JPH05240447A - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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Publication number
JPH05240447A
JPH05240447A JP3988292A JP3988292A JPH05240447A JP H05240447 A JPH05240447 A JP H05240447A JP 3988292 A JP3988292 A JP 3988292A JP 3988292 A JP3988292 A JP 3988292A JP H05240447 A JPH05240447 A JP H05240447A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
combustion
smoke
microwave oven
detecting
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3988292A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Ando
有司 安藤
Toshiyuki Ebisaki
利幸 戎崎
Yasuhiko Uei
康彦 上井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP3988292A priority Critical patent/JPH05240447A/ja
Publication of JPH05240447A publication Critical patent/JPH05240447A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 異常燃焼状態をはやくかつ正確に検知して加
熱を制御できるようにする。 【構成】 発光素子14と受光素子15を有する煙センサ13
で煙を検知することによって燃焼状態を検知し、煙セン
サ13で検知した煙量が所定の燃焼検知レベル以上になっ
たときにリレー18を制御してマグネトロン17による加熱
を停止する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子レンジ、とくに
使用者の誤使用による燃焼に対する安全制御機能を有す
る電子レンジに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電子レンジとして、従来、加熱
室の天板上にサーモカットまたは温度ヒューズなどから
なる温度センサが設けられ、このセンサの部分の温度が
所定値以上になれば加熱を停止するようになったものが
知られている(たとえば特開平1−115085号公報
参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の電
子レンジでは、加熱室から天板を介して伝達される熱を
温度センサで検知しているので、被加熱物の発火、燃焼
を検知するのに時間がかかり、燃焼を検知したときには
加熱室内がかなり高温になっていて、加熱室や加熱室内
のトレーなどの部品が熱により損傷するおそれがあっ
た。
【0004】一方、電子レンジの利用拡大とともに使用
者の電子レンジ利用方法も多岐にわたっており、従来の
ような温度センサだけでは、正常使用による通常の加熱
状態と誤使用による異常燃焼状態の判別が困難になって
いる。このため、通常の加熱状態であるのに加熱が停止
したり、逆に、異常燃焼状態であるのに加熱が停止しな
かったりすることがある。後の場合、異常燃焼状態を検
知したときには加熱室内より発火していて、製品に対す
るダメージが大きくなったり、使用者の対応によっては
火災に至ることもあった。従来のように温度センサによ
って燃焼を検知する場合、とくに問題となるのは、ヒー
タ加熱機能を有する電子レンジの場合である。この場
合、通常のヒータ加熱時の加熱室内温度が最大450℃
付近まで上がるため、異常燃焼の検知が非常に困難であ
る。すなわち、燃焼検知温度を加熱室内温度450℃に
相当する温度より低い温度に設定すると通常のヒータ加
熱状態においても加熱が停止することがあるため、加熱
室内温度450℃に相当する温度より高い温度に設定す
