JPH05218316A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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- JPH05218316A JPH05218316A JP4194192A JP4194192A JPH05218316A JP H05218316 A JPH05218316 A JP H05218316A JP 4194192 A JP4194192 A JP 4194192A JP 4194192 A JP4194192 A JP 4194192A JP H05218316 A JPH05218316 A JP H05218316A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 バイポーラトランジスタと電界効果トランジ
スタ等の半導体装置を光透過性絶縁物基板上に形成した
高速動作可能な半導体装置を、低コストで実現する。 【構成】 多孔質シリコン基板43上に非多孔質単結晶
シリコン層42を有する基板を形成する工程(図2
(a),(b))と、前記多孔質シリコン基板43を酸
化して、少なくとも可視光領域において透光性の、光透
過性絶縁物基板1とする工程(図2(c))と、前記非
多孔質単結晶シリコン層42を活性層として素子を形成
する工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造
方法及びその半導体装置。
スタ等の半導体装置を光透過性絶縁物基板上に形成した
高速動作可能な半導体装置を、低コストで実現する。 【構成】 多孔質シリコン基板43上に非多孔質単結晶
シリコン層42を有する基板を形成する工程(図2
(a),(b))と、前記多孔質シリコン基板43を酸
化して、少なくとも可視光領域において透光性の、光透
過性絶縁物基板1とする工程(図2(c))と、前記非
多孔質単結晶シリコン層42を活性層として素子を形成
する工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造
方法及びその半導体装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バイポーラトランジス
タと電界効果トランジスタを主たる構成要素とする半導
体装置に関わり、特にバイポーラトランジスタと電界効
果トランジスタが光透過性絶縁物基板上に形成された半
導体装置に関する。
タと電界効果トランジスタを主たる構成要素とする半導
体装置に関わり、特にバイポーラトランジスタと電界効
果トランジスタが光透過性絶縁物基板上に形成された半
導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】絶縁物上の単結晶Si半導体層の形成
は、シリコン オン インシュレーター(SOI)技術
として広く知られ、通常のSi集積回路を作製するバル
クSi基板では到達しえない数々の優位点をSOI技術
を利用したデバイスが有することから多くの研究が成さ
れてきた。すなわち、SOI技術を利用することで、
1.誘電体分離が容易で高集積化が可能、2.対放射線
耐性に優れている、3.浮遊容量が低減され高速化が可
能、4.ウエル工程が省略できる、5.ラッチアップを
防止できる、6.薄膜化による完全空乏型電界効果トラ
ンジスタが可能、等の優位点が得られる。
は、シリコン オン インシュレーター(SOI)技術
として広く知られ、通常のSi集積回路を作製するバル
クSi基板では到達しえない数々の優位点をSOI技術
を利用したデバイスが有することから多くの研究が成さ
れてきた。すなわち、SOI技術を利用することで、
1.誘電体分離が容易で高集積化が可能、2.対放射線
耐性に優れている、3.浮遊容量が低減され高速化が可
能、4.ウエル工程が省略できる、5.ラッチアップを
防止できる、6.薄膜化による完全空乏型電界効果トラ
ンジスタが可能、等の優位点が得られる。
【0003】上記したようなデバイス特性上の多くの利
点を実現するために、ここ数十年に渡り、SOI構造の
形成方法について研究されてきている。この内容は、例
えば以下の文献にまとめられている。Special
Issue:“Single−crystal sil
icon on non−single−crysta
l insulators”;edited by
G.W.Cullen,Journal of Cry
stal Growth,volume 63,no
3,pp429〜590(1983)。
点を実現するために、ここ数十年に渡り、SOI構造の
形成方法について研究されてきている。この内容は、例
えば以下の文献にまとめられている。Special
Issue:“Single−crystal sil
icon on non−single−crysta
l insulators”;edited by
G.W.Cullen,Journal of Cry
stal Growth,volume 63,no
3,pp429〜590(1983)。
【0004】また、古くは、単結晶サファイア基板上
に、SiをCVD(化学気相法)で、ヘテロエピタキシ
ャルさせて形成するSOS(シリコン オン サファイ
ア)が知られており、最も成熟したSOI技術として一
応の成功を収めはしたが、Si層と下地サファイア基板
界面の格子不整合により大量の結晶欠陥、サファイア基
板からのアルミニュームのSi層への混入、そして何よ
りも基板の高価格と大面積化への遅れにより、その応用
の広がりが妨げられている。比較的近年には、サファイ
ア基板を使用せずにSOI構造を実現しようという試み
が行なわれている。この試みは、次の二つに大別され
る。
に、SiをCVD(化学気相法)で、ヘテロエピタキシ
ャルさせて形成するSOS(シリコン オン サファイ
ア)が知られており、最も成熟したSOI技術として一
応の成功を収めはしたが、Si層と下地サファイア基板
界面の格子不整合により大量の結晶欠陥、サファイア基
板からのアルミニュームのSi層への混入、そして何よ
りも基板の高価格と大面積化への遅れにより、その応用
の広がりが妨げられている。比較的近年には、サファイ
ア基板を使用せずにSOI構造を実現しようという試み
が行なわれている。この試みは、次の二つに大別され
る。
【0005】1.Si単結晶基板を表面酸化後に、窓を
開けてSi基板を部分的に表出させ、その部分をシード
として横方向へエピタキシャル成長させ、SiO2 上へ
Si単結晶層を形成する。(この場合には、SiO2 上
にSi層の堆積をともなう。) 2.Si単結晶基板そのものを活性層として使用し、そ
の下部にSiO2 を形成する。(この方法は、Si層の
堆積をともなわない。)これらの方法によって形成され
た絶縁物上のシリコン層に種々の半導体素子及びそれら
からなる集積回路が作成されてきている。
開けてSi基板を部分的に表出させ、その部分をシード
として横方向へエピタキシャル成長させ、SiO2 上へ
Si単結晶層を形成する。(この場合には、SiO2 上
にSi層の堆積をともなう。) 2.Si単結晶基板そのものを活性層として使用し、そ
の下部にSiO2 を形成する。(この方法は、Si層の
堆積をともなわない。)これらの方法によって形成され
た絶縁物上のシリコン層に種々の半導体素子及びそれら
からなる集積回路が作成されてきている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記1を実現する手段
として、CVDにより、直接、単結晶層Siを横方向エ
ピタキシャル成長させる方法、非晶質Siを堆積して、
熱処理により固相横方向エピタキシャル成長させる方
法、非晶質あるいは、多結晶Si層に電子線、レーザー
光等のエネルギービームを収束して照射し、溶融再結晶
により単結晶層をSiO2 上に成長させる方法、そし
て、棒状ヒーターにより帯状に溶融領域を走査する方法
(Zone melting recrystalli
zation)が知られている。これらの方法にはそれ
ぞれ一長一短があるが、その制御性、生産性、均一性、
品質に多大の問題を残しており、いまだに、工業的に実
用化したものはない。たとえば、CVD法は平坦薄膜化
するには、犠牲酸化が必要となり、固相成長法ではその
結晶性が悪い。また、ビームアニール法では、収束ビー
ム走査による処理時間と、ビームの重なり具合、焦点調
整などの制御性に問題がある。このうち、Zone M
elting Recrystallization法
がもっとも成熟しており、比較的大規模な集積回路も試
作されてはいるが、依然として、亜粒界等の結晶欠陥
は、多数残留しており、少数キャリヤーデバイスを作成
するにいたってない。また、いずれの方法もSi基板を
必要とするためガラスのような透明な非晶質絶縁物基板
上に良質なSi単結晶層は得られない。
として、CVDにより、直接、単結晶層Siを横方向エ
ピタキシャル成長させる方法、非晶質Siを堆積して、
熱処理により固相横方向エピタキシャル成長させる方
法、非晶質あるいは、多結晶Si層に電子線、レーザー
光等のエネルギービームを収束して照射し、溶融再結晶
により単結晶層をSiO2 上に成長させる方法、そし
て、棒状ヒーターにより帯状に溶融領域を走査する方法
(Zone melting recrystalli
zation)が知られている。これらの方法にはそれ
ぞれ一長一短があるが、その制御性、生産性、均一性、
品質に多大の問題を残しており、いまだに、工業的に実
用化したものはない。たとえば、CVD法は平坦薄膜化
するには、犠牲酸化が必要となり、固相成長法ではその
