JPH0521934B2 - - Google Patents
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- JPH0521934B2 JPH0521934B2 JP62097908A JP9790887A JPH0521934B2 JP H0521934 B2 JPH0521934 B2 JP H0521934B2 JP 62097908 A JP62097908 A JP 62097908A JP 9790887 A JP9790887 A JP 9790887A JP H0521934 B2 JPH0521934 B2 JP H0521934B2
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Description
[産業上の利用分野]
本発明は、ポリオレフイン組成物に関する。さ
らに詳しくは、耐衝撃白化性、光沢、耐衝撃性、
機械的強度および剛性に優れた成形品が得られる
ポリオレフイン組成物に関する。 [従来の技術] 一般にプロピレン系重合体は優れた加工性、耐
薬品性、電気的性質および機械的性質を有するの
で、射出成形品、中空成形品、フイルム、シー
ト、繊維等に加工され各種の用途に用いられてい
る。しかしながら各種の具体的用途によつては、
これらの性質、とりわけ耐衝撃性が充分とは云え
ない場合があり、機械的衝撃を受ける成形品、も
しくは低温で使用される成形品には使用され難い
という問題点がある。一般にプラスチツク材料の
剛性と耐衝撃性とは非両立的関係にあり、前者と
後者を同時に改善し向上させることは極めて困難
な場合が多い。プロピレン系重合体の耐衝撃性の
向上に関しては、いくつかの提案が為されてい
る。例えばプロピレン系重合体に低密度ポリエチ
レン、高密度ポリエチレンもしくは非晶性エチレ
ン−プロピレンランダム共重合体等を混合し溶融
混練処理する方法またはプロピレンをエチレンと
ブロツク共重合させる方法がよく知られている。
しかしながら、エチレン−プロピレンブロツク共
重合体はプロピレン単独重合体にくらべて耐衝撃
性は著しく向上する反面応力による衝撃を受けた
場合、該応力の集中した部分が白濁すなわち白化
し成形品としての商品価値を著しく損なうといつ
た問題がある。 このため、従来よりプロピレン系重合体の耐衝
撃性および耐衝撃白化性を向上する目的で特公昭
39−18746号公報、特公昭47−26369号公報、特開
昭48−71478号公報、特公昭49−15044号公報、特
開昭49−99351号公報、特開昭53−42234号公報、
特開昭54−41950号公報、特開昭56−163137号公
報、特開昭58−185634号公報、特開昭58−208337
号公報および特開昭60−112844号公報の各公報に
おいてプロピレン系重合体に高密度ポリエチレン
および晶非性エチレン−プロピレン系ランダム共
重合体を特定量配合してなるポリオレフイン組成
物が、またプロピレン系重合体の耐衝撃性、耐衝
撃白化性および剛性を向上する目的で特公昭45−
23416号公報においてプロピレン系重合体、高密
度ポリエチレンおよび無定形のエチレン−プロピ
レン共重合物からなる三成分混和物に対して芳香
族スルホン酸系化合物および有機カルボン酸系化
合物から選ばれた1種または2種以上の造核剤を
添加してなるポリオレフイン組成物が提案されて
いる。また、プロピレン系重合体の結晶化温度を
融点側に近づけることを目的として特開昭61−
103944号公報においてプロピレン単独重合体、結
晶性α−オレフイン−プロピレンランダム共重合
体および結晶性エチレン−プロピレンブロツク共
重合体から選ばれた1種または2種に高密度ポリ
エチレンもしくは非晶性エチレン−プロピレンラ
ンダム共重合体を配合してなる配合物に対して有
機リン酸ソーダを含有させたポリオレフイン組成
物が提案されている。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、前記特公昭39−18746号公報、
特公昭47−26369号公報、特開昭48−71478号公
報、特公昭49−15044号公報、特開昭49−99351号
公報、特開昭53−42234号公報、特開昭54−41950
号公報、特開昭56−163137号公報、特開昭58−
185634号公報、特開昭58−208337号公報および特
開昭60−112844号公報の各公報に提案されたプロ
ピレン系重合体に高密度ポリエチレンおよび非晶
性エチレン−プロピレン系ランダム共重合体を特
定量配合したポリオレフイン組成物ではその耐衝
撃性および耐衝撃白化性はかなり改善されるもの
の剛性は未だ充分満足できるものではない。また
特公昭45−23416号公報に提案されたプロピレン
系重合体、高密度ポリエチレンおよび無定形のエ
チレン−プロピレン共重合物からなる三成分混和
物に対して芳香族スルホン酸系化合物および有機
カルボン酸系化合物から選ばれた1種または2種
以上の造核剤を添加してなるポリオレフイン組成
物ではその耐衝撃性および耐衝撃白化性は前記各
公報と同様かなり改善され、剛性の改善効果はあ
る程度認められるものの未だ充分満足できるもの
ではない。また、特開昭61−103944号公報に提案
されたプロピレン単独重合体、結晶性α−オレフ
イン−プロピレンランダム共重合体および結晶性
エチレン−プロピレンブロツク共重合体から選ば
れた1種または2種以上に高密度ポリエチレンも
しくは非晶性エチレン−プロピレンランダム共重
合物を配合してなる配合物に対して有機リン酸ソ
ーダを含有させたポリオレフイン組成物の剛性の
改善効果は、該有機リン酸ソーダの配合によりか
なり認められるものの耐衝撃性、耐衝撃白化性お
よび剛性の3者を同時に満足できるものではな
い。さらに前記特開昭61−103944号公報に於てプ
ロピレン単独重合体、結晶性α−オレフイン−プ
ロピレンランダム共重合体および結晶性エチレン
−プロピレンブロツク共重合体を主成分とし、高
密度ポリエチレンおよび非晶性エチレン−プロピ
レンランダム共重合物を組み合わせた配合物に対
して有機リン酸ソーダを含有させたポリオレフイ
ン組成物は何ら記載されておらず、また該ポリオ
レフイン組成物が耐衝撃性、耐衝撃白化性および
剛性の3者を同時に改善し得ることを示唆する記
載すら認められない。 本発明者らは、前述のポリオレフイン組成物に
関する上述の問題点を解決するために鋭意研究し
た。その結果、結晶性α−オレフイン−プロピレ
ンランダム共重合体およびプロピレン単独重合体
に、高密度エチレン系重合体、非晶性エチレン−
プロピレンランダム共重合体または非晶性エチレ
ン−プロピレン−非共役ジエンランダム共重合体
および下記一般式[]で示されるフオスフエー
ト系化合物(以下、化合物Aという。)をそれぞ
れ特定量配合してなる組成物が、上述のポリオレ
フイン組成物の問題点を解決することができ、さ
らに光沢および機械的強度にも優れた成形品を与
える組成物が得られることを見い出し、この知見
に基づき本発明を完成した。 (但し、式中R1は硫黄または炭素数1〜4のア
ルキリデン基を、R2およびR3はそれぞれ水素ま
たは炭素数1〜8の同種もしくは異種のアルキル
基を、Mは1価〜3価の金属原子を、mは0また
は1を、nは1〜3の整数を示す。) 以上の記述から明らかなように、本発明の目的
は耐衝撃白化性、光沢、耐衝撃性、機械的強度お
よび剛性に優れた成形品を与えるポリオレフイン
組成物を提供することである。 [問題点を解決するための手段] 本発明は下記の構成を有する。 (A)結晶性α−オレフイン−プロピレンランダム
共重合体35〜97重量部、(B)プロピレン単独重合体
1〜30重量部、(C)高密度エチレン系重合体1〜15
重量部および(D)非晶性エチレン−プロピレンラン
ダム共重合体または非晶性エチレン−プロピレン
−非共役ジエンランダム共重合体1〜20重量部の
各成分からなり、成分(A)〜(D)の合計100重量部に
対して、下記一般式[]で示されるフオスフエ
ート系化合物(以下、化合物Aという。)を0.01
〜1重量部配合してなるポリオレフイン組成物。 (但し、式中R1は硫黄または炭素数1〜4のア
ルキリデン基を、R2およびR3はそれぞれ水素ま
たは炭素数1〜8の同種もしくは異種のアルキル
基を、Mは1価〜3価の金属原子を、mは0また
は1を、nは1〜3の整数を示す。) 本発明に用いる成分(A)である結晶性α−オレフ
イン−プロピレンランダム共重合体とは、プロピ
レンと炭素数2〜8(但し炭素数3を除く)のα
−オレフインの1種または2種以上との結晶性ラ
ンダム共重合体であり、好ましくは結晶性エチレ
ン−プロピレンランダム共重合体、結晶性エチレ
ン−プロピレン−ブテン−1ランダム共重合体、
結晶性プロピレン−ブテン−1ランダム共重合体
である。α−オレフインの含有量は1〜10重量%
が好ましい。またメルトフローレート(MFR;
230℃における荷重2.16Kgを加えた場合の10分間
の溶融樹脂の吐出量)は通常0.01〜100g/10分、
好ましくは0.1〜50g/10分である。 また、本発明に用いる成分(B)であるプロピレン
単独重合体とはプロピレンの単独重合体であり、
メルトフローレート(MFR)の通常0.01〜100
