JPH05234073A - 磁気記録媒体の製造装置 - Google Patents

磁気記録媒体の製造装置

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JPH05234073A
JPH05234073A JP3517292A JP3517292A JPH05234073A JP H05234073 A JPH05234073 A JP H05234073A JP 3517292 A JP3517292 A JP 3517292A JP 3517292 A JP3517292 A JP 3517292A JP H05234073 A JPH05234073 A JP H05234073A
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JP
Japan
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magnetic
recording medium
magnetic recording
orientation
rotary guide
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Application number
JP3517292A
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English (en)
Inventor
Makoto Noda
誠 野田
Takashi Aotani
隆 青谷
Tadahiro Abe
忠浩 阿部
Yutaka Okazaki
裕 岡崎
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】磁性粉を配向しながら乾燥風を吹き付けても、
磁気記録媒体がばたつかずに高速度で駆動できるように
する。 【構成】非磁性支持体5の表面に磁性微粒子からなる磁
性塗膜層6を形成した磁気記録媒体4を、一対の配向磁
石1及び2で発生している配向磁界に設けた複数の回転
型ガイドロールDa、Db及びDcで支えて、前記配向
磁界に曝しながら高速度で駆動し、前記磁性塗膜層6が
未乾燥状態の時に、前記配向磁界内で乾燥用ドライヤー
3からの乾燥風7を吹き付けて乾燥するようにしてい
る。 【効果】乾燥風を吹き付けても回転型ガイドロールの存
在により、磁気記録媒体のばたつきを防ぐことができ、
高速度で、かつ安定して磁気記録媒体を巻き取ることが
できるので、生産性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は非磁性支持体の一表面
に磁性微粒子からなる磁性塗膜層を形成した磁気記録媒
体を高塗布速度で、しかも安定して製造することができ
る磁気記録媒体の製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】非磁性支持体の一表面に磁性微粒子と結
合剤とを主体とする磁性塗膜層を設けてなる磁気記録媒
体の一製造方法として、配向磁界に曝して、その磁性微
粒子を高配向 (特に垂直方向に) させ、その配向磁界中
において前記磁性塗膜層を乾燥させることができる磁気
記録媒体の製造装置が、例えば、特許公開公報昭55−
163633、特許公開公報平1−163633などに
開示されている。
【0003】その構成を図2に示した。符号1は一方の
配向磁石を、符号2は配向磁石1と対向する他方の配向
磁石を指す。この一対の配向磁石1及び2は異極同志が
対向するように配置されていて、配向磁界を発生する。
そして、符号3は乾燥用ドライヤーを指し、前記一対の
配向磁石1及び2の後方部に設置されている。
【0004】また、符号4は磁気記録媒体を指し、これ
は非磁性支持体5の一方の表面に磁性微粒子からなる磁
性塗膜層6が塗布されて形成されている。この磁気記録
媒体4は前記一対の配向磁石1及び2で発生している配
向磁界中を矢印Xの方向に走行するように駆動される。
【0005】このような構成の磁気記録媒体の製造装置
を稼働すると、前記一対の配向磁石1及び2で発生した
配向磁界中を、磁性塗膜層6が未乾燥状態の磁気記録媒
体4が走行し、例えば、垂直方向に磁性粉が配向され
る。そして、前記配向磁界中に乾燥用ドライヤー3から
乾燥風7を供給し、前記磁性粉が配向されている状態で
前記磁性塗膜層6を乾燥するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような製造装置を
