JPH05238376A - 車両の制動性能診断装置 - Google Patents
車両の制動性能診断装置Info
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- JPH05238376A JPH05238376A JP4075620A JP7562092A JPH05238376A JP H05238376 A JPH05238376 A JP H05238376A JP 4075620 A JP4075620 A JP 4075620A JP 7562092 A JP7562092 A JP 7562092A JP H05238376 A JPH05238376 A JP H05238376A
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Landscapes
- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、車両の制動性能診断装置に係り、
特にローラ上に載せた車両の車輪と当該ローラとの摩擦
力(すべり)を任意に調整して、滑り易い路面状態を自
在に再現するようにした装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 本発明は、前後左右各一対ずつのローラ2,
4に被診断車両Vの車輪a〜dを載せ、車両Vの車輪a
〜dと共にローラ2,4を回転させつつ、車両Vの制動
操作を行って制動性能を診断するようにした車両の制動
性能診断装置であって、被診断車両Vを押し上げあるい
は持ち上げるメインリフト12を床面Fのピット1内あ
るいは床面F上に設けると共に、メインリフト12の上
部フレーム16の4隅部分に被診断車両Vの前後の各車
輪a〜d部分を独立に押し上げるサブリフト18を組み
込み、この複数のサブリフト18によって、被診断車両
Vの各車輪a〜dとローラ2,4との摩擦力(すべり)
を任意に調整できるようにしたもので、これにより、滑
り易い路面状態を自在に再現することができる。
特にローラ上に載せた車両の車輪と当該ローラとの摩擦
力(すべり)を任意に調整して、滑り易い路面状態を自
在に再現するようにした装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 本発明は、前後左右各一対ずつのローラ2,
4に被診断車両Vの車輪a〜dを載せ、車両Vの車輪a
〜dと共にローラ2,4を回転させつつ、車両Vの制動
操作を行って制動性能を診断するようにした車両の制動
性能診断装置であって、被診断車両Vを押し上げあるい
は持ち上げるメインリフト12を床面Fのピット1内あ
るいは床面F上に設けると共に、メインリフト12の上
部フレーム16の4隅部分に被診断車両Vの前後の各車
輪a〜d部分を独立に押し上げるサブリフト18を組み
込み、この複数のサブリフト18によって、被診断車両
Vの各車輪a〜dとローラ2,4との摩擦力(すべり)
を任意に調整できるようにしたもので、これにより、滑
り易い路面状態を自在に再現することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の制動性能診断装
置に係り、特にローラ上に載せた車両の車輪と当該ロー
ラとの摩擦力(すべり)を任意に調整して、滑り易い路
面状態を自在に再現するようにした装置に関するもので
ある。
置に係り、特にローラ上に載せた車両の車輪と当該ロー
ラとの摩擦力(すべり)を任意に調整して、滑り易い路
面状態を自在に再現するようにした装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】最近の高級乗用車などにあっては、安全
性や操作性の向上のため、滑り易い路面などにおいて急
ブレーキなどをかけた場合、ブレーキがロックされない
ようにしたABS(アッチロック−ブレーキ−システ
ム)や、急発進時などにおいてホイールスピンなどが起
きないようにしたトラクションコントロールシステムな
どの機能が装備されている。このため、これらのシステ
ムが正常に機能しているか否かを生産段階や整備段階な
どでチェックする必要がある。
性や操作性の向上のため、滑り易い路面などにおいて急
ブレーキなどをかけた場合、ブレーキがロックされない
ようにしたABS(アッチロック−ブレーキ−システ
ム)や、急発進時などにおいてホイールスピンなどが起
きないようにしたトラクションコントロールシステムな
どの機能が装備されている。このため、これらのシステ
ムが正常に機能しているか否かを生産段階や整備段階な
