JPH05188584A - トーニング可能な感光性層上に画像を調製する方法 - Google Patents

トーニング可能な感光性層上に画像を調製する方法

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JPH05188584A
JPH05188584A JP16579392A JP16579392A JPH05188584A JP H05188584 A JPH05188584 A JP H05188584A JP 16579392 A JP16579392 A JP 16579392A JP 16579392 A JP16579392 A JP 16579392A JP H05188584 A JPH05188584 A JP H05188584A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (a)支持体、(b)バインダー中に微粉砕
粉末または微粉砕粉末と溶解した色素とを含んでいる転
写層、および(c)バインダーおよび/または分離して
いる不活性粒子を含んでいる被覆層とから構成される転
写材料を用いる、トーニング可能な感光性層上に画像を
調製する方法に関する。 【効果】 この転写材料は高い解像性、再現可能なカラ
ー濃度、低いドット成長などをもち、そして不都合な背
景カブリのないカラープルーフプリントを作るのに用い
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明はトーニング可能な感光性層上に画
像を調製するための方法に関するものである。さらに詳
細に、本発明は(a)支持体とその上に備えられている
バインダーと微粉砕粉末、または微粉砕粉末および溶解
した色素とを含んでいる転写層、および(b)支持体か
らはなれた転写層表面上に存在する被覆層とからなる、
転写材料を用いて画像がトーニングされるカラープルー
フ法に関するものである。
【0002】
【背景技術】レプログラフにおいて、良く知られている
ようにオフセットまたは凸板印刷用の版を作るための原
図のコピーには、ハーフトーン色分解が用いられてい
る。印刷版が露光をされる前に、最終的な印刷結果が原
図の正しい階調値を再現するかどうかを確めるため、こ
の色分解はカラープルーフ法によりその目的で試験され
る。
【0003】高品質のオフセット印刷のために広く使用
されている標準的な規格で、最新の印刷機において60
線/cmのスクリーン線の1%〜99%ドットで、2%〜
98%ドットの解像性が要求されている。この線数にお
いて、ハイライト部の2%ドットとシャドー部の98%
ドットの網点の完全な解像を達成することは特に困難で
ある。その上、良好な階調を再現するために、同じサイ
ズのハーフトーンドットは全面にわたって明瞭に画定さ
れかつ一様に再現されており、つまりサイズの変動のな
いことが特に重要である。
【0004】このようなカラープルーフ法では、感光性
層の露光域と未露光域間に粘着性の相異により画像を生
成する感光性記録材料が用いられている。例えば、ドイ
ツ国特許第1,210,321号(Burg氏の米国特許第
3,060,024号)、同第1,904,058号(Chu
氏の米国特許第3,620,726号)、同第1,904,
059号(Boyd氏の米国特許第3,582,327号)、
および同第2,004,214号(Chu氏の米国特許第3,
649,268号)、Buzzell氏の米国特許第4,356,
253号、およびEP−A第243,933号(Bauer氏
の米国特許第4,892,802号)などでは、支持体と
少なくとも1つの付加重合性モノマーと光重合開始剤を
含む光重合性層とから構成される、粘着性の光重合性記
録材料が画像状露光により硬化され、そのため露光され
た画像区域がその粘着性を失うという再現方法が示され
ている。
【0005】この潜像はついで未露光の粘着性区域にだ
け付着する適当なトナーを付与することにより可視的な
ものとされる。露光された非粘着性の画像域上に残留し
ているトナーは付与後に除去される。この方法により任
意に着色された原図のポジ画像が得られ、これらの画像
はカラー印刷により作られる画像と見た目が同じであ
る。
【0006】同様に原図のネガチブ画像は、例えばドイ
