JPH05194143A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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Publication number
JPH05194143A
JPH05194143A JP26973992A JP26973992A JPH05194143A JP H05194143 A JPH05194143 A JP H05194143A JP 26973992 A JP26973992 A JP 26973992A JP 26973992 A JP26973992 A JP 26973992A JP H05194143 A JPH05194143 A JP H05194143A
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JP
Japan
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pitch
fluorinated
cosmetic
aromatic compound
solid
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JP26973992A
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Inventor
Toshiyuki Maeda
俊之 前田
Masaaki Yoshikawa
正晃 吉川
Yuuko Arai
ゆう子 新井
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 化粧料において、防腐剤の活性を損なうこと
なく、撥水、撥油性、通気性を高め、化粧くずれを防止
する。 【構成】 固体状フッ素化芳香族化合物を含有する化粧
料。固体状フッ素化芳香族化合物には、固体状フッ化ピ
ッチ及びフッ化コロネンなどの7環以下の環で構成され
る固体状フッ素化芳香族化合物が含まれる。固体状フッ
化ピッチとしては、ピッチとフッ素とを0〜350℃程
度で反応させたフッ化ピッチが使用できる。フッ化ピッ
チには、透明な樹脂状フッ化ピッチが含まれる。固体状
フッ素化芳香族化合物の含有量は、化粧料中、0.1〜
30重量%程度である。本発明は、スキンローション、
スキンクリーム、メイクアップ化粧料、日焼止め化粧料
などの化粧料に適用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メイクアップ化粧料な
どの化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】メイクア
ップ化粧料には、着色剤に加えて、化粧料の使用感や化
粧料の付着性を向上させるため、有機粉体が添加されて
いる。この有機粉体は極性基を有する場合が多い。その
ため、防腐剤、例えば、パラベン類(p−オキシ安息香
酸エステル類)が吸着され易く、抗菌活性が著しく低下
する。特に、水を多量に含む乳液状のメイクアップ化粧
料では、防腐剤が不活性化し、微生物の繁殖とそれに伴
なう汚染が生じる。
【0003】抗菌活性を高めるためにはエタノールなど
を添加することも考えられる。しかし、この場合には、
安定なエマルジョンが得られず、化粧料が分離し易くな
る。
【0004】特開平2−85208号公報には、フッ化
エチレン重合体の微粉末を添加した乳液状メイクアップ
化粧料が提案されている。しかし、フッ化エチレン重合
体は透明性が劣るため、基礎化粧用乳液などに使用する
と、不透明なフッ化エチレン重合体の粉末が肌に白く残
り、化粧効果が低下する。
【0005】さらに、従来の化粧料は、通気性に乏しい
ため、皮膚呼吸性を妨げ、肌荒れ、吹出物などの皮膚障
害の原因となる。
【0006】従って、本発明の目的は、防腐剤の活性を
損なうことなく、撥水、撥油性、通気性が高く、化粧く
ずれを防止できる化粧料を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、肌に白く残ることが
