JPH0523287B2 - - Google Patents
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- JPH0523287B2 JPH0523287B2 JP1858487A JP1858487A JPH0523287B2 JP H0523287 B2 JPH0523287 B2 JP H0523287B2 JP 1858487 A JP1858487 A JP 1858487A JP 1858487 A JP1858487 A JP 1858487A JP H0523287 B2 JPH0523287 B2 JP H0523287B2
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Description
〔発明の技術的分野〕
本発明は、ポリエーテル鎖およびポリエステル
鎖を含有する、分子量分布の狭いブロツクコポリ
マーの製造方法に関する。 〔従来の技術〕 カプロラクトンを開環重合させてポリエステル
を得る方法としては、例えば特開昭58−61119号
公報に示されるように触媒として金属化合物(有
機チタン、スズ系、アセチルアセトンの金属塩)
を用い、酸素又は過酸化物を共存させて反応せし
めているが、操作が煩雑であると同時にポリエス
テルの分子量分布の狭いものは得られなかつた。 又、分子量分布の狭いブロツクコポリマーを製
造するために例えば、特開昭61−64721号公報に
示されるように、触媒としてアルミニウムポルフ
イン錯体と有機第四級塩を併用することにより、
酸無水物とエポキシドを反応せしめた後ラクトン
を反応させたものであるが、この方法では触媒の
併用と酸無水物を使用しなければならないという
煩雑さがあつた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 これまで、ブロツクコポリマーの製造方法に
は、リビング重合を応用した逐次生長法、ポリマ
ー同士のカツプリング法、末端官能基を利用した
重付加、重縮合法、あるいはポリマーを開始剤と
するラジカル重合などがあるが、例えば、逐次生
長法では性質の似通つたモノマー同士でしか重合
できず、ポリエーテル鎖、ポリエステル鎖のよう
な性質の異なるポリマー鎖を有するブロツクコポ
リマーを製造することは困難であつた。また、重
付加、重縮合法では、2官能性モノマーを用いる
ために、得られるブロツクコポリマーの分子量分
布を狭くすることが出来ず、さらに末端官能基の
純度も定量的でない。ポリマー同士のカツプリン
グでは、必ずしも定量的に反応が進行するとは限
らない。このようにいずれの方法でも分子量分布
の狭いブロツクコポリマーを得るのは困難であつ
た。 〔問題を解決する為の手段〕 本発明者らは、従来法の欠点を解消し、分子量
分布の狭いブロツクコポリマーを製造することを
目的として種々検討を重ねた結果、本発明者らが
エポキシドのホモポリマーの製造触媒として発見
した(Die Macromolekulare Chemie、182(4)、
1073−1079(1981)アルミニウムポルフイリン錯
体を触媒として用い、さらに少なくとも1個以上
の水酸基を有する化合物を併用して、エポキシド
を反応させてポリエーテルプレポリマーを製造
し、ついでラクトンを反応させることで前記目的
が達せられることを見いだし、本発明に達したも
のである。 したがつて、本発明はアルミニウムポルフイリ
ン錯体を触媒として、少なくとも1個以上の水酸
基を有する化合物を併用しエポキシドを反応させ
てポリエーテルを製造し、次いでラクトンを反応
させることを特徴とするポリエーテル鎖およびポ
リエステル鎖を含有するブロツクコポリマーの製
造方法を提供するものである。 上記の反応は次のような反応式によつて表わさ
れる: 但し、Aはn価の有機基 B、Cは水素又はアルキル基、 X、Yは水素、1価の有機基、ハロゲン、 Zは炭素数4以上のアルキレン基 p、qは5以上の数 nは1〜10の数 本発明で用いられるアルミニウムポルフイリン
錯体は、有機アルミニウム化合物とポルフイリン
との反応によつて得られ、以下の構造で示され
る。 ここで、Xはハロゲン、アルキル基、アルコキ
