形
成剤ならび染料を含む減力液で減力処理することを特徴
とする。
【0042】一般式(1)で表される化合物について、
以下に詳細に説明する。一般式(1)においてXは−C
(=X11)−N(Ra)−Rb、−N(Rc)−C(=
12)−Rd、−SO2 NRe(Rf)、−N(Rg)
SO2 Rhまたは−SRi(X11およびX12は酸素原子
または硫黄原子を表す。Ra、Rc、Re、Rgは水素
原子、ヒドロキシ基、脂肪族基、芳香族基またはヘテロ
環基を表す。Rb、Rf、Riは水素原子、脂肪族基、
芳香族基またはヘテロ環基を表す。Rd、Rhは脂肪族
基、芳香族基、ヘテロ環基、−N(Rj)−Rk(Rj
およびRkはRbと同義である。)または−ORm(R
mは脂肪族基、芳香族基またはヘテロ環基を表す。)を
表す。L1 は脂肪族基、芳香族基、ヘテロ環基および/
またはそれらの組み合わせから成る基を含む二価の連結
基を表す。R11およびR12はそれぞれ水素原子、脂肪族
基、芳香族基またはヘテロ環基を表す。
【0043】Ra、Rb、Rc、Rd、Re、Rf、R
g、Rh、Ri、Rj、RkおよびRmで表される脂肪
族基は直鎖、分岐または環状のアルキル基、アルケニル
基またはアルキニル基であり、炭素数1ないし4のアル
キル基が好ましい。
【0044】Ra、Rb、Rc、Rd、Re、Rf、R
g、Rh、Ri、Rj、RkおよびRmで表される芳香
族基は、単環または二環のアリール基であり、例えばフ
ェニル基、ナフチル基が挙げられ、フェニル基がより好
ましい。
【0045】Ra、Rb、Rc、Rd、Re、Rf、R
g、Rh、Ri、Rj、RkおよびRmで表されるヘテ
ロ環基はN、OまたはS原子のうち少なくとも一つを含
む3ないし10員の飽和もしくは不飽和のヘテロ環であ
り、これらは単環であってもよいし、更に他の芳香環も
しくはヘテロ環と縮合環を形成してもよい。
【0046】ヘテロ環として好ましくは5ないし6員の
芳香族ヘテロ環基であり、例えば、チオフェン、フラ
ン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、ピリジン、
ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、トリアゾール、ト
リアジン、インドール、インダゾール、プリン、チアジ
アゾール、オキサジアゾール、キノリン、フタラジン、
ナフチリジン、キノキサリン、キナゾリン、シンノリ
ン、プテリジン、アクリジン、フェナントロリン、フェ
ナジン、テトラゾール、チアゾール、オキサゾールなど
が挙げられる。芳香族ヘテロ環基としてより好ましく
は、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、ピリジン、
ピラジン、ピリミジン、トリアゾール、チアジアゾー
ル、オキサジアゾール、キノキサリン、テトラゾール、
チアゾール、オキサゾールであり、特にピロール、イミ
ダゾール、ピリジン、トリアゾール、チアジアゾール、
オキサジアゾール、キノキサリン、タトラゾール、チア
ゾール、オキサゾールである。
【0047】Ra、Rb、Rc、Rd、Re、Rf、R
g、Rh、Ri、Rj、RkおよびRmは置換基を有し
ていてもよく、置換基としては例えばアルキル基(例え
ばメチル基、エチル基)、アラルキル基(例えばフェニ
ルメチル基)、アルケニル基(例えばアリル基)、アル
キニル基、アルコキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ
基)、アリール基(例えばフェニル基、p−メチルフェ
ニル基)、アミノ基(例えばジメチルアミノ基)、アシ
ルアミノ基(例えばアセチルアミノ基)、スルホニルア
ミノ基(メタンスルホニルアミノ基)、ウレイド基、ウ
レタン基、アリールオキシ基(例えばフェニルオキシ
基)、スルファモイル基(例えばメチルスルファモイル
基)、カルバモイル基(例えばカルバモイル基、メチル
カルバモイル基)、アルキルチオ基(例えばメチルチオ
基)、アリールチオ基(例えばフェニルチオ基)、スル
ホニル基、スルフィニル基、ヒドロキシ基、ハロゲン原
子(例えば塩素原子、臭素原子、フッ素原子)、シアノ
基、スルホ基、カルボキシ基、ホスホノ基、アリールオ
キシカルボニル基(例えばフェニルオキシカルボニル
基)、アシル基(例えばアセチル基、ベンゾイル基)、
アルコキシカルボニル基(例えばメトキシカルボニル
基)、アシルオキシ基(例えばアセトキシ基)、カルボ
ンアミド基、スルホンアミド基、ニトロ基、ヒドロキサ
ム酸基、ヘテロ環基などが挙げられる。上記置換基で炭
素原子を有する場合、好ましくは炭素数1〜10のもの
であり、より好ましくは1〜4のものである。
【0048】また、RaとRb、RcとRd、ReとR
f、RgとRh、RjとRkはそれぞれ連結して環を形
成してもよい。連結して形成される環としては、例えば
モルホリン環、ピペリジン環、ピロリジン環、ピラジン
環などが挙げられる。
【0049】L1 は脂肪族基、芳香族基、ヘテロ環基お
よび/またはそれらの組み合わせから成る基を含む二価
の連結基を表す。二価の連結基としては炭素数1ないし
10のアルキレン基、炭素数6ないし10のアリーレン
基、炭素数7ないし10のアラルキレン基または−O
−、−S−、−CO−、−NR0 −(R0 は水素原子、
脂肪族基、芳香族基、ヘテロ環基またはヒドロキシ
基)、−SO2 −とアルキレン基またはアリーレン基の
組み合わせから成る基が好ましい。更に可能な場合には
これらの組み合わせでもよい。また、これらの二価の連
結基は置換基を有してもよく置換基として例えば、Ra
の置換基として挙げたものが適用できる。L1 の好まし
い具体例として以下のものが挙げられ、特にメチレン
基、エチレン基が好ましい。
【0050】
【化67】
【0051】R11およびR12はそれぞれ水素原子、脂肪
族基、芳香族基、またはヘテロ環基を表す。R11および
12で表される脂肪族基は直鎖、分岐または環状のアル
キル基、アルケニル基またはアルキニル基であり、炭素
数1ないし10のものが好ましい。脂肪族基としてより
好ましくはアルキル基であり、特に炭素数1ないし4の
アルキル基が好ましい。R11およびR12で表される芳香
族基は、単環または二環のアリール基であり、例えばフ
ェニル基、ナフチル基が挙げられ、フェニル基がより好
ましい。R11およびR12で表されるヘテロ環基は一般式
(1)のRaで表されるヘテロ環基と同義である。ま
た、R11およびR12は置換は一般式(1)のRaで表さ
れるヘテロ環基と同義である。また、R11およびR12
置換基を有していてもよく、置換基としては例えばRa
の置換基として挙げたものが適用できる。さらに、R11
およびR12のうち少なくとも一つは−OH、−COOM
1 、−PO3 2 3 または−SO3 4 (ここで
1 、M2 、M3 、M4 は同一でも異なってもよく、そ
れぞれ水素原子またはカチオンを表す。カチオンとして
はアルカリ金属(リチウム、ナトリウム、カリウム、な
ど)、アンモニウム、ピリジニウムなどが挙げられ
る。)を置換基として有するアルキル基、アリール基ま
たはヘテロ環基であることが好ましく、−COOM1
置換基として有するアルキル基、アリール基またはヘテ
ロ環基であることがより好ましい。
【0052】更に、R11、R12、X、L1 は可能な場合
には連結して環を形成しても良い。
【0053】一般式(1)で表される化合物のうち、好
ましくは下記一般式(11)、(12)または(13)
で表される化合物である。
【0054】
【化68】
【0055】式中、R11、Rb、L1 は一般式(1)の
それぞれと同義である。L91、L101 、L111 は一般式
(1)におけるL1 と同義である。R101 は一般式
(I)におけるRbと同義である。M91、M101 、M
111 は水素原子またはカチオン(アルカリ金属、アンモ
ニウム、ピリジニウムなど)を表す。X111 は−SO2
NRe(Rf)または−N(Rg)SO2 Rh(Re、
Rf、Rg、Rhは一般式(1)のそれぞれと同義であ
る。)を表す。
【0056】一般式(11)で表される化合物のうち、
より好ましくは下記一般式(14)または(15)で表
される化合物である。
【0057】
【化69】
【0058】式中、Rb、L1 は一般式(1)のそれぞ
れと同義である。L121 、L122 、L131 、L132 、L
133 、L134 は一般式(1)におけるL1 と同義であ
る。R131 、R132 は一般式(1)におけるRbと同義
である。M121 、M122 、M131 、M132 は水素原子ま
たはカチオン(アルカリ金属、アンモニウム、ピリジニ
ウムなど)を表す。W131 はアルキレン基および/また
はアリーレン基を含む二価の連結基を表す。二価の連結
基としては、好ましくは炭素数2ないし8のアルキレン
基、炭素数6ないし10のアリーレン基、炭素7ないし
10のアラルキレン基、炭素数5〜10のシクロアルカ
ン基、ヘテロ環基、−(W1 −O−)a1 −W2 −、−
(W1 −S−)a1 −W2 −(W1 、W2 はアルキレン