ツ国特許第2,758,209号(Abele氏の米国特許第
4,243,741号)、同第3,023,247号(Abel
e氏の米国特許第4,346,162号)、および同第3,
429,615号(Grossd氏の米国特許第4,604,3
40号)中で述べられている感光性材料を用いることに
より得られる。これらの記録材料の感光性成分はジヒド
ロピリジン化合物またはジヒドロピリジン化合物とヘキ
サアリールビス−イミダゾール化合物との系のいずれか
である。
【0007】大部分が微細に粉砕された粉末からなるト
ナーを、この画像状に露光した表面上にトナー撒布によ
り付与することができる。別法としてトナーを特別な支
持体にゆるやかに結合させ、そしてこの支持体を画像状
に露光した層と接触させることにより、トナーを転写す
ることもできる。
【0008】このような転写層は、(a)取扱いが著る
しく簡易で、(b)きれいで、そして(c)環境的に安
全であるため、実質上はるかに有利である。ピグメント
入りの転写層は、例えばドイツ国特許第1,205,11
7号(Burgの米国特許第3,060,025号)と同第
2,949,462号(Neiss氏の米国特許第4,275,
140号)中で述べられている。これらの転写層はカラ
ープルーフ法の厳しい条件を満たさないため好ましいも
のではない。DE−C第3,625,014号(Froehlic
h氏の米国特許第4,806,451号)、DE−C第3,
706,528号(Delaney氏の米国特許第4,902,3
63号)、DE−C第3,941,446号(米国特許第
5,126,226号)、DE−C第3,941,493
号、およびEP−A第365,361号(Platzer氏の米
国特許第4,935,331号)では印刷産業の要求に合
致する、特別に開発された転写層を使用するカラープル
ーフ法を説明している。
【0009】これらの既知の各方法は印刷産業の最も重
要な要求、例えば高い解像性、再現物の良好な階調値、
および低いドット成長などを確かに充足するが、背景カ
ブリまたはステインの問題はいまだ解決されていない。
この欠点は記録用材料の非粘着性区域、つまり実際には
トーニングされるべきでない区域上に、転写層のカラー
ピグメントが多少転写することによるものである。背景
ステインは感光性記録材料が露光域と未露光域の粘着性
に良好な相異を示さないとき特に生ずるものである。背
景カブリまたはステインは多くの着色転写層において、
特に転写層の各成分が互に適切に整合していないとき非
常に著るしくなる。背景ステインは製作および/または
処理の際、すなわち記録材料上に転写層をラミネートす
る際のプロセス要件の修正により実際防止することもで
きる。しかしながら、これはそれぞれの要素について特
別の、技術的に高価なかつ時間を要する手段を必要とす
る。
【0010】プルーフ法には(a)印刷業に必要とされ
る1%〜99%ドットに高い解像性を達成できること、
(b)全体のハーフトーン値の高い均一性とドット生長
が非常に低いことが顕著であること、(c)種々のトー
ニング可能な感光性層に使用できること、および(d)
背景ステインなしにカラープルーフプリントが作れるこ
と、などが必要とされる。
【0011】これらの必要性は本発明の方法の使用に合
致している。
【0012】
【発明の要点】本発明は、 (a) 感光性層を画像状に露光して粘着性と非粘着性
の区域を作り; (b) この露光済みの層を支持体上の非感光性の転写
層と接触させ、ここでこの転写層は少なくとも1つの微
粉砕粉末、または少なくとも1つの微粉砕粉末と少なく
とも1つの溶解した色素とを有するものとし;そして (c) 露光済みの層を転写層から分離しその結果転写
層は粘着性の画像区域にだけ付着するものとし;ここで
この転写層は支持体から遠いその面上に被覆層を有する
ものである、ことからなる画像の調製方法についてのも
のである。
【0013】 〔発明の具体的説明〕高解像性、再現可能なカラー濃
度、および低いドット成長などを必要とするカラープル
ーフ法における、支持体、転写層、および被覆層から構
成される転写材料の使用は、付加的な被覆層が着色した
転写層と感光性層の粘着性のトーニング可能区域間の適
切な接触を妨げるため禁忌的なものとされている。不適
切な接触は不充分なカラー転写を起こし、これは最終的
