JPH0522960U - 圧力制御弁 - Google Patents
圧力制御弁Info
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- JPH0522960U JPH0522960U JP972591U JP972591U JPH0522960U JP H0522960 U JPH0522960 U JP H0522960U JP 972591 U JP972591 U JP 972591U JP 972591 U JP972591 U JP 972591U JP H0522960 U JPH0522960 U JP H0522960U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヒステリシスを増大させることなく、コンパ
クト化を図ることができる圧力制御弁の提供。 【構成】 バルブスプール4の端部外周にその軸方向移
動を規制された状態で装着され、第1・第2ソレノイド
5a,5bの吸引力が作用する磁性体より成るプランジ
ャ部54a,54bと、プランジャ部54a,54bを
その外周側で摺動支持するブッシュ72a,72bとを
備え、前記プランジャ部54a,54bの内周面とバル
ブスプール4の端部外周面との間に所定の環状隙間4
j,4kを形成した。
クト化を図ることができる圧力制御弁の提供。 【構成】 バルブスプール4の端部外周にその軸方向移
動を規制された状態で装着され、第1・第2ソレノイド
5a,5bの吸引力が作用する磁性体より成るプランジ
ャ部54a,54bと、プランジャ部54a,54bを
その外周側で摺動支持するブッシュ72a,72bとを
備え、前記プランジャ部54a,54bの内周面とバル
ブスプール4の端部外周面との間に所定の環状隙間4
j,4kを形成した。
Description
【0001】
本考案は、車載の操舵装置やその他産業機器等に適用される圧力制御弁に関す る。
【0002】
従来の圧力制御弁として、例えば、特開昭63−231003号公報に記載さ れているようなものが知られている。
【0003】 この従来の圧力制御弁は、バルブボディに摺動可能に設けられ、この摺動に基 づいて出力回路の出力液圧を制御可能なバルブスプールと、該バルブスプールを ロッドを介して出力液圧増圧方向に作動させるソレノイドと、前記バルブスプー ルを出力液圧減圧方向へ押し戻す方向にセット荷重を付与するセットスプリング とを備えたものであった。
【0004】
しかしながら、このような従来の圧力制御弁にあっては、以下に述べるような 問題があった。
【0005】 即ち、従来の圧力制御弁では、バルブボディの端面にソレノイドが設けられ、 このソレノイドの吸引力に基づくプランジャの作動をロッドを介してバルブスプ ールに伝達するような構造であるため、このロッドを介する分だけ圧力制御弁が 軸方向に長くなってしまう。
【0006】 そこで、上述の問題を解決するものとして、本考案出願人の出願に係る先願( 実願平1−130069号)がある。
【0007】 この先願の圧力制御弁は、バルブ穴に摺動可能に設けられ、この摺動に基づい て出力回路の出力液圧を制御可能なバルブスプールと、該バルブスプールを出力 液圧増圧方向に作動させるソレノイドと、前記バルブスプールを出力液圧減圧方 向へ押し戻す方向にセット荷重を付与するセットスプリングとを備え、前記バル ブスプールの端部に、ソレノイドの吸引力が作用するプランジャ部を一体に形成 したものであった。
【0008】 従って、この従来の圧力制御弁では、バルブスプールの端部にプランジャ部を 一体に形成することで、バルブスプールとプランジャ部とを別体としたものに比 べ、圧力制御弁を軸方向にコンパクト化することができると共に、ソレノイドの 取付位置を変更することなく、セットスプリングのセット力を調整可能な構成と することが可能となり、セット力調整の容易化を図ることができるという特徴を 有するものである。
【0009】 しかしながら、この先願の圧力制御弁では、バルブスプールの端部にプランジ ャ部を一体に形成することから、磁力の影響でプランジャ部を介してバルブスプ ールに摩擦力が作用するため、ソレノイド側においてその両端部をブッシュ等で 摺動支持してやる必要があるが、バルブボディに対するソレノイドの組み付けの 際に、ブッシュとバルブ穴との間で軸ずれが生じ易く、このため、バルブスプー ルのたおれによりヒステリシスを増大させるという問題があった。
