JPH05201932A - ジアルキルカーボネートの製造方法 - Google Patents

ジアルキルカーボネートの製造方法

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JPH05201932A
JPH05201932A JP4210746A JP21074692A JPH05201932A JP H05201932 A JPH05201932 A JP H05201932A JP 4210746 A JP4210746 A JP 4210746A JP 21074692 A JP21074692 A JP 21074692A JP H05201932 A JPH05201932 A JP H05201932A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 担体としての酸化アルミニウム、酸化アルミ
ニウム水和物または水酸化アルミニウム上の白金族金属
ハロゲン化物触媒および、所望ならばこの触媒上のアン
チモニー、ビスマス、アルミニウム、銅、バナジウム、
ニオビウム、タンタル、スズ、鉄、コバルト、ニッケル
の化合物、またはその複数のものの混合物を含有する添
加剤を使用し、反応の過程でハロゲン化水素を回分的
に、または連続的に、少なくとも反応混合物とともに反
応から放出される量で置き換える連続気相反応における
一酸化炭素と亜硝酸アルキルとの反応による、ジアルキ
ルカーボネートの製造方法。 【効果】 ジアルキルカーボネートはほとんど定量的な
選択率で生成し、対応するシュウ酸ジアルキルはほとん
どの場合、検出し得ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、一酸化炭素(CO)と亜硝酸ア
ルキルとの、担体としての酸化アルミニウム、酸化アル
ミニウム水和物または水酸化アルミニウム上の、その他
の元素の化合物の添加剤を含有していてもよい白金族金
属ハロゲン化物触媒上での反応による、ジアルキルカー
ボネートの製造方法に関するものである。上記の担体
は、1m2/gを超えるBET表面積を特色とするもの
である。
【0002】ジアルキルカーボネートは一般的な化学的
重要性を有する物質である。たとえば、ジエチルカーボ
ネートは中程度の沸点範囲を有する優れた溶媒である。
さらに、ジアルキルカーボネートは優れたカルボニル化
剤であり、また、アシル化剤である。最後に、ジアルキ
ルカーボネートは他のカーボネートの、ウレタンの、ま
た尿素の製造において大きな重要性を有する物質であ
る。
【0003】ホスゲンまたはクロロギ酸アルキルとアル
コールとの反応によるジアルキルカーボネートの製造は
公知の事項であるが、有毒なホスゲンまたはこれから誘
導された中間体、たとえばクロロギ酸エステルの使用を
他の工程で置き換えることに関心が増大しつつある。C
Oと低級アルコールとの反応によりジアルキルカーボネ
ートを得る企図に加えて、特にCOを気相で亜硝酸アル
キルと、白金族金属触媒上で反応させる方法が重要であ
る。この型の反応においては、所望のジアルキルカーボ
ネート以外にシュウ酸ジアルキルの生成が常に観測され
る。EP425,197は、その好ましい具体例によれ
ば、気相中のCOと亜硝酸メチルまたは亜硝酸エチルと
から、活性炭に担持させたPdCl2上でメタノールま
たはエタノールのジアルキルカーボネートを得る方法を
開示している。この EP425,197の表1によれ
ば所望の低級ジアルキルカーボネートを与える選択率は
94%までの値に達するが、シュウ酸低級アルキルおよ
びCO2が副生成物として常に観測される。さらに、こ
の方法を実用的に実施する企図に際しては、上記の高い
選択率は不満足にしか再現され得なかった。このEP4
25,197の触媒は塩基金属の塩化物の添加剤を含有
しており、触媒中の白金族金属に対して1ないし50%
