JPH05228936A - 塗装プラスチック成形体の処理方法及びその再生方法 - Google Patents

塗装プラスチック成形体の処理方法及びその再生方法

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JPH05228936A
JPH05228936A JP13528992A JP13528992A JPH05228936A JP H05228936 A JPH05228936 A JP H05228936A JP 13528992 A JP13528992 A JP 13528992A JP 13528992 A JP13528992 A JP 13528992A JP H05228936 A JPH05228936 A JP H05228936A
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product
molded
hot water
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molding
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JP13528992A
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English (en)
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Toshiyuki Koyama
山 敏 之 小
Takao Tayano
孝 夫 田谷野
Toshio Kato
藤 敏 夫 加
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗膜をプラスチック成形体より塗膜を分離除
去せずに再生し、表面外観を損なうことのない安価で低
公害のプラスチック再生品を得る。 【構成】 表面の一部又は全部が塗装されているプラス
チック成形体を、小片化又は小片化せずに、100℃以
上の熱水及び/又は水蒸気と接触させることを特徴とす
る塗装プラスチック成形体の処理方法。及び、更に、こ
れを再度溶融成形する塗装プラスチック成形体の再生方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗装されたプラスチッ
ク成形体の良好な再生方法に関するものであり、特に塗
膜をプラスチック成形体より積極的に分離除去するので
はなく、微細化することにより再生品の物性を低下させ
ず、また、表面外観を損なうことのない安価で低公害の
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プラスチックは使用後に焼却炉に
て燃焼させたり、他のごみと一緒に土の中に埋めてい
た。しかし、土の中に埋めても微生物によって分解され
ず、そのまま残存し、その量も増える一方であった。近
年、資源の再利用や、炭酸ガス濃度上昇による地球の温
暖化などの地球環境の保全のために、プラスチックのリ
サイクル化が叫ばれるようになって、益々この問題が重
要になってきた。しかし、使用済みのプラスチックをリ
サイクルして再利用するためには、困難な種々の問題を
解決しなければならない。その問題点の一つとして、最
終製品として使用されるプラスチックは、その素材に単
一成分を使用することもあるが、異種材料を複合化する
ことによって最終製品が得られることが多く、このよう
な複合化された最終製品を、使用後、そのまま異種材料
を分離せずに使用すると、それぞれのプラスチックの素
材自体が有している本来の優れた物性が著しく損なわれ
てしまって、そのような素材より再生された製品は必要
とする強度などの物性が得られなかったり、外観などの
意匠性も著しく損なわれたものとなってしまう。例え
ば、プラスチックに塗装を施した最終製品を、使用後に
そのまま粉砕して、押出機にて再度ペレット化し、成形
機にて再度成形すると、得られた再生品は上記プラスチ
ックの表面に形成されていた塗膜が微分散されず、再生
品中にそのまま残存し、この塗膜が再生樹脂中の混練一
体化を阻止して、再生品の物性を著しく低下させたり、
表面外観も著しく低下させてしまって、実用品となるよ
うな製品を得ることができなかった。
【0003】従って、プラスチックに塗装を施した最終
製品より塗膜を剥離除去する技術については、以下に示
す〜の種々の技術を考えることもできるが、実用性
に問題がある。 塗装されたプラスチック製品から塗膜を除去する方
法としては、押出機内でプラスチックを溶融し、溶融し
ない塗膜を金網などのスクリーンにより濾別分離する方
法も考えられるが、このような方法はスクリーンの目詰
まりが起こり、押出圧力が著しく増加して押出量が減少
し生産量が著しく低下すると共に、塗膜の除去効果が悪
く良好な再生品を得ることができない。また、スクリー
ンでの閉塞による生産効率の低下をカバーするために自
動化されたフィルター交換器を装備したり、濾過面積を
大きく取ることも考えられるが、いずれの方法も満足す
ることができる技術ではない。 塗装されたプラスチック製品から塗膜を除去するた
めに、強アルカリを大量に用いて塗膜を加水分解して、
製品中に塗膜を混入させない方法も考えられるが、別途
廃水処理などの設備が必要になることから、かえって処
理コストが高くなり、現実的な技術ではない。 塗装されたプラスチック製品から塗膜を除去するた
めに、有機溶媒を用いて塗膜を膨潤剥離して除去する方
法も有効な方法であると考えられるが、コストが高くな
ると共に、有機溶媒の使用による二次公害なども懸念さ
れる。また、特開平2−273207号公報には、プラ
スチック表面の塗膜を軟質の研磨材を用いてブラスト加
工して、剥離し、再生する方法が提案されている。しか
し、該方法は塗装表面が複雑な形状をしている場合には
処理効率が低下するばかりでなく、完全に塗膜を除去す
ることは困難である。また、形状の異なる製品を連続的
に処理するには不向きな技術である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように塗装され
たプラスチック成形体の最終製品より、如何に低コスト
で高品位のプラスチック成形体としてリサイクルするこ
とができるかが未解決の課題であった。本発明は塗装さ
れたプラスチック成形体の良好な再生方法に関するもの
であり、塗膜をプラスチック成形体より積極的に分離除
去するのではなく、微細化、変質化することによって再
生品の物性を低下させず、また、表面外観を損なうこと
のない安価で低公害の技術を提供しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
[発明の概要]本発明者らは、上記問題点に鑑みて鋭意
研究を重ねた結果、塗膜が形成されたプラスチック成形
体を100℃以上の熱水及び/又は水蒸気と接触させ、
塗膜を形成する樹脂成分などを分解処理して塗膜として
の性質を失わせれば、これを再度溶融成形しても、良好
な物性を保持したままの再生成形品を得ることができる
との知見に基づき本発明を完成するに至ったものであ
る。すなわち、本発明の塗装プラスチック成形体の処理
方法は、表面の一部又は全部が塗装されているプラスチ
ック成形体を、小片化又は小片化せずに、100℃以上
の熱水及び/又は水蒸気と接触させることを特徴とする
ものである。また、本発明のもう一つの発明である塗装
プラスチック成形体の再生方法は、表面の一部又は全部
