JPH05217314A - ディスク装置の位置信号生成装置 - Google Patents

ディスク装置の位置信号生成装置

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JPH05217314A
JPH05217314A JP1641692A JP1641692A JPH05217314A JP H05217314 A JPH05217314 A JP H05217314A JP 1641692 A JP1641692 A JP 1641692A JP 1641692 A JP1641692 A JP 1641692A JP H05217314 A JPH05217314 A JP H05217314A
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peak
position signal
signal
servo
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JP1641692A
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English (en)
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Taisuke Kaneda
泰典 兼田
Katsuhiro Tokida
勝啓 常田
Hitoshi Ogawa
仁 小川
Eisaku Saiki
栄作 斉木
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 サーボ信号の正のピーク値をホールドする第
1のホールド部100と負のピーク値をホールドする第
2のホールド部110を設ける。これらホールドされた
サーボ信号を平均化し、ヘッドの位置信号を生成する。 【効果】 サーボ信号の正のピーク値をホールドする第
1のホールド部と負のピーク値をホールドする第2のホ
ールド部とでホールドされたサーボ信号は、それぞれ個
別に生成されたものなので、それぞれ異なる雑音を含ん
でいる。これらサーボ信号を平均化し、ヘッドの位置信
号を生成することで、すなわちサーボ信号を平均化(時
間的に積分)することにより、サーボ信号内に含まれる
雑音の影響を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置や光
ディスク装置などのディスク装置に係り、特に、ディス
ク装置におけるヘッドの位置を示す位置信号を生成する
ための位置信号生成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディスク装置は、大容量化を図るため単
位面積当たりの記録密度を向上させる技術が必要とされ
ている。単位面積当たりの記録密度を向上させる一つの
方法としてトラック密度(TPI:Track Per Inch、すなわ
ち1インチ当たりのトラックの本数)を向上させる方法
がある。このようにトラック密度を高めると、トラック
間隔が狭くなり、トラックに対するヘッドの位置決め精
度(追随性)を高める必要がある。
【0003】ディスク装置のヘッドの位置信号生成方式
は、図11に示すような構成になっている。同図の上部
に示すように、記録媒体(例えば磁気ディスク)上には
あらかじめサーボ領域が記録されていて、このサーボ領
域は同期信号,サーボ信号A,サーボ信号Bの3つの信
号からなっている。そして、サーボ信号A,Bは、同期
信号により振幅値を標準化し読み込まれる。このときの
ヘッドの位置とサーボ信号A,Bの読み出し波形との関
係は、図11の(1)から(3)に示すようになる。
【0004】図11の(1)は、目的トラック中心より
外周方向にヘッドが位置したときのサーボ信号の読み出
し波形である。この場合は、サーボ信号Aの振幅がサー
ボ信号Bの振幅より大きくなる。図11の(2)は目的
トラック中心にヘッドが位置したときのサーボ信号読み
出し波形である。この場合は、サーボ信号Aとサーボ信
号Bの振幅が等しくなっている。図11の(3)は、目
的トラック中心より内周方向にヘッドが位置したときの
サーボ信号の読み出し波形である。この場合は、サーボ
信号Aの振幅がサーボ信号Bの振幅より小さくなる。
【0005】よって、ヘッドの位置信号は、サーボ信号
A,Bの最大振幅の電圧(ピーク値)の差をとることで
生成できる。このようにして生成された位置信号は、ト
ラック中心にヘッドが位置したとき出力値が零となるよ
うに生成される。
【0006】上述のように、ヘッドの位置信号の生成が
サーボ信号の振幅によって決定される方式においては、
いかに正確にサーボ信号のピーク値を捕らえることがで
きるかが位置信号生成精度の向上につながる。
【0007】なお、このような目的で発明された位置信
