JPH05203892A - 光ビーム走査装置 - Google Patents
光ビーム走査装置Info
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- JPH05203892A JPH05203892A JP1141792A JP1141792A JPH05203892A JP H05203892 A JPH05203892 A JP H05203892A JP 1141792 A JP1141792 A JP 1141792A JP 1141792 A JP1141792 A JP 1141792A JP H05203892 A JPH05203892 A JP H05203892A
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- hologram
- light beam
- holograms
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ホログラムを用いた光ビーム走査装置におい
て、高価な結像系レンズを用いることなく、ホログラム
のみで効果的に走査ビームの収差および等速性を補正で
きる光ビーム走査装置を実現する。 【構成】 半導体レーザと2個以上のホログラムからな
る光ビーム走査装置において、半導体レーザからのコリ
メート光4が入射される回転ホログラムディスク2のデ
ィスク面に回折波7を生成するホログラム5を複数設け
る。また、回転ホログラムディスク2の後方にホログラ
ム5を後置し、このホログラム5で生成した回折波8を
感光体ドラム9上の結像点10に収束される。結像点1
0は、回転ホログラムディスク2の回転に伴って感光体
ドラム9上を走査する。ここで、ホログラム5は凹のパ
ワーを有し、ホログラム3は凸のパワーを有する。この
ような混合系により、走査ビームの収差および等速性を
効果的に補正する。
て、高価な結像系レンズを用いることなく、ホログラム
のみで効果的に走査ビームの収差および等速性を補正で
きる光ビーム走査装置を実現する。 【構成】 半導体レーザと2個以上のホログラムからな
る光ビーム走査装置において、半導体レーザからのコリ
メート光4が入射される回転ホログラムディスク2のデ
ィスク面に回折波7を生成するホログラム5を複数設け
る。また、回転ホログラムディスク2の後方にホログラ
ム5を後置し、このホログラム5で生成した回折波8を
感光体ドラム9上の結像点10に収束される。結像点1
0は、回転ホログラムディスク2の回転に伴って感光体
ドラム9上を走査する。ここで、ホログラム5は凹のパ
ワーを有し、ホログラム3は凸のパワーを有する。この
ような混合系により、走査ビームの収差および等速性を
効果的に補正する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体レーザ等の光源
からの光ビームを2個以上のホログラムを介して回折
し、この回折光を感光体ドラム等の結像体上で走査させ
る光ビーム走査装置に関する。
からの光ビームを2個以上のホログラムを介して回折
し、この回折光を感光体ドラム等の結像体上で走査させ
る光ビーム走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】2個以上のホログラムを用いた光ビーム
走査装置は従来より種々のものが報告されている。ここ
で、ホログラムの収束パワーについては、凸のパワー
(収束作用)を持つか、あるいはパワーを持たないかの
何れかであった。以下に従来の技術についてさらに詳し
く説明する。
走査装置は従来より種々のものが報告されている。ここ
で、ホログラムの収束パワーについては、凸のパワー
(収束作用)を持つか、あるいはパワーを持たないかの
何れかであった。以下に従来の技術についてさらに詳し
く説明する。
【0003】ホログラムを2個を有し、この内の一つを
半導体レーザ側に相当する前置のホログラムとして用
い、他の一つを回転ホログラムディスクとして用いる光
ビーム走査装置の一例として、特願昭57−55275
号公報および特願昭61−60846号公報等で提案さ
れたものがある。
半導体レーザ側に相当する前置のホログラムとして用
い、他の一つを回転ホログラムディスクとして用いる光
ビーム走査装置の一例として、特願昭57−55275
号公報および特願昭61−60846号公報等で提案さ
れたものがある。
【0004】また、同じく2個のホログラムを用いるも
のの、回転ホログラムディスクを半導体レーザ側に配置
し、他の一のホログラムを後置する光ビーム走査装置の
一例として、特願昭58−119098号公報で提案さ
れたものがある。
のの、回転ホログラムディスクを半導体レーザ側に配置
し、他の一のホログラムを後置する光ビーム走査装置の