g/10分、好ましくは0.1〜50g/10分である。 また、本発明に用いる成分(C)である高密度エチ
レン系重合体とはエチレンの単独重合体またはエ
チレンと炭素数3〜8のα−オレフインの1種ま
たは2種以上との共重合体であり、密度が0940〜
0.975g/cm3のものが好ましい。またメルトイン
デツクス(MI;190℃における荷重2.16Kgを加え
た場合の10分間の溶融樹脂の吐出量)は通常0.01
〜100g/10分、好ましくは0.1〜50g/10分であ
る。 また、本発明に用いる成分(D)である非晶性エチ
レン−プロピレンランダム共重合体または非晶性
エチレン−プロピレン−非共役ジエンランダム共
重合体とはプロピレン含有量が20〜60重量%、好
ましくは20〜50重量%、ムーニー粘度ML1+4
(100℃)が10〜140、好ましくは20〜120の非晶性
ランダム共重合体である。また非晶性エチレン−
プロピレン−非共役ジエンランダム共重合体にあ
つてはヨウ素価が20以下のものが好ましい。 以上の各成分の配合割合は成分(A)35〜97重量
部、好ましくは55〜89重量部、成分(B)1〜30重量
部、好ましくは5〜20重量部、成分(C)1〜15重量
部、好ましくは3〜10重量部および成分(D)1〜20
重量部、好ましくは3〜15重量部であり、成分(A)
〜(D)の各成分の合計量が100重量部となるように
配合する。 本発明で用いられる化合物Aとしてはナトリウ
ム−2,2′−メチレン−ビス−(4,6−ジ−t
−ブチルフエニル)フオスフエート、ナトリウム
−2,2′−エチリデン−ビス−(4,6−ジ−t
−ブチルフエニル)フオスフエート、リチウム−
2,2′−メチレン−ビス−(4,6−ジ−t−ブ
チルフエニル)フオスフエート、リチウム−2,
2′−エチリデン−ビス−(4,6−ジ−t−ブチ
ルフエニル)フオスフエート、ナトリウム−2,
2′−エチリデン−ビス−(4−i−プロピル−6
−t−ブチルフエニル)フオスフエート、リチウ
ム−2,2′−メチレン−ビス−(4−メチル−6
−t−ブチルフエニル)フオスフエート、リチウ
ム−2,2′−メチレン−ビス−(4−エチル−6
−t−ブチルフエニル)フオスフエート、カルシ
ウム−ビス−[2,2′−チオビス−(4−メチル−
6−t−ブチルフエニル)フオスフエート]、カ
ルシウム−ビス−[2,2′−チオビス−(4−エチ
ル−6−t−ブチルフエニル)フオスフエート]、
カルシウム−ビス−[2,2′−チオビス−(4,6
−ジ−t−ブチルフエニル)フオスフエート]、
マグネシウム−ビス−[2,2′−チオビス−(4,
6−ジ−t−ブチルフエニル)フオスフエート]、
マグネシウム−ビス−[2,2′−チオビス−(4−
t−オクチルフエニル)フオスフエート]、ナト
リウム−2,2′−ブチリデン−ビス−(4,6−
ジ−メチルフエニル)フオスフエート、ナトリウ
ム−2,2′−ブチリデン−ビス−(4,6−ジ−
t−ブチルフエニル)フオスフエート、ナトリウ
ム−2,2′−t−オクチルメチレン−ビス−(4,
6−ジ−メチルフエニル)フオスフエート、ナト
リウム−2,2′−t−オクチルメチレン−ビス−
(4,6−ジ−t−ブチルフエニル)フオスフエ
ート、カルシウム−ビス−[2,2′−メチレン−
ビス−(4,6−ジ−t−ブチルフエニル)フオ
スフエート]、マグネシウム−ビス−[2,2′−メ
チレン−ビス−(4,6−ジ−t−ブチルフエニ
ル)フオスフエート]、バリウム−ビス−[2,
2′−メチレン−ビス−(4,6−ジ−t−ブチル
フエニル)フオスフエート]、ナトリウム−2,
2′−メチレン−ビス−(4−メチル−6−t−ブ
チルフエニル)フオスフエート、ナトリウム−
2,2′−メチレン−ビス−(4−エチル−6−t
−ブチルフエニル)フオスフエート、ナトリウム
(4,4′−ジメチル−6,6′−ジ−t−ブチル−
2,2′−ビフエニル)フオスフエート、カルシウ
ム−ビス−[(4,4′−ジメチル−6,6−ジ−t
−ブチル−2,2′−ビフエニル)フオスフエー
ト]、ナトリウム−2,2′−エチリデン−ビス−
(4−s−ブチル−6−t−ブチルフエニル)フ
オスフエート、ナトリウム−2,2′−メチレン−
ビス−(4,6−ジ−メチルフエニル)フオスフ
エート、ナトリウム−2,2′−メチレン−ビス−
(4,6−ジ−エチルフエニル)フオスフエート、
カルシウム−2,2′−エチリデン−ビス−(4,
6−ジ−t−ブチルフエニル)フオスフエート、
カルシウム−ビス−[2,2′−エチリデン−ビス
−(4,6−ジ−t−ブチルフエニル)フオスフ
エート]、マグネシウム−ビス−[2,2′−エチリ
デン−ビス−(4,6−ジ−t−ブチルフエニル)
フオスフエート]、バリウム−ビス−[2,2′−エ
チリデン−ビス−(4,6−ジ−t−ブチルフエ
ニル)フオスフエート]、アルミニウム−トリス
−[2,2′−メチレン−ビス−(4,6−ジ−t−
ブチルフエニル)フオスフエート]およびアルミ
ニウム−トリス−[2,2′−エチリデン−ビス−
(4,6−ジ−t−ブチルフエニル)フオスフエ
ート]などを例示できる。特にナトリウム−2,
2′−メチレン−ビス−(4,6−ジ−t−ブチル
フエニル)フオスフエートが好ましい。該化合物
Aの配合割合は、上述の成分(A)、成分(B)、成分(C)
および成分(D)の各成分の合計量100重量部に対し
て0.01〜1重量部、好ましくは0.05〜0.5重量部で
ある。0.01重量部未満の配合では剛性、光沢およ
び機械的強度の改善効果が充分に発揮されず、ま
た1重量部を超えても構わないが、それ以上の上
述の効果の向上が期待できず実際的でないばかり
でなくまた不経済である。 本発明の組成物にあつては、成分(A)、成分(B)お
よび成分(C)を除く各種の熱可塑性合成樹脂(例え
ば超低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、
直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレ
ン、プロピレンとエチレン、ブテン−1、ペンテ
ン−1、4−メチル−ペンテン−1、ヘキセン−
1、オクテン−1などのα−オレフインの1種ま
たは2種以上との結晶性ブロツク共重合体、ポリ
ブテン、ポリ−4−メチルペンテン−1、α−オ
レフインと酢酸ビニル、アクリル酸エステルなど
との共重合体もしくは該共重合体のケン化物、α
−オレフインと不飽和シラン化合物との共重合
体、α−オレフインと不飽和カルボン酸もしくは
その無水物との共重合体、該共重合体と金属イオ
ン化合物との反応生成物、ポリオレフインを不飽
和カルボン酸もしくはその誘導体で変性したポリ
オレフイン、ポリオレフインを不飽和シラン化合
物で変性したシラン変性ポリオレフイン、ポリス
チレン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、
アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合
体、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、
ポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリ塩化ビニル、フツ素樹脂など)、または
成分(D)を除く通常ポリオレフインに添加される各
種の合成ゴム(例えばポリブタジエン、ポリイソ
プレン、ポリクロロプレン、塩素化ポリエチレ
ン、塩素化ポリプロピレン、スチレン−ブタジエ
ン系ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン系ゴ
ム、スチレン−ブタジエン−スチレンブロツク共
重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロツ
ク共重合体、スチレン−エチレン−ブチレン−ス
チレンブロツク共重合体、スチレン−プロピレン
−ブチレン−スチレンブロツク共重合体など)を
本発明の目的を損なわない範囲で併用することが
できる。 また、本発明の組成物にあつては、通常ポリオ
レフインに添加される各種の添加剤例えばフエノ
ール系、チオエーテル系、リン系などの酸化防止
剤、光安定剤、透明化剤、造核剤、滑剤、帯電防
止剤、防曇剤、アンチブロツキング剤、無滴剤、
顔料、重金属不活性化剤(銅害防止剤)、過酸化
物の如きラジカル発生剤、金属石鹸類などの分散
剤もしくは中和剤、無機充填剤(例えばタルク、
マイカ、クレー、ウオラストナイト、ゼオライ
ト、アスベスト、炭酸カルシウム、水酸化アルミ
ニウム、水酸化マグネシウム、二酸化ケイ素、二
酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、硫化
亜鉛、硫酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸
アルミニウム、ガラス繊維、チタン酸カリウム、
炭素繊維、カーボンブラツク、グラフアイト、金
属繊維など)もしくはカツプリング剤(例えばシ
ラン系、チタネート系、ボロン系、アルミネート
系、ジルコアルミネート系など)の如き表面処理
剤で表面処理された前記無機充填剤または有機充
填剤(例えば木粉、パルブ、故紙、合成繊維、天
然繊維など)を本発明の目的を損なわない範囲で
併用することができる。 本発明の組成物は前述の本発明に係わる成分
