JPH0524269U - ユニツトルームの保持矯正治具 - Google Patents

ユニツトルームの保持矯正治具

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JPH0524269U
JPH0524269U JP7990291U JP7990291U JPH0524269U JP H0524269 U JPH0524269 U JP H0524269U JP 7990291 U JP7990291 U JP 7990291U JP 7990291 U JP7990291 U JP 7990291U JP H0524269 U JPH0524269 U JP H0524269U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 壁パネル連設時の壁部上辺の歪みを矯正し
て、直線精度を高め、且つ、ユニットルームの上面に作
業用の足場を形成し、さらにユニットルームの上面にか
けるシートの弛みを防止して、雨漏れを防ぐ。 【構成】 ユニットルーム12の上開口長手方向両端部
に装着される一対の両端保持矯正治具22と、前記一対
の両端保持矯正治具22間のユニットルーム12上開口
に装着される中間保持矯正治具24とを備え、前記両端
保持矯正治具22は、ユニットルーム12の上開口長手
方向両端部を覆うパネル部材26と、前記パネル部材2
6の縁部下面側に形成され短辺側及び長辺側の壁部上端
28、30と係合する短辺側係合溝30及び長辺側係合
溝34とを備え、前記中間保持矯正治具24は、ユニッ
トルーム12の壁部20上端間にかけ渡されて中間の上
開口を覆うパネル部材46と、前記パネル部材46の両
端部下面側に形成され長辺側の壁部上端32と係合する
長辺側係合溝48とを備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ユニットルームの保持矯正治具に関し、特にユニットルームを構成 する壁部の直線精度を高めるためのユニットルームの保持矯正治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、建築物の工期の短縮化および現場施工の容易化等の目的によって、工業 化住宅、特に工場においてユニットルームを形成し、このユニットルームを建築 現場において組立て、建物を形成するユニット工法が推進されている。
【0003】 このユニット工法においては、従来、鉄骨の軸組み材で直方体等のフレームを 形成し、それに構造耐力をもたせるものと、木質パネル等を用いた壁式構造のユ ニットを用いるものとが知られている。
【0004】 そして、木質パネル等を用いた壁式構造のユニット工法におけるユニットルー ムの形成に際しては、複数の床パネルを連結して所定の広さの床部を形成し、こ の床部の外周に複数の壁パネルを立設固定して壁部を形成し、この壁部の上部開 口に天井を取付けてボックス状に形成するようにしていた。
【0005】 また、前記複数の壁パネルは、床パネル上で垂直度の調整をしつつ、接着剤等 により順次連結されるようになっていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来のユニットルームの形成に際しては、床パネル上で壁パネルの垂直度 調整を行いつつ壁パネルの連結を行っていたが、この壁パネルの正確な垂直度調 整を行うことは困難で、しかも壁パネルの上端は固定されずに、自由な状態とな っているため、床パネル上に壁パネルを連結固定した状態で、壁部の上辺が直線 にならずに、歪んでしまうことが多く、特に長手方向に位置する壁部上辺に歪み が生じ易いという問題があった。
【0007】 また、前記ユニットルームは、予め壁部上端に取付けた吊り金具を用いてクレ ーン等にて吊り下げ、搬送するもので、この吊り金具へのクレーン等の取り付け 、取り外し作業のために、ユニットルームの上面に上って作業を行う必要がある が、通常ユニットルームの上面には天井が取り付けられているのみで、この天井 は強度的に弱く、ユニットルーム上面での作業用の足場とするには不十分なもの であるという問題があった。
【0008】 さらに、通常ユニットルームの上面にシートを掛けた状態で、雨水の侵入を防 止するようにしているが、壁部上端よりも天井の取付け位置が低いために、シー ト中央部がへこんだ状態となり、そこに雨水が溜って雨漏れの原因になる恐れが あるという問題があった。