の画像に欠点を生じるであろう。接触不良は1〜2%ド
ットの網点の場合、この範囲ではドット全体が失われて
しまうため特に不都合である。
【0014】驚くことにまた予想もできずに、本発明の
方法で用いられた転写材料は、画像域中に欠点のない顕
著な品質のカラープルーフプリントが得られることが認
められた。
【0015】通常の材料に比べて、本発明の方法に用い
る転写材料は、これから作られたカラープルーフプリン
トが不都合な背景ステインを示さないという点で特に有
利である。背景ステインはカラー値の差、つまりトーニ
ング工程中カバーされていた非画像域とトーニング工程
中に転写層に接触していた非画像域との間の差、△Eに
より測られる。従来の材料で△Eの値は0.5〜0.7に
達し、これは受け入れ難い背景ステイン値に相当する。
0.45の△E値が最高限度である。しかしながら、好
ましい△E値は0.3以下であるべきである。本発明の
方法で用いられる転写材料は約0.2の△E値を有して
いる。その上この新しい転写材料を作るための方法は、
被覆層を付与する追加の工程があるにもかかわらず簡単
である。この転写材料はまた一定の高品質の製品が得ら
れる。本発明の方法のいま1つの利点はトーニング可能
な記録材料について特別の要請、特に露光域と未露光域
間の粘着性の差に関して特別な要請がないことである。
従って、この新しい転写材料は各種のトーニング可能な
感光性材料と組み合わせることができる。
【0016】さらに、本発明の転写方法の実施には特別
に訓練された人員が不要であるばかりか、各々の場合に
使用されるトーニング可能なおよび/または着色された
転写材料についてのすべてのプロセスパラメーターのコ
ストのかかる調整が省略できる。その上、最適処理条件
より下の条件でも顕著な品質のカラープルーフプリント
が得られる。
【0017】本発明の方法に使用される感光性材料はト
ーニング可能なポジチブと同じくネガチブ系のものが含
まれる。これらの系はDE−C第1,210,321号
(Burg氏の米国特許第3,060,024号)、DE−C
第1,904,058号(Chu氏の米国特許第3,620,
726号)、DE−C第1,904,059号(Boyd氏の
米国特許第3,582,327号)、DE−C第2,00
4,214号(Chu氏の米国特許第3,649,268
号)、またはDE−C第2,758,209号(Abele氏
の米国特許第4,243,741号)、DE−C第3,0
23,247号(Abele氏の米国特許第4,346,162
号)、およびDE−B第3,429,615号(Grossd氏
の米国特許第4,604,340号)などにそれぞれ述べ
られている。例えば、Buzzell氏の米国特許第4,35
6,253号とEP−A第243,933号(Bauer氏の
米国特許第4,892,802号)中で述べられているよ
うな、ポジチブの感光性材料が好ましい。
【0018】本発明に必須の被覆層は少なくとも1つの
バインダーおよび/または分離している不活性粒子(di
screte inert particles)を含んでいる。粗面の被覆層
が好ましい。特に、本質的に分離している好ましく無色
の不活性粒子で構成された粗面の被覆層が好適である。
これらの粒子は好ましく15μm相当またはこれ以下の
直径を有している。5μm相当またはこれ以下の直径を
もつ粒子が特に好ましい。
【0019】粗面の被覆層の粒子は無機材料と同じく有
機材料から構成される。適当な材料は二酸化シリコン、
酸化亜鉛、酸化チタニウム、酸化ジルコニウム、酸化ア
ルミニウム、澱粉、フェノール樹脂、スチレン、ビニル
アルコール、酢酸ビニル、アクリル酸とメタアクリル酸
またはそれらの誘導体、およびテトラフルオロエチレン
などのホモポリマーおよびコポリマーである。エチレン
とプロピレンのような不飽和炭化水素のホモポリマーお
よびコポリマーが特に適している。
【0020】本発明に必須の分離している不活性粒子の
塗布量は好ましく0.5〜5000粒子/mm2である。1
0〜500粒子/mm2の塗布量、特に50〜200粒子/
mm2の量が特に好ましい。本発明の方法で用いられる粗
い面の被覆層はまた適当なバインダーを、好ましくは8
0重量%より多くなく特に好ましくは30〜70重量%
の量で含んでいる。適当なバインダーは、例えばDE−
