JPH051959A - 計測装置 - Google Patents

計測装置

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JPH051959A
JPH051959A JP29304191A JP29304191A JPH051959A JP H051959 A JPH051959 A JP H051959A JP 29304191 A JP29304191 A JP 29304191A JP 29304191 A JP29304191 A JP 29304191A JP H051959 A JPH051959 A JP H051959A
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JP
Japan
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pulse
rotation
time
torque
cycle time
Prior art date
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Application number
JP29304191A
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English (en)
Inventor
Mitsunori Matsuura
充徳 松浦
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Nidec Drive Technology Corp
Original Assignee
Shimpo Industrial Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置の大型化や回路構成を複雑化することな
く、高分解能で正確にトルクが計測でき、これと同時に
回転数や動力をも計測できるようにする。 【構成】 位相差パルス発生手段9によってトルク伝達
軸1のねじれ量に対応する位相差をもつ位相差パルスが
出力され、また、基本回転パルス発生手段6によってト
ルク伝達軸1の1回転毎に基本回転パルスを発生する。
一方、周期時間決定手段17は、基本回転パルスの1周
期分を整数倍した周期時間が経過するたびにデータ取り
込みの信号を出力するので、この信号に応答して、CP
U20は、この周期時間に含まれる位相差パルスの時間
幅を加算して、周期時間との比率を算出することにより
トルクを求め、同時に、周期時間中の基本回転パルスを
計数して回転数を演算し、さらに、その回転数とトルク
の計測結果に基づいて動力を演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォトインタラプタや
電磁ピックアップのような非接触型の回転センサを用い
てトルク伝達軸のトルク、さらには回転数、および動力
を計測する計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トルク伝達軸に生じるトルクを計
測するトルク計測装置には、フォトインタラプタや、電
磁ピックアップのような回転センサを用いた非接触型の
ものがある。前者のフォトインタラプタを用いるもので
は、トルク伝達軸の軸方向に沿って一対のスリット円板
が取り付けられ、この一対のスリット円板を挟んでフォ
トインタラプタが設けられる。後者の電磁ピックアップ
を用いるものでは、トルク伝達軸の軸方向に沿って取り
付けられ一対のギアにそれぞれ電磁ピックアップが対設
される。
【0003】上記のいずれのトルク検出装置において
も、トルク伝達軸にトルクが加わり、この軸にねじれが
生じると、そのねじれ量が一対の回転センサから出力さ
れる回転パルスの間の位相差として現れるので、両回転
パルスから、その位相差に相当する位相差パルスを生成
し、その位相差パルスのパルス幅を計測することによっ
てトルクを算出するものである。
【0004】ところで、上記のようなトルク計測装置で
は、スリット円板もしくはギアの加工誤差や、これらを
トルク伝達軸に取り付ける際の取付誤差が、トルク測定
の際の誤差になるので、加工や組立に高度の精度が要求
され、熟練と多大な時間とが必要となる。
【0005】このような問題に対して、従来、次のよう
な対策が採られている。
【0006】一つの対策は、たとえば、特開昭55−1
64323号公報に示されるように、各スリット円板の
直径方向に対してフォトインタラプタのような光電セン
