JPH05242530A - 光情報記録媒体 - Google Patents
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- JPH05242530A JPH05242530A JP4078149A JP7814992A JPH05242530A JP H05242530 A JPH05242530 A JP H05242530A JP 4078149 A JP4078149 A JP 4078149A JP 7814992 A JP7814992 A JP 7814992A JP H05242530 A JPH05242530 A JP H05242530A
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Landscapes
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 光情報記録媒体の外周部、ないし光反射層
の遠心方向外方部における色素材料の拭き取り工程を不
要とし、当該外周部の接着強度を向上させ、かつこれが
透明できれいとなるような光情報記録媒体を提供するこ
と。 【構成】 トップコート材料の色素材料に関する溶解
性に着目したもので、透光性を有する基板と、この基板
上に形成するとともに色素材料から構成した光吸収層
と、この光吸収層上に形成した光反射層と、この光反射
層上に形成するとともにトップコート材料から構成した
保護層とを有する光情報記録媒体であって、光吸収層の
色素材料を、保護層の硬化前のトップコート材料に対し
て可溶としたことを特徴とする。
の遠心方向外方部における色素材料の拭き取り工程を不
要とし、当該外周部の接着強度を向上させ、かつこれが
透明できれいとなるような光情報記録媒体を提供するこ
と。 【構成】 トップコート材料の色素材料に関する溶解
性に着目したもので、透光性を有する基板と、この基板
上に形成するとともに色素材料から構成した光吸収層
と、この光吸収層上に形成した光反射層と、この光反射
層上に形成するとともにトップコート材料から構成した
保護層とを有する光情報記録媒体であって、光吸収層の
色素材料を、保護層の硬化前のトップコート材料に対し
て可溶としたことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光情報記録媒体にかかる
もので、とくに光吸収層を構成している色素材料が、保
護層を構成しているトップコート材料に対してその硬化
前に可溶である光情報記録媒体に関するものである。
もので、とくに光吸収層を構成している色素材料が、保
護層を構成しているトップコート材料に対してその硬化
前に可溶である光情報記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、記録可能なコンパクトディスクタ
イプの光情報記録媒体においては、透光性の基板上に光
吸収層(記録層)および光反射層を形成し、この光吸収
層にレーザー光(記録光)をあてて光情報を記録すると
ともに、光吸収層および光反射層にレーザー光(読取り
光)をあてて光情報を読み出している。
イプの光情報記録媒体においては、透光性の基板上に光
吸収層(記録層)および光反射層を形成し、この光吸収
層にレーザー光(記録光)をあてて光情報を記録すると
ともに、光吸収層および光反射層にレーザー光(読取り
光)をあてて光情報を読み出している。
【0003】図4は、従来の一般的な光情報記録媒体1
の一部切り欠き斜視図、図5は同、光情報記録媒体1の
要部縦断面図である。
の一部切り欠き斜視図、図5は同、光情報記録媒体1の
要部縦断面図である。
【0004】この光情報記録媒体1は透光性の基板2
と、この基板2上に形成した光吸収層3(記録層)と、
この光吸収層3の上に形成した光反射層4と、この光反
射層4の上に形成した保護層5とを有する。
と、この基板2上に形成した光吸収層3(記録層)と、
この光吸収層3の上に形成した光反射層4と、この光反
射層4の上に形成した保護層5とを有する。
【0005】とくに図5に示すように、上記基板2には
スパイラル状もしくは同心円状にプリグルーブ6を形成
してある。 このプリグルーブ6の左右には、このプリ
グルーブ6以外の部分すなわちランド7が位置してい
る。
スパイラル状もしくは同心円状にプリグルーブ6を形成
