JPH0522907A - 磁気鉄心へのコイル挿入方法 - Google Patents
磁気鉄心へのコイル挿入方法Info
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- JPH0522907A JPH0522907A JP3166903A JP16690391A JPH0522907A JP H0522907 A JPH0522907 A JP H0522907A JP 3166903 A JP3166903 A JP 3166903A JP 16690391 A JP16690391 A JP 16690391A JP H0522907 A JPH0522907 A JP H0522907A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡易な設備で、容易且つ迅速に鉄心1へのコ
イル3の挿入ができ、しかも挿入時にコイル3に機械的
な損傷等を与えない磁気鉄心へのコイル挿入方法を提供
する。 【構成】 鉄心1のスロット2の入口部手前において磁
界発生手段8で磁界を発生させる磁界発生工程と、コイ
ル3に交流電源9から交流電流を通電する交流通電工程
と、前記スロット2にブレード4及びストリッパー5を
介してコイル3を挿入する挿入工程とを有し、磁界と交
流電流との相互作用によって、スロット2の入口部手前
でコイル3を振動させながらスロット2に挿入するもの
である。
イル3の挿入ができ、しかも挿入時にコイル3に機械的
な損傷等を与えない磁気鉄心へのコイル挿入方法を提供
する。 【構成】 鉄心1のスロット2の入口部手前において磁
界発生手段8で磁界を発生させる磁界発生工程と、コイ
ル3に交流電源9から交流電流を通電する交流通電工程
と、前記スロット2にブレード4及びストリッパー5を
介してコイル3を挿入する挿入工程とを有し、磁界と交
流電流との相互作用によって、スロット2の入口部手前
でコイル3を振動させながらスロット2に挿入するもの
である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気鉄心へのコイル挿
入方法に関するものであり、特に、回転電気機器等の鉄
心に設けたスロット内にコイルを円滑に挿入できるコイ
ル挿入方法に関するものである。
入方法に関するものであり、特に、回転電気機器等の鉄
心に設けたスロット内にコイルを円滑に挿入できるコイ
ル挿入方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、回転電気機器等の鉄心のスロ
ット内にコイルを挿入する場合に、コイルを容易且つ迅
速に挿入するために、図7のような方法でコイルの挿入
を行なっている。
ット内にコイルを挿入する場合に、コイルを容易且つ迅
速に挿入するために、図7のような方法でコイルの挿入
を行なっている。
【0003】図7は従来の磁気鉄心へのコイル挿入方法
を示す説明図、図8は従来の磁気鉄心へのコイル挿入方
法によりスロットにコイルを挿入した状態を示すスロッ
ト部の断面図である。
を示す説明図、図8は従来の磁気鉄心へのコイル挿入方
法によりスロットにコイルを挿入した状態を示すスロッ
ト部の断面図である。
【0004】図において、1は回転電気機器等の鉄心、
2は鉄心1に設けられたスロット、3はスロット2に挿
入される導線の束であるコイル、4はコイル3をスロッ
ト2に挿入する際に、スロット2の開口部にコイル3を
摺動案内する治具(以下、ブレードという)であり、鉄
心1からコイル3を保護する役目もする。5はコイル3
をスロット2内に押圧挿入する治具であるストリッパ
ー、6はスロット2内でコイル3を保護する絶縁部材で
ある。
2は鉄心1に設けられたスロット、3はスロット2に挿
入される導線の束であるコイル、4はコイル3をスロッ
ト2に挿入する際に、スロット2の開口部にコイル3を
摺動案内する治具(以下、ブレードという)であり、鉄
心1からコイル3を保護する役目もする。5はコイル3
をスロット2内に押圧挿入する治具であるストリッパ
ー、6はスロット2内でコイル3を保護する絶縁部材で
ある。
【0005】次に、図7を用いて、従来の磁気鉄心への
コイル挿入方法について説明する。まず、(a)のよう
に、コイル3と鉄心1をブレード4にセットする。続い
て、挿入を開始し、(b)のように、ストリッパー5を
矢印方向に次第に上昇させ、コイル3をスロット2内に
押上げて挿入していく。そして、(c)のように、コイ
ル3がスロット2内を貫通することにより、挿入が終了
する。(d)は鉄心1へのコイル3の挿着が終了した状
態である。なお、図7の(a)は鉄心部の平面図及び断
面図、(b)及び(c)は鉄心部の断面図であり、
(d)は斜視図である。
コイル挿入方法について説明する。まず、(a)のよう
に、コイル3と鉄心1をブレード4にセットする。続い
て、挿入を開始し、(b)のように、ストリッパー5を
矢印方向に次第に上昇させ、コイル3をスロット2内に
押上げて挿入していく。そして、(c)のように、コイ
ル3がスロット2内を貫通することにより、挿入が終了
する。(d)は鉄心1へのコイル3の挿着が終了した状
態である。なお、図7の(a)は鉄心部の平面図及び断
面図、(b)及び(c)は鉄心部の断面図であり、
(d)は斜視図である。
【0006】この他に、従来より、コイル3の挿入性を
高めるために、コイル挿入時にコイル3に振動を与えて
挿入するコイル挿入方法もある。従来のこの種の磁気鉄
心へのコイル挿入方法として、特開昭57−22357
号、特開昭56−31355号公報に掲載の技術を挙げ
ることができる。図9は従来の他の磁気鉄心へのコイル
挿入方法を示す説明図である。図中、図7と同一符号及
び記号は図7の構成部分と同一または相当する構成部分
を示す。
高めるために、コイル挿入時にコイル3に振動を与えて
挿入するコイル挿入方法もある。従来のこの種の磁気鉄
心へのコイル挿入方法として、特開昭57−22357