が塗装されているプラスチック成形体を、小片化又は小
片化せずに、100℃以上の熱水及び/又は水蒸気と接
触させた後、これを小片化又は小片化せずに、他の任意
成分と混合し又は混合せずに、再度溶融成形することを
特徴とするものである。
【0006】[発明の具体的説明] [I] 塗装プラスチック成形体の処理方法 (1) 原 料 (a) 塗装プラスチック成形体 本発明の塗装プラスチック成形体の処理方法において用
いられる、表面の一部又は全部が塗装されているプラス
チック成形体とは、成形体基材の外表面、内表面を問わ
ずその一部に塗装が施されたプラスチック製品であり、
これらはその本来の用途にて使用された製品、或いは、
使用することを目的に製造されたが不良品となってしま
ったものなどを意味するものである。上記プラスチック
製品とは、熱可塑性樹脂を射出成形、押出成形、ブロー
成形、トランスファー成形、プレス成形などの各種成形
方法によって、自動車のバンパー、ホイールキャップ、
サイドモールなどの自動車外装部品、インスツルメント
パネル、レバー、内張りなどの内装部品、掃除機、洗濯
機、冷蔵庫、照明器具、オーディオ機器などの電気製
品、カラーボックス、収納ケースなどの各種日用雑貨品
などの各種形状に成形した成形体基材の外表面、内表面
を問わずその少なくとも一部に塗装が施されたものより
なる製品全般のことである。
【0007】(b) 成形体基材 上記熱可塑性樹脂よりなる成形体基材の具体例として
は、ポリエチレンやポリプロピレンなどに代表されるポ
リオレフィン、ポリエチレンテレフタレートやポリブチ
レンテレフタレートなどの熱可塑性ポリエステル樹脂、
ポリアミド、ポリカーボネート、ポリフェニレンエーテ
ル、ポリオキシメチレンなどのエンジニアリング樹脂、
アクリロニトリル・スチレン共重合体やアクリロニトリ
ル・スチレン・ブタジエン共重合体などのスチレン系樹
脂、又は、これら各樹脂の複合材(含むアロイ)などを
用いて成形したものを挙げることができる。これら熱可
塑性樹脂よりなる成形体基材の中では、ポリエチレン、
ポリプロピレンなどに代表されるポリオレフィン又はそ
れを用いた複合材で、特にそのポリオレフィン成分が3
0重量%以上のもの、或いは、ポリアミド、ポリカーボ
ネート、ポリフェニレンエーテル、ポリオキシメチレン
などのエンジニアリング樹脂又はその複合材、アクリロ
ニトリル・スチレン共重合体、アクリロニトリル・スチ
レン・ブタジエン共重合体などのスチレン系樹脂又はそ
の複合材を用いて成形したものが好ましい。これら成形
体基材の中には、上記熱可塑性樹脂以外の成分、例えば
タルク、ガラス繊維、酸化チタン、カーボンなどの無機
フィラー、天然ゴム、エチレン・プロピレン共重合ゴ
ム、スチレン・ブタジエンゴム、アクリルニトリル・ブ
タジエンゴム、イソプレンゴム、ウレタンゴム、スチレ
ン・ジエンブロック共重合体の水添物などのゴム成分、
キナクリドン、フェロシアンブルーなどの有機顔料など
の配合材を含んでいるものでも良い。
【0008】(c) 塗 装 上記成形体基材に塗装を施して塗装プラスチック成形体
を形成するのに用いられる塗料としては、一般に広く用
いられている有機溶剤系塗料、水溶性樹脂塗料、水分散
性樹脂塗料及び水性エマルジョン塗料などを挙げること
ができる。これら塗料の具体例として、塗料の樹脂成分
がアクリル系、エポキシ系、ポリエステル系、アルキッ
ド系などであり、架橋成分がウレタン系、メラミン系か
らなる塗料を挙げることができる。これら塗料の中では
樹脂成分がアクリル系、ポリエステル系であり、架橋成
分がメラミン系の塗料を用いることが好ましい。これら
塗料は一般に成形体基材に対して10重量%以下、好ま
しくは7重量%以下の範囲で用いられたものである。プ
ラスチック成形体基材への塗装に際しての表面改質方法
としては、プライマー塗布、プラズマ処理、或いは、そ
の他の技術であっても良く、これらの表面改質方法の違
いは本発明の再生処理に何等の影響を及ぼすこともな
い。
【0009】(2) 小片化処理小片化処理 上記成形体基材に塗装を施された塗装プラスチック成形
体は、そのままでは大きすぎて取扱い難く、後記熱水及
び/又は水蒸気処理を施し難いので、通常は予め小片化
処理が施される。従って、成形体基材として用いられる
プラスチックの形状は特に制限されることはないが、こ
の小片化処理によって、一般に20cm〜1mm、好ま
しくは5cm〜1mm、特に好ましくは2cm〜1mm
程度の大きさにまで粉砕、或いは切削して使用すること
が好ましい。このように粉砕或いは切削されたプラスチ
ックは1mm以下の微粒子を含んでいてもその後の処理
に特別な支障はない。
【0010】(3) 熱水及び/又は水蒸気処理 (a) 洗浄処理 熱水及び/又は水蒸気処理を行なうに際して、表面に付
着した砂、泥、油などの汚れや、塗膜以外の金属などを
予め洗浄処理をすることによって、分離してから熱水及
び/又は水蒸気処理を施すこともあるが、該熱水及び/
又は水蒸気処理工程において熱水及び/又は水蒸気処理
と同時に洗浄処理を両者の比重差などを利用して分離す
ることもできる。
【0011】(b) 熱水及び/又は水蒸気処理 本発明の塗装プラスチック成形体の処理方法において最
も重要な熱水及び/又は水蒸気処理は、100℃以上の
熱水及び/又は水蒸気と接触させることによって行なわ
れる。 <熱水及び/又は水蒸気>上記処理に用いられる熱水、
水蒸気、或いは、熱水と水蒸気の混合物は、水を常圧下
或いは加圧下に100℃以上の温度に加熱されたものが
使用される。該熱水、水蒸気、或いは、熱水と水蒸気の
混合物は、それら単独で用いても良いが、以下に示す配
合剤などの他の添加成分を混合或いは溶解して用いるこ
ともできる。配合剤 上記接触処理工程中に、少量の熱安定剤、例えば2,6
−ジターシャリーブチル−4−メチルフェノール、3
(3,5−ジターシャリーブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)−プロピオン酸の金属塩などのフェノール系又は
燐系、硫黄系などの酸化防止剤、又はステアリン酸カル
シウムなどの金属塩を1重量%以下、特に0.5重量%
以下の濃度で共存させることもできる。また、上記接触
処理工程中に生じる塗膜樹脂成分による粘着防止、例え
ば装置内壁への塗膜樹脂成分の付着防止や、成形体基材
の塗膜樹脂成分による団塊生成防止のための第三添加物
を加えても良い。これら第三添加物の具体例としては、
シリコンオイルを水中油滴型にエマルジョン化したもの
やシランカップリング剤などのシラン化合物、各種グリ
コール類、各種界面活性剤などを挙げることができる。
【0012】<処理条件>接触温度 上記接触処理時の温度は成形体基材プラスチックと塗料
用樹脂の熱的性質とも関係するが、100℃以上の温
度、通常100〜300℃、好ましくは105〜200
℃、特に好ましくは115〜175℃の温度範囲で行な
われる。上記範囲未満の接触温度であると処理時間が長
くなったり、処理が不完全となるので避けなければなら
ない。また、上記範囲を超える接触温度であるとそれ以
上の処理効果が期待されなくなるので好ましくない。接触圧力 また、接触処理時の圧力は処理に用いる水の沸点に対応
する圧力以上あれば特に限定されないが、一般に1〜1
00kg/cm2 、好ましくは1.2〜20kg/cm
2 、特に好ましくは1.5〜10kg/cm2 の圧力範
囲である。接触時間 上記接触処理に要する時間も成形体基材の種類や、塗膜
の厚み及び素材の種類によって異なるが、一般的に0.