してある。 このプリグルーブ6の左右には、このプリ
グルーブ6以外の部分すなわちランド7が位置してい
る。
【0006】なお、基板2と光吸収層3とは第1の層界
8により互いに接している。 光吸収層3と光反射層4
とは第2の層界9により接している。 光反射層4と保
護層5とは第3の層界10により接している。
8により互いに接している。 光吸収層3と光反射層4
とは第2の層界9により接している。 光反射層4と保
護層5とは第3の層界10により接している。
【0007】図5に仮想線で示すように光情報記録媒体
1に記録用レーザー光(記録光)Lを照射したときに、
光吸収層3がこの記録用レーザー光Lのエネルギーを吸
収することにより発熱し、基板2側に熱変形が生じてピ
ット11を形成可能としている。 なお、光吸収層3に
光学的変化が生じる場合もある。
1に記録用レーザー光(記録光)Lを照射したときに、
光吸収層3がこの記録用レーザー光Lのエネルギーを吸
収することにより発熱し、基板2側に熱変形が生じてピ
ット11を形成可能としている。 なお、光吸収層3に
光学的変化が生じる場合もある。
【0008】基板2は、ポリカーボネート等の透明な、
かつ耐衝撃性に優れた樹脂からこれを構成する。
かつ耐衝撃性に優れた樹脂からこれを構成する。
【0009】光吸収層3は、プリグルーブ6によるトラ
ッキングガイド手段の上に形成した光吸収性の物質から
なる層で、記録用レーザー光Lを照射することにより、
発熱、溶融、昇華、変形または変性をともなう層であ
る。
ッキングガイド手段の上に形成した光吸収性の物質から
なる層で、記録用レーザー光Lを照射することにより、
発熱、溶融、昇華、変形または変性をともなう層であ
る。
【0010】この光吸収層3は、たとえば溶剤により溶
解したシアニン系色素等の有機色素その他を、スピンコ
ート法等の手段により基板2の表面に一様にコーティン
グすることによってこれを形成する。
解したシアニン系色素等の有機色素その他を、スピンコ
ート法等の手段により基板2の表面に一様にコーティン
グすることによってこれを形成する。
【0011】この場合の形成手段としては、蒸着法、L
B法、あるいはスピンコート法等が挙げられるが、光吸
収層3の濃度、粘度、溶剤の乾燥速度等を調節すること
により、層厚を制御することができるスピンコート法が
望ましい。
B法、あるいはスピンコート法等が挙げられるが、光吸
収層3の濃度、粘度、溶剤の乾燥速度等を調節すること
により、層厚を制御することができるスピンコート法が
望ましい。
【0012】つぎに光反射層4は金属膜であり、たとえ
ば、金、銀、銅、アルミニウム、あるいはこれらを含む
合金を、蒸着法、スパッタ法等の手段によりこれを形成
する。
ば、金、銀、銅、アルミニウム、あるいはこれらを含む
合金を、蒸着法、スパッタ法等の手段によりこれを形成
する。
【0013】つぎに保護層5は、基板2と同様の耐衝撃
性に優れた樹脂などのトップコート材料によりこれを形
成する。 たとえば、トップコート材料として紫外線硬
化性樹脂をスピンコート法により塗布し、これに紫外線
を照射して硬化させることによりこれを形成する。
性に優れた樹脂などのトップコート材料によりこれを形
成する。 たとえば、トップコート材料として紫外線硬
化性樹脂をスピンコート法により塗布し、これに紫外線
を照射して硬化させることによりこれを形成する。
【0014】こうした構成の記録可能なコンパクトディ
スクタイプの光情報記録媒体1に関し、従来、光反射層
4上における保護層5の硬化前の紫外線硬化性樹脂など
トップコート材料の色素材料溶解性については、何ら比
較検討されることがなかった。
スクタイプの光情報記録媒体1に関し、従来、光反射層
4上における保護層5の硬化前の紫外線硬化性樹脂など
トップコート材料の色素材料溶解性については、何ら比
較検討されることがなかった。
【0015】当該トップコート材料の色素材料溶解性に
関する問題について、図6および図7にもとづき、光情
報記録媒体1の外周部1Aにおける光吸収層3の状態に
関連して説明する。
関する問題について、図6および図7にもとづき、光情
報記録媒体1の外周部1Aにおける光吸収層3の状態に
関連して説明する。
【0016】図6は光情報記録媒体1の製造工程におい
て最後の保護層5をスピンコートする工程を示す外周部