というかなりの添加量の塩化水素を系に添加するか、ま
たは、触媒の一部を反応器から取り出して塩化水素を用
いる処理にかけなければならない。
【0004】触媒研究雑誌(The Journal for Ca
talytic Research)(中国)巻10(1)、75−7
8ページ(1989)も、Pd触媒用の担体として活性
炭担体を使用して、COと亜硝酸メチルとからジメチル
カーボネートを得ているが、ここでもシュウ酸ジメチル
が常に付加的に生成する。
【0005】Pd/活性炭触媒はまた、COと亜硝酸メ
チルとからのジメチルカーボネートの製造に関して、中
国科学雑誌(Chin.Sci.Bull.)34(198
9)、875−76においても言及されている。
【0006】白金族金属時報(Platinum Mtals Re
view)34(1990)、178−180が初期の文献
を引用しながら、亜硝酸低級アルキルとCOとのPd触
媒上での反応において、担体に応じて異なる主生成物が
得られることを報告しており、この引用文献によれば活
性炭担体は主としてジアルキルカーボネートを生成し、
Al23担体は主としてシュウ酸ジアルキルを生成する
のであるから、活性炭担体が好ましいということは予期
されなかったことではない。
【0007】COを亜硝酸アルキルと反応させる場合
に、酸化アルミニウム、酸化アルミニウム水和物または
水酸化アルミニウムの触媒担体としての使用が予期に反
してジアルキルカーボネートに導くのみでなく、さらに
付加的に所望のジアルキルカーボネートを与える選択性
の有意の増加も達成されて、これらのジアルキルカーボ
ネートを与える97%を超える選択性、多くの場合には
99%を超える選択性を与え、一般にはシュウ酸エステ
ルが全く検出されない程度になることがここに見いださ
れた。少量のCO2が反応混合物中に観測されるのみで
ある。さらに、可能であるとは考えられていなかったγ
−Al23の担体としての使用は、活性炭を基材とする
担持触媒と比較して、安定性と耐摩耗性とが増加すると
いう基本的な利点を有している。
【0008】使用する担体が酸化アルミニウム、酸化ア
ルミニウム水和物または水酸化アルミニウムを含有する
ものであり、白金族金属が、白金族金属ハロゲン化物ま
たは白金族金属ハロゲン化物含有錯体が白金族金属また
はハロゲン非含有白金族金属化合物からハロゲン水素を
用いて反応条件下で、工程反応器中で、工程中で形成さ
れ得るハロゲン化物またはハロゲン化物含有錯化合物の
形状であり、触媒がさらアンチモニー、ビスマス、アル
ミニウム、銅、バナジウム、ニオビウム、タンタル、ス
ズ、鉄、コバルト、ニッケルの化合物、またはその複数
のものの混合物を含有する添加剤をも有していることも
あるものであり、反応を0.1−10:1の、好ましく
は0.2−4:1の、特に好ましくは0.3−3:1の
亜硝酸エステル:CO体積比で、かつ、50−150℃
の、好ましくは70−120℃の、特に好ましくは70
−110℃の温度で実施し、ハロゲン化水素を回分的
に、または連続的に、少なくとも反応混合物とともに反
応器から放出されるハロゲン化水素量を置き換えるのに
適した量で補給することを特徴とする、一酸化炭素(C
O)と式
【0009】
【化3】 RONO (II) 式中、Rは直鎖の、または枝分かれのあるC1−C4−ア
ルキルを表すの亜硝酸アルキルとの、不活性気体の存在
下、または不存在における、かつ親アルコールROHの
存在下、または不存在における、かつNOの存在下、ま
たは不存在における、担持白金族金属触媒上での、高温
での、連続気相反応における反応による、式
【0010】
【化4】 O=C(OR)2 (I) 式中、Rは上記の意味を有するのジアルキルカーボネー
トの製造方法が見いだされた。
【0011】本発明記載の方法における反応は、以下の
方程式に従って進行する:
【0012】