【0010】 本考案は、上述の従来の問題点に着目して成されたもので、ヒステリシスを増 大させることなくコンパクト化を図ることができる圧力制御弁を提供することを 目的としている。
【0011】
上述の目的を達成するために、本考案の圧力制御弁では、バルブ穴に摺動可能 に設けられ、この摺動に基づいて出力回路の出力液圧を制御可能なバルブスプー ルと、該バルブスプールを出力液圧増圧方向に作動させるソレノイドと、前記バ ルブスプールを出力液圧減圧方向へ押し戻す方向にセット荷重を付与するセット スプリングと、前記バルブスプールの端部外周にその軸方向移動を規制された状 態で装着され、ソレノイドの吸引力が作用する磁性体より成るプランジャ部と、 前記プランジャ部をその外周側で摺動支持する摺動支持部材とを備え、前記プラ ンジャ部の内周面とバルブスプールの端部外周面との間に所定の環状隙間を形成 した手段とした。
【0012】
本考案の圧力制御弁では、ソレノイドに通電すると、このソレノイドの吸引力 がバルブスプールの端部外周にその軸方向移動を規制された状態で装着されたプ ランジャ部に作用すると同時に、バルブスプールにも作用し、この吸引力がセッ トスプリングのセット荷重より大きくなった時点でバルブスプールが摺動を開始 し、この摺動で出力液圧が上昇する。
【0013】 このように本考案では、バルブスプールの端部にソレノイドの吸引力が作用す るプランジャを、その軸方向移動を規制された状態で装着したことで、バルブス プールとプランジャとの間にロッドを介するものに比べ軸方向にコンパクト化す ることができる。
【0014】 また、バルブスプールの摺動開始時期は、セットスプリングのセット荷重を調 整することで変化させることができるもので、本考案の圧力制御弁の場合、バル ブスプールの端部外周にプランジャ部を設けたため、セットスプリングの付勢力 がプランジャ部を介してバルブスプールに入力されるようにセットスプリングを 配置することができるもので、従って、このセットスプリングを、プランジャの 外側、さらには、ソレノイドよりも外側に配置させることができる。
【0015】 このように、セットスプリングをソレノイドよりも外側に配置させることが可能 であるから、セットスプリングのセット力を調整するための機構をソレノイドよ りも外側、即ち、圧力制御弁の外側位置に配置させることが容易であり、このよ うな構成とすることで、セット力の調整をソレノイドの取付位置を変更すること なく行うことができる。
【0016】 また、プランジャ部は摺動支持部材によりその外周側で摺動支持され、かつ、 該プランジャ部の内周面とバルブスプールの端部外周面との間には所定の環状隙 間が形成されているため、バルブボディに対するソレノイドの組み付けの際に、 摺動支持部材とバルブ穴との間で軸ずれが生じた場合でも、前記環状隙間でこの 軸ずれ分を吸収することができる。従って、スプールのたおれによるヒステリシ スの増大を防止することができる。
【0017】
以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
【0018】 まず、実施例の構成について説明する。
【0019】 図1は、本考案実施例の圧力制御弁を示す断面図であって、この圧力制御弁は 、第1出力回路S1及び第2出力回路S2の出力液圧P1 ,P2 を制御するもの である。このような、2つの出力回路S1,S2の出力液圧P1 ,P2 の液圧制 御は、例えば、後輪の舵角制御装置の作動に用いられ、このような舵角制御装置 では、例えば、第1出力回路S1の出力液圧上昇により後輪が右に転舵され、逆 に第2出力回路S2の出力液圧上昇により後輪が左に転舵されるというような作 動が成されるものであって、通常この制御は前輪の操舵に応答して成されるもの で、精度の高い制御が望まれる。
【0020】 図において、1はバルブボディであって、このバルブボディ1には、バルブ穴 11が穿設されている。そして、このバルブ穴11には、第1出力ポート11a 及び第2出力ポート11bが形成され、両ポート11a,11b間位置には液圧 供給回路2が接続され、また、両ポート11a,11bの外側位置にはドレーン 回路3が接続されている。
【0021】 尚、前記第1出力ポート11aは第1出力回路S1に接続され、一方、第2出 力ポート11bは第2出力回路S2に接続されている。また、前記液圧供給回路 2にはポンプPからの液圧が供給されるようになっている。また、前記ドレーン 回路3は、リザーバタンクTに接続されていて、大気圧となっている。