結晶性が悪い。また、ビームアニール法では、収束ビー
ム走査による処理時間と、ビームの重なり具合、焦点調
整などの制御性に問題がある。このうち、Zone M
elting Recrystallization法
がもっとも成熟しており、比較的大規模な集積回路も試
作されてはいるが、依然として、亜粒界等の結晶欠陥
は、多数残留しており、少数キャリヤーデバイスを作成
するにいたってない。また、いずれの方法もSi基板を
必要とするためガラスのような透明な非晶質絶縁物基板
上に良質なSi単結晶層は得られない。
【0007】上記2の方法であるSi基板をエピタキシ
ャル成長の種子として用いない方法に於ては、次の4種
類の方法が挙げられる。
ャル成長の種子として用いない方法に於ては、次の4種
類の方法が挙げられる。
【0008】1.V型の溝が表面に異方性エッチングさ
れたSi単結晶基板に酸化膜を形成し、該酸化膜上に多
結晶Si層をSi基板と同じ程厚く堆積した後、Si基
板の裏面から研磨によって、厚い多結晶Si層上にV溝
に囲まれて誘電分離されたSi単結晶領域を形成する。
この手法に於ては、結晶性は、良好であるが、多結晶S
iを数百ミクロンも厚く堆積する工程、単結晶Si基板
を裏面より研磨して分離したSi活性層のみを残す工程
に、制御性と生産性の点から問題がある。
れたSi単結晶基板に酸化膜を形成し、該酸化膜上に多
結晶Si層をSi基板と同じ程厚く堆積した後、Si基
板の裏面から研磨によって、厚い多結晶Si層上にV溝
に囲まれて誘電分離されたSi単結晶領域を形成する。
この手法に於ては、結晶性は、良好であるが、多結晶S
iを数百ミクロンも厚く堆積する工程、単結晶Si基板
を裏面より研磨して分離したSi活性層のみを残す工程
に、制御性と生産性の点から問題がある。
【0009】2.サイモックス(SIMOX:Sepe
ration by ion implanted o
xygen)と称されるSi単結晶基板中に酸素のイオ
ン注入によりSiO2 層を形成する方法であり、Siプ
ロセスと整合性が良いため現在もっとも成熟した手法で
ある。しかしながら、SiO2 層形成をするためには、
酸素イオンを10E18 ions/cm2 以上も注入
する必要があるが、その注入時間は長大であり、生産性
は高いとはいえず、また、ウエハーコストは高い。更
に、結晶欠陥は多く残存し、工業的に見て、少数キャリ
ヤーデバイスを作製できる充分な品質に至っていない。
ration by ion implanted o
xygen)と称されるSi単結晶基板中に酸素のイオ
ン注入によりSiO2 層を形成する方法であり、Siプ
ロセスと整合性が良いため現在もっとも成熟した手法で
ある。しかしながら、SiO2 層形成をするためには、
酸素イオンを10E18 ions/cm2 以上も注入
する必要があるが、その注入時間は長大であり、生産性
は高いとはいえず、また、ウエハーコストは高い。更
に、結晶欠陥は多く残存し、工業的に見て、少数キャリ
ヤーデバイスを作製できる充分な品質に至っていない。
【0010】3.Si単結晶基板を、熱酸化した別のS
i単結晶基板或は石英基板に、熱処理又は接着剤を用い
て張り合せ、SOI構造を形成する方法。この方法は、
デバイスのための活性層を均一に薄膜化する必要があ
る。すなわち、数百ミクロンもの厚さのSi単結晶基板
をミクロンオーダーかそれ以下に研磨する必要がある。
したがって、本方法においては、その生産性、制御性、
均一性に多くの問題点が存在する。また、2枚の基板を
必要とするためにそのコストも高くなる。
i単結晶基板或は石英基板に、熱処理又は接着剤を用い
て張り合せ、SOI構造を形成する方法。この方法は、
デバイスのための活性層を均一に薄膜化する必要があ
る。すなわち、数百ミクロンもの厚さのSi単結晶基板
をミクロンオーダーかそれ以下に研磨する必要がある。
したがって、本方法においては、その生産性、制御性、
均一性に多くの問題点が存在する。また、2枚の基板を
必要とするためにそのコストも高くなる。
【0011】4.多孔質Siの酸化による誘電体分離に
よりSOI構造を形成する方法。この方法は、P型Si
単結晶基板表面にN型Si層をプロトンイオン注入、
(イマイ他,J.Crystal Growth,vo
l 63,547(1983)),もしくは、エピタキ
シャル成長とパターニングによって島状に形成し、表面
よりSi島を囲むようにHF溶液中の陽極化成法により
P型Si基板のみを多孔質化したのち、増速酸化により
N型Si島を誘電体分離する方法である。本方法では、
分離されているSi領域は、デバイス工程の前に決定さ
れており、デバイス設計の自由度を制限する場合がある
という問題点がある。
よりSOI構造を形成する方法。この方法は、P型Si
単結晶基板表面にN型Si層をプロトンイオン注入、
(イマイ他,J.Crystal Growth,vo
l 63,547(1983)),もしくは、エピタキ
シャル成長とパターニングによって島状に形成し、表面
よりSi島を囲むようにHF溶液中の陽極化成法により
P型Si基板のみを多孔質化したのち、増速酸化により
N型Si島を誘電体分離する方法である。本方法では、
分離されているSi領域は、デバイス工程の前に決定さ
れており、デバイス設計の自由度を制限する場合がある
という問題点がある。
【0012】また、ガラスに代表される光透過性基板上
には一般には、その結晶構造の無秩序性から、堆積した
薄膜Si層は、基板の無秩序性を反映して、非晶質か、
良くて、多結晶層にしかならず、高性能なデバイスは作
成できない。それは、基板の結晶構造が非晶質であるこ
とによっており、単にSi層を堆積しても、良質な単結
晶層は得られない。
には一般には、その結晶構造の無秩序性から、堆積した
薄膜Si層は、基板の無秩序性を反映して、非晶質か、
良くて、多結晶層にしかならず、高性能なデバイスは作
成できない。それは、基板の結晶構造が非晶質であるこ
とによっており、単にSi層を堆積しても、良質な単結
晶層は得られない。
【0013】ところで、光透過性基板は、光受光素子で
あるコンタクトセンサーや、投影型液晶画像表示装置を
構成する上において重要である。そして、センサーや表
示装置の画素(絵素)をより一層、高密度化、高解像度
化、高精細化するには、高性能な駆動素子が必要とな
る。又、画素を切り替えるスィッチング素子とその駆動
回路及び周辺回路の端子数は膨大なものとなり、両者を
別々に作成して後の相互の接続はもはや機械的な接続で
は不可能な密度となる。その結果、上記半導体素子及
び、周辺駆動回路は同一の基板内に同一のプロセスを経
ることにより、作成されることが望ましく、その相互間
の接続は、通常の集積回路内で行われているように導電
性薄膜のパターニングによって成されるべきものであ
り、そのことにより、初めて高密度実装が可能となるの
である。さらに作成されるべき製品の高性能化という必
然的な工業的要請から光透過性基板上に設けられる素子
としても優れた結晶性を有する単結晶層を用いて作製さ
れることが必要となる。
あるコンタクトセンサーや、投影型液晶画像表示装置を
構成する上において重要である。そして、センサーや表
示装置の画素(絵素)をより一層、高密度化、高解像度
化、高精細化するには、高性能な駆動素子が必要とな
る。又、画素を切り替えるスィッチング素子とその駆動
回路及び周辺回路の端子数は膨大なものとなり、両者を
別々に作成して後の相互の接続はもはや機械的な接続で
は不可能な密度となる。その結果、上記半導体素子及
び、周辺駆動回路は同一の基板内に同一のプロセスを経
ることにより、作成されることが望ましく、その相互間
の接続は、通常の集積回路内で行われているように導電
性薄膜のパターニングによって成されるべきものであ
り、そのことにより、初めて高密度実装が可能となるの
である。さらに作成されるべき製品の高性能化という必
然的な工業的要請から光透過性基板上に設けられる素子
としても優れた結晶性を有する単結晶層を用いて作製さ
れることが必要となる。
【0014】したがって、非晶質Siや、多結晶Siで
はその欠陥の多い結晶構造ゆえに現在要求される、或い
は今後要求されるに十分な性能を持った駆動素子を作製
することが難しい。
はその欠陥の多い結晶構造ゆえに現在要求される、或い
は今後要求されるに十分な性能を持った駆動素子を作製
することが難しい。
【0015】しかし、Si単結晶基板を用いる上記のい
ずれの方法を用いても光透過性基板上に良質な単結晶膜
を得るという目的には不適当である。
ずれの方法を用いても光透過性基板上に良質な単結晶膜
を得るという目的には不適当である。
【0016】更に、Si単結晶の熱酸化速度は、毎時約
1ミクロン程度(1200℃、ウエット酸化、大気圧
下)であり、厚さが数百ミクロンもあるSiウエハー全
体を表面層を残して酸化するには数百時間も必要とな
る。しかも、SiがSiO2 に酸化される場合には、
2.2倍の体積膨張を伴うことが知られており、Si基
板をそのまま酸化すると表面残留Si層に弾性限界を越
えた応力が加わり、Si層にクラックが入ったり、反り
が生じたりするなどの問題点があった。
1ミクロン程度(1200℃、ウエット酸化、大気圧
下)であり、厚さが数百ミクロンもあるSiウエハー全
体を表面層を残して酸化するには数百時間も必要とな
る。しかも、SiがSiO2 に酸化される場合には、
2.2倍の体積膨張を伴うことが知られており、Si基
板をそのまま酸化すると表面残留Si層に弾性限界を越
えた応力が加わり、Si層にクラックが入ったり、反り
が生じたりするなどの問題点があった。
【0017】(発明の目的)本発明は、上記したような
問題点を解消するため、上記したような要求に答え得る