5分〜10時間、好ましくは1分〜5時間、特に好まし
くは1分〜3時間が適当である。接触雰囲気 上記接触処理の雰囲気においては特に限定されないが、
基材の劣化を顕著に生じさせない程度に酸素の存在量を
抑制することが好ましい。
【0013】<処理効果>プラスチック成形体の塗膜は
一般に架橋されていて溶融し難いが、上記熱水及び/又
は水蒸気接触処理を施すことによって、塗膜を構成する
重合体の分解を促進して架橋重合体としての性質を失わ
せた塗膜成分をプラスチック成形体中に混入して、再度
溶融成形しても、物性を低下させずに良好な物性を保持
した再生成形品を得ることができる。本発明において用
いられる塗装プラスチック成形体又はその小片化物はそ
の表面に塗膜が形成されていて、これが後記熱水及び/
又は水蒸気と接触させる際に、これら熱水及び/又は水
蒸気と接触することができるように、表面に露出した状
態で接触処理することが望ましい。従って、例えば、こ
れら塗装プラスチック成形体又はその小片化物を溶融・
混練して塗膜成分をプラスチック成形体基材の内部に内
包された状態にしてしまうと、その塗膜成分は、後記熱
水及び/又は水蒸気と接触させた際に、これら熱水及び
/又は水蒸気と十分接触処理されないので、本発明にお
いてはその効果が著しく減少する。
【0014】<装 置>本発明の塗装プラスチック成形
体の処理方法における熱水及び/又は水蒸気処理工程に
用いられる処理装置としては、成形体基材のプラスチッ
クと処理媒体(100℃以上の水、水蒸気、又は、水と
水蒸気の混合物)と接触させることのできる装置であ
り、両者は静止状態で接触させても良いが、両者を攪拌
などにより相対的に動かすことのできる装置であること
が望ましい。具体的には、下記〜のような装置を単
独或いは二つ以上組み合わせることによって達成される
装置などを挙げることができる。 縦型、横型などの機械的攪拌機を有する装置。撹拌
機付きの槽のみならず、押出機、混練機なども含まれ
る。 処理媒体(熱水、又は水蒸気、又は熱水と水蒸気の
混合物)及びその他の第三物質により機械的攪拌によら
ずに流動を生じさせることができる装置。例えば、流動
層、噴流層など。 外部から装置に振動や回転などを与えることにより
基材を動かすことのできる装置。 基材は固定層であるが、処理媒体(熱水、又は水蒸
気、又は熱水と水蒸気の混合物)が移動する固定層反応
装置。 処理媒体(熱水、又は水蒸気、又は熱水と水蒸気の
混合物)を直接、成形物や処理用基材に吹き付ける装
置。 処理媒体(熱水、又は水蒸気、又は熱水と水蒸気の
混合物)が存在するチャンバー内に基材を通すような装
置。 上記〜のような装置による接触処理は連続式でも回
分式でもいずれでも適用することができる。
【0015】(c) 脱水・乾燥 上記熱水及び/又は水蒸気処理した後の成形体基材は、
その表面に水分が付着している場合は乾燥工程に付され
るが、脱水のみで良い場合が普通である。該脱水・乾燥
の程度は次工程の内容によっても異なるが、遠心分離機
などによる脱水でも、熱風による乾燥を行なっても良
い。また、このような脱水・乾燥は脱水機能を有する押
出機によって再ペレット化を行なう際に同時に行なうこ
とも可能である。このような脱水・乾燥は該成形体基材
中に一般に水分含量が1重量%以下になるまで行なわれ
る。
【0016】[II] プラスチック成形体の再生 (1) 小片化処理 上記熱水処理した成形体基材は、後の成形工程に適する
大きさに小片化されるが、前記「 (2)小片化処理」の工
程において、小片化処理を行なっていなく、目的の大き
さに小片化されている場合はこの工程を省くことができ
る。 (2) 配 合 上記熱水処理した成形体基材は、押出機で再度ペレット
にして再生利用されるが、この際に未使用のプラスチッ
クや他の付加的成分を混ぜて使用することもできる。未
使用のプラスチックは処理品のプラスチックと同種のプ
ラスチックでも異種のプラスチックを使用しても良い。
また、他の付加的成分の例としては以下のものを挙げる
ことができる。すなわち、ヒンダードフェノール系、硫
黄系、燐系等の酸化防止剤、ヒンダードアミン系、トリ
アゾール系、ベンゾフェノン系、ベンゾエート系、ニッ
ケル系、サリチル酸系等の光安定剤、帯電防止剤、滑
剤、過酸化物、金属不活性化剤、有機及び無機系の核
剤、中和剤、制酸剤、防菌剤、蛍光増白剤、充填剤、難
燃助剤等が挙げられる。
【0017】ヒンダードフェノール系酸化防止剤として
は、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−トルエ
ン、n−オクタデシル−β−(4´−ヒドロキシ−3
´,5´−ジ−t−ブチルフェニル)プロピオネート、
テトラキス[メチレン−3−(3´,5´−ジ−t−ブ
チル−4´−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メ
タン、1,3,5−トリメチル−2,4,6´−トリス
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
ベンゼン、カルシウム(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシ−ベンジル−モノエチル−フォスフェー
ト)、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−t−
ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート]、3,9−ビス[1,1−ジメチル−2−
{β−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチル
フェニル)プロピオニルオキシ}エチル]2,4,8,
10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン、ビス
[3,3−ビス[4´ヒドロキシ−3´−t−ブチルフ
ェニル)酪酸]グリコールエステル、トコフェロール、
2,2´−エチリデンビス(4,6−ジ−t−ブチルフ
ェノール)、N,N´−ビス[3−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニル]ヒド
ラジン、2,2´−オキサミドビス[エチル−3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート]、1,1,3−トリス(2−メチル−
4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、
1,3,5−トリス(3´,5´−ジ−t−ブチル−4
´−ヒドロキシベンジル)−S−トリアジン−2,4,
6(1H,3H,5H)−トリオン、1,3,5−トリ
ス(4−t−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチ
ルベンジル)イソシアヌレート、3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシヒドロシンナミックアシドトリエス
テルウイズ−1,3,5−トリス(2−ヒドロキシエチ
ル)−S−トリアジン−2,4,6(1H,3H,5
H)等を挙げることができる。
【0018】硫黄系酸化防止剤としては、ジラウリル−
3,3´−チオジプロピオン酸エステル、ジミリスチル
−3,3´−チオジプロピオン酸エステル、ジステアリ
ル−3,3´−チオジプロピオン酸エステル、ラウリル
ステアリル−3,3´−チオジプロピオン酸エステル、
ジオクタデシルサルファイド、ペンタエリストリトール
−テトラ(β−ラウリル−チオプロピオネート)エステ
ル等を挙げることができる。
【0019】燐系酸化防止剤としては、トリス(ミック