号、特開昭56−31355号公報に掲載の技術を挙げ
ることができる。図9は従来の他の磁気鉄心へのコイル
挿入方法を示す説明図である。図中、図7と同一符号及
び記号は図7の構成部分と同一または相当する構成部分
を示す。
【0007】図において、7はストリッパー5を振動さ
せる振動発生手段であり、回転振動や高周波振動を起こ
す装置である。このコイル挿入方法は、図7と同様に、
まず、図9の(a)のように、コイル3と鉄心1をブレ
ード4にセットする。続いて、(b)のように、ストリ
ッパー5を矢印方向に次第に上昇させ、挿入を開始する
が、このときストリッパー5は振動発生手段7によって
振動しながら上昇し、コイル3を振動させながらスロッ
ト2内に押上げて挿入していく。そして、(c)のよう
に、コイル3がスロット2内を貫通することにより、挿
入が終了する。(d)は鉄心1へのコイル3の挿着が終
了した状態である。なお、図9の(a)は鉄心部の平面
図及び断面図、(b)及び(c)は鉄心部の断面図であ
り、(d)は斜視図である。
せる振動発生手段であり、回転振動や高周波振動を起こ
す装置である。このコイル挿入方法は、図7と同様に、
まず、図9の(a)のように、コイル3と鉄心1をブレ
ード4にセットする。続いて、(b)のように、ストリ
ッパー5を矢印方向に次第に上昇させ、挿入を開始する
が、このときストリッパー5は振動発生手段7によって
振動しながら上昇し、コイル3を振動させながらスロッ
ト2内に押上げて挿入していく。そして、(c)のよう
に、コイル3がスロット2内を貫通することにより、挿
入が終了する。(d)は鉄心1へのコイル3の挿着が終
了した状態である。なお、図9の(a)は鉄心部の平面
図及び断面図、(b)及び(c)は鉄心部の断面図であ
り、(d)は斜視図である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の図7のような従
来の磁気鉄心へのコイル挿入方法では、コイル3を束に
した状態で挿入すると、コイル3間に交差する個所がで
き、コイル3の束の見掛上の外径が大きくなっていた。
このために、挿入するコイル量が多いと、コイル3挿入
時のスロット2の入口部における抵抗が増大し、挿入が
円滑に行なえなかった。また、コイル3の交差した個所
において起こるコイル3が互いに潰合う現象によって、
コイル3の絶縁被膜が劣化することがあった。
来の磁気鉄心へのコイル挿入方法では、コイル3を束に
した状態で挿入すると、コイル3間に交差する個所がで
き、コイル3の束の見掛上の外径が大きくなっていた。
このために、挿入するコイル量が多いと、コイル3挿入
時のスロット2の入口部における抵抗が増大し、挿入が
円滑に行なえなかった。また、コイル3の交差した個所
において起こるコイル3が互いに潰合う現象によって、
コイル3の絶縁被膜が劣化することがあった。
【0009】したがって、コイル3を束にした状態で挿
入する場合にも、或程度のコイル量を容易に挿入するこ
とでき、しかもコイル3に悪影響を及ぼさないコイル挿
入方法が望まれていた。
入する場合にも、或程度のコイル量を容易に挿入するこ
とでき、しかもコイル3に悪影響を及ぼさないコイル挿
入方法が望まれていた。
【0010】また、図9のような従来の磁気鉄心へのコ
イル挿入方法では、コイル3の挿入性は向上するもの
の、コイル3を振動させるために、押圧挿入治具である
ストリッパー5を振動させ、この振動をコイル3に伝達
することにより、コイル3を間接的に振動させていた。
イル挿入方法では、コイル3の挿入性は向上するもの
の、コイル3を振動させるために、押圧挿入治具である
ストリッパー5を振動させ、この振動をコイル3に伝達
することにより、コイル3を間接的に振動させていた。
【0011】このため、振動の必要がない個所まで振動
し、コイル3を効率よく振動させることができなかっ
た。また、ストリッパー5には挿入の際に、振動発生手
段7によって非常に大きな力が繰返し作用するので、強
度的にも問題となり、設備も大掛りなものにならざるを
得なかった。
し、コイル3を効率よく振動させることができなかっ
た。また、ストリッパー5には挿入の際に、振動発生手
段7によって非常に大きな力が繰返し作用するので、強
度的にも問題となり、設備も大掛りなものにならざるを
得なかった。
【0012】そこで、この発明は、簡易な設備で、容易
且つ迅速にコイル3の挿入ができ、しかも挿入時にコイ
ル3に機械的な損傷等を与えない磁気鉄心へのコイル挿
入方法の提供を課題とするものである。
且つ迅速にコイル3の挿入ができ、しかも挿入時にコイ
ル3に機械的な損傷等を与えない磁気鉄心へのコイル挿
入方法の提供を課題とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
磁気鉄心へのコイル挿入方法は、鉄心のスロットの入口
部手前で磁界を発生させ、コイルに交流電流を通電し
て、前記スロットにコイルを挿入するものである。
磁気鉄心へのコイル挿入方法は、鉄心のスロットの入口
部手前で磁界を発生させ、コイルに交流電流を通電し
て、前記スロットにコイルを挿入するものである。
【0014】また、請求項2の発明にかかる磁気鉄心へ
のコイル挿入方法は、鉄心のスロットの開口部にコイル
を摺動案内する治具に、前記治具よりも摩擦係数の小さ
い材料をコーテングし、前記治具のコーテング面を利用
して前記スロットにコイルを挿入するものである。
のコイル挿入方法は、鉄心のスロットの開口部にコイル
を摺動案内する治具に、前記治具よりも摩擦係数の小さ
い材料をコーテングし、前記治具のコーテング面を利用
して前記スロットにコイルを挿入するものである。
【0015】
【作用】請求項1の発明の磁気鉄心へのコイル挿入方法
においては、鉄心のスロットの入口部手前で磁界を発生
させ、コイルに交流電流を通電して、前記スロットにコ
イルを挿入するものであるから、磁界と交流電流との相
互作用によって、コイルはスロットの入口部手前で振動
しながらスロットに挿入される。