一例として、特願昭58−119098号公報で提案さ
れたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の光
ビーム走査装置が好ましいものであるためには、以下に
示す基本的事項を満足する必要がある。
ビーム走査装置が好ましいものであるためには、以下に
示す基本的事項を満足する必要がある。
【0006】それは、(a)走査ビームを十分小さく結
像させること、(b)走査ビームの湾曲性をなくすこ
と、(c)走査ビームが等速走査を行うこと、である。
像させること、(b)走査ビームの湾曲性をなくすこ
と、(c)走査ビームが等速走査を行うこと、である。
【0007】しかるに、特願昭57−55275号公報
で提案された光ビーム走査装置は、前置ホログラムと回
転ホログラムディスクは共に一定の格子ピッチを持つ直
線回折格子であり、何れのホログラムも収束パワーを持
っていない。従って、例えば感光体ドラムの走査面上で
光ビームを結像させるためには、結像レンズ系を別途必
要とする。
で提案された光ビーム走査装置は、前置ホログラムと回
転ホログラムディスクは共に一定の格子ピッチを持つ直
線回折格子であり、何れのホログラムも収束パワーを持
っていない。従って、例えば感光体ドラムの走査面上で
光ビームを結像させるためには、結像レンズ系を別途必
要とする。
【0008】なお、結像レンズ系は、光ビームを絞るの
みならず、等速走査を行わせるための補正機能も持たせ
る必要があり、通常非球面を含んだ複数枚のレンズで構
成されている。この結像光学系としては、通常fθレン
ズが用いられ、製作性の困難さに起因して大変高価な光
学部品である。
みならず、等速走査を行わせるための補正機能も持たせ
る必要があり、通常非球面を含んだ複数枚のレンズで構
成されている。この結像光学系としては、通常fθレン
ズが用いられ、製作性の困難さに起因して大変高価な光
学部品である。
【0009】また、特願昭61−60846号公報で提
案された光ビーム走査装置では、前置ホログラムと回転
ホログラムディスクとを共に位置的に空間周波数の分布
が異なるホログラムを用いており、収束パワーを持った
ホログラムとなっている。このため、この構成では、f
θレンズ等の結像レンズ系を必要としない。
案された光ビーム走査装置では、前置ホログラムと回転
ホログラムディスクとを共に位置的に空間周波数の分布
が異なるホログラムを用いており、収束パワーを持った
ホログラムとなっている。このため、この構成では、f
θレンズ等の結像レンズ系を必要としない。
【0010】但し、走査面上で収差を低減するためには
前置ホログラムの作製時に特定の収差を持った波面が必
要であり、その露光光学配置には特別の配慮が必要とな
る。また、回転ホログラムディスクの後にfθレンズの
無い光学系では、等速走査のための補正を積極的に行う
ことができない。
前置ホログラムの作製時に特定の収差を持った波面が必
要であり、その露光光学配置には特別の配慮が必要とな
る。また、回転ホログラムディスクの後にfθレンズの
無い光学系では、等速走査のための補正を積極的に行う
ことができない。
【0011】一方、特願昭58−119098号公報で
提案された光ビーム走査装置は、光ビームの等速走査を
目的として回転ホログラムディスクの後にもう1個のホ
ログラムを配置する構成をとる。この場合、後置ホログ
ラムの作製波の一方、あるいは両方ともに球面収差を有
することが必要であり、作製時の設定に特別の配慮が必
要である。
提案された光ビーム走査装置は、光ビームの等速走査を
目的として回転ホログラムディスクの後にもう1個のホ
ログラムを配置する構成をとる。この場合、後置ホログ
ラムの作製波の一方、あるいは両方ともに球面収差を有
することが必要であり、作製時の設定に特別の配慮が必
要である。
【0012】以上のように、ホログラムを2個以上用い
た従来の光ビーム走査装置では、高価なレンズが必要と
なる、等速補正が不十分である、作製方法が複雑にな
る、といった種々の問題点があった。
た従来の光ビーム走査装置では、高価なレンズが必要と
なる、等速補正が不十分である、作製方法が複雑にな
る、といった種々の問題点があった。
【0013】本発明は、このような従来技術の問題点を
解決するものであり、高価なレンズを必要とすることな
く、ホログラムのみで効果的に走査ビームの収差及び等
速性を補正でき、安価かつ信頼性の向上が図れる光ビー
ム走査装置を提供することを目的とする。
解決するものであり、高価なレンズを必要とすることな
く、ホログラムのみで効果的に走査ビームの収差及び等
速性を補正でき、安価かつ信頼性の向上が図れる光ビー
ム走査装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の光ビーム走査装
置は、光源からの光ビームを2個以上のホログラムを介