シ基、フエノキシ基、アシルオキシ基、R1は、
水素、または
鎖を含有する、分子量分布の狭いブロツクコポリ
マーの製造方法に関する。 〔従来の技術〕 カプロラクトンを開環重合させてポリエステル
を得る方法としては、例えば特開昭58−61119号
公報に示されるように触媒として金属化合物(有
機チタン、スズ系、アセチルアセトンの金属塩)
を用い、酸素又は過酸化物を共存させて反応せし
めているが、操作が煩雑であると同時にポリエス
テルの分子量分布の狭いものは得られなかつた。 又、分子量分布の狭いブロツクコポリマーを製
造するために例えば、特開昭61−64721号公報に
示されるように、触媒としてアルミニウムポルフ
イン錯体と有機第四級塩を併用することにより、
酸無水物とエポキシドを反応せしめた後ラクトン
を反応させたものであるが、この方法では触媒の
併用と酸無水物を使用しなければならないという
煩雑さがあつた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 これまで、ブロツクコポリマーの製造方法に
は、リビング重合を応用した逐次生長法、ポリマ
ー同士のカツプリング法、末端官能基を利用した
重付加、重縮合法、あるいはポリマーを開始剤と
するラジカル重合などがあるが、例えば、逐次生
長法では性質の似通つたモノマー同士でしか重合
できず、ポリエーテル鎖、ポリエステル鎖のよう
な性質の異なるポリマー鎖を有するブロツクコポ
リマーを製造することは困難であつた。また、重
付加、重縮合法では、2官能性モノマーを用いる
ために、得られるブロツクコポリマーの分子量分
布を狭くすることが出来ず、さらに末端官能基の
純度も定量的でない。ポリマー同士のカツプリン
グでは、必ずしも定量的に反応が進行するとは限
らない。このようにいずれの方法でも分子量分布
の狭いブロツクコポリマーを得るのは困難であつ
た。 〔問題を解決する為の手段〕 本発明者らは、従来法の欠点を解消し、分子量
分布の狭いブロツクコポリマーを製造することを
目的として種々検討を重ねた結果、本発明者らが
エポキシドのホモポリマーの製造触媒として発見
した(Die Macromolekulare Chemie、182(4)、
1073−1079(1981)アルミニウムポルフイリン錯
体を触媒として用い、さらに少なくとも1個以上
の水酸基を有する化合物を併用して、エポキシド
を反応させてポリエーテルプレポリマーを製造
し、ついでラクトンを反応させることで前記目的
が達せられることを見いだし、本発明に達したも
のである。 したがつて、本発明はアルミニウムポルフイリ
ン錯体を触媒として、少なくとも1個以上の水酸
基を有する化合物を併用しエポキシドを反応させ
てポリエーテルを製造し、次いでラクトンを反応
させることを特徴とするポリエーテル鎖およびポ
リエステル鎖を含有するブロツクコポリマーの製
造方法を提供するものである。 上記の反応は次のような反応式によつて表わさ
れる: 但し、Aはn価の有機基 B、Cは水素又はアルキル基、 X、Yは水素、1価の有機基、ハロゲン、 Zは炭素数4以上のアルキレン基 p、qは5以上の数 nは1〜10の数 本発明で用いられるアルミニウムポルフイリン
錯体は、有機アルミニウム化合物とポルフイリン
との反応によつて得られ、以下の構造で示され
る。 ここで、Xはハロゲン、アルキル基、アルコキ
シ基、フエノキシ基、アシルオキシ基、R1は、
水素、または
R2としては、水素、アルキル基、ハロゲン、ア
ルコシキ基、などである。 このような、ポリフイリンとしては例えば、テ
トラフエニルポルフイナートアルミニウムクロラ
イド、テトラフエニルポルフイナートアルミニウ
ムメトキシド、テトラフエニルポルフイナートア
ルミニウムエチル、テトラフエニルポルフイナー
トアルミニウムフエノキシド、テトラフエニルポ
ルフイナートアルミニウムアセテートなどがあ
る。 このアルミニウムポルフイリン錯体は、例えば
不活性気体雰囲気で、溶媒存在下、室温で、ポル
フイリンに、これとほぼ当量の有機アルミニウム
化合物を、加えて反応させることによつて得られ
る公知の化合物である。 さらに、ポルフイリンとしては、先に示した構
造式のR1がフエニル基であるテトラフエニルポ
ルフイリンが好適であり、ベンズアルデヒドとピ
