JPH05196708A - 光学式磁界測定装置 - Google Patents

光学式磁界測定装置

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JPH05196708A
JPH05196708A JP4006505A JP650592A JPH05196708A JP H05196708 A JPH05196708 A JP H05196708A JP 4006505 A JP4006505 A JP 4006505A JP 650592 A JP650592 A JP 650592A JP H05196708 A JPH05196708 A JP H05196708A
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light
linearly polarized
magnetic field
phase
signal
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JP4006505A
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Yukio Takahashi
幸夫 鷹箸
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光電変換器の利得変動に影響されることな
く、精度の高い磁界測定が可能な光学式磁界測定装置を
提供する。 【構成】 スイッチ回路19からの逆相の電気信号を、
光源12,13によって2相の光信号に変換し、2つの
偏光ビームスプリッタ14,15によって、2つの直線
偏光波(測定光及びモニタ光)に変換、分離する。測定
光をファラデー効果材1に入射させ、同部を透過した測
定光を、検光手段2によって検光して合成し、第1の受
光手段3によって電気信号に変換する。検波手段8によ
って交流振幅を抽出すると共に、フィルタ手段9によっ
て直流成分を抽出する。モニタ光を第2の受光手段17
に入射し、光量調整回路18によって光強度を調整す
る。タイミング回路20によってスイッチ回路19と検
波手段8を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファラデー効果材の磁
界によるファラデー効果を観測して、磁界の強さを測定
する光学式磁界測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、ファラデー効果について説明す
る。ファラデー効果は、磁界中に置かれたファラデー効
果材に光を入射すると、そのファラデー効果材内で光の
偏波面が回転する現象であり、この効果による偏波面の
回転方向は磁界の方向だけで決まり、光の進行方向には
無関係である。今、磁界の強さをH、ファラデー効果材
の磁界方向の長さをLとすると、光の偏波面の回転角θ
は、次に示す式(1)で表される。
【0003】θ=V・H・L … (1) ここで、Vは、ヴェルデ定数と呼ばれ、物質により異な
るファラデー効果の感度を表す定数、Lはファラデー素
子の磁界方向の長さである。前記の偏波面が回転した直
線偏光波を検光子に入射すると、回転角θに対応した光
強度の出力が得られる。回転角θを検出することによ
り、磁界の強さまたは磁界を発生させる電流の大きさを
求めることができる。
【0004】以下には、従来のファラデー効果を用いた
光学式磁界測定装置の一例を図10に示す。この図10
において、71は、ファラデー効果を有するファラデー
効果材(以下には、ファラデー素子と称する)、72
は、入射光を偏波面が直交する2つの直線偏光波に分離
して出射する偏光ビームスプリッタ、ウォラストンプリ
ズムなどからなる検光子である。73a,73bは、光
信号を電気信号に変換する受光器、74a,74bは、
受光器73a,73bの出力信号を増幅する増幅器であ
り、受光器73aと増幅器74aとで第1の光電変換器
75aを、また、受光器73bと増幅器74bとで第2
の光電変換器75bを、それぞれ構成している。76
は、2つの光電変換器75a,75bの出力信号からフ
ァラデー効果による偏波面の回転角θを求める演算回路
である。77は直線偏光波を出射する光源である。
【0005】続いて、上記従来の光学式磁界測定装置の
動作原理について説明する。
【0006】図10の装置において、磁界の測定を行う
際には、まず、磁界中に設置されたファラデー素子71
に光源77から電界ベクトル成分E0 の直線偏光波を入
射する。この場合、ファラデー素子71を透過した直線
偏光波は、電界の強さHの影響を受け、偏波面がθだけ
回転した直線偏光波E1 となる。この回転角θは、前述
の式(1)で表される。
【0007】次に、この直線偏光波E1 を、検光子72
により偏波面が互いに直交する2つの直線偏光波EX
Y に分離する。第1、第2の光電変換器75a,75
bにおいては、受光器73a,73bによって、これら
の直線偏光波EX ,EY をその光強度に各々対応する電
気信号に変換し、これらの電気信号をさらに、所望の利
得を有する増幅器74a,74bによって増幅し、出力
X ,IY を得る。これらの関係は、次に示す式(2)
及び(3)で表される。
【0008】 EX =E1 sinθ EY =E1 cosθ … (2) IX =KX |EX 2 =KX |E1 2 sin2 θ IY =KY |EY 2 =KY |E1 2 cos2 θ … (3) ここで、KX ,KY は、第1の光電変換器75a及び第
2の光電変換器75bの各々の利得である。式(3)よ
り、次に示す式(4)が得られる。
【0009】
【数1】 すなわち、第1の光電変換器75aの出力IX と第2の
光電変換器75bの出力IY を演算回路76に入力し、
式(4)の演算を行うことによって偏波面の回転角θが
求まり、式(4)から明らかなように、直線偏光光源7
7の光強度E0 が変動しても、偏波面の回転角θに対す
る光強度の比(IX /IY )は一定であるために、直線
偏光光源77の光強度E0 に無関係に磁界を測定するこ
とができる。
【0010】また、直線偏光光源77の具体的な構成と
しては、一般的には、図11に示すように、無偏光の光
を出射する光源78、マルチモード光ファイバ79、及
び偏光子80が使用される。すなわち、図11におい
て、無偏光光源78からの出射光は、マルチモード光フ
ァイバ79の一端に入射し、マルチモード光ファイバ7
9の他端から出射した後、偏光ビームスプリッタ、ウォ
ラストンプリズムなどからなる偏光子80によって、直
線偏光波に偏光され、ファラデー素子71に入射する。
また、図11に示すように、検光子72から出射した互
いに直交する直線偏光波は、一般的に、それぞれ、マル
チモード光ファイバ81a,81bの一端に入射し、マ
ルチモード光ファイバ81a,81bの他端から出射し
た後、受光器73a,73bに入射するようになってい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の光学式磁界測定装置において、正確な磁界測定
を行うためには、2つの光電変換器75a,75bの利
得の比(KX /KY )が一定でなければならない。しか
しながら、光電変換器75a,75bの利得KX ,KY
は、検光子72から受光器73a,73bまでの光ファ
イバなどによる光損失、受光器73a,73bの経年変
化による感度のバラツキ、増幅器74a,74bの利得
変化、ドリフトなどの影響を受けて不規則に変化してし
まう。そのため、このような光電変換器の利得の変化に
よって、磁界測定に誤差を生じてしまい、測定精度が低