用いて、高速度で磁気記録媒体4を走行させ、生産性を
上げるには、磁界中という限られた領域で磁性塗膜層を
乾燥させる必要があるため、原理的には、乾燥風7の温
度を同じとすると、磁気記録媒体4の走行速度を速めれ
ばよいが、その走行速度を速めれば速める程、より強い
乾燥風7を磁気記録媒体4に吹き付けなければならな
い。
【0007】しかし、このように乾燥風7を強く吹き付
けると前記非磁性支持体5が大きくばたついてしまうた
め、磁気記録媒体4を安定に巻き取ることができず、高
速度で安定に前記磁気記録媒体4を製造することが極め
て困難になるという問題があった。
【0008】それ故、この発明はこのような実情に鑑み
て発明されたものであって、配向磁界中において磁性塗
膜層を乾燥させる場合に、非磁性支持体を高速度で走行
させても安定に磁気記録媒体が製造できる磁気記録媒体
の製造装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのため、この発明で
は、非磁性支持体の一表面に磁性微粒子からなる磁性塗
膜層を形成した磁気記録媒体の、その磁性塗膜層が未乾
燥状態において配向磁界を印加し、同配向磁界中におい
て前記磁性塗膜層を乾燥させる磁場配向装置からなる磁
気記録媒体の製造装置において、前記配向磁界中で、前
記非磁性支持体面に非磁性材料で構成された回転型ガイ
ドロールを設置して、前記課題を解決した。
【0010】
【作用】従って、回転型ガイドロールの存在により、磁
気記録媒体を高速度で走行させながら乾燥風を吹き付け
ても、その吹き付けにより生じようとする磁気記録媒体
のばたつきは抑えられる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の磁気記録媒体の製造装置を
図1を用いて説明する。図1はこの発明の磁気記録媒体
の製造装置の実施例の概略側面図である。なお、図2に
示した従来技術の磁気記録媒体の製造装置と同一構成部
分には同一の符号を付し、それらの説明を省略する。
【0012】この発明では、前記一対の配向磁石1及び
2の間で、前記磁気記録媒体4の非磁性支持体5の他方
の面側に複数の回転型ガイドロールDa、Db及びDc
を設置した。各回転型ガイドロールDa、Db及びDc
の直径は同一とし、この実施例では12mmとしたが、
種々の製造条件により交換可能となっている。
【0013】前記回転型ガイドロールDa、Db及びD
cに使用する材料は、アルミニウム、SUS304、セ
ラミックなどの任意の非磁性材料で構成する。もし、こ
れらの回転型ガイドロールDa、Db及びDcをFe、
Niなどの磁性材料にて構成した場合には、配向磁界の
影響によってこれらの回転型ガイドロールDa、Db及
びDcが殆ど回転しなくなるので、これらの回転型ガイ
ドロールDa、Db及びDcとと非磁性支持体との間に
大きな摩擦が生じ、非磁性支持体の裏面に傷を付けてし
まう。また、当然ながら、これらのガイドロールDa、
Db及びDcを固定する形式であれば、同様に非磁性支
持体5の裏面に傷を付けてしまう。
【0014】この発明の磁気記録媒体の製造装置は、前
記のように、配向磁界中において複数の回転型ガイドロ
ールDa、Db及びDcを設置したので、強い乾燥風7
を非磁性支持体5に吹き付けても、磁気記録媒体4のば
たつきを抑制することができ、乾燥した磁気記録媒体4
を安定した状態で巻き取ることができる。従って、磁気
記録媒体4を高速度で、しかも安定した走行状態で磁気
記録媒体を製造することができる。
【0015】また、このような回転型ガイドロールD
a、Db及びDcを設置するだけでも、乾燥風7による
非磁性支持体5のばたつきを抑制することができるが、
更に大きな効果を得るためには、前記回転型ガイドロー
ルDa、Db及びDcは、それらの表面がゴムなどの高
分子化合物で被覆するか、或いはモーターなどを用いて
強制的に駆動することが望ましい。
【0016】というのは、前記のように、非磁性材料で
構成された回転型ガイドロールDa、Db及びDcのみ
の場合には、それらの回転が非磁性支持体5の走行速度
と完全に同期するまでには至らないからである。これは
回転型ガイドロールDa、Db及びDcの表面の摩擦係
数が低いためや配向磁界により渦電流が発生するなどの
理由によるものと推定される。
【0017】ただし、使用される乾燥風7は未乾燥磁性
塗膜層6を磁界中にて迅速に乾燥させるため60°C以
上であることが望ましいため、このような熱風中での使
用に耐えるためには、これらの回転型ガイドロールD
a、Db及びDcの表面を被覆するゴムはSiなどを含
有する耐熱性ゴムである必要がある。