1Aの要部断面図、図7は保護層5を形成した状態の外
周部1Aの要部断面図である。
て最後の保護層5をスピンコートする工程を示す外周部
1Aの要部断面図、図7は保護層5を形成した状態の外
周部1Aの要部断面図である。
【0017】まず図6に示すように、保護層5のトップ
コート材料(紫外線硬化性樹脂)5Aに光吸収層3の色
素材料が不溶である場合には、このトップコート材料5
Aがスピンコートにより光情報記録媒体1の遠心方向に
流れることによって、光情報記録媒体1の外周部1A
(光反射層4の遠心方向外方部)に位置する光吸収層3
は洗い流されることがなく、そのまま残る。
コート材料(紫外線硬化性樹脂)5Aに光吸収層3の色
素材料が不溶である場合には、このトップコート材料5
Aがスピンコートにより光情報記録媒体1の遠心方向に
流れることによって、光情報記録媒体1の外周部1A
(光反射層4の遠心方向外方部)に位置する光吸収層3
は洗い流されることがなく、そのまま残る。
【0018】したがって図7に示すように、トップコー
ト材料5Aは基板2とは直接的な接触状態がないままに
紫外線によって硬化される結果、保護層5の外周部5B
は光吸収層3と第4の層界12により接することにな
る。
ト材料5Aは基板2とは直接的な接触状態がないままに
紫外線によって硬化される結果、保護層5の外周部5B
は光吸収層3と第4の層界12により接することにな
る。
【0019】保護層5と基板2との間に色素材料(光吸
収層3)が残留していると、光情報記録媒体1の外周部
1Aが完全に樹脂により被覆されず、光吸収層3の外周
縁部3Aが外部に露出した状態となり、保護層5と基板
2との間の接着強度が損なわれ、外周部1Aがはがれや
すくなるという問題がある。
収層3)が残留していると、光情報記録媒体1の外周部
1Aが完全に樹脂により被覆されず、光吸収層3の外周
縁部3Aが外部に露出した状態となり、保護層5と基板
2との間の接着強度が損なわれ、外周部1Aがはがれや
すくなるという問題がある。
【0020】さらに、外周部1Aないし外周部5Bに色
素材料が残っていると、外観上好ましくなく商品として
の価値が著しく損なわれるという問題がある。
素材料が残っていると、外観上好ましくなく商品として
の価値が著しく損なわれるという問題がある。
【0021】したがって、外周部1Aにおいて基板2と
保護層5との間の接着部分に付着する色素材料に関して
は、トップコート工程前に、色素材料可溶の溶剤を浸し
たパット等を用いてこれを拭き取る作業を行うことが多
かった。
保護層5との間の接着部分に付着する色素材料に関して
は、トップコート工程前に、色素材料可溶の溶剤を浸し
たパット等を用いてこれを拭き取る作業を行うことが多
かった。
【0022】この外周部1Aの色素材料を拭き取らずに
トップコートを行うと、既述のように、外周部1Aの色
素材料が流れずに残る可能性があるからである。
トップコートを行うと、既述のように、外周部1Aの色
素材料が流れずに残る可能性があるからである。
【0023】こうした理由は、色素材料およびトップコ
ート材料5Aの互いの溶解性を考慮せずにトップコート
を行うためで、色素材料の溶解性パラメーター(δ値あ
るいはSP値)および水素結合力(γ値)の可溶範囲内
にトップコート材料のそれらの値がないためであり、こ
の結果、トップコート時に外周部1Aの色素材料が洗い
流されなくなるために起こる。
ート材料5Aの互いの溶解性を考慮せずにトップコート
を行うためで、色素材料の溶解性パラメーター(δ値あ
るいはSP値)および水素結合力(γ値)の可溶範囲内
にトップコート材料のそれらの値がないためであり、こ
の結果、トップコート時に外周部1Aの色素材料が洗い
流されなくなるために起こる。
【0024】以上のような諸問題を回避するために、上
述のように色素材料可溶性の溶剤等を浸したパット等を
用いて、トップコート前に外周部1Aを拭き取る作業が
行われる場合があるが、全体の工程が複雑化するととも
に、作業ミスにより歩留まり等も低下するという問題が
ある。
述のように色素材料可溶性の溶剤等を浸したパット等を
用いて、トップコート前に外周部1Aを拭き取る作業が
行われる場合があるが、全体の工程が複雑化するととも
に、作業ミスにより歩留まり等も低下するという問題が
ある。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