号生成装置に関する従来技術としては、例えば特開平3
−8183号公報が挙げられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】記録媒体上のサーボ領
域からヘッドにより再生されるサーボ信号のピーク値を
ホールドし、このホールドしたピーク値に基づいてヘッ
ドの位置信号を生成するディスク装置の位置信号生成装
置では、正確にサーボ信号のピーク値をホールドする必
要がある。しかし、サーボ信号は多くの雑音を含んでお
り、ピークホールド回路は純粋なサーボ信号のピーク値
ではなく、雑音を含んだピーク値をホールドしてしま
う。このような雑音を含んだサーボ信号から生成された
位置信号は精度が悪い。よって、記録密度が向上しトラ
ック間隔が狭くなると、位置信号の精度が不足するとい
う問題を生じる。
【0009】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、位置信号を平均し(雑音は不
規則であるため平均(時間的に積分)すると零に近づく
ので)、雑音に対して感度の低い位置信号生成装置を実
現することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】雑音に対して感度の低い
位置信号生成装置を実現するために、サーボ信号の正の
ピーク値をホールドする第1のピークホールド部と負の
ピーク値をホールドする第2のピークホールド部とを備
える。
【0011】また、位置信号生成精度を向上させるた
め、上記第1,第2のピークホールド部の信号出力をA
/Dコンバータでディジタル変換し、サーボ信号から位
置信号を生成する演算をディジタル化する。
【0012】さらに、上記第1,第2のピークホールド
部の信号出力を1個のA/Dコンバータで取り込むため
に、時分割でA/Dコンバータを使用する。このための
タイミング発生器を設ける。
【0013】さらに、A/Dコンバータでディジタル化
されたサーボ信号のピーク値を、位置信号にするための
演算を行う、演算処理装置を設ける。
【0014】また、位置信号生成装置の処理速度を高速
化するため、上記第1,第2のピークホールド部の信号
出力を演算するための演算増幅器を備える。
【0015】さらに、位置信号生成装置の出力値をディ
ジタル化するため、演算増幅器の後段にA/Dコンバー
タを設ける。
【0016】雑音に対して感度の低い位置信号生成装置
を実現する別の手段として、サーボ信号の任意区間を適
宜サンプルホールドする。このために、ピークホールド
回路に、ホールド区間制御信号入力端子を設ける。
【0017】さらに、ホールド区間をユーザが目的に合
わせて、ホールド区間を適宜選択できるように、ホール
ド区間制御信号をプログラム可能なタイミング発生器を
設ける。
【0018】さらに、ホールドされたサーボ信号を放電
させるため、上記タイミング発生器に、ピークホールド
回路を放電させるための制御信号を発生するための放電
制御信号発生手段を設ける。
【0019】さらに、雑音に対して感度の低い位置信号
生成装置を実現するため、ホールド区間制御信号入力端
子を設けたピークホールド回路を複数個並列に並べる。
【0020】さらに、複数個並列に並べたピークホール
ド回路を、ユーザの目的とするシーケンスで動作させる
ためのタイミング発生器を設ける。
【0021】さらに、位置信号を時間的に積分するため
に、サーボ信号をn分割(n:2以上の任意自然数)す
るようなシーケンスで上記タイミング発生器を動作させ
る。
【0022】さらに、複数個並列に並べたピークホール
ド回路でピークホールドされたサーボ信号をディジタル
処理するため、ピークホールド回路の後段にA/Dコン
バータを設ける。
【0023】さらに、A/Dコンバータでディジタル化
された複数のサーボ信号のピーク値を、位置信号にする
ための演算を行う、演算処理装置を設ける。
【0024】また、位置信号生成装置の処理速度を高速
化するため、複数個のピークホールド部の信号出力を処
理するための演算増幅器を備える。
【0025】さらに、位置信号生成装置の出力値をディ
ジタル化するため、演算増幅器の後段にA/Dコンバー
タを設ける。
【0026】また、雑音に対して感度の低い位置信号生
成装置を実現するために、サーボ信号の正のピーク値を
ホールドする第1のホールド部と負のピーク値をホール
ドする第2のホールド部のそれぞれを、複数のピークホ
ールド回路によって構成し、ユーザの目的とするシーケ
ンスで動作させるためのタイミング発生器により、サー
ボ信号をホールドする。
【0027】
【作用】サーボ信号の正のピーク値をホールドする第1
のホールド部と負のピーク値をホールドする第2のホー
ルド部を設けたり、ピークホールド部を複数のピークホ
ールド回路によって構成し、サーボ信号のピーク値を複