なく、透明感に優れた化粧料を提供することにある。
【0008】
【発明の構成】本発明者らは、鋭意検討の結果、固体状
フッ素化芳香族化合物を添加した化粧料が、前記目的を
達成しうることを見いだし、本発明を完成した。
【0009】すなわち、本発明は、固体状フッ素化芳香
族化合物を含有する化粧料を提供する。好ましい固体状
フッ素化芳香族化合物は、フッ化ピッチおよび7環以下
の環で構成される固体状フッ素化芳香族化合物のうち一
種またはそれぞれの混合物であり、より好ましくはフッ
化ピッチであり、さらに好ましくは透明状フッ化ピッチ
である。
【0010】本発明は、例えば、スキンローション、ス
キンクリームなどの基礎化粧料、メイクアップ化粧料、
日焼止め化粧料などの種々の化粧料に適用できる。
【0011】固体状フッ素化芳香族化合物とは、芳香族
化合物をフッ素化した固体状の化合物をいう。芳香族化
合物のフッ素化は、ピッチ、アントラセン等の芳香族化
合物を気相中または不活性流体中でフッ素と直接反応さ
せたり、あるいは他の公知のフッ素化法を用いることに
より行うことができる。
【0012】前記固体状フッ素化芳香族化合物には、7
環以下の環で構成されるフッ素化芳香族化合物、例えば
3〜7環の固体状のフッ素化芳香族化合物(好ましく
は、フッ素化芳香族縮合多環式化合物);2環以上のフ
ッ素化芳香族化合物の重合物(例えば2以上の多量体)
等が含まれる。フッ素化される芳香族化合物は、メチ
ル、エチル基などのアルキル基や他の置換基を有してい
てもよい。
【0013】前記フッ素化芳香族化合物のフッ素化度
は、適当に選択でき、完全にフッ素化されていてもよ
く、また部分的にフッ素化されていてもよい。
【0014】前記固体状フッ素化芳香族化合物として
は、具体的には、パーフルオロパーハイドロアントラセ
ン、パーフルオロパーハイドロペリレン、パーフルオロ
パーハイドロピレン、パーフルオロパーハイドロコロネ
ン等;及びパーフルオロパーハイドロナフタレンや前記
パーフルオロ化合物の重合物等が挙げられる。
【0015】前記固体状フッ化ピッチおよび透明な樹脂
状フッ化ピッチは、特開昭62−275190号公報に
開示されている。この固体状フッ化ピッチは、ピッチを
フッ素ガスによりフッ素化することにより得られる。
【0016】ピッチは、芳香族縮合六員環平面が積層し
た層構造を有し、かつ六員環平面を構成する芳香核がメ
チレンなどの脂肪族炭化水素基により架橋した構造を有
している。ピッチとしては、石油蒸留残渣、ナフサ熱分
解残渣、エチレンボトム油、石炭液化油、コールタール
などの石油系又は石炭系重質油を蒸留し沸点200℃未
満の低沸点成分を除去したピッチ、さらにこのピッチに
熱処理や水添処理などを施したものなどが挙げられる。
より具体的には、ピッチには、例えば、等方性ピッチ、
メソフェーズピッチ、水素化メソフェーズピッチ、石油
系又は石炭系重質油を蒸留し低沸点成分を除去した後生
成するメソフェーズ球体からなるメソカーボンマイクロ
ビーズなどが含まれる。
【0017】固体状フッ化ピッチは、例えば、ピッチと
フッ素とを0〜350℃程度で反応させることにより得
られる。より具体的には次のような方法が挙げられる。
【0018】(1) ピッチとフッ素ガスとを、約0〜約3
50℃の温度で直接反応させる方法。好ましい反応温度
はピッチの軟化点以下の温度である。フッ素圧として
は、例えば、0.07〜1.5気圧の範囲が一般的に用
いられる。この反応において、フッ素ガスはそのまま用
いてもよく、窒素、ヘリウム、アルゴン、ネオンなどの
不活性ガスで希釈して用いてもよい。
【0019】得られたフッ化ピッチは、実質的に炭素原
子およびフッ素原子からなり、F/C原子比は、例え
ば、0.5〜1.8程度である。フッ化ピッチは、下記
(a)(b)(c)(d)の特性を示す。
【0020】(a) 粉末X線回折において2θ=13°付
近に最大強度のピークを示し、2θ=40°付近に前記
ピークよりも強度の小さいピークを示す (b) X線光電子分光分析において、290.0±1.0
eVにCF基に相当するピーク、及び292.5±0.