諸問題にかんがみなされたもので、光情報記録媒体の外
周部、ないし光反射層の遠心方向外方部における色素材
料の拭き取り工程を不要とし、当該外周部の接着強度を
向上させ、かつこれが透明できれいとなるような光情報
記録媒体を提供することを課題とする。
諸問題にかんがみなされたもので、光情報記録媒体の外
周部、ないし光反射層の遠心方向外方部における色素材
料の拭き取り工程を不要とし、当該外周部の接着強度を
向上させ、かつこれが透明できれいとなるような光情報
記録媒体を提供することを課題とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、トッ
プコート材料の色素材料に関する溶解性に着目したもの
で、第一の発明は、透光性を有する基板と、この基板上
に形成するとともに色素材料から構成した光吸収層と、
この光吸収層上に形成した光反射層と、この光反射層上
に形成するとともにトップコート材料から構成した保護
層とを有する光情報記録媒体であって、上記光吸収層の
上記色素材料を、上記保護層の硬化前の上記トップコー
ト材料に対して可溶としたことを特徴とする光情報記録
媒体である。
プコート材料の色素材料に関する溶解性に着目したもの
で、第一の発明は、透光性を有する基板と、この基板上
に形成するとともに色素材料から構成した光吸収層と、
この光吸収層上に形成した光反射層と、この光反射層上
に形成するとともにトップコート材料から構成した保護
層とを有する光情報記録媒体であって、上記光吸収層の
上記色素材料を、上記保護層の硬化前の上記トップコー
ト材料に対して可溶としたことを特徴とする光情報記録
媒体である。
【0027】また第二の発明は、上記保護層の上記トッ
プコート材料の溶解性パラメーターを、上記光吸収層の
上記色素材料の溶解性パラメーターの範囲内にあるよう
にしたことを特徴とする光情報記録媒体である。
プコート材料の溶解性パラメーターを、上記光吸収層の
上記色素材料の溶解性パラメーターの範囲内にあるよう
にしたことを特徴とする光情報記録媒体である。
【0028】さらに第三の発明は、上記保護層の上記ト
ップコート材料の、水素結合力に対する溶解性パラメー
ターの関係で表した溶解領域が、上記光吸収層の上記色
素材料の、水素結合力に対する溶解性パラメーターの関
係で表した溶解領域と共通部分を有するようにしたこと
を特徴とする光情報記録媒体である。
ップコート材料の、水素結合力に対する溶解性パラメー
ターの関係で表した溶解領域が、上記光吸収層の上記色
素材料の、水素結合力に対する溶解性パラメーターの関
係で表した溶解領域と共通部分を有するようにしたこと
を特徴とする光情報記録媒体である。
【0029】以下、本発明をより具体的に説明する。本
発明による光情報記録媒体20の物理的構成は、その外
周部20Aを除いて、図4および図5に示した従来の光
情報記録媒体1と同様であるが、光吸収層3と保護層5
との構成材料の組み合わせを工夫したものである。
発明による光情報記録媒体20の物理的構成は、その外
周部20Aを除いて、図4および図5に示した従来の光
情報記録媒体1と同様であるが、光吸収層3と保護層5
との構成材料の組み合わせを工夫したものである。
【0030】より具体的には、光吸収層3を構成する色
素材料が、保護層5を構成するトップコート材料5Aに
その硬化前に(トップコート工程時に)可溶であるよう
な組み合わせを選択する。
素材料が、保護層5を構成するトップコート材料5Aに
その硬化前に(トップコート工程時に)可溶であるよう
な組み合わせを選択する。
【0031】あるいは、保護層5のトップコート材料5
Aの溶解性パラメーター(δ値あるいはSP値)を、光
吸収層3の色素材料の溶解性パラメーターの範囲内にあ
るような組み合わせを選択する。
Aの溶解性パラメーター(δ値あるいはSP値)を、光
吸収層3の色素材料の溶解性パラメーターの範囲内にあ
るような組み合わせを選択する。
【0032】あるいは、トップコート材料5Aの溶解性
パラメーターおよび水素結合力(γ値)の範囲と、色素
材料のこれらの値の範囲とが、溶解性パラメーター/水
素結合力の溶解領域図において、共通部分を有するよう
な組み合わせを選択する。
パラメーターおよび水素結合力(γ値)の範囲と、色素
材料のこれらの値の範囲とが、溶解性パラメーター/水
素結合力の溶解領域図において、共通部分を有するよう