基、アリーレン基、アラルキレン基またはヘテロ環基を
表す。a1 は1、2または3を表す。)、−W1 −N
(D)−W2 −(Dは水素、炭化水素、−La−COO
a1、−La−PO3 a2a3、−La−OH、−La
−SO3 a4(Laは炭素数1ないし8のアルキレン
基、炭素数6ないし10のアリーレン基、炭素数7ない
し10のアラルキレン基またはヘテロ環基を表す。
a1、Ma2、Ma3、Ma4は水素原子またはカチオン(ア
ルカリ金属、アンモニウム、ピリジニウムなど)を表
す。)が挙げられ、更にこれらの組み合わせでもよい。
これらの二価の連結基は置換基を有していてもよく、置
換基としては例えば一般式(1)におけるRaの置換基
として挙げたものが適用できる。W131 の具体例として
例えば以下のものが挙げられる。
【0059】
【化70】
【0060】一般式(12)で表される化合物のうちよ
り好ましくは下記一般式(16)または(17)で表さ
れる化合物である。
【0061】
【化71】
【0062】式中、Rb、L1 は一般式(1)のそれぞ
れと同義である。L141 、L142 、L151 、L152 、L
153 、L154 は一般式(1)におけるL1 と同義であ
る。R141 、R151 、R152 、R153 、R154 は一般式
(1)におけるRbと同義である。M141 、M142 、M
151 、M152 は水素原子またはカチオン(アルカリ金
属、アンモニウム、ピリジニウムなど)を表す。W151
は一般式(15)におけるW131 と同義である。
【0063】一般式(13)で表される化合物のうち、
より好ましくは下記一般式(18)または(19)で表
される化合物である。
【0064】
【化72】
【0065】式中、L1 は一般式(1)のそれと同義で
ある。L161 、L162 、L171 、L172 、L173 、L
174 は一般式(1)におけるL1 と同義である。
161 、M162 、M171 、M172 は水素原子またはカチ
オン(アルカリ金属、アンモニウム、ピリジニウムな
ど)を表す。W171 は一般式(15)におけるW131
同義である。X161 、X171 、X172 は一般式(13)
におけるX111 と同義である。
【0066】次に、一般式(2)で表される化合物につ
いて以下に詳細に説明する。一般式(2)において、R
21およびR22は一般式(1)のR11と同義である。Zは
ヘテロ環基を表し、一般式(1)におけるRaで表され
るヘテロ環基と同義である。mは0または1を表す。
【0067】L2 は二価の連結基を表す。二価の連結基
としては直鎖、分岐または環状のアルキレン基アルケニ
レン基またはアルキニレン基(好ましくは炭素数1ない
し10であり、より好ましくはアルキレン基であり、特
に1ないし4のアルキレン基が好ましい。)、アリーレ
ン基(好ましくは炭素数6ないし10であり、例えばフ
ェニレン基、ナフタレン基が挙げられ、フェニレン基が
より好ましい。)アラルキレン基(好ましくは炭素数7
ないし10)、−CO−、−SO2 −または−O−、−
S−、−CO−、−N(R2a)−(R2aは水素原子、脂
肪族基、芳香族基、ヘテロ環基またはヒドロキシ基)、
−SO2 −とアルキレン基、アリーレン基またはヘテロ
環基の組み合わせから成る基が好ましい。更に可能な場
合には、これらの基の組み合わせでもよい。またこれら
二価の連結基は置換基を有していてもよく、置換基とし
ては例えばRaの置換基として挙げたものが適用でき
る。L2 の好ましい具体例として以下のものが挙げられ
る。
【0068】
【化73】
【0069】更に、R21、R22、Z、L2 は可能な場合
には連結して環を形成してもよい。
【0070】一般式(2)で表される化合物のうち、好
ましくは下記一般式(20)または(21)で表される
化合物である。
【0071】
【化74】
【0072】式中、Z、L2 は一般式(2)のそれぞれ
と同義である。W191 は一般式(15)におけるW131
と同義である。R181 およびR182 は一般式(1)のR
11と同義であり、R181 、R182 およびZ−L2 は同一
または互いに異なっていてもよい。R181 、R182 とし
て好ましくは−Lb−OH、−Lb−COOMb1、−L
b−PO3 b2b3、−Lb−SO3 b4(Mb1
b2、Mb3、Mb4はそれぞれ水素原子またはカチオンを
表す。カチオンとしてはアルカリ金属(リチウム、ナト
リウム、カリウム、など)、アンモニウム、ピリジニウ
ムなどが挙げられる。Lbは一般式(1)におけるL1
と同義である。)または−Lb’−Za (Lb’は一般
式(2)におけるL2 と同義であり、Za は一般式
(2)におけるZと同義である。)であり、より好まし
くは−Lb’−COOMb1または−Lb’−Za であ
る。R191 、R192 、R193 およびZ−L2 は同一また
は互いに異なっていてもよく、R191 、R192 、R193
のうち少なくとも一つがZb−Lc(Lcは一般式
(2)におけるL2 と同義であり、Zb一般式(2)に
おけるZと同義である。)であることが好ましい。
【0073】一般式(20)で表される化合物のうち、
より好ましくは下記一般式(22)で表される化合物で
ある。
【0074】
【化75】
【0075】式中、Z、L2 は一般式(2)のそれぞれ
と同義である。L201 、L202 は一般式(1)のL1
同義であり、A201 、A202 は一般式(3)におけるA
31と同義である。
【0076】一般式(21)で表される化合物のうち、
より好ましくは下記一般式(23)で表される化合物で
ある。
【0077】
【化76】
【0078】式中、Z、L2 は一般式(2)のそれぞれ
と同義である。W191 は一般式(15)におけるW131
と同義である。L211 は一般式(2)のL2 と同義であ
り、Z211 は一般式(2)のZと同義である。Eおよび
E’は水素原子、−L212 −A212 (L212 は一般式
(2)のL2 同義であり、A212 は一般式(3)におけ
るA31と同義である。)を表す。
【0079】次に、一般式(3)で表される化合物につ
いて以下に詳細に説明する。
【0080】L3 は一般式(1)におけるL1 と同義で
ある。A31はカルボキシ基、ホスホノ基、スルホ基また
はヒドロキシ基を表し、好ましくはカルボキシ基、ヒド
ロキシ基であり、より好ましくはカルボキシ基である。
31、R32、R33、R34、R35、R36、R37、R38およ
びR39で表される脂肪族基、芳香族基およびヘテロ環基
は、一般式(1)におけるR11で表されるそれらの基と
同義である。
【0081】R38およびR39で表されるアシル基、スル
ファモイル基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル
基、アリールオキシカルボニル基、スルホニル基および
スルフィニル基は炭素数10以下のものが好ましい。
【0082】R31、R32、R33、R34としては水素原子
が好ましい。また、R38、R39はシス位にあることが好
ましい。さらに、R38とR39は連結して環を形成しても
よい。
【0083】pおよびqは0または1を表し、好ましく
はpおよびqのうち少なくとも一方が1であり、より好
ましくはp、qとも1である。
【0084】一般式(3)で表される化合物のうち、好
ましくは下記一般式(24)で表される化合物である。
【0085】
【化77】
【0086】(式中、A31、L3 、R31、R32、R33
34、R35、R36、R37、pおよびqは一般式(3)の
それぞれと同義である。
【0087】一般式(24)においてQは5員または6
員を形成する非金属原子群を表す。Qで形成される5員
または6員環としては芳香族基(例えばベンゼン、ナフ
タレン、フェナントレン、アントラセン)、ヘテロ環
(例えばピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジ
ン、チオフェン、フラン、ピラン、ピロール、イミダゾ
ール、ピラゾ−ル、イソチアゾール、イソオキサゾー
ル、チアントレン、イソベンゾフラン、クロメン、キサ
ンテン、フェノキサチン、インドリジン、イソインドー
ル、インドール、インタゾール、キノリジン、イソキノ
リン、キノリン、フタラジン、ナフチリジン、キノキサ
リン、キナゾリン、シンノリン、プテリジン、カルバゾ
ール、カルボリン、フェナントリジン、アクリジン、プ
テリジン、フェナントロリン、フェナジン、フェノチア
ジン、フェノキサジン、クロマン、ピロリン、ピラゾリ
ン、インドリン、イソインドリン)、環状アルケン(例
えばシクロペンテン、シクロヘキセン)などが挙げられ
る。また、これらの環は更に他の環と縮環してもよい。
Qで形成される環として、好ましくはベンゼン、ナフタ
レン、ピリジン、イミダゾール、ピラジン、ピリミジ
ン、キノリン、キノキサリンであり、さらに好ましくは
ベンゼン、イミダゾールである。Qで形成される環は置
換基を有していてもよく、置換基としては例えば一般式