数個生成する。ピークホールドされたサーボ信号は、そ
れぞれ別の時間に生成されたものなので、それぞれ異な
る雑音を含んでいる。これらサーボ信号を平均化し、ヘ
ッドの位置信号を生成する。斯様に、サーボ信号を平均
化(時間的に積分)することにより、サーボ信号内に含
まれる雑音の影響を低減することができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を磁気ディスク装置の
位置信号生成装置を例にとり、図1から図11を用いて
説明する。図10に磁気ディスク装置の位置制御系ブロ
ック図を示す。同図に示す磁気記録媒体(磁気ディス
ク)201上にはあらかじめサーボ領域が設けられてい
る。磁気記録媒体201から磁気ヘッド202によって
読み出されたサーボ領域内のサーボ信号は、リードライ
トアンプ204で増幅され、波形整形回路205によっ
て波形整形された後、位置信号生成装置250に入力さ
れる。位置信号生成装置250によって生成された位置
信号は、演算処理装置206(CPU,MPU,DSP
など)により処理され、制御信号が生成される。生成さ
れた制御信号はパワーアンプ207に入力され、ボイス
コイルモータ203を動かす。この閉ループ系によっ
て、磁気ヘッド202を目的のトラックに追随させるこ
とができる。
【0029】図11に磁気ディスク装置の位置信号生成
方式を示す。先にも述べたように、磁気記録媒体(磁気
ディスク)201上にはあらかじめサーボ領域が記録さ
れていて、このサーボ領域は同期信号,サーボ信号A,
サーボ信号Bの3つの信号からなっている。そして、サ
ーボ信号A,Bは、同期信号により標準化され読み込ま
れる。このときのヘッドの位置とサーボ信号A,Bの読
み出し波形との関係は、前述のように、図11の(1)
から(3)に示すようになる。すなわち、図11の
(1)は、目的トラック中心より外周方向にヘッドが位
置したときのサーボ信号の読み出し波形であり、サーボ
信号Aの振幅がサーボ信号Bの振幅より大きくなる。図
11の(2)は目的トラック中心にヘッドが位置したと
きのサーボ信号読み出し波形であり、サーボ信号Aとサ
ーボ信号Bの振幅が等しくなっている。図11の(3)
は、目的トラック中心より内周方向にヘッドが位置した
ときのサーボ信号の読み出し波形であり、サーボ信号A
の振幅がサーボ信号Bの振幅より小さくなる。よって、
ヘッドの位置信号は、サーボ信号A,Bの最大振幅の電
圧(ピーク値)の差をとることで生成できる。このよう
にして生成された位置信号は、トラック中心にヘッドが
位置したとき出力値が零となるように生成される。
【0030】図1に本発明の位置信号生成装置の原理図
を示す。本発明の位置信号生成装置は、サーボ信号の正
側の振幅の最大値をホールドする第1のピークホールド
部100とサーボ信号の負側の振幅の最大値をホールド
する第2のピークホールド部110とからなる。よっ
て、ピークホールドされたサーボ信号の出力端子は、サ
ーボ信号正側ピークホールド出力端子101とサーボ信
号負側ピークホールド出力端子111とからなる。
【0031】本発明の図1の方式を用いると、位置信号
を生成するための元となるサーボ信号のピーク値が正負
用意される。これらサーボ信号のピーク値を演算処理
し、平均化されたサーボ信号を用いることにより、サー
ボ信号に含まれる雑音の影響を低減することができる。
しかし、平均化されたサーボ信号を生成する処理が必要
となる。
【0032】この平均化されたサーボ信号の生成処理の
ための第一の方法として、図2に、正負ピークホール部
の出力にそれぞれA/Dコンバータを接続し、ディジタ
ル化した信号で位置信号を生成する方法を示す。ピーク
ホールド部(第1,第2のピークホールド部100,1
10)の出力を、それぞれA/Dコンバータ120,1
20に接続し、サーボ信号のピーク値をディジタル値に
変換する。そして、変換されたサーボ信号のピーク値を
演算処理装置206で平均化する。つまり、正側のピー
ク値の大きさをVp、負側のピーク値の大きさをVnと
すると、平均化されたサーボ信号のピーク値の大きさV
aは、 Va=(Vp+Vn)/2 で表される。
【0033】サーボ信号Aから生成された正側のピーク
値の大きさをVap、負側のピーク値の大きさをVa
n、サーボ信号Bから生成された正側のピーク値の大き
さをVbp、負側のピーク値の大きさをVbnとする
と、位置信号Paは、 Pa=(Vap+Van)/2−(Vbp+Vbn)/2 となり、 Pa=Vaa−Vba となる。ただし、Vaaは平均化されたサーボ信号Aの
ピーク値の大きさ、Vbaは平均化されたサーボ信号B
のピーク値の大きさである。これら演算を演算処理装置
206でディジタル処理する。
【0034】また、演算処理を簡略化するために、サー
