JPH0524199B2 - - Google Patents
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- JPH0524199B2 JPH0524199B2 JP63127527A JP12752788A JPH0524199B2 JP H0524199 B2 JPH0524199 B2 JP H0524199B2 JP 63127527 A JP63127527 A JP 63127527A JP 12752788 A JP12752788 A JP 12752788A JP H0524199 B2 JPH0524199 B2 JP H0524199B2
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- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D1/00—Detergent compositions based essentially on surface-active compounds; Use of these compounds as a detergent
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Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は特定の陰イオン性界面活性剤、特定の
コハク酸誘導体及び特定のスルホベタインを含有
する液体洗浄剤組成物、更に詳細には、優れた低
温安定性及び被膜形成防止能を有し、使用感の極
めて良好な液体洗浄剤組成物に関する。 〔従来の技術〕 食器用洗浄剤、シヤンプー等の液体軽質洗浄剤
及び衣料用液体重質洗浄剤等においては、洗浄
力、起泡力が共に優れていることから陰イオン性
界面活性剤が主洗浄基剤として用いられており、
これに低温安定性を向上させる目的でエタノー
ル、p−トルエンスルホン酸塩、尿素等のハイド
ロトロープ剤と総称される添加剤が配合されてい
る。 〔発明が解決しようとする課題〕 液体洗浄剤組成物において、低温安定性向上の
為に添加されるハイドロトロープ剤は、低温安定
性向上の為には比較的多量に添加する必要が有
り、引火の危険性を伴つたり、匂いが悪くなる、
泡の感じが悪くなる、PHが経日的に上昇する等の
弊害を伴うことが多かつた。 また、一般に液体洗浄剤は界面活性剤が高濃度
である場合、長期間使用時には液から水分等が揮
散し、表面に被膜が形成され、それがキヤツプの
口をつめるというトラブルが、特に低温で乾燥し
た冬場に起こり易かつた。被膜形成防止には従来
のエタノール、p−トルエンスルホン酸塩、尿素
等のハイドロトロープ剤は効果がなく、少量の添
加で低温安定性と被膜形成防止の両方に効果を発
揮する添加剤が強く要望されていた。 また、近年は消費の、洗浄剤の使用感に対する
意識が高揚し、特に食器用洗浄剤のように直接手
洗いするものは、使用時手に触れた時にべたつき
が少なく、さらつとした使用感のものが好まれて
いる。陰イオン性界面活性剤を主洗浄基剤とした
洗浄剤は、皮膚に対する界面活性剤の吸着が多い
為べたつく傾向にあり、使用時に手がすべり食器
を割つてしまつたり、手荒れに対する不安感を与
えかねない。この為、使用時のべたつきの改善も
強く要望されていた。 〔課題を解決する為の手段〕 斯かる実情に於いて、本発明者らは優れた低温
安定性及び被膜形成防止能を有し、更に使用感の
良好な液体洗浄剤を得るべく鋭意研究を行つた結
果、特定の陰イオン性界面活性剤を含有する液体
洗浄剤組成物に特定のコハク酸誘導体とスルホベ
タインを添加すれば、目的とする液体洗浄剤組成
物が得られることを見出し本発明を完成した。 即ち本発明は次の3成分(a)、(b)及び(c) (a) ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸
塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレ
フインスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、
及びポリオキシエチレンアルキルエーテルカル
ボン酸塩からなる群より選ばれる1種、又は2
種以上の陰イオン性界面活性剤 10〜40重量% (b) 次の一般式() (式中R1は炭素数8〜18のアルキル基又は
アルケニル基を示し、X及びYは各々水素原
子、アルカリ金属、アンモニウム又はアルカノ
ールアミンを示す) で表されるコハク酸誘導体、 (c) 次の一般式() (式中R2は炭素数8〜18のアルキル基又は
アルケニル基を示し、R3、R4は炭素数1又は
2のアルキル基を示し、Zは水素原子又は水酸