【0009】 本考案は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、壁 パネル連設時の壁部上辺の歪みを矯正して、直線精度を高めることができ、且つ 、ユニットルームの上面に作業用の足場を形成することができ、さらにユニット ルームの上面にかかるシートのたるみを防止して、雨漏れを防ぐことができるユ ニットルームの保持矯正治具を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記目的を達成するために成したもので、 ユニットルームの上開口長手方向両端部に装着される一対の両端保持矯正治具 と、 前記一対の両端保持矯正治具間のユニットルーム上開口に装着される中間保持 矯正治具とを備え、 前記両端保持矯正治具は、ユニットルームの上開口長手方向両端部を覆うパネ ル部材と、前記パネル部材の縁部下面側に形成され短辺側及び長辺側の壁部上端 と係合する短辺側係合溝及び長辺側係合溝とを備え、 前記中間保持矯正治具は、ユニットルームの壁部上端間にかけ渡されて中間の 上開口を覆うパネル部材と、前記パネル部材の両端部下面側に形成され長辺側の 壁部上端と係合する長辺側係合溝とを備えることを特徴としている。
【0011】
【作用】
前記構成のユニットルームの保持矯正治具にあっては、まず複数の床パネルを 組み付けて、床部を形成し、この床部の外周に複数の壁パネルを連接して壁部を 形成した後、内部艤装の前に、ユニットルームの上開口長手方向一端部に両端保 持矯正治具の一方を装着する。この場合、両端保持矯正治具は、パネル部材の下 面側に形成した短辺側係合溝及び長辺側係合溝がそれぞれ短辺側及び長辺側の壁 部上端と係合して確実な保持を行う。
【0012】 次いで、前記両端保持矯正治具の隣接位置から、順次ユニットルームの長さに 対応した枚数の中間保持矯正治具をユニットルーム上開口に装着してゆく。この 場合、中間保持矯正治具は、パネル部材の下面側に形成した長辺側係合部が対向 位置の長辺側の壁部上端と係合して長辺側の壁部を確実に保持する。
【0013】 次に、最終位置の中間保持矯正治具と隣接したユニットルームの上開口長手方 向他端部に、他方の両端保持矯正治具を装着する。
【0014】 このように、両端保持矯正治具及び中間保持矯正治具をユニットルーム上開口 長手方向に順次敷き込んでいくことにより、ユニットルームを構成する壁部の上 辺の歪みを矯正して、直線精度を高めることが可能となる。この場合、中間保持 矯正治具の枚数を調整することによって、種々のユニットルームの長さに対応す ることが可能となる。
【0015】 また、このユニットルームの保持矯正治具は、一対の両端保持矯正治具と、中 間保持矯正治具との分割構造となっているため、取り外し後の回収及び運搬が容 易になし得る。
【0016】 さらに、前記両端保持矯正治具及び中間保持矯正治具を敷き詰めた状態におい て、ユニットルームの上開口に両端保持矯正治具及び中間保持矯正治具のパネル 部材が敷き詰められた状態となるため、ユニットルームの上面に作業用の足場を 形成することができ、ユニットルーム上での作業を容易に行なうことが可能とな る。
【0017】 そしてさらに、前記両端保持矯正治具及び中間保持矯正治具のパネル部材がユ ニットルームの上面を平坦に形成するため、ユニットルームの上面にシートを掛 け渡した場合にも、シートが弛むことがなく、したがってシート上に雨水が溜ま って雨漏りが生じるような事態をも防止することが可能となる。
【0018】
【実施例】
以下、本考案の好適な実施例について、図面を参照して詳細に説明する。
【0019】 図1〜図7は、本考案の一実施例に係るユニットルームの保持矯正治具を示す 図である。
【0020】 本実施例におけるユニットルームの保持矯正治具10は、木質系のユニットル ーム12の上開口部分に取り付けられるようになっている。
【0021】 前記ユニットルーム12は、複数の床パネル14を連結して床部16を形成し 、この床部16の外周上に、複数の壁パネル18を立設し、これら壁パネル18 を接着剤等により連結して壁部20を形成するようにしている。なお、この壁部 20のコーナー部上端には、搬送時にユニットルーム12を吊り下げるための図 示せぬ吊り金具が取り付けられるようになっている。
【0022】 保持矯正治具10は、一対の両端保持矯正治具22と、適宜数の中間保持矯正 治具24とから構成されている。
【0023】 一対の両端保持矯正治具22は、ユニットルーム12の上開口長手方向両端部 に装着されるもので、ユニットルーム12の上開口長手方向両端部を覆うパネル 部材26と、前記パネル部材26の縁部下面側に形成され、短辺側の壁部上端2 8と係合する短辺側係合溝30及び長辺側の壁部上端32と係合する長辺側係合 溝34とを備えている。