スド、モノ及びジノニルフェニル)フォスファイト、ト
リス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイ
ト、4,4´−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−t
−ブチルフェニル−ジ−トリデシル)フォスファイト、
1,1,3−トリス(2−メチル−4−ジ−トリデシル
フォスファイト−5−t−ブチルフェニル)ブタン、ビ
ス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリスリ
トール−ジ−フォスファイト、テトラキス(2,4−ジ
−t−ブチルフェニル)−4,4´−ビフェニレンフォ
スフォナイト、ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メ
チルフェニル)ペンタエリスリトール−ジ−フォスファ
イト、2,2´−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−
ブチルフェニル)フルオロフォスファイト、メチレン−
ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)−2−エチル
ヘキシル−フォスファイト、ビス(2,4,6−ジ−t
−ブチルフェニル)ペンタエリスリトール−ジ−フォス
ファイト、トリフェニルホスファイト、ジフェニルデシ
ルホスファイト、ジデシルフェニルホスファイト、トリ
デシルホスファイト、トリオクチルホスファイト、トリ
ドデシルホスファイト、トリオクタデシルホスファイ
ト、トリノニルフェニルホスファイト、トリドデシルト
リチオホスファイト等を挙げることができる。
【0020】ヒンダードアミン系光安定剤としては、琥
珀酸ジメチルと1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒ
ドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンと
の重縮合物、ポリ[[6−(1,1,3,3−テトラブ
チル)イミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイ
ル][(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ル)イミノ]ヘキサメチレン[(2,2,6,6−テト
ラメチル−4−ピペリジル)イミノ]]、2−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2−n
−ブチルマロン酸のビス(1,2,2,6,6−ペンタ
メチル−4−ピペリジル)エステル、テトラキス(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,
2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、ビス
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セ
バケート、N,N´−ビス(2,2,6,6−テトラメ
チル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと1,
2−ジブロモエタンとの重縮合物、ポリ[(N,N´−
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ル)ヘキサメチレンジアミン)−(4−モルホリノ−
1,3,5−トリアジン2,6−ジイル)]、1,1´
−(1,2−エタンジイル)−ビス(3,3,5,5−
テトラメチルピペラジノン)、トリス(2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジル)−ドデシル−1,
2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、トリス
(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ル)−ドデシル−1,2,3,4−ブタンテトラカルボ
キシレート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル
−4−ピペリジル)セバケート、1,6,11−トリス
[{4,6−ビス(N−ブチル−N−(1,2,2,
6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イル)アミノ)
−1,3,5−トリアジン−2−イル}アミノ]ウンデ
カン、1−[2−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ]エチル]
−4−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオニルオキシ]−2,2,6,6−
テトラメチルピペリジン、8−ベンジル−7,7,9,
9−テトラメチル−3−オクチル−1,3,8−トリア
ザスピロ[4,5]ウンデカン−2,4−ジオン、4−
ベンゾイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペ
リジン、N,N´−ビス(3−アミノプロピル)エチレ
ンジアミン−2,4−ビス[N−ブチル−N−(1,
2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)アミ
ノ]−6−クロロ−1,3,5−トリアジン縮合物等を
挙げることができる。
【0021】トリアゾール系、ベンゾフェノン系、ベン
ゾエート系、ニッケル系、サリチル酸系等の光安定剤と
しては、2,2´−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾ
フェノン、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾ
フェノン、p−t−ブチルフェニルサリシレート、2,
4−ジ−t−ブチルフェニル−3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシベンゾエート、2−(2´−ヒドロキ
シ−5´−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2´−ヒドロキシ−3´,5´−ジ−t−アミル−フ
ェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2´−ヒドロキシ
−3´−t−ブチル−5´−メチルフェニル)−5−ク
ロロベンゾトリアゾール、2−(2´−ヒドロキシ−3
´,5´−ジ−t−ブチルフェニル)−5−クロロベン
ゾトリアゾール、2,5−ビス−[5´−t−ブチルベ
ンゾキサゾリル−(2)]−チオフェン、[ビス(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル燐酸モノ
エチルエステル]ニッケル塩、2−エトキシ−5−t−
ブチル−2´−エチルオキサリックアシッド−ビス−ア
ニリド85〜90%と2−エトキシ−5−t−ブチル−
2´−エチル−4´−t−ブチルオキサリックアシッド
−ビス−アニリド10〜15%の混合物、2−(3,5
−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾト
リアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ビス
(α,α−ジメチルベンジル)フェニル]−2H−ベン
ゾトリアゾール、2−エトキシ−2´−エチルオキザリ
ックアシッドビスアニリド、2−[2´ヒドロキシ−5