る必要があるが、このような設定では、高周波加熱時の
異常燃焼検知が遅くなってしまう。また、高周波加熱だ
けの電子レンジにおいても、燃焼検知温度があまり低す
ぎると通常加熱状態において加熱が停止することがある
ため、余裕をみて燃焼検知温度を少し高めに設定するこ
とになるが、これでは、上記同様、被加熱物が発火して
からの急激な温度上昇によってしか燃焼を検知を検知す
ることができない。
【0005】この発明の目的は、上記の問題を加熱し、
異常燃焼状態をはやくかつ正確に検知して加熱を制御で
きる安全な電子レンジを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明による電子レ
ンジは、煙センサで煙を検知することによって燃焼状態
を検知する燃焼検知手段、およびこの燃焼検知手段の出
力が所定の燃焼検知レベル以上になったときに加熱を停
止する加熱制御手段を備えているものである。
【0007】燃焼検知手段の煙センサが、排気ダクトに
設けられた発光素子と受光素子を備えていることがあ
る。
【0008】燃焼検知手段の煙センサが、加熱室内に設
けられた複数組の発光素子と受光素子を備えていること
がある。
【0009】燃焼検知手段の煙センサが、加熱室内を照
明するランプの光を受光する受光素子を備えていること
がある。
【0010】第2の発明による電子レンジは、加熱室内
の食品の仕上がり状況を認識する仕上がり状況認識手
段、燃焼状態を検知する燃焼検知手段、ならびに仕上が
り状況認識手段および燃焼検知手段の出力に基づいて加
熱を制御する加熱制御手段を備えているものである。
【0011】仕上がり状況認識手段が、加熱室内の湿度
を検知する湿度センサ、加熱室内の温度を検知する温度
センサおよび加熱開始前に設定された全加熱時間中の経
過時間を計時する計時手段の少なくとも1つよりなるこ
とがある。
【0012】仕上がり状況認識手段が、ヒータの温度制
御用のサーミスタよりなる温度センサを含んでいること
がある。
【0013】燃焼検知手段が、排気ダクト内の煙を検知
する煙センサおよび排気ダクト内の温度を検知する温度
センサの少なくとも1つよりなることがある。
【0014】燃焼検知手段が、排気ダクトに設けられた
発光素子と受光素子よりなる煙センサを含んでいること
がある。
【0015】燃焼検知手段の出力が所定の燃焼検知レベ
ル以上になったときに加熱制御手段が加熱を停止するよ
うになされていることがある。
【0016】仕上がり状況認識手段の出力に応じて燃焼
検知レベルが変えられるようになされていることがあ
る。
【0017】仕上がり状況認識手段が加熱開始前に設定
された全加熱時間中の経過時間を計時する計時手段を含
んでおり、加熱開始から所定時間が経過するまでは燃焼
検知レベルを低くするようになされていることがある。
【0018】仕上がり状況認識手段が食品の通常の加熱
中と認識している間は、燃焼検知レベルを高くするよう
になされていることがある。
【0019】
【作用】第1の発明によれば、燃焼検知手段が煙センサ
で煙を検知することによって燃焼状態を検知するので、
発煙の段階で被加熱物の燃焼状態をいちはやく検知し
て、加熱を停止することができる。
【0020】燃焼検知手段の煙センサが排気ダクトに設
けられた発光素子と受光素子を備えている場合、加熱室
から排気ダクトに流れる煙が発光素子と受光素子の間を
遮ることによってこれが検知される。
【0021】燃焼検知手段の煙センサが、加熱室内に設
けられた複数組の発光素子と受光素子を備えている場
合、煙が発光素子と受光素子の間を遮ることによってこ
れが検知されるとともに、加熱室内の食品の状況も認識
できる。
【0022】燃焼検知手段の煙センサが、加熱室内を照
明するランプの光を受光する受光素子を備えている場
合、煙がランプからの光を遮ることによってこれが検知
される。
【0023】第2の発明の電子レンジによれば、仕上が
り状況認識手段と燃焼検知手段の出力に基づいて加熱が
制御されるので、食品の仕上がり状況に応じて、燃焼状
態をいちはやくかつ正確に検知して、加熱を停止するこ
とができる。
【0024】加熱の進行とともに、食品に含まれる水分
が蒸発するため、湿度センサでこの湿度を検出すること
によって食品の仕上がり状況を認識することができる。
【0025】ヒータによる加熱を行なう場合、ヒータ近