【0024】 また、前記パネル部材26は、短辺側の壁部上端28の長さ、この場合壁パネ ル18三枚分の幅に相当する長さよりも若干長い長さに設定され、かつ壁パネル 18一枚分の幅及び壁パネル18一枚分の厚さより若干広い幅に設定されると共 に、ユニットルーム12を構成する壁部20のコーナー相応部分を切除して、ユ ニットルーム12の壁部20から突出する図示せぬ吊り金具と当接しないように している。
【0025】 短辺側係合溝30及び長辺側係合溝34は、短辺側の壁部上端28及び長辺側 の壁部上端32と対応するパネル部材26下面に、一対の平行な芯材36,38 間に支持させた状態で、溝型鋼40を取り付け、この溝型鋼40間に形成される ようになっている。なお、長辺側係合溝34側の芯材38間には、一対の平行な 芯材42が配設され、かつその中間部分には、補強材44が交叉状態で配設され るようになっており、これによってパネル材26が充分な荷重に耐え得るように 設定されている。
【0026】 中間保持矯正治具24は、前記一対の両端保持矯正治具22間のユニットルー ム12上開口に装着されるもので、ユニットルーム12の長辺側の壁部上端32 間にかけ渡されて中間の上開口を覆うパネル部材46と、前記パネル部材46の 両端部下面側に形成され長辺側の壁部上端32と係合する長辺側係合溝48とを 備えている。
【0027】 前記パネル部材46は両端保持矯正治具22を構成するパネル部材26と同等 の長さに設定されると共に、壁パネル18の幅と同等の幅に設定されるようにな っている。
【0028】 長辺側係合溝48は、前記両端保持矯正治具22の長辺側係合溝34と同様に 、一対の芯材38に挾まれた状態で溝型鋼40をパネル部材46の下面に取り付 けることにより、形成されるようになっている。また、芯材38間には、一対の 平行な芯材42及び中間位置の補強材44が同様に取り付けられるようになって いる。
【0029】 なお、この中間保持矯正治具24は、壁パネル18の幅と一致するようになっ ているため、両端保持矯正治具22の間に位置するパネルの枚数に応じた数の中 間保持矯正治具24を取り付ける必要がある。
【0030】 次に、本実施例のユニットルームの保持矯正治具の取り付け状態を説明する。
【0031】 まず、複数の床パネル14を連結して床部16を形成し、この床部16の外周 上に複数の壁パネル18を立設連結して壁部20を形成する。
【0032】 次に、ユニットルーム12内の艤装を行う前に、予め工場においてユニットル ーム12の上開口に保持矯正治具10を装着して、壁部20の上端の歪みを矯正 して直線精度を出す。
【0033】 この保持矯正治具10の取り付けに際しては、ユニットルーム12の上開口長 手方向一端部に一方の両端保持矯正治具22を装着する。この場合、両端保持矯 正治具22の短辺側係合溝30を短辺側の壁部上端28に係合させ、かつ長辺側 係合溝34を長辺側の壁部上端32に係合させれば、確実な壁部上端の保持矯正 がなし得る。
【0034】 次いで、前記両端保持矯正治具22の隣接上開口に中間保持矯正治具24を装 着する。この場合、中間保持矯正治具24の両端部に形成した長辺側係合溝48 を長辺側壁部上端32に係合させれば、確実な長辺側の壁部上端32の保持矯正 を行うことができる。
【0035】 このようにして、必要枚数、本実施例においては三枚の中間保持矯正治具24 を敷き込んだ後、ユニットルーム12の上開口長手方向他端部に他方の両端保持 矯正治具22を装着すればユニットルーム12の壁部20の上端の歪みを矯正し て、直線精度を高めることができる。
【0036】 そして、ユニットルーム12の上開口に保持矯正治具10を装着した状態にお いて、両端保持矯正治具22及び中間保持矯正治具24のパネル部材26,46 が、芯材36,38,42によって補強され、十分な荷重強度を有するため、ユ ニットルーム12の搬送時等におけるユニットルーム12上面での作業の際の足 場として活用することができる。
【0037】 さらに、前記パネル部材26,46がユニットルーム12の上面を平坦に形成 するため、ユニットルーム12の上面にシートを掛け渡した場合、シートが弛む ようなことがなく、したがって雨水が溜まって雨漏りが生じるようなこともない 。
【0038】 本考案は、前記実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲内で、 各種の変形実施が可能である。