C第3,625,014号(Froehlich氏の米国特許第4,
806,451号)、DE−C第3,941,446号
(米国特許第5,126,226号)、またはDE−C第
3,941,493号中で着色転写材料用に述べられてい
るものである。特に適当なものはDE−C第3,941,
493号中で述べられているような、2N/mm2相当ま
たはこれ以上の引張り強度をもつポリマーである。しか
しながら、バインダーなしの被覆層も好ましいものであ
る。
【0021】被覆層を形成する材料は各種の方法により
着色転写層上に付与することができる。例えば、被覆層
は微細粉末の撒粉によるか、あるいは適当な溶剤中の粉
末分散物のキャスティング、ローラー塗布または吹き付
けなどにより付与することができる。例えば、界面活性
剤、塗布補助剤、などのような添加物を使用することも
できる。乾燥後、このように作られた材料は直ちに処理
することができる。
【0022】例えば、DE−C第3,625,014号
(Froehlich氏の米国特許第4,806,451号)、D
E−C第3,941,446号(米国特許第5,126,2
26号)、DE−C第3,941,493号、およびEP
−A第365,361号(Platzer氏の米国特許第4,9
35,331号)中で述べられている層のような、すべ
ての既知の材料を着色転写層として用いることができ
る。特に適当なものはDE−C第3,941,493号中
で示されている材料で、これは2N/mm2相当またはこ
れ以上の好ましく2〜110N/mm2間の引張り強度を
もつポリマー性バインダーである。特に適当なものは5
〜60N/mm2間の引張り強度をもつポリマーである。
これらのポリマーの実施はエチレン、プロピレン、ビニ
ルエステル、塩化ビニル、アクリレート、メタアクリレ
ートおよびアクリルアミドまたはメタアクリルアミドの
ホモポリマーとコポリマー、およびセルローズ誘導体な
どである。有機溶剤可溶性のポリマーが特に適してい
る。酢酸ビニルとエチレンとのコポリマー、およびポリ
メチルメタアクリレートまたはポリスチレンが格別に適
している。
【0023】転写層は微粉砕粉末または微粉砕粉末と溶
解している色素との組み合わせを20重量%またはこれ
以上、好ましく30〜70重量%含んでいる。
【0024】バインダーと微粉砕粉末、例えばほぼ等量
のピグメントを含んでいる転写材料が特に好ましいもの
である。
【0025】画像記録のために適した多数の微粉砕粉末
が、例えばDE−C第1,904,059号(Boyd氏の米
国特許第3,582,327号)とDE−C第2,946,
896号(Manger氏の米国特許第4,215,193号)
の文献中に示されている。これらの粉末は主にピグメン
トであるが、微粉砕粉末と組み合わせた色素も使用する
ことができる。これらの例は無機および有機のピグメン
ト、ケイ光性物質、純粋な形態のまたは有機もしくは無
機の担体と組み合わせた金属粉末などで、例えば酸化チ
タニウム、ガラス粉末、炭素末(カーボンブラックまた
はグラファイト)、金属フタロシアニン、アゾ色素、ア
ルミニウム、銅、鉄、金、または銀などの金属粉末、ま
たは金属酸化物などである。ピグメントと酸化シリコン
との混合物の使用が特に有利である。塗布用の組成物は
既知の方法により作られる。
【0026】転写層用の塗布組成物は適当な支持体上に
既知の方法により付与しついで乾燥する。塗布組成物は
ピグメント/バインダー混合物であり、適当な支持体上
に有機溶剤系で塗布する。適当な支持体は特に紙および
ポリエステル、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリ塩化ビニル、などの合成樹脂シートである。
DE−C第3,706,528号(Delaney氏の米国特許第
4,902,363号)中で述べられたもののような圧縮
可能な材料が特に有利である。
【0027】乾燥塗膜は厚み8μmまで、好ましくは厚
み5μmまでとすることができる。厚み3μm以下、好
ましくは厚み0.4〜1.5μmの非常にうすい塗膜が特
に好ましい。
【0028】このほか塗布組成物は界面活性剤、塗布補
助剤、潤滑剤、粘度増加剤、接着調整剤、その他のよう
な添加剤を含むことができる。
【0029】本発明の方法は地図、広告物、ポスター、
照明文字テキストなどの調製と印刷回路の製作などのた