どでチェックする必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような機能をチェ
ックする装置として、従来から幾つかの装置や方法が提
案されているが、未だ不完全なものが多かった。例え
ば、試験車両(被診断車両)の前後の車輪を、モータで
駆動される前後左右各一対の回転輪(ローラ)に載せた
状態でブレーキ操作を行ってABS機能をチェックする
方法や、被診断車両の前後の車輪が載せられ、かつ当該
車輪の回転力により回転されるローラに摩擦力の異なる
2領域を設けて、擬似的に滑り易い路面を実現する装置
などが提案されているが、前者の方法では車輪と回転輪
との間において実際の路面に見られる複雑な摩擦が考慮
されていないことなどの欠点があり、また、後者に装置
では実際の操作において擬似的に滑り易い路面を実現す
ることが困難であるなどの問題があった。
ックする装置として、従来から幾つかの装置や方法が提
案されているが、未だ不完全なものが多かった。例え
ば、試験車両(被診断車両)の前後の車輪を、モータで
駆動される前後左右各一対の回転輪(ローラ)に載せた
状態でブレーキ操作を行ってABS機能をチェックする
方法や、被診断車両の前後の車輪が載せられ、かつ当該
車輪の回転力により回転されるローラに摩擦力の異なる
2領域を設けて、擬似的に滑り易い路面を実現する装置
などが提案されているが、前者の方法では車輪と回転輪
との間において実際の路面に見られる複雑な摩擦が考慮
されていないことなどの欠点があり、また、後者に装置
では実際の操作において擬似的に滑り易い路面を実現す
ることが困難であるなどの問題があった。
【0004】つまり、従来の方法や装置では、試験車両
(被診断車両)の各車輪に対して、自在に滑り易い路面
状態を再現することが困難であった。
(被診断車両)の各車輪に対して、自在に滑り易い路面
状態を再現することが困難であった。
【0005】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、ローラ上に載せた車両の車輪と当該ロ
ーラとの摩擦力(すべり)を任意に調整して、自在な滑
り易い路面状態を再現するようにした車両の制動性能診
断装置を提供することを目的とする。
なされたもので、ローラ上に載せた車両の車輪と当該ロ
ーラとの摩擦力(すべり)を任意に調整して、自在な滑
り易い路面状態を再現するようにした車両の制動性能診
断装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かゝる本発明の特徴とす
る点は、前後左右各一対ずつのローラに被診断車両の車
輪を載せ、当該車両の車輪と共に前記ローラを回転させ
つつ、当該車両の制動操作を行って制動性能を診断する
ようにした車両の制動性能診断装置であって、前記被診
断車両を押し上げあるいは持ち上げるメインリフトを床
面のピット内あるいは床面上に設けると共に、該メイン
リフトの上部フレームの4隅部分に前記被診断車両の前
後の各車輪部分を独立に押し上げるサブリフトを組み込
み、該複数のサブリフトによって前記被診断車両の各車
輪と前記ローラとの摩擦力(すべり)を任意に調整でき
るようにし、かつ、必要によりサブリフト部分に当該サ
ブリフトの押上荷重を検知する荷重検出器を設置し、該
荷重検出器による検出荷重データによって前記被診断車
両の各車輪と前記ローラとの摩擦力を推定するようにし
た車両の制動性能診断装置にある。
る点は、前後左右各一対ずつのローラに被診断車両の車
輪を載せ、当該車両の車輪と共に前記ローラを回転させ
つつ、当該車両の制動操作を行って制動性能を診断する
ようにした車両の制動性能診断装置であって、前記被診
断車両を押し上げあるいは持ち上げるメインリフトを床
面のピット内あるいは床面上に設けると共に、該メイン
リフトの上部フレームの4隅部分に前記被診断車両の前
後の各車輪部分を独立に押し上げるサブリフトを組み込
み、該複数のサブリフトによって前記被診断車両の各車
輪と前記ローラとの摩擦力(すべり)を任意に調整でき
るようにし、かつ、必要によりサブリフト部分に当該サ
ブリフトの押上荷重を検知する荷重検出器を設置し、該
荷重検出器による検出荷重データによって前記被診断車
両の各車輪と前記ローラとの摩擦力を推定するようにし
た車両の制動性能診断装置にある。
【0007】
【作用】したがって、本発明では、被診断車両の各車輪
とローラとの摩擦力を任意に調整できるため、擬似的な
滑り易い路面状態を自在に再現することが可能となる。
また、サブリフト部分の押上荷重を荷重検出器により検