´−メチル−3´−(3'',4'',5'',6''−テトラ
ヒドロフタルイミド−メチル)フェニル]ベンゾトリア
ゾール、ビス(5−ベンゾイル−4−ヒドロキシ−2−
メトキシフェニル)メタン、2−(2´−ヒドロキシ−
5´−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2
−ヒドロキシ−4−i−オクトキシベンゾフェノン、2
−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシベンゾフェノン、2
−ヒドロキシ−4−オクタデシルオキシベンゾフェノン
等を挙げることができる。
【0022】帯電防止剤としては、グリセリン脂肪酸
(C8 〜C22)エステル、ソルビタン脂肪酸(C8 〜C
22)エステル、プロピレングリコール脂肪酸(C8 〜C
22)エステル、ショ糖脂肪酸(C8 〜C22)エステル、
クエン酸モノ(ジ又はトリ)ステアリルエステル、ペン
タエリスリトール脂肪酸(C8 〜C18)エステル、トリ
メチロールプロパン脂肪酸(C8 〜C18)エステル、ポ
リグリセリン脂肪酸(C8 〜C22)エステル、ポリオキ
シエチレン(20モル)グリセリン脂肪酸(C12
18)エステル、ポリオキシエチレン(20モル)ソル
ビタン脂肪酸(C12〜C18)エステル、ポリエチレング
リコール脂肪酸(C8 〜C22)エステル、ポリプロピレ
ングリコール脂肪酸(C8 〜C18)エステル、ポリオキ
シエチレン脂肪アルコール(C12〜C20)エーテル、ポ
リオキシエチレン(4〜50モル)アルキル(C4
上)フェニルエーテル、N,N−ビス(2−ヒドロキシ
エチル)脂肪(C8 〜C18)アミン、脂肪酸とジエタノ
ールアミンによる縮合生成物、ポリオキシプロピレンポ
リオキシエチレンブロックポリマー、ポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール等の非イオン性界面
活性剤;アルキル(C10〜C20)スルホン酸塩(Na,
K,NH4 )、アルキル(C9 〜C20)ベンゼンスルホ
ン酸塩(Na,K,NH4 )、アルキルナフタリンスル
ホン酸塩(Na)、ソジウムジアルキル(C4 〜C16
スルホサクシネート、アルキル(C8 〜C20)サルフェ
ート(Na,K,NH4 )、脂肪酸(C8 〜C22)塩
(Na,K,NH4 )等の陰イオン性界面活性剤;N−
アシル(C8 〜C18)ザルコシネート等の両イオン性界
面活性剤;ポリアクリル酸及びそのナトリウム塩等のそ
の他の助剤等を挙げることができる。
【0023】滑剤としては、ヘキシルアミド、オクチル
アミド、ステアリルアミド、オレイルアミド、エルシル
アミド、エチレンビスステアリルアミド、ラウリルアミ
ド、ベヘニルアミド、メチレンビスステアリルアミド、
リシノールアミド等の炭素数3〜30の飽和或いは不飽
和脂肪族アミド及びその誘導体;ブチルステアレート、
イソブチルステアレート等の炭素数3〜30の飽和或い
は不飽和脂肪族エステル及びその誘導体;市販のシリコ
ーン離型剤、シリコーンオイル等のシリコーン化合物等
を挙げることができる。
【0024】金属不活性剤としては、3−N´−サリチ
ロイル−アミノ−1,2,4−トリアゾール、サリチル
アルデヒド、サリチルヒドラジン、N,N´−ビス[3
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオニル]ヒドラジン、オキサリル−ビス[ベ
ンジリデンヒドラジド]、9,10−ジヒドロ−9−オ
キサ−10−ホスファフェナントレン−10−オキサイ
ド、3,4,5,6−ジベンゾ−1,2−オキサフォス
ファン−2−オキサイド、トリス[2−t−ブチル−4
−チオ(2´−メチル−4´−ヒドロキシ−5−t−ブ
チル)フェニル−5−メチル]フェニルフォスファイ
ト、2,2´−オキサミド−ビス−[エチル−3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート]等を挙げることができる。
【0025】核剤としては、1,3,2,4−ジ−ベン
ジリデン−ソルビトール、1,3,2,4−ジ−(p−
メチル−ベンジリデン)ソルビトール、1,3,2,4
−ジ−(p−エチル−ベンジリデン)ソルビトール、
1,3,2,4−ジ−(2´,4´−ジ−メチル−ベン
ジリデン)ソルビトール、1,3−p−クロロ−ベンジ
リデン−2,4−p−メチル−ベンジリデン−ソルビト
ール、1,3,2,4−ジ−(p−プロピル−ベンジリ
デン)ソルビトール、アルミニウム−モノ−ヒドロキシ
−ジ−p−t−ブチルベンゾエート、ソジウム−ビス
(4−t−ブチルフェニル)フォスフェート、ソジウム
−2,2´−メチレン−ビス−(4,6−ジ−t−ブチ
ル−フェニル)フォスフェート、タルク、安息香酸ナト
リウム、リチウム−2,2´−メチレン−ビス−(4,
6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェート等を挙げ
ることができる。
【0026】中和剤及び制酸剤としては、リチウムステ
アレート、1,2−ヒドロキシリチウムステアレート、
ステアロイル乳酸ナトリウム、ステアリン酸ソーダ、ス
テアリン酸カリウム、ベヘン酸リチウム、モンタン酸リ
チウム、ベヘン酸ナトリウム、モンタン酸ナトリウム、
ステアリル乳酸カルシウム、ベヘン酸カルシウム、モン
タン酸カルシウム、ステアリン酸カドミウム、ラウリン
酸カドミウム、リシノール酸カドミウム、ナフテン酸カ
ドミウム、2−エチルヘキソイン酸カドミウム、ステア
リン酸バリウム、ラウリン酸バリウム、リシノール酸バ
リウム、ナフテン酸バリウム、2−エチルヘキソイン酸
バリウム、ステアリン酸カルシウム、ラウリン酸カルシ
ウム、リシノール酸カルシウム、ステアリン酸ストロン
チウム、ステアリン酸亜鉛、ラウリン酸亜鉛、リシノー
ル酸亜鉛、2−エチルヘキソイン酸亜鉛、ステアリン酸
鉛、二塩基性ステアリン酸鉛、ナフテン酸鉛、ステアリ
ン酸錫、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグ
ネシウム等の高級脂肪酸、アルキル乳酸のアルカリ又は
アルカリ土類金属塩;塩基性マグネシウム・アルミニウ
ム・ハイドロオキシ・カーボネート・ハイドレート(ハ
イドロタルサイト)、塩基性ゼオライト、エピクロルヒ
ドリンとビスフェノールA重合物類、エポキシ化大豆油
類、エポキシ化脂肪酸モノエステル類、エポキシ化脂環
式脂肪酸エステル類等を挙げることができる。
【0027】充填剤としては、酸化マグネシウム、酸化
アルミニウム、酸化珪素、酸化カルシウム、酸化チタ
ン、酸化クロム(III) 、酸化鉄、酸化亜鉛、シリカ、珪
藻土、アルミナ繊維、酸化アンチモン、バリウムフェラ
イト、ストロンチウムフェライト、酸化ベリリウム、軽
石、軽石バルーン等の酸化物、水酸化マグネシウム、水
酸化アルミニウム、塩基性炭酸マグネシウム等の塩基性
物又は水酸化物;炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、
ドロマイト、ドーソナイト等の炭酸塩;硫酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、硫酸アンモニウム、亜硫酸カルシウ
ム、塩基性硫酸マグネシウム等の(亜)硫酸塩;珪酸ナ
トリウム、珪酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸
カリウム、珪酸カルシウム、タルク、クレー、マイカ、
アスベスト、ガラス繊維、モンモリロナイト、ガラスバ
ルーン、ガラスビーズ、ペントナイト等の珪酸塩;カオ
リン(陶土)、パーライト、鉄粉、銅粉、鉛粉、アルミ
ニウム粉、硫化モリブデン、ボロン繊維、炭化珪素繊