めに、印刷およびその他の産業分野の利用で、ラインお
よびハーフトーン露光の再現に好都合に用いることがで
きる。しかしながら、主要な利用分野は単色または多色
画像の作成とカラープルーフ法とである。
【0030】本発明のカラープルーフ法の遂行には次の
各工程が含まれる:感光性材料、例えば基体シート上に
塗布されている光重合性層とカバーシートとのラミネー
ト体を、カバーシートをとり除いた後受像材料上に載置
する。このラミネート体を、オリジナルとして第1の色
のハーフトーン色分解ポジチブまたはネガチブに対し、
ポジまたはネガ作動系のいずれかを用いるかに応じて、
透明な基体を通じて活性放射線により露光をし粘着性と
非粘着性の区域を形成させる。
【0031】感光性材料は紫外光の範囲、好ましく25
0〜450nm間の範囲にその最高感光性を有している。
露光のために適した放射線源は、例えばキセノン燈、水
銀蒸気燈、カーボンアーク燈、レーザー、UV光放射ケ
イ光燈、および電子フラッシュ装置のように、この放射
線の効果量を発生するようなものである。
【0032】本発明の方法に用いられる転写材料から支
持体をとり除き、被覆層をもつ転写層をこの露光した層
の上にラミネートしついでこれを剥離する。オリジナル
のカラー画像が得られる。感光性材料の第2のラミネー
ト体をカバーシートをとり除いた後この画像の上にラミ
ネートし、そしてオリジナルとして第2の色のハーフト
ーン色分解ポジチブまたはネガチブに対し同じ条件の下
に露光をする。露光した層はこの上に被覆層とともに転
写層をラミネートすることにより、転写材料によってト
ーニングをする。転写層はついで被覆層を剥離すること
によりとり除く。
【0033】この方法を第3の色の色分解板についてく
り返し、もし必要なれば黒の分解板についてもくり返
す。かくして、原図に対応する4色カラー画像が得られ
る。
【0034】 〔産業上の利用性〕本発明の方法の特別の利点は、ポジ
チブ作動の感光性系から出発して4色オーバーレイおよ
びポジチブのカラープルーフプリントが作られることで
ある。ポジチブのカラープルーフはまたオリジナルとし
てネガチブの色分解板によっても作ることができる。も
しネガチブの色分解板を出発オリジナルとして使用する
ときは、まずプルーフプリントを前述の方法により調製
する。それぞれの色の転写に使用して転写層上に残って
いる残留像は、この粘着性中間塗膜からプルーフプリン
トを作るため、圧力および/または熱を用いることによ
り別のものの上にラミネートし、そしてつぎに基体を剥
離する。
【0035】別法として、転写層上に残っている残留像
をオーバーレイとして別のものの上に移すこともでき
る。
【0036】
【実施例】以下の各実施例は本発明を示すためのもので
ある。特に記載しない限り、部とパーセントとは重量に
よるものである。
【0037】〔実施例1〕本発明の方法に使用する転写
層用の塗布組成物を以下のようにして調製した:3.3
4gのエチレン/酢酸ビニルコポリマー(酢酸ビニル4
0%、ASTM D−882による引張り強度5.3N/
mm2)、8.83gのニトロセルローズ(窒素含有量1
2.6%以下)、4.3gの銅フタロシアニンをベースに
したシアンピグメント(C.I.74160)、および
0.2gの界面活性剤をビードミル中で、トルエン、2
−ブタノン、およびキシレンの混合溶剤(60:35:
5、全量83.3g)の半量とともに混合した。ついで
溶剤の残部をはげしくかきまぜながら添加した。この塗
布組成物はDE−OS第3,706,528号(Delaney
氏の米国特許第4,902,363号)のように厚み60
μmの発泡ポリプロピレンシート上に付与し、乾燥後厚
み0.45μmの塗膜を生成させた。キシレン中のポリ
エチレンワックス20%分散物(粒子サイズ1μmまた
はこれ以下)を乾燥したこの転写塗膜上に塗布した。塗
布量は100〜200粒子/mm2である。
【0038】着色画像は以下のようにして調製した:E
P−A第243,933号(Bauer氏の米国特許第4,8
92,802号)の実施例1に従って調製した、ポジチ
ブのトーニング可能な光重合性エレメントを、カバーシ
ートをとり除いた後受像材料上にラミネートした。この
ラミネート体を真空焼枠中でUVフィルターを使用した
金属ハロゲン燈(3000W)から95cmの距離で、シ