出することによって任意の滑り路面状態を推定して実現
することができる。
とローラとの摩擦力を任意に調整できるため、擬似的な
滑り易い路面状態を自在に再現することが可能となる。
また、サブリフト部分の押上荷重を荷重検出器により検
出することによって任意の滑り路面状態を推定して実現
することができる。
【0008】
【実施例】図1〜図5は、本発明に係る車両の制動性能
診断装置の一実施例を示したものである。図において、
1は床面Fに形成されたピットで、このピット1内には
後述するローラ、メインリフトおよびサブリフトが設け
られている。すなわち、2は前方に位置する左右一対の
前方ローラで、これらの前方ローラ2,2の左右は自在
継手3を介して連結されている。4は後方に位置する左
右一対の後方ローラで、これらの後方ローラ4,4の左
右は自在継手5を介して連結されている。6は後方ロー
ラ4のさらに後方に設けられ、被診断車両Vの後輪によ
り後方ローラ4と同方向へ回転する第3のローラで、こ
れらの第3のローラ6,6の左右も自在継手7を介して
連結されている。
診断装置の一実施例を示したものである。図において、
1は床面Fに形成されたピットで、このピット1内には
後述するローラ、メインリフトおよびサブリフトが設け
られている。すなわち、2は前方に位置する左右一対の
前方ローラで、これらの前方ローラ2,2の左右は自在
継手3を介して連結されている。4は後方に位置する左
右一対の後方ローラで、これらの後方ローラ4,4の左
右は自在継手5を介して連結されている。6は後方ロー
ラ4のさらに後方に設けられ、被診断車両Vの後輪によ
り後方ローラ4と同方向へ回転する第3のローラで、こ
れらの第3のローラ6,6の左右も自在継手7を介して
連結されている。
【0009】そして、これらの各ローラ2,4,6は、
図1に示したようにピット1内に設けられたフレーム8
に所要間隔を有して回転自在に軸架されており、さら
に、前方ローラ2と後方ローラ4は、プーリ9とベルト
10などからなる動力伝達手段11により、互いに同期
的に連動するように設けられている。
図1に示したようにピット1内に設けられたフレーム8
に所要間隔を有して回転自在に軸架されており、さら
に、前方ローラ2と後方ローラ4は、プーリ9とベルト
10などからなる動力伝達手段11により、互いに同期
的に連動するように設けられている。
【0010】次に、12は前方ローラ2と後方ローラ4
との中間に位置するようにピット1内に設けられたメイ
ンリフトである。このメインリフト12は、図4〜図5
に示したように、ピット1内底面に設置された下部フレ
ーム13と、該下部フレーム13上に設置された立設フ
レーム14の左右の2箇所に装着されたシリンダ15a
とシリンダロッド15bからなる昇降部15と、該昇降
部15のシリンダロッド15b上端に設置された矩形状
の上部フレーム16と、該上部フレーム16の底面4隅
付近と上記下部フレーム13の対応する部位間に立設さ
れたシリンダ17aとガイドロッド17bからなるガイ
ド部17とを備えてなる。したがって、このメインリフ
ト12では、昇降部15を駆動させれば、シリンダロッ
ド15bの上下動により上部フレーム16がガイド部1
7に案内されて上下動し、被診断車両V全体を昇降させ
ることができる。
との中間に位置するようにピット1内に設けられたメイ
ンリフトである。このメインリフト12は、図4〜図5
に示したように、ピット1内底面に設置された下部フレ
ーム13と、該下部フレーム13上に設置された立設フ
レーム14の左右の2箇所に装着されたシリンダ15a
とシリンダロッド15bからなる昇降部15と、該昇降
部15のシリンダロッド15b上端に設置された矩形状
の上部フレーム16と、該上部フレーム16の底面4隅
付近と上記下部フレーム13の対応する部位間に立設さ
れたシリンダ17aとガイドロッド17bからなるガイ
ド部17とを備えてなる。したがって、このメインリフ
ト12では、昇降部15を駆動させれば、シリンダロッ
ド15bの上下動により上部フレーム16がガイド部1
7に案内されて上下動し、被診断車両V全体を昇降させ
ることができる。
【0011】18はメインリフト12の上部フレーム1
6の4隅部分に組み込まれたサブリフトである。このサ
ブリフト18は、図4〜図5に示したように、上部フレ
ーム16に固着されたシリンダ19aとシリンダロッド
19bからなる昇降部19と、該昇降部19のシリンダ
ロッド19b上端に設置されたロードセルなどの荷重検
出器20と、該荷重検出器20上に交換自在に装着され
る矩形プレートなどからなる車体受用のアタッチメント