ロールから常法に従つて製造される。また、他の
置換基で置換されたポリフイリンの場合には対応
する置換基を有するアルデヒドとピロールを用い
ることにより同様に製造される。 有機アルミニウム化合物としては、ジエチルア
ルミニウムクロライド、ジエチルアルミニウムブ
ロマイドなどのジアルキルアルミニウムハライ
ド、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミ
ニウムなどのトリアルキルアルミニウムなどがあ
げられる。 溶媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレン
などの芳香族炭化水素、塩化メチレン、クロロホ
ルム、ジクロルエタン、四塩化炭素などのハロゲ
ン化炭化水素が用いられ、好ましくはハロゲン化
炭化水素が用いられる。 アルミニウムポルフイリン錯体とともに併用す
る少なくとも1個以上の水酸基を有する化合物と
しては、メタノール、エタノールなどの脂肪族モ
ノアルコール、エチレングリコール、ジエチレン
グリコール、グリセリン、トリメチロールプロパ
ンなどの脂肪族多価アルコール、さらにフエノー
ル、ビスフエノール−Aなどのフエノール類が使
用できる。 本発明で用いられる、ポリエーテルプレポリマ
ーを合成するためのエポキシドとしては、エチレ
ンオキシド、プロピレンオキシド、1−ブテンオ
キシド、エピクロルヒドリンなどのように末端
に、1個のエポキシ基を有する脂肪族化合物ある
いは、シクロヘキセンオキシド、シクロペンテン
オキシド、スチレンオキシドなどの1個のエポキ
シ基を有する脂環式化合物、ないしは芳香族アル
キレンオキシド等がある。これらは単独で、ある
いは2種以上組み合わせて使用できる。 本発明におけるポリエーテルプレポリマーは、
無溶媒もしくは、溶媒存在下、不活性気体雰囲気
下でアルミニウムポリフイリン錯体へ、エポキシ
ドと少なくとも1個以上の水酸基を有する化合物
との混合物を加えて製造される。不活性気体とし
ては窒素が好ましい。 溶媒としては、塩化メチレン、クロロホルム、
ジクロルエタン、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどが使用
でき、使用量は任意に選択できる。 エポキシドの反応は、室温でも充分進行する
が、加熱することもできる。 エポキシドと共に併用する、少なくとも1個以
上の水酸基を有する化合物の使用量には特に制限
はないが、ポリフイリン錯体1モルに対して1〜
50倍モルが好ましく、エポキシドとの使用割合を
選択することで、希望する分子量のポリエーテル
プレポリマーを製造することが出来る。エポキシ
ドの使用量には特に制限はないが、ポルフイリン
錯体1モルに対して10〜1000倍モル程度が好まし
い。 アルミニウムポルフイリン錯体を触媒として、
エポキシドと少なくとも1個以上の水酸基を有す
る化合物とから製造されたポリエーテルプレポリ
マーに、さらにブロツク共重合させるラクトンと
しては、δ−バレロラクトン、ε−カプロラクト
ン、メチル−ε−カプロラクトンなどの6員環以
上のラクトンが使用できる。これらは単独でも、
あるいは2種以上組み合わせても使用出来る。 これらのラクトンの使用量には特に制限はない
が、ポリエーテルプレポリマーの製造で用いたア
ルミニウムポルフイリン錯体1モルに対して10〜
1000倍モルの範囲で使用するのが好ましい。また
少なくとも1個以上の水酸基を有する化合物との
割合にも制限はなく、この割合を任意に選択する
ことにより希望する分子量のポリエステル鎖を有
するブロツクコポリマーを製造することが出来
る。 ここでラクトンの反応は、ポリエーテルプレポ
リマーの製造と同様に、不活性気体雰囲気下、無
溶媒もしくは溶媒存在下で行われ、室温でも充分
進行するが加熱することもできる。 溶媒としては、塩化メチレン、クロロホルム、
四塩化炭素、ジクロロエタン、ベンゼン、キシレ
ン、ジオキサン、テトラヒドロフラン、などを用
いることができ、好ましくはハロゲン化炭化水素
が選択される。さらにポリエーテルプレポリマー
の製造で用いたものと同じ溶媒でもよく、また異
なる溶媒でもよい。 反応雰囲気としては、不活性気体存在下が好ま