な組み合わせを選択する。
【0033】
【作用】本発明による光情報記録媒体においては、色素
材料がトップコート材料に可溶となるため、トップコー
ト材料のスピンコート時に、光情報記録媒体の外周部の
色素材料をこのトップコート材料により洗い流すことが
できるとともに、光反射層によってその上面を被覆され
ている部分の光吸収層のみが残り、保護層と基板とをそ
れぞれの外周部において直接に接着し、かつ色素材料の
外周縁部がトップコート材料に溶解することが可能とな
る。
材料がトップコート材料に可溶となるため、トップコー
ト材料のスピンコート時に、光情報記録媒体の外周部の
色素材料をこのトップコート材料により洗い流すことが
できるとともに、光反射層によってその上面を被覆され
ている部分の光吸収層のみが残り、保護層と基板とをそ
れぞれの外周部において直接に接着し、かつ色素材料の
外周縁部がトップコート材料に溶解することが可能とな
る。
【0034】したがって、当該外周部における色素材料
の拭き取り作業が不要となるばかりではなく、接着強度
を向上可能であり、接着部分が無色透明で商品価値もす
ぐれたものとすることができる。
の拭き取り作業が不要となるばかりではなく、接着強度
を向上可能であり、接着部分が無色透明で商品価値もす
ぐれたものとすることができる。
【0035】
【実施例】つぎに本発明の実施例を説明する。
【0036】[実施例]厚さ1.2mm、外径120m
m、および内径15mmのポリカーボネート製の基板を
射出成形法により成形した。
m、および内径15mmのポリカーボネート製の基板を
射出成形法により成形した。
【0037】この基板上にインドジカーボシアニン系色
素材料を主材料とした材料をエタノールに40グラム/
リットルで溶解した溶液をスピンコート法により塗布し
て色素膜(光吸収層)を形成した。
素材料を主材料とした材料をエタノールに40グラム/
リットルで溶解した溶液をスピンコート法により塗布し
て色素膜(光吸収層)を形成した。
【0038】この色素膜付きの基板上に、スパッタ法を
用いて、厚さ60mmのAu膜を外径117mmまで形
成して光反射層を形成した。
用いて、厚さ60mmのAu膜を外径117mmまで形
成して光反射層を形成した。
【0039】さらに、この光反射層上に、紫外線硬化性
樹脂(サンノプコ(株)製SN−0676)をスピンコ
ート法により塗布し、紫外線を照射して硬化させること
によって、厚さ10μmの保護層を形成した。
樹脂(サンノプコ(株)製SN−0676)をスピンコ
ート法により塗布し、紫外線を照射して硬化させること
によって、厚さ10μmの保護層を形成した。
【0040】かくして得られた光情報記録媒体におい
て、塗布した色素材料および硬化前の紫外線硬化性樹脂
の溶解領域図を図1に示した。この溶解領域図は、水素
結合力に対する溶解性パラメーターの関係を示すグラフ
である。
て、塗布した色素材料および硬化前の紫外線硬化性樹脂
の溶解領域図を図1に示した。この溶解領域図は、水素
結合力に対する溶解性パラメーターの関係を示すグラフ
である。
【0041】図1に示すように、紫外線硬化性樹脂の溶
解性パラメーターは8.5〜13.5であって、色素材
料の溶解性パラメーター(9〜16.5)の範囲内にあ
るとともに、色素材料および硬化前の紫外線硬化性樹脂
はその互いの溶解領域部分(可溶域)に共通部分が存在
するので、色素材料が硬化前の紫外線硬化樹脂により可
溶となっている。
解性パラメーターは8.5〜13.5であって、色素材
料の溶解性パラメーター(9〜16.5)の範囲内にあ
るとともに、色素材料および硬化前の紫外線硬化性樹脂
はその互いの溶解領域部分(可溶域)に共通部分が存在
するので、色素材料が硬化前の紫外線硬化樹脂により可
溶となっている。
【0042】したがって、図2に示すように、光情報記
録媒体20の外周部20Aの色素材料はスピンコート工
程時にその上面を流れるトップコート材料によってきれ
いに洗い流されており、保護層5の外周部5Cは基板2
と第5の層界21において直接接着されるとともに、光
吸収層3の外周縁部3Aが保護層5の外周部5Cにより
被覆されるとともに、一部が溶解して一体となった強固
な状態を実現することができた。
録媒体20の外周部20Aの色素材料はスピンコート工
程時にその上面を流れるトップコート材料によってきれ