して回折し、この回折光を結像体上で走査させる光ビー
ム走査装置であって、該2個以上のホログラムが、収束
作用を有する凸レンズのパワーを備えたものと、発散作
用を有する凹レンズのパワーを備えたもので形成されて
おり、そのことにより上記目的が達成される。
置は、光源からの光ビームを2個以上のホログラムを介
して回折し、この回折光を結像体上で走査させる光ビー
ム走査装置であって、該2個以上のホログラムが、収束
作用を有する凸レンズのパワーを備えたものと、発散作
用を有する凹レンズのパワーを備えたもので形成されて
おり、そのことにより上記目的が達成される。
【0015】好ましくは、前記凹レンズのパワーを有す
るホログラムを回転ホログラムディスクに形成し、該回
転ホログラムディスクの後段に前記凸レンズのパワーを
有するホログラムを形成する。
るホログラムを回転ホログラムディスクに形成し、該回
転ホログラムディスクの後段に前記凸レンズのパワーを
有するホログラムを形成する。
【0016】
【作用】上記のホログラムを2つの球面波(物体波と参
照波)の干渉で作製する場合を想定する。ここで、ホロ
グラムの焦点距離fは、物体波、参照波それぞれの中心
位置O、R、作製、再生の波長および回折次数に依存
し、近似的に下記式で与えられる。
照波)の干渉で作製する場合を想定する。ここで、ホロ
グラムの焦点距離fは、物体波、参照波それぞれの中心
位置O、R、作製、再生の波長および回折次数に依存
し、近似的に下記式で与えられる。
【0017】 1/f=n×(λ2/λ1)×(1/ZO−1/Zr)… ここに、 λ1: 作製波長 λ2: 再生波長 n: 回折次数 ZO: 物体波中心とホログラム面との距離 Zr: 参照波中心とホログラム面との距離である。
【0018】また、図1はZo,Zr>0、n=±1の
場合についてA、B、C、D4つのタイプのホログラム
を示す。この内、タイプAのホログラムは、図1(a)
に示すように、n=1、f>0の凸のパワーを有するホ
ログラムとして作用する。タイプBのホログラムは、図
1(b)に示すように、n=−1、f<0の凹のパワー
を有するホログラムとして作用する。タイプCのホログ
ラムは、図1(c)に示すように、n=1、f<0の凹
のパワーを有するホログラムとして作用する。タイプD
のホログラムは、図1(d)に示すように、n=−1、
f>0の凸のパワーを有するホログラムとして作用す
る。
場合についてA、B、C、D4つのタイプのホログラム
を示す。この内、タイプAのホログラムは、図1(a)
に示すように、n=1、f>0の凸のパワーを有するホ
ログラムとして作用する。タイプBのホログラムは、図
1(b)に示すように、n=−1、f<0の凹のパワー
を有するホログラムとして作用する。タイプCのホログ
ラムは、図1(c)に示すように、n=1、f<0の凹
のパワーを有するホログラムとして作用する。タイプD
のホログラムは、図1(d)に示すように、n=−1、
f>0の凸のパワーを有するホログラムとして作用す
る。
【0019】このように、作製波の位置や回折次数によ
ってホログラムが凸レンズまたは凹レンズとして作用す
る。この性質を利用し、これら凸と凹のホログラムを混
合して用いることによって、上述の基本特性を全て満た
すことができる。
ってホログラムが凸レンズまたは凹レンズとして作用す
る。この性質を利用し、これら凸と凹のホログラムを混
合して用いることによって、上述の基本特性を全て満た
すことができる。
【0020】以下にその理由を説明する。上述の4つの
タイプA、B、C、Dのホログラムについて、物体波の
中心位置O、参照波の中心位置Rにそれぞれ値を入れて
3次収差係数を計算し、その符号を調べた結果を下記表
1に示す。なお、画角に起因する収差(コマ、非点、歪
曲)については、Y方向のみを示した。
タイプA、B、C、Dのホログラムについて、物体波の
中心位置O、参照波の中心位置Rにそれぞれ値を入れて
3次収差係数を計算し、その符号を調べた結果を下記表
1に示す。なお、画角に起因する収差(コマ、非点、歪
曲)については、Y方向のみを示した。
【0021】
【表1】
【0022】なお、3次収差の計算式については、以下
の文献に従った。
の文献に従った。
【0023】Reinhard W. Meier, Maginification and
Third-Order Aberrations in Holography, Jounal of t
he Optical Society of America, Vol.55, No.8, pp.98
7-992, 1965 J.N. Latta, Computer-Based Analysis of Hologram Im
agery and Aberrations, Applied Optics, Vol.10, No.