しく、窒素が好適である。 本発明で得られるブロツコポリマーのポリエー
テル対ポリエステルの重量比は5〜95:95〜5で
あり、またプレポリマーの数平均分子量は400〜
8000が好ましく、ブロツクポリマーの数平均分子
量は、特にポリウレタン原料として使用する場合
は1000〜10000程度が好ましい。 〔発明の効果〕 本発明で得られた、ポリエーテル鎖およびポリ
エステル鎖を含有する分子量分布の狭いブロツク
コポリマーは他の化合物の分子量、分子量分布測
定のための標準試料などに使用でき、また少なく
とも1個以上の水酸基を有する化合物としてエチ
レングリコール、グリセリン、ビスフエノールA
などの2個以上の水酸基を有する化合物を用いて
製造された、末端に水酸基を有するブロツクコポ
リマーは、ポリウレタン樹脂の原料として使用す
ることができる。 次に、実施例によつて本発明を説明する。 参考例 1 (アルミニウムポルフイリン錯体の製造) ベンズアルデヒド80ml(84.8g)とピロール56
ml(53.6g)をプロピオン酸3に加え、30分間
還流下で反応させた後、一昼夜放置した。反応混
合物を過した後、メタノール−クロロホルム混
合溶媒(重量で約等量)で再結晶し、α,β,
γ,δ−テトラフエニルポルフイリンを収率20%
で得た。 このα,β,γ,δ−テトラフエニルポルフイ
リン0.61gを窒素雰囲気で、塩化メチレン溶媒20
ml中0.12gのジエチルアルミニウムクロライドと
室温で反応させて、アルミニウムポルフイリン錯
体()〔α,β,γ,δ−テトラフエニルポル
フイナートアルミニウムクロライド〕0.68gを含
む塩化メチレン溶液20mlを得た。さらに、ジエチ
ルアルミニウムクロライドの代わりに、0.11gの
トリエチルアルミニウムを用いて、上記と同様な
製法でアルミニウムポルフイリン錯体()〔α,
β,γ,δ−テトラフエニルポルフイナートアル
ミニウムエチル〕0.67gを含む塩化メチレン溶液
20mlを得た。 実施例 1 参考例1で作製したアルミニウムポルフイリン
錯体()0.67g(1mmol)を含む塩化メチレ
ン溶液20mlへ、メタノール0.36ml(アルミニウム
ポルフイリン錯体に対して9倍モル)およびエチ
レンオキシド8.8g(アルミニウムポルフイリン
錯体に対して200倍モル)を加えて、室温で一昼
夜撹はんした。得られた重合物のGPCスペクト
ルを測定すると、数平均分子量960、分子量分布
(Mw/Mn)1.05の単分散に近いGPCスペクトル
であつた。この重合物は、 CH3〔―O−(CH2)2〕≒21――OH で表わされる。 さらにこの重合物へ、22.8gのε−カプロラク
トン(アルミニウムポルフイリン錯体に対し200
倍モル)を加えて、50℃にて撹拌した。4日後、
重合物のGPCスペクトルを測定すると、数平均
分子量3800、分子量分布(Mw/Mn)1.15の単
分散で、低分子量オリゴマーを含まないGPCス
ペクトルを示した。この重合物は、 で表わされる。 実施例 2 参考例1で作製したアルミニウムポルフイリン
錯体()0.67g(1mmol)を含む塩化メチレ
ン溶液20mlへ、メタノール0.16ml(アルミニウム
ポルフイリン錯体に対して4倍モル)およびエチ
レンオキシド4.4g(アルミニウムポルフイリン
錯体に対して100倍モル)を加えて、室温で一昼
夜撹拌した。得られた重合物のGPCスペクトル
を測定すると、数平均分子量900、分子量分布
(Mw/Mn)1.05の単分散に近いGPCスペクトル
であつた。この重合物は、 CH3〔―O−CH2)2〕≒20――OH で表わされる。 さらにこの重合物へ、34.2gのε−カプロラク
トン(アルミニウムポルフイリン錯体に対し300
倍モル)を加えて、50℃にて撹拌した。6日後重
合物のGPCスペクトルを測定すると、数平均分
子量7500、分子量分布(Mw/Mn)1.17の単分
散で、低分子量オリゴマーを含まないGPCスペ
クトルを示した。この重合物は、 で表わされる。 実施例 3 参考例1で得られた、アルミニウムポルフイリ
ン錯体()〔α,β,γ,δ−テトラフエニル
ポルフイナートアルミニウムエチル〕錯体0.67g
を含む塩化メチレン溶液20ml中へビスフエノール
−A1.14g(アルミニウムポルフイリン錯体に対