傍においてサーミスタで加熱室内の温度を間接的に検知
することによって温度制御が行なわれ、このサーミスタ
または他の温度センサの出力によって食品の仕上がり状
況を認識することができる。
【0026】使用者によって全加熱時間が設定される場
合または食品の重量情報などによって加熱開始初期の段
階で全加熱時間が自動的に設定される場合など、加熱の
経過時間を計時することによって食品の仕上がり状況を
認識することができる。
【0027】煙センサで排気ダクト内の煙を検知するこ
とにより、または温度センサで排気ダクト内の温度を検
知することにより、燃焼状態を検知することができる。
【0028】燃焼検知手段が、排気ダクトに設けられた
発光素子と受光素子よりなる煙センサを含んでいる場
合、煙が発光素子と受光素子の間を遮ることによってこ
れが検知される。
【0029】燃焼検知手段の出力が所定の燃焼検知レベ
ル以上になったときに加熱制御手段が加熱を停止するよ
うになされていることにより、燃焼検知手段の出力に基
づいて加熱を制御することができる。
【0030】仕上がり状況認識手段の出力に応じて燃焼
検知レベルが変えられるようになされていることによ
り、食品の仕上がり状況に応じて燃焼状態をいちはやく
かつ正確に検知することができる。
【0031】加熱の初期においては本来は燃焼が生じる
ことがなく、このような加熱初期に燃焼検知レベルを低
くすることにより、小さな異常燃焼も確実に検知するこ
とができる。
【0032】仕上がり状況認識手段が食品の通常の加熱
中と認識している間は、燃焼検知レベルを高くすること
により、通常の加熱状態を異常燃焼状態と誤認して加熱
を停止することがない。
【0033】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明のいくつか
の実施例について説明する。なお、これらの実施例にお
いて、共通する部分には同一の符号を付している。
【0034】図1および図2は、この発明の1実施例を
示している。図1は電子レンジの全体概略斜視図であ
り、図2はその電気的構成の主要部を示すブロック図で
ある。
【0035】図1において、電子レンジの外殻を構成す
る筐体(1) 内に加熱室(オーブン庫)(2) が設けられ、
加熱室(2) 内の下部にターンテーブル(3) が設けられて
いる。加熱室(2) の前面開口部に、扉(4) が設けられて
いる。筐体(1) の頂板(5) と加熱室(2) の天板(6) との
間に、左右の側板(7)(8)によって区画された排気ダクト
(9) が設けられている。天板(6) の前部に加熱室(2) と
ダクト(9) を連通する多数の排気パンチング穴(10)が形
成され、筐体(1) の後板(11)上部にダクト(9)と外部を
連通する排気ルーバ(12)が形成されている。なお、図1
では、筐体(1)の頂板(5) の一部を切欠いて示してい
る。
【0036】排気ダクト(9) の後部に、燃焼検知手段を
構成する煙センサ(13)が設けられている。煙センサ(13)
は、一方の側板(7) に取付けられた発光ダイオードなど
の発光素子(14)と、これと対向するように他方の側板に
取付けられたフォトトランジスタなどの受光素子(15)と
からなる。煙センサ(13)は、発光素子(14)と受光素子(1
5)の間に存在する煙量を受光素子(15)で検出することに
よってダクト(9) 内の煙量を検出し、これによって加熱
室(2) 内の燃焼状態を検知するものである。図3に示す
ように、発光素子(14)と受光素子(15)の間の煙量が多く
なるにつれて受光素子(15)の出力が小さくなり、受光素
子(15)の出力によって煙量を検出することができる。
【0037】図2に示すように、加熱制御手段を構成す
る加熱制御装置(16)に、煙センサ(13)の発光素子(14)お
よび受光素子(15)が接続されるとともに、高周波加熱用
のマグネトロン(17)への通電を制御するためのリレー(1
8)が接続されている。加熱制御装置(16)は、たとえばマ
イクロコンピュータなどによって構成されている。
【0038】マグネトロン(17)による高周波加熱中、制
御装置(16)は発光素子(14)に電圧を印加してこれを発光
させるとともに、受光素子(15)の出力から排気ダクト
(9) 内の煙量を検出し、これに基づいて次のようにリレ
ー(18)を制御することにより、加熱を制御する。受光素