維、黄銅繊維、チタン酸カリウム、チタン酸ジルコン酸
鉛、硼酸亜鉛、硼酸アルミニウム、メタ硼酸バリウム、
硼酸カルシウム、硼酸ナトリウム等を挙げることができ
る。
【0028】処理品と未使用のプラスチックを混ぜて使
用する場合には、最終製品の性能によっても異なるが、
処理プラスチックが一般に1重量%以上、好ましくは3
重量%以上、特に好ましくは5重量%以上混入させる。
なお、塗装されていない使用済みプラスチックを未使用
のプラスチックの代わりにすることができる。
【0029】(3) 成 形 上記熱水及び/又は水蒸気処理した成形体基材は、押出
機で再度溶融しペレット化して再生利用される。該ペレ
ット化するために用いられる押出機は特別なものでな
く、一般に使用されている一軸、二軸スクリューの押出
機などを用いることができる。該押出機には前記熱水処
理工程などで取り除けなかったごみ、金属などを除去す
るために20〜200μmの金網、フィルターなどを用
いて除去することもできる。ただし、押出機による再ペ
レット化は必須のものではなく、最終製品を直接成形す
ることも可能である。成形方法としては、射出成形、押
出成形、ブロー成形、トランスファー成形、プレス成形
などの各種成形方法などを採用することができる。成形
条件はプラスチックの性質、成形品の形状などによって
適宜設定される。
【0030】(4) 塗 装 成形体基材の再生成形品は、前記有機溶剤系塗料、水溶
性樹脂塗料、水分散性樹脂塗料及び水性エマルジョン塗
料などの塗料を再度塗布することによって、再び塗装プ
ラスチック成形体とすることもできる。
【0031】(5) 製 品 上記再生プラスチック成形体は、各種工業製品として再
度適用することができる。具体的には、自動車のバンパ
ー、ホイールキャップ、サイドモールなどの自動車外装
部品、インスツルメントパネル、レバー、内張りなどの
内装部品、掃除機、洗濯機、冷蔵庫、照明器具、オーデ
ィオ機器などの電気製品、カラーボックス、収納ケース
などの各種日用雑貨品などを挙げることができる。
【0032】
【実施例】本発明の塗装プラスチック成形体の処理方法
及びその再生方法について、更に詳細に説明するため、
以下にその実施例及び比較例を挙げて具体的に説明す
る。ただし、本発明はこれらの実施例などに限定される
ものではない。下記の実施例及び比較例中の評価は以下
に示す評価方法により測定したものである。 [I] 評価方法 (1) 曲げ試験 JIS K7203にて行なった。 (2) 引張試験 JIS K7113にて行なった。引張速度:50mm
/min (3) アイゾット衝撃試験 JIS K7110にて行なった。測定温度23℃と−
30℃で行なった。 (4) 落錘衝撃強度 支持台(穴径40mm)上に設置した試験片(120m
m×80mm、厚み2mm)に荷重センサーであるダー
トを落下(2m×4kgf)させ、試験片の衝撃荷重に
おける変形破壊挙動を測定し、得られた衝撃パターンに
おける亀裂発生点までにおいて吸収された衝撃エネルギ
ーを算出し、材料の衝撃強度とした。測定温度は−30
℃で行なった。 (5) 外 観 射出成形品(120mm×80mm、厚み2mm)の表
面を目視にて観察し、下記の評価基準にて評価を行なっ
た。 ○ :塗膜を含まない基材のみで成形した成形品表面と
同等で表面荒れが観察されないもの、 ○:基材のみで成形した表面とほぼ同等であるが、表
面に小さな凹凸が少し観察されるもの、 × :塗膜の一部が表面に観察され表面荒れが著しいも
の、
【0033】[II] 実験例 実施例1 (1) 成形体基材樹脂(A)の製造 エチレン含有量が4重量%でメルトフローレート(MF
R)が60g/10分のプロピレン・エチレンブロック
共重合体60重量%と、エチレン含有量が80重量%で
100℃で測定したムーニー粘度(ML1+4)が50
のエチレン・プロピレン共重合体ゴム30重量%と、平
均粒径が1.7μmのタルク10重量%とを混合した樹
脂組成物よりなる成形体基材樹脂Aを製造した。
【0034】(2) 塗装プラスチック製品(A)の製造 上記成形体基材樹脂Aを日本製鋼社製J−100型射出
成形機を用いて、成形温度210℃、射出圧500kg
/cm2 の条件下にて射出成形品(120mm×120
mm×3mm)を成形した。次いで、該射出成形品を
1,1,1−トリクロロエタンで蒸気洗浄し、その片面
(120mm×120mm)を特開昭59−98140
号公報記載の方法でプラズマ処理(装置:マイクロ波プ
ラズマ処理装置(東芝社製TMZ−9602B)、条
件:酸素ガス流量400cc/min,圧力0.5to
rr,出力400W,処理時間10秒)を行ない、これ
に塗料の樹脂成分がポリエステル系でウレタン結合を含
む日本ビーケミカル社製(架橋成分がメラミン系)1液
型白色塗料を40μmの厚さで塗装した後、オーブン中
にて120℃の温度で30分間焼付けを行なって、塗装
プラスチック製品Aを製造した。
【0035】(3) 粉砕処理 この塗装プラスチック製品Aをホーライ社製粉砕機BO
−3084型によって約5mm角程度の大きさにまで粉
砕した。 (4) 熱水処理 この塗装プラスチック製品Aの粉砕物10kgを攪拌機
付き内容積100リットルの耐圧オートクレーブ内に入
れ、更に水50リットルを加えて、攪拌下に145℃の
温度にまで昇温させ、3.7kg/cm2 の加圧下で2
時間熱水処理を行なった。該熱水処理後、遠心分離機で
脱水を行なった。 (5) ペレットの製造 上記熱水処理後に脱水した塗装プラスチック製品Aの粉
砕・熱水処理物を、東芝機械社製TEM35二軸押出機
を用いて、シリンダー設定温度200℃、スクリュー回
転数250rpmの条件下で溶融・混練してペレットを
製造した。また、この時の押出量はフィーダーを用いて
30kg/hrに設定した。
【0036】(6) 成 形 上記ペレットを日本製鋼社製J−100型射出成形機に
て、成形温度210℃、射出圧500kg/cm2 の条
件下で成形して、物性測定用の試験片を得た。 (7) 物性測定 上記成形機により成形された試験片を用いて、前記物性
の測定方法により物性の測定を行なった。その結果を表
1に示す。
【0037】比較例1 実施例1の「 (3) 粉砕処理」において製造した塗装プ
ラスチック製品Aの粉砕物を、実施例1の「 (5) ペレ
ットの製造」にて用いた押出機にてペレットとした後、
「 (6) 成 形」にて用いた成形機にて物性測定用の試
験片を成形し、物性の測定を行なった。その結果を表1
に示す。得られた結果は、破断点伸びは最大483%か
ら最小55%とバラツキが著しいものであった。また、
表面には塗膜の破片が目視で観察され、その表面の凹凸
が著しいものであった。
【0038】実施例2 実施例1の「 (4) 熱水処理」にて熱水処理した塗装プ
ラスチック製品Aの粉砕・熱水処理物30重量%と、実
施例1の「 (1) 成形体基材樹脂(A)の製造」にて製
造した成形体基材樹脂A70重量%とを混合し、実施例
1の「 (5) ペレットの製造」にて用いた押出機を用い
てペレットとした後、更に「 (6) 成形」にて用いた成
形機にて物性測定用の試験片を成形し、物性の測定を行
なった。その結果を表1に示す。
【0039】比較例2 実施例1の「 (3) 粉砕処理」にて製造した塗装プラス
チック製品Aの粉砕物30重量%と、実施例1の「 (1)
成形体基材樹脂(A)の製造」にて製造した成形体基
材樹脂A70重量%とを混合し、実施例1の「 (5) ペ
レットの製造」にて用いた押出機を用いてペレットとし
た後、更に「 (6) 成 形」にて用いた成形機にて物性
測定用の試験片を成形し、物性の測定を行なった。その
結果を表1に示す。得られた結果は、破断点伸びのバラ
ツキが大きく、表面凹凸は著しいものであった。