【化5】 CO + 2RONO → O=C(OR)2 + 2NO 1−4個のC原子を有する直鎖の、または枝分かれのあ
るアルキルの例はメチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチル、イソブチル、好ましくは上記のn−アル
キル、特に好ましくはメチルおよびエチル、特に極めて
好ましくはメチルである。
【0013】原理的には、種々の亜硝酸アルキルの混合
物を用いて出発することも可能であるが、これはまた種
々のジアルキルカーボネートの混合物に、ある場合には
非対称に置換されたジアルキルカーボネート導くことも
ある。したがって、均一な反応のためには1種の亜硝酸
アルキルのみから出発するのが好ましい。
【0014】たとえば混合物の組成が爆発限界の外側に
あるならば、他のいかなる混合成分をも用いずにCOを
亜硝酸アルキルと反応させることも原理的には可能であ
るが、多くの場合、不活性気体を反応剤の希釈に使用す
る。不活性気体の例は貴ガス類、窒素および二酸化炭
素、好ましくはアルゴン、窒素または二酸化炭素、特に
好ましくは窒素および二酸化炭素である。不活性気体の
量は、反応器に導入される全気体の体積に対して20−
80体積%、好ましくは30−70体積%である。この
不活性気体およびその中に含有される反応剤の全ての未
転化残留量は再循環させることができる。
【0015】反応剤の亜硝酸エステルとCOとの相互の
体積比は0.1−10:1、好ましくは0.2−4:
1、特に好ましくは0.3−3:1である。
【0016】反応させる気体混合物はさらに、少量の、
たとえば使用する気体混合物の全体積に対して0−10
体積%の量のアルコールROHおよび少量の、たとえ
ば、これも使用する気体混合物の全体積に対して0−1
0体積%の量のNOを含有していてもよい。これらの付
加的なROHまたはNOは、たとえば亜硝酸アルキルの
製造時に生じたものである可能性もあり、たとえば亜硝
酸アルキルとともに反応気体混合物に導入されたもので
ある可能性もある。本発明記載の方法による触媒担体は
酸化アルミニウム、酸化アルミニウム水和物もしくは水
酸化アルミニウム、またはこれらの化合物の2種以上の
混合物よりなるものであるか、または、その含有量を有
する。上記の化合物の含有量は、全体としての担体の1
−100重量%である。100重量%以下の値は、天然
の不純物、または上記の化合物の製造方法により生ずる
標準的含有量の不純物の結果である。この種の不純物、
たとえばSiO2、Fe23、TiO2、CaO、Mg
O、Na2O、K2O、B23もしくはこれらの化合物の
2種以上の組合わせ、または無機硫酸塩、炭酸塩および
/または塩化物は、ある場合には痕跡量でのみ存在す
る。担体中の上記の酸化アルミニウム、酸化アルミニウ
ム水和物または水酸化アルミニウムの含有量は、好まし
くは80−100重量%、特に好ましくは90−100
重量%である。100重量%以下の他の値は、上記のア
ルミニウム化合物が他の担体、たとえばSiO2、Ti
2、軽石、CaCO3、BaSO4等に使用される担体
製造の場合に適用され、この種の担体を殻体の形状で包
み込む。この場合には、上記のアルミニウム化合物の含
有量は担体配合物の1−60重量%、好ましくは1−3
0重量%である。
【0017】上記のアルミニウム化合物のBET表面積
は1m2/gを超え、好ましくは10m2/gまたはそれ
以上、特に好ましくは50m2/gまたはそれ以上、最
も好ましくは100m2/gまたはそれ以上である。B
ET表面積の上の値は500m2/gまたはそれ以上の
高い値まで可能であり、最も好ましくは400m2/g
またはそれ以上までである。酸化アルミニウム、酸化ア
ルミニウム水和物および水酸化アルミニウムは一般式
【0018】
【化6】Al23-n(OH)2n・mH2O 式中、nは0、1、2 または3の整数の一つを表し、
mは0ないし10、好ましくは0ないし5の値を有する