し、5倍モル)を加え、3日間室温で撹拌した
後、溶媒である塩化メチレンを減圧除去した。 これにエチレンオキシド8.8g(アルミニウム
ポルフイリン錯体1モルに対して200倍モル)を
加えて、室温で一昼夜撹拌した。得られた重合物
のGPCスペクトルを測定すると、数平均分子量
1400、分子量分布(Mw/Mn)1.05であつた。
この重合物は、 a+b≒28(aとbは略等しい) で表わされる。 この重合物へ、さらにε−カプロラクトン22.8
g(アルミニウムポルフイリン錯体1モルに対し
て200倍モル)を加え、50℃にて23日間撹拌した。
得られた重合物のGPCスペクトルを測定すると、
数平均分子量4800、分子量分布(Mw/Mn)
1.09gであつた。この重合物は、 a+b≒28(aとbは略等しい) c+d≒35(cとdは略等しい) で表わされる。 実施例 4 参考例1で得られた、アルミニウムポルフイリ
ン錯体()〔α,β,γ,δ−テトラフエニル
ポルフイナートアルミニウムエチル〕錯体0.67g
を含む塩化メチレン溶液20ml中へビスフエノール
−A2.28g(アルミニウムポルフイリン錯体に対
し、10倍モル)を加え、3日間室温で撹拌した
後、溶媒である塩化メチレンを減圧除去した。 これにエチレンオキシド13.2g(アルミニウム
ポルフイリン錯体1モルに対して300倍モル)を
加えて、室温で一昼夜撹拌した。得られた重合物
のGPCスペクトルを測定すると、数平均分子量
1500、分子量分布(Mw/Mn)1.05であつた。
この重合物は、 a+b≒31(aとbは略等しい) で表わされる。 この重合物へ、さらにε−カプロラクトン17.1
g(アルミニウムポルフイリン錯体1モルに対し
て150倍モル)を加え、50℃にて17日間撹拌した。
得られた重合物のGPCスペクトルを測定すると、
数平均分子量3100、分子量分布(Mw/Mn)
1.11であつた。この重合物は、 a+b≒31(aとbは略等しい) c+d≒16(cとdは略等しい) で表わされる。 比較例 1 実施例1に於いて、メタノールを加えないこと
以外は全く同様な操作を行なうと、得られたプレ
ポリマーは、数分子量11600、分子量分布1.09で
あつた。さらにブロツクコポリマーは数分子量
30600、分子量分布1.71と分布の広いものであつ
た。 数平均分子量及び分子量分布の測定は、ポリス
チレンゲル(東洋曹達工業製)を充填したカラム
を使用し、テトラヒドロフランを溶媒として用い
て、カラム温度38℃にて得られたGPCスペクト
ルを標準ポリプロピレングリコール及び、ポリエ
チレングリコールのGPCスペクトルにて検量し、
行つた。
ルコシキ基、などである。 このような、ポリフイリンとしては例えば、テ
トラフエニルポルフイナートアルミニウムクロラ
イド、テトラフエニルポルフイナートアルミニウ
ムメトキシド、テトラフエニルポルフイナートア
ルミニウムエチル、テトラフエニルポルフイナー
トアルミニウムフエノキシド、テトラフエニルポ
ルフイナートアルミニウムアセテートなどがあ
る。 このアルミニウムポルフイリン錯体は、例えば
不活性気体雰囲気で、溶媒存在下、室温で、ポル
フイリンに、これとほぼ当量の有機アルミニウム
化合物を、加えて反応させることによつて得られ
る公知の化合物である。 さらに、ポルフイリンとしては、先に示した構
造式のR1がフエニル基であるテトラフエニルポ
ルフイリンが好適であり、ベンズアルデヒドとピ
ロールから常法に従つて製造される。また、他の
置換基で置換されたポリフイリンの場合には対応
する置換基を有するアルデヒドとピロールを用い
ることにより同様に製造される。 有機アルミニウム化合物としては、ジエチルア
ルミニウムクロライド、ジエチルアルミニウムブ
ロマイドなどのジアルキルアルミニウムハライ
ド、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミ
ニウムなどのトリアルキルアルミニウムなどがあ
げられる。 溶媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレン
などの芳香族炭化水素、塩化メチレン、クロロホ
ルム、ジクロルエタン、四塩化炭素などのハロゲ
ン化炭化水素が用いられ、好ましくはハロゲン化