子(15)で検出された煙量(検出煙量)が所定の燃焼検知
レベルより小さい場合は、リレー(18)をオン(励磁)状
態に保持する。これにより、マグネトロン(17)への通電
が継続されて、加熱が継続される。検出煙量が燃焼検知
レベル以上になると、リレー(18)をオフ(消磁)状態に
切替える。これにより、マグネトロン(17)への通電が停
止して、加熱が停止する。通常の加熱状態では、排気ダ
クト(9) 内の煙量は少なく、燃焼検知レベル以上になる
ことがないので、加熱が継続される。加熱室(2) 内の食
品が燃焼するなどして煙が発生すると、排気ダクト(9)
内の煙量が多くなり、これが燃焼検知レベル以上になっ
たときに、上記のように加熱が停止して、発火が防止さ
れる。
【0039】なお、さらに安全性を高める上で必要であ
れば、上記の煙センサ(13)の他に従来のような温度セン
サを加え、この温度センサの出力が所定値以上になった
ときにも加熱を停止するようにしてもよい。このように
すれば、煙センサ(13)に万一異常が生じたような場合で
も、燃焼を検知して加熱を停止することができ、二重の
安全装置となる。
【0040】煙センサは、上記実施例のものに限らず、
適宜変更可能である。
【0041】図4および図5は、上記と異なる実施例を
示している。この実施例の場合、煙センサの構成が上記
実施例と異なっている。
【0042】加熱室(2) の天板(6) の一部に多数の照明
光透過用パンチング穴(20)が形成されており、その上
に、穴(20)を通して加熱室(2) 内を照明するランプ(21)
が設けられている。そして、天板(6) の上にランプ(21)
の光を受光する受光素子(22)が設けられており、これに
よって煙センサ(23)が構成されている。加熱室(2) 内に
煙が発生すると、これがパンチング穴(20)を通ってラン
プ(21)と受光素子(22)の間を流れ、この部分の煙量が受
光素子(22)によって検出される。他は、上記実施例の場
合と同様である。
【0043】図6〜図8は、さらに上記と異なる実施例
を示している。この実施例の場合、煙センサの構成がさ
らに上記実施例と異なっている。
【0044】煙センサ(25)は、加熱室(2) 内に設けられ
た複数組たとえば3組の発光素子(26)と受光素子(27)を
備えている。発光素子(26)は加熱室(2) の一方の側板(2
8)の前後中央部の下部および上部ならびに後部の下部に
取付けられ、受光素子(27)は他方の側板(29)にそれぞれ
対応する発光素子(26)と対向するように取付けられてい
る。また、加熱室(2) の天板(6) の上に従来と同様の温
度センサ(30)が設けられており、この温度センサ(30)な
らびに各組の発光素子(26)および受光素子(27)が加熱制
御装置(31)に接続されている。
【0045】各組の対応する発光素子(26)と受光素子(2
7)によって、これらの間に存在する加熱室(2) 内の煙量
を検出することができる。ターンテーブル(3) 上にのせ
られた食品の一部が対応する発光素子(26)と受光素子(2
7)の間に介在すると、その受光素子(27)の出力が低くな
り、3組の発光素子(26)と受光素子(27)によって食品の
状況たとえば高さや個数などを認識することができる。
そして、少なくとも1組の発光素子(26)と受光素子(27)
の間に食品が介在していない場合は、その受光素子(27)
の出力によって加熱室(2) 内の煙量を検知し、前記同様
に加熱制御を行なうことができる。また、全組の発光素
子(26)と受光素子(27)の間に食品が介在する場合は、全
組の受光素子(27)の出力が低くなって煙を検知すること
ができなくなるので、温度センサ(30)を用いて従来と同
様の加熱制御を行なう。なお、少なくとも1組の発光素
子(26)と受光素子(27)の間に食品が介在していない場合
でも、安全性を高めるために、受光素子(27)の出力によ
る加熱制御と温度センサ(30)による加熱制御を同時に行
なうようにしてもよい。
【0046】図9および図10は、さらに上記と異なる
実施例を示している。
【0047】図9に示すように、排気ダクト(9) に、前
述の煙センサ(13)の他に、湿度センサ(33)が設けられて
いる。この湿度センサ(33)は、排気ダクト(9) 内の湿度
を検知することによって加熱室(2) 内の食品の仕上がり