により定義される。
【0019】mH2Oの表現は、多くの場合に結晶格子
の形成に関与しない脱離可能な水相を表すものであり、
そのために、mはまた整数でない値をとることもでき
る。この種の担体材料をか焼すると、mは0 の値に達
することがあり得る。
【0020】重要なアルミニウム化合物の一つはγ−A
23である。
【0021】上記の担体材料の多くのものは、たとえば
ローン・プーラン(Rhone−Poulenc)社製のSPH−
501、−508、−517、−535および−53
7;ジュードヘミー(Suedchemie)社製のCS−33
1/1、−331/3および−331/5;カリヘミー
(Kalichemie)社製のGS−2261/1、−226
1/2および−2261/3;コンデア(Condea)社
製のプーラル(Pural)−S/SB30、−S/SB5
0、−S/SB70およびTKA−168;BASF社
製のD10−10;ヘキストセラムテック(Hoechst
Ceram Tec)社製のA980ならびにガードラー(G
irdler)社製のL22として市販されている。
【0022】本発明記載の方法用の触媒の反応性成分
は、その反応性の状態において白金族金属ハロゲン化物
または白金族金属ハロゲン化物含有錯化合物を含有す
る。この型の錯化合物は周知されており、たとえば、テ
トラクロロパラジウム酸リチウムLi2[PdCl4]ま
たはテトラクロロパラジウム酸ナトリウムNa2[Pd
Cl4]のようなアルカリ金属塩化物錯化合物である。
【0023】さらに、白金族金属ハロゲン化物または白
金族金属ハロゲン化物を含有する錯化合物がまた反応条
件下で、すなわち、反応させる気体混合物の存在下に、
金属状の白金族金属またはハロゲン非含有白金族金属化
合物から、ハロゲン化水素を用いて工程内で生成させ得
ることも見いだされている。したがって、反応器は、白
金族金属を初期には金属形状で含有する、それ以外は同
等の触媒、またはハロゲン非含有白金族金属化合物を用
いて製造した触媒を充填されていてもよい。この型の適
当なハロゲン非含有白金族金属化合物の例は、白金族金
属の酢酸塩、硝酸塩、プロピオン酸塩、酪酸塩、炭酸
塩、酸化物、水酸化物または他の当業者には公知のもの
である。
【0024】本発明に従って白金族金属のグループから
選択する金属はPd、Pt、Ir、RuおよびRh、好
ましくはPd、RuおよびRh、特に好ましくはPdで
ある。
【0025】本発明記載のハロゲン化物はフッ化物、塩
化物、臭化物およびヨウ化物、好ましくは塩化物および
臭化物、特に好ましくは塩化物である。
【0026】白金族金属ハロゲン化物または白金族金属
ハロゲン化物を含有する錯化合物の量は、触媒の全重量
を基準にして、白金族金属として計算して0.01−8
重量%、好ましくは0.05−4重量%である。
【0027】本発明記載の方法用の触媒は、さらに任意
にアンチモニー、ビスマス、アルミニウム、銅、バナジ
ウム、ニオビウム、タンタル、スズ、鉄、コバルト、ニ
ッケルの化合物またはこれらの複数のものの混合物を含
有する添加剤をも有していることがあり、好ましくはこ
の種の添加剤が存在する。この種の添加剤は上記の元素
の塩様の、または金属状の形状で存在する。白金族金属
に関して上に記述したものと同様の様式で、たとえばこ
の種の添加剤のハロゲン化物形状は、これらの添加剤の
金属形状とハロゲン化水素とから反応条件下で形成され
る。この種の添加剤は好ましくはアンチモニー、ビスマ
ス、アルミニウム、銅、バナジウム、ニオビウム、タン
タルの化合物またはこれらの複数のものの混合物を含有
し、特に好ましくはこれらの元素のハロゲン化物を、特
に極めて好ましくはこれらの元素の塩化物を含有する。
添加剤の量は、添加剤に関してのみならず白金族金属に
関しても金属として計算して、白金族金属の量の0.1
−100倍、好ましくは0.2−10倍である。