炭化水素が用いられる。 アルミニウムポルフイリン錯体とともに併用す
る少なくとも1個以上の水酸基を有する化合物と
しては、メタノール、エタノールなどの脂肪族モ
ノアルコール、エチレングリコール、ジエチレン
グリコール、グリセリン、トリメチロールプロパ
ンなどの脂肪族多価アルコール、さらにフエノー
ル、ビスフエノール−Aなどのフエノール類が使
用できる。 本発明で用いられる、ポリエーテルプレポリマ
ーを合成するためのエポキシドとしては、エチレ
ンオキシド、プロピレンオキシド、1−ブテンオ
キシド、エピクロルヒドリンなどのように末端
に、1個のエポキシ基を有する脂肪族化合物ある
いは、シクロヘキセンオキシド、シクロペンテン
オキシド、スチレンオキシドなどの1個のエポキ
シ基を有する脂環式化合物、ないしは芳香族アル
キレンオキシド等がある。これらは単独で、ある
いは2種以上組み合わせて使用できる。 本発明におけるポリエーテルプレポリマーは、
無溶媒もしくは、溶媒存在下、不活性気体雰囲気
下でアルミニウムポリフイリン錯体へ、エポキシ
ドと少なくとも1個以上の水酸基を有する化合物
との混合物を加えて製造される。不活性気体とし
ては窒素が好ましい。 溶媒としては、塩化メチレン、クロロホルム、
ジクロルエタン、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどが使用
でき、使用量は任意に選択できる。 エポキシドの反応は、室温でも充分進行する
が、加熱することもできる。 エポキシドと共に併用する、少なくとも1個以
上の水酸基を有する化合物の使用量には特に制限
はないが、ポリフイリン錯体1モルに対して1〜
50倍モルが好ましく、エポキシドとの使用割合を
選択することで、希望する分子量のポリエーテル
プレポリマーを製造することが出来る。エポキシ
ドの使用量には特に制限はないが、ポルフイリン
錯体1モルに対して10〜1000倍モル程度が好まし
い。 アルミニウムポルフイリン錯体を触媒として、
エポキシドと少なくとも1個以上の水酸基を有す
る化合物とから製造されたポリエーテルプレポリ
マーに、さらにブロツク共重合させるラクトンと
しては、δ−バレロラクトン、ε−カプロラクト
ン、メチル−ε−カプロラクトンなどの6員環以
上のラクトンが使用できる。これらは単独でも、
あるいは2種以上組み合わせても使用出来る。 これらのラクトンの使用量には特に制限はない
が、ポリエーテルプレポリマーの製造で用いたア
ルミニウムポルフイリン錯体1モルに対して10〜
1000倍モルの範囲で使用するのが好ましい。また
少なくとも1個以上の水酸基を有する化合物との
割合にも制限はなく、この割合を任意に選択する
ことにより希望する分子量のポリエステル鎖を有
するブロツクコポリマーを製造することが出来
る。 ここでラクトンの反応は、ポリエーテルプレポ
リマーの製造と同様に、不活性気体雰囲気下、無
溶媒もしくは溶媒存在下で行われ、室温でも充分
進行するが加熱することもできる。 溶媒としては、塩化メチレン、クロロホルム、
四塩化炭素、ジクロロエタン、ベンゼン、キシレ
ン、ジオキサン、テトラヒドロフラン、などを用
いることができ、好ましくはハロゲン化炭化水素
が選択される。さらにポリエーテルプレポリマー
の製造で用いたものと同じ溶媒でもよく、また異
なる溶媒でもよい。 反応雰囲気としては、不活性気体存在下が好ま
しく、窒素が好適である。 本発明で得られるブロツコポリマーのポリエー
テル対ポリエステルの重量比は5〜95:95〜5で
あり、またプレポリマーの数平均分子量は400〜
8000が好ましく、ブロツクポリマーの数平均分子
量は、特にポリウレタン原料として使用する場合
は1000〜10000程度が好ましい。 〔発明の効果〕 本発明で得られた、ポリエーテル鎖およびポリ
エステル鎖を含有する分子量分布の狭いブロツク
コポリマーは他の化合物の分子量、分子量分布測
定のための標準試料などに使用でき、また少なく
とも1個以上の水酸基を有する化合物としてエチ
レングリコール、グリセリン、ビスフエノールA
などの2個以上の水酸基を有する化合物を用いて
製造された、末端に水酸基を有するブロツクコポ
リマーは、ポリウレタン樹脂の原料として使用す