においては、鉄心のスロットの入口部手前で磁界を発生
させ、コイルに交流電流を通電して、前記スロットにコ
イルを挿入するものであるから、磁界と交流電流との相
互作用によって、コイルはスロットの入口部手前で振動
しながらスロットに挿入される。
【0016】また、請求項2の発明の磁気鉄心へのコイ
ル挿入方法においては、鉄心のスロットの開口部にコイ
ルを摺動案内する治具に、前記治具よりも摩擦係数の小
さい材料をコーテングし、前記治具のコーティング面を
利用して前記スロットにコイルを挿入するものであるか
ら、コイルと治具との摩擦抵抗が低減し、コイルは治具
のコーティング面上を滑らかに滑りながらスロットに挿
入される。
ル挿入方法においては、鉄心のスロットの開口部にコイ
ルを摺動案内する治具に、前記治具よりも摩擦係数の小
さい材料をコーテングし、前記治具のコーティング面を
利用して前記スロットにコイルを挿入するものであるか
ら、コイルと治具との摩擦抵抗が低減し、コイルは治具
のコーティング面上を滑らかに滑りながらスロットに挿
入される。
【0017】
【実施例】以下、本発明の各実施例について説明をす
る。
る。
【0018】〈第一実施例〉図1は本発明の第一実施例
である磁気鉄心へのコイル挿入方法を示す説明図であ
る。図中、上記従来例と同一符号及び記号は上記従来例
の構成部分と同一または相当する構成部分を示す。
である磁気鉄心へのコイル挿入方法を示す説明図であ
る。図中、上記従来例と同一符号及び記号は上記従来例
の構成部分と同一または相当する構成部分を示す。
【0019】図において、8は鉄心1のスロット2の開
口部手前において磁界を発生させる磁界発生手段であ
り、永久磁石や電磁コイルを利用して所定の磁界を発生
させる手段である。9はコイル3に交流電流を通電する
ための交流電源である。この他は、上記従来例の図7の
各構成要素と同一である。
口部手前において磁界を発生させる磁界発生手段であ
り、永久磁石や電磁コイルを利用して所定の磁界を発生
させる手段である。9はコイル3に交流電流を通電する
ための交流電源である。この他は、上記従来例の図7の
各構成要素と同一である。
【0020】次に、図1を用いて、本実施例の磁気鉄心
へのコイル挿入方法について説明する。まず、(a)の
ように、コイル3の束をブレード4の隙間にセットし、
コイル3から出ているリード線を交流電源9に接続し
て、各コイル3の束に交流電流が流れるようにする。こ
の状態で、ブレード4に沿わせて鉄心1をセットし挿入
を開始する。挿入が開始されると、(b)のように、ス
トリッパー5は矢印方向に次第に上昇し、ブレード4に
セットされたコイル3の束をスロット2内に押上げられ
る。また、この挿入開始と同時に、コイル3の束には交
流電源9から交流電流が通電され、スロット2の開口部
手前には磁界発生手段8によって所定の磁界が発生す
る。したがって、ストリッパー5が上昇すると、交流電
流が通電中のコイル3は、スロット2の入口付近の磁界
中を通り、このコイル3にはフレミングの左手の法則に
従って所定の電磁力が起こり、各コイル3は振動する。
この振動により、コイル3は整列されて、スロット2内
に挿入されていく。また、この振動により、スロット2
内ではコイル3の束と接触しているブレード4、スロッ
ト2内の絶縁部材6、ストリッパー5との各摩擦抵抗も
低減され、摩擦によるコイルの劣化が防止されるととも
に、小さな押圧力でコイル3の挿入ができる。そして、
(c)のように、コイル3がスロット2内を貫通するこ
とにより、挿入が終了する。(d)は鉄心1へのコイル
3の挿着が終了した状態である。なお、図1の(a)は
鉄心部の平面図及び断面図、(b)及び(c)は鉄心部
の断面図であり、(d)は斜視図である。
へのコイル挿入方法について説明する。まず、(a)の
ように、コイル3の束をブレード4の隙間にセットし、
コイル3から出ているリード線を交流電源9に接続し
て、各コイル3の束に交流電流が流れるようにする。こ
の状態で、ブレード4に沿わせて鉄心1をセットし挿入
を開始する。挿入が開始されると、(b)のように、ス
トリッパー5は矢印方向に次第に上昇し、ブレード4に
セットされたコイル3の束をスロット2内に押上げられ
る。また、この挿入開始と同時に、コイル3の束には交
流電源9から交流電流が通電され、スロット2の開口部
手前には磁界発生手段8によって所定の磁界が発生す
る。したがって、ストリッパー5が上昇すると、交流電
流が通電中のコイル3は、スロット2の入口付近の磁界
中を通り、このコイル3にはフレミングの左手の法則に
従って所定の電磁力が起こり、各コイル3は振動する。
この振動により、コイル3は整列されて、スロット2内
に挿入されていく。また、この振動により、スロット2
内ではコイル3の束と接触しているブレード4、スロッ
ト2内の絶縁部材6、ストリッパー5との各摩擦抵抗も
低減され、摩擦によるコイルの劣化が防止されるととも
に、小さな押圧力でコイル3の挿入ができる。そして、
(c)のように、コイル3がスロット2内を貫通するこ
とにより、挿入が終了する。(d)は鉄心1へのコイル
3の挿着が終了した状態である。なお、図1の(a)は
鉄心部の平面図及び断面図、(b)及び(c)は鉄心部
の断面図であり、(d)は斜視図である。
【0021】このように、本実施例の磁気鉄心へのコイ
ル挿入方法は、回転電気機器等の鉄心1のスロット2の
入口部手前において磁界発生手段8により所定の磁界を
発生させる磁界発生工程と、コイル3に交流電源9から
交流電流を通電する交流通電工程と、前記スロット2に
ブレード4及びストリッパー5を介してコイル3を挿入
する挿入工程とを有してなるものである。
ル挿入方法は、回転電気機器等の鉄心1のスロット2の
入口部手前において磁界発生手段8により所定の磁界を
発生させる磁界発生工程と、コイル3に交流電源9から
交流電流を通電する交流通電工程と、前記スロット2に
ブレード4及びストリッパー5を介してコイル3を挿入
する挿入工程とを有してなるものである。