光透過性絶縁物基板上にある良質な単結晶半導体層にバ
イポーラトランジスタと電界効果トランジスタを主たる
構成要素とする半導体装置を提供することを目的とす
る。
問題点を解消するため、上記したような要求に答え得る
光透過性絶縁物基板上にある良質な単結晶半導体層にバ
イポーラトランジスタと電界効果トランジスタを主たる
構成要素とする半導体装置を提供することを目的とす
る。
【0018】更に本発明は、従来のSOIデバイスの利
点を実現した半導体装置を提供することも目的とする。
点を実現した半導体装置を提供することも目的とする。
【0019】また、本発明は、SOI構造の大規模集積
回路を作製する際にも、高価なSOSや、SIMOXの
代替足り得、かつ、より高品質なる光透過性基板上の半
導体装置を提供することを目的とする。
回路を作製する際にも、高価なSOSや、SIMOXの
代替足り得、かつ、より高品質なる光透過性基板上の半
導体装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した課題
を解決するための手段として、多孔質半導体基板上に非
多孔質半導体単結晶層を有する基板の該多孔質半導体層
を酸化して、少なくとも可視光領域において光透過性絶
縁物とした基板と、該光透過性絶縁物基板上の前記非多
孔質半導体単結晶層を活性領域としたバイポーラトラン
ジスタ及び絶縁ゲート型電界効果トランジスタを有する
半導体装置を提供するものである。
を解決するための手段として、多孔質半導体基板上に非
多孔質半導体単結晶層を有する基板の該多孔質半導体層
を酸化して、少なくとも可視光領域において光透過性絶
縁物とした基板と、該光透過性絶縁物基板上の前記非多
孔質半導体単結晶層を活性領域としたバイポーラトラン
ジスタ及び絶縁ゲート型電界効果トランジスタを有する
半導体装置を提供するものである。
【0021】また、前記非多孔質半導体単結晶層が非多
孔質シリコン単結晶層であり、前記多孔質半導体層が多
孔質シリコン層である半導体装置を有し、また、前記半
導体装置が、バイポーラトランジスタと絶縁ゲート型電
界効果トランジスタである半導体装置をその手段として
有する。
孔質シリコン単結晶層であり、前記多孔質半導体層が多
孔質シリコン層である半導体装置を有し、また、前記半
導体装置が、バイポーラトランジスタと絶縁ゲート型電
界効果トランジスタである半導体装置をその手段として
有する。
【0022】即ち、本発明による半導体装置は、バイポ
ーラトランジスタと絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
を有する半導体装置において、前記バイポーラトランジ
スタ及び絶縁ゲート型電界効果トランジスタは、光透過
性絶縁物基板上に形成された非多孔質シリコン単結晶層
を活性層として形成されており、かつ、その光透過性絶
縁物基板は、非多孔質シリコン単結晶層を形成した多孔
質シリコン層からなる基板の多孔質シリコン層を酸化し
て光透過性酸化シリコン層としたものであることを特徴
とする。
ーラトランジスタと絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
を有する半導体装置において、前記バイポーラトランジ
スタ及び絶縁ゲート型電界効果トランジスタは、光透過
性絶縁物基板上に形成された非多孔質シリコン単結晶層
を活性層として形成されており、かつ、その光透過性絶
縁物基板は、非多孔質シリコン単結晶層を形成した多孔
質シリコン層からなる基板の多孔質シリコン層を酸化し
て光透過性酸化シリコン層としたものであることを特徴
とする。
【0023】また、本発明の前記課題を解決するための
手段としての半導体装置の製造方法は、シリコン基板を
多孔質化する工程と、該多孔質化されたシリコン基板上
に単結晶シリコン層を形成する工程と、該多孔質化され
たシリコン基板を酸化して透明絶縁物基板とする工程
と、前記単結晶シリコン層を活性層として、バイポーラ
トランジスタ、及び絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
等の半導体装置を形成する工程とを有することを特徴と
するものである。
手段としての半導体装置の製造方法は、シリコン基板を
多孔質化する工程と、該多孔質化されたシリコン基板上
に単結晶シリコン層を形成する工程と、該多孔質化され
たシリコン基板を酸化して透明絶縁物基板とする工程
と、前記単結晶シリコン層を活性層として、バイポーラ
トランジスタ、及び絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
等の半導体装置を形成する工程とを有することを特徴と
するものである。
【0024】また、本発明は、一方の面側をN型にした
シリコン基板の他方の面側を多孔質化する工程、該多孔
質化したシリコン基板を酸化する工程とにより形成され
た光透過性絶縁物基板上の半導体単結晶層にバイポーラ
トランジスタ、及び、絶縁ゲート型電界効果トランジス
タ等の半導体装置を作製することを特徴とする。
シリコン基板の他方の面側を多孔質化する工程、該多孔
質化したシリコン基板を酸化する工程とにより形成され
た光透過性絶縁物基板上の半導体単結晶層にバイポーラ
トランジスタ、及び、絶縁ゲート型電界効果トランジス
タ等の半導体装置を作製することを特徴とする。
【0025】
【作用】本発明によれば、多孔質層上に、大面積に渡り
均一平坦な、極めて優れた結晶性を有するSi単結晶層
を有する多孔質基板を用いて、表面に前記Si単結晶層
を素子形成時の活性層として残して、その片面から該活
性層までをSiO2 に変質させて光透過性基板とするこ
とにより、光透過性絶縁物基板上に欠陥の著しく少ない
Si単結晶層を持つ基板を容易に得ることができる。
均一平坦な、極めて優れた結晶性を有するSi単結晶層
を有する多孔質基板を用いて、表面に前記Si単結晶層
を素子形成時の活性層として残して、その片面から該活
性層までをSiO2 に変質させて光透過性基板とするこ
とにより、光透過性絶縁物基板上に欠陥の著しく少ない
Si単結晶層を持つ基板を容易に得ることができる。
【0026】本発明によれば、光透過性絶縁物基板上の
結晶性の優れた単結晶層を活性層として素子が作製され
るため、基板、コレクタ間の容量の低減されたバイポー
ラトランジスタ、及びソース、ドレインの浮遊容量の低
減された絶縁ゲート型電界効果トランジスタを作製で
き、高速動作が可能で、ラッチアップ現象がなく、α線
によるソフトエラー等のない耐放射線特性の優れた回路
を提供することができる。 [実施態様例]以下、本発明の実施態様例を図面を参照
しながら詳述する。
結晶性の優れた単結晶層を活性層として素子が作製され
るため、基板、コレクタ間の容量の低減されたバイポー
ラトランジスタ、及びソース、ドレインの浮遊容量の低
減された絶縁ゲート型電界効果トランジスタを作製で
き、高速動作が可能で、ラッチアップ現象がなく、α線
によるソフトエラー等のない耐放射線特性の優れた回路
を提供することができる。 [実施態様例]以下、本発明の実施態様例を図面を参照
しながら詳述する。
【0027】図1は、本発明による半導体装置の一実施
例の模式的断面図である。
例の模式的断面図である。
【0028】同図において、基板1は、後述するように
多孔質Siを酸化することにより形成されたSiO2 よ
りなる光透過性基板である。該基板上には、NPN型バ
イポーラトランジスタ2、Nチャネル電界効果トランジ
スタ3、Pチャネル電界効果トランジスタ4が形成され
ており、この3つを適宜組み合わせることにより所望の
半導体装置が作製される。図1におけるバイポーラトラ
ンジスタ2はプレーナ型であるが、本発明のバイポーラ
トランジスタは、横型など、プレーナ型でない形状を有
してもよい。
多孔質Siを酸化することにより形成されたSiO2 よ
りなる光透過性基板である。該基板上には、NPN型バ
イポーラトランジスタ2、Nチャネル電界効果トランジ
スタ3、Pチャネル電界効果トランジスタ4が形成され
ており、この3つを適宜組み合わせることにより所望の
半導体装置が作製される。図1におけるバイポーラトラ
ンジスタ2はプレーナ型であるが、本発明のバイポーラ
トランジスタは、横型など、プレーナ型でない形状を有
してもよい。
【0029】以下、各トランジスタ2,3,4の作製工
程を単結晶半導体層を光透過性基板上に作製する工程よ
り図2,図3,図4を用いて説明する。
程を単結晶半導体層を光透過性基板上に作製する工程よ
り図2,図3,図4を用いて説明する。
【0030】図2は本発明の半導体基板の作製方法を説
明するための工程図で、夫々各工程に於ける模式的切断
面図として示されている。
明するための工程図で、夫々各工程に於ける模式的切断
面図として示されている。
【0031】先ず、図2(a)に示される様にP型Si
単結晶基板41の表面にプロトンをイオン注入してN型
単結晶層42を形成する。或は、気相法によるエピタキ
シャル成長により真性或いは、低濃度N型層42を形成
する。
単結晶基板41の表面にプロトンをイオン注入してN型
単結晶層42を形成する。或は、気相法によるエピタキ
シャル成長により真性或いは、低濃度N型層42を形成
する。
【0032】次に、図2(b)に示される様にP型Si
単結晶基板41を裏面よりHF溶液を用いた陽極化成法
によって、多孔質Si基板43に変質させる。
単結晶基板41を裏面よりHF溶液を用いた陽極化成法
によって、多孔質Si基板43に変質させる。
【0033】この多孔質Si層43は、単結晶Siの密
度2.33g/cm3 に比べて、その密度をHF溶液濃
度を50〜20%に変化させることで密度1.1〜0.