9eV付近にCF2 基に相当するピークを示し、CF基
に相当するピークに対するCF2 基に相当するピークの
強さの比が0.15〜1.5程度である (c) 真空蒸着によって膜を形成することができる (d) 30℃において水に対する接触角が141°±8°
である (2) フッ化ピッチを、不活性ガス雰囲気中、約250〜
600℃の温度で、熱分解する方法。得られたフッ素化
合物は、下記(e)(f)(g)(h)の特性を示す。
【0021】(e) 常温で固体である (f) X線光電子分光分析において、290.0±1.0
eVにCF基に相当するピーク、及び292.5±0.
9eV付近にCF2 基に相当するピークを示し、CF基
に相当するピークに対するCF2 基に相当するピークの
強さの比が0.15〜1.5程度である (c) 真空蒸着によって膜を形成することができる (d) 膜として測定した30℃における水に対する接触角
が105°±15°である 前記フッ化ピッチおよびフッ素化合物は、白色乃至黄白
色もしくは褐色の固体であり、耐水性、耐薬品性に優
れ、非常に安定な化合物である。また、フッ化ピッチに
は、縮環したシクロヘキサン環が存在し、これが層状を
なしているため、横方向への滑りがよく、雲母のような
潤滑性を示す。さらに、撥水性及び撥油性が極めて大き
く、化粧料に添加しても撥水性、撥油性の低下が小さ
い。そのため、これらの化合物を用いると、水や、汗、
皮脂などの分泌物による濡れ、色のくすみを防止でき、
化粧くずれのない化粧料となり、皮脂に対して強く、保
護効果が大きい。また、多環多枝化合物であるため酸素
溶解性も高く、通気性に優れる他、表面が不活性であ
り、防腐剤に対する吸着能が小さいため、防腐剤の防腐
力を損なうことがない。
【0022】さらに、フッ化ピッチは透明樹脂状でも得
られ、このフッ化ピッチを基礎化粧料に添加すると、肌
に白く残ることがなく、透明で化粧効果を高めることが
できる。透明樹脂状のフッ化ピッチは、例えば、フッ化
ピッチをフッ素含有雰囲気下、0.1〜3℃/分、好ま
しくは0.5〜1.5℃/分程度の昇温速度で250〜
400℃まで昇温し、所定時間、例えば、1〜18時
間、好ましくは6〜12時間程度反応させることにより
得られる。得られた透明樹脂状のフッ化ピッチは、例え
ば、次のような特性を示す。
【0023】F/C:1.5〜1.7 光透過率(250〜900nm):90%以上 分子量:1500〜2000 軟化点:150〜200℃ 屈折率:1.35〜1.39 なお、化粧料には、前記(1) の方法により得られたフッ
化ピッチや透明樹脂状フッ化ピッチの微粉末を用いるの
が好ましい。
【0024】前記(1) の方法により得られたフッ化ピッ
チの臨界表面張力およびパラベンに対する吸着能、撥水
性、酸素透過性は次の通りである。
【0025】(i) フッ化ピッチの臨界表面張力、パラベ
ンに対する吸着能及び撥水性 表1に示す各種粉体の臨界表面張力、メチルパラベン
(p−オキシ安息香酸メチル)に対する吸着率及び撥水
性を次のようにして測定した。
【0026】臨界表面張力は、表面張力が既知の各種液
体を樹脂表面にのせ、20℃で接触角を測定し、W.