(A)、成分(B)、成分(C)および成分(D)に対して、前期
化合物Aならびに通常ポリオレフインに添加され
る前述の各種添加剤の所定量を通常の混合装置例
えばヘンセルミキサー(商品名)、スーパーミキ
サー、リボンブレンダー、バンバリミキサーなど
を用いて混合し、通常の単軸押出機、2軸押出
機、ブラベンダーまたはロールなどで、溶融混練
温度170℃〜300℃、好ましくは200℃〜250℃で溶
融混練ペレタイズすることにより得ることができ
る。得られた組成物は射出成形法、押出成形法、
ブロー成形法などの各種成形法により目的とする
成形品の製造に供される。 [作用] 本発明において化合物Aで示されるフオスフエ
ート系化合物は特開昭58−1736号公報に開示され
た如く造核剤として剛性および機械的強度の改善
に作用することが一般に知られている。しかしな
がら、前記化合物Aを本発明に係わる特定の配合
割合からなる成分(A)、成分(B)、成分(C)および成分
(D)に配合することにより、従来公知の造核剤の配
合からは到底予測できない驚くべき相乗効果が発
揮され、剛性、光沢および機械的強度が著しく優
れた成形品を与える組成物が得られることを見い
出した。 [効果] 本発明の組成物は、結晶性プロピレン系ランダ
ム共重合体、プロピレン単独重合体、高密度ポリ
エチレンおよび非晶性エチレン−プロピレンラン
ダム共重合体からなる4成分に各種造核剤を配合
してなるポリオレフイン組成物の従来公知の組成
物に比較して、(1)剛性、光沢および機械的強度が
著しく優れている。(2)耐衝撃白化性および耐衝撃
性が優れている。(3)耐衝撃白化性、光沢、耐衝撃
性、機械的強度および剛性の要求される各種用途
とりわけバツテリーケース、ウオツシヤータンク
等の自動車部品、洗濯機の上蓋および中蓋、掃除
機のハウジング等の家庭部品に好適に使用でき
る。 [実施例] 以下、実施例および比較例によつて本発明を具
体的に説明するが、本発明はこれによつて限定さ
れるものではない。 尚、実施例および比較例で用いた評価方法は次
の方法によつた。 () 耐衝撃白化性:得られたペレツトを用いて
長さ50mm、巾50mm、厚み2mmの試験片を射出成
形法により作成し、該試験片を用いて該試験片
の中心部に鋼球が当たるように500gの鋼球を
100cmの高さから自然落下させ、該試験片に衝
撃白化を発生させる。発生した白化を以下の4
段階に分類することにより耐衝撃白化性を評価
した。 ◎:ほとんど白化が認められない。 ○:わずかに白化が認められる。 △:かなり白化が認められる。 ×:著しい白化が認められる。 () 光沢:得られたペレツトを用いて長さ50
mm、巾50mm、厚み2mmの試験片を射出成形法に
より作成し、該試験片を用いて光沢率を測定
(ASTM D 523に準拠)することにより光沢
を評価した。 () 耐衝撃性:得られたペレツトを用いて長さ
63.5mm、巾13mm、厚み3.5mmの試験片(ノツチ
有り)を射出成形法により作成し、該試験片を
用いて23℃におけるアイゾツト衝撃強度を測定
(JIS K 7110に準拠)することにより耐衝撃
性を評価した。 () 機械的強度:得られたペレツトを用いて長
さ175mm、巾10mm、厚み3.3mmのJIS 1号を試験
片を射出成形法により作成し、該試験片を用い
て引張強度を測定(JIS K 7113に準拠)する
ことにより機械的強度を評価した。 () 剛的:得られたペレツトを用いて長さ100
mm、巾10mm、厚み4mmの試験片を射出成形法に
より作成し、該試験片を用いて曲げ弾性率を測
定(JIS K 7203に準拠)することにより剛性
を評価した。 実施例1〜11、比較例1〜9 成分(A)としてMFR7.0g/10分の安定化されて
いない粉末状結晶性エチレン−プロピレンランダ
ム共重合体(エチレン含有量2.5重量%;(A)−
[])、後述の第1表に示した成分(B)、成分(C)お
よび成分(D)をそれぞれ後述の第1表に示した配合
割合となるように配合し、さらに成分(A)〜(D)の合
計量100重量部に、化合物Aとしてナトリウム−
2,2′−メチレン−ビス−(4,6−ジ−t−ブ
チルフエニル)フオスフエートおよび他の添加剤
のそれぞれ所定量を後述の第1表に記載した配合
割合でヘンセルミキサー(商品名)に入れ、3分
間撹拌混合した後口径40mmの単軸押出機で200℃
にて溶融混練処理してペレツト化した。また比較
例1〜9として成分(A)がMFR7.0g/10分の安定
化されていない粉末状結晶性エチレン−プロピレ
ンランダム共重合体(エチレン含有量2.5重量
%;(A)−[])、後述の第1表に示した成分(B)、
成分(C)、成分(D)およびEPBをそれぞれ後述の第
1表に示した配合割合となるように配合し、さら
に成分(A)〜(D)およびEPBの合計量100重量部に、
後述の第1表に記載の添加剤のそれぞれ所定量を
配合し、実施例1〜11に準拠して溶融混練処理し
てペレツトを得た。 耐衝撃白化性、光沢、耐衝撃性、機械的強度お
よび剛性試験に用いる試験片は、得られたペレツ
トを樹脂温度250℃、金型温度50℃で射出成形に
より調製した。 得られた試験片を用いて前記の試験方法により
耐衝撃白化性、光沢、耐衝撃性、機械的強度およ
び剛性の評価を行つた。これらの結果を第1表に
示した。 実施例12〜22、比較例10〜18 成分(A)としてMFR2.0g/10分の安定化されて
いない粉末状結晶性エチレン−プロピレンランダ
ム共重合体(エチレン含有量4.5重量%;(A)−
[])、後述の第2表に示した成分(B)、成分(C)お
よび成分(D)をそれぞれ後述の第2表に示した配合
割合となるように配合し、さらに成分(A)〜(D)の合
計量100重量部に、化合物Aとしてナトリウム−
2,2′−メチレン−ビス−(4,6−ジ−t−ブ
チルフエニル)フオスフエートおよび他の添加剤
のそれぞれ所定量を後述の第2表に記載した配合
割合でヘンセルミキサー(商品名)に入れ、3分
間撹拌混合した後口径40mmの単軸押出機で200℃
にて溶融混練処理してペレツト化した。また比較
例10〜18として成分(A)がMFR2.0g/10分の安定
化されていない粉末状結晶性エチレン−プロピレ
ンランダム共重合体(エチレン含有量4.5重量
%;(A)−[])、後述の第2表に示した成分(B)、
成分(C)、成分(D)およびEPBをそれぞれ後述の第
2表に示した配合割合となるように配合し、さら
に成分(A)〜(D)およびEPBの合計量100重量部に、
後述の第2表に記載の添加剤のそれぞれ所定量を
配合し、実施例12〜23に準拠して溶融混練処理し
てペレツトを得た。 耐衝撃白化性、光沢、耐衝撃性、機械的強度お
よび剛性試験に用いる試験片は、得られたペレツ
トを樹脂温度250℃、金型温度50℃で射出成形に
より調製した。 得られた試験片を用いて前記の試験方法により
耐衝撃白化性、光沢、耐衝撃性、機械的強度およ
び剛性の評価を行つた。これらの結果を第2表に
示した。 実施例23〜33、比較例19〜27 成分(A)としてMFR7.0g/10分の安定化されて
いない粉末状結晶性エチレン−プロピレン−ブテ
ン−1ランダム共重合体(エチレン含有量2.5重
量%、ブテン−1含有量4.5重量%;(A)−[])、
後述の第3表に示した成分(B)、成分(C)および成分
(D)をそれぞれ後述の第3表に示した配合割合とな
るように配合し、さらに成分(A)〜(D)の合計100重
量部に、化合物Aとしてナトリウム−2,2′−メ
チレン−ビス−(4,6−ジ−t−ブチルフエニ
ル)フオスフエートおよび他の添加剤のそれぞれ
所定量を後述の第3表に記載した配合割合でヘン
セルミキサー(商品名)に入れ、3分間撹拌混合
した後口径40mmの単軸押出機で200℃にて溶融混
練処理してペレツト化した。また比較例19〜27と
して成分(A)がMFR7.0g/10分の安定化されてい
ない粉末状結晶性エチレン−プロピレン−ブテン
−1ランダム共重合体(エチレン含有量2.5重量
%、ブテン−1含有量4.5重量%;(A)−[])、後
述の第3表に示した成分(B)、成分(C)、成分(D)およ
びEPBをそれぞれ後述の第3表に示した配合割
合となるように配合し、さらに成分(A)〜(D)および
EPBの合計量100重量部に、後述の第3表に記載
の添加剤のそれぞれ所定量を配合し、実施例23〜
33に準拠して溶融混練処理してペレツトを得た。 耐衝撃白化性、光沢、耐衝撃性、機械的強度お
よび剛性試験に用いる試験片は、得られたペレツ
トを樹脂温度250℃、金型温度50℃で射出成形に
より調製した。 得られた試験片を用いて前記の試験方法により
耐衝撃白化性、光沢、耐衝撃性、機械的強度およ
び剛性の評価を行つた。これらの結果を第3表に
示した。 実施例34〜44、比較例28〜36 成分(A)としてMFR7.0g/10分の安定化されて
いない粉末状結晶性エチレン−プロピレン−ブテ
ン−1ランダム共重合体(エチレン含有量4.0重
量%、ブテン−1含有量4.5重量%;(A)−[])、
後述の第4表に示した成分(B)、成分(C)および成分
(D)をそれぞれ後述の第4表に示した配合割合とな
るように配合し、さらに成分(A)〜(D)の合計量100
重量部に、化合物Aとしてナトリウム−2,2′−
メチレン−ビス−(4,6−ジ−t−ブチルフエ