(1)のRaの置換基として挙げたものが適用できる。
【0088】一般式(3)で表される化合物のうち、更
に好ましくは下記一般式(25)で表される化合物であ
る。
【0089】
【化78】
【0090】式中、A31、L3 、R31、R32、R33、R
34、pおよびqは一般式(3)のそれぞれと同義であ
る。L231 、L232 およびL233 はそれぞれ一般式
(3)のL3 と同義であり、A231 、A232 およびA
233 はそれぞれ一般式(3)のA31と同義であり、Qは
一般式(24)のQと同義である。
【0091】次に、一般式(4)で表される化合物につ
いて以下に詳細に説明する。一般式(4)において
41、A42およびA43は一般式(3)におけるA31と同
義である。L41、L42およびL43は、一般式(1)にお
けるL1 と同義である。Yは酸素原子または硫黄原子を
表す。s、t、uおよびvはそれぞれ0または1を表
す。aは0、1、2、3または4を表す。R41は置換基
を表し、例えば一般式(1)におけるRaの置換基とし
て挙げたものが適用できる。
【0092】一般式(4)で表される化合物のうち、好
ましくは下記一般式(26)で表される化合物である。
【0093】
【化79】
【0094】式中、A41、A42、A43、L41、L42、R
41およびaは、一般式(4)におけるそれぞれと同義で
ある。) 次に、一般式(5)で表される化合物について以下に詳
細に説明する。一般式(5)においてX51、X52、X53
およびX54は水素原子、脂肪族基、芳香族基、ヘテロ環
基(脂肪族基、芳香族基、ヘテロ環基は、一般式(1)
におけるR11で表されるそれらの基と同義である。)、
−L51−A51(L51は一般式(1)におけるL1 と同義
である。A51はカルボキシ基、ホスホノ基、スルホ基、
ヒドロキシ基、カルボンアミド基、カルバモイル基、ス
ルホンアミド基、スルファモイル基、ヒドロキサム酸
基、アルコキシ基またはアルキルチオ基を表し、より好
ましくはカルボキシ基、ヒドロキシ基を表し、更に好ま
しくはカルボキシ基を表す。A51は置換基を有してもよ
く、置換基としては一般式(I)におけるRaの置換基
として挙げたものが適用できる。また、A51が炭素原子
を有する場合、炭素数は10以下のものが好ましく、よ
り好ましくは炭素数6以下のものである。)または下記
一般式(27)を表す。
【0095】
【化80】
【0096】式中、Bはアリール基またはヘテロ環基を
形成するのに必要な原子群を表す。Bで形成されるアリ
ール基としては単環または二環のものが好ましく、例え
ばフェニル基またはナフチル基が挙げられる。アリール
基としてより好ましくはフェニル基である。Bで形成さ
れるヘテロ環はN、OまたはS原子のうち少なくとも一
つを含む3ないし10員の飽和もしくは不飽和のヘテロ
環であり、これらは単環であってもよいし、更に他の芳
香環もしくはヘテロ環と縮合環を形成してもよい。ヘテ
ロ環として好ましくは5ないし6員の芳香族ヘテロ環基
であり、例えば、チオフェン、フラン、ピロール、イミ
ダゾール、ピラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジ
ン、ピリダジン、トリアゾール、トリアジン、インドー
ル、インダゾール、プリン、チアジアゾール、オキサジ
アゾール、キノリン、フタラジン、ナフチリジン、キノ
キサリン、キナゾリン、シンノリン、プテリジン、アク
リジン、フェナントロリン、フェナジン、テトラゾー
ル、チアゾール、オキサゾールなどが挙げられる。芳香
族ヘテロ環基としてより好ましくは、ピロール、イミダ
ゾール、ピラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジ
ン、トリアゾール、チアジアゾール、オキサジアゾー
ル、キノキサリン、テトラゾール、チアゾール、オキサ
ゾールであり、特にピロール、イミダゾール、ピリジ
ン、トリアゾール、チアジアゾール、オキサジアゾー
ル、キノキサリン、テトラゾール、チアゾール、オキサ
ゾールである。Bで形成されるアリール基またはヘテロ
環基は置換基を有してもよく、置換基としては例えば一
般式(1)におけるRaの置換基として挙げたものが適
用できる。
【0097】A52は水素原子、カルボキシ基、ホスホノ
基、スルホ基、ヒドロキシ基、カルボンアミド基、カル
バモイル基、スルホンアミド基、スルファモイル基、ヒ
ドロキサム酸基、アルコキシ基、アルキルチオ基または
アミノ基を表す。A52が炭素原子を有する場合、炭素数
10以下のものが好ましく、より好ましくは炭素数6以
下のものである。A52として好ましくは、カルボキシ
基、ホスホノ基、スルホ基、ヒドロキシ基であり、より
好ましくはカルボキシ基である。
【0098】W51は一般式(15)におけるW131 と同
義である。
【0099】但し、X51、X52、X53およびX54の少な
くとも一つは上記一般式(27)を表す。
【0100】一般式(5)で表される化合物のうち、好
ましくは下記一般式(28)または(29)で表される
化合物である。
【0101】
【化81】
【0102】(式中、A52、B、W51は一般式(5)に
おけるそれぞれと同義である。A52’は一般式(5)に
おけるA52と同義であり、B’は一般式(5)における
Bと同義であり、L251 、L252 、L253 、L261 、L
262 は一般式(1)におけるL1 と同義であり、
251 、A252 、A253 、A261 、A262 は一般式
(5)におけるA51と同義である。) 次に、一般式(7)で表される化合物について以下に詳
細に説明する。一般式(7)において、W61はチオエー
テル基とアルキレン基及び/又はアリーレン基を含有し
た二価の連結基を表す。W61で表される二価の連結基は
置換基を有してもよく、置換基としては例えば一般式
(1)におけるRaの置換基として挙げたものが適用で
きる。W61で表される二価の連結基の総炭素数は好まし
くは2〜20であり、より好ましくは2〜8であり、更
に好ましくは2〜4である。W61で表される二価の連結
基として好ましくは、−Wb1−S−(Wb2−S−)d−
b3−(Wb1、Wb2、Wb3はアルキレン基及び又はアリ
ーレン基を表し、より好ましくはアルキレン基であり、
特に無置換アルキレン基が好ましい。Wb1、Wb2、Wb3
で表されるアルキレン基及び/又はアリーレン基の炭素
数の総和は好ましくは1〜20であり、より好ましくは
1〜6である。Wb1、Wb2、Wb3として特に好ましく
は、エチレン基、トリメチレン基である。dは0、1ま
たは2を表し、好ましくは0または1であり、より好ま
しくは0である。)で表される基である。
【0103】L61、L62、L63およびL64はそれぞれ独
立にアルキレン基を表し、好ましくは炭素数1〜4のア
ルキレン基である。L61、L62、L63、L64としてより
好ましくは、メチレン基、エチレン基であり、特に好ま
しくはメチレン基である。
【0104】A61、A62、A63およびA64はそれぞれ独
立にカルボキシ基、ホスホノ基、スルホ基またはヒドロ
キシ基を表す。A61、A62、A63、A64としては、カル
ボキシ基、ヒドロキシ基が好ましく、特に好ましくはカ
ルボキシ基である。
【0105】次に、一般式(8)で表される化合物につ
いて以下に詳細に説明する。一般式(8)において、W
71は総炭素数4以上のアルキレン基を表し、好ましくは
総炭素数4〜20、より好ましくは4〜8のアルキレン
基である。W71は置換基を有しても良く、置換基として
は例えば一般式(1)におけるRaの置換基として挙げ
たものが適用できる。
【0106】L71、L72、L73およびL74は、一般式
(7)におけるL61、L62、L63、L64と同義である。
71、A72、A73及びA74は、一般(7)における
61、A62、A63、A64と同義である。
【0107】次に、一般式(9)で表される化合物につ
いて以下に詳細に説明する。一般式(9)において、J
は水素原子またはヒドロキシ基を表し、好ましくは水素
原子である。M8 は水素原子またはカチオン(アルカリ
金属、アンモニウムなど)を表す。xは0または1を表
し、好ましくは1である。G81およびG82はヒドロキシ
基、カルボキシ基、ホスホノ基、スルホ基、アミノ基、
またはエーテル基を置換基として有する脂肪族基、芳香
族基またはヘテロ環基を表す。
【0108】G81およびG82で表される脂肪族基は、直
鎖、分岐または環状のアルキル基、アルケニル基または
アルキニル基であり、炭素数1ないし10のものが好ま
しい。脂肪族基としてより好ましくはアルキル基であ
り、特に炭素数1ないし4のアルキル基が好ましい。
【0109】G81およびG82で表される芳香族基は、単
環または二環のアリール基であり、例えばフェニル基、
ナフチル基が挙げられ、フェニル基がより好ましい。
【0110】G81およびG82で表されるヘテロ環基は
N、OまたはS原子のうち少なくとも一つを含む3ない
し10員の飽和もしくは不飽和のヘテロ環であり、これ