ボ信号のピーク値の大きさの和Vsを、 Vs=Vp+Vn で演算する。位置信号Psは、 Ps=Vsa−Vsb となる。ただし、Vsaはサーボ信号Aの正側のピーク
値の大きさと負側のピーク値の大きさの和、Vsbはサ
ーボ信号Bの正側のピーク値の大きさと負側のピーク値
の大きさの和である。この演算を行うと、位置信号Ps
は位置信号Paの2倍の感度で生成される。
【0035】上記方式ではA/Dコンバータを2つ用意
しなければならない。よって、図3に示すように、1個
のA/Dコンバータを時分割で使用するようにしてもよ
い。この場合は、1個のA/Dコンバータ120を時分
割で使用するため、タイミング発生器130とアナログ
スイッチ(または、マルチプレクサ)135,135と
を用意する。ここで、演算処理装置206はタイミング
発生器130に取り込むタイミングを指示し、タイミン
グ発生器130は、A/Dコンバータ120直前のアナ
ログスイッチ(または、マルチプレクサ)135を切り
替えて、必要なピークホールド値だけがA/Dコンバー
タ120へ入力されるようにする。
【0036】平均化されたサーボ信号の生成処理のため
の第二の方法として、図4に、正負ピークホールド部
(第1,第2のピークホールド部100,110)の出
力に演算増幅器140を設け、位置信号の生成をアナロ
グで処理する方法を示す。演算増幅器140をサーボ信
号の正側のピーク値の大きさVpと負側のピーク値の大
きさVnの差をとるように動作させると、演算増幅器1
40の出力値Voは、 Vo=Vp−(−Vn) となる。これは、サーボ信号のピーク・ピーク値を求め
たことに等しくなる。この演算増幅器140の出力をA
/Dコンバータ120でディジタル化し、演算処理装置
206で取り込む。斯様に演算増幅器140を併用する
ことにより、演算処理装置206での処理負担が減り、
処理時間の高速化を図ることができる。
【0037】次に本発明の別方式として、サーボ信号を
時間的に積分し、サーボ信号に含まれる雑音の影響を抑
えることにより、より正確な位置信号を生成する手法に
ついて説明する。この方式を採用するには、サーボ信号
の任意の区間だけを取り出し、その区間内のピーク値を
ホールドすることができるピークホールド回路が必要と
なる。
【0038】図5にサーボ信号の任意の区間を取り出し
ピーク値をホールドすることのできるピークホールド回
路の構成を示す。このピークホールド回路500は、ホ
ールド区間制御信号入力端子501を有し、この端子に
入力されるホールド区間制御信号によってアナログスイ
ッチ(または、ゲート)502を開閉することにより、
サーボ信号はピークホールド区間を限定される。ユーザ
は、ホールド区間制御信号をコントロールすることによ
り、サーボ信号の必要な区間のみを用いて、サーボ信号
のピーク値を取り出すことができる。このため、ホール
ド区間制御信号発生用のタイミング発生器510を設
け、ユーザがホールド区間制御信号をコントロールでき
るようにされている。また、このタイミング発生器51
0に、ピークホールド回路500を放電するための放電
制御信号発生手段を設けることにより、ピークホールド
回路500の全シーケンスがコントロール可能となる。
そして、上記したようなホールド区間を制御可能なピー
クホールド回路500を2個以上並列に並べることによ
り、サーボ信号を時間的に積分することのできる、ピー
クホールド部を実現できる。
【0039】図6にその構成を示す。ピークホールド部
600は、ホールド区間が制御可能な2個以上のピーク
ホールド回路500が並設されたものからなる。各ピー
クホールド回路500…の出力は各A/Dコンバータ1
20…にそれぞれ送出され、各A/Dコンバータ120
…でそれぞれディジタル化された後、演算処理装置20
6に取り込まれる。ここで、2個以上並列に並べられた
ピークホールド回路500は、演算処理装置206によ
ってプログラムされたタイミング発生器510のシーケ
ンスに従い、サーボ信号を取り込む。すなわち、各ピー
クホールド回路500…をそれぞれ別の時間区間で動作
させ、各ピークホールド回路のピーク値の平均化をす
る。このとき、各ピークホールド回路のピーク値の大き
さを、V1’,V2’,V3’,…,Vm’とすると
(m:2以上の自然数)、平均化されたサーボ信号のピ
ーク値の大きさVaは、 Va=(V1’+V2’+V3’+…+Vm’)/m となる。ここで、サーボ信号が雑音を含んでいるため、
各ピークホールド回路500でピークホールドされたピ
ーク値の大きさは、 Vm’=Vm+ΔVm で表される。よって、平均化されたサーボ信号のピーク
値の大きさVaは、 Va=Σ(Vi+ΔVi)/m (i=1〜m) Va=Σ(Vi)/m+Σ(ΔVi)/m (i=1
〜m) となる。
【0040】ここで、雑音の総和は、mを無限大にもっ
ていくと、 Σ(ΔVi)=0 となり、位置信号から、雑音を除くことができる。ま