3, pp.599-608, 1971 表1から分かるように、ホログラムのタイプによって収
差の極性が異なるため、これらのタイプを組み合わせる
ことによって収差の低減が可能となる。
Third-Order Aberrations in Holography, Jounal of t
he Optical Society of America, Vol.55, No.8, pp.98
7-992, 1965 J.N. Latta, Computer-Based Analysis of Hologram Im
agery and Aberrations, Applied Optics, Vol.10, No.
3, pp.599-608, 1971 表1から分かるように、ホログラムのタイプによって収
差の極性が異なるため、これらのタイプを組み合わせる
ことによって収差の低減が可能となる。
【0024】なお、収差係数の極性は、ホログラム作製
配置のY座標の値によっても変わるので、表1に示した
結果は一例であるが、タイプAとタイプB、タイプCと
タイプDは逆極性を示すことは変わらない。
配置のY座標の値によっても変わるので、表1に示した
結果は一例であるが、タイプAとタイプB、タイプCと
タイプDは逆極性を示すことは変わらない。
【0025】次に、光ビームの等速性と収差極性につい
て説明する。等速性は、X方向の歪曲係数Dxに関連
し、故意に歪曲(タル型歪曲、歪曲係数は正)を持たせ
ることで達成できる。ここで、歪曲係数Dxは、再生光
のX方向の画角やホログラムの回転角によって変化す
る。
て説明する。等速性は、X方向の歪曲係数Dxに関連
し、故意に歪曲(タル型歪曲、歪曲係数は正)を持たせ
ることで達成できる。ここで、歪曲係数Dxは、再生光
のX方向の画角やホログラムの回転角によって変化す
る。
【0026】前述のタイプA〜Dのホログラムについ
て、画角、回転角と歪曲係数Dxの符号を調べると下記
表2に示すようになった。なお、画角と回転角の符号に
ついては、図2に示した。再生波の主光線の入射ベクト
ルが、光の進行方向(Z軸方向)に向かって右手方向の
成分を持つ時を+の画角とし、ホログラムが光の進行方
向(Z軸方向)に向かって時計回りの回転を行う場合を
+の回転と規定した。
て、画角、回転角と歪曲係数Dxの符号を調べると下記
表2に示すようになった。なお、画角と回転角の符号に
ついては、図2に示した。再生波の主光線の入射ベクト
ルが、光の進行方向(Z軸方向)に向かって右手方向の
成分を持つ時を+の画角とし、ホログラムが光の進行方
向(Z軸方向)に向かって時計回りの回転を行う場合を
+の回転と規定した。
【0027】
【表2】
【0028】表2より、ホログラムのタイプA〜Dによ
り、歪曲特性の傾向が異なることが理解できる。ホログ
ラム1個では、走査ビームの軌跡が直線性を満たすホロ
グラムは、負の歪曲を持ち、直線走査と等速走査を同時
に満たすことはできなかった。これに対して、ホログラ
ムを2個以上用いた場合は、タイプの異なったホログラ
ムを組み合わせることで所望の歪曲特性をつくることが
でき、直線走査と等速走査を同時に満たすことが可能と
なる。
り、歪曲特性の傾向が異なることが理解できる。ホログ
ラム1個では、走査ビームの軌跡が直線性を満たすホロ
グラムは、負の歪曲を持ち、直線走査と等速走査を同時
に満たすことはできなかった。これに対して、ホログラ
ムを2個以上用いた場合は、タイプの異なったホログラ
ムを組み合わせることで所望の歪曲特性をつくることが
でき、直線走査と等速走査を同時に満たすことが可能と
なる。
【0029】以上の理由により、全体として凸のパワー
と凹のパワーとの混合系を構成する上記の構成の光ビー
ム走査装置によれば、fθレンズ等の結像系レンズを用
いることなく、上述の基本特性、すなわち、(a)走査
ビームを十分小さく結像させること、(b)走査ビーム
の湾曲性をなくすこと、(c)走査ビームが等速走査を
行うこと、を全て満たすことができる。
と凹のパワーとの混合系を構成する上記の構成の光ビー
ム走査装置によれば、fθレンズ等の結像系レンズを用
いることなく、上述の基本特性、すなわち、(a)走査
ビームを十分小さく結像させること、(b)走査ビーム
の湾曲性をなくすこと、(c)走査ビームが等速走査を
行うこと、を全て満たすことができる。
【0030】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。
【0031】(実施例1)図3は本発明光ビーム走査装