ニル)フオスフエートおよび他の添加剤のそれぞ
れ所定量を後述の第4表に記載した配合割合でヘ
ンセルミキサー(商品名)に入れ、3分間撹拌混
合した後口径40mmの単軸押出機で200℃にて溶融
混練処理してペレツト化した。また比較例28〜36
として成分(A)がMFR7.0g/10分の安定化されて
いない粉末状結晶性エチレン−プロピレン−ブテ
ン−1ランダム共重合体(エチレン含有量4.0重
量%、ブテン−1含有量4.5重量%;(A)−[])、
後述の第4表に示した成分(B)、成分(C)、成分(D)お
よびEPBをそれぞれ後述の第4表に示した配合
割合となるように配合し、さらに成分(A)〜(D)およ
びEPBの合計量100重量部に、後述の第4表に記
載の添加剤のそれぞれ所定量を配合し、実施例34
〜44に準拠して溶融混練処理してペレツトを得
た。 耐衝撃白化性、光沢、耐衝撃性、機械的強度お
よび剛性試験に用いる試験片は、得られたペレツ
トを樹脂温度250℃、金型温度50℃で射出成形に
より調製した。 得られた試験片を用いて前記の試験方法により
耐衝撃白化性、光沢、耐衝撃性、機械的強度およ
び剛性の評価を行つた。これらの結果を第4表に
示した。 第1〜4表に示される本発明に係わる成分(A)〜
(D)および化合物AならびにEPBおよび添加剤は
下記の通りである。 成分(A) (A)−[];結晶性エチレン−プロピレンランダム
共重合体(MFR7.0g/10分;エチレン含有量
2.5重量%) (A)−[];結晶性エチレン−プロピレンランダム
共重合体(MFR2.0g/10分;エチレン含有量
4.5重量%) (A)−[];結晶性エチレン−プロピレン−ブテン
−1ランダム共重合体(MFR7.0g/10分;エ
チレン含有量2.5重量%、ブテン−1含有量4.5
重量%) (A)−[];結晶性エチレン−プロピレン−ブテン
−1ランダム共重合体(MFR7.0g/10分;エ
チレン含有量4.0重量%、ブテン−1含有量4.5
重量%) 成分(B) (B)−[];プロピレン単独重合体(MFR6.0g/
10分) EPB;結晶性エチレン−プロピレンブロツク共
重合体(MFR4.0g/10分;エチレン含有量8.5
重量%) (C)−[];チーグラー・ナツタ系高密度エチレン
単独重合体(MI5.0g/10分;密度0.963g/
cm3) (C)−[];チーグラー・ナツタ系高密度エチレン
−プロピレン共重合体(MI5.0g/10分;密度
0.950g/cm3;メチル分岐3.0個/1000炭素) (C)−[];チーグラー・ナツタ系高密度エチレン
−ブテン−1共重合体(MI5.0g/10分;密度
0.948g/cm3;エチル分岐0.014個/1000炭素) 成分(D) (D)−[];非晶性エチレン−プロピレンランダム
共重合体(メーニー粘度MLl+4(100℃)63;
プロピレン含有量23重量%;日本合成ゴム社製
商品名[JSR T7961]) (D)−[];非晶性エチレン−プロピレンランダム
共重合体(ムーニー粘度MLl+4(100℃)40;
プロピレン含有量49重量%;日本合成ゴム社製
商品名[JSR EP11]) (D)−[];非晶性エチレン−プロピレン−エチリ
デンノルボルネンランダム共重合体(ムーニー
粘度MLl+4(100℃)82;プロピレン含有量26
重量%;ヨウ素価15.0;日本合成ゴム社製 商
品名[JSR EP57P]) 化合物A;ナトリウム−2,2′−メチレン−ビス
−(4,6−ジ−t−ブチルフエニル)フオス
フエート(アデカ・アーガス化学社製 商品名
[MARK NA−11UF]) 造核剤1;p−t−ブチル安息香酸アルミニウム 造核剤2;1・3,2・4−ジベンジリデンソル
ビトール 造核剤3;ナトリウム−ビス−(4−t−ブチル
フエニル)フオスフエート(アデカ・アーガス
化学社製 商品名[MARK NA−10UF]) フエノール系酸化防止剤1;2,6−ジ−t−ブ
チル−p−クレゾール フエノール系酸化防止剤2;テトラキス[メチレ
ン−3−(3′,5′−ジ−t−4′−ヒドロキシフエ
ニル)プロピオネート]メタン リン系酸化防止剤1;ビス(2,4−ジ−t−ブ
チルフエニル)−ペンタエリスリトール−ジフ
オスフアイト リン系酸化防止剤2;テトラキス(2,4−ジ−
t−ブチルフエニル)−4,4′−ビフエニレン
−ジ−フオスフオナイト Ca−St;ステアリン酸カルシウム
らに詳しくは、耐衝撃白化性、光沢、耐衝撃性、
機械的強度および剛性に優れた成形品が得られる
ポリオレフイン組成物に関する。 [従来の技術] 一般にプロピレン系重合体は優れた加工性、耐
薬品性、電気的性質および機械的性質を有するの
で、射出成形品、中空成形品、フイルム、シー
ト、繊維等に加工され各種の用途に用いられてい
る。しかしながら各種の具体的用途によつては、
これらの性質、とりわけ耐衝撃性が充分とは云え
ない場合があり、機械的衝撃を受ける成形品、も
しくは低温で使用される成形品には使用され難い
という問題点がある。一般にプラスチツク材料の
剛性と耐衝撃性とは非両立的関係にあり、前者と
後者を同時に改善し向上させることは極めて困難
な場合が多い。プロピレン系重合体の耐衝撃性の
向上に関しては、いくつかの提案が為されてい
る。例えばプロピレン系重合体に低密度ポリエチ
レン、高密度ポリエチレンもしくは非晶性エチレ
ン−プロピレンランダム共重合体等を混合し溶融
混練処理する方法またはプロピレンをエチレンと
ブロツク共重合させる方法がよく知られている。
しかしながら、エチレン−プロピレンブロツク共
重合体はプロピレン単独重合体にくらべて耐衝撃
性は著しく向上する反面応力による衝撃を受けた
場合、該応力の集中した部分が白濁すなわち白化
し成形品としての商品価値を著しく損なうといつ
た問題がある。 このため、従来よりプロピレン系重合体の耐衝
撃性および耐衝撃白化性を向上する目的で特公昭
39−18746号公報、特公昭47−26369号公報、特開
昭48−71478号公報、特公昭49−15044号公報、特
開昭49−99351号公報、特開昭53−42234号公報、
特開昭54−41950号公報、特開昭56−163137号公
報、特開昭58−185634号公報、特開昭58−208337
号公報および特開昭60−112844号公報の各公報に
おいてプロピレン系重合体に高密度ポリエチレン
および晶非性エチレン−プロピレン系ランダム共
重合体を特定量配合してなるポリオレフイン組成
物が、またプロピレン系重合体の耐衝撃性、耐衝
撃白化性および剛性を向上する目的で特公昭45−
23416号公報においてプロピレン系重合体、高密
度ポリエチレンおよび無定形のエチレン−プロピ
レン共重合物からなる三成分混和物に対して芳香
族スルホン酸系化合物および有機カルボン酸系化
合物から選ばれた1種または2種以上の造核剤を
添加してなるポリオレフイン組成物が提案されて
いる。また、プロピレン系重合体の結晶化温度を
融点側に近づけることを目的として特開昭61−
103944号公報においてプロピレン単独重合体、結
晶性α−オレフイン−プロピレンランダム共重合
体および結晶性エチレン−プロピレンブロツク共
重合体から選ばれた1種または2種に高密度ポリ
エチレンもしくは非晶性エチレン−プロピレンラ
ンダム共重合体を配合してなる配合物に対して有
機リン酸ソーダを含有させたポリオレフイン組成
物が提案されている。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、前記特公昭39−18746号公報、
特公昭47−26369号公報、特開昭48−71478号公
報、特公昭49−15044号公報、特開昭49−99351号
公報、特開昭53−42234号公報、特開昭54−41950
号公報、特開昭56−163137号公報、特開昭58−
185634号公報、特開昭58−208337号公報および特
開昭60−112844号公報の各公報に提案されたプロ
ピレン系重合体に高密度ポリエチレンおよび非晶
性エチレン−プロピレン系ランダム共重合体を特
定量配合したポリオレフイン組成物ではその耐衝
撃性および耐衝撃白化性はかなり改善されるもの
の剛性は未だ充分満足できるものではない。また
特公昭45−23416号公報に提案されたプロピレン
系重合体、高密度ポリエチレンおよび無定形のエ
チレン−プロピレン共重合物からなる三成分混和
物に対して芳香族スルホン酸系化合物および有機
カルボン酸系化合物から選ばれた1種または2種
以上の造核剤を添加してなるポリオレフイン組成
物ではその耐衝撃性および耐衝撃白化性は前記各
公報と同様かなり改善され、剛性の改善効果はあ
る程度認められるものの未だ充分満足できるもの
ではない。また、特開昭61−103944号公報に提案
されたプロピレン単独重合体、結晶性α−オレフ
イン−プロピレンランダム共重合体および結晶性
エチレン−プロピレンブロツク共重合体から選ば
れた1種または2種以上に高密度ポリエチレンも
しくは非晶性エチレン−プロピレンランダム共重
合物を配合してなる配合物に対して有機リン酸ソ
ーダを含有させたポリオレフイン組成物の剛性の
改善効果は、該有機リン酸ソーダの配合によりか
なり認められるものの耐衝撃性、耐衝撃白化性お
よび剛性の3者を同時に満足できるものではな
い。さらに前記特開昭61−103944号公報に於てプ
ロピレン単独重合体、結晶性α−オレフイン−プ