サを2個所に設け、これらの光電センサから得られる回
転パルスを合成して、加工や組立の誤差の影響が現れな
いようにしたものである。
【0007】他の対策は、たとえば、特開昭54−88
169号公報に示されるように、位相差パルスを処理す
る回路部で、その位相差データの移動平均をとることで
誤差要因を除くようにしたものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一対の
スリット円板のそれぞれに2個の光電センサを設ける第
1の対策では、検出機構部が大型化する。
【0009】また、移動平均をとる第2の対策では、ス
リット間のピッチのばらつきに起因するような、測定値
の細かい変動は除去しうるが、スリット円板やギアがト
ルク伝達軸に対して偏心しているような場合は、その影
響を充分に排除することができず、測定結果に周期的な
変動が現れる。また、回転数が高くなるのに伴い、移動
平均をとるべき基準の時間幅も短くなるので、分解能が
低下するという問題がある。
【0010】さらに、いずれの対策を施したものにおい
ても、無負荷状態での調整(零点調整)が面倒で、そのた
め、正確な測定が困難であるという問題が残る。
【0011】一方、現状において、トルク伝達軸のトル
クを計測するだけでなく、これと関連した回転数や動力
を同時に計測したいという要求がある。ここで、動力
は、トルクと回転数の関数であるから、トルクと回転数
が計測できれば動力を算出することができる。
【0012】ところで、前述の特開昭54−88169
号公報に示されものでは、位相差データの移動平均値に
基づいてトルクを算出することができ、また、回転数
は、回転センサから出力される回転パルスを一定時間計
測することにより求めることができる。
【0013】しかし、移動平均をとる場合にはそのトル
クの測定結果が出るまでに若干の遅れが生じる一方、回
転数はリアルタイムで測定されるので、トルクと回転数
との各測定結果が得られるタイミングにおいて、若干の
タイムラグを生じる。このようなタイムラグが生じたト
ルクと回転数とに基づいて動力を演算した場合には、ト
ルクと回転数において一対一対応がとれていないので、
得られる動力の値は誤差が大きく測定精度を保証するの
は困難である。
【0014】また、従来技術として、特公昭43−13
033号公報に示されるように、トルクのみならず、回
転数や動力も同時に計測できるようにした装置も提案さ
れている。
【0015】しかしながら、この装置は、スリット円板
の取り付け時の偏心等に起因する測定誤差の影響を除く
ことについては十分に考慮されておらず、しかも、アナ
ログ演算方式であるため、これらのトルク、回転数、動
力をいずれも高い精度で計測するには自と限界がある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するためになされたもので、検出機構部を大型化し
たり、回路部を複雑化することなく、加工や組立が容易
で、しかも、回転数に依存することなく、高分解能で正
確にトルクが計測でき、しかも、これと同時に回転数や
動力をも計測できるようにするもである。
【0017】ここで、トルク伝達軸の1回転ごとに、そ
のトルクを求めることは、トルク変動の有無を知る上で
は重要であるものの、すべてのトルク検出装置で必要と
されているわけではない。たとえば、デジタル表示を目
的としたトルク計測装置では、1回転当たりの平均化さ
れたトルク値を表示できる方が計測値が安定化するので
好ましいと言える。
【0018】そこで、測定結果を出すまでに測定者がデ
ータを読み取るのに適する時間的余裕を認めれば、回転
周期の整数倍で計測し、その期間の間に得られる計測値
を1周期分の計測値に平均化すれば、検出器の取り付け
時の偏心に起因する計測値の周期的な変動が相殺される
ことになるので、偏心の影響を除くことができる。
【0019】また、回転数とトルクの計測が同じタイミ
ングで行われれば、両者の相互の関連性が保たれるの
で、動力も精度良く求めることができることになる。
【0020】本発明は、かかる知見に基づいてなされた
もので、次の構成を採る。
【0021】すなわち、図1の特許請求の範囲の対応図
に示すように、第1発明に係る計測装置では、トルク伝
達軸の軸方向に沿う2個所にそれぞれ対設された非接触
型の第1,第2回転センサを備えるとともに、トルク伝
達軸の1回転毎に単発の基本回転パルスを発生する基本
回転パルス発生手段と、この基本回転パルスの入力によ
り起動されるとともに、予め設定された基準時間の経過
後にタイムアップする基準時間発生手段と、前記第1、