下する問題があった。
【0012】また、ファラデー素子71、偏光子80、
及び検光子72などの光学部品を電流磁界中に設置して
磁界測定を行う際には、電流に起因する温度変化によっ
て、これらの光学部品の特性が変化してしまい、この結
果、磁界測定に誤差を生じてしまう問題もあった。
【0013】本発明は、上記のような従来技術の課題を
解決するために提案されたものであり、その目的は、光
電変換器の利得変動に影響されることなく、精度の高い
磁界測定が可能な光学式磁界測定装置を提供することで
ある。
【0014】また、磁界雰囲気中に設置する光学部品点
数を極力少なくして、温度変化による光学部品の温度特
性の変化に影響されることのない、より高精度の磁界測
定を可能にすることも、目的の一つである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の光学式
磁界測定装置は、磁界中に設置したファラデー効果材
と、このファラデー効果材に所定の光を入射させる発光
手段と、ファラデー効果材を透過した光のファラデー効
果による偏波面の回転角を検出する測定手段とを基本的
に有する。そして、発光手段としては、逆相の2相の矩
形波電気信号を生成するスイッチ回路と、スイッチ回路
で作られた逆相の2相の矩形波電気信号を光信号に変換
する光源と、光源より出射した2相の光信号を、偏波面
が互いに直交する2つの直線偏光波に変換する2つの偏
光ビームスプリッタを有する偏光手段とを備える。ま
た、ファラデー効果材は、前記偏光手段で分離した一方
向の2相の直線偏光波を透過させるように磁界中に設置
される。一方、測定手段としては、ファラデー効果材を
透過した2相の直線偏光波を検光して合成する検光手段
と、検光手段を通過した直線偏光波を入射して電気信号
に変換する第1の受光手段と、第1の受光手段の出力信
号から交流振幅を抽出する検波手段と、第1の受光手段
の出力信号から直流成分を抽出するフィルタ手段とを備
える。加えて、モニタ手段として、偏光手段で分離した
残る一方向の2相の直線偏光波を入射し、電気信号に変
換する第2の受光手段と、第2の受光手段の出力を入力
して、2相の直線偏光波の光強度を等しくするように光
源に作用する光量調整回路とを備え、さらに、制御手段
として、スイッチ回路と検波手段に切り換え信号を供給
するタイミング回路を備えたことを特徴としている。
【0016】すなわち、請求項1に記載の光学式磁界測
定装置は、スイッチ回路からの逆相の電気信号を、光源
によって2相の光信号に変換し、2つの偏光ビームスプ
リッタを有する偏光手段によって、2つの直線偏光波に
変換・分離し、その一方の2相の直線偏光波を、測定光
としてファラデー効果材に入射させる。そして、ファラ
デー効果材を透過した2相の直線偏光波を、検光手段に
よって検光して合成し、第1の受光手段によって電気信
号に変換し、第1の受光手段の出力信号から、検波手段
によって交流振幅を抽出すると共に、フィルタ手段によ
って直流成分を抽出する。加えて、偏光手段で分離した
残る一方の2相の直線偏光波を、モニタ光として第2の
受光手段に入射し、電気信号に変換する。第2の受光手
段の出力信号から、光量調整回路によって、光源から出
射させる2相の直線偏光波の光強度を調整し、さらに、
タイミング回路によってスイッチ回路と検波手段を制御
するように構成したものである。
【0017】請求項2に記載の光学式磁界測定装置は、
磁界中に設置したファラデー効果材と、このファラデー
効果材に所定の光を入射させる発光手段と、ファラデー
効果材を透過した光のファラデー効果による偏波面の回
転角を検出する測定手段とを基本的に有する。そして、
発光手段としては、逆相の2相の矩形波電気信号を生成
するスイッチ回路と、スイッチ回路で作られた逆相の2
相の矩形波電気信号を光信号に変換する光源と、光源よ
り出射した2相の光信号を、偏波面が互いに直交する直
線偏光波に変換する偏光手段とを備える。また、ファラ
デー効果材は、少なくとも1以上の巻数で巻回されたコ
イル部を有するシングルモード光ファイバであり、この
シングルモード光ファイバが、そのコイル部が前記磁界
中に位置し、且つ、前記偏光手段より出射した2相の直
線偏光波を透過させるように設置される。一方、測定手
段としては、シングルモード光ファイバより出射した2
相の直線偏光波を、等しい割合で2つの光に分ける分波
手段と、分波手段で分けられた一方向の2相の直線偏光
波から特定の偏光方位角成分のみを抽出する検光手段
と、検光手段を通過した直線偏光波を入射して電気信号
に変換する第1の受光手段と、第1の受光手段の出力信
号から交流振幅を抽出する検波手段と、第1の受光手段
の出力信号から直流成分を抽出するフィルタ手段とを備
える。加えて、モニタ手段として、分波手段で分けられ
た残る一方向の2相の直線偏光波を入射し、電気信号に
変換する第2の受光手段と、第2の受光手段の出力を入
力して、前記シングルモード光ファイバより出射する2
相の直線偏光波の光強度を等しくするように前記光源に
作用する光量調整回路とを備え、さらに、制御手段とし
て、スイッチ回路と前記検波手段に切り換え信号を供給
するタイミング回路を備えたことを特徴としている。
【0018】すなわち、請求項2に記載の光学式磁界測
定装置は、スイッチ回路からの逆相の電気信号を、光源
によって2相の光信号に変換し、偏光手段によって、偏
波面が互いに直交する直線偏光波に変換し、この2相の
直線偏光波を、測定光としてシングルモード光ファイバ
に入射する。そして、シングルモード光ファイバより出
射した2相の直線偏光波を、分波手段によって2つに分
け、その内の一方の2相の直線偏光波から特定の成分の
みを検光手段によって抽出し、第1の受光手段によって
電気信号に変換する。第1の受光手段の出力信号から、
検波手段によって交流振幅を抽出すると共に、フィルタ
手段によって直流成分を抽出する。加えて、分波手段で
分けられた残る一方の2相の直線偏光波を、モニタ光と
して第2の受光手段に入射し、電気信号に変換する。第
2の受光手段の出力信号から、光量調整回路によって、
光源から出射させる2相の直線偏光波の光強度を調整
し、さらに、タイミング回路によってスイッチ回路と検
波手段を制御するように構成したものである。
【0019】
【作用】以上のような構成を有する本発明の光学式磁界
測定装置の作用は、次の通りである。すなわち、本発明
の光学式磁界測定装置においては、磁界中に設置された
ファラデー効果材に第1及び第2の直線偏光波を交互に
切り換えて入射し、磁界により偏波面が回転した2つの
直線偏光波から特定の方位角成分のみを検光手段で抽出
して、各々の光強度を、第1の受光手段を含む1つの光
電変換器で電気信号に変換することにより、第1の直線
偏光波を作動した時の光電変換器出力と、第2の直線偏
光波を作動した時の光電変換器出力とを得、これら2つ
の出力信号から偏波面の回転角θを求めることができ
る。
【0020】本発明の光学式磁界測定装置は、このよう
に受光系が1つであるため、ファラデー回転角の測定光
用として2系統の受光系を使用した場合のように、2つ
の光電変換器の利得を一定にする必要はない。従って、
本発明の光学式磁界測定装置によれば、検光子(検光手
段)から光電変換器までの光損失、受光器(第1の受光
手段)の経年変化による感度のバラツキ、増幅器の利得
変化、ドリフトなどを原因とする光電変換器の利得変動
に影響されることなく、精度の高い磁界測定を行うこと
ができる。
【0021】特に、請求項1に記載の光学式磁界測定装
置では、2つの偏光ビームスプリッタからなる偏光手段
を使用して、透過し、分離した一方の2相の直線偏光波