た、mが有限であるときの雑音の影響は、 Σ(ΔVi)/m (i=1〜m) で表される。ΔVmは雑音で平坦な確率分布をもつた
め、雑音の影響を平均的に1/mに小さくすることがで
きる。これにより、雑音に対して感度の低い位置信号生
成装置を実現できることとなる。
【0041】図8にピークホールド回路500を4個並
列に並べたピークホールド部600の取り込みシーケン
スの一例を示す。タイミング発生器510は、サーボ信
号を4分割するように、ホールド区間制御信号1〜4を
発生する。4個のピークホールド回路500はそれぞれ
のホールド区間制御信号1〜4で動作し、それぞれの区
間でのピークホールド値V1’〜4’を出力する。よっ
て、平均化されたサーボ信号のピーク値の大きさVa
は、 Va=(V1’+V2’+V3’+V4’)/4 となる。ここで、サーボ信号が雑音を含んでいるため、
各ピークホールド回路でピークホールドされたピーク値
の大きさは、それぞれ、 V1’=V1+ΔV1 V2’=V2+ΔV2 V3’=V3+ΔV3 V4’=V4+ΔV4 で表される。よって、平均化されたサーボ信号のピーク
値の大きさVaは、 Va=Σ(Vi+ΔVi)/4 (i=1〜4) Va=Σ(Vi)/4+Σ(ΔVi)/4 (i=1
〜4) となる。従ってこの場合は、雑音の影響は、平均的に1
/4になる。
【0042】図9に平均化したときの効果を示す。実際
のサーボ信号は、雑音を含むため同図に示すように、不
規則な振幅をもった信号として読み出される。従来の方
式では、サーボ信号内のピーク値をホールドする。従っ
て、大きな雑音がサーボ信号に含まれるとき、その一つ
の大きな雑音のために誤ったサーボ信号をホールドして
しまう。これに対し、本発明の方式では、サーボ信号を
分割してそれぞれの区間でピーク値をホールドし、平均
化したサーボ信号を用いようにしている。従って、図9
に示すように雑音の影響を低減できる。
【0043】ここで、各ピークホールド回路500でピ
ークホールドされたサーボ信号を平均化するための、演
算を行う必要がある。このための第一の方法は、前記図
6に示すように、ピークホールドされたサーボ信号のピ
ーク値を、それぞれA/Dコンバータ120…で取り込
んでディジタル化した後、演算処理装置206で取り込
む方式である。この方式を用いると、位置信号生成の処
理を演算処理装置206内でディジタルで処理すること
ができる。
【0044】第二の方法としては、図7に示すように、
各ピークホールド回路500…でピークホールドされた
サーボ信号のピーク値を、演算増幅器550で演算増幅
処理し、これをA/Dコンバータ120でディジタル化
し、演算処理装置206で取り込む方式である。この方
式を用いると、演算処理装置206の処理が軽減され、
高速化を実現できる。
【0045】なお、サーボ信号の正側の振幅の最大値を
ホールドする第1のピークホールド部とサーボ信号の負
側の振幅の最大値をホールドする第2のピークホールド
部とからなる位置信号生成装置の2つのピークホールド
部のそれぞれを、前記したようなホールド区間制御信号
入力端子を有するピークホールド回路500を2個以上
有するピークホールド部600で構成するようにしても
よく、これによって、正負それぞれのサーボ信号のピー
ク値を平均化して位置信号を生成することができ、同じ
時間でより多くのサーボ信号のピーク値をホールドする
ことができる。そして、この場合はサーボ信号の分割数
をmとしたとき、雑音は、平均的に1/2mに低減され
る。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、サーボ信
号を平均化でき、雑音に対して、感度の低い位置信号生
成装置を実現できる。
【0047】すなわち、サーボ信号の正のピーク値をホ
ールドする第1のホールド部と負のピーク値をホールド
する第2のホールド部を備えた位置信号生成装置を用い
ると、位置信号Pは、 P={(Vap+ΔVap)+(Van+ΔVan)}
/2−{(Vbp+ΔVbp)+(Vbn+ΔVb
n)}/2 と表される。ただし、 Vap:サーボ信号Aの正側のピークホールド値 ΔVap:サーボ信号Aの正側の雑音 Van:サーボ信号Aの負側のピークホールド値 ΔVan:サーボ信号Aの負側の雑音 Vbp:サーボ信号Bの正側のピークホールド値 ΔVbp:サーボ信号Bの正側の雑音 Vbn:サーボ信号Bの負側のピークホールド値 ΔVbn:サーボ信号Bの負側の雑音 である。このとき、雑音は平坦な確率分布をもつため、
雑音の影響を平均的に1/2に低減することができる。
【0048】また、ホールド区間制御信号入力端子を有
するピークホールド回路を2個以上並列に並べ、サーボ
信号をm分割し、平均化されたサーボ信号のピーク値を
生成するようになせば、平均化されたサーボ信号のピー