【0022】 前記バルブ穴11にはバルブスプール4が摺動可能に内蔵されている。
【0023】 そして、このバルブスプール4には、前記第1出力ポート11aにアンダラッ プ状態で設けられてバルブ穴11との間に絞りq,rを形成する第1ランド4a と、第2出力ポート11bにアンダラップ状態で設けられてバルブ穴11との間 に絞りs,tを形成する第2ランド4bと、両端部の端部ランド4c,4dと該 端部4c,4dよりさらに外方に延設された小径部4g,4hとが形成され、各 絞りq,r,s,tの開度を調整して前記液圧供給回路2から導かれた液圧の両 出力回路S1,S2への供給量及びドレーン回路3へのドレーン量を制御するよ うになっている。
【0024】 即ち、このバルブスプール4は、図中左方向に摺動すると、第1出力ポート1 1aではドレーン側の絞りqが狭まると共に液圧供給側の絞りrが広がって第1 出力回路S1への出力液圧P1 が上昇し、一方、バルブスプール4が、逆に図中 右方向に摺動した場合には、絞りtが狭まると共に絞りsが広がって第2出力回 路S2の出力液圧P2 が上昇する。
【0025】 前記バルブスプール4の摺動は、第1,第2ソレノイド5a,5bにより成さ れる。即ち、バルブ穴11の両端位置のバルブボディ1には、それぞれ、第1ソ レノイド5a及び第2ソレノイド5bが設けられていて、両ソレノイド5a,5 bに通電すると、その発生吸引力により、直接バルブスプール4を押圧するもの で、第1ソレノイド5aへ通電すると、バルブスプール4は図中左に摺動して第 1出力回路S1の出力液圧P1 が上昇し、逆に、第2ソレノイド5bに通電する と第2出力回路S2の出力液圧P2 が上昇する。
【0026】 前記第1・第2ソレノイド5a,5bは、ソレノイドボディ部B1 ,B2 と、 コイル部K1 ,K2 と、プランジャ部54a,54bとを備えている。
【0027】 前記ソレノイドボディ部B1 ,B2 は、バルブボディ1の端面にボルトで固定 されたベース51a,51bと、このベース51a,51bに嵌合固定された中 間シリンダ56a,56bと、この中間シリンダ56a,56bに嵌合された後 部シリンダ58a,58bとで構成されている。
【0028】 前記コイル部K1 ,K2 は、コイル53a,53bと、このコイル53a,5 3bが巻かれた非磁性体よりなる断面L型のホビン55a,55bと、このホビ ン55a,55bの外周をカバーする断面逆L型のコイルケーシング52a,5 2bとで構成されている。そして、このコイル部K1 ,K2 は、前記ソレノイド ボディ部B1 ,B2 の外周に着脱自在に装着され、後部シリンダ58a,58b の端部外周に螺合された締結ナット59a,59bで交換可能に取り付けられて いる。
【0029】 また、前記ベース51a,51bの中心部には、バルブ穴11よりは僅かに大 径のプランジャ室を形成する貫通穴57a,57bが形成され、この貫通穴57 a,57b内には、該貫通穴57a,57bの内周面に装着された摺動支持部材 としてのブッシュ72a,72bによりその外周側を支持された円筒状のプラン ジャ部54a,54bが軸方向摺動自在に設けられている。そして、このプラン ジャ部54a,54bは磁性体で形成されるのに対し、バルブスプール4は非磁 性体で形成されている。
【0030】 また、前記バルブスプール4の小径部4g,4hは、プランジャ部54a,5 4bの中心穴及び後部シリンダ58a,58bの中心部に穿設された貫通穴71 a,71b内にそれぞれ環状隙間4j,4k及び4m,4nを形成して挿通され ている。
【0031】 そして、前記プランジャ部54a,54bは、小径部4g,4hの外周に装着 されたストッパ部材6a,6bと、端部ランド4c,4dとの間に挟持されるこ とにより、その軸方向移動が規制されている。
【0032】 また、この貫通穴71a,71bの端面には大径穴73a,73bが形成され 、この大径穴73a,73bには、センタリングスプリング(セットスプリング )4e,4fのセット力を調整するための調整部材8a,8bが螺合されている 。
【0033】 そして、前記大径穴73a,73bとこの調整部材8a,8bとで大径の第1・ 第2背室1a,1bが形成されており、この調整部材8a,8bの突出部にはロ ックナット74a,74bが螺合されている。