【0028】本発明に従って使用する触媒は、当業者に
は周知の方法により製造する。たとえば、上記の白金族
金属化合物の1種の溶液を担体に含浸させ、またはスプ
レーすることができる。上記の添加剤にも同様の方法を
使用する。白金族金属を金属として、または炭酸塩、酸
化物もしくは水酸化物の形状で担体上に固定し、反応器
中で、反応条件下で、ハロゲン化水素を用いる上記の手
法ではじめて活性化して白金族金属ハロゲン化物を得る
ことが望ましい場合には、適用する白金族金属を適当な
還元剤を用いて、当該技術で当業者には公知の手法で還
元するか、または適当な沈澱剤を用いて炭酸塩、酸化物
もしくは水酸化物に転化させることができる。
【0029】本発明に従って使用し得る触媒または触媒
担体を製造する多くの方法の例は、以下のようなもので
ある: 1.上記の酸化物性の、および水酸化物性のアルミニウ
ム化合物から成形品を製造するか、 2.触媒的に活性な諸成分、たとえば上記の白金族金属
もしくはその化合物および適宜に上記の添加剤を成形に
先立って担体の基本的な組成物に混入するか、 3.続いて、白金族金属の、および適宜に負荷的な元素
の塩を用いて含浸、浸漬もしくはスプレーにより最終成
形品に負荷するか、 4.酸化物性の、もしくは水酸化物性のアルミニウム化
合物を、いかなるものであれ所望の組成および起源の凝
集体上にロールもしくはスプレーするか、 5.混入された白金族金属もしくはその化合物、および
適宜に上記の2記載の添加剤を既に含有する酸化物性
の、もしくは水酸化物性のアルミニウム化合物を4記載
の凝集体にロールもしくはスプレーするか、または、 6.続いて、4に従って製造した担体に3の記述と同様
にして負荷する。
【0030】さらに、ジアルキルカーボネートの高度の
選択率を均一に達成するためには、触媒の使用中にハロ
ゲン化水素を触媒に移送するのが有利であることも観測
されているが、さらに、上記のように、このハロゲン化
水素の量が文献に記載されている値よりも有意に減少さ
せ得ることも観測されている。したがって、触媒の活性
形状から生ずるハロゲン化水素の量、および反応生成物
とともに排出されるものの量を補給することのみが必要
なのである。この量は分析により決定することができ
る。一般には、反応剤気体混合物中のハロゲン化水素が
50−5,000ppmの範囲である。
【0031】本発明記載のハロゲン化水素はフッ化水
素、塩化水素、臭化水素およびヨウ化水素、好ましくは
塩化水素および臭化水素、特に好ましくは塩化水素であ
る。
【0032】ハロゲン化水素は単独で、反応混合物中に
気体形状で計量導入することもできるが、反応混合物中
に存在する物質の一つに溶解させて、たとえば亜硝酸ア
ルキルの基剤となるアルコールに溶解させて計量導入す
ることもできる。
【0033】上記の型の触媒は長い寿命(>200時
間)を有する。既に記述した機械的安定性および耐摩耗
性に加えて、本件触媒はその活性と選択率とを極端に長
い期間にわたって維持する。
【0034】上記の触媒上の気体毎時空間速度(GHS
V)には、触媒1lあたり気体反応剤混合物毎時700
−17,000 lが可能である。
【0035】本発明記載の方法は50−150℃の、好
ましくは70−120℃の、特に好ましくは70−11
0℃の温度で、また0.8−10バールの、好ましくは
1−7バールの、特に好ましくは1−6バールの圧力で
実施する。本発明に従って使用する亜硝酸アルキルは、
公知の方法により、たとえば対応するアルコールと、ア
ルカリ金属亜硝酸塩と鉱酸たとえば硫酸とから工程内で
形成される亜硝酸とから製造する。本発明記載の方法の
過程で生成する一酸化窒素NOは、酸素と新しいアルコ
ールとを用いて連続的に再生して亜硝酸アルキルとする
(西ドイツ公開明細書3,834,065)ことがで
き、未転化反応剤とともに再循環させることができる。
【0036】
【実施例】定義 実施例中の[g/l×時]で表される空時収量(ST