21とを備えてなる。したがって、サブリフト18で
は、昇降部19を駆動させれば、シリンダロッド19b
の上下動により荷重検出器20を介してアタッチメント
21が上下動し、被診断車両Vの車体の隅部分を昇降さ
せることができる。そしてさらに、各4隅のサブリフト
18はそれぞれ独立しているため、任意の隅部分を昇降
させることができる。
6の4隅部分に組み込まれたサブリフトである。このサ
ブリフト18は、図4〜図5に示したように、上部フレ
ーム16に固着されたシリンダ19aとシリンダロッド
19bからなる昇降部19と、該昇降部19のシリンダ
ロッド19b上端に設置されたロードセルなどの荷重検
出器20と、該荷重検出器20上に交換自在に装着され
る矩形プレートなどからなる車体受用のアタッチメント
21とを備えてなる。したがって、サブリフト18で
は、昇降部19を駆動させれば、シリンダロッド19b
の上下動により荷重検出器20を介してアタッチメント
21が上下動し、被診断車両Vの車体の隅部分を昇降さ
せることができる。そしてさらに、各4隅のサブリフト
18はそれぞれ独立しているため、任意の隅部分を昇降
させることができる。
【0012】22はローラ2,4に載った被診断車両V
を固定するために当該被診断車両Vの前方および後方の
左右にそれぞれ配置された複数個、本実施例では4個の
車両クランプである。これらの車両クランプ22は、図
2に示したように、それぞれ床面Fに立設された固定支
柱23と、この支柱23に一端が取り付けられ、一方他
端が被診断車両Vに適宜取り付けられた連結ベルト、チ
ェーンあるいはロープ24などからなっている。
を固定するために当該被診断車両Vの前方および後方の
左右にそれぞれ配置された複数個、本実施例では4個の
車両クランプである。これらの車両クランプ22は、図
2に示したように、それぞれ床面Fに立設された固定支
柱23と、この支柱23に一端が取り付けられ、一方他
端が被診断車両Vに適宜取り付けられた連結ベルト、チ
ェーンあるいはロープ24などからなっている。
【0013】次に、25は、図3に示したように、被診
断車両Vの適当な箇所あるいは周囲に取り付けられて、
被診断車両Vの各車輪a,b,c,dの車軸にそれぞれ
取り付けられたセンサーロータa1 ,b1 ,c1 ,d1
の回転数を検出する複数個の回転数検出器であり、ま
た、26はこの回転数検出器25からの信号をそれぞれ
受け取り、かつ、車両側のABSコントロールユニット
27と車両の制動性能を診断する診断装置本体28とに
それぞれ信号を送る信号分配器である。この信号分配器
26は被診断車両Vの周囲の適当な箇所に設置されてい
る。上記診断装置本体28は、中央演算装置(CPU)
を内蔵してあって、入出力インターフェイス29を介し
て、デスプレ30およびレコーダ31などと接続されて
いる。
断車両Vの適当な箇所あるいは周囲に取り付けられて、
被診断車両Vの各車輪a,b,c,dの車軸にそれぞれ
取り付けられたセンサーロータa1 ,b1 ,c1 ,d1
の回転数を検出する複数個の回転数検出器であり、ま
た、26はこの回転数検出器25からの信号をそれぞれ
受け取り、かつ、車両側のABSコントロールユニット
27と車両の制動性能を診断する診断装置本体28とに
それぞれ信号を送る信号分配器である。この信号分配器
26は被診断車両Vの周囲の適当な箇所に設置されてい
る。上記診断装置本体28は、中央演算装置(CPU)
を内蔵してあって、入出力インターフェイス29を介し
て、デスプレ30およびレコーダ31などと接続されて
いる。
【0014】また、32は上記ABSコントロールユニ
ット27からの制御信号に基づき、各ブレーキシリンダ
33a,33b,33c,33dにかかる油圧を抜くな
どの動作を行うアクチェエータ、34a,34b,34
c,34dはキャリパ、35はマスターシリンダ、36
はブレーキペダルである。そして、上記4個の荷重検出
器20からの検出荷重データは、例えば入出力インター
フェイス29を通じて診断装置本体28に入力させて、
後述する所望の処理が施されるように設定してある。
ット27からの制御信号に基づき、各ブレーキシリンダ
33a,33b,33c,33dにかかる油圧を抜くな
どの動作を行うアクチェエータ、34a,34b,34
c,34dはキャリパ、35はマスターシリンダ、36
はブレーキペダルである。そして、上記4個の荷重検出
器20からの検出荷重データは、例えば入出力インター
フェイス29を通じて診断装置本体28に入力させて、
後述する所望の処理が施されるように設定してある。
【0015】このように構成された本発明に係る車両の