【0022】即ち、本実施例の磁気鉄心へのコイル挿入
方法は、鉄心1のスロット2の入口部手前で磁界を発生
させ、コイル3に交流電源9から交流電流を通電して、
前記スロット2にコイル3を挿入するものである。
方法は、鉄心1のスロット2の入口部手前で磁界を発生
させ、コイル3に交流電源9から交流電流を通電して、
前記スロット2にコイル3を挿入するものである。
【0023】したがって、磁界と交流電流によって発生
する電磁力によって、コイル3は振動しながらスロット
に挿入される。このため、コイル3を束にした状態で挿
入しても、各コイル3が振動によって整列され、コイル
3の束の全体の外径を小さくできるので、挿入するコイ
ル量が多くても、コイル3挿入時のスロット2の入口部
における抵抗が低減し、挿入を円滑に行なえる。加え
て、スロット2内に挿入するコイル3量を従来よりも多
く挿入できるから、コイル3のスロット2に対する占積
率を高めることができる。この結果、効率のよい回転電
気機器等を得ることができ、しいては回転電気機器本体
の小形化を促進できる。また、コイル3が整列された状
態でスロット2内に挿入されるので、各コイル3間で互
いに潰合う現象がなくなり、振動によってコイル3と各
治具等との摩擦抵抗も軽減される。この結果、コイル3
の絶縁被膜の劣化を防止でき、信頼性の高い回転電気機
器等を得ることができる。
する電磁力によって、コイル3は振動しながらスロット
に挿入される。このため、コイル3を束にした状態で挿
入しても、各コイル3が振動によって整列され、コイル
3の束の全体の外径を小さくできるので、挿入するコイ
ル量が多くても、コイル3挿入時のスロット2の入口部
における抵抗が低減し、挿入を円滑に行なえる。加え
て、スロット2内に挿入するコイル3量を従来よりも多
く挿入できるから、コイル3のスロット2に対する占積
率を高めることができる。この結果、効率のよい回転電
気機器等を得ることができ、しいては回転電気機器本体
の小形化を促進できる。また、コイル3が整列された状
態でスロット2内に挿入されるので、各コイル3間で互
いに潰合う現象がなくなり、振動によってコイル3と各
治具等との摩擦抵抗も軽減される。この結果、コイル3
の絶縁被膜の劣化を防止でき、信頼性の高い回転電気機
器等を得ることができる。
【0024】特に、本実施例では、ストリッパー5を介
してコイル3を振動させるのではなく、コイル3自身を
直接振動させるために、振動の必要がない個所は振動せ
ず、コイル3を効率よく振動させることができる。しか
も、スロット2の入口付近において磁界を作ることによ
り、コイル3の挿入の際に最も大きな抵抗力が作用する
スロット2の入口付近でコイル3を直接振動させること
ができるので、コイル3間の潰合いがなく、コイル3と
鉄心1、ストリッパー5等の各治具との摩擦抵抗も効率
よく低減できる。この結果、従来のような振動発生手段
7を使用する場合に比べて、挿入動作のときに、各部位
に大きな力が作用しないので、強度的に問題になること
はなく、設備も簡単になる。
してコイル3を振動させるのではなく、コイル3自身を
直接振動させるために、振動の必要がない個所は振動せ
ず、コイル3を効率よく振動させることができる。しか
も、スロット2の入口付近において磁界を作ることによ
り、コイル3の挿入の際に最も大きな抵抗力が作用する
スロット2の入口付近でコイル3を直接振動させること
ができるので、コイル3間の潰合いがなく、コイル3と
鉄心1、ストリッパー5等の各治具との摩擦抵抗も効率
よく低減できる。この結果、従来のような振動発生手段
7を使用する場合に比べて、挿入動作のときに、各部位
に大きな力が作用しないので、強度的に問題になること
はなく、設備も簡単になる。
【0025】〈第二実施例〉図2は本発明の第二実施例
である磁気鉄心へのコイル挿入方法を示す説明図、図3
は本発明の第二実施例である磁気鉄心へのコイル挿入方
法によりスロットにコイルを挿入した状態を示すスロッ
ト部の断面図、図4は本発明の第二実施例である磁気鉄
心へのコイル挿入方法に使用されるブレードを示し、
(a)は側面図であり、(b)は(a)のb−b断面を
示す横断面図である。図中、上記従来例及び第一実施例
と同一符号及び記号は上記従来例及び第一実施例の構成
部分と同一または相当する構成部分を示す。
である磁気鉄心へのコイル挿入方法を示す説明図、図3
は本発明の第二実施例である磁気鉄心へのコイル挿入方
法によりスロットにコイルを挿入した状態を示すスロッ
ト部の断面図、図4は本発明の第二実施例である磁気鉄
心へのコイル挿入方法に使用されるブレードを示し、
(a)は側面図であり、(b)は(a)のb−b断面を
示す横断面図である。図中、上記従来例及び第一実施例
と同一符号及び記号は上記従来例及び第一実施例の構成
部分と同一または相当する構成部分を示す。
【0026】図において、10はブレード4のコイル3
が摺動する表面に設けられたコーティング被膜であり、
ブレード4よりも摩擦係数の小さい材料によってコーテ
ングされている。なお、ブレード4はスロット2の開口
部に図2の(D)のような状態で取付けられており、コ
イル3がコイル3の開口部によって傷付くのを防止して
いる。
が摺動する表面に設けられたコーティング被膜であり、
ブレード4よりも摩擦係数の小さい材料によってコーテ
ングされている。なお、ブレード4はスロット2の開口
部に図2の(D)のような状態で取付けられており、コ
イル3がコイル3の開口部によって傷付くのを防止して
いる。
【0027】図2を用いて、本実施例の磁気鉄心へのコ
イル挿入方法について説明する。まず、(A)のよう
に、コイル3の束をブレード4の隙間にセットし、この
状態で、ブレード4に沿わせて鉄心1をセットし挿入を
開始する。挿入が開始されると、(B)のように、スト
リッパー5は矢印方向に次第に上昇し、ブレード4にセ
ットされたコイル3の束をスロット2内に押上げる。こ
のとき、コイル3はブレード4に沿って摺動し、(C)
のように、スロット2内を貫通する。なお、図2の