6g/cm3 の範囲に変化させることができる。
度2.33g/cm3 に比べて、その密度をHF溶液濃
度を50〜20%に変化させることで密度1.1〜0.
6g/cm3 の範囲に変化させることができる。
【0034】この多孔質Si層は、透過電子顕微鏡によ
る観察によれば、平均約数十オングストローム程度の径
の孔が形成される。その密度は単結晶Siに比べると、
半分以下になるにもかかわらず、単結晶性は維持されて
おり、多孔質層の上部へ単結晶Si層をエピタキシャル
成長させることも可能である。
る観察によれば、平均約数十オングストローム程度の径
の孔が形成される。その密度は単結晶Siに比べると、
半分以下になるにもかかわらず、単結晶性は維持されて
おり、多孔質層の上部へ単結晶Si層をエピタキシャル
成長させることも可能である。
【0035】ただし、1000℃以上のエピタキシャル
成長では内部の孔の再配列が起こり、後述する様な増速
酸化特性を失う。
成長では内部の孔の再配列が起こり、後述する様な増速
酸化特性を失う。
【0036】この多孔質層は、下記の理由により、真性
或いは、低濃度N型Si層には形成されにくく、P型S
i基板のみに形成されやすい。
或いは、低濃度N型Si層には形成されにくく、P型S
i基板のみに形成されやすい。
【0037】多孔質Siは、Uhlir等によって19
56年に半導体の電解研磨の研究過程に於て発見された
(A.Uhlir,Bell Syst.Tech.
J.,vol 35,p.333(1956))。
56年に半導体の電解研磨の研究過程に於て発見された
(A.Uhlir,Bell Syst.Tech.
J.,vol 35,p.333(1956))。
【0038】また、ウナガミ等は、陽極化成におけるS
iの溶解反応を研究し、HF溶液中のSiの陽極反応に
は正孔が必要であり、その反応は、次のようであると報
告している(T.ウナガミ:J.Electroc−h
em.Soc.,vol.127,p.476(198
0))。
iの溶解反応を研究し、HF溶液中のSiの陽極反応に
は正孔が必要であり、その反応は、次のようであると報
告している(T.ウナガミ:J.Electroc−h
em.Soc.,vol.127,p.476(198
0))。
【0039】 Si+2HF+(2−n)e+ →SiF2 +2H+ +ne− SiF2 +2HF→SiF4 +H2 SiF4 +2HF→H2 SiF6 又は、 Si+4HF +(4−λ)e+ →SiF4+4H+ + λe- SiF4+2HF →H2SiF6 ここでe+ 及び、e- はそれぞれ、正孔と電子を表して
いる。また、n及びλは夫々シリコン1原子が溶解する
ために必要な正孔の数であり、n>2又は、λ>4なる
条件が満たされた場合に多孔質シリコンが形成されると
している。
いる。また、n及びλは夫々シリコン1原子が溶解する
ために必要な正孔の数であり、n>2又は、λ>4なる
条件が満たされた場合に多孔質シリコンが形成されると
している。
【0040】以上のことから、正孔の存在するP型シリ
コンは、多孔質化されやすい。この多孔質化に於ける、
選択性は長野ら及び、イマイによって実証されている
(長野、中島、安野、大中、梶原;電子通信学会技術研
究報告、vol 78,SSD79−9549(197
9)、K.イマイ;Solid−State Elec
tronics vol 24,159(198
1))。このように正孔の存在するP型シリコンは多孔
質化されやすく、選択的にP型シリコンを多孔質するこ
とができる。
コンは、多孔質化されやすい。この多孔質化に於ける、
選択性は長野ら及び、イマイによって実証されている
(長野、中島、安野、大中、梶原;電子通信学会技術研
究報告、vol 78,SSD79−9549(197
9)、K.イマイ;Solid−State Elec
tronics vol 24,159(198
1))。このように正孔の存在するP型シリコンは多孔
質化されやすく、選択的にP型シリコンを多孔質するこ
とができる。
【0041】ただし、高濃度N型シリコンも多孔質化す
るという報告(R.P.Holmstorm,I.J.
Y.Chi Appl.Phys.Lett.vol.
42,386(1983))もあり、P、Nにこだわら
ず、多孔質化を実現できる基板を選ぶことが重要であ
る。
るという報告(R.P.Holmstorm,I.J.
Y.Chi Appl.Phys.Lett.vol.
42,386(1983))もあり、P、Nにこだわら
ず、多孔質化を実現できる基板を選ぶことが重要であ
る。
【0042】また、多孔質層はその内部に大量の空隙が
形成されている為に、密度が半分以下に減少する。その
結果、体積に比べて表面積が飛躍的に増大するため、そ
の酸化速度は、通常の単結晶層の酸化速度に比べて、百
倍以上も増速される(H.高井、T.伊藤,J.App
l.Phys.vol 60,no 1,p.222
(1986))。即ち、前述したように、Si単結晶基
板の1200℃に於ける酸化速度は毎時約1ミクロン程
度であるから、多孔質Siの酸化速度は、毎時約100
ミクロン以上にも達し、数百ミクロンの厚みを持つウエ
ハー全体を酸化することも実用の領域で可能となる。更
に、大気圧以上の高圧下の酸化に於ける酸化速度増速現
象を利用すれば、酸化時間をより短縮できる(N.ツボ
ウチ,H.ミヨシ,A.ニシモト and H.アベ,
Japan J.Appl.Phys.vol 16,
no 5,855(1977))。
形成されている為に、密度が半分以下に減少する。その
結果、体積に比べて表面積が飛躍的に増大するため、そ
の酸化速度は、通常の単結晶層の酸化速度に比べて、百
倍以上も増速される(H.高井、T.伊藤,J.App
l.Phys.vol 60,no 1,p.222
(1986))。即ち、前述したように、Si単結晶基
板の1200℃に於ける酸化速度は毎時約1ミクロン程
度であるから、多孔質Siの酸化速度は、毎時約100
ミクロン以上にも達し、数百ミクロンの厚みを持つウエ
ハー全体を酸化することも実用の領域で可能となる。更
に、大気圧以上の高圧下の酸化に於ける酸化速度増速現
象を利用すれば、酸化時間をより短縮できる(N.ツボ
ウチ,H.ミヨシ,A.ニシモト and H.アベ,
Japan J.Appl.Phys.vol 16,
no 5,855(1977))。
【0043】次に、真性或いは、低濃度N型Si層表面
42に、酸化防止膜として、Si3N4 層44を堆積し
て、上述のようにP型多孔質Si基板43を全部酸化し
てSiO2 とし、光透過性絶縁物基板1を作成する。真
性或いは、低濃度N型Si層表面42と酸化防止膜とし
てのSi3 N4 層44の間に歪みによる欠陥導入を避け
るためにバッファー層として薄いSiO2 層を挿入して
も良い。
42に、酸化防止膜として、Si3N4 層44を堆積し
て、上述のようにP型多孔質Si基板43を全部酸化し
てSiO2 とし、光透過性絶縁物基板1を作成する。真
性或いは、低濃度N型Si層表面42と酸化防止膜とし
てのSi3 N4 層44の間に歪みによる欠陥導入を避け
るためにバッファー層として薄いSiO2 層を挿入して
も良い。
【0044】一般にSi単結晶を酸化すると、その体積
は約2.2倍に増大するが、多孔質Siの場合には、そ
の密度を制御することにより、その体積膨張を抑制する
ことが可能となり、基板の反りと、表面残留単結晶層に
導入されるクラックを回避できる。単結晶Siの多孔質
Siに対する酸化後の体積比Rはつぎのように表すこと
ができる。
は約2.2倍に増大するが、多孔質Siの場合には、そ
の密度を制御することにより、その体積膨張を抑制する
ことが可能となり、基板の反りと、表面残留単結晶層に
導入されるクラックを回避できる。単結晶Siの多孔質
Siに対する酸化後の体積比Rはつぎのように表すこと
ができる。
【0045】R=2.2×(A/2.33) ここでAは、多孔質Siの密度である。もしR=1、す
なわち酸化後の体積膨張がない場合には、A=1.06
(g/cm2 )となり、多孔質層の密度を1.06にす
れば、体積膨張を抑制することができる。
なわち酸化後の体積膨張がない場合には、A=1.06
(g/cm2 )となり、多孔質層の密度を1.06にす
れば、体積膨張を抑制することができる。
【0046】図2(c)には本発明で得られる半導体基
板が示される。すなわち、図2(b)に於ける酸化防止
膜としてのSi3 N4 層44を除去することによって、
SiO2 光透過性絶縁物基板1上に結晶性がシリコンウ
エハーと同等な単結晶Si層42が平坦に、しかも均一
に薄層化されて、ウエハー全域に大面積に形成される。
板が示される。すなわち、図2(b)に於ける酸化防止
膜としてのSi3 N4 層44を除去することによって、
SiO2 光透過性絶縁物基板1上に結晶性がシリコンウ
エハーと同等な単結晶Si層42が平坦に、しかも均一
に薄層化されて、ウエハー全域に大面積に形成される。
【0047】こうして得られた半導体基板は、光透過性
基板上の絶縁分離された電子素子作製という点から見て
も好適に使用することができる。
基板上の絶縁分離された電子素子作製という点から見て
も好適に使用することができる。
【0048】以上は、多孔質化を行う前に真性或いは、
低濃度N型層を形成し、その後、陽極化成により選択的
にP型基板のみを多孔質化する方法である。