ロピレンランダム共重合体および結晶性エチレン
−プロピレンブロツク共重合体を主成分とし、高
密度ポリエチレンおよび非晶性エチレン−プロピ
レンランダム共重合物を組み合わせた配合物に対
して有機リン酸ソーダを含有させたポリオレフイ
ン組成物は何ら記載されておらず、また該ポリオ
レフイン組成物が耐衝撃性、耐衝撃白化性および
剛性の3者を同時に改善し得ることを示唆する記
載すら認められない。 本発明者らは、前述のポリオレフイン組成物に
関する上述の問題点を解決するために鋭意研究し
た。その結果、結晶性α−オレフイン−プロピレ
ンランダム共重合体およびプロピレン単独重合体
に、高密度エチレン系重合体、非晶性エチレン−
プロピレンランダム共重合体または非晶性エチレ
ン−プロピレン−非共役ジエンランダム共重合体
および下記一般式[]で示されるフオスフエー
ト系化合物(以下、化合物Aという。)をそれぞ
れ特定量配合してなる組成物が、上述のポリオレ
フイン組成物の問題点を解決することができ、さ
らに光沢および機械的強度にも優れた成形品を与
える組成物が得られることを見い出し、この知見
に基づき本発明を完成した。 (但し、式中R1は硫黄または炭素数1〜4のア
ルキリデン基を、R2およびR3はそれぞれ水素ま
たは炭素数1〜8の同種もしくは異種のアルキル
基を、Mは1価〜3価の金属原子を、mは0また
は1を、nは1〜3の整数を示す。) 以上の記述から明らかなように、本発明の目的
は耐衝撃白化性、光沢、耐衝撃性、機械的強度お
よび剛性に優れた成形品を与えるポリオレフイン
組成物を提供することである。 [問題点を解決するための手段] 本発明は下記の構成を有する。 (A)結晶性α−オレフイン−プロピレンランダム
共重合体35〜97重量部、(B)プロピレン単独重合体
1〜30重量部、(C)高密度エチレン系重合体1〜15
重量部および(D)非晶性エチレン−プロピレンラン
ダム共重合体または非晶性エチレン−プロピレン
−非共役ジエンランダム共重合体1〜20重量部の
各成分からなり、成分(A)〜(D)の合計100重量部に
対して、下記一般式[]で示されるフオスフエ
ート系化合物(以下、化合物Aという。)を0.01
〜1重量部配合してなるポリオレフイン組成物。 (但し、式中R1は硫黄または炭素数1〜4のア
ルキリデン基を、R2およびR3はそれぞれ水素ま
たは炭素数1〜8の同種もしくは異種のアルキル
基を、Mは1価〜3価の金属原子を、mは0また
は1を、nは1〜3の整数を示す。) 本発明に用いる成分(A)である結晶性α−オレフ
イン−プロピレンランダム共重合体とは、プロピ
レンと炭素数2〜8(但し炭素数3を除く)のα
−オレフインの1種または2種以上との結晶性ラ
ンダム共重合体であり、好ましくは結晶性エチレ
ン−プロピレンランダム共重合体、結晶性エチレ
ン−プロピレン−ブテン−1ランダム共重合体、
結晶性プロピレン−ブテン−1ランダム共重合体
である。α−オレフインの含有量は1〜10重量%
が好ましい。またメルトフローレート(MFR;
230℃における荷重2.16Kgを加えた場合の10分間
の溶融樹脂の吐出量)は通常0.01〜100g/10分、
好ましくは0.1〜50g/10分である。 また、本発明に用いる成分(B)であるプロピレン
単独重合体とはプロピレンの単独重合体であり、
メルトフローレート(MFR)の通常0.01〜100
g/10分、好ましくは0.1〜50g/10分である。 また、本発明に用いる成分(C)である高密度エチ
レン系重合体とはエチレンの単独重合体またはエ
チレンと炭素数3〜8のα−オレフインの1種ま
たは2種以上との共重合体であり、密度が0940〜
0.975g/cm3のものが好ましい。またメルトイン
デツクス(MI;190℃における荷重2.16Kgを加え
た場合の10分間の溶融樹脂の吐出量)は通常0.01
〜100g/10分、好ましくは0.1〜50g/10分であ
る。 また、本発明に用いる成分(D)である非晶性エチ
レン−プロピレンランダム共重合体または非晶性
エチレン−プロピレン−非共役ジエンランダム共
重合体とはプロピレン含有量が20〜60重量%、好
ましくは20〜50重量%、ムーニー粘度ML1+4
(100℃)が10〜140、好ましくは20〜120の非晶性
ランダム共重合体である。また非晶性エチレン−
プロピレン−非共役ジエンランダム共重合体にあ
つてはヨウ素価が20以下のものが好ましい。 以上の各成分の配合割合は成分(A)35〜97重量
部、好ましくは55〜89重量部、成分(B)1〜30重量
部、好ましくは5〜20重量部、成分(C)1〜15重量
部、好ましくは3〜10重量部および成分(D)1〜20
重量部、好ましくは3〜15重量部であり、成分(A)
〜(D)の各成分の合計量が100重量部となるように
配合する。 本発明で用いられる化合物Aとしてはナトリウ
ム−2,2′−メチレン−ビス−(4,6−ジ−t
−ブチルフエニル)フオスフエート、ナトリウム
−2,2′−エチリデン−ビス−(4,6−ジ−t
−ブチルフエニル)フオスフエート、リチウム−
2,2′−メチレン−ビス−(4,6−ジ−t−ブ
チルフエニル)フオスフエート、リチウム−2,
2′−エチリデン−ビス−(4,6−ジ−t−ブチ
ルフエニル)フオスフエート、ナトリウム−2,
2′−エチリデン−ビス−(4−i−プロピル−6
−t−ブチルフエニル)フオスフエート、リチウ
ム−2,2′−メチレン−ビス−(4−メチル−6
−t−ブチルフエニル)フオスフエート、リチウ
ム−2,2′−メチレン−ビス−(4−エチル−6
−t−ブチルフエニル)フオスフエート、カルシ
ウム−ビス−[2,2′−チオビス−(4−メチル−
6−t−ブチルフエニル)フオスフエート]、カ
ルシウム−ビス−[2,2′−チオビス−(4−エチ
ル−6−t−ブチルフエニル)フオスフエート]、
カルシウム−ビス−[2,2′−チオビス−(4,6
−ジ−t−ブチルフエニル)フオスフエート]、
マグネシウム−ビス−[2,2′−チオビス−(4,
6−ジ−t−ブチルフエニル)フオスフエート]、
マグネシウム−ビス−[2,2′−チオビス−(4−
t−オクチルフエニル)フオスフエート]、ナト
リウム−2,2′−ブチリデン−ビス−(4,6−
ジ−メチルフエニル)フオスフエート、ナトリウ
ム−2,2′−ブチリデン−ビス−(4,6−ジ−
t−ブチルフエニル)フオスフエート、ナトリウ
ム−2,2′−t−オクチルメチレン−ビス−(4,
6−ジ−メチルフエニル)フオスフエート、ナト
リウム−2,2′−t−オクチルメチレン−ビス−
(4,6−ジ−t−ブチルフエニル)フオスフエ
ート、カルシウム−ビス−[2,2′−メチレン−
ビス−(4,6−ジ−t−ブチルフエニル)フオ
スフエート]、マグネシウム−ビス−[2,2′−メ
チレン−ビス−(4,6−ジ−t−ブチルフエニ
ル)フオスフエート]、バリウム−ビス−[2,
2′−メチレン−ビス−(4,6−ジ−t−ブチル
フエニル)フオスフエート]、ナトリウム−2,
2′−メチレン−ビス−(4−メチル−6−t−ブ
チルフエニル)フオスフエート、ナトリウム−
2,2′−メチレン−ビス−(4−エチル−6−t
−ブチルフエニル)フオスフエート、ナトリウム
(4,4′−ジメチル−6,6′−ジ−t−ブチル−
2,2′−ビフエニル)フオスフエート、カルシウ
ム−ビス−[(4,4′−ジメチル−6,6−ジ−t
−ブチル−2,2′−ビフエニル)フオスフエー
ト]、ナトリウム−2,2′−エチリデン−ビス−
(4−s−ブチル−6−t−ブチルフエニル)フ
オスフエート、ナトリウム−2,2′−メチレン−
ビス−(4,6−ジ−メチルフエニル)フオスフ
エート、ナトリウム−2,2′−メチレン−ビス−
(4,6−ジ−エチルフエニル)フオスフエート、
カルシウム−2,2′−エチリデン−ビス−(4,
6−ジ−t−ブチルフエニル)フオスフエート、
カルシウム−ビス−[2,2′−エチリデン−ビス
−(4,6−ジ−t−ブチルフエニル)フオスフ
エート]、マグネシウム−ビス−[2,2′−エチリ
デン−ビス−(4,6−ジ−t−ブチルフエニル)
フオスフエート]、バリウム−ビス−[2,2′−エ
チリデン−ビス−(4,6−ジ−t−ブチルフエ
ニル)フオスフエート]、アルミニウム−トリス
−[2,2′−メチレン−ビス−(4,6−ジ−t−
ブチルフエニル)フオスフエート]およびアルミ
ニウム−トリス−[2,2′−エチリデン−ビス−
(4,6−ジ−t−ブチルフエニル)フオスフエ
ート]などを例示できる。特にナトリウム−2,
2′−メチレン−ビス−(4,6−ジ−t−ブチル
フエニル)フオスフエートが好ましい。該化合物
Aの配合割合は、上述の成分(A)、成分(B)、成分(C)
および成分(D)の各成分の合計量100重量部に対し
て0.01〜1重量部、好ましくは0.05〜0.5重量部で
ある。0.01重量部未満の配合では剛性、光沢およ
び機械的強度の改善効果が充分に発揮されず、ま
た1重量部を超えても構わないが、それ以上の上
述の効果の向上が期待できず実際的でないばかり
でなくまた不経済である。 本発明の組成物にあつては、成分(A)、成分(B)お
よび成分(C)を除く各種の熱可塑性合成樹脂(例え
ば超低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、
直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレ
ン、プロピレンとエチレン、ブテン−1、ペンテ
ン−1、4−メチル−ペンテン−1、ヘキセン−
1、オクテン−1などのα−オレフインの1種ま
たは2種以上との結晶性ブロツク共重合体、ポリ
ブテン、ポリ−4−メチルペンテン−1、α−オ
レフインと酢酸ビニル、アクリル酸エステルなど
との共重合体もしくは該共重合体のケン化物、α
−オレフインと不飽和シラン化合物との共重合
体、α−オレフインと不飽和カルボン酸もしくは
その無水物との共重合体、該共重合体と金属イオ
ン化合物との反応生成物、ポリオレフインを不飽
和カルボン酸もしくはその誘導体で変性したポリ
オレフイン、ポリオレフインを不飽和シラン化合
物で変性したシラン変性ポリオレフイン、ポリス
チレン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、
アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合
体、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、
ポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリ塩化ビニル、フツ素樹脂など)、または
成分(D)を除く通常ポリオレフインに添加される各
種の合成ゴム(例えばポリブタジエン、ポリイソ
プレン、ポリクロロプレン、塩素化ポリエチレ
ン、塩素化ポリプロピレン、スチレン−ブタジエ
ン系ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン系ゴ
ム、スチレン−ブタジエン−スチレンブロツク共
重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロツ
ク共重合体、スチレン−エチレン−ブチレン−ス
チレンブロツク共重合体、スチレン−プロピレン
−ブチレン−スチレンブロツク共重合体など)を
本発明の目的を損なわない範囲で併用することが
できる。 また、本発明の組成物にあつては、通常ポリオ
レフインに添加される各種の添加剤例えばフエノ
ール系、チオエーテル系、リン系などの酸化防止
剤、光安定剤、透明化剤、造核剤、滑剤、帯電防
止剤、防曇剤、アンチブロツキング剤、無滴剤、
顔料、重金属不活性化剤(銅害防止剤)、過酸化
物の如きラジカル発生剤、金属石鹸類などの分散
剤もしくは中和剤、無機充填剤(例えばタルク、
マイカ、クレー、ウオラストナイト、ゼオライ
ト、アスベスト、炭酸カルシウム、水酸化アルミ
ニウム、水酸化マグネシウム、二酸化ケイ素、二
酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、硫化
亜鉛、硫酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸
アルミニウム、ガラス繊維、チタン酸カリウム、
炭素繊維、カーボンブラツク、グラフアイト、金
属繊維など)もしくはカツプリング剤(例えばシ
ラン系、チタネート系、ボロン系、アルミネート
系、ジルコアルミネート系など)の如き表面処理
剤で表面処理された前記無機充填剤または有機充
填剤(例えば木粉、パルブ、故紙、合成繊維、天
然繊維など)を本発明の目的を損なわない範囲で
併用することができる。 本発明の組成物は前述の本発明に係わる成分
(A)、成分(B)、成分(C)および成分(D)に対して、前期
化合物Aならびに通常ポリオレフインに添加され
る前述の各種添加剤の所定量を通常の混合装置例
えばヘンセルミキサー(商品名)、スーパーミキ
サー、リボンブレンダー、バンバリミキサーなど
を用いて混合し、通常の単軸押出機、2軸押出
機、ブラベンダーまたはロールなどで、溶融混練
温度170℃〜300℃、好ましくは200℃〜250℃で溶
融混練ペレタイズすることにより得ることができ
る。得られた組成物は射出成形法、押出成形法、
ブロー成形法などの各種成形法により目的とする
成形品の製造に供される。 [作用] 本発明において化合物Aで示されるフオスフエ
ート系化合物は特開昭58−1736号公報に開示され
た如く造核剤として剛性および機械的強度の改善
に作用することが一般に知られている。しかしな
がら、前記化合物Aを本発明に係わる特定の配合
割合からなる成分(A)、成分(B)、成分(C)および成分
(D)に配合することにより、従来公知の造核剤の配
合からは到底予測できない驚くべき相乗効果が発
揮され、剛性、光沢および機械的強度が著しく優
れた成形品を与える組成物が得られることを見い
出した。 [効果] 本発明の組成物は、結晶性プロピレン系ランダ
ム共重合体、プロピレン単独重合体、高密度ポリ
エチレンおよび非晶性エチレン−プロピレンラン
ダム共重合体からなる4成分に各種造核剤を配合
してなるポリオレフイン組成物の従来公知の組成
物に比較して、(1)剛性、光沢および機械的強度が
著しく優れている。(2)耐衝撃白化性および耐衝撃
性が優れている。(3)耐衝撃白化性、光沢、耐衝撃
性、機械的強度および剛性の要求される各種用途
とりわけバツテリーケース、ウオツシヤータンク
等の自動車部品、洗濯機の上蓋および中蓋、掃除
機のハウジング等の家庭部品に好適に使用でき
る。 [実施例] 以下、実施例および比較例によつて本発明を具
体的に説明するが、本発明はこれによつて限定さ
れるものではない。 尚、実施例および比較例で用いた評価方法は次
の方法によつた。 () 耐衝撃白化性:得られたペレツトを用いて
長さ50mm、巾50mm、厚み2mmの試験片を射出成
形法により作成し、該試験片を用いて該試験片
の中心部に鋼球が当たるように500gの鋼球を
100cmの高さから自然落下させ、該試験片に衝
撃白化を発生させる。発生した白化を以下の4
段階に分類することにより耐衝撃白化性を評価
した。 ◎:ほとんど白化が認められない。 ○:わずかに白化が認められる。 △:かなり白化が認められる。 ×:著しい白化が認められる。 () 光沢:得られたペレツトを用いて長さ50
mm、巾50mm、厚み2mmの試験片を射出成形法に
より作成し、該試験片を用いて光沢率を測定
(ASTM D 523に準拠)することにより光沢
を評価した。 () 耐衝撃性:得られたペレツトを用いて長さ
63.5mm、巾13mm、厚み3.5mmの試験片(ノツチ
有り)を射出成形法により作成し、該試験片を
用いて23℃におけるアイゾツト衝撃強度を測定
(JIS K 7110に準拠)することにより耐衝撃
性を評価した。 () 機械的強度:得られたペレツトを用いて長
さ175mm、巾10mm、厚み3.3mmのJIS 1号を試験
片を射出成形法により作成し、該試験片を用い
て引張強度を測定(JIS K 7113に準拠)する
ことにより機械的強度を評価した。 () 剛的:得られたペレツトを用いて長さ100
mm、巾10mm、厚み4mmの試験片を射出成形法に
より作成し、該試験片を用いて曲げ弾性率を測
定(JIS K 7203に準拠)することにより剛性
を評価した。 実施例1〜11、比較例1〜9 成分(A)としてMFR7.0g/10分の安定化されて
いない粉末状結晶性エチレン−プロピレンランダ
ム共重合体(エチレン含有量2.5重量%;(A)−
[])、後述の第1表に示した成分(B)、成分(C)お
よび成分(D)をそれぞれ後述の第1表に示した配合
割合となるように配合し、さらに成分(A)〜(D)の合
計量100重量部に、化合物Aとしてナトリウム−
2,2′−メチレン−ビス−(4,6−ジ−t−ブ
チルフエニル)フオスフエートおよび他の添加剤
のそれぞれ所定量を後述の第1表に記載した配合
割合でヘンセルミキサー(商品名)に入れ、3分
間撹拌混合した後口径40mmの単軸押出機で200℃
にて溶融混練処理してペレツト化した。また比較
例1〜9として成分(A)がMFR7.0g/10分の安定
化されていない粉末状結晶性エチレン−プロピレ
ンランダム共重合体(エチレン含有量2.5重量
%;(A)−[])、後述の第1表に示した成分(B)、
成分(C)、成分(D)およびEPBをそれぞれ後述の第
1表に示した配合割合となるように配合し、さら
に成分(A)〜(D)およびEPBの合計量100重量部に、
後述の第1表に記載の添加剤のそれぞれ所定量を
配合し、実施例1〜11に準拠して溶融混練処理し
てペレツトを得た。 耐衝撃白化性、光沢、耐衝撃性、機械的強度お
よび剛性試験に用いる試験片は、得られたペレツ
トを樹脂温度250℃、金型温度50℃で射出成形に
より調製した。 得られた試験片を用いて前記の試験方法により
耐衝撃白化性、光沢、耐衝撃性、機械的強度およ
び剛性の評価を行つた。これらの結果を第1表に
示した。 実施例12〜22、比較例10〜18 成分(A)としてMFR2.0g/10分の安定化されて
いない粉末状結晶性エチレン−プロピレンランダ
ム共重合体(エチレン含有量4.5重量%;(A)−
[])、後述の第2表に示した成分(B)、成分(C)お
よび成分(D)をそれぞれ後述の第2表に示した配合
割合となるように配合し、さらに成分(A)〜(D)の合
計量100重量部に、化合物Aとしてナトリウム−
2,2′−メチレン−ビス−(4,6−ジ−t−ブ
チルフエニル)フオスフエートおよび他の添加剤
のそれぞれ所定量を後述の第2表に記載した配合