(A)から(C)は鉄心部の断面図であり、(D)は
(A)のa−a断面を示すスロットの開口部の拡大断面
図である。
イル挿入方法について説明する。まず、(A)のよう
に、コイル3の束をブレード4の隙間にセットし、この
状態で、ブレード4に沿わせて鉄心1をセットし挿入を
開始する。挿入が開始されると、(B)のように、スト
リッパー5は矢印方向に次第に上昇し、ブレード4にセ
ットされたコイル3の束をスロット2内に押上げる。こ
のとき、コイル3はブレード4に沿って摺動し、(C)
のように、スロット2内を貫通する。なお、図2の
(A)から(C)は鉄心部の断面図であり、(D)は
(A)のa−a断面を示すスロットの開口部の拡大断面
図である。
【0028】こうして、コイル3がブレード4の表面を
摺動し、図2の(A)→(B)→(C)の順にスロット
2内に挿入されることにより、最終的には図3に示すよ
うに、コイル3全体がスロット2内に納まる。この摺動
のときに、ブレード4の表面の摩擦係数が小さい方が、
コイル3が摺動し易いので、ストリッパー5の押上力も
小さくて済み、コイル3も損傷しにくい。通常、コイル
3にはエナメル導線(JIS−C−3210)が用いら
れ、この表面にも摩擦係数を下げるために潤滑材が焼付
コーティングされている。しかし、本実施例では、更に
摺動時の滑りをよくするために、コイル3が摺動するブ
レード4の表面にブレード4よりも摩擦係数の小さいコ
ーティング被膜10を設けている。
摺動し、図2の(A)→(B)→(C)の順にスロット
2内に挿入されることにより、最終的には図3に示すよ
うに、コイル3全体がスロット2内に納まる。この摺動
のときに、ブレード4の表面の摩擦係数が小さい方が、
コイル3が摺動し易いので、ストリッパー5の押上力も
小さくて済み、コイル3も損傷しにくい。通常、コイル
3にはエナメル導線(JIS−C−3210)が用いら
れ、この表面にも摩擦係数を下げるために潤滑材が焼付
コーティングされている。しかし、本実施例では、更に
摺動時の滑りをよくするために、コイル3が摺動するブ
レード4の表面にブレード4よりも摩擦係数の小さいコ
ーティング被膜10を設けている。
【0029】ここで、ブレード4のコーティング被膜1
0について説明する。摩擦係数を小さくするためのコー
ティング被膜10の形成方法としては、ブレード4の表
面の面粗度を小さくし、鏡面状にまで仕上げ、この面に
固形の潤滑材料を密着させてコーティングする方法と、
液体状の潤滑剤を塗布する方法がある。前者の例として
は、図4に示すように、ブレード4のコイル3との摺動
面に、摩擦係数の小さい四フッ化エチレン、ナイロン、
或いはシリコン等の高分子材料を付着させてコーティン
グ被膜10を形成する。また、これらに二流化モリブデ
ンやカーボン粉末等の微粒子を塗込んで混入してもよ
い。後者の例としては、例えば、図5に示すように、ブ
レード4が移動する経路の一部に液体潤滑剤を塗布する
機構を設け、流動パラフィン等の液体潤滑剤を塗布して
コーティング被膜10を形成する。このように、コーテ
ィング被膜10を形成するための材料は、摩擦係数を小
さくすることができるものであれば、特に限定されるも
のではない。
0について説明する。摩擦係数を小さくするためのコー
ティング被膜10の形成方法としては、ブレード4の表
面の面粗度を小さくし、鏡面状にまで仕上げ、この面に
固形の潤滑材料を密着させてコーティングする方法と、
液体状の潤滑剤を塗布する方法がある。前者の例として
は、図4に示すように、ブレード4のコイル3との摺動
面に、摩擦係数の小さい四フッ化エチレン、ナイロン、
或いはシリコン等の高分子材料を付着させてコーティン
グ被膜10を形成する。また、これらに二流化モリブデ
ンやカーボン粉末等の微粒子を塗込んで混入してもよ
い。後者の例としては、例えば、図5に示すように、ブ
レード4が移動する経路の一部に液体潤滑剤を塗布する
機構を設け、流動パラフィン等の液体潤滑剤を塗布して
コーティング被膜10を形成する。このように、コーテ
ィング被膜10を形成するための材料は、摩擦係数を小
さくすることができるものであれば、特に限定されるも
のではない。
【0030】図5は本発明の第二実施例である磁気鉄心
へのコイル挿入方法に使用されるブレードのコーティン
グ方法を示す説明図である。
へのコイル挿入方法に使用されるブレードのコーティン
グ方法を示す説明図である。
【0031】図において、11は流動パラフィン等の液
体潤滑剤、12は液体潤滑剤11を毛細管現象を応用し
て吸いあげるフェルトである。このフェルト12はブレ
ード4の移動経路の途中にブレード4のコイル3との摺
動面に押圧状態で配設されている。したがって、ブレー
ド4がY方向に移動することにより、フェルト12にを
介してブレード4の表面に液体潤滑剤11が塗布され、
コーティング被膜10が形成される。なお、図ではフェ
ルト12を使用して液体潤滑剤11をブレード4の表面
に塗布する構成について述べたが、この他に毛細管現象
を応用して液体潤滑剤11を塗布することができるもの
であれば、フェルト12に限定されるものではない。ま
た、フェルト12等による押圧式による塗布方法に限ら
ず、スプレーのガンをブレード4の移動経路の途中に配
設し、スプレーによりブレード4に液体潤滑剤11を塗
布したり、或いは刷毛等を用いて塗布するようにしても
よい。
体潤滑剤、12は液体潤滑剤11を毛細管現象を応用し
て吸いあげるフェルトである。このフェルト12はブレ
ード4の移動経路の途中にブレード4のコイル3との摺
動面に押圧状態で配設されている。したがって、ブレー
ド4がY方向に移動することにより、フェルト12にを
介してブレード4の表面に液体潤滑剤11が塗布され、
コーティング被膜10が形成される。なお、図ではフェ
ルト12を使用して液体潤滑剤11をブレード4の表面
に塗布する構成について述べたが、この他に毛細管現象
を応用して液体潤滑剤11を塗布することができるもの
であれば、フェルト12に限定されるものではない。ま