置の実施例1を示す。この光ビーム走査装置は、2個の
ホログラムを有し、これらのホログラムを利用して光ビ
ームを感光体ドラム9上でその軸長方向にライン状に走
査させる構成をとる。
置の実施例1を示す。この光ビーム走査装置は、2個の
ホログラムを有し、これらのホログラムを利用して光ビ
ームを感光体ドラム9上でその軸長方向にライン状に走
査させる構成をとる。
【0032】2個のホログラムの内の一方のホログラム
は、矢印P方向に回転可能になった回転ホログラムディ
スク2を構成する。すなわち、該回転ホログラムディス
ク2のデイスク面には周方向に多分割されたホログラム
(走査用のホログラム)5、5が形成されている。そし
て、該回転ホログラムディスク2に対して他方のホログ
ラム3が後置されている。すなわち、光源となる半導体
レーザ(図示せず)側に回転ホログラムディスク2が配
置され、その後方にホログラム3が固定配置されてい
る。
は、矢印P方向に回転可能になった回転ホログラムディ
スク2を構成する。すなわち、該回転ホログラムディス
ク2のデイスク面には周方向に多分割されたホログラム
(走査用のホログラム)5、5が形成されている。そし
て、該回転ホログラムディスク2に対して他方のホログ
ラム3が後置されている。すなわち、光源となる半導体
レーザ(図示せず)側に回転ホログラムディスク2が配
置され、その後方にホログラム3が固定配置されてい
る。
【0033】このような構成において、半導体レーザか
ら出射された光ビームは、コリメートレンズ(図示せ
ず)により平行光線化(コリメート化)され、続いてこ
のコリメート光4は回転ホログラムディスク2に入射す
る。回転ホログラムディスク2のディスク面には上記の
ように多数のホログラム5、5…が形成されており、該
ホログラム5により回折された回折波7がホログラム3
に入射するようになっている。
ら出射された光ビームは、コリメートレンズ(図示せ
ず)により平行光線化(コリメート化)され、続いてこ
のコリメート光4は回転ホログラムディスク2に入射す
る。回転ホログラムディスク2のディスク面には上記の
ように多数のホログラム5、5…が形成されており、該
ホログラム5により回折された回折波7がホログラム3
に入射するようになっている。
【0034】続いて、ホログラム3により回折された回
折波8は、感光体ドラム9上の結像点10収束される。
結像点10は、回転ホログラムディスク2の矢印P方向
への回転に伴って感光体ドラム9上をその軸長方向に走
査する。すなわち、これで光ビームのライン状の走査が
行われる。
折波8は、感光体ドラム9上の結像点10収束される。
結像点10は、回転ホログラムディスク2の矢印P方向
への回転に伴って感光体ドラム9上をその軸長方向に走
査する。すなわち、これで光ビームのライン状の走査が
行われる。
【0035】上記のホログラム5は凹のパワーを有し、
ホログラム3は凸のパワーを有する。これらのホログラ
ム5、3は具体的には以下のようにして作製される。
ホログラム3は凸のパワーを有する。これらのホログラ
ム5、3は具体的には以下のようにして作製される。
【0036】ホログラム5については、上記の図1
(b)に示されるタイプBの作製配置、すなわち回折次
数n=−1、焦点距離f<0で作成し、凹のパワーを持
たせる。一方、ホログラム3については、上記の図1
(a)に示されるタイプAの作製配置、すなわち回折次
数n=1、焦点距離f>0で作成し、凸のパワーを持た
せる。このようなパワーを有するホログラム5、3の混
合系によれば、上記の作用の項で述べたように、タイプ
Aのホログラム3と、タイプBのホログラム5の収差極
性は逆の傾向を示すため、結像点10での収差を低減す
ることができる。
(b)に示されるタイプBの作製配置、すなわち回折次
数n=−1、焦点距離f<0で作成し、凹のパワーを持
たせる。一方、ホログラム3については、上記の図1
(a)に示されるタイプAの作製配置、すなわち回折次
数n=1、焦点距離f>0で作成し、凸のパワーを持た
せる。このようなパワーを有するホログラム5、3の混
合系によれば、上記の作用の項で述べたように、タイプ
Aのホログラム3と、タイプBのホログラム5の収差極
性は逆の傾向を示すため、結像点10での収差を低減す
ることができる。
【0037】図4に結像点10(走査中央)での横収差
曲線の計算例を示す。図中、比較のためにホログラム5
とホログラム3を共にタイプAで作製した場合の収差曲
線(タイプA×2で表示)も同時に示してある。タイプ