低濃度N型層を形成し、その後、陽極化成により選択的
にP型基板のみを多孔質化する方法である。
【0049】また、基板の全てを多孔質化した後に単結
晶層をエピタキシャル成長させる方法も有効である。基
板の全てを多孔質化した後に単結晶層をエピタキシャル
成長させる方法について簡単に説明する。
晶層をエピタキシャル成長させる方法も有効である。基
板の全てを多孔質化した後に単結晶層をエピタキシャル
成長させる方法について簡単に説明する。
【0050】前述したように、多孔質Si層には、透過
電子顕微鏡による観察によれば、平均約数十オングスト
ローム程度の径の孔が形成されており、その密度は単結
晶Siに比べると、半分以下になるにもかかわらず、単
結晶性は維持されており、多孔質層の上部へ単結晶Si
層をエピタキシャル成長させることも可能である。ただ
し、1000℃以上では、エピタキシャル成長時に内部
の孔の再配列が起こり、増速酸化の特性を失う。このた
め、Si層のエピタキシャル成長には、減圧CVD法、
分子線エピタキシャル成長、プラズマCVD、光CV
D、バイアス・スパッター法等の低温成長が好適とされ
る。
電子顕微鏡による観察によれば、平均約数十オングスト
ローム程度の径の孔が形成されており、その密度は単結
晶Siに比べると、半分以下になるにもかかわらず、単
結晶性は維持されており、多孔質層の上部へ単結晶Si
層をエピタキシャル成長させることも可能である。ただ
し、1000℃以上では、エピタキシャル成長時に内部
の孔の再配列が起こり、増速酸化の特性を失う。このた
め、Si層のエピタキシャル成長には、減圧CVD法、
分子線エピタキシャル成長、プラズマCVD、光CV
D、バイアス・スパッター法等の低温成長が好適とされ
る。
【0051】先ず、Si単結晶基板を用意して、その全
部を多孔質化する。次に低温成長により、エピタキシャ
ル成長を多孔質化した基板表面に行い、薄膜単結晶層を
形成する。そして酸化防止膜の窒化シリコン層を該エピ
タキシャル層表面に堆積したのち酸化して、多孔質基板
を全て酸化シリコンに変質させる。最終的には、表面の
酸化防止膜を除去して光透過性絶縁物基板上の単結晶層
が得られる。
部を多孔質化する。次に低温成長により、エピタキシャ
ル成長を多孔質化した基板表面に行い、薄膜単結晶層を
形成する。そして酸化防止膜の窒化シリコン層を該エピ
タキシャル層表面に堆積したのち酸化して、多孔質基板
を全て酸化シリコンに変質させる。最終的には、表面の
酸化防止膜を除去して光透過性絶縁物基板上の単結晶層
が得られる。
【0052】次に、上記した光透過性基板表面の単結晶
薄層を部分酸化法或いは、エッチングにより島状に分離
する。
薄層を部分酸化法或いは、エッチングにより島状に分離
する。
【0053】続いて該単結晶薄層上に、バイポーラトラ
ンジスタを形成する方法を図3を用いて説明する。NP
Nトランジスタ(図1の2)を形成しようとする単結晶
シリコン島(図1の5)にN型不純物イオンを打ち込ん
でコレクタ領域とする。また、PNPトランジスタを形
成しようとする場合は、単結晶シリコン島にP型不純物
イオンを打ち込んでコレクタ領域とする。
ンジスタを形成する方法を図3を用いて説明する。NP
Nトランジスタ(図1の2)を形成しようとする単結晶
シリコン島(図1の5)にN型不純物イオンを打ち込ん
でコレクタ領域とする。また、PNPトランジスタを形
成しようとする場合は、単結晶シリコン島にP型不純物
イオンを打ち込んでコレクタ領域とする。
【0054】次に、図3(a)に示すように、ドライ酸
化あるいは、パイロジェニックによるウェット酸化等に
より表面に酸化膜8を形成する。続いて、フォトリソグ
ラフィー等を用いて、酸化膜8を部分的に除去し、コレ
クタ領域15の一部にイオン注入法、及び、熱拡散法等
を用いて、コレクタ領域と異なる不純物を拡散し、ベー
ス領域16を形成する。次に、フォトレジストにより形
成したマスクパターンを用いてエミッタ領域9、コレク
タコンタクト領域10にイオン注入を行い、コレクタ領
域15と同タイプになるような不純物を高濃度にドープ
する。
化あるいは、パイロジェニックによるウェット酸化等に
より表面に酸化膜8を形成する。続いて、フォトリソグ
ラフィー等を用いて、酸化膜8を部分的に除去し、コレ
クタ領域15の一部にイオン注入法、及び、熱拡散法等
を用いて、コレクタ領域と異なる不純物を拡散し、ベー
ス領域16を形成する。次に、フォトレジストにより形
成したマスクパターンを用いてエミッタ領域9、コレク
タコンタクト領域10にイオン注入を行い、コレクタ領
域15と同タイプになるような不純物を高濃度にドープ
する。
【0055】次に、図3(b)に示すように、層間絶縁
層11をCVD法、バイアススパッタ法等を用いて堆積
させる。更にコンタクトホールをフォトリソグラフィー
とエッチングにより形成した後、ベース領域16、エミ
ッタ領域9、及び、コレクタコンタクト領域10のそれ
ぞれの電極12,13,14をAl,Al−Si,W,
Mo,Wシリサイド、Ti,Tiシリサイド等の金属や
シリサイドにより形成することにより、本発明のバイポ
ーラトランジスタが得られる。
層11をCVD法、バイアススパッタ法等を用いて堆積
させる。更にコンタクトホールをフォトリソグラフィー
とエッチングにより形成した後、ベース領域16、エミ
ッタ領域9、及び、コレクタコンタクト領域10のそれ
ぞれの電極12,13,14をAl,Al−Si,W,
Mo,Wシリサイド、Ti,Tiシリサイド等の金属や
シリサイドにより形成することにより、本発明のバイポ
ーラトランジスタが得られる。
【0056】次に電界効果トランジスタを形成する方法
を図4を用いて説明する。Nチャンネルトランジスタ
(図1の3)を形成しようとする単結晶シリコン島(図
1の6)にP型不純物イオン、Pチャンネルトランジス
タ(図1の4)を形成しようとする単結晶シリコン島
(図1の7)にN型不純物イオンをそれぞれ独立に打ち
込む。
を図4を用いて説明する。Nチャンネルトランジスタ
(図1の3)を形成しようとする単結晶シリコン島(図
1の6)にP型不純物イオン、Pチャンネルトランジス
タ(図1の4)を形成しようとする単結晶シリコン島
(図1の7)にN型不純物イオンをそれぞれ独立に打ち
込む。
【0057】次に、図4(a)に示すようにそれぞれの
単結晶シリコン層上(図4の17,18)にゲート絶縁
膜(図4の19,20)を形成し、さらに多結晶シリコ
ンのゲート電極(図4の21,22)をパターニングし
て形成する。
単結晶シリコン層上(図4の17,18)にゲート絶縁
膜(図4の19,20)を形成し、さらに多結晶シリコ
ンのゲート電極(図4の21,22)をパターニングし
て形成する。
【0058】多結晶シリコンゲート電極(21,22)
をマスクにして、自己整合的に不純物をイオン注入する
ことによりソース、ドレイン領域を形成する。Nチャン
ネルトランジスタに対しては、N型不純物イオンを注入
してソース(図4の23)、ドレイン領域(図4の2
4)とし、Pチャンネルトランジスタに対しては、P型
不純物イオンを注入してソース(図4の25)、ドレイ
ン領域(図4の26)とする。
をマスクにして、自己整合的に不純物をイオン注入する
ことによりソース、ドレイン領域を形成する。Nチャン
ネルトランジスタに対しては、N型不純物イオンを注入
してソース(図4の23)、ドレイン領域(図4の2
4)とし、Pチャンネルトランジスタに対しては、P型
不純物イオンを注入してソース(図4の25)、ドレイ
ン領域(図4の26)とする。
【0059】次に、図4(b)のように全体をパシベー
ション膜(31)で覆った後、ソース、ドレイン電極
(図4の27,28,29,30)を金属薄膜の堆積と
パターニングによって形成して、素子が完成する。
ション膜(31)で覆った後、ソース、ドレイン電極
(図4の27,28,29,30)を金属薄膜の堆積と
パターニングによって形成して、素子が完成する。
【0060】上記したバイポーラトランジスタ、電界効
果トランジスタを例えば図5に示すような回路構成で相
互に薄膜金属配線等により接続することにより、集積回
路が製造される。
果トランジスタを例えば図5に示すような回路構成で相
互に薄膜金属配線等により接続することにより、集積回
路が製造される。
【0061】
【実施例】以下、具体的に行った実施例によって本発明
を説明する。
を説明する。
【0062】(実施例1)200ミクロンの厚みを持っ
たP型(100)Si基板上にCVD法により、N型S
iエピタキシャル層を1ミクロン成長させた。堆積条件
は、以下のとおりである。
たP型(100)Si基板上にCVD法により、N型S
iエピタキシャル層を1ミクロン成長させた。堆積条件
は、以下のとおりである。
【0063】 反応ガス流量:SiH2 Cl2 1000 SCCM H2 230 l/min. PH3 (50ppm) 72 SCCM 温度: 1080 ℃ 圧力: 80 Torr 時間: 2 min. この基板を50%のHF溶液中において陽極化成を行っ
た。この時の電流密度は、100mA/cm2 であっ
た。又、この時の多孔質化速度は、8.4μm/mi
n.であり200ミクロンの厚みを持ったP型(10
0)Si基板全体は、24分で多孔質化された。前述し
たようにこの陽極化成では、P型(100)Si基板の