た、フェルト12等による押圧式による塗布方法に限ら
ず、スプレーのガンをブレード4の移動経路の途中に配
設し、スプレーによりブレード4に液体潤滑剤11を塗
布したり、或いは刷毛等を用いて塗布するようにしても
よい。
【0032】こうして、ブレード4の移動経路の途中に
液体潤滑剤11の塗布手段を設け、コーティング被膜1
0を形成するようにすれば、ブレード4の移動によって
液体潤滑剤11が自動で塗布されるので、常に一定状態
のコーティング被膜10が維持できる。
液体潤滑剤11の塗布手段を設け、コーティング被膜1
0を形成するようにすれば、ブレード4の移動によって
液体潤滑剤11が自動で塗布されるので、常に一定状態
のコーティング被膜10が維持できる。
【0033】さらに、液体潤滑剤11を使用する場合の
他の応用例について述べる。図6は本発明の第二実施例
である磁気鉄心へのコイル挿入方法に使用される他のブ
レードを示し、(a)は縦断面図であり、(b)は
(a)のc−c断面を示す横断面図である。
他の応用例について述べる。図6は本発明の第二実施例
である磁気鉄心へのコイル挿入方法に使用される他のブ
レードを示し、(a)は縦断面図であり、(b)は
(a)のc−c断面を示す横断面図である。
【0034】図において、13はブレード4内に形成さ
れた細溝であり、この細溝13はブレード4のコイル3
との摺動面にまで到達している。このブレード4に液体
潤滑剤11を供給すると、液体潤滑剤11は細溝13内
を通り、ブレード4の表面にも到達する。したがって、
この状態でコイル3がブレード4の表面を摺動すること
により、ブレード4の表面にコーティング被膜10が形
成される。また、ブレード4の表面に液体潤滑剤11を
塗布した場合には、ブレード4の内部の細溝13に含侵
され、ブレード4内に所定量の液体潤滑剤11が保留さ
れ、コイル3がブレード4の表面を摺動する度に、ブレ
ード4の表面にコーティング被膜10が形成される。
れた細溝であり、この細溝13はブレード4のコイル3
との摺動面にまで到達している。このブレード4に液体
潤滑剤11を供給すると、液体潤滑剤11は細溝13内
を通り、ブレード4の表面にも到達する。したがって、
この状態でコイル3がブレード4の表面を摺動すること
により、ブレード4の表面にコーティング被膜10が形
成される。また、ブレード4の表面に液体潤滑剤11を
塗布した場合には、ブレード4の内部の細溝13に含侵
され、ブレード4内に所定量の液体潤滑剤11が保留さ
れ、コイル3がブレード4の表面を摺動する度に、ブレ
ード4の表面にコーティング被膜10が形成される。
【0035】こうして、ブレード4内に細溝13を設
け、コーティング被膜10を形成するようにすれば、ブ
レード4表面への液体潤滑剤11の供給性がよくなると
ともに、常に一定状態のコーティング被膜10を長時間
に亘って維持できる。
け、コーティング被膜10を形成するようにすれば、ブ
レード4表面への液体潤滑剤11の供給性がよくなると
ともに、常に一定状態のコーティング被膜10を長時間
に亘って維持できる。
【0036】このように、本実施例の磁気鉄心へのコイ
ル挿入方法は、回転電気機器等の鉄心1のスロット2の
開口部にコイル3を摺動案内するブレード4に、このブ
レード4よりも摩擦係数の小さい材料をコーテングして
コーティング被膜10を形成するコーティング工程と、
前記ブレード4のコーティング被膜10面を利用して前
記スロット2にコイル3を挿入する挿入工程とを有して
なるものである。
ル挿入方法は、回転電気機器等の鉄心1のスロット2の
開口部にコイル3を摺動案内するブレード4に、このブ
レード4よりも摩擦係数の小さい材料をコーテングして
コーティング被膜10を形成するコーティング工程と、
前記ブレード4のコーティング被膜10面を利用して前
記スロット2にコイル3を挿入する挿入工程とを有して
なるものである。
【0037】即ち、本実施例の磁気鉄心へのコイル挿入
方法は、鉄心1のスロット2の開口部にコイル3を摺動
案内するブレード4に、このブレード4よりも摩擦係数
の小さい材料でコーティング被膜10を形成し、このブ
レード4のコーティング被膜10面を利用して前記スロ
ット2にコイル3を挿入するものである。
方法は、鉄心1のスロット2の開口部にコイル3を摺動
案内するブレード4に、このブレード4よりも摩擦係数
の小さい材料でコーティング被膜10を形成し、このブ
レード4のコーティング被膜10面を利用して前記スロ
ット2にコイル3を挿入するものである。
【0038】したがって、コイル3とブレード4との摩
擦抵抗が低減し、コイル3はブレード4のコーティング
被膜10面上を滑らかに滑りながらスロット2に挿入さ
れる。このため、コイル3とブレード4との滑りが極め
て良好になり、小さな押圧力で挿入できるので、挿入を
円滑に行なえる。加えて、摩擦抵抗の低減により、スト
リッパー5との当接部や、ブレード4との摺動面でコイ
ル3が損傷することがないので、コイル3の絶縁被膜の
劣化を防止でき、信頼性の高い回転電気機器等を得るこ
とができる。また、スロット2内に挿入するコイル3量
を従来よりも多く挿入できるから、コイル3のスロット
2に対する占積率を高めることができる。この結果、効
率のよい回転電気機器等を得ることができ、しいては回
転電気機器本体の小形化を促進できる。
擦抵抗が低減し、コイル3はブレード4のコーティング
被膜10面上を滑らかに滑りながらスロット2に挿入さ
れる。このため、コイル3とブレード4との滑りが極め
て良好になり、小さな押圧力で挿入できるので、挿入を
円滑に行なえる。加えて、摩擦抵抗の低減により、スト
リッパー5との当接部や、ブレード4との摺動面でコイ
ル3が損傷することがないので、コイル3の絶縁被膜の
劣化を防止でき、信頼性の高い回転電気機器等を得るこ
とができる。また、スロット2内に挿入するコイル3量
を従来よりも多く挿入できるから、コイル3のスロット
2に対する占積率を高めることができる。この結果、効