を、ファラデー効果材に入射し、検光子(検光手段)で
検光してファラデー回転角を検出するように構成してい
るため、1つの偏光ビームスプリッタを用いて互いに直
交した直線偏光波を、同一方向に出射してファラデー回
転角の測定光を生成するように構成した場合に比べて、
次の点で優れている。すなわち、2つの偏光ビームスプ
リッタを使用した請求項1の光学式磁界測定装置では、
1つの偏光ビームスプリッタのみを使用した場合に比べ
て、ファラデー効果材及び検光子を含む光伝送系におけ
る、外乱による偏光手段の移動、傾きなどの変位に対す
る光軸の変化による光損失の変化が少ないため、測定精
度を向上することができる。
【0022】また、請求項2に記載の光学式磁界測定装
置では、ファラデー効果材として、シングルモード光フ
ァイバを使用していることから、磁界中に設置される光
学部品を、シングルモード光ファイバのコイル部のみに
できるため、温度変化による光学部品の温度特性の影響
を極力少なくすることができる。
【0023】以下には、請求項1の発明による光学式磁
界測定装置の検出原理を、図7及び図8を参照して説明
する。ここで、図7は、請求項1の装置の測定手段側の
一般的な構成を示すブロック構成図、図8は、図7の装
置の作用を説明するためのタイミング図である。
【0024】図7の基本構成図に示すように、図示して
いない光源から2つの直線偏光波IXS ,IYSが出射さ
れており、これらの電界ベクトル成分EX ,EY の方位
角は互いに直交している。また、図7において、1は磁
界中に設置されたファラデー素子(ファラデー効果
材)、2はファラデー素子1の出射光を入力し、特定方
位角の電界ベクトル成分のみを抽出する検光子(検光手
段)である。3は検光子2の出射光の光強度に比例した
電気信号を得る第1の受光器(第1の受光手段)、4
は、所望の利得を有し、受光器3で得られた電気信号を
増幅する第1の増幅器であり、第1の受光器3と第1の
増幅器4とによって光電変換器5を構成している。6
は、第1の増幅器4の出力信号から交流成分を抽出する
ハイパスフィルタ、7は、所望の利得を有し、電気信号
を増幅する第2の増幅器、8は、第2の増幅器7の出力
信号から矩形波振幅を抽出する検波器(検波手段)であ
る。9は、第1の増幅器4の出力信号から直流成分を抽
出するローパスフィルタ(フィルタ手段)、10は、検
波器8の出力とローパスフィルタ9の出力との比を求め
る割算器である。なお、検光子2の偏光方位角は、第1
の直線偏光波IXSの電界ベクトル成分EX の偏光方位角
及び第2の直線偏光波IYSの電界ベクトル成分EY の偏
光方位角に対して、それぞれ45°に設置されている。
【0025】以上のような構成を有する図7の装置の作
用を、図8を参照して説明する。図8のタイミング図に
おいて、波形(a)は、第1の直線偏光波IXSと第2の
直線偏光波IYSを周波数ω0 で逆相駆動するための切り
換え信号C(t)を示しており、この切り換え信号C
(t)は、図7では示されていないタイミング回路から
供給される。そして、切り換え信号C(t)がハイレベ
ル“1”の場合には、第1の直線偏光波IXS[波形
(b)]だけが出射され、ローレベル“0”の場合に
は、第2の直線偏光波IYS[波形(c)]だけが出射さ
れる。また、切り換え信号C(t)は、検波器8へのキ
ャリア入力信号としても用いられ、C(t)がハイレベ
ル“1”の場合には、検波器8への入力信号をそのまま
出力し、ローレベル“0”の場合には、入力信号の極性
を反転して出力する。
【0026】一方、2つの直線偏光波の光強度IXS
YSは、光強度設定値I0 と等しくなるように調整さ
れ、C(t)=“1”の場合には、IXS=I0 ,IYS
=0となり、C(t)=“0”の場合には、IXS=0,
YS=I0 となっている。図8に示す波形(d)及び
(e)は、このような光強度関係を満足する場合のIXS
とIYSとの和及び差を表しており、波形(d)は、(I
XS+IYS)で一定値I0 に、また、波形(e)は、(I
XS−IYS)で+I0 −(−I0 )を振幅とする矩形波信
号になる。
【0027】さらに、図8において、波形(f)は、受
光器3における受光量IR を示しており、ファラデー回
転角θが0の場合のIR は、一定値(I0 /2)にな
り、ファラデー回転が生じると、検光子2を透過するI
XS ,IYSの光量が変化するために、IR は振幅変調さ
れて、直流分に重畳する矩形波信号となる。波形(g)
は、第1の増幅器4の出力信号I1 [波形(f)相当]
からハイパスフィルタ6で交流成分を抽出し、さらに、
第2の増幅器7で増幅した信号I2 の波形であり、ファ
ラデー回転が生じないときの出力は“0”である。波形
(h)は検波器9の出力、また、波形(i)は割算器1
0の出力波形を示す。
【0028】2つの直線偏光波IXS ,IYSが、図8の
波形(b)及び波形(c)に示すように周波数ω0 の矩
形波信号で逆相駆動され、磁界中に設置されたファラデ
ー素子1を透過した結果、磁界により各々の偏波面が角
度θだけ回転すると、ファラデー素子1の出射光の水平
偏光成分EX ´及び垂直偏光成分EY ´は、次の式
(5)で表される。
【0029】
【数2】 検光子2の検出方位角は、EX ´,EY ´に対して45
°であるから、検光子2からの出射光の電界ベクトル成
分ER は、次の式(6)で表される。
【0030】
【数3】 また、光強度は、電界の2乗であるから、受光器3にお
ける受光量IR は、次の式(7)で表される。
【0031】 IR =|ER 2 ={ |EX 2 (cosθ+sinθ)2 +|EY 2 (cosθ−sinθ)2 +2EX Y (cos2 θ−sin2 θ)}/2 …(7) ここで、|EX 2 =IXS、 |EY 2 =IYSであ
り、また、EX Y は常に0であるから、受光器3にお
ける受光量IR はさらに、次の式(8)で表される。
【0032】 IR ={(IXS+IYS)+(IXS−IYS)sin2θ}/2 …(8) また、受光器3の出力電流iP は、受光量IR に比例す
るので、次の式(9)で表される。なお、式(9)のk
は、受光器3の利得である。
【0033】 iP =kIR =k{(IXS+IYS)+(IXS−IYS)sin2θ}/2 …(9) 同様に、第1の増幅器4の利得をk1 とした場合、第1
の増幅器4の出力I1 は、次の式(10)で表される。
【0034】 I1 =k1 P =kk1 {(IXS+IYS)+(IXS−IYS)sin2θ}/2 …(10) この場合、式(10)の右辺第1項kk1 (IXS
YS)/2は、IXSとIYSとの平均値を表す直流成分で
あり、図8の波形(d)に相当し、IXSとIYSが光強度
設定値I0 に等しい場合のローパスフィルタ9の出力
(kk1 0 /2)に対応する。また、第2項kk
1 (IXS−IYS)sin2θ/2は、図8の波形(e)
の矩形波(IXS−IYS)をsin2θで振幅変調した交
流成分であり、第2の増幅器7(利得:k2 )の出力I
2 [図8の波形(g)]に対応する。
【0035】従って、出力信号I2 を、検波器8に入力
し、切り換え信号C(t)で同期整流することにより、
式(10)の交流成分を直流レベル(kk1 2 0
in2θ/2)に変換し、その出力とローパスフィルタ
9の出力(kk1 0 /2)との比を割算器10で求め
ることにより、ファラデー回転角θが、k2 sin2θ
として得られる。
【0036】次に、請求項2の発明による光学式磁界測
定装置の検出原理を、図9を参照して説明する。ここ
で、図9は、請求項2の装置のうち、分波手段を除く測