基を示す) で表されるスルホベタイン、 を含有し、〔(b)+(c)〕が1〜10重量%、(b)/(c)が
重量比で0.1〜1であることを液体とする洗浄剤
組成物を提供するものである。 本発明の(a)成分である陰イオン性界面活性剤と
しては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫
酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレ
フインスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩及び
ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸
塩より選ばれる1種又は2種以上の陰イオン性界
面活性剤の何れでも使用できる。 この中でも、皮膚温和性の点でポリオキシエチ
レンアルキル硫酸塩、特に次の一般式() R5O(CH2CH2O)oSO3M () (式中、R5は炭素数10〜18のアルキル基又は
アルケニル基を、Mはアルカリ金属、アンモニウ
ム又はアルカノールアミンを示し、nは平均で1
〜7の数を示す) で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテル
硫酸塩が好ましい。 また、洗浄力、価格の両面からは次の一般式
() (式中R6は炭素数10〜16のアルキル基又はア
ルケニル基を示し、Mは前記と同じものを示す) で表わされるアルキルベンゼンスルホン酸塩が好
ましい。 本発明の(a)成分の含有量は10〜40重量%の範囲
であつて、この含有量が10重量%未満では洗浄
力、起泡力が不十分であり、また40重量%を超え
ると組成物の低温安定性が極端に悪化する。特に
好ましい含有量は15〜20重量%の範囲である。 本発明の(b)成分のコハク酸誘導体は、前記のス
ルホベタインとの組合せにおいて著しい低温安定
性向上効果、被膜形成防止効果を発揮する。これ
らの効果は、R1の炭素数が8未満では小さく、
18を超えるとコハク酸誘導体の溶解性そのものが
著しく低下するために逆に低温安定性を悪化させ
る結果となる。特に好ましい炭素数の範囲は10〜
14である。 本発明の(c)成分は一般式()で表されるスル
ホベタインである。このスルホベタインと、(b)成
分のコハク酸誘導体との組合せによつて著しい低
温安定性向上効果、被膜形成防止効果が発揮され
るが、これらの効果は、R2の炭素数が8未満で
は小さく、18を超えるとスルホベタインの溶解性
そのものが著しく低下するために逆に低温安定性
を悪化させる結果となる。特に好ましい炭素数の
範囲は10〜14である。 従来からある種のコハク酸誘導体が洗浄剤の一
成分として使用されている。例えば、特開昭50−
142603号には、炭素数4〜14のアルキル基又はア
ルケニル基を有するコハク酸誘導体を低級エタノ
ールと併用し、アルカリ性ビルダーを含有する洗
浄剤組成物に可溶化剤として使用することが記載
されている。また、特開昭58−196299号、及び特
開昭58−196296号には、炭素数4〜8のアルキル
基又はアルケニル基を有するコハク酸誘導体を液
体洗浄剤組成物中に低温安定性向上、被膜形成防
止等の目的で使用することが記載されている。 しかしこれらの例は、揮発性成分との併用であ
つたり、比較的短鎖のものを単独で使用してお
り、本発明の様に、比較的長鎖のコハク酸誘導体
を両性界面活性剤の1種であるスルホベタインと
併用し、その複合効果を利用して目的を達成する
という技術思想は、従来全くなかつたものであ
る。 液体洗浄剤の被膜形成の過程を考えると、先
ず、気/液界面からの水等の揮発成分の揮散によ
り界面近傍で液体の濃縮化が起こる。濃縮された
界面活性剤濃厚溶液は、しばしば液晶構造、ゲル
構造を形成し流動性を失つて気/液界面に被膜が
形成される。従つて、エタノール等の揮発性のハ
イドロトロープ剤は被膜形成防止効果が小さい
か、或いは全く効果を有さない。 コハク酸誘導体は不揮発性であり、疎水性基を
有する為、洗浄剤の主成分である界面活性剤の会
合構造中に入り込み混合ミセルを形成すると考え
られる。この様に混合ミセル系とすることによ
り、濃縮された際に液晶構造又はゲル構造を取り
難くし、被膜形成を防止するものと考えられる。 この為、被膜形成防止には特開昭58−196299号
或いは特開昭58−196296号に記載されている様な
短鎖のコハク酸誘導体よりも、ある程度長鎖のア
ルキル基又はアルケニル基を持ち、それ自身も強
い界面活性を有するコハク酸誘導体の方が混合ミ
セルを形成し易く、より効果的であり少量で効果
を現わすことが期待される。 しかしながら、実際には長鎖のコハク酸誘導体
は、溶液中でそれ自身の溶解性に限界があり、濃
縮過程で溶解限界量を超えると、固体が析出した
り白濁したりする為、単独では満足できるものと