アンのハーフトーン色分解板を通じて42秒間露光し
た。基体をとり除いた後、トナーを含んでいる転写材料
をこの画像状に露光した塗膜上にラミネートし、直ちに
剥離した。転写層は未露光の粘着性の区域上にのみ残留
し、オリジナルのポジチブシアン画像が得られ、60線
/cmスクリーンで1%〜99%ハーフトーンドットの解
像性を有していた。背景ステインを測定するため、トー
ニングをされない画像区域の一部をトーニング工程前に
ポリエステルのシートでカバーしておいた。
【0039】このカバーした区域とカバーをしなかった
区域間のカラー値の差△EをDIN5033に従って測
定した。△Eはほぼ0.2であり、画像は不都合な背景
ステインを示さなかった。
【0040】〔実施例2〕実施例1のようにして被覆層
のない厚み0.45μmの転写層を調製し処理をした。
この実施例中で使用した本発明によらない転写層では背
景ステインが著るしく高かった(△E=0.6)。
【0041】〔実施例3〕4色画像を作るために必要と
する(a)シアン、(b)マゼンタ、(c)イエロー、
および(d)黒の各色の転写材料を、表1中に示した分
量のピグメント、バインダー、および界面活性剤をビー
ドミル中でトルエン、2−ブタノン、およびキシレンの
混合溶剤(6:3:1)の全所要量の40〜60%とと
もに混合することにより作った。溶剤の残部はついでは
げしい撹拌により添加した。
【0042】
【表1】
【0043】各転写材料に使用したピグメントは: (a) シアン転写塗膜(a)用は銅フタロシアニンベ
ースのシアンピグメント(C.I.74160)とマゼ
ンタピグメント(C.I.ピグメントレッド123)と
の混合物; (b) マゼンタ転写塗膜(b)用は2種類のマゼンタ
ピグメント(C.I.レッド122とピグメントレッド
123)の混合物; (c)イエロー転写塗膜(c)用はC.I.ピグメント
イエロー117;そして (d) 黒色転写塗膜(d)用はC.I.ピグメントブ
ラック7である。
【0044】各転写材料用の塗布組成物はDE−OS第
3,706,528号(Delaney氏の米国特許第4,90
2,363号)のように、厚み60μmの発泡ポリプロ
ピレンシートに対して80線/cmスクリーンによって、
直接グラビア法により150m/分の速度で付与した。
塗膜が乾燥した後、キシレン中のポリエチレンワックス
の20%分散物(粒子サイズ1μmまたはこれ以下)
を、厚み1μmの層上に塗布した。塗布量は100〜2
00粒子/mm2であった。各塗膜のカラー濃度は: シアン: 1.30 マゼンタ: 1.40 イエロー: 1.30 黒: 1.70 であった。
【0045】4色カラープルーフプリントを調製するた
めに、EP−A第243,933号(Bauer氏の米国特許
第4,892,802号)の実施例1に従って調製したポ
ジチブのトーニング可能光重合性エレメントを、カバー
シートをとり除いた後受像材料上にラミネートした。得
られたラミネート体を真空コピー枠中でシアンのハーフ
トーンポジチブ色分解板を通じて、UVフィルターを使
用した金属ハロゲン燈(3000W)により95cmの距
離で42秒間露光した。基体をとり除いた後、転写材料
(a)をこの画像状に露光した層上にラミネートし、そ
して直ちに剥離した。転写層は未露光の粘着性の区域に
だけ付着し、そしてオリジナルのポジチブシアン画像が
不都合な背景ステインなしに得られた。
【0046】第2のポジチブ、トーニング可能な光重合
性記録材料をこのシアン画像上にラミネートし、そして
相当するマゼンタのハーフトーン分解板を通じて前のよ
うに露光した。基体をとり除いた後、この画像状に露光
されている層上に転写材料(b)をラミネートしそして
剥離した。転写層は未露光の粘着性区域にだけ付着し、
不都合な背景ステインなしにポジチブのマゼンタ画像が
得られた。
【0047】同様の処理工程を転写材料(c)と(d)
をそれぞれ用いてイエローと黒とについてくり返した。
ついで通常のように保護塗膜を付与する。著るしい輝き
と鮮鋭さとをもつ4色カラープルーフプリントが原図の
実物通りの再現を示し、60線/cmスクリーンで1%〜
99%ドットの解像性で得られた。全4色でドット成長
は中間調において約19%であった。このプルーフプリ
ントは不都合な背景ステインを示さない(△E、約0.