定手段側の一般的な構成を示すブロック構成図である。
【0037】図9の基本構成図に示すように、図示して
いない光源から2つの直線偏光波IXS ,IYSが出射さ
れており、これらの電界ベクトル成分EX ,EY の方位
角は互いに直交している。また、図9において、11
1,112は、直線偏光波IXS,IYSを入射し、伝播す
るシングルモード光ファイバ、113は、電流が流れる
ことによってその周囲に磁界を発生させる導体、114
は、導体113を囲むようにして巻き付けられたシング
ルモード光ファイバ111,112のコイル部である。
115は、シングルモード光ファイバ111,112か
らの出射光を入射し、特定の偏光方位角の電界ベクトル
成分のみを抽出する検光子(検光手段)、116は、検
光子115からの出射光の光強度に比例した電気信号を
得る第1の受光器(第1の受光手段)、117は、所望
の利得を有し、第1の受光器116で得られた電気信号
を増幅する第1の増幅器であり、第1の受光器116と
第1の増幅器117とによって光電変換器118を構成
している。119は、第1の増幅器117の出力信号か
ら交流成分を抽出するハイパスフィルタ、120は、所
望の利得を有し、電気信号を増幅する第2の増幅器、1
21は、第2の増幅器120の出力信号から矩形波振幅
を抽出する検波器(検波手段)である。122は、第1
の増幅器117の出力信号から直流成分を抽出するロー
パスフィルタ(フィルタ手段)、123は、検波器12
1の出力とローパスフィルタ122の出力との比を求め
る割算器である。なお、検光子115の偏光方位角は、
第1の直線偏光波IXSの電界ベクトル成分EX の偏光方
位角及び第2の直線偏光波IYSの電界ベクトル成分EY
の偏光方位角に対して、それぞれ45°に設置されてい
る。
【0038】上記のような構成を有する図9の装置の作
用は、動作タイミング的には前記の図7の装置と同様で
ある。従って、以下には、図9の装置の作用について、
前述した図7の装置と同様に、図8を参照して説明す
る。図8のタイミング図において、波形(a)は、第1
の直線偏光波IXSと第2の直線偏光波IYSを周波数ω0
で逆相駆動するための切り換え信号C(t)を示してお
り、この切り換え信号C(t)は、図9では示されてい
ないタイミング回路から供給される。そして、切り換え
信号C(t)がハイレベル“1”の場合には、第1の直
線偏光波IXS[波形(b)]だけが出射され、ローレベ
ル“0”の場合には、第2の直線偏光波IYS[波形
(c)]だけが出射される。また、切り換え信号C
(t)は、検波器121へのキャリア入力信号としても
用いられ、C(t)がハイレベル“1”の場合には、検
波器121への入力信号をそのまま出力し、ローレベル
“0”の場合には、入力信号の極性を反転して出力す
る。
【0039】一方、2つの直線偏光波の光強度IXS
YSは、光強度設定値I0 と等しくなるように調整さ
れ、C(t)=“1”の場合には、IXS=I0 ,IYS
=0となり、C(t)=“0”の場合には、IXS=0,
YS=I0 となっている。図8に示す波形(d)及び
(e)は、このような光強度関係を満足する場合のIXS
とIYSとの和及び差を表しており、波形(d)は、(I
XS+IYS)で一定値I0 に、また、波形(e)は、(I
XS−IYS)で+I0 −(−I0 )を振幅とする矩形波信
号になる。
【0040】さらに、図9の装置に対応させた場合、図
8において、波形(f)は、受光器16における受光量
R を示しており、ファラデー回転角θが0の場合のI
R は、一定値(I0 /2)になり、ファラデー回転が生
じると、検光子15を透過するIXS ,IYSの光量が変
化するために、IR は振幅変調されて、直流分に重畳す
る矩形波信号となる。波形(g)は、第1の増幅器11
7の出力信号I1 [波形(f)相当]からハイパスフィ
ルタ119で交流成分を抽出し、さらに、第2の増幅器
120で増幅した信号I2 の波形であり、ファラデー回
転が生じないときの出力は“0”である。波形(h)は
検波器121の出力、また、波形(i)は割算器123
の出力波形を示す。
【0041】2つの直線偏光波IXS ,IYSが、図8の
波形(b)及び波形(c)に示すように周波数ω0 の矩
形波信号で逆相駆動され、磁界中に設置されたシングル
モード光ファイバ111,112のコイル部114を伝
播した結果、磁界により各々の偏波面が角度θだけ回転
すると、シングルモード光ファイバ111,112の出
射光の水平偏光成分EX ´及び垂直偏光成分EY ´は、
前述した図7の装置と同様に、前記の式(5)で表され
る。そして、検光子115の検出方位角は、EX ´,E
Y ´に対して45°であるから、検光子115からの出
射光の電界ベクトル成分ER は、前述した図7の装置と
同様に、前記の式(6)で表される。
【0042】また、光強度は、電界の2乗であるから、
受光器116における受光量IR は、前述した図7の装
置と同様に、前記の式(7)で表され、さらに、前記の
式(8)で表される。そして、受光器116の出力電流
P は、受光量IR に比例するので、前記の式(9)で
表される。このように図9の装置に対応させた場合、前
記の式(9)のkは、受光器116の利得に相当する。
同様に、第1の増幅器117の利得をk1 とした場合、
第1の増幅器117の出力I1 は、前述の図7の装置と
同様に、前記の式(10)で表される。
【0043】この場合、式(10)の右辺第1項kk1
(IXS+IYS)/2は、IXSとIYSとの平均値を表す直
流成分であり、図8の波形(d)に相当し、IXSとIYS
が光強度設定値I0 に等しい場合のローパスフィルタ1
22の出力(kk1 0 /2)に対応する。また、第2
項kk1 (IXS−IYS)sin2θ/2は、図8の波形
(e)の矩形波(IXS−IYS)をsin2θで振幅変調
した交流成分であり、第2の増幅器120(利得:
2 )の出力I2 [図8の波形(g)]に対応する。
【0044】従って、前述した図7の装置と同様に、出
力信号I2 を、検波器121に入力し、切り換え信号C
(t)で同期整流することにより、式(10)の交流成
分を直流レベル(kk1 2 0 sin2θ/2)に変
換し、その出力とローパスフィルタ122の出力(kk
1 0 /2)との比を割算器123で求めることによ
り、ファラデー回転角θが、k2 sin2θとして得ら
れる。
【0045】
【実施例】
(1)第1実施例 以下に、請求項1の発明による光学式磁界測定装置の一
実施例(第1実施例)について、図1乃至図3を参照し
て具体的に説明する。ここで、図1は、光学式磁界測定
装置の第1実施例を示すブロック構成図、図2は、図1
の光学式磁界測定装置における光量調整回路とスイッチ
回路及び発光・モニタ側の光学系の回路構成を示すブロ
ック構成図、図3は、図1の光学式磁界測定装置の作用
を説明するためのタイミング図である。なお、図1にお
いて、測定手段側の構成は、図7に示した構成と全く同
様であるため、図7の構成要素と対応する同一の構成要
素には同一符号を付し、説明を省略する。
【0046】図1において、まず、12,13は、無偏
光の光を出射する発光ダイオードを用いた第1の光源及
び第2の光源、14,15は、第1の光源12と第2の
光源13より出射される各々の光を、偏波面が互いに直
交する直線偏光波に変換する偏光ビームスプリッタであ
る。また、16は、偏光ビームスプリッタ14,15の
間に設置され、偏光ビームスプリッタ14,15でそれ
ぞれ分離した反射光の光路を曲げる全反射プリズム、1
7は、全反射プリズム16で曲げられた直線偏光波を入