らは単環であってもよいし、更に他の芳香環もしくはヘ
テロ環と縮合環を形成してもよい。ヘテロ環として好ま
しくは5ないし6員の芳香族ヘテロ環基であり、例え
ば、チオフェン、フラン、ピロール、イミダゾール、ピ
ラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジ
ン、トリアゾール、トリアジン、インドール、インダゾ
ール、プリン、チアジアゾール、オキサジアゾール、キ
ノリン、フタラジン、ナフチリジン、キノキサリン、キ
ナゾリン、シンノリン、プテリジン、アクリジン、フェ
ナントロリン、フェナジン、テトラゾール、チアゾー
ル、オキサゾールなどが挙げられる。芳香族ヘテロ環基
としてより好ましくは、ピロール、イミダゾール、ピラ
ゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、トリアゾー
ル、チアジアゾール、オキサジアゾール、キノキサリ
ン、テトラゾール、チアゾール、オキサゾールであり、
特にピロール、イミダゾール、ピリジン、トリアゾー
ル、チアジアゾール、オキサジアゾール、キノキサリ
ン、テトラゾール、チアゾール、オキサゾールである。
【0111】また、G81およびG82で表される脂肪族
基、芳香族基、ヘテロ環基はヒドロキシ基、カルボキシ
基、ホスホノ基、スルホ基、アミノ基、エーテル基以外
に置換基を有してもよく、置換基としては例えば一般式
(1)におけるRaの置換基として挙げたものが適用で
きる。
【0112】一般式(9)で表される化合物のうち、好
ましくは下記一般式(30)表される化合物である。
【0113】
【化82】
【0114】式中、J、xは一般式(9)におけるそれ
らと同義である。M271 およびM272 は水素原子または
カチオンを表す。yは0、1または2を表し、zは1、
2または3を表し、yとzの和は3である。yとして好
ましくは2であり、zとして好ましくは1である。
【0115】一般式(1)、(2)、(3)、(4)、
(5)、(7)、(8)、(9)で表される化合物の具
体例および合成法は、特開昭63−97,953号、同
63−97,954号、特開平1−93,740号、特
開平3−148,243号、特願平2−119,250
号、同2−127,479号、同2−156,683
号、同2−175,026号、同2−196,972
号、同2−201,846号、同2−258,539
号、同2−330,775号、同2−330,776
号、同2−330,777号、同3−157,442
号、同3−175,708号、同3−180,524
号、同3−189,555号、同3−175,708
号、同3−193,680号、同3−253,775号
の各公報などに記載されている。
【0116】一般式(1)、(2)、(3)、(4)、
(5)、(7)、(8)、(9)で表される化合物の代
表例(1−1)〜(1−54)を以下に示すが、これら
に限定されるものではない。
【0117】
【化83】
【0118】
【化84】
【0119】
【化85】
【0120】
【化86】
【0121】
【化87】
【0122】
【化88】
【0123】
【化89】
【0124】
【化90】
【0125】上記一般式(1)、(2)、(3)、
(4)、(5)、(7)、(8)及び(9)から選ばれ
た少なくとも1種のアミノ化合物の第二鉄キレート化合
物の使用量は、目的とする減力幅、使用感材の種類、銀
画像の濃度等により異なるが、0.3g/リットルから
溶解限度までで、好ましくは5〜50g/リットルであ
る。
【0126】本発明の減力液は、基本的には上記一般式
(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(7)、
(8)及び(9)から選ばれた少なくとも1種のアミノ
化合物の第二鉄キレート化合物の水溶液であり、特開昭
52−68419号に記載されているようなメルカプト
化合物や、2−メルカプト−1,3,4−トリアゾー
ル、2−(2−ジメチルアミノエチル)チオ−5−メル
カプト−チオジアゾールを併用することもできるが、上
記一般式(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、
(7)、(8)及び(9)から選ばれた少なくとも1種
のアミノ化合物の第二鉄キレート化合物とともに上記一
般式(10)で表される化合物を減力促進剤として併用
することが好ましい。
【0127】以下、上記一般式(10)で表される化合
物の具体的化合物例(2−1)〜(2−15)を掲げる
が、本発明はこれに限定されるものではない。
【0128】
【化91】
【0129】
【化92】
【0130】
【化93】
【0131】上記減力促進剤中、特に好ましい化合物は
2−1、2−2、2−3、2−9、2−10、2−11
である。
【0132】本発明の一般式(10)で表される化合物
の使用量は、目的とする減力幅、使用感材の種類等によ
り異なるが、0.001〜3.0g/リットルで0.0
1〜0.5g/リットルが好ましい。単独または併用し
てもよい。
【0133】次に、本発明の減力液は、基本的には上記
一般式(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、
(7)、(8)及び(9)から選ばれた少なくとも1種
のアミノ化合物の第二鉄キレート化合物の水溶液である
が、錯形成剤ならびに染料を併用するとよい。
【0134】本発明の減力液に用いられる染料として
は、スチリル系染料、オキソノール系染料、アントラキ
ノン系染料、メロシアニン系染料、シアニン系染料、ト
リアリールメタン系染料、アゾメチン系染料、アゾ系染
料、金属錯体系染料などの水溶性化合物が用いられる。
液中の安全性から、金属錯体系染料、アントラキノン系
染料、トリアリールメタン系染料が適している。色相と
しては青色系が好ましい。
【0135】有効な水溶性染料の具体例としては、以下
の(3−1)〜(3−8)が挙げられる。
【0136】
【化94】
【0137】
【化95】
【0138】
【化96】
【0139】本発明に用いる水溶性染料の使用量は、使
用する染料の種類や用途により異なるが、10-4〜5g
/リットル、好ましくは10-2〜1.0g/リットルで
ある。
【0140】減力液に用いる錯形成剤としては、チオ硫
酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニウム、チオシアン酸ア
ンモニウム、チオ尿素、ハロゲン化物、チオエーテル類
など、周知のハロゲン化銀溶剤を用いることができる。
その使用量は5〜200g/リットル、好ましくは10
〜100g/リットルである。
【0141】なお、本発明の減力液は、上記一般式
(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(7)、
(8)及び(9)から選ばれた少なくとも1種のアミノ
化合物の第二鉄キレート化合物と減力促進剤である一般
式(10)で表される化合物と共に錯形成剤ならびに染
料とを共に使用してもよいことは勿論である。
【0142】また、本発明の減力液は、必要に応じ他の
添加剤、例えばpH緩衝剤、亜硫酸塩などの保恒剤、ハ
ロゲン化物などを添加しても良く、また、必要により界
面活性剤、増粘剤を含有せしめることが出来る。
【0143】本発明においては、銀画像を減力液中に浸
漬することにより、銀画像を減力処理するが、そのほか
に、本発明の減力液をゼラチン、ポリビニールアルコー
ル、ポリアクリル酸の如き親水性バインダー中に含浸せ
しめて支持体上に塗布して成るシートを銀画像と接触せ
しめることにより減力することもできる。
【0144】本発明において、減力処理に先立ち、硫酸
ナトリウム、チオ硫酸アンモニウム、亜硫酸ナトリウ
ム、又はチオ硫酸ナトリウムなどを含有する液で前処理
するとさらにその効果を高めることができる。
【0145】本発明の減力液のpHは2〜8が好まし
い。
【0146】本発明の画像減力方法を適用するハロゲン
化銀感光材料のハロゲン組成は特に制限はない。塩臭化
銀、塩化銀画像、沃臭化銀画像、沃臭塩化銀、あるいは
これらの2種以上の混合のいずれでもよいが、沃化銀を
含有するハロゲン組成(好ましくは0.05モル%〜5
モル%、特に0.1モル%〜3モル%の沃化銀画像を含
むハロゲン化銀)の場合に特に効果が著しい。
【0147】本発明に使用できるハロゲン化銀写真乳剤
は、公知の方法で製造でき、例えばリサーチ・ディスク
ロージャー(RD)、No.17643(1978年1
2月)、22〜23頁、“I.乳剤製造(Emulsi
on preparation and type
s)”および同No.18716(1979年11
月)、648頁に記載の方法に従うことができる。米国
特許第4,434,226号、同第4,439,529
号の各明細書およびリサーチ・ディスクロージャーN
o.l22534(1983年1月)に記載されたよう
な平板粒子も本発明で使用できる。
【0148】本発明に使用できる種々の写真用添加剤
は、例えば前述のリサーチ・ディスクロージャーNo.