Y)およびジメチルカーボネートの収量は、式
【0037】
【式1】 式中、mDMCは生成したジメチルカーボネート(DM
C)の量であり、νCatは触媒の体積であり、tは時間
であるにより計算する。
【0038】ジメチルカーボネートに対する選択率S
(%)は、式
【0039】
【式2】 式中、nDMCはジメチルカーボネートの量であり、n
ODMEはシュウ酸ジメチルの量であり、nAMEはギ酸メチ
ルの量であり、nFDAはホルムアルデヒドジメチルアセ
タールの量であるにより計算する。
【0040】比較例1 (EP425,197を参照)100mlの活性炭粒子
に公知の手法でPdCl2とCuCl2との水溶液を含浸
させ、生成物を真空中(20mmHg)、80℃で乾燥
させた。この調合済み触媒は8g/lのPdと8g/l
のCuとを含有していた。
【0041】実施例1 185m2/gのBET内部表面積を有するAl23
00mlにLi2PdCl4の水溶液を含浸させ、生成物
を真空中(29mmHg)、80℃で乾燥した。ここ
で、この触媒は8g/lのPdを含有していた。
【0042】方法の記述 鉛直のガラス管中で、ラッシヒリングの充填物の間に、
それぞれの触媒を入れた。
【0043】このガラス管を90℃に加熱し、HCl、
CO2、CH3ONO、COおよびCH3OHを含有する
気体混合物を供給した。反応器を離れる気体を5℃に冷
却し、得られる凝縮相をガスクロマトグラフィーで分析
した。凝縮しない生成物はIR分光法および質量分析法
を用いて検出した。
【0044】
【表1】
【0045】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0046】1.使用する担体が1m2/gを超えるB
ET表面積を有する酸化アルミニウム、酸化アルミニウ
ム水和物または水酸化アルミニウムを含有するものであ
り、白金族金属が、白金族金属ハロゲン化物または白金
族金属ハロゲン化物含有錯体が白金族金属またはハロゲ
ン非含有白金族金属化合物からハロゲン水素を用いて反
応条件下で、工程反応器中で、工程中で形成され得るハ
ロゲン化物またはハロゲン化物含有錯化合物の形状であ
り、触媒がさらにアンチモニー、ビスマス、アルミニウ
ム、銅、バナジウム、ニオビウム、タンタル、スズ、
鉄、コバルト、ニッケルの化合物、またはその複数のも
のの混合物を含有する添加剤をも有することもあるもの
であり、反応を0.1−10:1の、好ましくは0.2
−4:1の、特に好ましくは0.3−3:1の亜硝酸エ
ステル:CO体積比で、かつ、50−150℃の、好ま
しくは70−120℃の、特に好ましくは70−110
℃の温度で実施し、ハロゲン化水素を回分的に、または
連続的に、少なくとも反応混合物とともに反応器から放
出される量を置き換えるのに適した量で補給することを
特徴とする、一酸化炭素(CO)と式
【0047】
【化7】RONO 式中、Rは直鎖の、または枝分かれのあるC1−C4−ア
ルキルを表すの亜硝酸アルキルとの、不活性気体の存在
下、または不存在における、かつ親アルコールROHの
存在下、または不存在における、かつNOの存在下、ま
たは不存在における、担持白金族金属触媒上での、高温
での、連続気相反応における反応による、式
【0048】
【化8】O=C(OR) 式中、Rは上記の意味を有するのジアルキルカーボネー
トの製造方法。
【0049】2.上記の触媒担体が全担体の1−100
重量%の酸化物的な、または水酸化物的なAl化合物よ
りなるものであることを特徴とする1記載の方法。
【0050】3.上記のBET内部表面積が10m2
gまたはそれ以上、好ましくは50m2/gまたはそれ
以上、特に好ましくは100m2/gまたはそれ以上で
あることを特徴とする1記載の方法。
【0051】4.上記の白金族金属がPd、Pt、I
r、Ru およびRhよりなるグループから選択した、