【0018】次に、この製造装置を用いて実際に磁気記
録媒体を作製した。まず、下記材料をボールミルを用い
て十分に混合分散させ、平均メッシュ間隔5μmのフィ
ルターで濾過した後、硬化剤 (コロネートL) 3重量部
を添加して磁性塗料を作製した。
【0019】 バリウムフェライト磁性粉末 100 重量部 (平均板径0.06μm、平均板状比5、保磁力55k
A/m) バインダー樹脂 15 重量部 研磨剤(Al2 3 ) 5 重量部 帯電防止剤 (カーボン粉末 2 重量部 潤滑剤(レシチン) 2 重量部 メチルエチルケトン 60 重量部 トルエン 40 重量部 シクロヘキサノン 30 重量部
【0020】得られた磁性塗料を厚み9μmのポリエチ
レンテレフタレートフィルム上に膜厚3μmにて通常の
グラビアコーターを用いて塗布した。ただし、この磁性
塗料の室温に於ける粘性率は7.0Pa・sであった。
【0021】このような磁気記録媒体4に対して400
kA/mの垂直磁界を印加しながら、乾燥風7の温度を
85°Cに設定し、以下の条件で磁場配向した。
【0022】〔実施例1〕非磁性のセラミック材にて構
成した回転型ガイドロールを用いる。 〔実施例2〕非磁性のセラミック材にて芯部が構成し、
かつその表面を耐熱性のSiゴム材で被覆したガイドロ
ールを用いる。 〔実施例3〕〔実施例1〕の回転型ガイドロールを用
い、かつこの回転型ガイドロールが磁気記録媒体4の走
行速度と同期するようにモーターで強制的に駆動する。
【0023】〔比較例1〕強磁性のNi材にて構成した
回転型ガイドロールを用いる。 〔比較例2〕回転型ガイドロールを使用しない。
【0024】各回転型ガイドロールDa、Db及びDc
の回転速度と磁気記録媒体4の走行速度とが著しく異な
ると、両者の間に大きな摩擦力が生じ、非磁性支持体5
の裏面が傷ついてしまい、作製される磁気記録媒体4が
実用に供せなくなる。従って、各回転型ガイドロールD
a、Db及びDcの回転数を測定することによってその
実用性を定量的に評価することができる。
【0025】〔表1〕及び〔表2〕に、上記実施例及び
比較例の各々の場合、乾燥風7の風速を25m/sに固
定して、磁気記録媒体4の走行速度を変化させた時の、
各回転型ガイドロールDa、Db及びDcの回転数、目
視にて観察した磁気記録媒体4の走行状態、及び非磁性
支持体5の裏面の傷つき状態の各々の結果を示した。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】〔表1〕及び〔表2〕から明らかなよう
に、磁気記録媒体4の走行速度を上昇させてゆくと、磁
界中乾燥のための乾燥風7の影響によって非磁性支持体
5のばたつきが大きくなり、非磁性支持体5を安定に走
行させることが困難になる(比較例2)。また、配向磁
界中において磁気記録媒体4の非磁性支持体5の裏面に
回転型ガイドロールDa、Db及びDcを設置すると、
磁気記録媒体4を安定に走行させることができるが、こ
の場合、前記回転型ガイドロールDa、Db及びDcを
磁性材料にて構成すると、配向磁界の影響によって回転
型ガイドロールDa、Db及びDcの回転数が磁気記録
媒体4の走行速度に比較して著しく遅くなってしまい、
前記非磁性支持体5の裏面を傷つけてしまう結果となる
(比較例1)。
【0029】そこで、特に前記回転型ガイドロールD
a、Db及びDcの材料を非磁性材料で構成することに
よって、各回転型ガイドロールDa、Db及びDcが円
滑に回転するようになり、非磁性支持体5の裏面を傷つ
けることなく、磁気記録媒体4を安定に走行させること
が判る (実施例1〜3)。
【0030】またここで、非磁性材料からなる前記回転
型ガイドロールDa、Db及びDcの表面を耐熱性ゴム
材によって被覆して、非磁性支持体5の裏面と各回転型
ガイドロールDa、Db及びDcとの間の摩擦力を上昇
させる (実施例2) か、或いは、前記非磁性の回転型ガ
イドロールDa、Db及びDcをモーターなどを用いて
強制的に駆動させる (実施例3) ことによって、回転型
ガイドロールDa、Db及びDcがより円滑に回転する
ようになる。そしてこの場合には、回転型ガイドロール
Da、Db及びDcが、前記磁気記録媒体4の走行速度
とほぼ同期して回転するようになることが判る。ただ
し、各回転型ガイドロールの直径は12mmとしたか
ら、磁気記録媒体4の走行速度と完全に同期する回転型
ガイドロールの回転数は、計算上、磁気記録媒体4の走
行速度50m/minの場合〔表1)で1326rp
m、磁気記録媒体4の走行速度100m/minの場合