第2回転センサから出力される回転パルスから両者の位
相差に相当する位相差パルスを発生する位相差パルス発
生手段と、前記基準時間発生手段によるタイムアップ信
号の出力後の基本回転パルス発生手段からの最初の基本
回転パルス入力に応じて、基準時間に基本回転パルスの
最初のパルス入力時間を加算してなる周期時間を決定す
る周期時間決定手段と、前記周期時間決定手段で決定さ
れた周期時間に含まれる位相差パルスの時間幅を加算し
て、前記周期時間との比率を算出することによりトルク
を演算するトルク演算手段とを備える。
【0022】また、第2発明に係る計測装置では、上記
の構成に加えて、前記周期時間決定手段で決定された周
期時間中にカウントされる前記基本回転パルスに基づい
て回転数を演算する回転数演算手段と、この回転数演算
手段および前記トルク演算手段の両演算結果に基づいて
動力を演算する動力演算手段とを備える。
【0023】
【作用】第1発明に係る計測装置において、トルク伝達
軸がねじれのある状態で回転していると、一対の回転セ
ンサからそれぞれ出力される回転パルスの間には、位相
差があり、この位相差に相当する位相差パルスが、位相
差パルス発生手段から出力される。
【0024】一方、基本回転パルス発生手段は、トルク
伝達軸の1回転毎に一発の基本回転パルスを出力する
が、この基本回転パルスの入力で基準時間発生手段が計
時動作を開始する。そして、周期時間決定手段は、基準
時間発生手段で基準時間が経過してタイムアップした
後、最初の基本回転パルスが入力するまでの時間を基準
時間に加算して周期時間を決定する。
【0025】続いて、トルク演算手段は、周期時間決定
手段で決定された周期時間に含まれる位相差パルスの時
間幅を加算して、周期時間との比率を算出することによ
りトルクを求める。
【0026】また、第2発明に係る計測装置では、回転
数演算手段が周期時間決定手段で決定された周期時間中
にカウントされる基本回転パルスに基づいて回転数を演
算し、引き続いて、動力演算手段が、その回転数とトル
クの計測結果に基づいて動力を演算する。
【0027】
【実施例】実施例1 図2は第1発明の実施例に係る計測装置の回路構成図で
ある。
【0028】この実施例の計測装置は、トルク伝達軸1
に発生するトルクを検出するものであって、トルク伝達
軸1と、第1および第2の両スリット円板2,3と、回
転センサとしての第1および第2のフォトインタラプタ
4,5と、基本回転パルス発生手段としての第3のフォ
トインタラプタ6とを備えている。
【0029】第1および第2のスリット円板2,3は、
図3に示すように、トルク伝達軸1の軸方向に沿って2
個所にそれぞれ取り付けられ、いずれも周部に同一のピ
ッチで多数のスリット2a,3aが形成されている。こ
のうち、第1スリット円板2には、スリット2aの列と
は別に、周方向一個所に透孔2bが形成されている。
【0030】第1フォトインタラプタ4は、第1スリッ
ト円板2のスリット2aに、また、第2フォトインタラ
プタ5は第2スリット円板3のスリット3aにそれぞれ
対向する。第3フォトインタラプタ6は、第1スリット
円板2の透孔2bに対向しうる位置に設けられる。
【0031】この実施例の計測装置は、また、第1およ
び第2のDフリップフロップ7,8と、位相差パルス発
生手段としてのANDゲート(以下、位相差用ANDゲ
ートという)9と、基準発振器10と、第1および第2
のANDゲート11,12と、第1および第2のカウン
タ13,14と、マイクロコンピュータ15と、EEP
ROM16と、JKフリップフロップ17と、操作部1
8と、表示器19とを備えている。
【0032】第1Dフリップフロップ7は、第1回転セ
ンサ4の回転パルスを、また第2Dフリップフロップ8
は、第2回転センサ5の回転パルスをそれぞれ入力し、
いずれも回転パルスの1/2分周を行う。
【0033】位相差用ANDゲート9は、第1および第
2の両Dフリップフロップ7,8の出力を入力し、その
出力パルスの重なり部分、要するに両出力パルスの位相
差に相当する位相差パルスを出力する。基準発振器10
は、回転パルスに比べ周波数の高い基準パルスを出力す
る。
【0034】第1ANDゲート11は、基準パルスと位
相差パルスとを導入するもので、位相差パルスが立ち上
がっている間に基準パルスを通過させることで、位相差
パルスのパルス幅を基準パルスの数に変換する。
【0035】第2ANDゲート12は、第2回転センサ
5の出力の分周パルスと基準パルスとを入力し、分周パ
ルスのパルス幅を基準パルスの数に変換する。これら両
ANDゲート11,12は、JKフリップフロップ17