率のよい回転電気機器等を得ることができ、しいては回
転電気機器本体の小形化を促進できる。
【0039】ところで、上記説明では、第一実施例と第
二実施例とを分けて説明をしたが、この第一実施例と第
二実施例と組合わせた磁気鉄心へのコイル挿入方法とし
てもよく、この場合には上記の各効果を更に促進するこ
とができる。また、第二実施例の各例を適宜組合わせて
もよい。
二実施例とを分けて説明をしたが、この第一実施例と第
二実施例と組合わせた磁気鉄心へのコイル挿入方法とし
てもよく、この場合には上記の各効果を更に促進するこ
とができる。また、第二実施例の各例を適宜組合わせて
もよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
磁気鉄心へのコイル挿入方法は、磁界発生工程と、交流
通電工程と、挿入工程とを有してなり、鉄心のスロット
の入口部手前で、前記鉄心に磁界を発生させ、コイルに
交流電流を通電して、前記スロットにコイルを挿入する
という簡易な構成により、磁界と交流電流との相互作用
によって、コイルは振動しながらスロットに挿入される
ので、挿入するコイル量が多くても、コイル挿入時のス
ロットの入口部における抵抗が低減し、挿入を円滑に行
なえる。また、スロット内に挿入するコイル量を増加で
きるから、コイルのスロットに対する占積率を高めるこ
ともでき、しかも、振動によってコイルと各治具等との
摩擦抵抗も軽減できるので、コイルの絶縁被膜の劣化を
防止できる。
磁気鉄心へのコイル挿入方法は、磁界発生工程と、交流
通電工程と、挿入工程とを有してなり、鉄心のスロット
の入口部手前で、前記鉄心に磁界を発生させ、コイルに
交流電流を通電して、前記スロットにコイルを挿入する
という簡易な構成により、磁界と交流電流との相互作用
によって、コイルは振動しながらスロットに挿入される
ので、挿入するコイル量が多くても、コイル挿入時のス
ロットの入口部における抵抗が低減し、挿入を円滑に行
なえる。また、スロット内に挿入するコイル量を増加で
きるから、コイルのスロットに対する占積率を高めるこ
ともでき、しかも、振動によってコイルと各治具等との
摩擦抵抗も軽減できるので、コイルの絶縁被膜の劣化を
防止できる。
【0041】請求項2の発明の磁気鉄心へのコイル挿入
方法は、コーティング工程と、挿入工程とを有してな
り、鉄心のスロットの開口部にコイルを摺動案内する治
具に、前記治具よりも摩擦係数の小さい材料をコーテン
グし、前記治具のコーティング面を利用して前記スロッ
トにコイルを挿入するという簡易な構成により、コイル
と治具との摩擦抵抗が低減し、コイルは治具のコーティ
ング面上を滑らかに滑りながらスロットに挿入されるの
で、小さな押圧力でコイルが挿入でき、挿入を円滑に行
なえる。また、コイルが損傷することがないので、コイ
ルの絶縁被膜の劣化を防止でき、しかも、スロット内に
挿入するコイル量を増加できるから、コイルのスロット
に対する占積率を高めることもできる。
方法は、コーティング工程と、挿入工程とを有してな
り、鉄心のスロットの開口部にコイルを摺動案内する治
具に、前記治具よりも摩擦係数の小さい材料をコーテン
グし、前記治具のコーティング面を利用して前記スロッ
トにコイルを挿入するという簡易な構成により、コイル
と治具との摩擦抵抗が低減し、コイルは治具のコーティ
ング面上を滑らかに滑りながらスロットに挿入されるの
で、小さな押圧力でコイルが挿入でき、挿入を円滑に行
なえる。また、コイルが損傷することがないので、コイ
ルの絶縁被膜の劣化を防止でき、しかも、スロット内に
挿入するコイル量を増加できるから、コイルのスロット
に対する占積率を高めることもできる。
【図1】図1は本発明の第一実施例である磁気鉄心への
コイル挿入方法を示す説明図である。
コイル挿入方法を示す説明図である。
【図2】図2は本発明の第二実施例である磁気鉄心への
コイル挿入方法を示す説明図である。
コイル挿入方法を示す説明図である。
【図3】図3は本発明の第二実施例である磁気鉄心への
コイル挿入方法によりスロットにコイルを挿入した状態
を示すスロット部の断面図である。
コイル挿入方法によりスロットにコイルを挿入した状態
を示すスロット部の断面図である。
【図4】図4は本発明の第二実施例である磁気鉄心への
コイル挿入方法に使用されるブレードを示す側面図及び
横断面図である。
コイル挿入方法に使用されるブレードを示す側面図及び
横断面図である。
【図5】図5は本発明の第二実施例である磁気鉄心への
コイル挿入方法に使用されるブレードのコーティング方
法を示す説明図である。
コイル挿入方法に使用されるブレードのコーティング方
法を示す説明図である。
【図6】図6は本発明の第二実施例である磁気鉄心への
コイル挿入方法に使用される他のブレードを示す縦断面
図及び横断面図である。
コイル挿入方法に使用される他のブレードを示す縦断面
図及び横断面図である。
【図7】図7は従来の磁気鉄心へのコイル挿入方法を示
す説明図である。
す説明図である。
【図8】図8は従来の磁気鉄心へのコイル挿入方法によ
りスロットにコイルを挿入した状態を示すスロット部の
断面図である。
りスロットにコイルを挿入した状態を示すスロット部の
断面図である。
【図9】図9は従来の他の磁気鉄心へのコイル挿入方法
を示す説明図である。
を示す説明図である。
1 鉄心
2 スロット
3 コイル
4 ブレード
5 ストリッパー
6 絶縁部材
7 振動発生手段
8 磁界発生手段
9 交流電源
10 コーティング被膜
11 液体潤滑剤
12 フェルト
13 細溝
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年12月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】図において、11は流動パラフィン等の液
体潤滑剤、12は液体潤滑剤11を毛細管現象を応用し
て吸いあげるフェルトである。このフェルト12はブレ
ード4の移動経路の途中にブレード4のコイル3との摺