いに洗い流されており、保護層5の外周部5Cは基板2
と第5の層界21において直接接着されるとともに、光
吸収層3の外周縁部3Aが保護層5の外周部5Cにより
被覆されるとともに、一部が溶解して一体となった強固
な状態を実現することができた。
【0043】この部分に幅1cmのヒートシールフィル
ムを張り付け、接着強度を測定したところ、25fg/
mm2であった。
ムを張り付け、接着強度を測定したところ、25fg/
mm2であった。
【0044】さらに、このとき用いたトップコート材料
に色素材料を加えたところ、色素材料は容易に溶解し
た。
に色素材料を加えたところ、色素材料は容易に溶解し
た。
【0045】[比較例1]上述の実施例と同様のポリカ
ーボネート製の基板上に、テトラtert.ブチルフタ
ロシアニンCr錯体をシクロヘキサンに30グラム/リ
ットルで溶解した溶液をスピンコートし、成膜し光吸収
層を形成した。
ーボネート製の基板上に、テトラtert.ブチルフタ
ロシアニンCr錯体をシクロヘキサンに30グラム/リ
ットルで溶解した溶液をスピンコートし、成膜し光吸収
層を形成した。
【0046】この基板上に、上述と同様に、Au層およ
びトップコート層(サンノプコ(株)製SN−067
6)を形成した。
びトップコート層(サンノプコ(株)製SN−067
6)を形成した。
【0047】このとき塗布した色素材料および硬化前の
紫外線硬化成樹脂の溶解領域図を図3に示した。
紫外線硬化成樹脂の溶解領域図を図3に示した。
【0048】図示のように紫外線硬化成樹脂の溶解性パ
ラメーター(8.5〜13.5)は、色素材料の溶解性
パラメーター(7〜9.5)の範囲内にないとともに、
色素材料および硬化前の紫外線硬化成樹脂はその溶解領
域に共通部分がない。
ラメーター(8.5〜13.5)は、色素材料の溶解性
パラメーター(7〜9.5)の範囲内にないとともに、
色素材料および硬化前の紫外線硬化成樹脂はその溶解領
域に共通部分がない。
【0049】こうして構成した光情報記録媒体の外周部
の色素材料は、ほとんど流されずに残っていた(図7を
参照)。
の色素材料は、ほとんど流されずに残っていた(図7を
参照)。
【0050】またこの部分に幅1cmのヒートシールフ
ィルムを張り付け、接着強度を測定したとこり、3.3
fg/mm2であった。
ィルムを張り付け、接着強度を測定したとこり、3.3
fg/mm2であった。
【0051】さらに、このとき用いた色素材料をトップ
コート材料に加えたところ、全く溶解しなかった。
コート材料に加えたところ、全く溶解しなかった。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、光吸収層
を構成する色素材料を、保護層を構成するトップコート
材料に可溶としたので、光情報記録媒体の外周部におけ
る色素材料の拭き取り作業が不要となるとともに、外周
部が透明できれいになり、商品価値を向上可能で、さら
にこの外周部の接着強度を向上させることができる。
を構成する色素材料を、保護層を構成するトップコート
材料に可溶としたので、光情報記録媒体の外周部におけ
る色素材料の拭き取り作業が不要となるとともに、外周
部が透明できれいになり、商品価値を向上可能で、さら
にこの外周部の接着強度を向上させることができる。
【0053】
【図1】本発明の実施例による光情報記録媒体20にお
ける、塗布した色素材料および硬化前の紫外線硬化性樹
脂の溶解領域図である。
ける、塗布した色素材料および硬化前の紫外線硬化性樹
脂の溶解領域図である。
【図2】同、光情報記録媒体20の外周部20Aにおけ
る要部断面図である。
る要部断面図である。
【図3】比較例における、塗布した色素材料および硬化
前の紫外線硬化成樹脂の溶解領域図である。
前の紫外線硬化成樹脂の溶解領域図である。
【図4】従来の一般的な光情報記録媒体1の一部切り欠
き斜視図である。
き斜視図である。
【図5】同、光情報記録媒体1の要部縦断面図である。
【図6】従来の光情報記録媒体1の製造工程において、
最後の保護層5をスピンコートする工程を示す外周部1
Aの要部断面図である。
最後の保護層5をスピンコートする工程を示す外周部1
Aの要部断面図である。
【図7】同、保護層5を形成した状態の外周部1Aの要
部断面図である。
部断面図である。