状況を認識するものであり、仕上がり状況認識手段を構
成している。また、この場合は、図10に示すように、
マイクロコンピュータなどを使用した調理制御装置(34)
の中に加熱制御手段(35)や加熱開始前に設定された全加
熱時間中の経過時間を計時する計時手段(36)などが含ま
れており、煙センサ(13)の発光素子(14)および受光素子
(15)ならびに湿度センサ(33)が加熱制御手段(35)に接続
されている。なお、計時手段(36)も、仕上がり状況認識
手段を構成することができる。また、加熱室(2) 内には
ヒータ加熱用のヒータ(37)が設けられており、このヒー
タ(37)も通電制御用のリレー(38)を介して加熱制御手段
(35)に接続されている。そして、加熱制御手段(35)は、
煙センサ(13)の受光素子(15)と湿度センサ(33)の出力に
基づいてマグネトロン(17)およびヒータ(37)の加熱制御
を行なうようになっている。
【0048】ヒータ加熱機能を有する電子レンジの場
合、通常でも、たとえば魚や肉を焼くことによって煙が
発生することがあり、排気ダクト内の煙量を検知するだ
けでは、通常の加熱による煙と異常燃焼による煙とを判
別することは困難である。また、高周波加熱において
も、たとえば燻製の製造のように、利用技術の拡大とと
もに煙が発生する通常の利用方法が開発されてきてお
り、煙の検知だけで対応することは困難である。
【0049】通常の加熱による煙と異常燃焼による煙と
を判別して、異常燃焼が生じたときにのみ加熱を停止す
るように、この実施例では、湿度センサ(33)により認識
された食品の仕上がり状況によって燃焼検知レベルを変
え、煙センサ(13)の検出煙量がこの燃焼検知レベル以上
になったときに加熱を停止するようになっている。
【0050】次に、上記の加熱制御手段(35)による加熱
制御の1例を説明する。
【0051】この場合、湿度センサ(33)の出力が所定値
以上の間は、検出煙量がどのように大きくなっても加熱
を停止しない。すなわち、燃焼検知レベルを無限大に設
定する。そして、湿度センサ(33)の出力が所定値より小
さくなれば、燃焼検知レベルを適当な値に設定し、検出
煙量がこの燃焼検知レベル以上になったときに加熱を停
止する。通常の加熱中は、食品より蒸気が出ているた
め、湿度センサ(33)の出力が高くなっている。したがっ
て、この間は、上記のように検出煙量がどのように大き
くなっても加熱を停止しないようにすることにより、通
常の加熱による煙を検知して加熱を停止してしまうこと
を防止することができる。加熱が進行して食品中の水分
がなくなると、湿度センサ(33)の出力は低くなる。この
ようになると、異常燃焼が生じる可能性があるので、上
記のように燃焼検知レベルを適当に設定して加熱制御を
行なうことにより、燃焼による煙を検知して加熱を停止
することができる。
【0052】次に、図11のフローチャートを参照し
て、上記の制御動作をさらに詳しく説明する。
【0053】調理スタートキーが押されると、全加熱時
間Tを設定し(ステップ1)、燃焼検知レベルKa を設
定する(ステップ2)。操作キーなどを用いて使用者に
より全加熱時間が設定される場合は、これをそのまま全
加熱時間Tに設定する。また、食品の重量情報から全加
熱時間Tを自動的に設定することもできる。次に、湿度
センサ(33)の出力から湿度を検出して、これを初期値S
o として設定し(ステップ3)、加熱を開始する(ステ
ップ4)。次に、加熱経過時間tを計時し(ステップ
5)、経過時間tが全加熱時間Tより大きくなったかど
うかを調べる(ステップ6)。経過時間tが全加熱時間
T以下であれば、ステップ7に進み、湿度センサ(33)の
出力から湿度を検出して、湿度検出値Sを求める。そし
て、湿度検出値Sが湿度初期値So 以上であるかどうか
を調べ(ステップ8)、そうであれば、ステップ5に戻
る。ステップ8において湿度検出値Sが初期値So より
小さければ、ステップ9に進み、煙センサ(13)の受光素
子(15)の出力から煙量を検出して、煙量検出値Kを求め
る。次に、煙量検出値Kが燃焼検知レベルKa より大き
いかどうかを調べ(ステップ10)、そうでなければ、ス
テップ5に戻る。ステップ10において煙量検出値Kが燃
焼検知レベルKa より大きければ、ステップ11に進ん
で、加熱を停止し、処理を終了する。また、ステップ6