は言えなかつた。しかし、本発明において、長鎖
のコハク酸誘導体に、両性界面活性剤の一種であ
るスルホベタインを適当な比率で併用すれば、長
鎖コハク酸誘導体の組成物中での相溶性が向上
し、気/液界面で濃縮されても、固体が析出せ
ず、少量の添加で著しい被膜形成防止効果、低温
安定性向上効果を発揮する。 また、陰イオン性界面活性剤を主成分とする洗
浄剤にコハク酸誘導体とスルホベタインを配合す
ることにより、驚くべきことに陰イオン性界面活
性剤由来のべたつきが軽減され、使用感が著しく
向上される。 したがつて、本発明においては、(b)成分のコハ
ク酸誘導体と(c)成分のスルホベタインを併用する
ことが必要であり、その配合量〔(b)+(c)〕は1〜
10重量%、配合比率(b)/(c)は重量比で0.1〜1で
あることが必要である。〔(b)+(c)〕が1重量%未
満の場合、被膜形成防止効果が不十分であり、使
用感も悪い。10重量%を超えるとコハク酸誘導体
の溶解許容量を超えてしまい固体が析出したり、
組成物の粘度が増加して好ましくない。特に好ま
しい範囲は2〜5重量%である。 又、配合比率(b)/(c)が0.1未満であると被膜形
成防止効果が不十分であり、1を超えるとコハク
酸誘導体の陰イオン性界面活性剤との相溶性が悪
化し固体が析出し易くなる。特に好ましい範囲は
0.2〜0.5である。 本発明の洗浄剤組成物には、上記必須成分の他
に、目的とする性能を損じない範囲で、必要に応
じて公知の液体洗浄剤用の界面活性剤を配合する
ことができる。斯かる界面活性剤としては、例え
ば、ポリオキシエチレン(平均付加モル数3〜
20)アルキル又はアルケニル(C8〜C18の直鎖鎖
又は分岐)アルキルエーテル、高級脂肪族(C8
〜C18)アルカノールアミド等の非イオン界面活
性剤、α−スルホ脂肪族エステル塩、N−アシル
グルタミン酸塩、モノアルキルリン酸塩等の陰イ
オン性界面活性剤、第3級アルキル(C8〜C18)
アミンオキサイド、アルキル(C8〜C18)ベタイ
ン等の両性界面活性剤が挙げられる。 更に、通常の液体洗浄剤組成物に用いられてい
る他の任意成分、例えば、エタノール等の低級ア
ルコール類、p−トルエンスルホン酸塩等の低級
アルキルベンゼンスルホン酸塩、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール等のグリコール類、
尿素等のハイドロトロープ剤、クエン酸、リンゴ
酸等のPH緩衝剤、有機又は無機ビルダー類、レモ
ン、ライム等の天然果汁、更に手荒れ防止剤、酵
素、蛋白質誘導体、着色料、香料、濁り剤、キレ
ート剤、防腐剤、紫外線吸収剤などを配合するこ
とができる。 〔実施例〕 次に、実施例によつて本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらの実施例によつて限定さ
れるものではない。 実施例 1 表−1に示す組成物を調製し、各組成物の被膜
形成防止能、及び低温安定性を調べた。各試験は
次の様にして行つた。 (被膜形成防止能) 各組成物50gを100mlビーカに入れ、そのまま
20℃、湿度40%の恒温・恒湿室に3日間放置し、
放置後の状態を次の基準で評価することにより判
定した。 評 価 内容 〇:変化なし △:うすく被膜形成 ×:完全に被膜形成 (低温安定性) 液体洗浄剤を−5℃の恒温室に10日間保存し評
価する。 評 価 内 容 〇:外観変化なし △:やや白濁 ×:分離もしくは沈澱
コハク酸誘導体及び特定のスルホベタインを含有
する液体洗浄剤組成物、更に詳細には、優れた低
温安定性及び被膜形成防止能を有し、使用感の極
めて良好な液体洗浄剤組成物に関する。 〔従来の技術〕 食器用洗浄剤、シヤンプー等の液体軽質洗浄剤
及び衣料用液体重質洗浄剤等においては、洗浄
力、起泡力が共に優れていることから陰イオン性
界面活性剤が主洗浄基剤として用いられており、
これに低温安定性を向上させる目的でエタノー
ル、p−トルエンスルホン酸塩、尿素等のハイド
ロトロープ剤と総称される添加剤が配合されてい
る。 〔発明が解決しようとする課題〕 液体洗浄剤組成物において、低温安定性向上の
為に添加されるハイドロトロープ剤は、低温安定
性向上の為には比較的多量に添加する必要が有
り、引火の危険性を伴つたり、匂いが悪くなる、
泡の感じが悪くなる、PHが経日的に上昇する等の
弊害を伴うことが多かつた。 また、一般に液体洗浄剤は界面活性剤が高濃度
である場合、長期間使用時には液から水分等が揮
散し、表面に被膜が形成され、それがキヤツプの
口をつめるというトラブルが、特に低温で乾燥し
た冬場に起こり易かつた。被膜形成防止には従来
のエタノール、p−トルエンスルホン酸塩、尿素
等のハイドロトロープ剤は効果がなく、少量の添
加で低温安定性と被膜形成防止の両方に効果を発
揮する添加剤が強く要望されていた。 また、近年は消費の、洗浄剤の使用感に対する