みが多孔質化され、N型Siエピタキシャル層には変化
がなかった。
た。この時の電流密度は、100mA/cm2 であっ
た。又、この時の多孔質化速度は、8.4μm/mi
n.であり200ミクロンの厚みを持ったP型(10
0)Si基板全体は、24分で多孔質化された。前述し
たようにこの陽極化成では、P型(100)Si基板の
みが多孔質化され、N型Siエピタキシャル層には変化
がなかった。
【0064】次に、このエピタキシャル層の表面に減圧
CVD法によってSi3 N4 を0.1μm堆積して、酸
化防止膜を形成した。裏面に同時に形成されたSi3 N
4 は反応性イオンエッチングにより除去した。
CVD法によってSi3 N4 を0.1μm堆積して、酸
化防止膜を形成した。裏面に同時に形成されたSi3 N
4 は反応性イオンエッチングにより除去した。
【0065】その後に、多孔質化されたP型(100)
Si基板のみを酸化した。前述したように通常のSi単
結晶の熱酸化速度は約毎時1ミクロン程度(1200
℃、ウエット酸化、大気圧下)であるが、多孔質層の酸
化速度はその百倍ほど酸化速度が高い。すなわち、20
0ミクロンの厚みをもった多孔質化されたP型(10
0)Si基板は、2時間で酸化された。
Si基板のみを酸化した。前述したように通常のSi単
結晶の熱酸化速度は約毎時1ミクロン程度(1200
℃、ウエット酸化、大気圧下)であるが、多孔質層の酸
化速度はその百倍ほど酸化速度が高い。すなわち、20
0ミクロンの厚みをもった多孔質化されたP型(10
0)Si基板は、2時間で酸化された。
【0066】Si3 N4 層を除去した後には、透明なS
iO2 基板の上部に1μmの厚みを持った単結晶Si層
が形成できた。
iO2 基板の上部に1μmの厚みを持った単結晶Si層
が形成できた。
【0067】透過電子顕微鏡による断面観察の結果、S
i層には新たな結晶欠陥は導入されておらず、良好な結
晶性が維持されていることが確認された。
i層には新たな結晶欠陥は導入されておらず、良好な結
晶性が維持されていることが確認された。
【0068】上記単結晶シリコン薄膜にNPNバイポー
ラトランジスタ、Nチャネル、Pチャネルの電界効果ト
ランジスタを作製し、相互に接続することにより、集積
回路を作製した。なお、各トランジスタの製造方法につ
いては公知の集積回路製造技術がもちられるので省略す
るものとし、実質的な単結晶半導体層の形成方法につい
てのみ説明を行った。また、以下の実施例についても同
様である。
ラトランジスタ、Nチャネル、Pチャネルの電界効果ト
ランジスタを作製し、相互に接続することにより、集積
回路を作製した。なお、各トランジスタの製造方法につ
いては公知の集積回路製造技術がもちられるので省略す
るものとし、実質的な単結晶半導体層の形成方法につい
てのみ説明を行った。また、以下の実施例についても同
様である。
【0069】(実施例2)200ミクロンの厚みを持っ
たP型(100)Si基板上にCVD法により、N型S
iエピタキシャル層を0.5ミクロン成長させた。堆積
条件は、以下の通りである。
たP型(100)Si基板上にCVD法により、N型S
iエピタキシャル層を0.5ミクロン成長させた。堆積
条件は、以下の通りである。
【0070】 反応ガス流量:SiH2 Cl2 1000 SCCM H2 230 1/min. PH3 (50ppm) 72 SCCM 温度: 1080 ℃ 圧力: 80 Torr 時間: 1 min. この基板を50%のHF溶液中において陽極化成を行っ
た。この時の電流密度は、100mA/cm2 であっ
た。この時の多孔質化速度は、8.4μm/min.で
あり200ミクロンの厚みを持ったP型(100)Si
基板全体は、24分で多孔質化された。前述したように
この陽極化成では、P型(100)Si基板のみが多孔
質化されN型Siエピタキシャル層には変化がなかっ
た。
た。この時の電流密度は、100mA/cm2 であっ
た。この時の多孔質化速度は、8.4μm/min.で
あり200ミクロンの厚みを持ったP型(100)Si
基板全体は、24分で多孔質化された。前述したように
この陽極化成では、P型(100)Si基板のみが多孔
質化されN型Siエピタキシャル層には変化がなかっ
た。
【0071】次に、このエピタキシャル層の表面に減圧
CVD法によってSi3 N4 を0.1μm堆積して、酸
化防止膜を形成した。裏面に同時に形成されたSi3 N
4 は反応性イオンエッチングにより除去した。
CVD法によってSi3 N4 を0.1μm堆積して、酸
化防止膜を形成した。裏面に同時に形成されたSi3 N
4 は反応性イオンエッチングにより除去した。
【0072】その後に、多孔質化したP型(100)S
i基板のみを酸化した。通常のSi単結晶の熱酸化速度
は、約毎時1ミクロン程度であるが、(1200℃、ウ
エット酸化、大気圧下)多孔質層の酸化速度はその百倍
ほど酸化速度が高い。更に、酸化時間を短縮するため高
圧下の酸化を行った。6.57kg/cm2 の加圧下で
1200℃、ウエット酸化を行ったところ5倍の酸化速
度が得られ、200ミクロンの厚みをもった多孔質化さ
れたP型(100)Si基板は、24分で酸化が完了し
た。
i基板のみを酸化した。通常のSi単結晶の熱酸化速度
は、約毎時1ミクロン程度であるが、(1200℃、ウ
エット酸化、大気圧下)多孔質層の酸化速度はその百倍
ほど酸化速度が高い。更に、酸化時間を短縮するため高
圧下の酸化を行った。6.57kg/cm2 の加圧下で
1200℃、ウエット酸化を行ったところ5倍の酸化速
度が得られ、200ミクロンの厚みをもった多孔質化さ
れたP型(100)Si基板は、24分で酸化が完了し
た。
【0073】Si3 N4 層を除去した後には、透明なS
iO2 基板の上部に1μmの厚みを持った単結晶Si層
が形成できた。透過電子顕微鏡による断面観察の結果、
Si層には新たな結晶欠陥は導入されておらず、良好な
結晶性が維持されていることが確認された。
iO2 基板の上部に1μmの厚みを持った単結晶Si層
が形成できた。透過電子顕微鏡による断面観察の結果、
Si層には新たな結晶欠陥は導入されておらず、良好な
結晶性が維持されていることが確認された。
【0074】(実施例3)200ミクロンの厚みを持っ
たP型(100)単結晶Si基板を50%のHF溶液中
において陽極化成を行った。この時の電流密度は、10
0mA/cm2 であった。この時の多孔質化速度は、
8.4μm/min.であり200ミクロンの厚みを持
ったP型(100)Si基板全体は、24分で多孔質化
された。
たP型(100)単結晶Si基板を50%のHF溶液中
において陽極化成を行った。この時の電流密度は、10
0mA/cm2 であった。この時の多孔質化速度は、
8.4μm/min.であり200ミクロンの厚みを持
ったP型(100)Si基板全体は、24分で多孔質化
された。
【0075】該P型(100)多孔質Si基板上に減圧
CVD法により、Siエピタキシャル層を2ミクロン低
温成長させた。堆積条件は、以下のとおりである。
CVD法により、Siエピタキシャル層を2ミクロン低
温成長させた。堆積条件は、以下のとおりである。
【0076】 反応ガス:SiH4 :500 sccm 温度: 850 ℃ 圧力: 30 Torr 成長速度: 0.1 μm/min. このエピタキシャル層の表面を500nm酸化した後に
減圧CVD法によってSi3 N4 を0.1μm堆積し
て、酸化防止膜を形成した。同時に裏面に形成されたS
i3 N4 膜は反応性イオンエッチングにより除去した。
減圧CVD法によってSi3 N4 を0.1μm堆積し
て、酸化防止膜を形成した。同時に裏面に形成されたS
i3 N4 膜は反応性イオンエッチングにより除去した。
【0077】のちに多孔質化したP型(100)Si基
板のみを酸化した。200ミクロンの厚みをもった多孔
質化されたP型(100)Si基板は、1200℃のウ
エット酸化を大気圧下で行なうことにより、2時間で酸
化された。
板のみを酸化した。200ミクロンの厚みをもった多孔
質化されたP型(100)Si基板は、1200℃のウ
エット酸化を大気圧下で行なうことにより、2時間で酸
化された。
【0078】Si3 N4 層を除去した後には、透明なS
iO2 基板の上部に1μmの厚みを持った単結晶Si層
が形成できた。透過電子顕微鏡による断面観察の結果、
Si層には新たな結晶欠陥は導入されておらず、良好な
結晶性が維持されていることが確認された。
iO2 基板の上部に1μmの厚みを持った単結晶Si層
が形成できた。透過電子顕微鏡による断面観察の結果、
Si層には新たな結晶欠陥は導入されておらず、良好な
結晶性が維持されていることが確認された。
【0079】(実施例4)200ミクロンの厚みを持っ
たP型(100)単結晶Si基板を50%のHF溶液中
において陽極化成を行った。この時の電流密度は、10
0mA/cm2 であった。この時の多孔質化速度は、
8.4μm/min.であり200ミクロンの厚みを持
ったP型(100)Si基板全体は、24分で多孔質化
された。
たP型(100)単結晶Si基板を50%のHF溶液中
において陽極化成を行った。この時の電流密度は、10
0mA/cm2 であった。この時の多孔質化速度は、
8.4μm/min.であり200ミクロンの厚みを持
ったP型(100)Si基板全体は、24分で多孔質化