射し、この直線偏光波をその光強度に比例した電気信号
に変換する第2の受光器(第2の受光手段)である。
【0047】さらに、18は、第2の受光器17の出力
信号を入力し、2相の直線偏光波の光強度を設定値に等
しくするように、第1、第2の光源12,13に作用す
る光量調整回路である。19は、周波数ω0 で逆相の矩
形波電気信号CX ,CY を生成し、これらの逆相信号C
X ,CY によって、第1の光源12と第2の光源13
を、周波数ω0 で互いに逆相駆動させるスイッチ回路、
20は、スイッチ回路19と検波器8に切り換え信号を
供給するタイミング回路である。なお、偏光ビームスプ
リッタ14,15は、出射光IX0 ,IY0の各々の透過
光IXS ,IYSの偏波面が直交するように設置される。
【0048】以下には、本実施例の装置による磁界測定
動作を、図1のブロック構成図及び図3のタイミング図
により説明する。
【0049】まず、図1において、タイミング回路20
から出力される周波数ω0 の切り換え信号C(t)[図
3の波形(a)]が、スイッチ回路19に入力される
と、これによって、周波数ω0 の逆相信号CX ,CY
形成され、これらの逆相信号CX ,CY により、第1、
第2の光源12,13が周波数ω0 で逆相駆動される。
第1の光源12の出射光IX0及び第2の光源13の出射
光IY0は、各々、偏光ビームスプリッタ14,15に入
射され、互いに直交する偏波面を有する直線偏光波に変
換され、透過光IXS ,IYSとして出射されると共に、
その一部は分離され、反射光IXM ,IYMとして出射さ
れる。この場合、透過光IXS ,IYS及び反射光I
XM ,IYMは、それぞれ、測定光及びモニタ光として使
用されるため、以下には、測定光IXS ,IYS及びモニ
タ光IXM ,IYMと称する。
【0050】次に、互いに直交する偏波面を有する測定
光IXS(水平偏光成分)及び測定光IYS(垂直偏光成
分)は、ファラデー素子1と検光子2を経て、第1の受
光器3で電気信号に変換され、この電気信号によって、
ファラデー回転角の測定が行われる。なお、直線偏光波
XS ,IYSからファラデー回転角を測定する手段及び
方法については、すでに、課題を解決するための手段の
欄で詳細に説明しているため、ここでの説明は省略す
る。
【0051】これに対して、互いに直交する偏波面を有
するモニタ光IXM[垂直偏光成分:図3の波形(b)]
及びモニタ光IYM[水平偏光成分:図3の波形(c)]
は、全反射プリズム16を介して第2の受光器17に入
射される。そして、第2の受光器17は、入射したモニ
タ光IXM ,IYMを、その光強度に比例した電気信号I
XM´,IYM´に変換して光量調整回路18にフィードバ
ックする。光量調整回路18は、光強度設定値I0 に対
する電気信号IXM´,IYM´の誤差量を検出し、この誤
差量に応じて、第1、第2の光源12,13の駆動電流
を調整する。その結果、偏光ビームスプリッタ14,1
5から出射される2つのモニタ光IXM,IYMの光強度
は、常に、一定値I0 に等しくなるように制御される。
【0052】さらに、光量調整回路18とスイッチ回路
19及び発光・モニタ側の光学系の具体的な構成及び作
用について、図2のブロック構成図及び図3のタイミン
グ図を参照して説明する。
【0053】図2に示すように、第1の光源12と偏光
ビームスプリッタ14との間には、レンズ21、光ファ
イバ22、及びレンズ23が順次配置され、同様に、第
2の光源13と偏光ビームスプリッタ15との間には、
レンズ24、光ファイバ25、及びレンズ26が順次配
置されている。そして、全反射プリズム16と第2の受
光器17との間にも、レンズ27、光ファイバ28、及
びレンズ29が順次配置されている。
【0054】また、スイッチ回路19は、破線で囲まれ
た部分で構成されており、第1の光源12の駆動電流を
ON/OFFするためのスイッチング用トランジスタ3
2、第2の光源13の駆動電流をON/OFFするため
のスイッチング用トランジスタ34、及び第1、第2の
光源12,13を逆相駆動するインバータ回路35から
構成されている。さらに、光量調整回路18は、第3の
増幅器36及び第4の増幅器39、ローパスフィルタ3
7、ハイパスフィルタ38、検波器40、加算増幅器4
1〜43、及び第1、第2の光源12,13の駆動電流
を制御するためのトランジスタ31,33で構成されて
いる。
【0055】そして、以上のような構成を有する光量調
整回路18とスイッチ回路19及び発光・モニタ側の光
学系の動作は、次の通りである。すなわち、矩形波信号
C(t)[図3の(a)]が、逆相駆動用切り換え信号
として、スイッチ回路19におけるトランジスタ32の
ベース端子とインバータ回路35に入力され、このイン
バータ回路35の出力は、トランジスタ34のベース端
子に入力される。切り換え信号C(t)がハイレベル
“1”の場合には、トランジスタ32がON、トランジ
スタ34がOFF状態となって、第1の光源12から出
射光IX0が出射される。逆に、切り換え信号C(t)が
ローレベル“0”の場合には、トランジスタ34がO
N、トランジスタ32がOFF状態となって、第2の光
源13から出射光IY0が出射される。
【0056】出射光IX0 ,IY0は、光ファイバ22,
25を介して、偏光ビームスプリッタ14,15に入射
され、測定光IXS ,IYSと、モニタ光IXM ,IYM
に分離される。このうち、モニタ光IXM ,IYMは、そ
れぞれ、全反射プリズム16、レンズ27、光ファイバ
28、及びレンズ29を経て、第2の受光器17に入射
され、モニタ光IXM ,IYMの各々の光強度に比例した
電気信号IXM´,IYM´に光電変換される。
【0057】電気信号IXM´,IYM´は、光量調整回路
18における第3の増幅器(利得:k3 )36に入力さ
れ、これらの信号IXM´,IYM´の和が、信号I11[図
3の波形(d)]として出力される。すなわち、モニタ
光IXM=IYMの場合の出力信号I11は、一定値k3 XM
´(=k3 YM´)になり、また、IXM≠IYMの場合に
は、k3 XM´とk3 YM´とを成分とする直流に重畳
した矩形波が現れる。図3の(d)に示す矩形波は、モ
ニタ光IXM>IYMの場合の矩形波の一例を示している。
【0058】第3の増幅器36からの出力信号I11は、
ローパスフィルタ37及びハイパスフィルタ38に入力
される。ローパスフィルタ37によって、信号I11の直
流成分、すなわち、k3 XM´とk3 YM´の平均値が
抽出され、この平均値(を示す信号)IAVE が、加算増
幅器41のマイナス入力端子に入力される。一方、ハイ
パスフィルタ38によって、信号I11の直流成分は除去
され、図3の波形(d)に示す矩形波信号だけが抽出さ
れる。この矩形波信号は、第4の増幅器(利得:k4
39に入力され、第4の増幅器39によって、k4 (I
11−IAVE )を振幅とする矩形波信号I12[図3の波形
(e)]に増幅される。
【0059】第4の増幅器39からの出力信号I12は、
検波器40に入力され、この検波器40において、切り
換え信号C(t)により同期整流される。すなわち、切
り換え信号C(t)がハイレベル“1”の場合には、信
号I12はそのまま信号I13として出力され、切り換え信
号C(t)がローレベル“0”の場合には、信号I
12は、その極性を反転され、信号I13として出力され
る。従って、2つの直線偏光波(モニタ光)IXM ,I
YMの光強度がIXM>IYMの場合には、検波器40の出力
信号I13の極性はプラスになり、逆にIXM<IYMの場合
には、出力信号I13の極性はマイナスになる。