【0039】 例えば、本実施例においては、ユニットルームの壁部各辺を形成する壁パネル の枚数は、前記実施例の状態に限らず、自由に変更できるものである。
【0040】 また、本実施例においては、中間保持矯正治具24を三枚用いるようにしてい るが、この例に限らず、両端保持矯正治具に位置する壁パネルの枚数に応じて増 減させることにより、種々のサイズのユニットルームに適用できるものである。
【0041】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のユニットルームの保持矯正治具にあっては、両 端保持矯正治具及び中間保持矯正治具をユニットルーム上開口長手方向に順次敷 き込んでいくことにより、ユニットルームを構成する壁部の上辺の歪みを矯正し て、直線精度を高めることができ、且つ中間保持矯正治具の枚数を調整すること によって、種々のユニットルームの長さに対応することができるという効果があ る。
【0042】 また、このユニットルームの保持矯正治具は、一対の両端保持矯正治具と、中 間保持矯正治具との分割構造となっているため、取り外し後の回収及び運搬が容 易になし得るという効果がある。
【0043】 さらに、前記両端保持矯正治具及び中間保持矯正治具を敷き詰めた状態におい て、ユニットルームの上開口に両端保持矯正治具及び中間保持矯正治具のパネル 部材が敷き詰められた状態となるため、ユニットルームの上面に作業用の足場を 形成することができ、ユニットルーム上での作業を容易に行うことができるとい う効果がある。
【0044】 そしてさらに、前記両端保持矯正治具及び中間保持矯正治具のパネル部材がユ ニットルームの上面を平坦に形成するため、ユニットルームの上面にシートをか け渡した場合にも、シートが弛むことがなく、したがってシート上に雨水が溜ま って雨漏りが生じるような事態をも防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかるユニットルームの保
持矯正治具の取り付け状態を示す斜視図である。
【図2】両端保持矯正治具の斜視図である。
【図3】中間保持矯正治具の斜視図である。
【図4】両端保持矯正治具の底面図である。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図である。
【図6】図4のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】中間保持矯正治具の底面図である。
【符号の説明】
10 保持矯正治具 12 ユニットルーム 20 壁部 22 両端保持矯正治具 24 中間保持矯正治具 26,46 パネル部材 28 短辺側の壁部上端 30 短辺側係合溝 32 長辺側の壁部上端 34,48 長辺側係合溝
MH017602

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニットルームの上開口長手方向両端部
    に装着される一対の両端保持矯正治具と、 前記一対の両端保持矯正治具間のユニットルーム上開口
    に装着される中間保持矯正治具とを備え、 前記両端保持矯正治具は、ユニットルームの上開口長手
    方向両端部を覆うパネル部材と、前記パネル部材の縁部
    下面側に形成され短辺側及び長辺側の壁部上端と係合す
    る短辺側係合溝及び長辺側係合溝とを備え、 前記中間保持矯正治具は、ユニットルームの壁部上端間
    にかけ渡されて中間の上開口を覆うパネル部材と、前記
    パネル部材の両端部下面側に形成され長辺側の壁部上端
    と係合する長辺側係合溝とを備えることを特徴とするユ
    ニットルームの保持矯正治具。
JP1991079902U 1991-09-06 1991-09-06 ユニットルームの保持矯正治具 Expired - Lifetime JPH081811Y2 (ja)

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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019120025A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 トヨタホーム株式会社 建物用ユニット輸送治具
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