ク値の大きさVaは、 Va=Σ(Vi+ΔVi)/m (i=1〜m) Va=Σ(Vi)/m+Σ(ΔVi)/m (i=1
〜m) と表される。ただし、 Vi:i個目のピークホールド値 ΔVi:i個目の雑音 である。ここで、雑音の総和は、mを無限大にもってい
くと、 Σ(ΔVi)=0 となり、位置信号から雑音を除くことができる。また、
mが有限であるときの雑音の影響は、 Σ(ΔVi)/m (i=1〜m) で表される。このとき、ΔVmは雑音で平坦な確率分布
をもつため、雑音の影響を平均的に1/mに低減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による正負両サーボ信号のピー
ク値をホールドする位置信号生成装置の原理を示す説明
図である。
【図2】図1の構成のピークホールド部の各出力にA/
Dコンバータを備えた位置信号生成装置を示す説明図で
ある。
【図3】図1の構成の各ピークホールド部の出力を時分
割して1個のA/Dコンバータで取り込むためのタイミ
ング発生器を備えた位置信号生成装置を示す説明図であ
る。
【図4】図1の構成の各ピークホールド部の出力をアナ
ログ演算処理するための演算増幅器を備えた位置信号生
成装置の説明図である。
【図5】本発明の実施例に係るホールド区間制御信号入
力端子を備えたピークホールド回路を用いた位置信号生
成装置の説明図である。
【図6】図5のピークホールド回路を2個以上並列にも
つピークホールド部を具備した位置信号生成装置の一例
(A/Dコンバータによる演算処理方式)を示す説明図
である。
【図7】図5のピークホールド回路を2個以上並列にも
つピークホールド部の他の一例(演算増幅器による演算
処理方式)を示す説明図である。
【図8】本発明の実施例に係るピークホールド部におけ
る取り込みシーケンスの一例(ピークホールド回路を4
つ並列に並べたとき)を示す説明図である。
【図9】本発明の実施例による平均化されたサーボ信号
を用いることによる誤差の低減効果を示す説明図であ
る。
【図10】本発明の実施例に係る磁気ディスク装置の概
略を示すブロック図である。
【図11】ディスク装置のサーボ信号と読み出し波形と
の関係を示す説明図である。
【符号の説明】
100 第1のピークホールド部(正側ピークホールド
部) 110 第2のピークホールド部(負側ピークホールド
部) 120 A/Dコンバータ 130 タイミング発生器 140 演算増幅器 201 磁気記録媒体 202 磁気ヘッド 203 ボイスコイルモータ 204 リードライトアンプ 205 波形整形回路 206 演算処理装置 207 パワーアンプ 250 位置信号生成装置 500 ピークホールド回路 510 タイミング発生器 550 演算増幅器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 仁 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (72)発明者 斉木 栄作 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上のサーボ領域からヘッドによ
    り再生されるサーボ信号のピーク値をホールドし、この
    ホールドしたピーク値に基づいて前記ヘッドの位置信号
    を生成するディスク装置の位置信号生成装置において、
    前記サーボ信号の正のピーク値をホールドする第1のピ
    ークホールド部と負のピーク値をホールドする第2のピ
    ークホールド部とを備えたことを特徴とするディスク装
    置の位置信号生成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記各ピークホ
    ールド部でピークホールドされたサーボ信号を取り込む
    ためのA/Dコンバータを備えたことを特徴とするディ
    スク装置の位置信号生成装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載において、前記各ピークホ
    ールド部でピークホールドされたサーボ信号を時分割で
    1個のA/Dコンバータで取り込むための、タイミング
    発生器を備えたことを特徴とするディスク装置の位置信
    号生成装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載において、前記A/Dコン
    バータでディジタル化された各サーボ信号のピーク値を
    演算し、ヘッドの位置信号を算出する演算処理装置を備
    えたことを特徴とするディスク装置の位置信号生成装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載において、前記各ピークホ
    ールド部でピークホールドされたサーボ信号を演算する