意識が高揚し、特に食器用洗浄剤のように直接手
洗いするものは、使用時手に触れた時にべたつき
が少なく、さらつとした使用感のものが好まれて
いる。陰イオン性界面活性剤を主洗浄基剤とした
洗浄剤は、皮膚に対する界面活性剤の吸着が多い
為べたつく傾向にあり、使用時に手がすべり食器
を割つてしまつたり、手荒れに対する不安感を与
えかねない。この為、使用時のべたつきの改善も
強く要望されていた。 〔課題を解決する為の手段〕 斯かる実情に於いて、本発明者らは優れた低温
安定性及び被膜形成防止能を有し、更に使用感の
良好な液体洗浄剤を得るべく鋭意研究を行つた結
果、特定の陰イオン性界面活性剤を含有する液体
洗浄剤組成物に特定のコハク酸誘導体とスルホベ
タインを添加すれば、目的とする液体洗浄剤組成
物が得られることを見出し本発明を完成した。 即ち本発明は次の3成分(a)、(b)及び(c) (a) ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸
塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレ
フインスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、
及びポリオキシエチレンアルキルエーテルカル
ボン酸塩からなる群より選ばれる1種、又は2
種以上の陰イオン性界面活性剤 10〜40重量% (b) 次の一般式() (式中R1は炭素数8〜18のアルキル基又は
アルケニル基を示し、X及びYは各々水素原
子、アルカリ金属、アンモニウム又はアルカノ
ールアミンを示す) で表されるコハク酸誘導体、 (c) 次の一般式() (式中R2は炭素数8〜18のアルキル基又は
アルケニル基を示し、R3、R4は炭素数1又は
2のアルキル基を示し、Zは水素原子又は水酸
基を示す) で表されるスルホベタイン、 を含有し、〔(b)+(c)〕が1〜10重量%、(b)/(c)が
重量比で0.1〜1であることを液体とする洗浄剤
組成物を提供するものである。 本発明の(a)成分である陰イオン性界面活性剤と
しては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫
酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレ
フインスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩及び
ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸
塩より選ばれる1種又は2種以上の陰イオン性界
面活性剤の何れでも使用できる。 この中でも、皮膚温和性の点でポリオキシエチ
レンアルキル硫酸塩、特に次の一般式() R5O(CH2CH2O)oSO3M () (式中、R5は炭素数10〜18のアルキル基又は
アルケニル基を、Mはアルカリ金属、アンモニウ
ム又はアルカノールアミンを示し、nは平均で1
〜7の数を示す) で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテル
硫酸塩が好ましい。 また、洗浄力、価格の両面からは次の一般式
() (式中R6は炭素数10〜16のアルキル基又はア
ルケニル基を示し、Mは前記と同じものを示す) で表わされるアルキルベンゼンスルホン酸塩が好
ましい。 本発明の(a)成分の含有量は10〜40重量%の範囲
であつて、この含有量が10重量%未満では洗浄
力、起泡力が不十分であり、また40重量%を超え
ると組成物の低温安定性が極端に悪化する。特に
好ましい含有量は15〜20重量%の範囲である。 本発明の(b)成分のコハク酸誘導体は、前記のス
ルホベタインとの組合せにおいて著しい低温安定
性向上効果、被膜形成防止効果を発揮する。これ
らの効果は、R1の炭素数が8未満では小さく、
18を超えるとコハク酸誘導体の溶解性そのものが
著しく低下するために逆に低温安定性を悪化させ
る結果となる。特に好ましい炭素数の範囲は10〜
14である。 本発明の(c)成分は一般式()で表されるスル
ホベタインである。このスルホベタインと、(b)成
分のコハク酸誘導体との組合せによつて著しい低
温安定性向上効果、被膜形成防止効果が発揮され
るが、これらの効果は、R2の炭素数が8未満で
は小さく、18を超えるとスルホベタインの溶解性
そのものが著しく低下するために逆に低温安定性
を悪化させる結果となる。特に好ましい炭素数の
範囲は10〜14である。 従来からある種のコハク酸誘導体が洗浄剤の一
成分として使用されている。例えば、特開昭50−
142603号には、炭素数4〜14のアルキル基又はア
ルケニル基を有するコハク酸誘導体を低級エタノ