2)。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 感光性層を画像状に露光して粘
    着性と非粘着性の区域を作り; (b) この露光済みの層を支持体上の非感光性の転写
    層と接触させ、ここでこの転写層は少なくとも1つの微
    粉砕粉末、または少なくとも1つの微粉砕粉末と少なく
    とも1つの溶解した色素とを有するものとし;そして (c) 露光済みの層を転写層から分離するものとし、 ここでこの転写層は支持体から遠いその面上に被覆層を
    有するものである;ことからなる画像の調製方法。
  2. 【請求項2】 (a) 画像状の露光により粘着性と非
    粘着性の区域を作ることのできる感光性層を基体上に付
    与し; (b) この感光性層を画像状に露光し; (c) この露光済みの層を支持体上の非感光性の転写
    層と接触させ、ここでこの転写層は少なくとも1つの微
    粉砕粉末、または少なくとも1つの微粉砕粉末と少なく
    とも1つの溶解した色素とを有するものであり;そして
    この転写層は支持体から遠いその面上に被覆層を有する
    ものであり; (d) 転写層の非付着区域とともに支持体をとり除
    き;そして (e) 工程(a)〜(d)をくり返し、ここで工程
    (a)においてはその前の各工程に従って処理された感
    光性層の上に新しい感光性層が付与されるものである;
    ことからなる多色画像の調製方法。
  3. 【請求項3】 被覆層が粗い面である、請求項1または
    2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 粗い面の被覆層は分離している不活性な
    粒子から本質的になるものである、請求項3に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 分離している不活性粒子は15μm相当
    またはこれ以下の直径を有するものである、請求項4に
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 分離している不活性粒子は0.5〜50
    00粒/mm2の量で存在するものである、請求項4に記
    載の方法。
  7. 【請求項7】 分離している不活性粒子はSiO2、A
    23、エチレン、プロピレン、アクリル酸またはメタ
    アクリル酸およびそれらの誘導体のホモポリマーおよび
    /またはコポリマーからなる群より選ばれるものであ
    る、請求項4に記載の方法。
  8. 【請求項8】 被覆層は2N/mm2またはそれ以上の引
    張り強さをもつポリマーを80重量%またはそれ以下を
    含むものである、請求項1または2に記載の方法。
  9. 【請求項9】 転写層は微粉砕粉末または溶解した色素
    と微粉砕粉末との組み合わせの30〜70重量%を含む
    ものである、請求項1または2に記載の方法。
  10. 【請求項10】 転写層は2N/mm2またはそれ以上の
    引張り強さをもつ少なくとも1つのポリマーを含むもの
    である、請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 支持体が圧縮可能な材料である、請求
    項1または2に記載の方法。
  12. 【請求項12】 トーニング可能な感光性層は少なくと
    も1つの光重合性モノマー、光開始剤または開始剤系、
    およびバインダーまたはバインダー混合物を含む光重合
    性層である、請求項1または2に記載の方法。
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