の出力である計測パルスも入力しており、そのゲート動
作は計測パルスによっても制御されるが、この点につい
てはJKフリップフロップ17の説明に併せて後述す
る。
【0036】第1および第2の各カウンタ13,14
は、それぞれ第1もしくは第2のANDゲート11,1
2を通過する基準パルスをカウントするものであり、そ
のカウント動作は、マイクロコンピュータ15およびJ
Kフリップフロップ17により制御される。
【0037】マイクロコンピュータ15は、そのCPU
20の割り込み端子に第3フォトインタラプタ6の基本
回転パルスを入力し、JKフリップフロップ17や第1
および第2の各カウンタ13,14の動作を制御すると
ともに、特許請求の範囲対応図に示した基準時間発生手
段およびトルク演算手段として機能するものである。こ
のマイクロコンピュータ15での演算には、EEPRO
M16に記憶されている演算式と、演算定数と、零点調
整に伴う補正量とが使用される。
【0038】JKフリップフロップ17は、特許請求の
範囲に記載の周期時間決定手段として機能するものであ
って、そのクロック端子に基本回転パルスを入力してお
り、マイクロコンピュータ15からのクリア信号の入力
後に入力される最初の基本回転パルスによりセットさ
れ、次に、基準時間T0が経過した後の最初の基本回転
パルスの入力によりリセットされることにより、基準時
間T0に最初の基本回転パルスが入力されるまでの時間
αを加算してなる周期時間T(=T0+α)に相当するパ
ルス幅をもつ計測パルスを出力するもので、その正論理
出力は、第1および第2の各ANDゲート11,12に
与えられ、また、負論理出力は、第1および第2の各カ
ウンタ13,14にストア信号として与えられる。
【0039】したがって、計測パルスが継続している周
期時間Tの間だけ、第1および第2の各ANDゲート1
1,12は、基準パルスを通過させるとともに、第1お
よび第2の各カウンタ13,14は、その通過した基準
パルスをカウントする。そして、マイクロコンピュータ
15は、計測パルスが継続する周期時間T中にカウント
された第1および第2の各カウンタ13,14のカウン
ト数を取り込んで、所定の演算を行う。
【0040】次に、上記構成の動作を図4および図5の
タイミングチャートに基づいて説明する。
【0041】トルク伝達軸1が、ねじれの生じている状
態で回転している場合は、第1および第2の各フォトイ
ンタラプタ4,5からは、図4(a),(b)に示すように、
それぞれ回転パルスが出力される。
【0042】各回転パルスa,bは、それぞれ対応する
Dフリップフロップ7,8で1/2分周されて、同図
(c),(d)に示すパルスとなる。これらの分周パルスc,d
の間には、トルク伝達軸1のねじれ量に対応した位相差
があるから、両分周パルスc,dが入力される位相差用A
NDゲート9からは、両分周パルスc,dの時間的な重な
り部分であって両者の位相差に相当する位相差パルスe
が出力される(同図(e)参照)。この位相差パルスeは、高
周波数の基準パルスf(同図(f)参照)とともに第1AND
ゲート11に入力されるから、位相差パルスeが立ち上
がっている間に基準パルスfが通過され、これによっ
て、位相差パルスeのパルス幅が基準パルスfの数に変換
される。さらに、この第1ANDゲート11には、計測
パルスg(同図(g)参照)も入力されているから、同図(h)
に示すように、計測パルスgがハイレベルとなっている
周期時間Tの間だけ、位相差パルスeのパルス幅に対応
する数の基準パルスfが通過する。
【0043】同様に、第2フォトインタラプタ5の回転
パルスbは1/2分周されて、高周波数の基準パルスfと
ともに第2ANDゲート12に入力されるので、その分
周パルスdのパルス幅が基準パルスfの数に変換される。
そして、第2ANDゲート12にも、計測パルスgが入
力されているので、同図(i)に示すように、計測パルスg
がハイレベルとなっている周期時間Tの間だけ、分周パ
ルスdのパルス幅に対応する数の基準パルスfが通過す
る。上記の周期時間Tだけハイレベル出力となる計測パ
ルスgは、第3フォトインタラプタ6からの基本回転パ
ルスlと、マイクロコンピュータ15の内部タイマーの
計時時間T0とから生成されるものであって、それに関
連した動作を図5に基づいて説明する。
【0044】まず、同図(l)に示すように、トルク伝達
軸1の1回転毎に、第3フォトインタラプタ6は、単発
の基本回転パルスlを出力する。
【0045】一方、マイクロコンピュータ15は、前回
のカウントデータの取り込み動作と演算動作中の適宜タ