において経過時間tが全加熱時間Tより大きければ、ス
テップ11に進む。
【0054】湿度検出値Sが初期値So 以上である間
は、ステップ5、6、7、8が繰返され、煙センサ(13)
による異常燃焼検知は行なわれない。そして、この間に
経過時間tが全加熱時間Tより大きくなれば、ステップ
6からステップ11に進んで、正常に加熱を停止する。ま
た、ステップ5〜8が繰返されている間に湿度検出値S
が初期値So より小さくなると、ステップ8からステッ
プ9に進み、煙センサ(13)による異常燃焼検知が行なわ
れるようになる。このようになっても、煙検出値Kが燃
焼検知レベルKa より大きくならない限り、ステップ
5、6、7、8、9、10が繰返される。そして、この間
に経過時間tが全加熱時間Tより大きくなっても、ステ
ップ6からステップ11に進んで、正常に加熱を停止す
る。ステップ5〜10が繰返されている間に、煙検出値K
が燃焼検知レベルKa より大きくなると、ステップ10か
らステップ11に進み、異常燃焼状態として加熱を停止す
る。
【0055】次に、図12を参照して、上記の加熱制御
手段(35)による加熱制御の他の1例を説明する。図12
は、加熱経過時間tによる湿度検出値Sと煙量検出値K
の変化を示している。
【0056】この場合、加熱開始から湿度検出値Sが一
定のレベル切替え値S1 以下である間(時点t1 までの
間)は、低い燃焼検知レベルAを用いて燃焼検知を行な
う。これにより、本来は燃焼が生じることのない加熱初
期において、小さな異常燃焼も確実に検知することがで
きる。湿度検出値Sがレベル切替え値S1 より大きくな
ると、燃焼検知レベルAからこれより大きい燃焼検知レ
ベルBに切替える。また、湿度検出値Sが一定の加熱確
認値S2 (>S1 )より大きくなると、燃焼検知レベル
を無限大にし、煙センサ(13)による異常燃焼検知を行な
わない。したがって、湿度検出値Sがレベル切替え値S
1 より大きくて燃焼確認値S2 以下の間(時点t1 から
時点t2 までの間)は燃焼検知レベルBで燃焼検知を行
ない、湿度検出値Sが加熱確認値S2 より大きくなった
時点t2 以降は燃焼検知を行なわない。燻製を作った
り、ヒータ加熱で魚などを焼いたりしている正常な加熱
状態の場合、煙が発生するが、これを検知して加熱を停
止することは避けなければならない。この場合、食品の
正常な加熱によって発生する蒸気のために湿度検出値S
が高くなるので、上記のように湿度検出値Sが加熱確認
値S2 より大きいときには正常な加熱状態であると判断
して燃焼検知を行なわないようにすることにより、正常
な加熱による煙を検知して加熱を停止することがなくな
る。
【0057】次に、図13のフローチャートを参照し
て、上記の制御動作をさらに詳しく説明する。
【0058】調理スタートキーが押されると、全加熱時
間Tを設定し(ステップ101 )、燃焼検知レベルA、B
を設定し(ステップ102 )、レベル切替え値S1 、加熱
確認値S2 を設定し(ステップ103 )、加熱を開始する
(ステップ104 )。次に、加熱経過時間tを計時し(ス
テップ105 )、経過時間tが全加熱時間Tより大きくな
ったかどうかを調べる(ステップ106 )。経過時間tが
全加熱時間T以下であれば、ステップ107 に進み、煙セ
ンサ(13)の受光素子(15)の出力から検出した煙量検出値
Kが燃焼検知レベルAより大きいかどうかを調べる。煙
量検出値KがレベルA以下であれば、ステップ108 に進
み、湿度センサ(33)の出力から検出した湿度検出値Sが
レベル切替え値S1 より大きいかどうかを調べ、そうで
なければ、ステップ105 に戻る。ステップ108 において
湿度検出値Sがレベル切替え値S1 より大きければ、ス
テップ109 に進んで、加熱経過時間tを計時し、経過時
間tが全加熱時間Tより大きくなったかどうかを調べる
(ステップ110 )。経過時間tが全加熱時間T以下であ
れば、ステップ111 に進んで、湿度検出値Sが加熱確認
値S2 より大きいかどうかを調べ、そうであれば、ステ
ップ109 に戻る。ステップ111 において湿度検出値Sが
加熱確認値S2 以下であれば、ステップ112に進んで、
煙量検出値Kが燃焼検知レベルBより大きいかどうかを
調べ、そうでなければ、ステップ109 に戻る。ステップ
112 において煙量検出値KがレベルBより大きければ、