【0034】 また、前記バルブスプール4は、その両端面と両調整部材8a,8bとの間に 介装されたセンタリングスプリング(セットスプリング)4e,4fによって弾 性支持されていて、両出力液圧P1 ,P2 が同じ液圧となる中立位置に配置され るよう摺動付勢されている。
【0035】 このセンタリングスプリング4e,4fとバルブスプール4との間にはリテー ナ41a,41bが介在されている。このリテーナ41a,41bには、バルブ スプール4が中立位置となると、バルブボディ1に当接されるフランジ42a, 42bが形成されていて、バルブスプール4の中立位置や、センタリングスプリ ング4e,4fから離れる方向へ摺動した状態では、弾発力がバルブスプール4 へ伝達されないようになっている。
【0036】 前記バルブスプール4の両端軸心部には、第1ピストン摺動孔63a及び第2 ピストン摺動孔63bが形成されていて、さらにこのピストン摺動孔63a,6 3bには、両端が丸まった円柱形状の第1パイロットピストン64a及び第2パ イロットピストン64bが摺動自在に挿入されている。
【0037】 そして、この両ピストン摺動孔63a,63bは、バルブスプール4に形成され た第1フィードバック液圧導入孔61a及び第2フィードバック液圧導入孔61 bにより、それぞれ、第1出力ポート11aと第2出力ポート11bとに連通さ れ、両パイロットピストン64a,64bは、一端面側がフィードバック液圧を 受圧する受圧面65a,65bとなっている。
【0038】 尚、図中81a,81bはシールリングを示している。
【0039】 次に、実施例の作用を説明する。
【0040】 (イ)中立時 通常、バルブスプール4はセンタリングスプリング4e,4fの付勢力によっ て中立位置に保持されていて、液圧供給回路2から導かれた作動液は液圧導入側 の絞りq,sを通過してそれぞれドレーン側の絞りr,tからドレーン回路3を 通ってリザーバタンクTへ還流される。
【0041】 (ロ)第1ソレノイド5a駆動時 第1ソレノイド5aに通電すると吸引力が発生し、この吸引力がセンタリング スプリング4eのセット荷重より大きくなった時点で、この吸引力により、両プ ランジャ部54a,54b及びバルブスプール4を図中左方向に摺動させる。
【0042】 このバルブスプール4の摺動により、絞りrが広がり、第1出力ポート11a 及び第1出力回路S1の出力液圧P1 が上昇される。
【0043】 また、この第1出力ポート11aの液圧は、第1ピストン摺動孔63aに伝達 され、第1パイロットピストン64aは、このフィードバック液圧を受圧面65 aで受圧して図中右方向に押圧摺動される。そして、この第1パイロットピスト ン64aのスライドが調整部材8aにより規制されると、第1パイロットピスト ン64aの受圧反力がフィードバック力としてバルブスプール4に作用し、この バルブスプール4は、図中右方向に押し戻されてこのフィードバック液圧の反力 (フィードバック力)とソレノイド5aの吸引力とが釣り合う位置に配置され、 その状態で、第1出力回路S1の出力液圧P1 は、第1ソレノイド5aへ通電す る電流値I1 に比例した液圧に制御される。
【0044】 尚、プランジャ部54a,54bが摺動する際には、該プランジャ部54a, 54bの中心穴とバルブスプール4の小径部4g,4hとの間に形成された環状 隙間4j,4kを経由し、プランジャ部54a,54bで画成された両プランジ ャ室相互間で液が相互に流通する。
【0045】 (ハ)出力液圧特性変更時 図2は、第1ソレノイド5aへ通電する電流値I1 に対する第1出力回路S1 の出力液圧P1 の特性を示すグラフであって、この特性の立ち上りの電流値m及 び傾きは、第1ソレノイド5aの出力特性及びセンタリングスプリング4eの弾 性力により決定される。従って、前記第1ソレノイド5aの出力特性を変更する ことにより、図2の鎖線及び点線で示すように、出力液圧P1 特性の傾きを変更 することができ、また、セットスプリング4eのセット荷重を調整することで特 性の立ち上がり電流値mを調整をすることができる。
【0046】 a) ソレノイドの出力特性変更時 第1ソレノイド5aの出力特性の傾きを変更するには、前記コイル部K1 を交 換するもので、この場合、先ず、締結ナット59aによる締結状態を解除してソ レノイドボディ部B1 からコイル部K1 を取り外し、次いで、特性の異なる別の コイル部K1 をソレノイドボディ部B1 に装着して締結ナット59aで締結固定 する。
