JPH05237164A - 血液成分保存用バッグ - Google Patents

血液成分保存用バッグ

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Publication number
JPH05237164A
JPH05237164A JP4041854A JP4185492A JPH05237164A JP H05237164 A JPH05237164 A JP H05237164A JP 4041854 A JP4041854 A JP 4041854A JP 4185492 A JP4185492 A JP 4185492A JP H05237164 A JPH05237164 A JP H05237164A
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JP
Japan
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copolymer
bag
weight
blood
blood component
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Pending
Application number
JP4041854A
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English (en)
Inventor
Tadashi Hikasa
忠 日笠
Tatsuro Hamanaka
達郎 浜中
Hiroaki Tsumadori
浩昭 妻鳥
Takayuki Terasawa
孝之 寺澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ガス透過性に優れ、また血液中への可塑剤の溶
出の危険性もなく、しかも変形が少なく強度も高く、血
液の長期保存や遠心分離等の機械的操作に対しても十分
に耐え得る血液成分保存用バッグを提供する。 【構成】下記(a)、(b)及び(c)を含有する重合
体混合物から作製される血液成分保存用バッグ。 (a)スチレンの単独重合体ブロックとイソプレンのエ
ラストマー性単独重合体ブロックとからなる共重合体の
水素添加誘導体 25〜70重量%。 (b)ポリプロピレンまたはプロピレンを主体とする共
重合体 15〜40重量%。 (c)直鎖状エチレン−αオレフィン共重合体 5〜4
0重量%。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は血液成分保存用バッグに
関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】血液成
分保存用バッグは、採取した血液成分を長期間安全に貯
蔵し、必要時に血液成分を供給するものとして使用され
ている。従来、この血液成分保存用バッグは、可塑剤を
含有した軟質ポリ塩化ビニルで製造されているが、該バ
ッグはガス透過率が小さいため、特に好気性代謝の維持
が重要となる血小板成分の長期保存に際して、血小板自
身の凝集能が低下する等の課題を有していた。
【0003】また、このバッグは高圧蒸気滅菌に際して
ブロッキング性を示し、バッグの内面同士が密着し、血
小板をバッグ内に供給するのが困難であった。さらに、
このバッグはポリ塩化ビニル中に可塑剤を含有している
ため長期間バッグ内に血小板を保存していると可塑剤が
血小板内に移行して、低浸透圧ショック回復率等の血小
板機能を低下させる課題を有していた。
【0004】これらの課題を解決した血液バッグ用プラ
スチック組成物としてポリ(エチレンブチレン)ポリス
チレンブロック共重合体にポリプロピレンとエチレン酢
酸ビニル共重合体(またはポリエチレン)を混合した組
成物が提案されている(特公昭62−19461号公
報、特開昭55−60464号公報)。
【0005】この組成物から作製されたバッグは可塑剤
を含有していないため、可塑剤の血小板への移行による
機能低下等の課題は解決された。しかし、このバッグ
は、組成物の低温ないし高温での剛性が高いために強遠
心分離による血小板成分の分離工程でバッグに部分的な
たるみが生じ、バッグ全体の強度低下を引き起こすとい
う課題を有する。
【0006】またこのバッグは加工時、または高温滅菌
時に組成物中のエチレン酢酸ビニルの一部が分解して酢
酸を発生するため、血液成分を酸性化するという課題を
有する。
【0007】これらの改良技術としてエチレン酢酸ビニ
ル共重合体の代わりにエチレンアクリル酸エステル共重
合体を混合した重合体混合物を使用したバッグ(特開平
2−1279号公報)や、該混合物にジオクチルフタレ
ートまたはジオクチルアジペートを添加してなる組成物
を使用したバッグ(特開平3−51049号公報)が、
それぞれ提案されている。
【0008】これらのバッグは、高温でポリマーの一部
が熱分解し酸性物質を生じる問題は解決されたものの、
依然として剛性が高いことや、可塑剤の血液中への溶出
などの課題を有する。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる事情に鑑み、本発
明者らは可塑剤を含有しない重合体混合物から作製さ
れ、血液成分の長期保存できるバッグであって、しかも
変形が少なく強度が高いバッグについて鋭意検討した結
果、スチレン(エチレン・プロピレン)スチレンブロッ
ク共重合体、ポリプロピレン及び直鎖状エチレン−αオ