17643の23〜28頁および同o.18716の6
48〜651頁に記載されている。これらの添加剤の種
類とその詳細な記載箇所を下記に示した: ──────────────────────────────────── 添加剤種類 R17643 R18716 ──────────────────────────────────── 化学増感剤 23頁 648頁右欄 感度上昇剤 同上 分光増感剤 23〜24頁 648頁右欄〜 強色増感剤 649頁右欄 増白剤 24頁 かぶり防止剤および安定剤 24〜25頁 649頁右欄 光吸収剤、フイルター染料 25〜26頁 649頁右欄〜 紫外線吸収剤 650左欄 ステイン防止剤 25頁右欄 650頁左〜右欄 硬膜剤 26頁 651頁左欄 バインダー 26頁 同上 可塑剤、潤滑剤 27頁 650頁右欄 塗布助剤、表面活性剤 26〜27頁 同上 スタチック防止剤 27頁 同上 ──────────────────────────────────── 本発明の減力方法を適用できるハロゲン化銀感光材料に
は特に制限はないが、製版用感光材料に適用するのが好
ましい。
【0149】本発明の減力方法は、リス用現像液で処理
された感光材料に適用することもできる。リス用現像液
は基本的にはオルト又はパラジヒドロキシベンゼン、ア
ルカリ剤、少量の遊離の亜硫酸塩および亜硫酸イオンバ
ッファー等から構成される。現像主薬としてのオルト又
はパラジヒドロキシベンゼンとしてはハイドロキノンが
実用的である。
【0150】本発明の減力方法は、特にヒドラジン誘導
体を含有した超硬調感材に対して有効に適用することが
できる。かかる感光材料に関しては、特開昭53−16
623号、同53−20922号、同53−66732
号の各公報、米国特許第4,224,401号、同第
4,168,977号、同第4,166,742号、同
第4,311,781号、同第4,272,606号、
同第4,211,857号、同第4,243,739号
等の各明細書に詳しく記載されている。
【0151】また、特開昭52−18317号、同53
−95628号、同53−95629号の各公報に記載
されているテトラゾリウム塩を含有する硬調感材に対し
ても有効である。
【0152】これらの新しい硬調感材は、リス現像液よ
りも安定な現像液で硬調な写真特性を得ることができる
という特長をもっている。ここで用いられる現像液はジ
ヒドロキシベンゼン系現像主薬を主現像主薬とし、p−
アミノフェノール系又は1−フェニル−3−ピラゾリゾ
ン系現像剤を補助現像剤として用いる。現像剤は感材中
に含有されていてもよい。保恒剤としては亜硫酸ナトリ
ウム、亜硫酸カリウム、重亜硫酸ナトリウム、ホルムア
ルデヒド重亜硫酸ナトリウム等がある。
【0153】現像液のpH値は10.5〜12.3の範
囲に設定される。アルカリ剤には通常の水溶性無機アル
カリ金属塩(例えば水酸化ナトリウム、炭酸カリウム、
第三リン酸カリウム等)を用いることができる。米国特
許第4,269,929号明細書記載のアルカノ−ルア
ミンも使用することも出来る。
【0154】一般に、現像液にはその他、ホウ酸などの
pH緩衝剤、臭化カリウム、沃化カリウムごときの現像
抑制剤、トリエチレングリコール、エタノール等の有機
溶剤、5−メチルベンツトリアゾールなどのベンツトリ
アゾール系化合物、5−ニトロインダゾール等のインダ
ゾール系化合物等のカブリ防止剤ないしは黒ボツ防止剤
を含んでもよく、更に必要に応じて色調剤、界面活性
剤、硬水軟化剤などを含んでもよい。
【0155】定着液としては、一般に用いられている組
成のものを用いることができる。定着剤としてはチオ硫
酸塩、チオシアン酸塩のほか、定着剤としての効果が知
られている有機硫黄化合物を用いることができる。定着
液には硬膜剤として水溶性アルミニウム塩、例えば硫酸
アルミニウム、明バンなど含んでもよい。ここで水溶性
アルミニウム塩の量としては通常0〜3.0gAl/リ
ットルである。また酸化剤としてエチレンジアミン四酢
酸Fe(3価)錯塩を用いてもよい。
【0156】処理温度は通常18℃から50℃の間に選
ばれるが、18℃より低い温度または50℃をこえる温
度としてもよい。
【0157】
【作用及び発明の効果】本発明の減力液は、減力速度、
減力適性、減力作業性に優れており、かつ経時後の液に
おいて沈澱物の析出が見られず、安定な液であり、硬調
感光材料への使用に適するものである。
【0158】以下に実施例をあげ、本発明を更に詳細に
説明する。
【0159】
【実施例1】50℃に保ったゼラチン水溶液に銀1モル
当たり4×10-7モルの6塩化イリジウム(3価)カリ
およびアンモニアの存在下で、硝酸銀画像水溶液と沃化
カリウム、臭化カリウムの水溶液を同時に60分間で加
えその間のpAgを7.8に保つことにより、平均粒子
サイズ0.28μで、平均沃化銀画像含有量0.3モル
%の立方体単分散乳剤を調製した。
【0160】この乳剤をフロキユレーション法により脱
塩を行いその後に、銀1モル当たり40grの不活性ゼ
ラチンを加えた後50℃に保ち増感色素として5,5′
−ジクロロ−9−エチル−3,3′−ビス−(3−スル
フォプロピル)オキサカルボシアニンと、銀1モル当た
り10-3モルのKI溶液を加え、15分間経時させた後
降温した。
【0161】この乳剤を再溶解し、40℃にて銀1モル
当たり0.02モルのメチルハイドロキノン及び下記の
増感色素(1)及びヒドラジン誘導体(2)を1.2×
10-3モル/Agモル、さらに下記添加剤(3)、5−
メチルベンズトリアゾール、4−ヒドロキシ−1,3,
3a,7−テトラザインデン、下記の促進剤(4),
(5)及びポリエチルアクリレート分散物、硬膜剤を添
加しポリエチレンテレフタレートフィルム上に塗布し
た。
【0162】
【化97】
【0163】このようにして得られたフイルムに150
線コンタクトスクリーンを用いてセンシトメトリー用ウ
ェッジを通して露光したのち、下記組成の現像液で34
℃、30秒間現像し、定着、水洗、乾燥した。
【0164】 エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム塩 1g 水酸化ナトリウム 18g 5−スルホサルチル酸 55g 亜硫酸カリウム 110g n−ブチルジエタノールアミン 15g N−メチル−p−アミノフェノール1/2硫酸塩 0.3g ハイドロキノン 50g 2−メルカプトベンツイミダゾール5− 0.3g スルホン酸 3−(5−メルカプトテトラゾール)ベンゼン 0.2g スルホン酸ナトリウム トルエンスルホン酸ナトリウム 8.0g 5−メチルベンツトリアゾール 0.5g 臭化ナトリウム 10g 水を加えて 1リットル (pH 11.6) 定着液はGRF−1(富士フイルム(株)製)を用いた。
【0165】得られた網点銀画像(面積率50%)につ
いて、第二鉄キレート化合物73mmol/リットル及
びチオ硫酸ナトリウム32mmol/リットル組成の減
力液(pHは6に調整)で減力処理した。減力処理する
前の銀画像濃度(4.60またはそれ以上)が濃度2.
50になるまでに網点面積が減少した割合つまり50%
からの変化量を求め、また残渣を調べて〔表1〜2〕に
示す結果をえた。
【0166】
【表1】
【0167】
【表2】
【0168】〔表1〜2〕から明らかな如く、本発明に
よる減力液は、著しく減力幅が広くなり、また残渣がな
くなっていることがわかる。更に、1,3−ジアミノプ
ロパン四酢酸第2鉄キレートを用いた減力液2では経時
での沈澱物が析出し、減力適性が低下したが、本発明の
減力液ではそのような問題は生じなかった。
【0169】
【実施例2】80モル%塩化銀、19.5モル%の臭化
銀及び0.5モル%の沃化銀画像からなるハロゲン化銀
乳剤(平均粒子サイズ0.25μ、立方体)を、金増感
及びイオウ増感し、さらに下記分光増感剤(1)、現像
促進剤(2)、硬膜剤(3)、ラテックスを順次加えた
後、ポリエチレンテレフタレート上に塗布した。
【0170】(1)3−カルボキシメチル−5−〔2−
(3−エチルチアゾリニデン)エチリデン〕ローダニン (2)ポリオキシエチレンノニルフェニル・エーテル
(エチレンオキサイド基50) (3)ムコクロル酸 この感材にマゼンタコンタクトスクリーンを通して露光
したのち、HS−5(富士写真フイルム(株)製)に
て、32℃、1分で現像した後、下記〔表3〕の組成の
減力液にて減力し、その結果を下記〔表3〕に示した。
【0171】減力速度は60秒処理後の網点面積率、減
力適性は10%減力後の濃度(減力前の銀画像濃度4.
60またはそれ以上)、また減力液を2日間経時した後
の液の状態を調べて〔表3〕に示す結果をえた。
【0172】
【表3】
【0173】〔表3〕により、本発明の減力液は減力速
度、減力適性に優れており、かつ経時後の液においての
沈澱物の析出も見られず、安定な液であることがわか
る。
【0174】
【実施例3】実施例1で得られたフィルムに150線コ
ンタクトスクリーンを用いてセンシトメトリー用ウェッ
ジを通して露光したのち、下記組成の現像液で34℃、
30秒間現像し、定着、水洗、乾燥した。
【0175】 現像液 エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム塩 1g 水酸化ナトリウム 18g 水酸化カリウム 55g 5−スルホサリチル酸 30g ホウ酸 20g 亜硫酸カリウム 110g n−ブチルジエタノールアミン 15g N−メチル−p−アミノフェノール1/2硫酸塩 0.3g ハイドロキノン 50g 2−メチルベンツトリアゾール 0.4g 臭化ナトリウム 10g 水を加えて 1リットル (pH 11.6) 定着液は、GRF−1(富士写真フイルム(株)製)を
用いた。得られた網点銀(面積率50%)について下記
〔表4〕に示す減力液で減力処理した。
【0176】減力速度は60秒処理後の網点面積率、減
力適性は10%減力後の濃度(減力前の銀画像濃度4.