ることができる。 次に、実施例によつて本発明を説明する。 参考例 1 (アルミニウムポルフイリン錯体の製造) ベンズアルデヒド80ml(84.8g)とピロール56
ml(53.6g)をプロピオン酸3に加え、30分間
還流下で反応させた後、一昼夜放置した。反応混
合物を過した後、メタノール−クロロホルム混
合溶媒(重量で約等量)で再結晶し、α,β,
γ,δ−テトラフエニルポルフイリンを収率20%
で得た。 このα,β,γ,δ−テトラフエニルポルフイ
リン0.61gを窒素雰囲気で、塩化メチレン溶媒20
ml中0.12gのジエチルアルミニウムクロライドと
室温で反応させて、アルミニウムポルフイリン錯
体()〔α,β,γ,δ−テトラフエニルポル
フイナートアルミニウムクロライド〕0.68gを含
む塩化メチレン溶液20mlを得た。さらに、ジエチ
ルアルミニウムクロライドの代わりに、0.11gの
トリエチルアルミニウムを用いて、上記と同様な
製法でアルミニウムポルフイリン錯体()〔α,
β,γ,δ−テトラフエニルポルフイナートアル
ミニウムエチル〕0.67gを含む塩化メチレン溶液
20mlを得た。 実施例 1 参考例1で作製したアルミニウムポルフイリン
錯体()0.67g(1mmol)を含む塩化メチレ
ン溶液20mlへ、メタノール0.36ml(アルミニウム
ポルフイリン錯体に対して9倍モル)およびエチ
レンオキシド8.8g(アルミニウムポルフイリン
錯体に対して200倍モル)を加えて、室温で一昼
夜撹はんした。得られた重合物のGPCスペクト
ルを測定すると、数平均分子量960、分子量分布
(Mw/Mn)1.05の単分散に近いGPCスペクトル
であつた。この重合物は、 CH3〔―O−(CH2)2〕≒21――OH で表わされる。 さらにこの重合物へ、22.8gのε−カプロラク
トン(アルミニウムポルフイリン錯体に対し200
倍モル)を加えて、50℃にて撹拌した。4日後、
重合物のGPCスペクトルを測定すると、数平均
分子量3800、分子量分布(Mw/Mn)1.15の単
分散で、低分子量オリゴマーを含まないGPCス
ペクトルを示した。この重合物は、 で表わされる。 実施例 2 参考例1で作製したアルミニウムポルフイリン
錯体()0.67g(1mmol)を含む塩化メチレ
ン溶液20mlへ、メタノール0.16ml(アルミニウム
ポルフイリン錯体に対して4倍モル)およびエチ
レンオキシド4.4g(アルミニウムポルフイリン
錯体に対して100倍モル)を加えて、室温で一昼
夜撹拌した。得られた重合物のGPCスペクトル
を測定すると、数平均分子量900、分子量分布
(Mw/Mn)1.05の単分散に近いGPCスペクトル
であつた。この重合物は、 CH3〔―O−CH2)2〕≒20――OH で表わされる。 さらにこの重合物へ、34.2gのε−カプロラク
トン(アルミニウムポルフイリン錯体に対し300
倍モル)を加えて、50℃にて撹拌した。6日後重
合物のGPCスペクトルを測定すると、数平均分
子量7500、分子量分布(Mw/Mn)1.17の単分
散で、低分子量オリゴマーを含まないGPCスペ
クトルを示した。この重合物は、 で表わされる。 実施例 3 参考例1で得られた、アルミニウムポルフイリ
ン錯体()〔α,β,γ,δ−テトラフエニル
ポルフイナートアルミニウムエチル〕錯体0.67g
を含む塩化メチレン溶液20ml中へビスフエノール
−A1.14g(アルミニウムポルフイリン錯体に対
し、5倍モル)を加え、3日間室温で撹拌した
後、溶媒である塩化メチレンを減圧除去した。 これにエチレンオキシド8.8g(アルミニウム
ポルフイリン錯体1モルに対して200倍モル)を
加えて、室温で一昼夜撹拌した。得られた重合物
のGPCスペクトルを測定すると、数平均分子量
1400、分子量分布(Mw/Mn)1.05であつた。
この重合物は、 a+b≒28(aとbは略等しい) で表わされる。 この重合物へ、さらにε−カプロラクトン22.8
g(アルミニウムポルフイリン錯体1モルに対し
て200倍モル)を加え、50℃にて23日間撹拌した。
得られた重合物のGPCスペクトルを測定すると、
数平均分子量4800、分子量分布(Mw/Mn)
1.09gであつた。この重合物は、 a+b≒28(aとbは略等しい) c+d≒35(cとdは略等しい) で表わされる。 実施例 4 参考例1で得られた、アルミニウムポルフイリ