【0040】実施例3 (1) 塗装プラスチック製品(B)の製造 実施例1の「 (1) 成形体基材樹脂(A)の製造」にて
製造した成形体基材樹脂Aを日本製鋼社製J−100型
射出成形機を用いて、成形温度210℃、射出圧500
kg/cm2 の条件下にて射出成形品(120mm×1
20mm×3mm)を成形した。次いで、該射出成形品
を1,1,1−トリクロロエタンで蒸気洗浄し、その片
面(120mm×120mm)を塩素化ポリプロピレン
を成分とするプライマーを用いて厚さ10μmの下塗り
を行なってから、10分間室温でフラッシングした後、
塗料の樹脂成分がポリエステル系でウレタン結合を含む
日本ビーケミカル社製(架橋成分がメラミン系)1液型
白色塗料を40μmの厚さで塗装し、オーブン内で12
0℃の温度で30分間焼き付けを行なって塗装プラスチ
ック製品Bを得た。 (2) 粉砕処理 該塗装プラスチック製品Bを上記と同じ装置を用いて約
5mm角程度の大きさにまで粉砕した。
【0041】(3) 熱水処理 この粉砕物10kgを攪拌機付き内容積100リットル
の耐圧オートクレーブ内に入れ、これに水50リットル
を加えて、攪拌下に125℃の温度にまで昇温させた
後、3.0kg/cm2 の加圧下で3時間熱水処理を行
なった。該熱水処理後、遠心分離機で脱水を行なった。 (4) ペレットの製造 上記熱水処理後に脱水した塗装プラスチック製品Bの粉
砕・熱水処理物30重量%と、実施例1の「 (1) 成形
体基材樹脂の製造」において製造した成形体基材樹脂A
70重量%とを混合し、東芝機械社製TEM35二軸押
出機を用いて、シリンダー設定温度200℃、スクリュ
ー回転数250rpmの条件下で溶融・混練してペレッ
トを製造した。この時押出機には1,000メッシュの
金網を用いたフィルターを装着して行なった。また、押
出量はフィーダーを用いて30kg/hrに設定した。 (5) 成 形 上記ペレットを日本製鋼社製J−100型射出成形機に
て、成形温度210℃、射出圧500kg/cm2 の条
件下で成形して、物性測定用の試験片を得た。 (6) 物性測定 上記成形機により成形された試験片を用いて、前記物性
の測定方法により物性の測定を行なった。その結果を表
1に示す。
【0042】比較例3 (1) ペレットの製造 実施例3の「 (1) 塗装プラスチック製品(B)の製
造」にて製造した塗装プラスチック製品Bの粉砕物30
重量%と、実施例1の「 (1) 成形体基材樹脂(A)の
製造」にて製造した成形体基材樹脂A70重量%とを混
合し、東芝機械社製TEM35二軸押出機を用いて、シ
リンダー設定温度200℃、スクリュー回転数250r
pmの条件下で溶融・混練してペレットを製造した。こ
の時の押出機には1,000メッシュの金網を用いたフ
ィルターを装着して行なった。この条件下ではベント口
から樹脂のベントアップによって押出量を上げることが
できないので、押出量は1kg/hrであった。また、
フィルターの閉塞に伴い押出量が低下する傾向であっ
た。 (2) 成 形 上記ペレットを日本製鋼社製J−100型射出成形機に
て、成形温度210℃、射出圧500kg/cm2 の条
件下で成形して、物性測定用の試験片を得た。 (3) 物性測定 上記成形機により成形された試験片を用いて、前記物性
の測定方法により物性の測定を行なった。その結果を表
1に示す。得られた結果は、破断点伸びは最大585%
から最小63%までの範囲とバラツキが著しいものであ
った。
【0043】実施例4 (1) 水蒸気処理 実施例1の「 (3) 粉砕処理」によって得られた塗装プ
ラスチック製品Aの粉砕物10kgを100リットルの
攪拌機付き内容積100リットルの耐圧オートクレーブ
内に入れ、水を加えずに、200rpmの速度で攪拌し
ながら、150℃の温度の水蒸気を3時間導入して、水
蒸気処理を行なった。該水蒸気処理後に、遠心分離機で
脱水を行なった。 (2) ペレットの製造 上記水蒸気処理した塗装プラスチック製品Aの粉砕・水
蒸気処理物30重量%と、実施例1の「 (1) 成形体基
材樹脂(A)の製造」において製造した成形体基材樹脂
A70重量%とを混合し、東芝機械社製TEM35二軸
押出機を用いて、シリンダー設定温度200℃、スクリ
ュー回転数250rpmの条件下で溶融・混練してペレ
ットを製造した。また、押出量はフィーダーを用いて3
0kg/hrに設定した。 (3) 成 形 上記ペレットを日本製鋼社製J−100型射出成形機に
て、成形温度210℃、射出圧500kg/cm2 の条
件下で成形して、物性測定用の試験片を得た。 (4) 物性測定 上記成形機により成形された試験片を用いて、前記物性
の測定方法により物性の測定を行なった。その結果を表
1に示す。
【0044】実施例5 (1) 成形体基材樹脂(B)の製造 エチレン含有量が4重量%でメルトフローレートが30
g/10分のプロピレン・エチレンブロック共重合体5
6重量%と、エチレン含有量が72重量%で100℃で
測定したムーニー粘度(ML1+4)が75のエチレン
・プロピレン共重合体ゴム24重量%と、平均粒径が
1.7μmのタルク20重量%とを混合した樹脂組成物
よりなる成形体基材樹脂Bを製造した。 (2) 塗装プラスチック製品(C)の製造 上記成形体基材樹脂Bを日本製鋼社製J−100型射出
成形機を用いて、成形温度210℃、射出圧500kg
/cm2 の条件下にて射出成形品(120mm×120
mm×3mm)を成形した。次いで、該射出成形品を
1,1,1−トリクロロエタンで蒸気洗浄し、その片面
(120mm×120mm)を塩素化ポリプロピレンを
成分とするプライマーを用いて厚さ10μmの下塗りを
行なってから、10分間室温でフラッシングした後、こ
れに塗料の樹脂成分がアクリル系(架橋成分がメラミン
系)である関西ペイント社製1液型白色塗料を40μm
の厚さで塗装した後、オーブン中にて120℃の温度で
30分間焼付けを行なって、塗装プラスチック製品Cを
得た。 (3) 粉砕処理 この塗装プラスチック製品Cを上記と同じ装置を用いて
約5mm角程度の大きさにまで粉砕した。
【0045】(4) 熱水処理 この塗装プラスチック製品Cの粉砕物10kgを攪拌機
付き内容積100リットルの耐圧オートクレーブ内に入
れ、更に水50リットルを加えて、攪拌下に145℃の
温度にまで昇温させ、3.7kg/cm2 の加圧下に2
時間熱水処理を行なった。該熱水処理後に、遠心分離機
で脱水を行なった。 (5) ペレットの製造 上記熱水処理後に脱水した塗装プラスチック製品Cの粉
砕・熱水処理物を、東芝機械社製TEM35二軸押出機
を用いて、シリンダー設定温度200℃、スクリュー回
転数250rpmの条件下で溶融・混練してペレットを
製造した。また、この時の押出量はフィーダーを用いて
30kg/hrに設定した。 (6) 成 形 上記ペレットを日本製鋼社製J−100型射出成形機に
て、成形温度210℃、射出圧500kg/cm2 の条
件下で成形して、物性測定用の試験片を得た。 (7) 物性測定 上記成形機により成形された試験片を用いて、前記物性
の測定方法により物性の測定を行なった。その結果を表
2に示す。
【0046】比較例4 実施例1の「 (5) ペレットの製造」において、塗装プ
ラスチック製品Aの粉砕・熱水処理物の代わりに上記実
施例5の「 (3) 粉砕処理」にて製造した塗装プラスチ
ック製品Cの粉砕物を用いた以外は実施例1の「 (5)
ペレットの製造」と同様の方法によりペレットを製造
し、更に「 (6) 成 形」を行なって試験片を成形し、
その物性を評価した。その結果を表2に示す。得られた
結果は、他の比較例と同様に引張伸びは著しく低下し、
表面に塗膜の断片が目視にて観察されるほど凹凸が著し
いものであった。
【0047】実施例6 上記実施例5の「 (3) 粉砕処理」にて製造した塗装プ