ールと併用し、アルカリ性ビルダーを含有する洗
浄剤組成物に可溶化剤として使用することが記載
されている。また、特開昭58−196299号、及び特
開昭58−196296号には、炭素数4〜8のアルキル
基又はアルケニル基を有するコハク酸誘導体を液
体洗浄剤組成物中に低温安定性向上、被膜形成防
止等の目的で使用することが記載されている。 しかしこれらの例は、揮発性成分との併用であ
つたり、比較的短鎖のものを単独で使用してお
り、本発明の様に、比較的長鎖のコハク酸誘導体
を両性界面活性剤の1種であるスルホベタインと
併用し、その複合効果を利用して目的を達成する
という技術思想は、従来全くなかつたものであ
る。 液体洗浄剤の被膜形成の過程を考えると、先
ず、気/液界面からの水等の揮発成分の揮散によ
り界面近傍で液体の濃縮化が起こる。濃縮された
界面活性剤濃厚溶液は、しばしば液晶構造、ゲル
構造を形成し流動性を失つて気/液界面に被膜が
形成される。従つて、エタノール等の揮発性のハ
イドロトロープ剤は被膜形成防止効果が小さい
か、或いは全く効果を有さない。 コハク酸誘導体は不揮発性であり、疎水性基を
有する為、洗浄剤の主成分である界面活性剤の会
合構造中に入り込み混合ミセルを形成すると考え
られる。この様に混合ミセル系とすることによ
り、濃縮された際に液晶構造又はゲル構造を取り
難くし、被膜形成を防止するものと考えられる。 この為、被膜形成防止には特開昭58−196299号
或いは特開昭58−196296号に記載されている様な
短鎖のコハク酸誘導体よりも、ある程度長鎖のア
ルキル基又はアルケニル基を持ち、それ自身も強
い界面活性を有するコハク酸誘導体の方が混合ミ
セルを形成し易く、より効果的であり少量で効果
を現わすことが期待される。 しかしながら、実際には長鎖のコハク酸誘導体
は、溶液中でそれ自身の溶解性に限界があり、濃
縮過程で溶解限界量を超えると、固体が析出した
り白濁したりする為、単独では満足できるものと
は言えなかつた。しかし、本発明において、長鎖
のコハク酸誘導体に、両性界面活性剤の一種であ
るスルホベタインを適当な比率で併用すれば、長
鎖コハク酸誘導体の組成物中での相溶性が向上
し、気/液界面で濃縮されても、固体が析出せ
ず、少量の添加で著しい被膜形成防止効果、低温
安定性向上効果を発揮する。 また、陰イオン性界面活性剤を主成分とする洗
浄剤にコハク酸誘導体とスルホベタインを配合す
ることにより、驚くべきことに陰イオン性界面活
性剤由来のべたつきが軽減され、使用感が著しく
向上される。 したがつて、本発明においては、(b)成分のコハ
ク酸誘導体と(c)成分のスルホベタインを併用する
ことが必要であり、その配合量〔(b)+(c)〕は1〜
10重量%、配合比率(b)/(c)は重量比で0.1〜1で
あることが必要である。〔(b)+(c)〕が1重量%未
満の場合、被膜形成防止効果が不十分であり、使
用感も悪い。10重量%を超えるとコハク酸誘導体
の溶解許容量を超えてしまい固体が析出したり、
組成物の粘度が増加して好ましくない。特に好ま
しい範囲は2〜5重量%である。 又、配合比率(b)/(c)が0.1未満であると被膜形
成防止効果が不十分であり、1を超えるとコハク
酸誘導体の陰イオン性界面活性剤との相溶性が悪
化し固体が析出し易くなる。特に好ましい範囲は
0.2〜0.5である。 本発明の洗浄剤組成物には、上記必須成分の他
に、目的とする性能を損じない範囲で、必要に応
じて公知の液体洗浄剤用の界面活性剤を配合する
ことができる。斯かる界面活性剤としては、例え
ば、ポリオキシエチレン(平均付加モル数3〜
20)アルキル又はアルケニル(C8〜C18の直鎖鎖
又は分岐)アルキルエーテル、高級脂肪族(C8
〜C18)アルカノールアミド等の非イオン界面活
性剤、α−スルホ脂肪族エステル塩、N−アシル
グルタミン酸塩、モノアルキルリン酸塩等の陰イ
オン性界面活性剤、第3級アルキル(C8〜C18)
アミンオキサイド、アルキル(C8〜C18)ベタイ
ン等の両性界面活性剤が挙げられる。 更に、通常の液体洗浄剤組成物に用いられてい
る他の任意成分、例えば、エタノール等の低級ア
ルコール類、p−トルエンスルホン酸塩等の低級
アルキルベンゼンスルホン酸塩、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール等のグリコール類、
尿素等のハイドロトロープ剤、クエン酸、リンゴ
酸等のPH緩衝剤、有機又は無機ビルダー類、レモ
ン、ライム等の天然果汁、更に手荒れ防止剤、酵
素、蛋白質誘導体、着色料、香料、濁り剤、キレ
ート剤、防腐剤、紫外線吸収剤などを配合するこ
とができる。 〔実施例〕 次に、実施例によつて本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらの実施例によつて限定さ