ステップ113 に進んで、加熱を停止し、処理を終了す
る。ステップ107 において煙検出値KがレベルAより大
きい場合、ステップ106 または110 において経過時間t
が全加熱時間Tより大きい場合は、ステップ113 に進
む。
【0059】湿度検出値Sがレベル切替え値S1 以下で
ある間は、ステップ105 、106 、107 、108 が繰返さ
れ、レベルAを用いた燃焼検知が行なわれる。そして、
この間に、経過時間tが全加熱時間Tより大きくなれ
ば、ステップ106 からステップ113 に進んで、正常に加
熱を停止し、煙検出値KがレベルAより大きくなると、
ステップ107 からステップ113 に進み、異常燃焼状態と
して加熱を停止する。ステップ105 〜108 が繰返されて
いる間に、湿度検出値Sがレベル切替え値S1 より大き
くなると、ステップ108 からステップ109 に進み、湿度
検出値Sが加熱確認値S2 以下である間は、ステップ10
9 、110 、111 、112 が繰返され、レベルBを用いた燃
焼検知が行なわれる。そして、この間に、経過時間tが
全加熱時間Tより大きくなれば、ステップ110 からステ
ップ113 に進んで、正常に加熱を停止し、煙検出値Kが
レベルBより大きくなると、ステップ112 からステップ
113 に進み、異常燃焼状態として加熱を停止する。ま
た、ステップ109 〜112 が繰返されている間に湿度検出
値Sが加熱確認値S2 より大きくなると、ステップ111
からステップ109 に戻って、ステップ109 〜111 が繰返
され、燃焼検知が行なわれないようになる。そして、こ
の間に、経過時間tが全加熱時間Tより大きくなれば、
ステップ110 からステップ113 に進んで、正常に加熱を
停止する。
【0060】上記実施例では、食品の仕上がり状況認識
手段として湿度センサを使用しているので、食品の加熱
状況を直接認識することができる。しかしながら、仕上
がり状況認識手段は、湿度センサに限らず、たとえばヒ
ータの温度制御用のサーミスタなどの温度センサ、全加
熱時間中の加熱経過時間を計時する計時手段などを用い
ることもできる。ヒータの温度制御用のサーミスタなど
の温度センサは、センサ近傍の温度を検出することによ
って加熱室内の温度を間接的に検出することができる。
また、加熱室内の温度は加熱の進行とともに徐々に上昇
し、ある時点で飽和する。したがって、温度センサの出
力から食品の加熱の状況すなわち仕上がり状況を認識す
ることができる。燃焼検知手段として温度センサを使用
して図12および図13のような加熱制御を行なう場
合、温度によって燃焼検知レベルの切替えを行なうよう
にする。また、燃焼検知手段として加熱経過時間の計時
手段を使用して図12および図13のような加熱制御を
行なう場合、加熱経過時間によって燃焼検知レベルの切
替えを行なうようにする。
【0061】燃焼検知手段を構成する煙センサは、上記
実施例のものに限らず、適宜変更可能である。また、燃
焼検知手段は、煙センサに限らず、たとえばヒータの温
度制御用のサーミスタなどの温度センサなどを用いるこ
ともできる。
【0062】
【発明の効果】第1の発明の電子レンジによれば、上述
のように、発煙の段階で被加熱物の燃焼状態をいちはや
く検知して加熱を停止することができ、したがって、被
加熱物の発火を未然に防止することができ、発火による
加熱室や部品の損傷や火災を確実に防止することができ
る。
【0063】燃焼検知手段の煙センサが加熱室内を照明
するランプの光を受光する受光素子を備えていれば、発
光素子を別に設ける必要がなく、コストダウンが可能で
ある。
【0064】第2の発明の電子レンジによれば、上述の
ように、食品の仕上がり状況に応じて燃焼検知を行なう
ので、通常の加熱状態で加熱を停止することなく、微小
な異常燃焼もいちはやく検知して加熱を停止することが
でき、したがって、電子レンジの安全性が高まり、しか
も使用制限が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施例を示す電子レンジの一部切
欠き斜視図である。
【図2】図1の電子レンジの電気的構成の主要部を示す
ブロック図である。
【図3】排気ダクト内の煙量と煙センサの受光素子の出
力の関係を示すグラフである。
【図4】この発明の他の実施例を示す電子レンジの一部