イミングにおいてクリア信号o,mを第1、第2カウンタ
13,14およびJKフリップフロップ17にそれぞれ
出力するとともに、JKフリップフロップのJ,K入力
端子に同時に加わる割り込み信号nをハイレベルに設定
するので(同図(m)〜(o)参照)、第1、第2カウンタ1
3,14が同時にクリアされるとともに(同図(s)参
照)、JKフリップフロップ17の正論理出力q(計測パ
ルスg出力と同じ)はローレベルに、負論理出力q'はハイ
レベルに設定される(同図(q)、(q´)参照)。
【0046】この待機状態において、第3フォトインタ
ラプタ6からの基本回転パルスlが出力されると、この
基本回転パルスlによってマイクロコンピュータ15に
割り込みがかかって、その内部タイマーが計時動作を開
始し、基準時間T0の経過後にタイムアップする(同図
(p)参照)。この基準時間T0は具体的には1秒である。
これと並行して、前記した基本回転パルスlはJKフリ
ップフロップに入力されるので、JKフリップフロップ
17の正論理出力qはハイレベルに、負論理出力q´はロ
ーレベルとなる(同図(q)、(q´)参照)。そして、マイク
ロコンピュータ15は、上記のクリア信号o,mを出力し
てから一定期間β後、JKフリップフロップ17のJ,
K入力端子に加わる割り込み信号nをローレベルに設定
するので、以降、JKフリップフロップ17に基本回転
パルスlが加わってもその出力q、q´は変わらず、CP
U20の内部タイマがタイムアップする基準時間T0
経過するまで無視されることになる。
【0047】そして、CPU20の内部タイマーの計時
時間T0が経過すると、JKフリップフロップ17の
J、K入力端子にハイレベルの割り込み信号nが与えら
れるので、このJKフリップフロップ17は、基本回転
パルスlに対して応答しうる状態となる。
【0048】そして、内部タイマーがタイムアップする
基準時間T0が経過した後、最初の基本回転パルスlがJ
Kフリップフロップ17に入力されると、JKフリップ
フロップ17の出力q,q´がレベル反転する。つまり、
JKフリップフロップ17の正論理出力qは、基準時間
0に基本パルスlの1周期分の時間αを加算した周期時
間T(=T0+α)だけハイレベルに、負論理出力q´は、
その逆に周期時間Tだけローレベルになる。
【0049】したがって、第1ANDゲート11は、周
期時間T内において、位相差パルスeのパルス幅に対応
する数の基準パルスfを通過させ、第1カウンタ13
は、その周期時間T内で第1ANDゲートを通る基準パ
ルスfをカウントする。また、第2ANDゲート12
も、周期時間T内において分周回転パルスdのパルス幅
に対応する数の基準パルスfを通過させ、第2カウンタ
14は、その周期時間T内で第2ANDゲート12を通
る基準パルスfをカウントする。
【0050】一方、マイクロコンピュータ15は、同図
(r)に示すように、クリア信号o,mの出力と同時にデー
タリードのモードとなり、各カウンタ13,14にスト
アされているカウント数を取り込んでトルクを演算す
る。
【0051】この演算に当たっては、予め、無負荷時
に、第1カウンタ13でのカウント数So1と第2カウン
タ14のカウント数So2とから、その比率To(=So1
So2)を算出し、同様に、定格トルクを負荷した状態で
の第1カウンタ13のカウント数Sm1と第2カウンタ1
4のカウント数Sm2とから、その比率Tm(=Sm1/S
m2)を算出し、これらの値To,TmをEEPROM16に
格納しておく。
【0052】そして、実測時に得られた各カウンタ1
3,14のカウント数Sn1,Sn2から、その比率Tn(=S
n1/Sn2)を算出した後、次の算式でトルクXt(N・m)を
求める。
【0053】 Xt={(Tn−To)/(Tm−To)}・F・K1 (1) ここで、Fは定格トルクを示し、K1は単位換算用の
定数である。
【0054】なお、上記の実施例では、基本回転パルス
lを発生する手段としてフォトインタラプタ6を用いた
が、スリット円板2,3のスリット2a,3aの数をN個と
すると、第1もしくは第2フォトインタラプタ4,5に
N進カウンタを接続し、このN進カウンタによってトル
ク伝達軸の1回転毎に単発のパルスを発生させるように
してもよい。
【0055】また、上記の実施例では第2アンドゲート
12および第2カウンタ14を設けているが、これを省
略し、JKフリップフロップ17の正論理の出力である
計測パルスgを直接CPU20に入力し、この計測パル
スgの幅を内部タイマ等で計時するとともに、第1カウ
ンタ13で得られる位相差パルスeのパルス幅の時間を