Aのホログラムを2個用いて共に凸のパワーを有するよ
うに作製した場合は、図4(a)、(b)に示すように
コマ収差、非点収差が現れているが、タイプAとタイプ
Bのホログラムの混合系による場合(タイプAとタイプ
Bで表示)は、これらの収差が十分補正されていること
が分かる。
曲線の計算例を示す。図中、比較のためにホログラム5
とホログラム3を共にタイプAで作製した場合の収差曲
線(タイプA×2で表示)も同時に示してある。タイプ
Aのホログラムを2個用いて共に凸のパワーを有するよ
うに作製した場合は、図4(a)、(b)に示すように
コマ収差、非点収差が現れているが、タイプAとタイプ
Bのホログラムの混合系による場合(タイプAとタイプ
Bで表示)は、これらの収差が十分補正されていること
が分かる。
【0038】図5は、等速性の誤差割合を示す。但し、
横軸は回転ホログラムディスク2の回転角を、縦軸は等
速性誤差割合をそれぞれ示している。ここで、誤差割合
は、下記式で与えた。
横軸は回転ホログラムディスク2の回転角を、縦軸は等
速性誤差割合をそれぞれ示している。ここで、誤差割合
は、下記式で与えた。
【0039】 (X−Xref)/Xref×100(%)… 但し、X:走査位置、Xref:等速性を完全に満たす
位置である。
位置である。
【0040】図5から明かなように、タイプの異なるホ
ログラムの混合系の方が同タイプのホログラムを用いる
場合よりも、等速誤差を小さくできることが分かる。
ログラムの混合系の方が同タイプのホログラムを用いる
場合よりも、等速誤差を小さくできることが分かる。
【0041】以上のように上記構成の光ビーム走査装置
による場合は、fθレンズ等の高価な結像系レンズを用
いることなく、ホログラム5、3の組合せのみで走査ビ
ームの収差および等速性を補正できる。
による場合は、fθレンズ等の高価な結像系レンズを用
いることなく、ホログラム5、3の組合せのみで走査ビ
ームの収差および等速性を補正できる。
【0042】(実施例2)図6は本発明光ビーム走査装
置の実施例2を示す。この光ビーム走査装置は、ホログ
ラムを3個用いる構成をとる。すなわち、この光ビーム
走査装置は、回転ホログラムディスク2を基準にして半
導体レーザ側に配置される前置のホログラム1と、該回
転ホログラムディスク2に形成されたホログラム5と、
上記実施例1同様の後置のホログラム3の合計3種類の
ホログラムを有している。
置の実施例2を示す。この光ビーム走査装置は、ホログ
ラムを3個用いる構成をとる。すなわち、この光ビーム
走査装置は、回転ホログラムディスク2を基準にして半
導体レーザ側に配置される前置のホログラム1と、該回
転ホログラムディスク2に形成されたホログラム5と、
上記実施例1同様の後置のホログラム3の合計3種類の
ホログラムを有している。
【0043】このような構成において、半導体レーザか
らのコリメート光4は、まず固定の前置ホログラム1に
入射し、その回折波6は、続いて、複数個のホログラム
5が形成された回転ホログラムディスク2に入射する。
続いて、該回転ホログラムディスク2からの回折波7
は、後置のホログラム3に入射する。該後置のホログラ
ム3により回折された回折波8は、感光体ドラム9上の
結像点10に収束される。結像点10は、上記同様に回
転ホログラムディスク2の回転に伴って感光体ドラム9
上をその軸長方向に走査する。
らのコリメート光4は、まず固定の前置ホログラム1に
入射し、その回折波6は、続いて、複数個のホログラム
5が形成された回転ホログラムディスク2に入射する。
続いて、該回転ホログラムディスク2からの回折波7
は、後置のホログラム3に入射する。該後置のホログラ
ム3により回折された回折波8は、感光体ドラム9上の
結像点10に収束される。結像点10は、上記同様に回
転ホログラムディスク2の回転に伴って感光体ドラム9
上をその軸長方向に走査する。
【0044】実施例2の構成の光ビーム走査装置におい
ても、3個のホログラム1、5、3のパワーを適切に配
分することにより、結像点9における収差を十分小さく
することができ、かつ走査ビームの等速誤差も十分小さ
くできる。
ても、3個のホログラム1、5、3のパワーを適切に配
分することにより、結像点9における収差を十分小さく
することができ、かつ走査ビームの等速誤差も十分小さ
くできる。
【0045】下記表3および表4に、実施例2における
各ホログラム1、5、3の収束パワー(焦点距離)の配
分例について具体例を示す。但し、表3は具体例1の仕