制動性能診断装置にあっては、次のような操作手順によ
り使用する。先ず、被診断車両Vを各ローラ2,4,6
の上に載せ、かつ、車両クランプ22により当該車両V
を固定する。
制動性能診断装置にあっては、次のような操作手順によ
り使用する。先ず、被診断車両Vを各ローラ2,4,6
の上に載せ、かつ、車両クランプ22により当該車両V
を固定する。
【0016】次に、この状態において、各4隅のサブリ
フト18を駆動させてその上限ストローク(約150m
m程度)まで上昇させる。この後、引き続き、メインリ
フト12を駆動させて、被診断車両Vの各車輪a〜dが
各ローラ2,4,6から離れたら停止させる。この車輪
a〜dの離間によって、被診断車両Vの全重量は上記4
個のサブリフト18に荷重されることになる。この荷重
は、各サブリフト18に組み込まれたロードセルなどの
荷重検出器20により検出することができる。この検出
荷重データは、対応する各車輪a〜dに近接した車体部
分の荷重データであって、実際の各車輪a〜d部分にお
ける実荷重ではないものの、この実荷重が十分反映した
ものとなる。
フト18を駆動させてその上限ストローク(約150m
m程度)まで上昇させる。この後、引き続き、メインリ
フト12を駆動させて、被診断車両Vの各車輪a〜dが
各ローラ2,4,6から離れたら停止させる。この車輪
a〜dの離間によって、被診断車両Vの全重量は上記4
個のサブリフト18に荷重されることになる。この荷重
は、各サブリフト18に組み込まれたロードセルなどの
荷重検出器20により検出することができる。この検出
荷重データは、対応する各車輪a〜dに近接した車体部
分の荷重データであって、実際の各車輪a〜d部分にお
ける実荷重ではないものの、この実荷重が十分反映した
ものとなる。
【0017】なお、各車輪a〜d部分における実荷重
は、荷重検出器20により検出された荷重データを基に
して、算出することもできる。例えば、それぞれの対応
する荷重検出器20により検出された検出荷重データと
して、前方左側の車輪aの荷重値をW1 、前方右側の車
輪bの荷重値をW2 、後方左側の車輪cの荷重値を
W3 、後方右側の車輪dの荷重値をW4 として、図2に
示された既知の重量や寸法から、計算式を求め、演算す
れば、被診断車両Vの車輪部分における実荷重(輪重)
を求めることができる。ただし、図2において、Wは被
診断車両Vの全重量、Lは前後の車輪間隔、L1 は前方
の車輪中心と車両重心間の距離、L2 は後方の車輪中心
と車両重心間の距離、lはサブリフト間の前後方向の距
離、l1 は前方のサブリフト中心と車両重心間の距離、
l2 は後方のサブリフト中心と車両重心間の距離、Sは
前方の車輪中心と前方のサブリフト中心間の距離であ
る。この演算は、上記検出荷重データを上述したように
図3の入出力インターフェイス29を通じて診断装置本
体28に入力させ、この診断装置本体28の内蔵CPU
により実施して行えばよい。
は、荷重検出器20により検出された荷重データを基に
して、算出することもできる。例えば、それぞれの対応
する荷重検出器20により検出された検出荷重データと
して、前方左側の車輪aの荷重値をW1 、前方右側の車
輪bの荷重値をW2 、後方左側の車輪cの荷重値を
W3 、後方右側の車輪dの荷重値をW4 として、図2に
示された既知の重量や寸法から、計算式を求め、演算す
れば、被診断車両Vの車輪部分における実荷重(輪重)
を求めることができる。ただし、図2において、Wは被
診断車両Vの全重量、Lは前後の車輪間隔、L1 は前方
の車輪中心と車両重心間の距離、L2 は後方の車輪中心
と車両重心間の距離、lはサブリフト間の前後方向の距
離、l1 は前方のサブリフト中心と車両重心間の距離、
l2 は後方のサブリフト中心と車両重心間の距離、Sは
前方の車輪中心と前方のサブリフト中心間の距離であ
る。この演算は、上記検出荷重データを上述したように
図3の入出力インターフェイス29を通じて診断装置本
体28に入力させ、この診断装置本体28の内蔵CPU
により実施して行えばよい。
【0018】この後、各サブリフト18を駆動させて対
応するアタッチメント21を下げ、各車輪a〜dがロー
ラ2,4,6に接触するようにする。このとき、各車輪
a〜d部分におけるローラ2,4,6との接触荷重は、
独立した各サブリフト18の上下動により任意に調整す
ることができる。つまり、各車輪a〜dとローラ2,4
との摩擦力(すべり)は自由に設定できるため、実際の
路面における滑り易い路面状態を自在に再現することが
できる。また、予め幾つかの肉厚や大きさなどの異なる