CPU20で積算し、両者の比を算出することにより回
転トルクを求めるようにすることも可能である。
【0056】実施例2 図6は第2発明の実施例に係る計測装置の回路構成図で
あり、実施例1に係る図2に対応する部分には同一の符
号を付す。
【0057】この実施例の特徴は、図2に示した構成に
加えて、第3フォトインタラプタ6で得られる基本回転
パルスlをカウントする第3カウンタ22を設けるとと
もに、CPU20が、特許請求の範囲対応図に示した回
転数演算手段および動力演算手段として機能する。
【0058】この構成において、図5(t)のタイミング
チャートに示すように、CPU20から第1、第2カウ
ンタ13,14に加えられるカウンタクリア信号mは、
同時に第3カウンタ22にも与えられるので、第3カウ
ンタ22は、このカウンタクリア信号mでカウント値が
クリアされた後、第3フォトインタラプタ6からの基本
回転パルスlのカウントを開始する。そして、周期時間
Tが経過すると、JKフリップフロップ17の負論理出
力q´がカウント値のストア信号として加えられるの
で、CPU20には、周期時間T内に発生された基本回
転パルスlのカウント値nが取り込まれる。
【0059】CPU20は、このカウント値nに基づい
て、次式により回転数Nt(rpm)を求める。
【0060】 Nt=60・n/T (2) さらに、CPU20は、この回転数Ntの値と先に求め
たトルクXtの計測結果に基づいて、次式により動力Pt
(kw)を演算する。
【0061】 Pt=Nt・Xt/K2 (3) ここで、Kは単位換算用の定数である。
【0062】このように、トルクXtと回転数Ntとは全
く同じタイミングで計測され、しかも、回転数の大小に
かかわらず分解能も同一のため、(3)式に基づいて得ら
れる動力Ptの値も極めて信頼性が高い。
【0063】なお、図6では、第3カウンタ22を設け
ているが、これを省略し、CPU20内部において、そ
の割り込み端子に加わる基本回転パルスlを周期時間T
の間だけカウントして、回転数Ntを算出することもで
きる。また、回転数Ntは速度(m/min、km/H)に、ト
ルクXtは接線力(N・xm)に、動力Ptは駆動力に、それ
ぞれ単位換算することが可能である。
【0064】
【発明の効果】第1発明は、次の効果を奏する。
【0065】 従来のものでは、回転センサにより得
られる回転パルスの1周期分の時間(これはトルク回転
軸の1回転分の時間よりも短い)を基準にしてその時間
内でのトルクを算出しているが、これだと、トルク伝達
軸の回転速度が速くなるほど、回転パルスの幅が短くな
るため、回転速度が大きくなるほど分解能が低下する。
【0066】これに対して、本発明のものでは、基準時
間経過後の最初の基本回転パルスが入力されるまでの時
間を加えた周期時間(これはトルク回転軸の整数回転分
の時間に等しい)を基準としてその時間内でのトルクを
算出しているので、回転速度に依存することなく高分解
能で精度の高い計測結果が得られる。すなわち、上記の
周期時間は、基本回転パルス周期の整数倍の時間であっ
て、回転速度によって変動するのは、最大でも基本回転
パルスの1周期の時間幅だけであって僅かである。そし
て、この周期時間内においては、高速になるほど位相差
パルスのパルス幅は短くなるが、そのパルス数は多くな
るので、周期時間内に含まれる位相差パルスのパルス幅
の合計時間は、回転速度に依存することなくトルクの大
きさに応じた値となる。したがって、分解能は回転速度
の大小に影響されない。
【0067】 本発明では、トルク伝達軸の整数回転
分に相当する周期時間内に得られる位相差パルスの情報
を取り込んでその平均値を測定値とするから、スリット
円板やギアの偏心に起因するような、周期的に現れる誤
差も取り除くことができ、正確な測定が可能となる。し
かも、スリット円板やギアの加工や組立に高度の精度が
要求されないから、製作が容易になる。すなわち、2個
一対の回転センサを用いてトルクの検出を行えるから、
検出機構部が大型化せず、小型に構成できる。
【0068】 トルク伝達軸の数回転分のデータの平
均をとる従来の場合は、回転速度によって所要の測定結
果が得られるまでの時間が大幅に変動し、これに応じて
表示内容もその周期で変動するため、表示が見にくい。
【0069】これに対して、本発明では、周期時間ごと
に演算結果が得られ、しかも、この周期時間が回転数の
大小により変動する幅は最大でも基本回転パルスの1周
期分という僅かの時間であるから、ほぼ一定の時間間隔
で平均化された測定結果が得られる。そのため、トルク