ン錯体()〔α,β,γ,δ−テトラフエニル
ポルフイナートアルミニウムエチル〕錯体0.67g
を含む塩化メチレン溶液20ml中へビスフエノール
−A2.28g(アルミニウムポルフイリン錯体に対
し、10倍モル)を加え、3日間室温で撹拌した
後、溶媒である塩化メチレンを減圧除去した。 これにエチレンオキシド13.2g(アルミニウム
ポルフイリン錯体1モルに対して300倍モル)を
加えて、室温で一昼夜撹拌した。得られた重合物
のGPCスペクトルを測定すると、数平均分子量
1500、分子量分布(Mw/Mn)1.05であつた。
この重合物は、 a+b≒31(aとbは略等しい) で表わされる。 この重合物へ、さらにε−カプロラクトン17.1
g(アルミニウムポルフイリン錯体1モルに対し
て150倍モル)を加え、50℃にて17日間撹拌した。
得られた重合物のGPCスペクトルを測定すると、
数平均分子量3100、分子量分布(Mw/Mn)
1.11であつた。この重合物は、 a+b≒31(aとbは略等しい) c+d≒16(cとdは略等しい) で表わされる。 比較例 1 実施例1に於いて、メタノールを加えないこと
以外は全く同様な操作を行なうと、得られたプレ
ポリマーは、数分子量11600、分子量分布1.09で
あつた。さらにブロツクコポリマーは数分子量
30600、分子量分布1.71と分布の広いものであつ
た。 数平均分子量及び分子量分布の測定は、ポリス
チレンゲル(東洋曹達工業製)を充填したカラム
を使用し、テトラヒドロフランを溶媒として用い
て、カラム温度38℃にて得られたGPCスペクト
ルを標準ポリプロピレングリコール及び、ポリエ
チレングリコールのGPCスペクトルにて検量し、
行つた。
Claims (1)
- 1 アルミニウムポルフイリン錯体を触媒とし
て、少なくとも1個以上の水酸基を有する化合物
を併用しエポキシドを反応せしめてポリエーテル
を製造し、次いでラクトンを反応せしめることを
特徴とするブロツクコポリマーの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1858487A JPS63189434A (ja) | 1987-01-30 | 1987-01-30 | ブロツクコポリマ−の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1858487A JPS63189434A (ja) | 1987-01-30 | 1987-01-30 | ブロツクコポリマ−の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63189434A JPS63189434A (ja) | 1988-08-05 |
| JPH0523287B2 true JPH0523287B2 (ja) | 1993-04-02 |
Family
ID=11975677
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1858487A Granted JPS63189434A (ja) | 1987-01-30 | 1987-01-30 | ブロツクコポリマ−の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63189434A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB0029750D0 (en) | 2000-12-06 | 2001-01-17 | Laporte Performance Chemicals | Alkylene oxide-lactone copolymers |
-
1987
- 1987-01-30 JP JP1858487A patent/JPS63189434A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63189434A (ja) | 1988-08-05 |
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