【0047】 b) セット荷重調整時 本考案の圧力制御弁を製造するにあたり、各圧力制御弁において図2の実線( または、鎖線,点線)で示す出力液圧P1 特性が均一に得られるように調整する もので、所定の電流を与えた際に予定した出力液圧P1 が得られない場合、セッ トスプリング4eのセット荷重を調整することで、出力液圧P1 特性を平行移動 させる。
【0048】 このように、セットスプリング4eセット荷重調整は、調整部材8aにより行な うもので、この場合、先ず、ロックナット74aを緩め、この状態で、調整部材 8aを任意の方向に回転させる。つまり、セット荷重を上昇させる場合には、調 整部材8aをねじ込む方向に回転させ、セット荷重を低下させる場合には、その 逆に回転させる。これにより、センタリングスプリング4eによりバルブスプー ル4に付与するセット荷重が変化する。そして、所定のセット荷重が得られる状 態になったらロックナット74aを締め付けて調整部材8aの位置を固定し、任 意のセット荷重に維持する。
【0049】 (ニ)バルブ穴とブッシュとの軸ずれ発生時 バルブボディ1に対して両ソレノイド5a,5bを組み付ける際に、バルブス プール4が摺動自在に設けられるバルブ穴11と、プランジャ部54a,54b の摺動を支持するブッシュ72a,72bとの間に、軸ずれが生じた場合でも、 プランジャ部54a,54bの中心穴と該中心穴内に挿通されたバルブスプール 4の小径部4g,4hとの間には環状隙間4j,4kが形成されていることから 、前記軸ずれ分がこの環状隙間4j,4kで吸収され、これにより、バルブスプ ール4のたおれによるヒステリシスの増大を防止することができる。
【0050】 (ホ)第2ソレノイド5b駆動時 第2ソレノイド5bに通電した場合には、上記第1ソレノイド5a駆動時と逆 に、第2出力回路S2の出力液圧P2 が上昇されるもので、その作動は、上記の 場合と対称的であるので説明を省略する。
【0051】 以上説明したように、本実施例では、ソレノイド5a,5bの吸引力を入力す るプランジャ部54a,54bをバルブスプール4の両端部外周にその軸方向移 動を規制された状態で装着したために、両者をオーバラップさせて設けたのと同 様の構成となり、両者を別体にしたものに比べ圧力制御弁の軸方向寸法を短くす ることができ、コンパクト化を図ることができるという特徴を有している。
【0052】 また、ブッシュ72a,72bによりプランジャ部54a,54bをその外周 側で摺動支持すると共に、プランジャ部54a,54bの中心穴とバルブスプー ル4の両端小径部4g,4hとの間に所定の環状隙間4j,4kを形成したため 、バルブボディ1に対する両ソレノイド5a,5bの組み付けの際に、ブッシュ 72a,72bとバルブ穴11との間に軸ずれが生じても、この軸ずれ分が環状 隙間4j,4kで吸収され、従って、バルブスプール4のたおれによるヒステリ シスの増大を防止することができるという特徴を有している。尚、上述の環状隙 間4j,4kにより、プランジャ部54a,54bで画成された両プランジャ室 相互間における液の相互流通が可能であるため、特別に連通孔を穿設する手間が 省ける。
【0053】 また、本実施例では、バルブスプール4を非磁性体で形成したため、上述のよ うにプランジャ部54a,54bをバルブスプール4の両端に一体に装着しても 他方のソレノイド側を経由する余分な磁路の形成を阻止することができ、これに より、ソレノイドの駆動効率悪化を回避することができるという特徴を有してい る。
【0054】 また、本実施例では、ソレノイドボディ部B1 ,B2 に対しコイル部K1 ,K2 を交換可能に装着した構成としたため、アッセンブリ後でもコイル部K1 ,K2 のみを交換するだけで出力液圧特性を容易に変更することができるという特徴 を有している。
【0055】 また、本実施例では、センタリングスプリング4e,4fのセット荷重の調整 を行う調整部材8a,8bを圧力制御弁の外側端部に設け、このセット荷重の調 整を外部操作のみにより容易に行なえるという特徴を有している。
【0056】 以上、本考案の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施 例に限られるものではなく本考案の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があって も本考案に含まれる。
【0057】 例えば、実施例では、ソレノイドがバルブスプールの両端部に設けられて、2 つの出力液圧を制御するタイプの圧力制御弁を示したが、ソレノイドが1つで、 1つの出力液圧を制御するタイプの圧力制御弁にも本考案を適用することができ る。