様を示し、表4は具体例2の仕様を示す。
各ホログラム1、5、3の収束パワー(焦点距離)の配
分例について具体例を示す。但し、表3は具体例1の仕
様を示し、表4は具体例2の仕様を示す。
【0046】
【表3】
【0047】
【表4】
【0048】なお、上記実施例1、実施例2では特に触
れていないが、走査ビームの湾曲性については、何れの
場合についても0.4mm以内に収まっていることが確
認できた。
れていないが、走査ビームの湾曲性については、何れの
場合についても0.4mm以内に収まっていることが確
認できた。
【0049】
【発明の効果】以上の本発明光ビーム走査装置は、凸の
パワーを有するホログラムと、凹のパワーを有する2個
以上のホログラムを組み合わせた混合系をとるので、こ
れらのホログラムの相互作用により、走査ビームの収差
を効果的に補正することができ、かつ等速誤差を小さく
できるので、この種の光ビーム走査装置に要求される基
本特性を全て満たすことができる。また、fθレンズ等
の高価な結像系レンズが不要になる。
パワーを有するホログラムと、凹のパワーを有する2個
以上のホログラムを組み合わせた混合系をとるので、こ
れらのホログラムの相互作用により、走査ビームの収差
を効果的に補正することができ、かつ等速誤差を小さく
できるので、この種の光ビーム走査装置に要求される基
本特性を全て満たすことができる。また、fθレンズ等
の高価な結像系レンズが不要になる。
【0050】このような理由により、本発明光ビーム走
査装置によれば安価、かつ高信頼性の光ビーム走査装置
を実現できる。
査装置によれば安価、かつ高信頼性の光ビーム走査装置
を実現できる。
【図1】回折波の方向と結像の様子をホログラムのタイ
プ別に示した原理説明図。
プ別に示した原理説明図。
【図2】座標系と符号規約を示したグラフ。
【図3】本発明光ビーム走査装置の実施例1を示す斜視
図。
図。
【図4】結像面での横収差を示すグラフ。
【図5】走査ビームの等速誤差を示すグラフ。
【図6】本発明光ビーム走査装置の実施例2を示す斜視
図。
図。
1 前置ホログラム 2 回転ホログラムディスク 3 後置ホログラム 4 コリメート光 5 ホログラム(走査用のホログラム) 6、7、8 回折波 9 感光体ドラム 10 結像点
Claims (2)
- 【請求項1】光源からの光ビームを2個以上のホログラ
ムを介して回折し、この回折光を結像体上で走査させる
光ビーム走査装置であって、 該2個以上のホログラムが、収束作用を有する凸レンズ
のパワーを備えたものと、発散作用を有する凹レンズの
パワーを備えたもので形成されている光ビーム走査装
置。 - 【請求項2】回転ホログラムディスクに前記凹レンズの
パワーを有するホログラムが形成され、該回転ホログラ
ムディスクの後段に前記凸レンズのパワーを有するホロ
グラムが形成されている請求項1記載の光ビーム走査装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1141792A JPH05203892A (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | 光ビーム走査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1141792A JPH05203892A (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | 光ビーム走査装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05203892A true JPH05203892A (ja) | 1993-08-13 |
Family
ID=11777477
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1141792A Pending JPH05203892A (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | 光ビーム走査装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05203892A (ja) |
-
1992
- 1992-01-24 JP JP1141792A patent/JPH05203892A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010228 |