【0060】検波器40の出力信号I13は、加算増幅器
42のマイナス入力端子と加算増幅器43の第2のプラ
ス入力端子に入力される。また、加算増幅器41のプラ
ス入力端子には、光強度の設定値I0 が入力され、この
設定値I0 とマイナス入力端子に入力された信号IAVE
との差が、信号(I0 −IAVE )として出力される。こ
の出力信号(I0 −IAVE )は、加算増幅器42のプラ
ス入力端子と加算増幅器43の第1のプラス入力端子に
入力される。この構成により、加算増幅器41は、設定
値I0 に対するIXM´とIYM´の平均値IAVE の変動分
を補正量として出力し、また、加算増幅器42,43
は、IXM´とIYM´の差に、加算増幅器41の出力を加
えた量を補正量として出力する。トランジスタ31,3
3は、加算増幅器42,43の出力信号を入力して、第
1、第2の光源12,13の駆動電流を調整する。
【0061】IXM´=IYM´=I0 を満足する定常状態
では、IAVE =I0 ,I12=I13=0、従って、加算
増幅器41〜43の出力はいずれも“0”である。この
状態でIXM´=IYM´=I0 になるように、第1、第2
の光源12,13の駆動回路を調整している。
【0062】次に、直線偏光波(モニタ光)IXM ,I
YMの光強度が変動した場合の光量調整回路18の作用を
説明する。
【0063】仮に、モニタ光IXMの光強度だけが増加し
た場合、第3の増幅器36の出力信号I11の直流成分k
3 XM´が増加するために、ローパスフィルタ37から
出力される平均値IAVE も増加し、加算増幅器41の出
力信号(I0 −IAVE )はマイナス側に変化する。その
結果、加算増幅器42,43の出力も、マイナス側に変
化して、トランジスタ31,33が共にOFFする方向
に作用し、第1、第2の光源駆動電流を低減させて、平
均値IAVE と設定値I0 が等しくなるように制御する。
【0064】一方、ハイパスフィルタ38及び第4の増
幅器39を介して、IXMの変動により生じた矩形波成分
[図3の波形(d)]を増幅し、検波器40で同期整流
した信号I13は、プラスとなり、加算増幅器42の出力
は、マイナス側に、また、加算増幅器43の出力は、プ
ラス側に変化するために、トランジスタ31は、OFF
方向に作用して、第1の光源12側のモニタ光の光強度
XMを低減させる。また、トランジスタ33は、ON方
向に作用して、平均値の補正に伴う第2の光源13側の
モニタ光の光強度IYMの減少分を修正する。その結果、
XM´とIYM´は、互いに等しく、且つ、その平均値I
AVE が設定値I0 に等しくなるように制御され、これに
よって、2つのモニタ光の光強度IXMとIYMは、互いに
等しく、且つ、一定値になる。
【0065】また、上記例とは反対に、モニタ光IXM
光強度が減少した場合には、平均値IAVE が低下するた
めに、加算増幅器41の出力信号(I0 −IAVE )は、
プラス側に変化して、IXM´,IYM´を増やすように作
用し、平均値IAVE を増加させて、設定値I0 に等しく
なるように制御する。さらに、IXM<IYMより、検波器
40の出力信号I13の極性はマイナスとなるために、加
算増幅器42の出力はプラス側に変化して、IXMの減少
分を補うように作用し、加算増幅器43の出力は、マイ
ナス側に変化して平均値の補正に伴うIYMの増加分を修
正する。IYMだけが変動した場合、または、IXMとIYM
が共に変動した場合にも、同様に、光量調整回路が作用
し、IXMとIYMは等しく且つ一定値になる。
【0066】以上のように、本実施例においては、2つ
の直線偏光波の光強度IXM ,IYMが変動するか、また
はバランスが崩れると、光量調整回路18が作動し、第
1、第2の光源12,13から出射する直線偏光波の光
強度IXM ,IYMを、常に等しく且つ一定に調整するこ
とができる。
【0067】従って、本実施例によれば、偏波面が直交
する2つの直線偏光波の光強度を一定に調整し、互いに
逆相駆動することにより、従来の光学式磁界測定装置に
おいて、ファラデー回転角の測定光用として2系統必要
であったところの受光系を、1系統のみに簡略化でき
る。この結果、従来のように、2つの光電変換器の利得
を一定にする必要がなくなり、受光器の経年変化による
感度のバラツキ、光ファイバの損失、増幅器の利得変
化、ドリフトなどに影響されない光学式磁界測定装置を
実現できる。
【0068】(2)第2実施例 図4は、請求項1の発明による光学式磁界測定装置にお
いて、第1の受光器出力からのファラデー回転角を検出
するための信号処理方法が、前記第1実施例とは異なる
他の実施例(第2実施例)を示すブロック構成図であ
る。なお、この図4においては、測定手段以外の部分、
及びファラデー素子、検光子については、前記実施例と
同様であるものとしてこれらを省略し、第1の受光器以
下の測定手段側の構成のみを示している。
【0069】図4に示す実施例において、第1の増幅器
4、ハイパスフィルタ6、第2の増幅器7、検波器8、
及びローパスフィルタ9は、前記実施例で説明した構成
要素と全く同様の構成要素であり、同一機能を有するた
め、ここでは説明を省略し、以下には、本実施例の特徴
のみを説明する。すなわち、61は、シリコンアバラン
シェホトダイオード(APD)を用いた第1の受光器、
62は、第1の受光器61の出力電流iP を電圧に変換
する抵抗器である。63は、ローパスフィルタ9の出力
と電圧基準値VBRとを比較し、その差を出力する比較
器、64は、比較器63の出力信号を入力し、第1の受
光器61のカソード端子に印加する電圧を調整して、第
1の受光器61の光電変換利得を変化させるためのトラ
ンジスタである。この場合、第1の受光器61、抵抗器
62、第1の増幅器4、ローパスフィルタ6、比較器6
3、及びトランジスタ64で電圧調整回路を構成してい
る。
【0070】本実施例における電圧調整回路は、周囲温
度の変化や光学系の光損失などの原因により、第1の受
光器61の出力電流が変化しても、第1の増幅器4の出
力が常に一定になるように作用する。例えば、第1の受
光器61における受光量が一定であっても、温度変化な
どの他の原因で、第1の受光器61の出力電流iP が増
加した場合には、第1の増幅器4の出力電圧I1 [図8
の波形(f)]の増加に伴い、その平均値も増加するた
め、ローパスフィルタ9の出力も増加する。比較器63
は、第1の増幅器4の出力電圧I1 の平均値と電圧基準
値VBRとを比較し、その比較の結果に相当する電圧を出
力して、トランジスタ64をOFFさせる方向に作動さ
せる。その結果、第1の受光器61のカソード端子への
印加電圧が低下することで、光電変換利得も低下して、
出力電流iP を減少させる。
【0071】また、第1の受光器61の出力電流が減少
した場合には、上記作用とは反対に、トランジスタ64
をONさせる方向に作動させ、第1の受光器61のカソ
ード印加電圧を上昇させることにより、光電変換利得を
高めて出力電流iP を増加させる。このような作用を繰
り返すことにより、前記の式(10)に含まれる直流成
分kk1 (IXS+IYS)/2を一定に制御できる。その
結果、検波器8の出力kk1 2 0 sin2θ/2
は、kk1 2 sin2θで表され、図1及び図7に示
した割算器10を省略することが可能となる。
【0072】(3)第3実施例 図5及び図6は、請求項2の発明による光学式磁界測定
装置の一実施例(第3実施例)を示す図である。ここ
で、図5は、光学式磁界測定装置の第3実施例を示すブ
ロック構成図、図6は、図5の光学式磁界測定装置にお
ける光量調整回路とスイッチ回路の回路構成を示すブロ