【0058】
以上説明してきたように、本考案の圧力制御弁にあっては、バルブスプールの 端部にプランジャを一体に装着したため、バルブスプールとプランジャとの間に ロッドを介するものに比べ、圧力制御弁を軸方向にコンパクト化することができ ると共に、ソレノイドの取付位置を変更することなく、セットスプリングのセッ ト力を調整可能な構成とすることが可能となり、セット力調整の容易化を図るこ とができるという効果が得られる。
【0059】 さらに、本考案の圧力制御弁では、摺動支持部材によりプランジャ部をその外 周側で摺動支持し、かつ、該プランジャ部の内周面とバルブスプールの端部外周 面との間に所定の環状隙間を形成したため、バルブボディに対するソレノイドの 組み付けの際に、ブッシュとバルブ穴との間で軸ずれが生じても、この軸ずれ分 を環状隙間で吸収することができるので、スプールのたおれによるヒステリシス の増大をきたすことなく、コンパクト化を図ることができるという効果が得られ る。
【図1】本考案実施例の圧力制御弁を示す断面図であ
る。
る。
【図2】実施例圧力制御弁の電流−出力液圧特性を示す
グラフである。
グラフである。
4 バルブスプール 4e センタリングスプリング(セットスプリング) 4f センタリングスプリング(セットスプリング) 4j 環状隙間 4k 環状隙間 5a 第1ソレノイド 5b 第2ソレノイド 11 バルブ穴 54a プランジャ部 54b プランジャ部 72a ブッシュ(摺動支持部材) 72b ブッシュ(摺動支持部材) P1 第1出力液圧 P2 第2出力液圧 S1 第1出力回路 S2 第2出力回路
Claims (1)
- 【請求項1】 バルブ穴に摺動可能に設けられ、この摺
動に基づいて出力回路の出力液圧を制御可能なバルブス
プールと、 該バルブスプールを出力液圧増圧方向に作動させるソレ
ノイドと、 前記バルブスプールを出力液圧減圧方向へ押し戻す方向
にセット荷重を付与するセットスプリングと、 前記バルブスプールの端部外周にその軸方向移動を規制
された状態で装着され、ソレノイドの吸引力が作用する
磁性体より成るプランジャ部と、 前記プランジャ部をその外周側で摺動支持する摺動支持
部材とを備え、 前記プランジャ部の内周面とバルブスプールの端部外周
面との間に所定の環状隙間を形成したことを特徴とする
圧力制御弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP972591U JP2551001Y2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 圧力制御弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP972591U JP2551001Y2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 圧力制御弁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0522960U true JPH0522960U (ja) | 1993-03-26 |
| JP2551001Y2 JP2551001Y2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=11728284
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP972591U Expired - Lifetime JP2551001Y2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 圧力制御弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2551001Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-27 JP JP972591U patent/JP2551001Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2551001Y2 (ja) | 1997-10-22 |
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