60またはそれ以上)、また減力作業性及び2日間経時
後の液の状態を調べて〔表4〕に示す結果をえた。
【0177】
【表4】
【0178】〔表4〕により、本発明の減力液は、減力
速度、減力適性、減力作業性に優れており、かつ経時後
の液において沈澱物の析出が見られず、安定な液である
ことがわかる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)、(2)、(3)、
    (4)、(5)、(7)、(8)及び(9)から選ばれ
    た少なくとも1種のアミノ化合物の第二鉄キレート化合
    物を含むことを特徴とする減力液。 【化1】 式中、Xは−C(=X11)−N(Ra)−Rb、 −N(Rc)−C(=X12)−Rd、 −SO2 NRe(Rf)、−N(Rg)SO2 Rh、 または−SRi(X11およびX12は酸素原子または硫黄
    原子を表す。Ra、Rc、Re、Rgは水素原子、ヒド
    ロキシ基、脂肪族基、芳香族基またはヘテロ環基を表
    す。Rb、Rf、Riは水素原子、脂肪族基、芳香族基
    またはヘテロ環基を表す。Rd、Rhは脂肪族基、芳香
    族基、ヘテロ環基、−N(Rj)−Rk(RjおよびR
    kはRbと同義である。)または−ORm(Rmは脂肪
    族基、芳香族基またはヘテロ環基を表す。)を表す。L
    1 は脂肪族基、芳香族基、ヘテロ環基および/またはそ
    れらの組み合わせから成る基を含む二価の連結基を表
    す。R11およびR12はそれぞれ水素原子、脂肪族基、芳
    香族基またはヘテロ環基を表す。 【化2】 式中、R21およびR22は一般式(1)のR11と同義であ
    る。Zはヘテロ環基を表す。L2 は二価の連結基を表
    す。mは0または1を表す。 【化3】 式中、L3 は脂肪族基、芳香族基、ヘテロ環基および/
    またはそれらの組み合わせから成る基を含む二価の連結
    基を表す。A31はカルボキシ基、ホスホノ基、スルホ基
    またはヒドロキシ基を表す。R31、R32、R33、R34
    35、R36およびR37は、水素原子、脂肪族基、芳香族
    基またはヘテロ環基を表す。R38およびR39は、水素原
    子、脂肪族基、芳香族基、ヘテロ環基、ハロゲン原子、
    シアノ基、ニトロ基、アシル基、スルファモイル基、カ
    ルバモイル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキ
    シカルボニル基、スルホニル基、スルフィニル基を表
    す。また、R38とR39は連結して環を形成してもよい。
    pおよびqは0または1を表す。 【化4】 式中、A41、A42およびA43は、一般式(3)における
    31と同義である。L41、L42およびL43は一般式
    (1)におけるL1 と同義である。Yは酸素原子または
    硫黄原子を表す。s、t、uおよびvはそれぞれ0をま
    たは1を表わす。R41は置換基を表す。aは0、1、
    2、3または4を表す。 【化5】 式中、X51、X52、X53およびX54は、水素原子、脂肪
    族基、芳香族基、ヘテロ環基、−L51−A51(L51は一
    般式(1)におけるL1 と同義である。A51はカルボキ
    シ基、ホスホノ基、スルホ基、ヒドロキシ基、カルボン
    アミド基、カルバモイル基、スルホンアミド基、スルフ
    ァモイル基、ヒドロキサム酸基、アルコキシ基またはア
    ルキルチオ基を表す。)または下記一般式(6)で示さ
    れる基を表す。W51はアルキレン基および/またはアリ
    ーレン基を含む二価の連結基を表わす。但し、X51、X
    52、X53およびX54の少なくとも一つは下記一般式
    (6)で示される基を表わす。 【化6】 式中、Bはアリール基またはヘテロ環基を形成するのに
    必要な原子群を表す。A52は水素原子、カルボキシ基、
    ホスホノ基、スルホ基、ヒドロキシ基、カルボンアミド
    基、カルバモイル基、スルホンアミド基、スルファモイ
    ル基、ヒドロキサム酸基、アルコキシ基、アルキルチオ
    基またはアミノ基を表す。 【化7】 式中、W61はチオエーテル基とアルキレン基および/ま
    たはアリーレン基を含有した二価の連結基を表す。
    61、L62、L63およびL64はアルキレン基を表す。A
    61、A62、A63およびA64はそれぞれカルボキシ基、ホ
    スホノ基、スルホ基またはヒドロキシ基を表す。 【化8】 式中、W71は総炭素数4以上のアルキレン基を表す。L
    71、L72、L73およびL74はアルキレン基を表す。
    71、A72、A73、A74およびA74はそれぞれカルボキ
    シ基、ホスホノ基、スルホ基またはヒドロキシ基を表
    す。 【化9】 式中、Jは水素原子またはヒドロキシ基を表す。M8
    水素原子またはカチオンを表す。G81およびG82はヒド
    ロキシ基、カルボキシ基、ホスホノ基、スルホ基、アミ
    ノ基、またはエーテル基を置換基として有する脂肪族
    基、芳香族基またはヘテロ環基を表す。xは0または1
    を表す。
  2. 【請求項2】 ハロゲン化銀感光材料を露光、現像処理
    して形成された銀画像を、下記一般式(1)、(2)、
    (3)、(4)、(5)、(7)、(8)及び(9)か
    ら選ばれた少なくとも1種のアミノ化合物の第二鉄キレ
    ート化合物の存在下で減力処理することを特徴とする銀
    画像の減力処理法。 【化10】 式中、Xは−C(=X11)−N(Ra)−Rb、 −N(Rc)−C(=X12)−Rd、 −SO2 NRe(Rf)、−N(Rg)SO2 Rh、 または−SRi(X11およびX12は酸素原子または硫黄
    原子を表す。Ra、Rc、Re、Rgは水素原子、ヒド
    ロキシ基、脂肪族基、芳香族基またはヘテロ環基を表
    す。Rb、Rf、Riは水素原子、脂肪族基、芳香族基
    またはヘテロ環基を表す。Rd、Rhは脂肪族基、芳香
    族基、ヘテロ環基、−N(Rj)−Rk(RjおよびR
    kはRbと同義である。)または−ORm(Rmは脂肪
    族基、芳香族基またはヘテロ環基を表す。)を表す。L
    1 は脂肪族基、芳香族基、ヘテロ環基および/またはそ
    れらの組み合わせから成る基を含む二価の連結基を表
    す。R11およびR12はそれぞれ水素原子、脂肪族基、芳
    香族基またはヘテロ環基を表す。 【化11】 式中、R21およびR22は一般式(1)のR11と同義であ
    る。Zはヘテロ環基を表す。L2 は二価の連結基を表
    す。mは0または1を表す。 【化12】 式中、L3 は脂肪族基、芳香族基、ヘテロ環基および/
    またはそれらの組み合わせから成る基を含む二価の連結
    基を表す。A31はカルボキシ基、ホスホノ基、スルホ基
    またはヒドロキシ基を表す。R31、R32、R33、R34
    35、R36およびR37は、水素原子、脂肪族基、芳香族
    基またはヘテロ環基を表す。R38およびR39は、水素原
    子、脂肪族基、芳香族基、ヘテロ環基、ハロゲン原子、
    シアノ基、ニトロ基、アシル基、スルファモイル基、カ
    ルバモイル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキ
    シカルボニル基、スルホニル基、スルフィニル基を表
    す。また、R38とR39は連結して環を形成してもよい。
    pおよびqは0または1を表す。 【化13】 式中、A41、A42およびA43は、一般式(3)における
    31と同義である。L41、L42およびL43は一般式
    (1)におけるL1 と同義である。Yは酸素原子または
    硫黄原子を表す。s、t、uおよびvはそれぞれ0をま
    たは1を表わす。R41は置換基を表す。aは0、1、
    2、3または4を表す。 【化14】 式中、X51、X52、X53およびX54は、水素原子、脂肪
    族基、芳香族基、ヘテロ環基、−L51−A51(L51は一
    般式(1)におけるL1 と同義である。A51はカルボキ
    シ基、ホスホノ基、スルホ基、ヒドロキシ基、カルボン
    アミド基、カルバモイル基、スルホンアミド基、スルフ
    ァモイル基、ヒドロキサム酸基、アルコキシ基またはア
    ルキルチオ基を表す。)または下記一般式(6)で示さ
    れる基を表す。W51はアルキレン基および/またはアリ
    ーレン基を含む二価の連結基を表わす。但し、X51、X
    52、X53およびX54の少なくとも一つは下記一般式
    (6)で示される基を表わす。 【化15】 式中、Bはアリール基またはヘテロ環基を形成するのに
    必要な原子群を表す。A52は水素原子、カルボキシ基、
    ホスホノ基、スルホ基、ヒドロキシ基、カルボンアミド
    基、カルバモイル基、スルホンアミド基、スルファモイ
    ル基、ヒドロキサム酸基、アルコキシ基、アルキルチオ
    基またはアミノ基を表す。 【化16】 式中、W61はチオエーテル基とアルキレン基および/ま
    たはアリーレン基を含有した二価の連結基を表す。
    61、L62、L63およびL64はアルキレン基を表す。A
    61、A62、A63およびA64はそれぞれカルボキシ基、ホ
    スホノ基、スルホ基またはヒドロキシ基を表す。 【化17】 式中、W71は総炭素数4以上のアルキレン基を表す。L
    71、L72、L73およびL74はアルキレン基を表す。
    71、A72、A73、A74およびA74はそれぞれカルボキ
    シ基、ホスホノ基、スルホ基またはヒドロキシ基を表
    す。 【化18】 式中、Jは水素原子またはヒドロキシ基を表す。M8
    水素原子またはカチオンを表す。G81およびG82はヒド
    ロキシ基、カルボキシ基、ホスホノ基、スルホ基、アミ