A.Zisman則により、cosθ=1における表面
張力を外挿して求め、臨界表面張力とした。
【0027】吸着率は、粉体1gに0.15重量%のメ
チルパラベン水溶液を添加して粉体含量10重量%の分
散液を調製し、25℃、48時間、100ppm の条件で
撹拌し、分散液を濾過し、濾液中のメチルパラベン量を
波長256nmにおける吸収波長を測定することにより
定量した。
【0028】撥水性は、各種有機粉体を金皿にプレス
し、水に対する接触角を測定することにより調べた。結
果を表1に示す。
【0029】
【表1】 表1より、フッ化ピッチは、臨界表面張力およびメチル
パラベンに対する吸着能も小さい。そのため、防腐剤を
不活性化しない。また、フッ化ピッチは、撥水性に優れ
ている。
【0030】(ii)フッ化ピッチの酸素透過性 フッ化ピッチを蒸着した蒸着膜について酸素透過係数を
測定したところ、8.5×10-9cc・cm/cm2
秒・cmHgであり、酸素透過性が大きい。
【0031】また、フッ化ピッチは、ポリテトラフルオ
ロエチレンなどと異なり、溶剤に対する溶解性が高く、
例えば、モノクロロトリフルオロメタン(フロン1
1)、ジクロロジフルオロエタン(フロン12)、モノ
クロロジフルオロメタン(フロン22)、トリクロロト
リフルオロエタン(フロン113)、ジクロロテトラフ
ルオロエタン(フロン114)、モノクロロペンタフル
オロエタン(フロン115)、ヘキサフルオロベンゼ
ン、パーフルオロアルキルアミン類、パールフルオロア
ルカン類などの各種フッ素系溶媒に可溶である。
【0032】固体状フッ素化芳香族化合物の含有量は、
化粧料の種類などにより異なるので一概に決定できない
が、防腐剤の防腐力などの特性を損わない範囲で選択で
き、例えば、化粧料中、0.1〜30重量%、好ましく
は1〜25重量%、さらに好ましくは5〜20重量%程
度である。
【0033】本発明の化粧料は、前記固体状フッ素化芳
香族化合物に加えて、化粧料の種類に応じて、通常化粧
料に使用される成分、例えば、油分、界面活性剤、水、
低級アルコール、保湿剤、香料、酸化防止剤、紫外線吸
収剤、防腐防黴剤、色素、粉末、消炎剤、ビタミン類、
ホルモン類などの薬剤などを含んでいてもよい。
【0034】油分としては、例えば、スクワラン、流動
パラフィン、ワセリン、オゾケライト、セレシンなどの
各種炭化水素類;ミリスチン酸、パルミチン酸、ステア
リン酸、オレイン酸、イソステアリン酸などの高級脂肪
酸;セチルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オレ
イルアルコールなどの高級アルコール類;セチル−2−
エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテー
ト、2−オクチルドデシルミリステート、2−オクチル
ドデシルガムエステル、ネオペンチルグリコール−2−
エチルヘキサネート、2−オクチルドデシルオレート、
イソプロピルミリステート、ミリスチルミリステート、
イソオクチル酸トリグリセライド、グリセリンモノステ
アレート、イソステアリン酸トリグセライド、ヤシ油脂
肪酸トリグリセライド、オリーブ油、アボガド油、ミン
ク油などの脂肪酸エステル類や油脂類;密ロウ、マイク
ロクリスタリンワックス、ラノリンなどのロウ類;ジメ
チルポリシロキサン、環状ジメチルポリシロキサン、メ
チルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコ
ーン、アミノ変性シリコーンなどのシリコーンオイルな
どが挙げられる。
【0035】界面活性剤には、アニオン系界面活性剤、
カチオン系界面活性剤、両性界面活性剤、多価アルコー
ルにエチレンオキサイドなどが付加したノニオン系活性
剤などが含まれる。低級アルコールとしては、例えば、
エタノール、プロパノールなどが挙げられる。保湿剤に
は、例えば、グリセリン、ポリエチレングリコールなど
が含まれる。
【0036】色素および粉末としては、例えば、タル
ク、白雲母、合成雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、リチ
ア雲母、セリサイト、バーミキュライト、カオリン、二
酸化チタン、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆タル
ク、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、オキシ塩化ビ
スマス、魚鱗箔、着色酸化チタン被覆雲母などのパール