〔表2〕で2653rpmである。
【0031】前記の実施例においては、配向磁界の方向
は磁気記録媒体の表面に対して垂直方向であったが、長
手方向、斜め方向など、いづれの方向であっても良い。
【0032】使用される乾燥風の温度は、60°C以
上、110°C以下であることが望ましい。乾燥風の温
度が60°C未満である場合には、磁性塗膜層の乾燥効
率が著しく悪化し、十分な配向度を得ることができな
い。また、110°Cよりも高い場合には非磁性支持体
が高温によって変形してしまうなどの問題が生ずる。
【0033】またこの発明の磁気記録媒体の製造方法
は、塗布型媒体のいずれにも適用できるものであって、
非磁性支持体上に塗布される磁性塗料中に含まれる磁性
粒子などは特に限定されるものではない。従って、使用
可能な磁性粒子としては、例えば、ガンマフェライトの
様な鉄酸化物もしくはその表面にCoなどを被着させた
Co変成鉄酸化物などの針状磁性粉末、あるいは六方晶
系のバリウムフェライトのような平板状磁性粉末など、
如何なるものであっても良い。
【0034】
【発明の効果】以上の結果から明らかなように、この発
明の磁気記録媒体の製造装置は、回転型ガイドロールの
存在により、高速度で走行させながら乾燥風を吹き付け
ても、その吹き付けにより生じようとする磁気記録媒体
のばたつきが抑えることができ、従って、磁気記録媒体
を高速度で安定に製造することができるので、生産性が
向上し、その工業的価値は非常に大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例である磁気記録媒体の製造装
置の概念的側面図である。
【図2】従来技術の磁気記録媒体の製造装置の概念的側
面図である。
【符号の説明】
1 配向磁石 2 配向磁石 3 乾燥用ドライヤー 4 磁気記録媒体 5 非磁性支持体 6 磁性塗膜層 7 乾燥風 Da 回転型ガイドロール Db 回転型ガイドロール Dc 回転型ガイドロール
フロントページの続き (72)発明者 岡崎 裕 東京都品川区北品川6丁目5番6号ソニ ー・マグネ・プロダクツ株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性支持体の一表面に磁性微粒子からな
    る磁性塗膜層を形成した磁気記録媒体の、該磁性塗膜層
    が未乾燥状態において配向磁界を印加し、同配向磁界中
    において前記磁性塗膜層を乾燥させる磁場配向装置から
    なる磁気記録媒体の製造装置において、前記配向磁界中
    で、前記非磁性支持体面に非磁性材料で構成された回転
    型ガイドロールを設置することを特徴とする磁気記録媒
    体の製造装置。
  2. 【請求項2】前記回転型ガイドロールの表面がゴム状の
    耐熱性高分子化合物にて被覆されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の磁気記録媒体の製造装置。
  3. 【請求項3】前記回転型ガイドロールが強制的に駆動さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒体の
    製造装置。
JP3517292A 1992-02-21 1992-02-21 磁気記録媒体の製造装置 Pending JPH05234073A (ja)

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JP3517292A JPH05234073A (ja) 1992-02-21 1992-02-21 磁気記録媒体の製造装置

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JP3517292A Pending JPH05234073A (ja) 1992-02-21 1992-02-21 磁気記録媒体の製造装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011210289A (ja) * 2010-03-26 2011-10-20 Fujifilm Corp 磁気記録媒体の製造方法及び磁気記録媒体の製造装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011210289A (ja) * 2010-03-26 2011-10-20 Fujifilm Corp 磁気記録媒体の製造方法及び磁気記録媒体の製造装置

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