レフィン共重合体を含有する重合体混合物から作製され
るバッグが効果的であることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
【0010】すなわち、本発明は、下記の(a)、
(b)及び(c)を含有する重合体混合物から作製され
る血液成分保存用バッグを提供するものである。 (a)スチレンの単独重合体ブロックとイソプレンのエ
ラストマー性単独重合体ブロックとからなる共重合体の
水素添加誘導体 25〜70重量%。 (b)ポリプロピレンまたはプロピレンを主体とする共
重合体 15〜40重量%。 (c)直鎖状エチレン−αオレフィン共重合体 5〜
40重量%。
【0011】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
用いる(a)は、スチレンとイソプレンのブロック共重
合体の水素添加誘導体であり、スチレンの単独重合体ブ
ロックAとイソプレンのエラストマー性単独重合体ブロ
ックBとからなる共重合体の水素添加誘導体である。本
発明で用いる(a)は、一般式A−BまたはA−(B−
A)n で表わされるブロック共重合体が好ましい。式中
nは1〜4の整数を表わす。
【0012】また(a)はスチレンブロック成分が10
〜35重量%で、かつ基本的な共重合体構造がイソプレ
ンの水素添加誘導体であるエチレンプロピレンの繰り返
しブロック連鎖であって、その両末端にスチレンブロッ
クを有するトリブロック構造が特に好ましい。
【0013】(a)は重合体混合物100重量%に対し
て25〜70重量%の範囲で用いることができる。
【0014】本発明で用いる(b)は、ポリプロピレン
単独またはプロピレンを主体とする共重合体であり、そ
の共重合体成分としては、例えばエチレン、ブテン−1
等が挙げられる。さらにプロピレンに、エチレンまたは
ブテン−1を0.5〜20重量%含むランダム共重合体
を用いると、相溶性、耐熱性、強度等のバランス性能上
好ましい。
【0015】ポリプロピレンまたはプロピレンを主体と
する共重合体(b)は、重合混合物100重量%に対し
て20〜40重量%の範囲で用いることができる。
【0016】本発明で用いる(c)は、直鎖状エチレン
−αオレフィン共重合体であり、αオレフィンとして
は、例えばブテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペン
テン−1、オクテン−1等が挙げられる。
【0017】直鎖状エチレン−αオレフィン共重合体
(c)は、分子構造上高強度で、高い結晶性を示すため
に、混合物も耐熱性に優れるうえ、ポリスチレンとポリ
イソプレンのブロック共重合体の水素添加誘導体との相
溶性が良好なため、本発明の重合体混合物は高強度で透
明性に優れた成形物が得られる。
【0018】直鎖状エチレン−αオレフィン共重合体
(c)は、その密度(JIS K 6760に基づき測
定)が0.89〜0.92のものが好ましい。
【0019】直鎖状エチレン−αオレフィン共重合体
(c)は、重合混合物100重量%に対して5〜40重
量%用いることができる。
【0020】本発明のバッグは、上記重合体混合物を用
いればよく、その製造方法は限定されるものではない。
製造方法としては、例えば、本発明で用いる重合体混合
物をバンバリーミキサーまたは押出機等で、溶融混練し
たものを直接または一旦ペレット化した後、インフレー
ション、Tダイまたはカレンダー等でシート状に加工
し、端部をヒートシールしてバッグ状にしたり、直接バ
ッグ形状にブロー成形することもできる。
【0021】また、本発明で用いる重合体混合物は、酸
化防止剤、滑剤、アンチブロッキング剤等の添加剤や加
工助剤を必要により添加してもよい。さらに、必要によ
り他の材質でできたバッグとチューブ等で連結し、複合
バッグとすることもできる。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したとおり、本発明の血液成分
保存用バッグは、ガス透過性に優れ、また血液中への可
塑剤の溶出の危険性もなく、しかも変形が少なく強度も
高いため、血液の長期保存や遠心分離等の機械的操作に
対しても十分に耐え得るものである。
【0023】
【実施例】以下、本発明を実施例によって説明するが、
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0024】実施例1 スチレンとイソプレンのブロック共重合体の水素添加誘
導体(クラレ(株)製セプトン4003、トリブロック
共重合体、共重合体中のスチレン濃度30重量%)40
重量%、ポリプロピレンを主体とする共重合体(住友化
学工業(株)製住友ノーブレンS131、プロピレン−
エチレンランダム共重合体、ポリマー中のエチレン濃度
4.7重量%)30重量%及び直鎖状エチレン−ブテン
−1共重合体(住友化学工業(株)製エクセレンVL2
00、共重合体密度0.900JIS K 6760に
基づき測定)30重量%含有する重合体混合物をバンバ
リーミキサーにて溶融混練し、ペレット化した後、22
0℃にてTダイで300μmのシートを製造した。得ら
れたシートを貼合し、血液成分保存用バッグを製造し
た。
【0025】このバッグについて、以下の方法により物
性を評価した。その結果を表1に示す。 (1)抗張力 JIS K 6301に基づき測定した。 (2)酸素透過率 ASTM D 1434に基づき測定した。
【0026】実施例2 実施例1における直鎖状エチレン−ブテン−1共重合体