動面に押圧状態で配設されている。したがって、ブレー
ド4がY方向に移動することにより、フェルト12を介
してブレード4の表面に液体潤滑剤11が塗布され、コ
ーティング被膜10が形成される。なお、図ではフェル
ト12を使用して液体潤滑剤11をブレード4の表面に
塗布する構成について述べたが、この他に毛細管現象を
応用して液体潤滑剤11を塗布することができるもので
あれば、フェルト12に限定されるものではない。ま
た、フェルト12等による押圧式による塗布方法に限ら
ず、スプレーのガンをブレード4の移動経路の途中に配
設し、スプレーによりブレード4に液体潤滑剤11を塗
布したり、或いは刷毛等を用いて塗布するようにしても
よい。
体潤滑剤、12は液体潤滑剤11を毛細管現象を応用し
て吸いあげるフェルトである。このフェルト12はブレ
ード4の移動経路の途中にブレード4のコイル3との摺
動面に押圧状態で配設されている。したがって、ブレー
ド4がY方向に移動することにより、フェルト12を介
してブレード4の表面に液体潤滑剤11が塗布され、コ
ーティング被膜10が形成される。なお、図ではフェル
ト12を使用して液体潤滑剤11をブレード4の表面に
塗布する構成について述べたが、この他に毛細管現象を
応用して液体潤滑剤11を塗布することができるもので
あれば、フェルト12に限定されるものではない。ま
た、フェルト12等による押圧式による塗布方法に限ら
ず、スプレーのガンをブレード4の移動経路の途中に配
設し、スプレーによりブレード4に液体潤滑剤11を塗
布したり、或いは刷毛等を用いて塗布するようにしても
よい。
Claims (2)
- 【請求項1】 鉄心のスロットの入口部手前において、
前記鉄心に磁界を発生させる磁界発生工程と、 コイルに交流電流を通電する交流通電工程と、 前記スロットにコイルを挿入する挿入工程とを有してな
ることを特徴とする磁気鉄心へのコイル挿入方法。 - 【請求項2】 鉄心のスロットの開口部にコイルを摺動
案内する治具に、前記治具よりも摩擦係数の小さい材料
をコーテングするコーティング工程と、 前記治具のコーテング面を利用して前記スロットにコイ
ルを挿入する挿入工程とを有してなることを特徴とする
磁気鉄心へのコイル挿入方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3166903A JPH0522907A (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | 磁気鉄心へのコイル挿入方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3166903A JPH0522907A (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | 磁気鉄心へのコイル挿入方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0522907A true JPH0522907A (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=15839774
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3166903A Pending JPH0522907A (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | 磁気鉄心へのコイル挿入方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0522907A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101862253A (zh) * | 2010-06-11 | 2010-10-20 | 侯艳明 | 一种气压式矫正装置 |
| JP2015133867A (ja) * | 2014-01-15 | 2015-07-23 | ファナック株式会社 | リニアモータの電機子、リニアモータ、およびリニアモータの電機子の製造方法 |
| JP2020178465A (ja) * | 2019-04-19 | 2020-10-29 | 日本電産株式会社 | モータの製造方法及び製造装置 |
| JP2020178464A (ja) * | 2019-04-19 | 2020-10-29 | 日本電産株式会社 | コイル巻線方法 |
| JP2020178466A (ja) * | 2019-04-19 | 2020-10-29 | 日本電産株式会社 | ステータの製造方法及びステータ |
-
1991
- 1991-07-08 JP JP3166903A patent/JPH0522907A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101862253A (zh) * | 2010-06-11 | 2010-10-20 | 侯艳明 | 一种气压式矫正装置 |
| JP2015133867A (ja) * | 2014-01-15 | 2015-07-23 | ファナック株式会社 | リニアモータの電機子、リニアモータ、およびリニアモータの電機子の製造方法 |
| JP2020178465A (ja) * | 2019-04-19 | 2020-10-29 | 日本電産株式会社 | モータの製造方法及び製造装置 |
| JP2020178464A (ja) * | 2019-04-19 | 2020-10-29 | 日本電産株式会社 | コイル巻線方法 |
| JP2020178466A (ja) * | 2019-04-19 | 2020-10-29 | 日本電産株式会社 | ステータの製造方法及びステータ |
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