ック構成図である。なお、図5において、分波手段を除
く測定手段側の構成は、図9に示した構成と全く同様で
あるため、図9の構成要素と対応する同一の構成要素に
は同一符号を付し、説明を省略する。
【0073】図5において、まず、129,130は、
無偏光の光を出射する第1の光源及び第2の光源、13
1,132は、第1の光源129と第2の光源130よ
り出射される光を、偏波面が互いに直交する直線偏光波
に変換する第1及び第2の偏光子(偏光手段)である。
133,134は、偏光子131,132より出射され
た光を集光して、対応するシングルモード光ファイバ1
11,112に入射させるための集光レンズである。
【0074】また、図5において、124は、シングル
モード光ファイバ111,112からの各出射光を入射
して、2相の直線偏光波を、偏光成分に依存されずに等
しい割合で2つの光に分ける分波器(分波手段)であ
り、この分波器124で分けられた一方向の2相の直線
偏光波が、検光子115に入射するように設置されてい
る。検光子115の偏光方位角は、第1の偏光子131
の偏光方位角及び第2の偏光子132の偏光方位角に対
して、それぞれ45°に設置されている。125は、分
波器124によって分けられた残る一方向の2相の直線
偏光波をその光強度に比例した電気信号に変換する第2
の受光器(第2の受光手段)である。
【0075】さらに、126は、第2の受光器125の
出力信号を入力し、シングルモード光ファイバ111,
112から出射する2相の直線偏光波の光強度を設定値
に等しくするように、第1、第2の光源129,130
に作用する光量調整回路である。127は、周波数ω0
で逆相の矩形波電気信号CX ,CY を生成し、これらの
逆相信号CX ,CY によって、第1の光源129と第2
の光源130を、周波数ω0 で互いに逆相駆動させるス
イッチ回路、128は、スイッチ回路127と検波器1
21に切り換え信号を供給するタイミング回路である。
【0076】上記のような構成を有する本実施例の装置
の磁界測定動作は、動作タイミング的には、前述した第
1実施例と同様に行われる。従って、以下では、第1実
施例と同様に図3のタイミング図を参照して、本実施例
の装置による磁界測定動作を説明する。
【0077】図5において、タイミング回路128から
出力される周波数ω0 の切り換え信号C(t)[図3の
波形(a)]が、スイッチ回路127に入力されると、
これによって、周波数ω0 の逆相信号CX ,CY が形成
され、これらの逆相信号CX ,CY により、第1、第2
の光源129,130が周波数ω0 で逆相駆動される。
第1の光源129の出射光IX0及び第2の光源130の
出射光IY0は、各々、第1の偏光子131と第2の偏光
子132に入射される。この場合、第1の偏光子131
と第2の偏光子132は、その偏光方位角が直交するよ
うに設置されているため、出射光IX0の透過光IXS´
(垂直偏光成分)と出射光IY0の透過光IYS´(水平偏
光成分)の電界ベクトル成分EX ,EY は、互いに直交
している。
【0078】次に、偏光子131,132からの透過光
XS´(垂直偏光成分)と透過光IYS´(水平偏光成
分)は、集光レンズ133,134によってそれぞれ集
光された後、第1及び第2のシングルモード光ファイバ
111,112の一端に入射され、磁界を発生している
導体113を囲むようにして巻き付けられたコイル部1
14を伝播した後、第1及び第2のシングルモード光フ
ァイバ111,112の他端から出射される。シングル
モード光ファイバ111,112からの出射光は、分波
器124に入射される。この分波器124によって、直
線偏光波IXS´は、偏光成分に依存されずに、等しい割
合の光強度を有する直線偏光波IXS ,IXMに分けら
れ、直線偏光波IYS´も、同様に、偏光成分に依存され
ずに、等しい割合の光強度を有する直線偏光波IYS
YMに分けられる。
【0079】この場合、分けられた一方向の直線偏光波
XS ,IYSは、測定光として、第1の受光器116で
電気信号に変換され、この電気信号によって、ファラデ
ー回転角の測定が行われる。なお、直線偏光波IXS
YSからファラデー回転角を測定する手段及び方法につ
いては、すでに、課題を解決するための手段の欄で詳細
に説明しているため、前記第1実施例と同様、その説明
は省略する。
【0080】これに対して、分けられた残る一方向の直
線偏光波IXM[垂直偏光成分:図3の波形(b)]及び
直線偏光波IYM[水平偏光成分:図3の波形(c)]
は、モニタ光として、第2の受光器125に入射され
る。そして、第2の受光器125は、入射したモニタ光
XM ,IYMを、その光強度に比例した電気信号I
XM´,IYM´に変換して光量調整回路126にフィード
バックする。光量調整回路126は、光強度設定値I0
に対する電気信号IXM´,IYM´の誤差量を検出し、こ
の誤差量に応じて、第1、第2の光源129,130の
駆動電流を調整する。その結果、シングルモード光ファ
イバ111,112から出射される2つのモニタ光IXM
,IYMの光強度は、常に、一定値I0 に等しくなるよ
うに制御される。
【0081】さらに、光量調整回路126とスイッチ回
路127の具体的な構成及び作用について、図6のブロ
ック構成図及び図3のタイミング図を参照して説明す
る。
【0082】図6に示すように、本実施例における光量
調整回路126とスイッチ回路127の具体的な構成
は、前述した第1実施例の同部の構成と全く同様であ
る。すなわち、スイッチ回路127は、破線で囲まれた
部分で構成されており、第1の光源129の駆動電流を
ON/OFFするためのスイッチング用トランジスタ1
42、第2の光源130の駆動電流をON/OFFする
ためのスイッチング用トランジスタ144、及び第1、
第2の光源129,130を逆相駆動するインバータ回
路145から構成されている。また、光量調整回路12
6は、第3の増幅器146及び第4の増幅器149、ロ
ーパスフィルタ147、ハイパスフィルタ148、検波
器150、加算増幅器151〜153、及び第1、第2
の光源129,130の駆動電流を制御するためのトラ
ンジスタ141,143で構成されている。
【0083】なお、以上のように、前記第1実施例と同
様の構成を有する光量調整回路126とスイッチ回路1
27の動作については、前述した第1実施例の動作と同
様であるため、ここでは説明を省略する。そして、本実
施例においては、シングルモード光ファイバ111,1
12からの2つの直線偏光波の光強度IXM ,IYMが変
動するか、またはバランスが崩れると、光量調整回路1
26が作動し、第1、第2の光源129,130を制御
して、シングルモード光ファイバ111,112からの
2つの直線偏光波の光強度IXM ,IYMを、常に等しく
且つ一定に調整することができる。このことは、シング
ルモード光ファイバ111,112を透過する直線偏光
波の光強度を、常に等しく且つ一定に調整することがで
きることに相当する。
【0084】(4)その他の実施例 なお、本発明は前記各実施例に限定されるものではな
く、各部の具体的な構成は自由に選択可能であり、例え
ば、発光ダイオードの他にも各種の光源を使用可能であ
る。また、請求項2の発明は、ファラデー効果材をシン
グルモード光ファイバに限定しているが、請求項1の発
明においては、ファラデー効果材の材質は適宜選択可能
である。さらに、スイッチ回路や光量調整回路の具体的
な構成も適宜選択可能である。また、第1実施例におい
ては、偏光ビームスプリッタの透過光を測定光として使
用し、反射光をモニタ光として使用したが、逆に、偏光