切欠き斜視図である。
【図5】図4の電子レンジの電気的構成の主要部を示す
ブロック図である。
【図6】この発明のさらに他の実施例を示す電子レンジ
の一部切欠き正面図である。
【図7】図6の電子レンジの一部切欠き側面図である。
【図8】図6の電子レンジの電気的構成の主要部を示す
ブロック図である。
【図9】この発明のさらに他の実施例を示す電子レンジ
の一部切欠き斜視図である。
【図10】図9の電子レンジの電気的構成の主要部を示
すブロック図である。
【図11】図9の電子レンジにおける加熱制御の1例を
示すフローチャートである。
【図12】加熱経過時間と湿度検出値および煙量検出値
との関係を示すグラフである。
【図13】図9の電子レンジにおける加熱制御の他の1
例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
(2) 加熱室 (9) 排気ダクト (13) 煙センサ (14) 発光素子 (15) 受光素子 (16) 加熱制御装置 (21) ランプ (22) 受光素子 (23) 煙センサ (25) 煙センサ (26) 発光素子 (27) 受光素子 (30) 温度センサ (31) 加熱制御装置 (33) 湿度センサ (35) 加熱制御手段 (36) 計時手段 (37) ヒータ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】煙センサで煙を検知することによって燃焼
    状態を検知する燃焼検知手段、およびこの燃焼検知手段
    の出力が所定の燃焼検知レベル以上になったときに加熱
    を停止する加熱制御手段を備えている電子レンジ。
  2. 【請求項2】燃焼検知手段の煙センサが、排気ダクトに
    設けられた発光素子と受光素子を備えている請求項1の
    電子レンジ。
  3. 【請求項3】燃焼検知手段の煙センサが、加熱室内に設
    けられた複数組の発光素子と受光素子を備えている請求
    項1の電子レンジ。
  4. 【請求項4】燃焼検知手段の煙センサが、加熱室内を照
    明するランプの光を受光する受光素子を備えている請求
    項1の電子レンジ。
  5. 【請求項5】加熱室内の食品の仕上がり状況を認識する
    仕上がり状況認識手段、燃焼状態を検知する燃焼検知手
    段、ならびに仕上がり状況認識手段および燃焼検知手段
    の出力に基づいて加熱を制御する加熱制御手段を備えて
    いる電子レンジ。
  6. 【請求項6】仕上がり状況認識手段が、加熱室内の湿度
    を検知する湿度センサ、加熱室内の温度を検知する温度
    センサおよび加熱開始前に設定された全加熱時間中の経
    過時間を計時する計時手段の少なくとも1つよりなる請
    求項5の電子レンジ。
  7. 【請求項7】仕上がり状況認識手段が、ヒータの温度制
    御用のサーミスタよりなる温度センサを含んでいる請求
    項6の電子レンジ。
  8. 【請求項8】燃焼検知手段が、排気ダクト内の煙を検知
    する煙センサおよび排気ダクト内の温度を検知する温度
    センサの少なくとも1つよりなる請求項5の電子レン
    ジ。
  9. 【請求項9】燃焼検知手段が、排気ダクトに設けられた
    発光素子と受光素子よりなる煙センサを含んでいる請求
    項8の電子レンジ。
  10. 【請求項10】燃焼検知手段の出力が所定の燃焼検知レ
    ベル以上になったときに加熱制御手段が加熱を停止する
    ようになされている請求項5の電子レンジ。
  11. 【請求項11】仕上がり状況認識手段の出力に応じて燃
    焼検知レベルが変えられるようになされている請求項1
    0の電子レンジ。
  12. 【請求項12】仕上がり状況認識手段が加熱開始前に設
    定された全加熱時間中の経過時間を計時する計時手段を
    含んでおり、加熱開始から所定時間が経過するまでは燃
    焼検知レベルを低くするようになされている請求項11
    の電子レンジ。
  13. 【請求項13】仕上がり状況認識手段が食品の通常の加
    熱中と認識している間は、燃焼検知レベルを高くするよ
    うになされている請求項11の電子レンジ。
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