    ノ基、またはエーテル基を置換基として有する脂肪族
    基、芳香族基またはヘテロ環基を表す。xは0または1
    を表す。
  3. 【請求項3】 下記一般式(1)、(2)、(3)、
    (4)、(5)、(7)、(8)及び(9)から選ばれ
    た少なくとも1種のアミノ化合物の第二鉄キレート化合
    物と下記一般式(10)で表される化合物を含むことを
    特徴とする減力液。 【化19】 式中、Xは−C(=X11)−N(Ra)−Rb、 −N(Rc)−C(=X12)−Rd、 −SO2 NRe(Rf)、−N(Rg)SO2 Rh、 または−SRi(X11およびX12は酸素原子または硫黄
    原子を表す。Ra、Rc、Re、Rgは水素原子、ヒド
    ロキシ基、脂肪族基、芳香族基またはヘテロ環基を表
    す。Rb、Rf、Riは水素原子、脂肪族基、芳香族基
    またはヘテロ環基を表す。Rd、Rhは脂肪族基、芳香
    族基、ヘテロ環基、−N(Rj)−Rk(RjおよびR
    kはRbと同義である。)または−ORm(Rmは脂肪
    族基、芳香族基またはヘテロ環基を表す。)を表す。L
    1 は脂肪族基、芳香族基、ヘテロ環基および/またはそ
    れらの組み合わせから成る基を含む二価の連結基を表
    す。R11およびR12はそれぞれ水素原子、脂肪族基、芳
    香族基またはヘテロ環基を表す。 【化20】 式中、R21およびR22は一般式(1)のR11と同義であ
    る。Zはヘテロ環基を表す。L2 は二価の連結基を表
    す。mは0または1を表す。 【化21】 式中、L3 は脂肪族基、芳香族基、ヘテロ環基および/
    またはそれらの組み合わせから成る基を含む二価の連結
    基を表す。A31はカルボキシ基、ホスホノ基、スルホ基
    またはヒドロキシ基を表す。R31、R32、R33、R34
    35、R36およびR37は、水素原子、脂肪族基、芳香族
    基またはヘテロ環基を表す。R38およびR39は、水素原
    子、脂肪族基、芳香族基、ヘテロ環基、ハロゲン原子、
    シアノ基、ニトロ基、アシル基、スルファモイル基、カ
    ルバモイル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキ
    シカルボニル基、スルホニル基、スルフィニル基を表
    す。また、R38とR39は連結して環を形成してもよい。
    pおよびqは0または1を表す。 【化22】 式中、A41、A42およびA43は、一般式(3)における
    31と同義である。L41、L42およびL43は一般式
    (1)におけるL1 と同義である。Yは酸素原子または
    硫黄原子を表す。s、t、uおよびvはそれぞれ0をま
    たは1を表わす。R41は置換基を表す。aは0、1、
    2、3または4を表す。 【化23】 式中、X51、X52、X53およびX54は、水素原子、脂肪
    族基、芳香族基、ヘテロ環基、−L51−A51(L51は一
    般式(1)におけるL1 と同義である。A51はカルボキ
    シ基、ホスホノ基、スルホ基、ヒドロキシ基、カルボン
    アミド基、カルバモイル基、スルホンアミド基、スルフ
    ァモイル基、ヒドロキサム酸基、アルコキシ基またはア
    ルキルチオ基を表す。)または下記一般式(6)で示さ
    れる基を表す。W51はアルキレン基および/またはアリ
    ーレン基を含む二価の連結基を表わす。但し、X51、X
    52、X53およびX54の少なくとも一つは下記一般式
    (6)で示される基を表わす。 【化24】 式中、Bはアリール基またはヘテロ環基を形成するのに
    必要な原子群を表す。A52は水素原子、カルボキシ基、
    ホスホノ基、スルホ基、ヒドロキシ基、カルボンアミド
    基、カルバモイル基、スルホンアミド基、スルファモイ
    ル基、ヒドロキサム酸基、アルコキシ基、アルキルチオ
    基またはアミノ基を表す。 【化25】 式中、W61はチオエーテル基とアルキレン基および/ま
    たはアリーレン基を含有した二価の連結基を表す。
    61、L62、L63およびL64はアルキレン基を表す。A
    61、A62、A63およびA64はそれぞれカルボキシ基、ホ
    スホノ基、スルホ基またはヒドロキシ基を表す。 【化26】 式中、W71は総炭素数4以上のアルキレン基を表す。L
    71、L72、L73およびL74はアルキレン基を表す。
    71、A72、A73、A74およびA74はそれぞれカルボキ
    シ基、ホスホノ基、スルホ基またはヒドロキシ基を表
    す。 【化27】 式中、Jは水素原子またはヒドロキシ基を表す。M8
    水素原子またはカチオンを表す。G81およびG82はヒド
    ロキシ基、カルボキシ基、ホスホノ基、スルホ基、アミ
    ノ基、またはエーテル基を置換基として有する脂肪族
    基、芳香族基またはヘテロ環基を表す。xは0または1
    を表す。 【化28】
  4. 【請求項4】 ハロゲン化銀感光材料を露光、現像処理
    して形成された銀画像を、下記一般式(1)、(2)、
    (3)、(4)、(5)、(7)、(8)及び(9)か
    ら選ばれた少なくとも1種のアミノ化合物の第二鉄キレ
    ート化合物及び下記一般式(10)で表される化合物の
    存在下で減力処理することを特徴とする銀画像の減力処
    理法。 【化29】 式中、Xは−C(=X11)−N(Ra)−Rb、 −N(Rc)−C(=X12)−Rd、 −SO2 NRe(Rf)、−N(Rg)SO2 Rh、 または−SRi(X11およびX12は酸素原子または硫黄
    原子を表す。Ra、Rc、Re、Rgは水素原子、ヒド
    ロキシ基、脂肪族基、芳香族基またはヘテロ環基を表
    す。Rb、Rf、Riは水素原子、脂肪族基、芳香族基
    またはヘテロ環基を表す。Rd、Rhは脂肪族基、芳香
    族基、ヘテロ環基、−N(Rj)−Rk(RjおよびR
    kはRbと同義である。)または−ORm(Rmは脂肪
    族基、芳香族基またはヘテロ環基を表す。)を表す。L
    1 は脂肪族基、芳香族基、ヘテロ環基および/またはそ
    れらの組み合わせから成る基を含む二価の連結基を表
    す。R11およびR12はそれぞれ水素原子、脂肪族基、芳
    香族基またはヘテロ環基を表す。 【化30】 式中、R21およびR22は一般式(1)のR11と同義であ
    る。Zはヘテロ環基を表す。L2 は二価の連結基を表
    す。mは0または1を表す。 【化31】 式中、L3 は脂肪族基、芳香族基、ヘテロ環基および/
    またはそれらの組み合わせから成る基を含む二価の連結
    基を表す。A31はカルボキシ基、ホスホノ基、スルホ基
    またはヒドロキシ基を表す。R31、R32、R33、R34
    35、R36およびR37は、水素原子、脂肪族基、芳香族
    基またはヘテロ環基を表す。R38およびR39は、水素原
    子、脂肪族基、芳香族基、ヘテロ環基、ハロゲン原子、
    シアノ基、ニトロ基、アシル基、スルファモイル基、カ
    ルバモイル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキ
    シカルボニル基、スルホニル基、スルフィニル基を表
    す。また、R38とR39は連結して環を形成してもよい。
    pおよびqは0または1を表す。 【化32】 式中、A41、A42およびA43は、一般式(3)における
    31と同義である。L41、L42およびL43は一般式
    (1)におけるL1 と同義である。Yは酸素原子または
    硫黄原子を表す。s、t、uおよびvはそれぞれ0をま
    たは1を表わす。R41は置換基を表す。aは0、1、
    2、3または4を表す。 【化33】 式中、X51、X52、X53およびX54は、水素原子、脂肪
    族基、芳香族基、ヘテロ環基、−L51−A51(L51は一
    般式(1)におけるL1 と同義である。A51はカルボキ
    シ基、ホスホノ基、スルホ基、ヒドロキシ基、カルボン
    アミド基、カルバモイル基、スルホンアミド基、スルフ
    ァモイル基、ヒドロキサム酸基、アルコキシ基またはア
    ルキルチオ基を表す。)または下記一般式(6)で示さ
    れる基を表す。W51はアルキレン基および/またはアリ
    ーレン基を含む二価の連結基を表わす。但し、X51、X
    52、X53およびX54の少なくとも一つは下記一般式
    (6)で示される基を表わす。 【化34】 式中、Bはアリール基またはヘテロ環基を形成するのに
    必要な原子群を表す。A52は水素原子、カルボキシ基、
    ホスホノ基、スルホ基、ヒドロキシ基、カルボンアミド
    基、カルバモイル基、スルホンアミド基、スルファモイ
    ル基、ヒドロキサム酸基、アルコキシ基、アルキルチオ
    基またはアミノ基を表す。 【化35】 式中、W61はチオエーテル基とアルキレン基および/ま
    たはアリーレン基を含有した二価の連結基を表す。
    61、L62、L63およびL64はアルキレン基を表す。A
    61、A62、A63およびA64はそれぞれカルボキシ基、ホ
    スホノ基、スルホ基またはヒドロキシ基を表す。 【化36】 式中、W71は総炭素数4以上のアルキレン基を表す。L
    71、L72、L73およびL74はアルキレン基を表す。
    71、A72、A73、A74およびA74はそれぞれカルボキ
    シ基、ホスホノ基、スルホ基またはヒドロキシ基を表
    す。 【化37】 式中、Jは水素原子またはヒドロキシ基を表す。M8
    水素原子またはカチオンを表す。G81およびG82はヒド
    ロキシ基、カルボキシ基、ホスホノ基、スルホ基、アミ
    ノ基、またはエーテル基を置換基として有する脂肪族
    基、芳香族基またはヘテロ環基を表す。xは0または1