アタッチメント21を用意しておいて適宜交換すること
により、いろいろな車種に対応したり、より微妙な調整
に対応することができるようになる。この接触荷重も、
また上記荷重検出器20により検出することができ、こ
の接触荷重の大小から、車輪とローラとの摩擦力(すべ
り)を容易に推定することができる。
応するアタッチメント21を下げ、各車輪a〜dがロー
ラ2,4,6に接触するようにする。このとき、各車輪
a〜d部分におけるローラ2,4,6との接触荷重は、
独立した各サブリフト18の上下動により任意に調整す
ることができる。つまり、各車輪a〜dとローラ2,4
との摩擦力(すべり)は自由に設定できるため、実際の
路面における滑り易い路面状態を自在に再現することが
できる。また、予め幾つかの肉厚や大きさなどの異なる
アタッチメント21を用意しておいて適宜交換すること
により、いろいろな車種に対応したり、より微妙な調整
に対応することができるようになる。この接触荷重も、
また上記荷重検出器20により検出することができ、こ
の接触荷重の大小から、車輪とローラとの摩擦力(すべ
り)を容易に推定することができる。
【0019】このようにして、各車輪a〜dにおける摩
擦力の調整が終わったら、被診断車両Vのエンジンを起
動させて、ある程度の高速域になるまで各車輪a〜dを
回転させる。この車輪の回転力によって各ローラ2,
4,6は同期的に回転する。そして、被診断車両Vの走
行速度が診断速度に達したならば、被診断車両Vに制動
(ブレーキ)をかけるなどの制動性能試験などを行えば
よい。
擦力の調整が終わったら、被診断車両Vのエンジンを起
動させて、ある程度の高速域になるまで各車輪a〜dを
回転させる。この車輪の回転力によって各ローラ2,
4,6は同期的に回転する。そして、被診断車両Vの走
行速度が診断速度に達したならば、被診断車両Vに制動
(ブレーキ)をかけるなどの制動性能試験などを行えば
よい。
【0020】この制動性能試験において、各車輪a〜d
部分でその摩擦力を任意に設定して、すなわちある車輪
を滑り易くしておいて、ブレーキ動作を開始すれば、擬
似的に滑り易い路面状態が再現されるため、ABSの制
動性能がきちんと動作しているか否か、すなわち滑り易
い車輪がロックされるか否かが診断できる。この診断
は、図3に示した回転数検出器25からのそれぞれの信
号を取り出し、信号分配器26を介して、診断装置本体
28に入力させて行えばよい。
部分でその摩擦力を任意に設定して、すなわちある車輪
を滑り易くしておいて、ブレーキ動作を開始すれば、擬
似的に滑り易い路面状態が再現されるため、ABSの制
動性能がきちんと動作しているか否か、すなわち滑り易
い車輪がロックされるか否かが診断できる。この診断
は、図3に示した回転数検出器25からのそれぞれの信
号を取り出し、信号分配器26を介して、診断装置本体
28に入力させて行えばよい。
【0021】なお、上記実施例では、メインリフト12
は、必ずしもピット1内に設ける必要はなく、床面Fに
設置することも可能である。この場合は、被診断車両V
は支持アームなどで持ち上げるようにするとよい。ま
た、上記実施例の場合、荷重検出器20はサブリフト1
8に併設して、被診断車両Vの各車輪a〜dに近接した
車体重量を求めるものであったが、ローラ2,4,6の
軸受け部分に設けて、各車輪a〜d部分の実荷重(輪
重)を直接検出するようにすることも可能である。ま
た、上記実施例では、各車輪a〜dとローラ2,4間に
おいて擬似的に滑り易い路面状態を再現して、ABSの
制動性能を診断する例について説明したが、本発明の車
両の制動性能診断装置の適用範囲は、これに限定されな
い。例えば、同じく滑り易い路面状態を擬似的に再現し
ておき、この状態から急発進する場合などに機能する、
トラクションコントロールシステムの性能診断装置とし
ても対応することができる。さらにまた、上記実施例の
場合、各ローラ2,4,6は被診断車両Vの車輪の回転
力により回転させる装置であったが、本発明の制動性能
診断装置においてはローラをモータで駆動させるように
することも可能である。
は、必ずしもピット1内に設ける必要はなく、床面Fに
設置することも可能である。この場合は、被診断車両V
は支持アームなどで持ち上げるようにするとよい。ま
た、上記実施例の場合、荷重検出器20はサブリフト1
8に併設して、被診断車両Vの各車輪a〜dに近接した
車体重量を求めるものであったが、ローラ2,4,6の
軸受け部分に設けて、各車輪a〜d部分の実荷重(輪
重)を直接検出するようにすることも可能である。ま
た、上記実施例では、各車輪a〜dとローラ2,4間に