顔料;アルミニウムパウダー、カッパーパウダーなどの
金属粉末顔料;酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄などの
無機赤色顔料;三二酸化鉄などの無機褐色系顔料;黄色
酸化鉄、黄色土などの無機黄色系顔料;黒酸化鉄、カー
ボンブラックなどの無機黒色顔料;マンゴバイオレッ
ト、コバルトバイオレットなどの無機紫色顔料;酸化ク
ロム、水酸化クロム、チタン酸コバルトなどの無機緑色
系顔料;群青、紺青などの無機青色系顔料;亜鉛華、ベ
ントナイト、ゼオライト、硫酸バリウム、金属石鹸、ケ
イソウ土、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カルシウム、ケ
イ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチ
ウム、タングステン酸金属塩、炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム、酸化クロム、水酸化クロム、アルミナ、ヒ
ドロキシアパタイ、窒化ホウ素、シリカなどの無機粉
末;赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色
205号、赤色220号、赤色226号、赤色228
号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色
205号、黄色401号および青色404号などの有機
顔料;色素の金属化合物、例えば、赤色3号、赤色10
4号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤
色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、
黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号およ
び青色1号などの色素と、ジルコニウム、バリウム又は
アルミニウムとのキレートからなる有機顔料;クロロフ
ィル、β−カロチンなどの天然色素などが挙げられる。
【0037】また、防腐剤の防腐力を損わない範囲で、
ナイロン、ベンゾグアナミン樹脂、四フッ化ポリエチレ
ン、ポリアミド、ポリエステル、ポリエチレン、セルロ
ースなどの樹脂パウダーを添加してもよく、必要に応じ
て、シリコーン樹脂、シリコーンゴムなどを添加しても
よい。さらには、固体状フッ素化芳香族化合物を部分的
又は完全に溶解するフッ素系溶媒を添加してもよい。
【0038】本発明の化粧料は、油水型又は水中油型の
乳化組成物であってもよい。この場合、精製水、水溶性
成分および適当な界面活性剤を添加して、乳化すればよ
い。
【0039】
【発明の効果】本発明の化粧料は、固体状フッ素化芳香
族化合物を含んでいるので、防腐剤の活性を損なうこと
なく、撥水、撥油性、通気性が高く、化粧くずれを防止
できる。
【0040】また、透明な樹脂状のフッ素化芳香族化合
物を用いる場合には、肌に白く残ることがなく、透明感
に優れている。
【0041】
【実施例】以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細
に説明する。
【0042】実施例1、実施例2および比較例1 軟化点100℃、キノリン不溶分0.2重量%、ベンゼ
ン不溶分30重量%のコールタールピッチに2倍量の水
素化アントラセン油を添加し、430℃で90分間加熱
した後、減圧下、300℃で水素化アントラセン油を除
去して還元ピッチを得た。得られた還元ピッチに窒素ガ
スを導入して低分子量成分を除去し、450℃で5時間
熱重合し、軟化点300℃、キノリン不溶分60重量
%、ベンゼン不溶分98重量%、メソフェーズ含有量9
0重量%以上のメソフェーズピッチを得た。
【0043】得られたピッチ50gをニッケル製反応容
器に仕込み、系内を真空排気し、アルゴンガスで満たし
た。次いで、フッ素20%およびアルゴン80%の混合
ガスを、70℃、平均流速650cc/分の速度で流通
させ、20時間反応させたところ、144gの固体状フ
ッ化ピッチが得られた。元素分析の結果、フッ化ピッチ
の組成式はCF1.38であった。
【0044】別に、コロネン50gをニッケル製反応容
器に仕込み、系内を真空排気し、アルゴンガスで満たし
た。次いで、フッ素20%およびアルゴン80%の混合
ガスを、70℃、平均流速650cc/分の速度で流通
させ、20時間反応させたところ、145gのフッ化コ