れるものではない。 実施例 1 表−1に示す組成物を調製し、各組成物の被膜
形成防止能、及び低温安定性を調べた。各試験は
次の様にして行つた。 (被膜形成防止能) 各組成物50gを100mlビーカに入れ、そのまま
20℃、湿度40%の恒温・恒湿室に3日間放置し、
放置後の状態を次の基準で評価することにより判
定した。 評 価 内容 〇:変化なし △:うすく被膜形成 ×:完全に被膜形成 (低温安定性) 液体洗浄剤を−5℃の恒温室に10日間保存し評
価する。 評 価 内 容 〇:外観変化なし △:やや白濁 ×:分離もしくは沈澱
【表】
【表】
| |
CH3 OH
実施例 2 下記の配合組成物をベースに、種々のコハク酸
誘導体及びスルホベタインを添加した組成物を調
製し、各組成物の被膜形成防止能、低温安定性を
調べた。試験結果を表−2に示した。 配合成分 配合率(重量%) ポリオキシエチレン(4)ドデシルエーテル硫酸
Na 15.0 ドデシルジメチルアミンオキサイド 3.0 ポリオキシエチレン(7)ドデシルエーテル 5.0 コハク酸誘導体(表−2参照) 0又は1.0 スルホベタイン(表−2参照) 0又は2.5 エタノール 4.0 水道水 バランス PH(原液/25℃) 7.0
CH3 OH
実施例 2 下記の配合組成物をベースに、種々のコハク酸
誘導体及びスルホベタインを添加した組成物を調
製し、各組成物の被膜形成防止能、低温安定性を
調べた。試験結果を表−2に示した。 配合成分 配合率(重量%) ポリオキシエチレン(4)ドデシルエーテル硫酸
Na 15.0 ドデシルジメチルアミンオキサイド 3.0 ポリオキシエチレン(7)ドデシルエーテル 5.0 コハク酸誘導体(表−2参照) 0又は1.0 スルホベタイン(表−2参照) 0又は2.5 エタノール 4.0 水道水 バランス PH(原液/25℃) 7.0
【表】
【表】
実施例 3
表−3に示す組成物を調製し、各組成物の洗浄
力、起泡力、粘度、低温安定性を調べた。
力、起泡力、粘度、低温安定性を調べた。
【表】
| |
CH3 OH
実施例 4 下記の配合組成物の台所用洗剤A、Bを調製
し、満49歳以下の普通世帯主婦50名を対象に、一
対比較法によるブラインドインホームユーステス
トを実施した。尚、使用期間は一週間とした。結
果を表−4に示した。
CH3 OH
実施例 4 下記の配合組成物の台所用洗剤A、Bを調製
し、満49歳以下の普通世帯主婦50名を対象に、一
対比較法によるブラインドインホームユーステス
トを実施した。尚、使用期間は一週間とした。結
果を表−4に示した。
【表】
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 次の3成分(a)、(b)及び(c) (a) ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸
塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレ
フインスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩及
びポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボ
ン酸塩からなる群より選ばれる1種又は2種以
上の陰イオン性界面活性剤 10〜40重量% (b) 次の一般式() (式中R1は炭素数8〜18のアルキル基又は
アルケニル基を示し、X及びYは各々水素原
子、アルカリ金属、アンモニウム又はアルカノ
ールアミンを示す) で表されるコハク酸誘導体、 (c) 次の一般式() (式中R2は炭素数8〜18のアルキル基又は
アルケニル基を示し、R3、R4は炭素数1又は
2のアルキル基を示し、Zは水素原子又は水酸
基を示す) で表されるスルホベタイン、 を含有し、〔(b)+(c)〕が1〜10重量%、(b)/(c)が
重量比で0.1〜1である液体洗浄剤組成物。 2 (a)成分が次の一般式() R5O(CH2CH2O)oSO3M () (式中R5は炭素数10〜18のアルキル基又はア
ルケニル基を示し、nは平均で1〜7の数を示
し、Mはアルカリ金属、アンモニウム又はアルカ
ノールアミンを示す)で表されるポリオキシエチ
レンアルキルエーテル硫酸塩である特許請求の範
囲第1項記載の液体洗浄剤組成物。 3 (a)成分が次の一般式() (式中R6は炭素数10〜16のアルキル基又はア
ルケニル基を示し、Mは前記と同じものを示す) で表わされるアルキルベンゼンスルホン酸塩であ
る特許請求の範囲第1項記載の液体洗浄剤組成
物。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63127527A JPH01297500A (ja) | 1988-05-25 | 1988-05-25 | 液体洗浄剤組成物 |