1 光情報記録媒体 1A 光情報記録媒体1の外周部 2 透光性の基板 3 光吸収層(記録層) 3A 光吸収層3の外周縁部 4 光反射層 5 保護層 5A 保護層5のトップコート材料(紫外線硬化性樹
脂) 5B 保護層5の外周部 5C 保護層5の外周部 6 プリグルーブ 7 ランド 8 第1の層界(基板2と光吸収層3との間) 9 第2の層界(光吸収層3と光反射層4との間) 10 第3の層界(光反射層4と保護層5との間) 11 ピット 12 第4の層界(保護層5の外周部5Bと光吸収層3
との間) 20 光情報記録媒体 20A 光情報記録媒体20の外周部 21 第5の層界(基板2と保護層5の外周部5Cとの
間) L 記録用レーザー光(記録光)
脂) 5B 保護層5の外周部 5C 保護層5の外周部 6 プリグルーブ 7 ランド 8 第1の層界(基板2と光吸収層3との間) 9 第2の層界(光吸収層3と光反射層4との間) 10 第3の層界(光反射層4と保護層5との間) 11 ピット 12 第4の層界(保護層5の外周部5Bと光吸収層3
との間) 20 光情報記録媒体 20A 光情報記録媒体20の外周部 21 第5の層界(基板2と保護層5の外周部5Cとの
間) L 記録用レーザー光(記録光)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新井 睦美 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 透光性を有する基板と、 この基板上に形成するとともに色素材料から構成した光
吸収層と、 この光吸収層上に形成した光反射層と、 この光反射層上に形成するとともにトップコート材料か
ら構成した保護層とを有する光情報記録媒体であって、 前記光吸収層の前記色素材料を、前記保護層の硬化前の
前記トップコート材料に対して可溶としたことを特徴と
する光情報記録媒体。 - 【請求項2】 透光性を有する基板と、 この基板上に形成するとともに色素材料から構成した光
吸収層と、 この光吸収層上に形成した光反射層と、 この光反射層上に形成するとともにトップコート材料か
ら構成した保護層とを有する光情報記録媒体であって、 前記保護層の前記トップコート材料の溶解性パラメータ
ーを、前記光吸収層の前記色素材料の溶解性パラメータ
ーの範囲内にあるようにしたことを特徴とする光情報記
録媒体。 - 【請求項3】 透光性を有する基板と、 この基板上に形成するとともに色素材料から構成した光
吸収層と、 この光吸収層上に形成した光反射層と、 この光反射層上に形成するとともにトップコート材料か
ら構成した保護層とを有する光情報記録媒体であって、 前記保護層の前記トップコート材料の、水素結合力に対
する溶解性パラメーターの関係で表した溶解領域が、前
記光吸収層の前記色素材料の、水素結合力に対する溶解
性パラメーターの関係で表した溶解領域と共通部分を有
するようにしたことを特徴とする光情報記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4078149A JPH05242530A (ja) | 1992-02-29 | 1992-02-29 | 光情報記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4078149A JPH05242530A (ja) | 1992-02-29 | 1992-02-29 | 光情報記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05242530A true JPH05242530A (ja) | 1993-09-21 |
Family
ID=13653853
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4078149A Pending JPH05242530A (ja) | 1992-02-29 | 1992-02-29 | 光情報記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05242530A (ja) |
-
1992
- 1992-02-29 JP JP4078149A patent/JPH05242530A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20001031 |