ロネンが得られた。
【0045】得られた固体状フッ化ピッチ及びフッ化コ
ロネンの粉末を用い、下記組成(単位:重量部)の乳液
状ファンデーションを調製した。なお、比較例1では固
体状フッ化ピッチ、フッ化コロネンに代えてナイロン粉
末を用いた。
【0046】 実施例1 実施例2 比較例1 (1) ステアリン酸 5 5 5 (2) N−ステアロイル−L− グルタミン酸二ナトリウム 4 4 4 (3) 流動パラフィン 10 10 10 (4) セチルアルコール 1 1 1 (5) リンゴ酸ジイソステアリル 1 1 1 (6) グリセリンモノステアレート 1 1 1 (7) 酸化チタン 7 7 7 (8) 黄酸化鉄 0.5 0.5 0.5 (9) 黒酸化鉄 0.1 0.1 0.1 (10)赤酸化鉄 1 1 1 (11)固体状フッ化ピッチ 10 − − (12)フッ化コロネン − 10 − (13)ナイロン粉末 − − 10 (14)グリセリン 6 6 6 (15)メチルパラベン 0.1 0.1 0.1 (16)精製水 53.1 53.1 53.1 (17)香料 0.2 0.2 0.2 乳液状ファンデーションは次のようにして調製した。す
なわち、前記成分(7)〜(10)と、成分(11)又は(12)又は
(13)とを混合し粉砕機により粉砕する。成分(14)〜(16)
を80℃で加熱溶解し、前記粉体を撹拌しながら添加
し、コロイドミルにより分散させる。成分(1) 〜(6) を
80〜85℃加熱溶解し、75〜80℃に加熱した分散
液を撹拌しながら添加した後、冷却し、45℃で成分(1
7)を添加し、撹拌しながら、室温まで冷却する。
【0047】実施例1、実施例2および比較例1で得ら
れた乳液状ファンデーション20gに対して、表2に示
す菌体を1×105 個接種し撹拌した。菌体の接種直
後、2日後、7日後および14日後の生菌数を測定し、
試料1g当りの生菌数を求めた。結果を表2に示す。
【0048】
【表2】 また、実施例1、実施例2および比較例1で得られた乳
液状ファンデーションをメンブレンフィルターに塗布
し、酸素透過係数(単位:cc・cm/cm2 ・秒・c
mHg)および撥水性(接触角)を調べた。結果を表3
に示す。
【0049】
【表3】 実施例3および比較例2 下記の成分(単位:重量部)を混合乳化し、サマーロー
ションを調製した。
【0050】 実施例3 比較例2 (1) 透明樹脂状フッ化ピッチ粉末 1.5 − (2) ポリテトラフルオロエチレン粉末 − 1.5 (3) 流動パラフィン 3 3 (4) オリーブ油 5 5 (5) ポリオキシエチレン(20) −2−オクチルドデカノール 2 2 (6) 水 83.5 83.5 (7) 1,3−ブチレングリコール 5 5 (8) 香料 適量 適量 実施例3および比較例2で得られたサマーローションを
肌に塗布したところ、実施例3のサマーローションは、
透明な被膜を形成したものの、比較例2のサマーローシ
ョンでは、ポリテトラフルオロエチレンの粒子がところ
どころ白く残った。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体状フッ素化芳香族化合物を含有する
    化粧料。
  2. 【請求項2】 固体状フッ素化芳香族化合物が、フッ化
    ピッチおよび7環以下の環で構成される固体状フッ素化
    芳香族化合物のうち少なくとも1つからなる請求項1記
    載の化粧料。
  3. 【請求項3】 固体状フッ素化芳香族化合物がフッ化ピ
    ッチである請求項1記載の化粧料。
  4. 【請求項4】 固体状フッ化ピッチが透明な樹脂状であ
    る請求項1記載の化粧料。
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JP (1) JPH05194143A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11503174A (ja) * 1995-10-04 1999-03-23 ロレアル TiO▲下2▼微小顔料とアシルアミノ酸を含有する光保護用化粧品組成物

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JPH11503174A (ja) * 1995-10-04 1999-03-23 ロレアル TiO▲下2▼微小顔料とアシルアミノ酸を含有する光保護用化粧品組成物

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