| GB8910527A GB2219595B (en) | 1988-05-25 | 1989-05-08 | Liquid detergent composition |
| MYPI89000636A MY105086A (en) | 1988-05-25 | 1989-05-12 | Liquid detergent composition. |
| SG147/93A SG14793G (en) | 1988-05-25 | 1993-02-09 | Liquid detergent composition |
| HK406/93A HK40693A (en) | 1988-05-25 | 1993-04-29 | Liquid detergent composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63127527A JPH01297500A (ja) | 1988-05-25 | 1988-05-25 | 液体洗浄剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01297500A JPH01297500A (ja) | 1989-11-30 |
| JPH0524199B2 true JPH0524199B2 (ja) | 1993-04-07 |
Family
ID=14962221
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63127527A Granted JPH01297500A (ja) | 1988-05-25 | 1988-05-25 | 液体洗浄剤組成物 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01297500A (ja) |
| GB (1) | GB2219595B (ja) |
| HK (1) | HK40693A (ja) |
| MY (1) | MY105086A (ja) |
| SG (1) | SG14793G (ja) |
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|---|---|---|---|---|
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| JP4912483B2 (ja) * | 2010-04-12 | 2012-04-11 | 株式会社 資生堂 | 濃縮液状洗浄剤組成物及びその製造方法 |
| JP5654537B2 (ja) * | 2011-10-12 | 2015-01-14 | 花王株式会社 | 手洗い用食器洗浄剤組成物 |
| JP5602199B2 (ja) * | 2011-10-12 | 2014-10-08 | 花王株式会社 | 手洗い用食器洗浄剤組成物 |
| CN103110545A (zh) * | 2012-12-14 | 2013-05-22 | 吴江市德佐日用化学品有限公司 | 一种泡沫洗手液 |
| JP6472984B2 (ja) * | 2014-11-12 | 2019-02-20 | 花王株式会社 | 手洗い用食器洗浄剤組成物 |
-
1988
- 1988-05-25 JP JP63127527A patent/JPH01297500A/ja active Granted
-
1989
- 1989-05-08 GB GB8910527A patent/GB2219595B/en not_active Expired - Fee Related
- 1989-05-12 MY MYPI89000636A patent/MY105086A/en unknown
-
1993
- 1993-02-09 SG SG147/93A patent/SG14793G/en unknown
- 1993-04-29 HK HK406/93A patent/HK40693A/xx not_active IP Right Cessation
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| GB2219595A (en) | 1989-12-13 |
| JPH01297500A (ja) | 1989-11-30 |
| SG14793G (en) | 1993-04-16 |
| GB8910527D0 (en) | 1989-06-21 |
| MY105086A (en) | 1994-08-30 |
| HK40693A (en) | 1993-05-07 |
| GB2219595B (en) | 1991-09-04 |
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