の代わりに直鎖状エチレン−ヘキセン−1共重合体(住
友化学工業(株)製、共重合体密度0.900)30重
量%を使用した以外は、実施例1と同様にしてシートを
製造した。得られたシートを貼合し、血液成分保存用バ
ッグを製造した。このバッグについて、実施例1と同様
に評価した。結果を表1に示す。
【0027】比較例1 実施例1におけるスチレンとイソプレンのブロック共重
合体の水素添加誘導体の代わりにスチレンとブタジエン
のブロック共重合体の水素添加誘導体(シェル化学社製
クレイトンG1650、共重合体中のスチレン濃度28
重量%)40重量%及び直鎖状エチレン−ブテン−1共
重合体の代わりにエチレン−エチルアクリレート共重合
体(日本ユニカー(株)製NUC3195、共重合体中
のエチルアクリレート濃度25重量%)30重量%使用
した以外は実施例1と同様にしてシートを製造した。得
られたシートを貼合し、血液成分保存用バッグを製造し
た。このバッグについて、実施例1と同様に評価した。
結果を表1に示す。
【0028】比較例2 可塑剤としてジオクチルフタレート30重量%添加した
ポリ塩化ビニルから実施例1と同様の方法でシートを製
造した。得られたシートを貼合し、血液成分保存用バッ
グを製造した。このバッグについて、実施例1と同様に
評価した。結果を表1に示す。
【0029】
【表1】
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】実施例1 スチレンとイソプレンのブロック共重合体の水素添加誘
導体(クラレ(株)製セプトン4033、トリブロック
共重合体、共重合体中のスチレン濃度30重量%)40
重量%、ポリプロピレンを主体とする共重合体(住友化
学工業(株)製住友ノーブレンS131、プロピレン−
エチレンランダム共重合体、ポリマー中のエチレン濃度
4.7重量%)30重量%及び直鎖状エチレン−ブテン
−1共重合体(住友化学工業(株)製エクセレンVL2
00、共重合体密度0.900JIS K 6760に
基づき測定)30重量%含有する重合体混合物をバンバ
リーミキサーにて溶融混練し、ペレット化した後、22
0℃にてTダイで300μmのシートを製造した。得ら
れたシートを貼合し、血液成分保存用バッグを製造し
た。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺澤 孝之 大阪府大阪市中央区北浜四丁目5番33号 住友化学工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の(a)、(b)及び(c)を含有す
    る重合体混合物から作製される血液成分保存用バッグ。 (a)スチレンの単独重合体ブロックとイソプレンのエ
    ラストマー性単独重合体ブロックとからなる共重合体の
    水素添加誘導体 25〜70重量%。 (b)ポリプロピレンまたはプロピレンを主体とする共
    重合体 15〜40重量%。 (c)直鎖状エチレン−αオレフィン共重合体 5〜4
    0重量%。
  2. 【請求項2】直鎖状エチレン−αオレフィン共重合体の
    密度が0.89〜0.92である請求項1記載の血液成
    分保存用バッグ。
JP4041854A 1992-02-28 1992-02-28 血液成分保存用バッグ Pending JPH05237164A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4041854A JPH05237164A (ja) 1992-02-28 1992-02-28 血液成分保存用バッグ

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JP4041854A JPH05237164A (ja) 1992-02-28 1992-02-28 血液成分保存用バッグ

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JPH05237164A true JPH05237164A (ja) 1993-09-17

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ID=12619841

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JP4041854A Pending JPH05237164A (ja) 1992-02-28 1992-02-28 血液成分保存用バッグ

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JP (1) JPH05237164A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018510019A (ja) * 2015-03-31 2018-04-12 ガンブロ ルンディア アー・ベー クエン酸塩およびグルコースを含有する酸性透析液濃縮物のためのパッケージ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018510019A (ja) * 2015-03-31 2018-04-12 ガンブロ ルンディア アー・ベー クエン酸塩およびグルコースを含有する酸性透析液濃縮物のためのパッケージ

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