割合でヘンセルミキサー(商品名)に入れ、3分
間撹拌混合した後口径40mmの単軸押出機で200℃
にて溶融混練処理してペレツト化した。また比較
例10〜18として成分(A)がMFR2.0g/10分の安定
化されていない粉末状結晶性エチレン−プロピレ
ンランダム共重合体(エチレン含有量4.5重量
%;(A)−[])、後述の第2表に示した成分(B)、
成分(C)、成分(D)およびEPBをそれぞれ後述の第
2表に示した配合割合となるように配合し、さら
に成分(A)〜(D)およびEPBの合計量100重量部に、
後述の第2表に記載の添加剤のそれぞれ所定量を
配合し、実施例12〜23に準拠して溶融混練処理し
てペレツトを得た。 耐衝撃白化性、光沢、耐衝撃性、機械的強度お
よび剛性試験に用いる試験片は、得られたペレツ
トを樹脂温度250℃、金型温度50℃で射出成形に
より調製した。 得られた試験片を用いて前記の試験方法により
耐衝撃白化性、光沢、耐衝撃性、機械的強度およ
び剛性の評価を行つた。これらの結果を第2表に
示した。 実施例23〜33、比較例19〜27 成分(A)としてMFR7.0g/10分の安定化されて
いない粉末状結晶性エチレン−プロピレン−ブテ
ン−1ランダム共重合体(エチレン含有量2.5重
量%、ブテン−1含有量4.5重量%;(A)−[])、
後述の第3表に示した成分(B)、成分(C)および成分
(D)をそれぞれ後述の第3表に示した配合割合とな
るように配合し、さらに成分(A)〜(D)の合計100重
量部に、化合物Aとしてナトリウム−2,2′−メ
チレン−ビス−(4,6−ジ−t−ブチルフエニ
ル)フオスフエートおよび他の添加剤のそれぞれ
所定量を後述の第3表に記載した配合割合でヘン
セルミキサー(商品名)に入れ、3分間撹拌混合
した後口径40mmの単軸押出機で200℃にて溶融混
練処理してペレツト化した。また比較例19〜27と
して成分(A)がMFR7.0g/10分の安定化されてい
ない粉末状結晶性エチレン−プロピレン−ブテン
−1ランダム共重合体(エチレン含有量2.5重量
%、ブテン−1含有量4.5重量%;(A)−[])、後
述の第3表に示した成分(B)、成分(C)、成分(D)およ
びEPBをそれぞれ後述の第3表に示した配合割
合となるように配合し、さらに成分(A)〜(D)および
EPBの合計量100重量部に、後述の第3表に記載
の添加剤のそれぞれ所定量を配合し、実施例23〜
33に準拠して溶融混練処理してペレツトを得た。 耐衝撃白化性、光沢、耐衝撃性、機械的強度お
よび剛性試験に用いる試験片は、得られたペレツ
トを樹脂温度250℃、金型温度50℃で射出成形に
より調製した。 得られた試験片を用いて前記の試験方法により
耐衝撃白化性、光沢、耐衝撃性、機械的強度およ
び剛性の評価を行つた。これらの結果を第3表に
示した。 実施例34〜44、比較例28〜36 成分(A)としてMFR7.0g/10分の安定化されて
いない粉末状結晶性エチレン−プロピレン−ブテ
ン−1ランダム共重合体(エチレン含有量4.0重
量%、ブテン−1含有量4.5重量%;(A)−[])、
後述の第4表に示した成分(B)、成分(C)および成分
(D)をそれぞれ後述の第4表に示した配合割合とな
るように配合し、さらに成分(A)〜(D)の合計量100
重量部に、化合物Aとしてナトリウム−2,2′−
メチレン−ビス−(4,6−ジ−t−ブチルフエ
ニル)フオスフエートおよび他の添加剤のそれぞ
れ所定量を後述の第4表に記載した配合割合でヘ
ンセルミキサー(商品名)に入れ、3分間撹拌混
合した後口径40mmの単軸押出機で200℃にて溶融
混練処理してペレツト化した。また比較例28〜36
として成分(A)がMFR7.0g/10分の安定化されて
いない粉末状結晶性エチレン−プロピレン−ブテ
ン−1ランダム共重合体(エチレン含有量4.0重
量%、ブテン−1含有量4.5重量%;(A)−[])、
後述の第4表に示した成分(B)、成分(C)、成分(D)お
よびEPBをそれぞれ後述の第4表に示した配合
割合となるように配合し、さらに成分(A)〜(D)およ
びEPBの合計量100重量部に、後述の第4表に記
載の添加剤のそれぞれ所定量を配合し、実施例34
〜44に準拠して溶融混練処理してペレツトを得
た。 耐衝撃白化性、光沢、耐衝撃性、機械的強度お
よび剛性試験に用いる試験片は、得られたペレツ
トを樹脂温度250℃、金型温度50℃で射出成形に
より調製した。 得られた試験片を用いて前記の試験方法により
耐衝撃白化性、光沢、耐衝撃性、機械的強度およ
び剛性の評価を行つた。これらの結果を第4表に
示した。 第1〜4表に示される本発明に係わる成分(A)〜
(D)および化合物AならびにEPBおよび添加剤は
下記の通りである。 成分(A) (A)−[];結晶性エチレン−プロピレンランダム
共重合体(MFR7.0g/10分;エチレン含有量
2.5重量%) (A)−[];結晶性エチレン−プロピレンランダム
共重合体(MFR2.0g/10分;エチレン含有量
4.5重量%) (A)−[];結晶性エチレン−プロピレン−ブテン
−1ランダム共重合体(MFR7.0g/10分;エ
チレン含有量2.5重量%、ブテン−1含有量4.5
重量%) (A)−[];結晶性エチレン−プロピレン−ブテン
−1ランダム共重合体(MFR7.0g/10分;エ
チレン含有量4.0重量%、ブテン−1含有量4.5
重量%) 成分(B) (B)−[];プロピレン単独重合体(MFR6.0g/
10分) EPB;結晶性エチレン−プロピレンブロツク共
重合体(MFR4.0g/10分;エチレン含有量8.5
重量%) (C)−[];チーグラー・ナツタ系高密度エチレン
単独重合体(MI5.0g/10分;密度0.963g/
cm3) (C)−[];チーグラー・ナツタ系高密度エチレン
−プロピレン共重合体(MI5.0g/10分;密度
0.950g/cm3;メチル分岐3.0個/1000炭素) (C)−[];チーグラー・ナツタ系高密度エチレン
−ブテン−1共重合体(MI5.0g/10分;密度
0.948g/cm3;エチル分岐0.014個/1000炭素) 成分(D) (D)−[];非晶性エチレン−プロピレンランダム
共重合体(メーニー粘度MLl+4(100℃)63;
プロピレン含有量23重量%;日本合成ゴム社製
商品名[JSR T7961]) (D)−[];非晶性エチレン−プロピレンランダム
共重合体(ムーニー粘度MLl+4(100℃)40;
プロピレン含有量49重量%;日本合成ゴム社製
商品名[JSR EP11]) (D)−[];非晶性エチレン−プロピレン−エチリ
デンノルボルネンランダム共重合体(ムーニー
粘度MLl+4(100℃)82;プロピレン含有量26
重量%;ヨウ素価15.0;日本合成ゴム社製 商
品名[JSR EP57P]) 化合物A;ナトリウム−2,2′−メチレン−ビス
−(4,6−ジ−t−ブチルフエニル)フオス
フエート(アデカ・アーガス化学社製 商品名
[MARK NA−11UF]) 造核剤1;p−t−ブチル安息香酸アルミニウム 造核剤2;1・3,2・4−ジベンジリデンソル
ビトール 造核剤3;ナトリウム−ビス−(4−t−ブチル
フエニル)フオスフエート(アデカ・アーガス
化学社製 商品名[MARK NA−10UF]) フエノール系酸化防止剤1;2,6−ジ−t−ブ
チル−p−クレゾール フエノール系酸化防止剤2;テトラキス[メチレ
ン−3−(3′,5′−ジ−t−4′−ヒドロキシフエ
ニル)プロピオネート]メタン リン系酸化防止剤1;ビス(2,4−ジ−t−ブ
チルフエニル)−ペンタエリスリトール−ジフ
オスフアイト リン系酸化防止剤2;テトラキス(2,4−ジ−
t−ブチルフエニル)−4,4′−ビフエニレン
−ジ−フオスフオナイト Ca−St;ステアリン酸カルシウム
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
第1表に記載の実施例および比較例は、成分(A)
として結晶性エチレン−プロピレンランダム共重
合体を、また他の成分としてそれぞれ第1表に記
載したものを用いた場合である。第1表からわか
るように、実施例1〜11は本発明の配合割合の範
囲内にある成分(A)〜(D)に化合物Aを配合したもの
であり、実施例1〜3と比較例1〜3(本発明の
配合割合の範囲内にある成分(A)〜(D)に造核剤を用
いないもの)とをくらべてみると、耐衝撃性およ
び耐衝撃白化性は両者とも同程度であるものの、
比較例1〜3は実施例1〜3にくらべて光沢、機
械的強度および剛性に劣つていることがわかる。
また本発明の配合割合の範囲内にある成分(A)〜(D)
に、化合物A以外の化合物からなる造核剤を配合
した比較例4〜6と実施例1〜3をくらべると、
比較例4〜6は光沢、機械的強度および剛性の改
善効果は未だ充分ではなく、実施例1〜3が著し
く機械的強度および剛性に優れており、化合物A
を用いることにより顕著な相乗効果を奏すること
がわかる。すなわち、本発明で得られる機械的強
度および剛性は、本発明において限定された配合
割合の範囲内にある成分(A)〜(D)に化合物Aを用い
たときにみられる特有の効果であるといえる。さ
らに前述の特開昭61−103944号公報に記載された
ポリオレフイン組成物すなわち本発明の配合割合
の範囲外にある成分(A)ならびに成分(B)、成分(C)、
成分(D)およびEPBから選ばれた1種または2種