された。
【0080】該P型(100)多孔質Si基板上にプラ
ズマCVD法により、Siエピタキシャル層を0.5ミ
クロン低温成長させた。堆積条件は、以下のとおりであ
る。
ズマCVD法により、Siエピタキシャル層を0.5ミ
クロン低温成長させた。堆積条件は、以下のとおりであ
る。
【0081】 ガス: SiH4 高周波電力: 100 W 温度: 800 ℃ 圧力: 1×10-2 Torr 成長速度: 2.5 nm/sec このエピタキシャル層の表面を50nm酸化した後に減
圧CVD法によってSi3 N4 を0.1μm堆積して、
酸化防止膜を形成した。同時に裏面に形成されたSi3
N4 膜は反応性イオンエッチングにより除去した。
圧CVD法によってSi3 N4 を0.1μm堆積して、
酸化防止膜を形成した。同時に裏面に形成されたSi3
N4 膜は反応性イオンエッチングにより除去した。
【0082】のちにP型(100)Si基板のみを酸化
(1200℃、ウエット酸化、大気圧)した。200ミ
クロンの厚みをもった多孔質化されたP型(100)S
i基板は、2時間で酸化された。Si3 N4 層を除去し
た後には、透明なSiO2 基板の上部に1μmの厚みを
持った単結晶Si層が形成できた。透過電子顕微鏡によ
る断面観察の結果、Si層には新たな結晶欠陥は導入さ
れておらず、良好な結晶性が維持されていることが確認
された。
(1200℃、ウエット酸化、大気圧)した。200ミ
クロンの厚みをもった多孔質化されたP型(100)S
i基板は、2時間で酸化された。Si3 N4 層を除去し
た後には、透明なSiO2 基板の上部に1μmの厚みを
持った単結晶Si層が形成できた。透過電子顕微鏡によ
る断面観察の結果、Si層には新たな結晶欠陥は導入さ
れておらず、良好な結晶性が維持されていることが確認
された。
【0083】(実施例5)200ミクロンの厚みを持っ
たP型(100)単結晶Si基板を50%のHF溶液中
において陽極化成を行った。この時の電流密度は、10
0mA/cm2 であった。この時の多孔質化速度は、
8.4μm/min.であり200ミクロンの厚みを持
ったP型(100)Si基板全体は、24分で多孔質化
された。
たP型(100)単結晶Si基板を50%のHF溶液中
において陽極化成を行った。この時の電流密度は、10
0mA/cm2 であった。この時の多孔質化速度は、
8.4μm/min.であり200ミクロンの厚みを持
ったP型(100)Si基板全体は、24分で多孔質化
された。
【0084】該P型(100)多孔質Si基板上にMB
E法により、Siエピタキシャル層を0.5ミクロン低
温成長させた。堆積条件は、以下のとおりである。
E法により、Siエピタキシャル層を0.5ミクロン低
温成長させた。堆積条件は、以下のとおりである。
【0085】 温度: 700 ℃ 圧力: 1×10-9 Torr 成長速度: 0.1 nm/sec このエピタキシャル層の表面に減圧CVD法によってS
i3 N4 を0.1μm堆積して、酸化防止膜を形成し
た。同時に裏面に形成されたSi3 N4 膜は反応性イオ
ンエッチングにより除去した。
i3 N4 を0.1μm堆積して、酸化防止膜を形成し
た。同時に裏面に形成されたSi3 N4 膜は反応性イオ
ンエッチングにより除去した。
【0086】のちにP型(100)Si基板のみを酸化
した。尚、酸化時間を短縮するため高圧下の酸化を行っ
た(6.57kg/cm2 の加圧下で1200℃,ウエ
ット酸化)。200ミクロンの厚みをもった多孔質化さ
れたP型(100)Si基板は、24分で酸化が完了し
た。
した。尚、酸化時間を短縮するため高圧下の酸化を行っ
た(6.57kg/cm2 の加圧下で1200℃,ウエ
ット酸化)。200ミクロンの厚みをもった多孔質化さ
れたP型(100)Si基板は、24分で酸化が完了し
た。
【0087】Si3 N4 層を除去した後には、透明なS
iO2 基板の上部に1μmの厚みを持った単結晶Si層
が形成できた。透過電子顕微鏡による断面観察の結果、
Si層には新たな結晶欠陥は導入されておらず、良好な
結晶性が維持されていることが確認された。
iO2 基板の上部に1μmの厚みを持った単結晶Si層
が形成できた。透過電子顕微鏡による断面観察の結果、
Si層には新たな結晶欠陥は導入されておらず、良好な
結晶性が維持されていることが確認された。
【0088】(実施例6)200ミクロンの厚みを持っ
たP型(100)単結晶Si基板を50%のHF溶液中
において陽極化成を行った。この時の電流密度は、10
0mA/cm2 であった。この時の多孔質化速度は、
8.4μm/min.であり200ミクロンの厚みを持
ったP型(100)Si基板全体は、24分で多孔質化
された。
たP型(100)単結晶Si基板を50%のHF溶液中
において陽極化成を行った。この時の電流密度は、10
0mA/cm2 であった。この時の多孔質化速度は、
8.4μm/min.であり200ミクロンの厚みを持
ったP型(100)Si基板全体は、24分で多孔質化
された。
【0089】該P型(100)多孔質Si基板上にプラ
ズマCVD法により、Siエピタキシャル層を0.5ミ
クロン低温成長させた。堆積条件は、以下の通りであ
る。
ズマCVD法により、Siエピタキシャル層を0.5ミ
クロン低温成長させた。堆積条件は、以下の通りであ
る。
【0090】 ガス: SiH4 高周波電力: 100 W 温度: 800 ℃ 圧力: 1×10-2 Torr 成長速度: 2.5 nm/sec このエピタキシャル層の表面を50nm酸化した後に減
圧CVD法によってSi3 N4 を0.1μm堆積して、
酸化防止膜を形成した。同時に裏面に形成されたSi3
N4 は、反応性イオンエッチングにより除去した。
圧CVD法によってSi3 N4 を0.1μm堆積して、
酸化防止膜を形成した。同時に裏面に形成されたSi3
N4 は、反応性イオンエッチングにより除去した。
【0091】のちにP型(100)Si基板のみを酸化
した。尚、酸化時間を短縮するため高圧下の酸化を行っ
た(6.57kg/cm2 の加圧下で1200℃,ウエ
ット酸化)。200ミクロンの厚みをもった多孔質化さ
れたP型(100)Si基板は、24分で酸化が完了し
た。
した。尚、酸化時間を短縮するため高圧下の酸化を行っ
た(6.57kg/cm2 の加圧下で1200℃,ウエ
ット酸化)。200ミクロンの厚みをもった多孔質化さ
れたP型(100)Si基板は、24分で酸化が完了し
た。
【0092】Si3 N4 層を除去した後には、透明なS
iO2 基板の上部に1μmの厚みを持った単結晶Si層
が形成できた。透過電子顕微鏡による断面観察の結果、
Si層には新たな結晶欠陥は導入されておらず、良好な
結晶性が維持されていることが確認された。
iO2 基板の上部に1μmの厚みを持った単結晶Si層
が形成できた。透過電子顕微鏡による断面観察の結果、
Si層には新たな結晶欠陥は導入されておらず、良好な
結晶性が維持されていることが確認された。
【0093】(実施例7)200ミクロンの厚みを持っ
たP型(100)Si基板表面にプロトンのイオン注入
によって、N型Si層を1ミクロン形成した。H+ 注入
量は、5×1015(ions/cm2 )であった。この
基板を50%のHF溶液中において陽極化成を行った。
この時の電流密度は、100mA/cm2 であった。こ
の時の多孔質化速度は、8.4μm/min.であり、
200ミクロンの厚みを持ったP型(100)Si基板
全体は、24分で多孔質化された。前述したようにこの
陽極化成では、P型(100)Si基板のみが多孔質化
されN型Si層には変化がなかった。
たP型(100)Si基板表面にプロトンのイオン注入
によって、N型Si層を1ミクロン形成した。H+ 注入
量は、5×1015(ions/cm2 )であった。この
基板を50%のHF溶液中において陽極化成を行った。
この時の電流密度は、100mA/cm2 であった。こ
の時の多孔質化速度は、8.4μm/min.であり、
200ミクロンの厚みを持ったP型(100)Si基板
全体は、24分で多孔質化された。前述したようにこの
陽極化成では、P型(100)Si基板のみが多孔質化
されN型Si層には変化がなかった。
【0094】このN型Si層の表面を50nm酸化した
後に表面に減圧CVD法によってSi3 N4 を0.1μ
m堆積して、酸化防止膜を形成した。同時に裏面に形成
されたSi3 N4 膜は反応性イオンエッチングにより除
去した。
後に表面に減圧CVD法によってSi3 N4 を0.1μ
m堆積して、酸化防止膜を形成した。同時に裏面に形成
されたSi3 N4 膜は反応性イオンエッチングにより除
去した。
【0095】のちにP型(100)Si基板のみを酸化
(1200℃、ウエット酸化、大気圧下)した。200
ミクロンの厚みをもった多孔質化されたP型(100)
Si基板は、2時間で酸化された。
(1200℃、ウエット酸化、大気圧下)した。200
ミクロンの厚みをもった多孔質化されたP型(100)
Si基板は、2時間で酸化された。
【0096】Si3 N4 層を除去した後には、透明なS
iO2 基板の上部に1μmの厚みを持った単結晶Si層
が形成できた。透過電子顕微鏡による断面観察の結果、
Si層には新たな結晶欠陥は導入されておらず、良好な
結晶性が維持されていることが確認された。