の表示時間間隔も略一定となるため、表示が見易い。
さらに、本発明ではデジタル的なデータ処理を行うの
で、無負荷時のデータをメモリに記憶しておいて、これ
を用いてトルクの演算を行うことができる。したがっ
て、特に高精度の零点調整を行う必要がなく、この点か
らも、組立が容易となり、また、零点調整の精度に依ら
ない正確な測定が可能になる。
【0070】また、第2発明は、上記の〜の効果に
加えて次の効果を奏する。
【0071】 トルクのみならず、回転数や動力も同
時に計測されるので、これらのデータの相互の関連性を
把握することが容易となる。
【0072】 しかも、動力は、トルクと回転数の計
測が高精度に測定され、かつ、計測の開始と終了のタイ
ミングが全く同一になるので、トルク、回転数および動
力のデータが常に一対一対応で得られることになり、測
定結果の信頼性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の特許請求の範囲対応図である。
【図2】第1発明に係る実施例1の計測装置の回路構成
図である。
【図3】スリット円板の正面図である。
【図4】動作説明に供するタイミングチャートである。
【図5】動作説明に供するタイミングチャートである。
【図6】第2発明に係る実施例2の計測装置の回路構成
図である。
【符号の説明】
1…トルク伝達軸、4,5…第1,第2フォトインタラプ
タ(第1,第2回転センサ)、6…第3フォトインタラプ
タ(基本回転パルス発生手段)、9…位相差用ANDゲー
ト(位相差パルス発生手段)、10…基準発振器、11,
12…第1,第2ANDゲート、13,14…第1,第2
カウンタ、15…マイクロコンピュータ(基準時間発生
手段、トルク演算手段、回転数演算手段、動力演算手
段)、17…JKフリップフロップ(周期時間決定手
段)、22…第3カウンタ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トルク伝達軸の軸方向に沿う2個所にそ
    れぞれ対設された非接触型の第1、第2回転センサを備
    えるとともに、トルク伝達軸の1回転毎に単発の基本回
    転パルスを発生する基本回転パルス発生手段と、この基
    本回転パルスの入力により起動されるとともに、予め設
    定された基準時間の経過後にタイムアップする基準時間
    発生手段と、前記第1、第2回転センサから出力される
    回転パルスから両者の位相差に相当する位相差パルスを
    発生する位相差パルス発生手段と、前記基準時間発生手
    段によるタイムアップ信号の出力後の基本回転パルス発
    生手段からの最初の基本回転パルス入力に応じて、基準
    時間に基本回転パルスの最初のパルス入力時間を加算し
    てなる周期時間を決定する周期時間決定手段と、前記周
    期時間決定手段で決定された周期時間に含まれる位相差
    パルスの時間幅を加算して、前記周期時間との比率を算
    出することによりトルクを演算するトルク演算手段と、
    を備えることを特徴とする計測装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の検出装置と、前記周期時
    間決定手段で決定された周期時間中にカウントされる前
    記基本回転パルスに基づいて回転数を演算する回転数演
    算手段と、この回転数演算手段および前記トルク演算手
    段の両演算結果に基づいて動力を演算する動力演算手段
    と、を備えることを特徴とする計測装置。
JP29304191A 1990-11-27 1991-11-08 計測装置 Pending JPH051959A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0741286A3 (en) * 1995-05-02 1997-05-02 New Holland Italia Spa Rotation speed and torque measurement
JP2007093406A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Ntn Corp ドライブシャフトの軸トルク測定方法および測定装置
JP2007093407A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Ntn Corp ドライブシャフトの軸トルク測定方法および測定装置

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