おいて擬似的に滑り易い路面状態を再現して、ABSの
制動性能を診断する例について説明したが、本発明の車
両の制動性能診断装置の適用範囲は、これに限定されな
い。例えば、同じく滑り易い路面状態を擬似的に再現し
ておき、この状態から急発進する場合などに機能する、
トラクションコントロールシステムの性能診断装置とし
ても対応することができる。さらにまた、上記実施例の
場合、各ローラ2,4,6は被診断車両Vの車輪の回転
力により回転させる装置であったが、本発明の制動性能
診断装置においてはローラをモータで駆動させるように
することも可能である。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
係る車両の制動性能診断装置によれば、次のような優れ
た効果が得られる。 (1)メインリフトとこの上部フレームの4隅部分に組
み込んだサブリフトによって、被診断車両の各車輪とロ
ーラとの摩擦力を任意に調整できるため、擬似的な滑り
易い路面状態を自在に再現することができる。したがっ
て、いろいろな制動性能診断試験、例えばABSの制動
性能試験やトラクションコントロールシステムの性能試
験を行うことができる。 (2)サブリフト部分に荷重検出器を設置した場合、こ
の検出器による検出荷重データから被診断車両の各車輪
とローラとの摩擦力を容易に推定することができ、迅速
かつ適切な滑り易い路面状態を提供することができる。 (3)ローラを被診断車両の車輪回転力により回転させ
る場合には、モータなどの駆動源が不要となるため、装
置の低コスト化を図ることができる。 (4)このローラと被診断車両の車輪との摩擦力は上述
のようにサブリフトの上下動によって調整されるため、
ローラ自体の外周面には特別の加工を施す必要はない。 (5)このような摩擦力の調整方法により、被診断車両
は一度各ローラ上にのせれば、その後特に移動させる必
要もなく、極めて良好な作業性が得られる。
係る車両の制動性能診断装置によれば、次のような優れ
た効果が得られる。 (1)メインリフトとこの上部フレームの4隅部分に組
み込んだサブリフトによって、被診断車両の各車輪とロ
ーラとの摩擦力を任意に調整できるため、擬似的な滑り
易い路面状態を自在に再現することができる。したがっ
て、いろいろな制動性能診断試験、例えばABSの制動
性能試験やトラクションコントロールシステムの性能試
験を行うことができる。 (2)サブリフト部分に荷重検出器を設置した場合、こ
の検出器による検出荷重データから被診断車両の各車輪
とローラとの摩擦力を容易に推定することができ、迅速
かつ適切な滑り易い路面状態を提供することができる。 (3)ローラを被診断車両の車輪回転力により回転させ
る場合には、モータなどの駆動源が不要となるため、装
置の低コスト化を図ることができる。 (4)このローラと被診断車両の車輪との摩擦力は上述
のようにサブリフトの上下動によって調整されるため、
ローラ自体の外周面には特別の加工を施す必要はない。 (5)このような摩擦力の調整方法により、被診断車両
は一度各ローラ上にのせれば、その後特に移動させる必
要もなく、極めて良好な作業性が得られる。
【図1】本発明に係る車両の制動性能診断装置の一実施
例を示した平面図である。
例を示した平面図である。
【図2】図1の車両の制動性能診断装置を示した部分縦
断側面図である。
断側面図である。
【図3】本発明の車両の制動性能診断装置と被診断車両
のABSの電子装置系の結線状態を示した概略説明図で
ある。
のABSの電子装置系の結線状態を示した概略説明図で
ある。
【図4】本発明に係る車両の制動性能診断装置のメイン
リフトとサブリフトを示した部分縦断拡大側面図であ
る。
リフトとサブリフトを示した部分縦断拡大側面図であ
る。
【図5】本発明に係る車両の制動性能診断装置のメイン
リフトの上部フレームを示した平面図である。
リフトの上部フレームを示した平面図である。
1 ピット、 2 ローラ、 4 ローラ、 6 第3のローラ、 8 フレーム、 12 メインリフト、 15 昇降部、 16 上部フレーム、 18 サブリフト、 19 昇降部、 20 荷重検出器、 22 車両クランプ、 25 回転数検出器、 27 ABSコントロールユニット、 28 診断装置本体、 29 入出力インターフェイス、 V 被診断車両、 a〜d 車輪、
Claims (2)
- 【請求項1】 前後左右各一対ずつのローラに被診断車
両の車輪を載せ、当該車両の車輪と共に前記ローラを回
転させつつ、当該車両の制動操作を行って制動性能を診
断するようにした車両の制動性能診断装置であって、前
記被診断車両を押し上げあるいは持ち上げるメインリフ