iO2 基板の上部に1μmの厚みを持った単結晶Si層
が形成できた。透過電子顕微鏡による断面観察の結果、
Si層には新たな結晶欠陥は導入されておらず、良好な
結晶性が維持されていることが確認された。
【0097】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明による半導
体装置は、多孔質基板を酸化することにより得られた透
明基板上に形成された良質なる単結晶層に素子が作製さ
れることによって、高性能のバイポーラトランジスタと
電界効果トランジスタ等の半導体装置により構成される
集積回路を作製できる。
体装置は、多孔質基板を酸化することにより得られた透
明基板上に形成された良質なる単結晶層に素子が作製さ
れることによって、高性能のバイポーラトランジスタと
電界効果トランジスタ等の半導体装置により構成される
集積回路を作製できる。
【0098】そのため光透過性基体に、基板、コレクタ
間の容量が低減され、α線等によるソフトエラー等のな
いバイポーラトランジスタと、浮遊容量が少なく、ラッ
チアップ現象等のない電界効果トランジスタを作製で
き、これらを適宜組み合わせることにより、高速動作が
可能な集積回路を低価格で提供することが可能となる。
また、本発明によれば、元々良質な単結晶Si基板を出
発材料として、単結晶層を表面にのみに残して下部のS
i基板を透明なSiO2 に変質させるものであり、従来
困難であった光透過性基板上に結晶性の優れた単結晶層
を形成することが容易になった。また、ガラス基板など
を用いないので、新たな不純物汚染の心配がない。
間の容量が低減され、α線等によるソフトエラー等のな
いバイポーラトランジスタと、浮遊容量が少なく、ラッ
チアップ現象等のない電界効果トランジスタを作製で
き、これらを適宜組み合わせることにより、高速動作が
可能な集積回路を低価格で提供することが可能となる。
また、本発明によれば、元々良質な単結晶Si基板を出
発材料として、単結晶層を表面にのみに残して下部のS
i基板を透明なSiO2 に変質させるものであり、従来
困難であった光透過性基板上に結晶性の優れた単結晶層
を形成することが容易になった。また、ガラス基板など
を用いないので、新たな不純物汚染の心配がない。
【0099】また実施例にも詳細に記述したように、多
数処理を短時間に行うことが可能となり、その生産性と
経済性に多大の進歩がある。
数処理を短時間に行うことが可能となり、その生産性と
経済性に多大の進歩がある。
【図1】本発明の一実施例による半導体装置の模式的断
面図である。
面図である。
【図2】図1に示す半導体装置の基板作製工程を説明す
るための模式的断面図である。
るための模式的断面図である。
【図3】図1に示す半導体装置のバイポーラトランジス
タ形成の工程を説明するための模式的断面図である。
タ形成の工程を説明するための模式的断面図である。
【図4】図1に示す半導体装置の電界効果トランジスタ
形成の工程を説明するための模式的断面図である。
形成の工程を説明するための模式的断面図である。
【図5】本発明の一例の半導体装置の回路図である。
1 光透過性絶縁物酸化シリコン基板 2 NPN型バイポーラトランジスタ 3 Nチャンネル電界効果トランジスタ 4 Pチャンネル電界効果トランジスタ 5 島状単結晶層 6 島状単結晶層 7 島状単結晶層 8 酸化膜 9 エミッタ領域 10 コレクタコンタクト領域 11 層間絶縁層 12 ベース電極 13 エミッタ電極 14 コレクタ電極 15 コレクタ領域 16 ベース領域 17 島状単結晶層 18 島状単結晶層 19 ゲート酸化膜 20 ゲート酸化膜 21 ゲート電極 22 ゲート電極 23 ソース領域 24 ドレイン領域 25 ソース領域 26 ドレイン領域 27 ソース電極 28 ドレイン電極 29 ソース電極 30 ドレイン電極 31 パシベーション膜 41 Si単結晶基板 42 Si単結晶基板 43 多孔質Si基板 44 Si3 N4 酸化防止膜
Claims (5)
- 【請求項1】 多孔質半導体層上に非多孔質半導体単結
晶層を有する基板の該多孔質半導体層を酸化して、少な
くとも可視光領域において光透過性絶縁物とした基板
と、 該光透過性絶縁物基板上の前記非多孔質半導体単結晶層
を活性領域としたバイポーラトランジスタ及び絶縁ゲー
ト型電界効果トランジスタを有することを特徴とする半
導体装置。 - 【請求項2】 前記非多孔質半導体単結晶層が非多孔質
シリコン単結晶層であり、前記多孔質半導体層が多孔質
シリコン層である請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項3】 多孔質シリコン基板上に非多孔質シリコ
ン単結晶層を有する基板を形成する工程と、 前記多孔質シリコン基板を酸化して、少なくとも可視光
領域において透光性の、光透過性絶縁物基板とする工程
と、 前記非多孔質シリコン単結晶層を活性層として素子を形
成する工程と、 を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記非多孔質シリコン単結晶層がエピタ
キシャル成長により、前記多孔質シリコン基板上に形成
されることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置の
製造方法。 - 【請求項5】 前記多孔質シリコン基板上に非多孔質シ
リコン単結晶層を有する基板を形成する工程が、P型シ
リコン基板上にN型シリコン単結晶層を形成した基板
を、陽極化成により、前記P型シリコン基板を多孔質化
する工程であることを特徴とする請求項3に記載の半導
体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4194192A JPH05218316A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 半導体装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4194192A JPH05218316A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 半導体装置及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05218316A true JPH05218316A (ja) | 1993-08-27 |
Family
ID=12622245
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4194192A Pending JPH05218316A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 半導体装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05218316A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6693329B2 (en) | 2001-01-19 | 2004-02-17 | Seiko Epson Corporation | Semiconductor devices having a field effect transistor and a bi-polar transistor |
| US6734500B2 (en) | 2000-12-15 | 2004-05-11 | Seiko Epson Corporation | Semiconductor devices including a bi-polar transistor and a field effect transistor |
| US6762465B2 (en) | 2001-01-19 | 2004-07-13 | Seiko Epson Corporation | BiCMOS inverter |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP4194192A patent/JPH05218316A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6734500B2 (en) | 2000-12-15 | 2004-05-11 | Seiko Epson Corporation | Semiconductor devices including a bi-polar transistor and a field effect transistor |
| US6693329B2 (en) | 2001-01-19 | 2004-02-17 | Seiko Epson Corporation | Semiconductor devices having a field effect transistor and a bi-polar transistor |
| US6762465B2 (en) | 2001-01-19 | 2004-07-13 | Seiko Epson Corporation | BiCMOS inverter |
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