に対して有機リン酸ソーダすなわち化合物Aを配
合した比較例7〜9と実施例1〜3をくらべる
と、比較例7〜9は耐衝撃白化性、光沢、耐衝撃
性、機械的強度および剛性のいづれかの点で劣つ
ている反面、実施例1〜3がこれらの全ての点で
優れていることがわかる。また、実施例1〜3に
用いた成分(C)および成分(D)をそれぞれ替えた実施
例4〜11についても、実施例1〜3と同様の効果
が得られていることがわかる。 第2表〜第4表は成分(A)としてそれぞれ結晶性
エチレン−プロピレンランダム共重合体および結
晶性エチレン−プロピレン−ブテン−1ランダム
共重合体を用いたものであり、これらについても
上述と同様の効果が確認された。 このことから本発明の組成物が、従来から知ら
れた結晶性プロピレン系ランダム共重合体、プロ
ピレン単独重合体、高密度ポリエチレンおよび非
晶性エチレン−プロピレン系ランダム共重合体の
各成分の特定の配合割合のものに造核剤を配合し
てなる組成物にくらべて、耐衝撃白化性、光沢、
耐衝撃性、機械的強度および剛性に優れ、とりわ
け機械的強度および剛性の点で著しく優れている
ことがわかり本発明組成物の顕著な効果が確認さ
れた。
として結晶性エチレン−プロピレンランダム共重
合体を、また他の成分としてそれぞれ第1表に記
載したものを用いた場合である。第1表からわか
るように、実施例1〜11は本発明の配合割合の範
囲内にある成分(A)〜(D)に化合物Aを配合したもの
であり、実施例1〜3と比較例1〜3(本発明の
配合割合の範囲内にある成分(A)〜(D)に造核剤を用
いないもの)とをくらべてみると、耐衝撃性およ
び耐衝撃白化性は両者とも同程度であるものの、
比較例1〜3は実施例1〜3にくらべて光沢、機
械的強度および剛性に劣つていることがわかる。
また本発明の配合割合の範囲内にある成分(A)〜(D)
に、化合物A以外の化合物からなる造核剤を配合
した比較例4〜6と実施例1〜3をくらべると、
比較例4〜6は光沢、機械的強度および剛性の改
善効果は未だ充分ではなく、実施例1〜3が著し
く機械的強度および剛性に優れており、化合物A
を用いることにより顕著な相乗効果を奏すること
がわかる。すなわち、本発明で得られる機械的強
度および剛性は、本発明において限定された配合
割合の範囲内にある成分(A)〜(D)に化合物Aを用い
たときにみられる特有の効果であるといえる。さ
らに前述の特開昭61−103944号公報に記載された
ポリオレフイン組成物すなわち本発明の配合割合
の範囲外にある成分(A)ならびに成分(B)、成分(C)、
成分(D)およびEPBから選ばれた1種または2種
に対して有機リン酸ソーダすなわち化合物Aを配
合した比較例7〜9と実施例1〜3をくらべる
と、比較例7〜9は耐衝撃白化性、光沢、耐衝撃
性、機械的強度および剛性のいづれかの点で劣つ
ている反面、実施例1〜3がこれらの全ての点で
優れていることがわかる。また、実施例1〜3に
用いた成分(C)および成分(D)をそれぞれ替えた実施
例4〜11についても、実施例1〜3と同様の効果
が得られていることがわかる。 第2表〜第4表は成分(A)としてそれぞれ結晶性
エチレン−プロピレンランダム共重合体および結
晶性エチレン−プロピレン−ブテン−1ランダム
共重合体を用いたものであり、これらについても
上述と同様の効果が確認された。 このことから本発明の組成物が、従来から知ら
れた結晶性プロピレン系ランダム共重合体、プロ
ピレン単独重合体、高密度ポリエチレンおよび非
晶性エチレン−プロピレン系ランダム共重合体の
各成分の特定の配合割合のものに造核剤を配合し
てなる組成物にくらべて、耐衝撃白化性、光沢、
耐衝撃性、機械的強度および剛性に優れ、とりわ
け機械的強度および剛性の点で著しく優れている
ことがわかり本発明組成物の顕著な効果が確認さ
れた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (A)結晶性α−オレフイン−プロピレンランダ
ム共重合体35〜97重量部、(B)プロピレン単独重合
体1〜30重量部、(C)高密度エチレン系重合体1〜
15重量部および(D)非晶性エチレン−プロピレンラ
ンダム共重合体または非晶性エチレン−プロピレ
ン−非共役ジエンランダム共重合体1〜20重量部
の各成分からなり、成分(A)〜(D)の合計100重量部
に対して、下記一般式[]で示されるフオスフ
エート系化合物(以下、化合物Aという。)を
0.01〜1重量部配合してなるポリオレフイン組成
物。 (但し、式中R1は硫黄または炭素数1〜4のア
ルキリデン基を、R2およびR3はそれぞれ水素ま
たは炭素数1〜8の同種もしくは異種のアルキル
基を、Mは1価〜3価の金属原子を、mは0また
は1を、nは1〜3の整数を示す。) 2 一般式[]において、R1がメチレン基、
R2およびR3がt−ブチル基である特許請求の範
囲第1項に記載のポリオレフイン組成物。 3 化合物Aとしてナトリウム−2,2′−メチレ
ン−ビス−(4,6−ジ−t−ブチルフエニル)
フオスフエートを配合してなる特許請求の範囲第
1項に記載のポリオレフイン組成物。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62097908A JPS63264650A (ja) | 1987-04-21 | 1987-04-21 | ポリオレフイン組成物 |
| US07/182,520 US4820772A (en) | 1987-04-20 | 1988-04-18 | Polyolefin composition |
| KR1019880004425A KR910005690B1 (ko) | 1987-04-20 | 1988-04-19 | 폴리올레핀 조성물 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62097908A JPS63264650A (ja) | 1987-04-21 | 1987-04-21 | ポリオレフイン組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63264650A JPS63264650A (ja) | 1988-11-01 |
| JPH0521934B2 true JPH0521934B2 (ja) | 1993-03-26 |
Family
ID=14204814
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62097908A Granted JPS63264650A (ja) | 1987-04-20 | 1987-04-21 | ポリオレフイン組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63264650A (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| BR112013026980A2 (pt) | 2011-04-26 | 2017-01-10 | Basf Se | composição, métodos para reduzir o valor de turvamento de um polímero orgânico natural ou sintético, e para nuclear e produzir um polímero orgânico natural ou sintético, artigo moldado, e, mistura padrão |
| EP3753979B1 (en) | 2018-02-15 | 2022-12-28 | Adeka Corporation | Particulate nucleating agent, resin composition, molded product, and production method thereof |
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| EP4071204B1 (en) | 2020-01-20 | 2024-06-26 | Adeka Corporation | Method for producing a resin composition, and related method for producing molded article |
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Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JPS581736A (ja) * | 1981-06-25 | 1983-01-07 | Adeka Argus Chem Co Ltd | ポリオレフイン系樹脂組成物 |
-
1987
- 1987-04-21 JP JP62097908A patent/JPS63264650A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63264650A (ja) | 1988-11-01 |
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