トを床面のピット内あるいは床面上に設けると共に、該
メインリフトの上部フレームの4隅部分に前記被診断車
両の前後の各車輪部分を独立に押し上げるサブリフトを
組み込み、該複数のサブリフトによって前記被診断車両
の各車輪と前記ローラとの摩擦力(すべり)を任意に調
整できるようにしたことを特徴とする車両の制動性能診
断装置。 - 【請求項2】 前記サブリフト部分に当該サブリフトの
押上荷重を検知する荷重検出器を設置し、該荷重検出器
による検出荷重データによって前記被診断車両の各車輪
と前記ローラとの摩擦力を推定するようにしたことを特
徴とする請求項1記載の車両の制動性能診断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4075620A JPH05238376A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 車両の制動性能診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4075620A JPH05238376A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 車両の制動性能診断装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05238376A true JPH05238376A (ja) | 1993-09-17 |
Family
ID=13581439
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4075620A Pending JPH05238376A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 車両の制動性能診断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05238376A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5392640A (en) * | 1992-05-01 | 1995-02-28 | Anzen Motor Co., Ltd. | Vehicle performance inspection apparatus and vehicle performance inspection method |
| JP2009264967A (ja) * | 2008-04-25 | 2009-11-12 | Tcm Corp | 産業車両の出荷検査装置および出荷検査方法 |
| JP2012242152A (ja) * | 2011-05-17 | 2012-12-10 | Honda Motor Co Ltd | 制動力測定方法 |
| CN108225790A (zh) * | 2018-01-03 | 2018-06-29 | 鄂尔多斯市普渡科技有限公司 | 一种无人驾驶车制动性能检测平台以及检测方法 |
-
1992
- 1992-02-27 JP JP4075620A patent/JPH05238376A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5392640A (en) * | 1992-05-01 | 1995-02-28 | Anzen Motor Co., Ltd. | Vehicle performance inspection apparatus and vehicle performance inspection method |
| JP2009264967A (ja) * | 2008-04-25 | 2009-11-12 | Tcm Corp | 産業車両の出荷検査装置および出荷検査方法 |
| JP2012242152A (ja) * | 2011-05-17 | 2012-12-10 | Honda Motor Co Ltd | 制動力測定方法 |
| CN108225790A (zh) * | 2018-01-03 | 2018-06-29 | 鄂尔多斯市普渡科技有限公司 | 一种无人驾驶车制动性能检测平台以及检测方法 |
| CN108225790B (zh) * | 2018-01-03 | 2020-07-17 | 鄂尔多斯市普渡科技有限公司 | 一种无人驾驶车制动性能检测平台以及检测方法 |
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