ラスチック製品Cの粉砕物を実施例1の「 (4) 熱水処
理」と同様に熱水処理した塗装プラスチック製品Cの粉
砕・熱水処理物30重量%と、実施例5の「 (1) 成形
体基材樹脂(B)の製造」により得られた成形体基材樹
脂B70重量%とを混合し、実施例1の「 (5) ペレッ
トの製造」にて用いた押出機を用いてペレットとした
後、更に「(6) 成 形」にて用いた成形機にて物性測
定用の試験片を成形し、物性の測定を行なった。その結
果を表2に示す。
【0048】比較例5 上記実施例5の「 (3) 粉砕処理」にて製造した塗装プ
ラスチック製品Cの粉砕物30重量%と、実施例5の
「 (1) 成形体基材樹脂(B)の製造」により得られた
成形体基材樹脂B70重量%とを混合し、実施例1の
「 (5) ペレットの製造」にて用いた押出機を用いてペ
レットとした後、更に「 (6) 成 形」にて用いた成形
機にて物性測定用の試験片を成形し、物性の測定を行な
った。その結果を表2に示す。
【0049】実施例7 (1)塗装プラスチック製品(D)の製造 実施例5の「 (1) 成形体基材樹脂(B)の製造」にて
製造した成形体基材樹脂Bを日本製鋼(株)製J−10
0型射出成形機を用いて、成形温度210℃、射出圧5
00kg/cm2 の条件下にて射出成形した成形体基材
樹脂Bの射出成形品(120mm×120mm×3m
m)を1,1,1−トリクロロエタンで蒸気洗浄し、片
面(120mm×120mm)を塩素化ポリプロピレン
を成分とするプライマーを用いて厚さ10μmの下塗り
を行なってから、10分間室温でフラッシングした後、
これに塗料の樹脂成分がアクリル系(架橋成分がメラミ
ン系)である日本ペイント社製1液型白色塗料を40μ
mの厚さで塗装した後、オーブン中にて120℃の温度
で30分間焼付けを行なって塗装プラスチック製品Dを
得た。 (2) 粉砕処理 この塗装プラスチック製品Dを上記と同じ装置を用いて
約5mm角程度の大きさにまで粉砕した。 (3) 熱水処理 この粉砕物10kgを攪拌機付き内容積100リットル
の耐圧オートクレーブ内に入れ、水50リットルを加え
て、攪拌下に145℃の温度にまで昇温し、3.7kg
/cm2 の加圧下に2時間熱水処理を行なった。該熱水
で処理した後、遠心分離機で脱水を行なった。 (4) ペレットの製造 上記熱水処理した塗装プラスチック製品Dの粉砕物30
重量%と、上記実施例5の「 (1) 成形体基材樹脂
(B)の製造」にて製造した成形体基材樹脂B70重量
%とを混合し、実施例1の「 (5) ペレットの製造」に
て用いた押出機を用いてペレットとした後、更に「 (6)
成 形」にて用いた成形機にて物性測定用の試験片を
成形し、物性の測定を行なった。その結果を表3に示
す。
【0050】比較例6 実施例7「 (2) 粉砕処理」において製造された塗装プ
ラスチック製品Dの粉砕物30重量%と、上記実施例5
の「 (1) 成形体基材樹脂(B)の製造」にて製造した
成形体基材樹脂B70重量%とを混合し、実施例1の
「 (5) ペレットの製造」にて用いた押出機を用いてペ
レットとした後、更に「 (6) 成 形」にて用いた成形
機にて物性測定用の試験片を成形し、物性の測定を行な
った。その結果を表3に示す。得られた結果は、引張伸
びが著しく低下し、表面の凹凸が著しいものであった。
【0051】実施例8 (1) 成形体基材樹脂(C) エンジニアリング樹脂、スチレン系樹脂の適用例とし
て、ポリフェニレンエーテルとハイインパクトポリスチ
レンのブレンド物であるGEプラスチックジャパン社製
の「ノニル PX0844」を成形体基材樹脂Cとして
使用した。 (2) 塗装プラスチック製品(E)の製造 上記成形体基材樹脂Cを、日本製鋼社製J−100型射
出成形機にて、シリンダー温度280℃、金型温度80
℃、射出圧力600kg/cm2 の条件下にて射出成形
品(120mm×120mm×3mm)を成形し、この
得られた射出成形品の片面(120mm×120mm)
の表面に、塗料の樹脂成分がアクリル系(架橋成分がメ
ラミン系)である関西ペイント社製1液型白色塗料を4
0μmの厚さで塗装し、これを120℃のオーブン中に
て30分間焼付けを行なって、塗装プラスチック製品E
を得た。 (3) 粉砕処理 この塗装プラスチック製品Eを上記と同じ装置を用いて
約5mm角程度の大きさにまで粉砕した。
【0052】(4) 熱水処理 この塗装プラスチック製品Eの粉砕物10kgを攪拌機
付き内容積100リットルの耐圧オートクレーブ内に入
れ、更に水50リットルを加えて、攪拌下に145℃の
温度にまで昇温させ、3.7kg/cm2 の加圧下で2
時間熱水処理を行なった。該熱水処理後、遠心分離機で
脱水を行なった。 (5) ペレットの製造 上記熱水処理後に脱水した塗装プラスチック製品Eの粉
砕・熱水処理物30重量%と、上記成形体基材樹脂C7
0重量%とを混合し、東芝機械社製TEM35二軸押出
機を用いて、シリンダー設定温度250℃、スクリュー
回転数250rpmの条件下で溶融・混練してペレット
を製造した。また、この時の押出量はフィーダーを用い
て30kg/hrに設定した。 (6) 成 形 上記ペレットを日本製鋼社製J−100型射出成形機に
て、成形温度280℃、金型温度80℃、射出圧600
kg/cm2 の条件下で成形して、物性測定用の試験片
を得た。その結果を表3に示す。
【0053】比較例7 (1) ペレットの製造 実施例8の「 (3) 粉砕処理」にて製造された塗装プラ
スチック製品Eの粉砕物30重量%と、上記成形体基材
樹脂C70重量%とを混合し、東芝機械社製TEM35
二軸押出機を用いて、シリンダー設定温度250℃、ス
クリュー回転数250rpmの条件下で溶融・混練して
ペレットを製造した。また、この時の押出量はフィーダ
ーを用いて30kg/hrに設定した。 (2) 成 形 上記ペレットを日本製鋼社製J−100型射出成形機に
て、成形温度280℃、金型温度80℃、射出圧600
kg/cm2 の条件下で成形して、物性測定用の試験片
を得た。その結果を表3に示す。
【0054】
【表1】
【0055】
【表2】
【0056】
【表3】
【0057】
【発明の効果】このような本発明の塗装プラスチック成
形体の処理方法は、塗膜をプラスチック成形体より分離
せずに、100℃以上の熱水及び/又は水蒸気と接触さ
せることにより再生することができるので、物性、表面
外観を損なうことのない安価で低公害でプラスチックを
リサイクルすることができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面の一部又は全部が塗装されているプラ
    スチック成形体を、小片化又は小片化せずに、100℃
    以上の熱水及び/又は水蒸気と接触させることを特徴と
    する、塗装プラスチック成形体の処理方法。
  2. 【請求項2】プラスチック成形体がポリオレフィン、エ
    ンジニアリング樹脂、スチレン系樹脂の少なくとも一種
    である、請求項1に記載の塗装プラスチック成形体の処
    理方法。
  3. 【請求項3】塗料の樹脂成分がアクリル系、ポリエステ
    ル系のいずれかであり、架橋成分がメラミン系である、
    請求項1又は2に記載の塗装プラスチック成形体の処理
    方法。
  4. 【請求項4】表面の一部又は全部が塗装されているプラ
    スチック成形体を、小片化又は小片化せずに、100℃
    以上の熱水及び/又は水蒸気と接触させた後、これを小
    片化又は小片化せずに、他の任意成分と混合し又は混合
    せずに、再度溶融成形することを特徴とする塗装プラス
    チック成形体の再生方法。
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