ビームスプリッタの反射光を測定光として使用し、透過
光をモニタ光として使用する構成も可能であり、同様の
作用効果を得られる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、2つの偏光ビームスプリッタからなる偏光手段を使
用して、一方の2相の直線偏光波をファラデー効果材に
入射し、1つの受光系で電気信号に変換する構成とする
ことにより、2つの受光系を使用していた従来技術に比
べて、光電変換器の利得変動に影響されることなく、精
度の高い磁界測定が可能な光学式磁界測定装置を提供す
ることができる。
【0086】その上、請求項2の発明においては、磁界
中にそのコイル部を設置したシングルモード光ファイバ
からの2相の直線偏光波の光強度のバランスをとる構成
とすることにより、偏光子、ファラデー素子、及び検光
子などの多数の部品を磁界中に設置していた従来技術に
比べて、磁界中に設置する光学部品を、シングルモード
光ファイバのコイル部のみにできるため、温度変化によ
る光学部品の温度特性の影響を極力低減することがで
き、磁界測定の精度をさらに向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明による光学式磁界測定装置の第
1実施例を示すブロック構成図。
【図2】図1の光学式磁界測定装置における光量調整回
路とスイッチ回路及び発光・モニタ側の光学系の回路構
成を示すブロック構成図。
【図3】図1の光学式磁界測定装置の作用を説明するた
めのタイミング図。
【図4】請求項1の発明による光学式磁界測定装置の第
2実施例を示すブロック構成図。
【図5】請求項2の発明による光学式磁界測定装置の第
3実施例を示すブロック構成図。
【図6】図5の光学式磁界測定装置における光量調整回
路とスイッチ回路の回路構成を示すブロック構成図。
【図7】請求項1の発明の測定手段側の一般的な構成を
示すブロック構成図。
【図8】図7の作用を説明するためのタイミング図。
【図9】請求項2の発明の分波手段を除く測定手段側の
一般的な構成を示すブロック構成図。
【図10】従来のファラデー効果を用いた光学式磁界測
定装置の一例を示すブロック構成図。
【図11】従来のファラデー効果を用いた光学式磁界測
定装置のうち、特に、ファラデー素子への光信号の授受
に光ファイバを使用してなる装置の一例を示すブロック
構成図。
【符号の説明】
1…ファラデー素子(ファラデー効果材) 2…検光子(検光手段) 3…受光器(第1の受光手段) 4…第1の増幅器 5…光電変換器 6…ハイパスフィルタ 7…第2の増幅器 8…検波器(検波手段) 9…ローパスフィルタ(フィルタ手段) 10…割算器 12…第1の光源 13…第2の光源 14,15…偏光ビームスプリッタ 16…全反射プリズム 17…第2の受光器(第2の受光手段) 18…光量調整回路 19…スイッチ回路 20…タイミング回路 111,112…シングルモード光ファイバ 113…導体 114…コイル部 115…検光子(検光手段) 116…第1の受光器(第1の受光手段) 117…第1の増幅器 118…光電変換器 119…ハイパスフィルタ 120…第2の増幅器 121…検波器(検波手段) 122…ローパスフィルタ(フィルタ手段) 123…割算器 124…分波器(分波手段) 125…第2の受光器(第2の受光手段) 126…光量調整回路 127…スイッチ回路 128…タイミング回路 129…第1の光源 130…第2の光源 131…第1の偏光子 132…第2の偏光子 133,134…集光レンズ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁界中に設置したファラデー効果材と、
    このファラデー効果材に所定の光を入射させる発光手段
    と、ファラデー効果材を透過した光のファラデー効果に
    よる偏波面の回転角を検出する測定手段とを有する光学
    式磁界測定装置において、 前記発光手段として、 逆相の2相の矩形波電気信号を生成するスイッチ回路
    と、 前記スイッチ回路で作られた逆相の2相の矩形波電気信
    号を光信号に変換する光源と、 前記光源より出射した2相の光信号を、偏波面が互いに
    直交する2つの直線偏光波に変換する2つの偏光ビーム
    スプリッタを有する偏光手段とを備え、 且つ、前記ファラデー効果材が、前記偏光手段で分離し
    た一方向の2相の直線偏光波を透過させるように磁界中
    に設置され、 且つ、前記測定手段として、 前記ファラデー効果材を透過した2相の直線偏光波を検
    光して合成する検光手段と、 前記検光手段を通過した直線偏光波を入射して電気信号
    に変換する第1の受光手段と、 前記第1の受光手段の出力信号から交流振幅を抽出する
    検波手段と、 前記第1の受光手段の出力信号から直流成分を抽出する
    フィルタ手段とを備え、 且つ、モニタ手段として、 前記偏光手段で分離した残る一方向の2相の直線偏光波
    を入射し、電気信号に変換する第2の受光手段と、 前記第2の受光手段の出力を入力して、前記2相の直線
    偏光波の光強度を等しくするように前記光源に作用する
    光量調整回路とを備え、 さらに、制御手段として、 前記スイッチ回路と前記検波手段に切り換え信号を供給
    するタイミング回路を備えたことを特徴とする光学式磁
    界測定装置。
  2. 【請求項2】 磁界中に設置したファラデー効果材と、
    このファラデー効果材に所定の光を入射させる発光手段
    と、ファラデー効果材を透過した光のファラデー効果に
    よる偏波面の回転角を検出する測定手段とを有する光学
    式磁界測定装置において、 前記発光手段として、 逆相の2相の矩形波電気信号を生成するスイッチ回路
    と、 前記スイッチ回路で作られた逆相の2相の矩形波電気信
    号を光信号に変換する光源と、 前記光源より出射した2相の光信号を、偏波面が互いに
    直交する直線偏光波に変換する偏光手段とを備え、 且つ、前記ファラデー効果材が、少なくとも1以上の巻
    数で巻回されたコイル部を有するシングルモード光ファ
    イバであり、このシングルモード光ファイバが、そのコ
    イル部が前記磁界中に位置し、且つ、前記偏光手段より
    出射した2相の直線偏光波を透過させるように設置さ
    れ、 且つ、前記測定手段として、 前記シングルモード光ファイバより出射した2相の直線
    偏光波を、等しい割合で2つの光に分ける分波手段と、 前記分波手段で分けられた一方向の2相の直線偏光波か
    ら特定の偏光方位角成分のみを抽出する検光手段と、 前記検光手段を通過した直線偏光波を入射して電気信号
    に変換する第1の受光手段と、 前記第1の受光手段の出力信号から交流振幅を抽出する
    検波手段と、 前記第1の受光手段の出力信号から直流成分を抽出する
    フィルタ手段とを備え、 且つ、モニタ手段として、 前記分波手段で分けられた残る一方向の2相の直線偏光
    波を入射し、電気信号に変換する第2の受光手段と、 前記第2の受光手段の出力を入力して、前記シングルモ
    ード光ファイバより出射する2相の直線偏光波の光強度
    を等しくするように前記光源に作用する光量調整回路と
    を備え、 さらに、制御手段として、 前記スイッチ回路と前記検波手段に切り換え信号を供給
    するタイミング回路を備えたことを特徴とする光学式磁
    界測定装置。
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