好ましくはPd、RuおよびRhよりなるグループから
選択した1種または2種以上のものであり、特に好まし
くはPdであることを特徴とする1記載の方法。
【0052】5.上記のハロゲン化物中の、およびハロ
ゲン化水素中のハロゲンがフッ素、塩素、臭素またはヨ
ウ素、好ましくは塩素または臭素、特に好ましくは塩素
であることを特徴とする1記載の方法。
【0053】6.上記の反応を不活性気体の存在下に実
施し、不活性気体の量が気体の全体積の20−80体積
%、好ましくは30−70体積%であることを特徴とす
る1.記載の方法。
【0054】7.上記の反応を触媒1lあたり気体反応
剤混合物毎時700−17,000lの触媒上の空間速
度で実施することを特徴とする1記載の方法。
【0055】8.ジメチルカーボネートまたはジエチル
カーボネートをCOと亜硝酸メチルまたは亜硝酸エチル
との反応により製造する、好ましくはジメチルカーボネ
ートをCOと亜硝酸メチルとの反応により製造すること
を特徴とする1記載の方法。 9.上記の反応を0.8−10バールの、好ましくは1
−7バールの、特に好ましくは1−5バールの圧力で実
施することを特徴とする1記載の方法。
【0056】10.上記の反応剤気体混合物中に50−
5,000ppmのハロゲン化水素を使用することを特
徴とする1記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エーリヒ・ボルタース ドイツ連邦共和国デー5000ケルン41・シユ テンツエルベルクシユトラーセ11 (72)発明者 ハインツ・ウルリヒ・ブランク ドイツ連邦共和国デー5068オーデンタール −グレーブツシユ・アムゴイスフエルデ35 (72)発明者 ウド・ビルケンシユトツク ドイツ連邦共和国デー4030ラテインゲン 8・シユネツパースデレ2

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用する担体が1m2/gを超えるBE
    T表面積を有する酸化アルミニウム、酸化アルミニウム
    水和物または水酸化アルミニウムを含有するものであ
    り、白金族金属が、白金族金属ハロゲン化物または白金
    族金属ハロゲン化物含有錯体が白金族金属またはハロゲ
    ン非含有白金族金属化合物からハロゲン水素を用いて反
    応条件下で、工程反応器中で、工程中で形成され得るハ
    ロゲン化物またはハロゲン化物含有錯化合物の形状であ
    り、触媒がさらにアンチモニー、ビスマス、アルミニウ
    ム、銅、バナジウム、ニオビウム、タンタル、スズ、
    鉄、コバルト、ニッケルの化合物、またはその複数のも
    のの混合物を含有する添加剤をも有することもあるもの
    であり、反応を0.1−10:1の、好ましくは0.2
    −4:1の、特に好ましくは0.3−3:1の亜硝酸エ
    ステル:CO体積比で、かつ、50−150℃の、好ま
    しくは70−120℃の、特に好ましくは70−110
    ℃の温度で実施し、ハロゲン化水素を回分的に、または
    連続的に、少なくとも反応混合物とともに反応器から放
    出される量を置き換えるのに適した量で補給することを
    特徴とする、一酸化炭素(CO)と式 【化1】RONO 式中、 Rは直鎖の、または枝分かれのあるC1−C4−アルキル
    を表すの亜硝酸アルキルとの、不活性気体の存在下、ま
    たは不存在における、かつ親アルコールROHの存在
    下、または不存在における、かつNOの存在下、または
    不存在における、担持白金族金属触媒上での、高温で
    の、連続気相反応における反応による、式 【化2】O=C(OR)2 式中、 Rは上記の意味を有するのジアルキルカーボネートの製
    造方法。
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