    演算増幅器を備えたことを特徴とするディスク装置の位
    置信号生成装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載において、前記演算増幅器
    により演算された位置信号を取り込むためのA/Dコン
    バータを備えたことを特徴とするディスク装置の位置信
    号生成装置。
  7. 【請求項7】 記録媒体上のサーボ領域からヘッドによ
    り再生されるサーボ信号のピーク値をホールドし、この
    ホールドしたピーク値に基づいて前記ヘッドの位置信号
    を生成するディスク装置の位置信号生成装置において、
    前記サーボ信号のピーク値をホールドするピークホール
    ド回路は、ホールド区間制御信号入力端子を有し、この
    ホールド区間制御信号入力端子に印加されるホールド区
    間制御信号によってサーボ信号の任意の区間を適宜ピー
    クホールドできることを特徴とするディスク装置の位置
    信号生成装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載において、ユーザがホール
    ド区間の長さ及び開始時間をプログラム可能なホールド
    区間制御信号を発生するタイミング発生器を備えたこと
    を特徴とするディスク装置の位置信号生成装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載において、前記タイミング
    発生器は、ホールド区間制御信号発生手段とは別に、前
    記ピークホールド回路のピークホールドされたサーボ信
    号を放電するための制御信号を発生する放電制御信号発
    生手段を備えたことを特徴とするディスク装置の位置信
    号生成装置。
  10. 【請求項10】 記録媒体上のサーボ領域からヘッドに
    より再生されるサーボ信号のピーク値をホールドし、こ
    のホールドしたピーク値に基づいて前記ヘッドの位置信
    号を生成するディスク装置の位置信号生成装置におい
    て、前記サーボ信号のピーク値をホールドするピークホ
    ールド部を、請求項7記載のピークホールド回路を2個
    以上並列に並べたもので構成したことを特徴とするディ
    スク装置の位置信号生成装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載において、前記ピーク
    ホールド部の複数のピークホールド回路に対し、ユーザ
    がプログラムしたシーケンスに従い、ホールド区間制御
    信号を発生するタイミング発生器を備えたことを特徴と
    するディスク装置の位置信号生成装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載において、前記タイミ
    ング発生器は、1つのサーボ信号をn分割(n:2以上
    の自然数)し、分割されたサーボ信号の各区間ごとのピ
    ーク値をn個のピークホールド回路でホールドするよう
    にホールド区間制御信号を発生することを特徴とするデ
    ィスク装置の位置信号生成装置。
  13. 【請求項13】 請求項10記載において、前記ピーク
    ホールド部の各ピークホールド回路でピークホールドさ
    れたサーボ信号を取り込むためのA/Dコンバータを備
    えたことを特徴とするディスク装置の位置信号生成装
    置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載において、前記A/D
    コンバータでディジタル化された各サーボ信号のピーク
    値を演算し、ヘッドの位置信号を算出する演算処理装置
    を備えたことを特徴とするディスク装置の位置信号生成
    装置。
  15. 【請求項15】 請求項10記載において、前記ピーク
    ホールド部の各ピークホールド回路でピークホールドさ
    れたサーボ信号を演算する演算増幅器を備えたことを特
    徴とするディスク装置の位置信号生成装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載において、前記演算増
    幅器により演算された位置信号を取り込むためのA/D
    コンバータを備えたことを特徴とするディスク装置の位
    置信号生成装置。
  17. 【請求項17】 請求項1記載において、前記第1のホ
    ールド部と前記第2のホールド部は、請求項10記載の
    ピークホールド部によってそれぞれ構成されたことを特
    徴とするディスク装置の位置信号生成装置。
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