    を表す。 【化38】
  5. 【請求項5】 下記一般式(1)、(2)、(3)、
    (4)、(5)、(7)、(8)及び(9)から選ばれ
    た少なくとも1種のアミノ化合物の第二鉄キレート化合
    物と錯形成剤ならびに染料を含むことを特徴とする減力
    液。 【化39】 式中、Xは−C(=X11)−N(Ra)−Rb、 −N(Rc)−C(=X12)−Rd、 −SO2 NRe(Rf)、−N(Rg)SO2 Rh、 または−SRi(X11およびX12は酸素原子または硫黄
    原子を表す。Ra、Rc、Re、Rgは水素原子、ヒド
    ロキシ基、脂肪族基、芳香族基またはヘテロ環基を表
    す。Rb、Rf、Riは水素原子、脂肪族基、芳香族基
    またはヘテロ環基を表す。Rd、Rhは脂肪族基、芳香
    族基、ヘテロ環基、−N(Rj)−Rk(RjおよびR
    kはRbと同義である。)または−ORm(Rmは脂肪
    族基、芳香族基またはヘテロ環基を表す。)を表す。L
    1 は脂肪族基、芳香族基、ヘテロ環基および/またはそ
    れらの組み合わせから成る基を含む二価の連結基を表
    す。R11およびR12はそれぞれ水素原子、脂肪族基、芳
    香族基またはヘテロ環基を表す。 【化40】 式中、R21およびR22は一般式(1)のR11と同義であ
    る。Zはヘテロ環基を表す。L2 は二価の連結基を表
    す。mは0または1を表す。 【化41】 式中、L3 は脂肪族基、芳香族基、ヘテロ環基および/
    またはそれらの組み合わせから成る基を含む二価の連結
    基を表す。A31はカルボキシ基、ホスホノ基、スルホ基
    またはヒドロキシ基を表す。R31、R32、R33、R34
    35、R36およびR37は、水素原子、脂肪族基、芳香族
    基またはヘテロ環基を表す。R38およびR39は、水素原
    子、脂肪族基、芳香族基、ヘテロ環基、ハロゲン原子、
    シアノ基、ニトロ基、アシル基、スルファモイル基、カ
    ルバモイル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキ
    シカルボニル基、スルホニル基、スルフィニル基を表
    す。また、R38とR39は連結して環を形成してもよい。
    pおよびqは0または1を表す。 【化42】 式中、A41、A42およびA43は、一般式(3)における
    31と同義である。L41、L42およびL43は一般式
    (1)におけるL1 と同義である。Yは酸素原子または
    硫黄原子を表す。s、t、uおよびvはそれぞれ0をま
    たは1を表わす。R41は置換基を表す。aは0、1、
    2、3または4を表す。 【化43】 式中、X51、X52、X53およびX54は、水素原子、脂肪
    族基、芳香族基、ヘテロ環基、−L51−A51(L51は一
    般式(1)におけるL1 と同義である。A51はカルボキ
    シ基、ホスホノ基、スルホ基、ヒドロキシ基、カルボン
    アミド基、カルバモイル基、スルホンアミド基、スルフ
    ァモイル基、ヒドロキサム酸基、アルコキシ基またはア
    ルキルチオ基を表す。)または下記一般式(6)で示さ
    れる基を表す。W51はアルキレン基および/またはアリ
    ーレン基を含む二価の連結基を表わす。但し、X51、X
    52、X53およびX54の少なくとも一つは下記一般式
    (6)で示される基を表わす。 【化44】 式中、Bはアリール基またはヘテロ環基を形成するのに
    必要な原子群を表す。A52は水素原子、カルボキシ基、
    ホスホノ基、スルホ基、ヒドロキシ基、カルボンアミド
    基、カルバモイル基、スルホンアミド基、スルファモイ
    ル基、ヒドロキサム酸基、アルコキシ基、アルキルチオ
    基またはアミノ基を表す。 【化45】 式中、W61はチオエーテル基とアルキレン基および/ま
    たはアリーレン基を含有した二価の連結基を表す。
    61、L62、L63およびL64はアルキレン基を表す。A
    61、A62、A63およびA64はそれぞれカルボキシ基、ホ
    スホノ基、スルホ基またはヒドロキシ基を表す。 【化46】 式中、W71は総炭素数4以上のアルキレン基を表す。L
    71、L72、L73およびL74はアルキレン基を表す。
    71、A72、A73、A74およびA74はそれぞれカルボキ
    シ基、ホスホノ基、スルホ基またはヒドロキシ基を表
    す。 【化47】 式中、Jは水素原子またはヒドロキシ基を表す。M8
    水素原子またはカチオンを表す。G81およびG82はヒド
    ロキシ基、カルボキシ基、ホスホノ基、スルホ基、アミ
    ノ基、またはエーテル基を置換基として有する脂肪族
    基、芳香族基またはヘテロ環基を表す。xは0または1
    を表す。
  6. 【請求項6】 ハロゲン化銀感光材料を露光、現像処理
    して形成された銀画像を、下記一般式(1)、(2)、
    (3)、(4)、(5)、(7)、(8)及び(9)か
    ら選ばれた少なくとも1種のアミノ化合物の第二鉄キレ
    ート化合物と錯形成剤ならびに染料の存在下で減力処理
    することを特徴とする銀画像の減力処理法。 【化48】 式中、Xは−C(=X11)−N(Ra)−Rb、 −N(Rc)−C(=X12)−Rd、 −SO2 NRe(Rf)、−N(Rg)SO2 Rh、 または−SRi(X11およびX12は酸素原子または硫黄
    原子を表す。Ra、Rc、Re、Rgは水素原子、ヒド
    ロキシ基、脂肪族基、芳香族基またはヘテロ環基を表
    す。Rb、Rf、Riは水素原子、脂肪族基、芳香族基
    またはヘテロ環基を表す。Rd、Rhは脂肪族基、芳香
    族基、ヘテロ環基、−N(Rj)−Rk(RjおよびR
    kはRbと同義である。)または−ORm(Rmは脂肪
    族基、芳香族基またはヘテロ環基を表す。)を表す。L
    1 は脂肪族基、芳香族基、ヘテロ環基および/またはそ
    れらの組み合わせから成る基を含む二価の連結基を表
    す。R11およびR12はそれぞれ水素原子、脂肪族基、芳
    香族基またはヘテロ環基を表す。 【化49】 式中、R21およびR22は一般式(1)のR11と同義であ
    る。Zはヘテロ環基を表す。L2 は二価の連結基を表
    す。mは0または1を表す。 【化50】 式中、L3 は脂肪族基、芳香族基、ヘテロ環基および/
    またはそれらの組み合わせから成る基を含む二価の連結
    基を表す。A31はカルボキシ基、ホスホノ基、スルホ基
    またはヒドロキシ基を表す。R31、R32、R33、R34
    35、R36およびR37は、水素原子、脂肪族基、芳香族
    基またはヘテロ環基を表す。R38およびR39は、水素原
    子、脂肪族基、芳香族基、ヘテロ環基、ハロゲン原子、
    シアノ基、ニトロ基、アシル基、スルファモイル基、カ
    ルバモイル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキ
    シカルボニル基、スルホニル基、スルフィニル基を表
    す。また、R38とR39は連結して環を形成してもよい。
    pおよびqは0または1を表す。 【化51】 式中、A41、A42およびA43は、一般式(3)における
    31と同義である。L41、L42およびL43は一般式
    (1)におけるL1 と同義である。Yは酸素原子または
    硫黄原子を表す。s、t、uおよびvはそれぞれ0をま
    たは1を表わす。R41は置換基を表す。aは0、1、
    2、3または4を表す。 【化52】 式中、X51、X52、X53およびX54は、水素原子、脂肪
    族基、芳香族基、ヘテロ環基、−L51−A51(L51は一
    般式(1)におけるL1 と同義である。A51はカルボキ
    シ基、ホスホノ基、スルホ基、ヒドロキシ基、カルボン
    アミド基、カルバモイル基、スルホンアミド基、スルフ
    ァモイル基、ヒドロキサム酸基、アルコキシ基またはア
    ルキルチオ基を表す。)または下記一般式(6)で示さ
    れる基を表す。W51はアルキレン基および/またはアリ
    ーレン基を含む二価の連結基を表わす。但し、X51、X
    52、X53およびX54の少なくとも一つは下記一般式
    (6)で示される基を表わす。 【化53】 式中、Bはアリール基またはヘテロ環基を形成するのに
    必要な原子群を表す。A52は水素原子、カルボキシ基、
    ホスホノ基、スルホ基、ヒドロキシ基、カルボンアミド
    基、カルバモイル基、スルホンアミド基、スルファモイ
    ル基、ヒドロキサム酸基、アルコキシ基、アルキルチオ
    基またはアミノ基を表す。 【化54】 式中、W61はチオエーテル基とアルキレン基および/ま
    たはアリーレン基を含有した二価の連結基を表す。
    61、L62、L63およびL64はアルキレン基を表す。A
    61、A62、A63およびA64はそれぞれカルボキシ基、ホ
    スホノ基、スルホ基またはヒドロキシ基を表す。 【化55】 式中、W71は総炭素数4以上のアルキレン基を表す。L
    71、L72、L73およびL74はアルキレン基を表す。
    71、A72、A73、A74およびA74はそれぞれカルボキ
    シ基、ホスホノ基、スルホ基またはヒドロキシ基を表
    す。 【化56】 式中、Jは水素原子またはヒドロキシ基を表す。M8
    水素原子またはカチオンを表す。G81およびG82はヒド
    ロキシ基、カルボキシ基、ホスホノ基、スルホ基、アミ
    ノ基、またはエーテル基を置換基として有する脂肪族
    基、芳香族基またはヘテロ環基を表す。xは0または1
    を表す。
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